- 2024.06.27
【ベトナム大手銀行】主要10行と日系銀行についてご紹介
今回は、「ベトナムの主要銀行」や「ベトナムの銀行導入システムの歴史」「ベトナムの銀行の種類」について解説していきます。 ベトナムは近年、経済成長が著しく、金融業界も急速に発展しています。 その背景には、国内外からの投資や、政府の積極的な政策が影響しており、ベトナムの銀行の国際的な評価では、多くのベトナムの銀行が世界ランキングにランクインしています。 また、日本人が気になるベトナムでの「日系銀行のベトナム進出」についても触れていきますので、最後までご覧ください。 本記事によりベトナムの銀行業界の現状と将来の展望についてよりご理解頂ければ幸いです。 世界有数のブランド評価コンサルティング会社ブランドファイナンスが2024年に発表した『世界トップブランド価値を持つ銀行ランキング500社』では「ベトナムの銀行が15行ランクインした」と発表しました。 このランキングによると、 Vietcombank(133位) BIDV(151位) Vietinbank(157位) Techcombank(160位) AGRIBANK(162位) VPBANK(175位) MB(227位) ACB(243位) また300位以下には、Sacombank(322位)・TPバンク(326位)・HDバンク(366位)・LPバンク(424位)・VIB(425位)・SHB(436位)・MSB(458位)がランクインしたという結果になっています。 (参照) HIỆP HỘI NGÂN HÀNG VIỆT NAM(VIETNAM BANK’S ASSOCIATION) ベトナムの4大国営銀行とは? 主に国の経済政策の実施や国内経済の支援を目的とした銀行で 「Vietcombank」「Agribank」「BIDV」「VietinBank」がベトナム4大国営銀行と言われています。 国内外に 600 以上の支店があり、約 23,000 人の従業員と全国に 2,500 台以上の ATM と 60,000 台以上のカード支払い受付ユニットを備えたオートバンク システムをもっています。 2011年にはみずほ銀行がVietcombankとの資本・業務提携を行い、株式の15%を保有しています。 2022年にThe Banker Magazineが発表したランキングによると、Vietcombankは「世界の大手銀行トップ500においてベトナムの信用機関の中でトップの銀行」でベトナムを代表する銀行の一つとなっています。 本社住所: VCB Tower – 198 Trần Quang Khải, Hoàn Kiếm, Hà Nội. (参照) Vietcombank /ベトコムバンクについて・株式会社みずほフィナンシャルグループ/ベトコンバンクとの資本・業務提携について 1957年「ベトナム建設銀行」として設立され、ベトナム北部の社会主義経済に貢献していき、3 回の改名を経て現在のBIDV となりました。 2022 年末までにカンボジア・ラオス・ロシア・台北など海外駐在事務所を設けています。 2019年には韓国第3位の銀行であるハナ銀行が戦略的協力協定を正式に締結し、ハナ銀行がBIDVの定款資本の15%を保有しています。 本社住所:Tháp BIDV, 194 Trần Quang Khải, Hoàn Kiếm, Hà Nội (参照) BIDV/BIDVについて・BIDV開発の歴史 1988 年に設立され、主なサービスとして組織や個人から短期、中期、長期の預金や資本融資、組織と個人間の支払い、外貨取引、国際貿易金融サービスの実施、コマーシャルペーパー、債券、その他の有価証券などの事業を行っています。 三菱 UFJ 銀行は2012年にVietinbankと業務提携契約を結び、株式の約20%を取得しています。 本社住所: 108 Tran Hung Dao, Hoan Kiem District, City Hanoi Vietnam (参照) Vietinbank/歴史的なマイルストーン 1993年に設立され、資本金は200,000,000,000VNDでベトナム最大の株式会社商業銀行の 1 つです。 2023年の顧客数は1,340万人にのぼり、総営業利益は40兆6,100億ドンと報告しています。また、現在の総資産額は849兆4,820億ドンとなっています。(Techcombank2023年次報告書より) 本社住所:Số 6 phố Quang Trung, phường Trần Hưng Đạo, quận Hoàn Kiếm, thành phố Hà Nội. (参照) Techcombank/私たちについて アグリバンクは国が定款資本の100%を保有する唯一の商業銀行で、1988年農村部や農業部門の開発を目的として、設立されました。 特に農業と農村の発展に役立つ信用政策を効果的に実施し、農業と農村の発展に重要な貢献をしています。 2023年には、従業員数を4万909人から4万2083人に大幅に増員しています。 本社住所:Số 2 Láng Hạ, phường Thành Công, quận Ba Đình, Hà Nội (参照) AGRIBANK/アグリバンクについての概要 1993年設立され、従業員数は29,000名を超え、ベトナム全域に支店が250以上あります。 三井住友銀行が2023年にVPBankと業務提携契約を結び、業務面における提携関係を更に強化することで、ベトナムでの事業拡大を目指す企業の支援をサポートしています。 本社住所:Trụ sở chính: 89 Láng Hạ, Quận Đống Đa, Hà Nội (参照) VPBank/私たちについて・三井住友フィナンシャルグループ/VPBank 出資について 1989 年に設立され、「ホーチミン市開発株式会社商業銀行」が正式名称となっています。 2022年には伊予銀行と愛媛銀行がHDBankと業務提携契約を締結し、ベトナムにおいて日本語での金融サービスや情報提供等の各種サポートが可能となりました。 2023年時点では従業員数が 17,000 人を超え、ベトナム全国に347の支店を持っています。 本社住所:25Bis Nguyễn Thị Minh Khai, P.Bến Nghé, Quận 1, TP Hồ Chí Minh (参照)HDBank/私たちについて・株式会社伊予銀行/ベトナムのHDバンクと業務提携します! ACB はベトナム有数の株式会社商業銀行のひとつで、国内 63 省のうち 49 省に支店と取引オフィスのネットワークを持ち、13,000 人を超える従業員を擁し、多種多様な商品とサービスを提供しています。 2015年には日本発唯一の国際カードブランド運営主体である株式会社ジェーシービーの海外業務を行う子会社、株式会社ジェーシービー・インターナショナル(JCB)と提携してベトナムでプリペイドカードの発行を行いました。 本社住所: 442 Nguyễn Thị Minh Khai, Phường 5, Quận 3, TP. Hồ Chí Minh (参照)Asia Commercial Joint Stock Bank/私たちについて・JCB/ニュースリリース・JCB、Asia Commercial Bankと提携し、ベトナムでプリペイドカードの発行を開始 1991 年に設立され、設立当初は従業員 100名の小さな銀行でしたが、現在 従業員数は18,000 名を超え、2023年の総資産は2023年末までに665兆VND以上に達すると推定され、ベトナム最大の民間銀行の1つとなっています。 2017年には第一生命ホールディングスの100%子会社下「第一生命ベトナム」が業務提携契約を結び、今後 20 年間、Sacombankの広範なネットワークにて、独占的に第一生命ベトナムの保険商品を販売することが可能になったと発表しました。 本社住所:266 – 268 Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Phường Võ Thị Sáu, Quận 3, TP. HCM (参照) Sacombank/私たちについて・第一生命ホールディングス株式会社/サコムバンクと第一生命ベトナムとの業務提携について VIB は 1996 年 9 月 18 日に設立され、初期資本金 500 億 VND と従業員 23 名で操業を開始しました。 2023年までに、VIBの定款資本は25兆3,680億VND、自己資本は37兆8,450億VNDに達し、総資産は410兆VND以上に達しています。 VIB は現在、全国に189の支店と12,000名を超える従業員を擁しています。 本社住所:111A Pasteur, phường Bến Nghé, quận 1, thành phố Hồ Chí Minh (参照)VIB/私たちについて ベトナム国立銀行(VNB)は、ホーチミン氏により 1951 年 5 月 6 日の政令に基づいて正式に設立されました。 この銀行設立は、フランスからのベトナム独立やベトナムの自国の通貨の流通・銀行制度の発達に大きく貢献しました。 1961年、ベトナム国立銀行はベトナム国家銀行 (SBV) に改名し、ベトナム戦争後には政府の新しい銀行システムを構築していきました。 また、紙幣の統一を図るため、南ベトナムのサイゴン政権下で発行されていた紙幣と引き換えにベトナムドンを発行し、1978年に「南北統一ドン」が導入されています。 それまでベトナム国内では2つの種類紙幣が使用されていました。 1986年のドイモイ政策導入以降は、社会主義志向の市場経済へと徐々に移行し国際経済への参加を目指しました。 1990年から1996年にかけて、ベトナム国家銀行はプラス金利政策を採用し、信用の伸び(信用度・信用力)は年間平均36%となりました。これにより、工業化と近代化に向けた再編成功に貢献し、長期にわたるベトナムの経済成長を推進していきました。 2008年のリーマンショックでは高いインフレ率を抑え、ベトナム経済の成長を支えながらマクロ経済の安定を達成する政策を最優先していきました。 2011年から現在まで政府やベトナム国立銀行は金融政策を行い、財政政策と密接に連携して積極的かつ柔軟に運営されており、ベトナム経済の安定や経済成長を支えています。 ベトナム国家銀行 (SBV)とは ベトナム通貨の発行者。国家の通貨取引活動・金融機関の管理や金融金利の管理などを行う銀行で「ベトナムの中央銀行」とよばれている。 (参考)ベトナム国立銀行/銀行業界の歴史の概要・ベトナムの通貨の歴史 2023 年5月にベトナム国立銀行 (SBV) が開催したイベントでは、ベトナム国立銀行のグエン・ティ・ホン総裁が「ベトナムの成人の約74.63%が銀行口座を持っている」と発表し、その後2024年にはベトナム国立銀行決済部次長のレー・アイン・ズン副局長が「87.08%のベトナム人が銀行口座を持つ」と発表※し、ベトナムの銀行口座保有率は着々と増えています。 2017年には3割台だった銀行口座保有率のため「ベトナム人の銀行口座保有率は低い」と言われてきましたが、ここ数年で急速に保有率が伸びてきています。 ベトナムではコロナ禍を期に「QRコード支払い」等キャッシュレス化が急加速しており、ホーチミン市ではキャッシュレスデーイベントが開かれるなど、キャッシュレス化を浸透させています。 ※(参考記事URL) ▼ベトナムのキャッシュレス事情について解説しています 急速に普及するベトナムでのキャッシュレス事情 ~QRコード決済、カード決済など~ ベトナムの銀行には以下のような種類があります。 国有商業銀行は、国が定款資本の 50% 以上を所有する商業銀行です。国有商業銀行には、定款資本を 100% 国が所有する商業銀行と、定款資本を 50% を超えて国が所有する株式会社商業銀行が含まれます。 例としては、農業・農村開発銀行 (AGRIBANK)、ベトナム外国貿易銀行 (Vietcombank)、ベトナム工商銀行 (Vietinbank)、ベトナム投資開発銀行 (BIDV)があります。 株式会社の形態で運営されている金融機関です。信用機関法の規定に基づいて設立・運営され、預金口座の開設、融資の実行、資産の管理、その他多くの金融サービスの提供など、金融・銀行分野における多くの事業活動を行っています。 株式会社商業銀行は通常、株主によって所有されており、株主所有の原則に基づいた経営構造を採用しています。 例としては、アジア商業株式会社銀行 (ACB)、 東亜商業株式会社銀行、東洋商業株式会社銀行 (OCB)、軍事商業株式会社銀行 (MB 銀行)などが挙げられます。 民間商業銀行(プライベートバンク)は公的機関や国有銀行ではなく、組織から設立され、資本はすべて民間資金から提供された銀行の一種です。 民間銀行は州立銀行の管理下にあり、金利に関する政策や規制に従い、州立銀行に従って借り入れを行う必要があります。 ベトナムの主な民間商業銀行にはTechcombank、VPBank、サイゴン – ハノイ商業株式銀行 (SHB)などが挙げられます。 合弁銀行は特別な種類の銀行であり、銀行の定款資本は、国内の金融機関と銀行、一部は海外の銀行からの協力によって形成されます。 合弁銀行は、少なくとも 2 名以上のメンバーからなる有限責任会社の形態で組織されており、パートナー間の合弁契約に従ってベトナムに本社を置く必要があります。 ベトナムの合弁銀行の例としては、ベトガー銀行 (VRB)、インドビナ銀行(IVB)、 ビナシアム銀行 (VSB)、ヴィッド・パブリック・バンク (VID)などの銀行が挙げられます。 100% 外国資本の銀行で、その定款資本全体が 1つ以上の外国銀行によって所有されている銀行組織です。 2つ以上の事業体がある場合は少なくとも1つの外国銀行が定款資本の 50% 以上を所有することが求められます。 例としては、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、HSBC 銀行、ホンリョン銀行株式会社、ANZ銀行、 スタンダードチャータード銀行などがベトナムで営業しています。 ― これらの種類の銀行の他にも、非営利の特定の経済政策を支援するために設立された「社会政策銀行」(Vietnam Bank for Social Policies)などがあります。 これらの種類の銀行は、ベトナム経済において、それぞれの役割を果たし金融市場の発展と経済成長を支えています。 (参考)VPBank/ 商業銀行とは何ですか?分類と特徴と機能・ベトナム国立銀行/ベトナムの外国銀行支店(2024年3月31日現在) 日本の大手銀行として知られている 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 がベトナムに進出しています。 最近の動向としては2023年にみずほ銀行がベトナム大手キャッシュレスサービスの「MoMo」を運営する「Mサービス」に出資をしています。 また、りそな銀行、福岡銀行、大垣共立銀行、十六銀行、きらぼし銀行などがベトナムに駐在員事務所を設立し、大手銀行だけでなく地方邦銀のベトナム進出も増加しています。 ベトナムに進出した各邦銀では、ベトナムの銀行と業務提携契約を交わす等、ベトナム進出に関するコンサルティング業務や取引先企業への支援、市場調査などのサービスの提供に力を入れています。 これらの動きは、東南アジア諸国のなかでもベトナムの経済成長の伸びを期待されており、資産規模・収益が今後も拡大していくと共に、日系企業の進出も活発になっていくと多くの企業が予測しているとも推測できます。 『世界トップブランド価値を持つ銀行ランキング500社』ではベトナムの銀行が15行ランクインするなど世界でベトナムの経済成長が注目を集めています。 特に、ベトナム人の銀行口座保有率の急速な伸びで銀行業界も急速に発展しており、地方邦銀がベトナムに進出するなど、今後のベトナム経済の発展に期待する動きもみられます。 このような動きがベトナムと日本の経済成長をますます促進する一翼を担うことになるでしょう。 この記事が参考になりましたら幸いです。
- 2024.06.17
【2024年6月最新】人気沸騰中!ホーチミンで人気のうどん屋さん7選!
海外に住んでいると、恋しくなるのが日本食…。 ベトナムのホーチミンは世界の中でも日本食激戦区で、食べられない日本食はほとんどないと言っても過言ではないエリアです! 海外に住んでいると、食べ慣れていないスパイスやハーブ、こってりしたものなども多く、日本食の中でも食べたくなるのは染みわたるお出汁、優しいお味ではないでしょうか? そんなホーチミンエリアでは、ここ最近うどん屋さんがたくさん展開されているため、こちらの記事ではおすすめのうどん屋さんをご紹介していきたいと思います。 うどんがベトナムで人気なの…?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 実はベトナムは麺類を非常によく好んで食べる文化があり、代表するものに米粉の麺からできたフォーやブンなどがあります。 それに加えて、ミーと呼ばれる卵中華麺やミエンと呼ばれる春雨など麺類の人気は高いです。 主食の中ではお米やパンを抑えて、麺類を最も食べる文化があるため、ベトナム人の方々にとってもうどんは受け入れやすいもののようです。 実際にベトナム人の友人とうどんやさんに行った際には、温かいかけうどんにかまぼこなどの練り物トッピングがとても人気でした◎ (ベトナム人は練り物も大好き!お鍋に入っていたり、練り物の屋台があったり、そこら中で見かけます。) ベトナム人はあまり濃い味やしょっぱいものがが好きではないため、あっさりしたかけうどんにパクチーなどの野菜を入れて食べるのが現地流のカスタマイズ方法なのです。 ベトナムにも有名うどんチェーン店丸亀製麺があります。 日本ではセルフトッピングがネギ、天かすですが、ベトナムではパクチーが置いてあるのも現地ならではのスタイルですね◎ ホーチミンには様々なコンセプトのうどん屋さんがいくつかあります。 長く愛される安定のうどん屋さんから、最新のうどん屋さん情報まで、こちらから紹介していきます! ホーチミンで一番美味しい!との呼び声も高い一富士製麺所のうどん。 自家製麺にこだわり、ベトナムでは柔らかい麺が多い中、コシのある本場の讃岐うどんが食べられます。 またテーブルに置いてある好きな天ぷらを選べるスタイルで、どこか懐かしさもある天ぷらとうどんのセットがたまりません◎ 筆者も大好きなお店で、うどんのおすすめは釜玉うどんやぶっかけうどんです。 うどんそのものが美味しいので、うどんを楽しめるあっさりした食べ方の方が好みですが、たまに食べる釜玉明太バターうどんもとてもおすすめです! レタントンのヘムの中にあり、場所も便利なのでお子様とランチに来ている日本人の方なども多くいます。 是非一度試してみてくださいね。 うどんも食べられて飲めるお店といえば!うどんと寿司 えびすですね◎ ランチセットはお寿司とうどんのセットがお得に食べられて、様々なうどんのバリエーションがあるのも嬉しいポイント。 夜の時間はおつまみなどの一品料理も美味しく、家族で食事でも、飲み会利用でも、一人でさくっと食事でも様々な使い方ができるので非常に便利です◎ うどんも、お寿司も、一品もクオリティの高い食事が揃っているので、筆者もよくお邪魔するお店です。 がっつり食べたい時のおすすめは、鶏天おろしうどん!自宅では手間のかかる鶏天と冷たい美味しいおうどんが食べられますよ。 明太クリームうどんも絶品で、めんたい好きの方には特にお勧めです!! また、通し営業をしているのでゴルフ終わりの時間などにも利用できます◎ 1区ですが、レタントンからは少し離れた場所にあるKYUSHU UDON HITOYOSHI。 なんといっても価格が魅力!!!かけうどん39,000VND、月見うどん60,000VND、海老天うどん93,000VNDは他のうどん屋さんの半額程度で破格ですね。 うどんと丼のセットでも10万VND以下で食べられるので、節約したいけど日本食をがっつり!というときに重宝しますね笑 九州うどんで少し細めのうどんで、筆者の好みです◎ 朝9時からやっているので朝の時間帯でも食べられるので、フォーの代わりに朝うどんで1日をスタートするのもありですね◎ 日本でも言わずと知れたうどんチェーン店といえば、丸亀製麺。 ベトナムにも多店舗展開をしており、独自の手法でローカライズしたベトナム人にも人気のうどん屋さんです。 うどんは日本のメニューと同じものもあれば、ベトナム人の好みに合わせたベトナム限定メニューもいくつかあります。 スパイシーな海鮮うどんや照り焼きチキンうどんなどもあり、辛いメニューが多いのが特徴です。 日本の丸亀製麺に比べるとうどんにコシが少し物足りなく感じるのもベトナム流かもしれません。 天ぷらも販売しているのは同様で、ベトナムの方にも人気がありますよ◎ うどんのトッピングコーナーにネギはなく(ベトナム人はネギが嫌いな方が多いです!)、代わりにパクチーが置いてあるのもベトナムならではですね。 2024年5月にできたばかりのうどんスナック天満宮は、女性の店員さんとおしゃべりしながら飲んで〆にうどんが食べられるというおもしろいコンセプトのうどん屋さんです。 うどんスナックという名の通り、ボトルのお酒もあり、カウンター席では日本人女性の店主とおしゃべりできるのが嬉しいポイント◎ おつまみメニューは限りがあるので、お酒とうどんがメインになりますが、今後おつまみメニューも増えることに期待ですね! うどんはすだちうどんや、ごまだれうどんが人気メニューです。 4区にあり普段なかなか行く機会がない方も多いかもしれませんが、周辺には沖縄料理屋さんや居酒屋があるので、はしご酒をしながら締めにうどんはいかがでしょうか? 居酒屋メニューが豊富で飲めるうどん屋さん、讃岐食堂。 なんといってもカレーうどんがホーチミンNo.1と言っても過言ではない、一押しメニューのお店です。 和風カレーうどんもチキンカレーうどんの絶品なのですが、がっつり食べたい時には350gの鶏モモ肉が乗ったチキンカレーうどんを是非食べてみてください◎ 週末はランチもやっており、さくっとお昼にうどんを食べたい時にもおすすめです。 サラダや唐揚げ、ポテトフライなどおつまみメニューも沢山あるので、お酒もうどんも…というときには一押しのうどん屋さんです! うどんを中心に、丼物、お寿司、天ぷらなどの和食が食べられるどんのすけ。 コシのあるうどんはメニューバリエーションが豊富でお子様から大人の方まで幅広くおすすめです◎ 日本でいう和食ファミリーレストランのようなお店ですので、お子様もいる家族での食事に使いやすくなっています。 毎月限定メニューが季節に合わせて出てくるので、飽きることなく楽しめるのも嬉しいポイント! うどんメニューのボリュームもあるので、男性でも満足できること間違いなし。 7区にお住まいの方にとっては近場でお手軽に美味しいうどんが食べられて便利ですね。 こちらの記事ではベトナム・ホーチミンのうどん屋さんを紹介しました。 王道のうどん屋さんから、お酒を飲みながら楽しめるお店、コスパ店などをご紹介しました。 ホーチミンだけでこれだけのうどん屋さんがあり、用途に合わせて使い分けられるのは在住者にとっては嬉しいですよね。 日本のうどんの味が恋しくなったら、是非行ってみてくださいね◎
- 2024.06.13
ベトナムのシェアサイクル!新たな交通手段に人気急上昇!
ベトナムでもシェアサイクルが新たな交通手段として浸透してきているのをご存知ですか? この新しい移動手段は、ホーチミン市やハノイ市を中心にどんどん広がり、観光客や地元の人々に人気を集めつつあります。 自転車を借りて気軽に街中を巡ることができるシェアサイクルは、環境にも優しく、渋滞を減らすのにも役立っています。 今回は「ベトナムのシェアサイクルについて」「ベトナムで自転車に乗る時の注意点」などについて詳しく解説します! 「実際に乗ってみた感想」もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。 ベトナムのシェアサイクル事業は「TNGo(ティーエヌゴー)」として、2021年12月からホーチミン市運輸局が民間企業「Tri Nam Group」と共同で運営を始めました。2023年にはハノイ市内でのシェアサイクル事業がスタートしています。 現在ではハノイ市内に85箇所、ホーチミン市内に45箇所のポートがあり、この他にもダナン・クイニョン・ブンタウ・ハイフォンなど各地域を合わせると全国で287箇所のポートがあり、利用者数も、利用地域も次第に拡大しています。 「ベトナムはバイクが多い」という印象を持つ方も多いでしょう。 実際に、ベトナムは世界有数のバイク国として知られ、バイク新車販売台数はインドネシアに次ぐ世界第4位となっています。 このためバイクによる交通渋滞や排気ガスによる環境汚染を緩和するため、シェアサイクル事業が積極的に取り入れられるようになり、バイクに代わる交通手段や観光客の移動手段として注目を集めています。 アプリ上で、ポイントをチャージして利用する場合は、以下のような利用料金です。 60分 10.000 TNGoポイント(最低残高20.000TNGoポイントが必要) 24時間 50.000 TNGoポイント(延長料金3.000TNGoポイント/15分) 1ヶ月 79.000 TNGoポイント(延長料金3.000TNGoポイント/15分) ※1TNGoポイント=1VNDです シェアサイクルポートには、地図の表示がある場所もありますが詳しい説明が掲示されている場所は少ないです。 そこで、ここからは、実際にベトナムのシェアサイクル「TNGo」の利用方法について解説します! (画像)TNGo公式サイトより引用 TNGoアプリは、自転車ポートの地図や自転車台数を確認できるなど便利です。 ベトナムの電話番号を持つ人 TNGoアプリをダウンロードできる人 以上の人は誰でも利用可能です。 日本の電話番号ではアプリを利用開始することはできませんでしたので、アプリを利用するためには、ベトナムのSIMカードを購入し電話番号を取得する必要があります。 利用者登録に提出する情報 フルネーム 生年月日 CCCD/パスポート/学生カード番号(有効なもの) 連絡先住所 電子メールアドレス TNGo アプリに登録されている電話番号 写真付き身分証明書/パスポートの表面、裏面、顔写真 TNGo公式サイトより引用 利用者登録には以上の情報を入力しますが、利用者登録をしていなくてもすぐに自転車をレンタルできます。 ①iOS または Android オペレーティング システム用の TNGoアプリを携帯電話にダウンロードします。 TNGo TRI NAM GROUP JOINT STOCK COMPANY無料posted withアプリーチ ②ベトナムの電話番号を使用して TNGoアカウントを登録します。 ③「マイ ウォレット」機能を使用して、TNGoアプリのアカウントにサイクリング ポイントをロードします。TNGoは、 Momo、ZaloPay、ATM、Visa、Master、JCB バンク カードによるポイントのチャージをサポートしています。 ④TNGoアプリを使用して自転車のロックの QR コードをスキャンすると、システムが自動的にロックを解除し、使用できるようになります。 ⑤ 自転車を返却するには、どの自転車ステーションでも返却できます。自転車をステーションにきちんと駐車し、自転車を手動でロックし、TNGoアプリで返却確認を押して利用を終了します。 TNGo公式サイトより引用 (画像)TNGo公式サイトより引用 ベトナムの電話番号を持っていない人や、旅行などで短期間の利用に限られる場合はプリペイドカードでの利用も可能です。 「60.000ポイント」と「120.000ポイント」分の2種類のプリペイドカードが販売されています。 プリペイドカードを購入できる場所が、ホーチミン・ブンタウ・ハイフォン・ダナンの一部地域のみになっており、ハノイ市内ではまだ利用できませんのでご注意ください。 プリペイドカードをカード発券事務所で購入します。プリペイドカードを利用し始める前に、カードにあるQRコードを読み取り、認証します。 自転車を利用する際は、自転車のQRコード部分にカードをかざすと、解錠され自転車の利用が始まります。 自転車を返却する場合は、ポート内で施錠した上で30秒以内に自転車のQRコードに再びカードをかざすと自転車が返却され、利用が終了します。 TNGo公式サイトより引用 カードの金額をすべて使い切った場合はベトナムの銀行口座経由での入金または、コンビニでの現金チャージの2つの方法でチャージできます。 旅行者の場合は、コンビニでのチャージが主な手段になりますね。 使用済みのカードを販売窓口に返却すると、プレゼントを受け取れるようです。 カードの再利用で環境を守る活動に参加することもできますね。 “カードが不要になった場合は、カードをカード販売所に返却して再利用し、環境保護活動に対してTNGoからささやかなプレゼントを受け取ることをお勧めします。” TNGo公式サイトより引用 TNGoアプリ上で保険に加入することもできます。アプリを通して自転車を利用した場合のみ保険の対象となる条件になっています。 保険期間 保険料 最大2時間 1.000VND 最大450分/日 6.000VND 最大60時間/月 24.000VND “保険契約の有効期間は、被保険者が TNGoアプリケーションを通じて自転車のレンタルを開始し、TNGo 自転車ステーションで自転車を移動および返却した時点から、保険パッケージに指定された時間数までです。 保険金としては、「一時的な障害」には15.000.000VND「IDカード、キャッシュカードの紛失」には500.000VNDなどが付与されます。” TNGo公式サイトより引用 バイクが多い中での運転は少々勇気がいりますが、堂々と運転をしていれば車やバイクが自然とよけてくれます! ここからは、ベトナムで自転車に乗る際の注意点について解説していきます。 日本では、自転車が歩道を走行することもありますが、ベトナムでは自転車もバイクと同様道路を走行するようになっています。 歩道を走行すると注意されることもあるそうですので、注意しましょう。 ベトナムでは自動車・バイク・自転車も右側通行です。道によっては一方通行の箇所もあるため、交通ルールに従って走行するようにしましょう。 また、急な方向転換は控え、方向を変える場合は手信号や目配せで他のドライバーに意思表示をしましょう。 ベトナムではバイクや自転車は、必ず管理されている駐輪スポットに駐輪します。飲食店などのお店には、駐輪場を管理している人がいますので駐輪することを伝え、預かってもらいましょう。 街中の場合は「Giữ xe」というのがいわゆる駐輪場です。駐車代は1.000~5.000VNDが一般的な料金となっています。駐輪場では、ヘルメットや雨具などが盗難にあうこともあるため、持ち物を前かごに放置しないように注意しましょう。 TNGoアプリでは、一時的に駐輪して自転車をロックすることもできるようになっています。 実際にブンタウで「TNGo」アプリをインストールしてレンタルし、ベトナム南部にあるブンタウの街中をサイクリングしてみました! 「TNGo」をインストールし、ベトナムの電話番号を入力して利用登録すると、ベトナムのメッセージアプリ「Zaro」または「ショートメッセージ」で認証番号が届きます。 今回は「Zaro」でのメッセージ受取りを選択し、送られてきた番号を入力しました。すると、すぐに入金や利用ができる状態になっており、先述したようなパスポートなどの身分証明の登録は求められず、利用者情報を登録せずにレンタルできました。 1TNGoポイント=1VNDとなっており、自転車1台をレンタルするためには最初に20.000VND入金する必要があります。※電動自転車は40.000VNDの入金が必要と記載されています。 入金方法はクレジットカードや銀行カード、ATM、QRコード支払いなど選択肢が豊富でした。支払いをすると、すぐにTNGoポイントとして反映されます。 アプリ画面のQRコードマークから読み取り画面を起動して、自転車QRコードを読み取るとレンタルスタートです。 1つのアカウントで自転車を3台までレンタルすることができます。今回は最初に40.000VND入金し、アプリ画面の「Rent more」から同時に2台レンタルしました。 カフェやお店に入る際は、バイクと同じように駐輪場に駐車します。 一時的に鍵をかける際は、一般の自転車と同様にロックする部分を下げてロックします。再び鍵を開けるにはアプリ画面上の「Unlock」をタップすると、鍵が自動的に解錠します。 ブンタウで立ち寄ったお店はすべて駐輪場代は無料でした。また、駐輪場の警備員さんから「鍵を閉めなくてもいいよ」と言われるところが多く、安心してお店に入ることができました。 ブンタウで4時間自転車を2台レンタルして、利用料金は合計101.000VNDで、先述でご紹介したとおりの利用料金でした! 最初に入金していたのは40.000VNDでしたので追加で60.000VND入金し、ポートに駐輪した上でアプリ画面上の「Finish」をタップすると返却できました。 ブンタウはベトナムの都市部と比較するとバイクや車の交通量が圧倒的に少なく、ロードバイクやTNGoを利用している人がたくさんいました。 Grabタクシーは10分程度の乗車で30.000~40.000VNDかかりましたが、レンタルサイクルではベトナムの雰囲気や自然を感じながら、徒歩より早く・涼しく移動でき、アクティビティのように移動を楽しむことができました。 自転車ポート付近で休憩していたところサポートセンターから「返却しますか?」と英語で確認の電話が掛かってきたことから、サポート体制も充実していると感じました。 一方、プリペイドカードでも利用可能ですが、プリペイドカード販売事務所が市街地から遠いことや、アプリ上で自転車ポートの位置の確認を行う仕様になっていることからアプリでのレンタルが便利だと感じました。 今回は、ベトナムでのシェアサイクル事情や利用方法、注意点について解説しました。 ホーチミン市内で自転車の数は体感としては、日本ほど多くないですが中心区では若者や観光客がシェアサイクルを利用している姿を見かけます。 また、ハノイでは湖の周辺をサイクリングすることが最近のトレンドだそうですよ! 新たな交通手段として注目のシェアサイクルをぜひ利用してみてくださいね。 ▼ベトナムでバイクを利用したい方はこちらの記事をご覧ください 【ベトナムで運転したい方必見】免許の取得方法を解説!
- 2024.06.10
日本食材が豊富!ベトナムのイオンモール調査レポート
みなさんはベトナムにある最大の日系スーパーはどのスーパーかご存知でしょうか? ベトナムにお越しなる際、心配することとして一つが食材など日用品の買い物ではないでしょうか。 こちら現地で働かれる方は実際にどのような生活をされているのでしょう?日本食材など自由に買える環境なのか気になるところですよね。 こんなご不安を今回の記事でご解決いただければ幸いです!ベトナムの二大都市(ハノイ/ホーチミン)には日系のスーパーはたくさんあります。 今回は、日本食材・日本製品が何でもそろう最大の日系スーパーであるイオンモールについて解説していきます。 ベトナム最大の日系スーパーは「イオンモール」です。ベトナムのイオンモールは、2014年に初進出したホーチミン市「イオンモール タンフーセラドン」(AEON MALL Tan Phu Celadon)をはじめとして、ハノイ・ホーチミン市を中心に6店舗展開され、小規模型の店舗も含めると約200店舗も展開しています。 2025年には、ベトナム中部に初出店の「イオンモール・フエ」のオープンも予定されており、ベトナムの中流層の拡大から今後もイオンモールの数を増やしていく計画を発表しています。 先ほどご紹介したように、イオンモールはベトナム北部にはハノイを中心に3店舗・ベトナム南部のホーチミンを中心に3店舗の計6店舗あります。それぞれのイオンモールの詳しい店舗情報や主なテナントをまとめました。 ※各店舗の情報は変更になることもあるため詳細は公式サイトをご確認ください。 住所:27 Đ. Cổ Linh, Long Biên, Hà Nội, Vietnam 営業時間:10:00~22:00 公式サイト:https://aeonmall-long-bien.com.vn/ 主なテナント:無印良品・ユニクロ・コーナン・ダイソー・丸亀製麵・牛角・ペッパーランチ・CGV(映画館) ・ドリームゲームボウリング 住所:Dương Nội, Hà Đông, Hanoi, Vietnam 営業時間:10:00~22:00 公式サイト:https://aeonmall-hadong.com.vn/ 主なテナント:ユニクロ・無印良品・コーナン・丸亀製麵・ピザハット・ペッパーランチ・CGV(映画館) 住所:10 Võ Nguyên Giáp, Dư Hàng Kênh, Lê Chân, Hải Phòng, Vietnam 営業時間:10:00~22:00 公式サイト:https://aeonmall-haiphong-lechan.com.vn/ 主なテナント:ユニクロ・コーナン・丸亀製麵・ピザハット・すき家・CGV(映画館)・モーリーファンタジー(ゲームセンター) 住所:30 Đ. Tân Thắng, Sơn Kỳ, Tân Phú, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam 営業時間:10:00~22:00 公式サイト:http://aeonmall-tanphuceladon.com.vn/ 主なテナント:ユニクロ・コーナン・ダイソー・丸亀製麵・MKレストラン・ピザハットCGV(映画館)・KUMON 住所:1 Đường Số 17A, Bình Trị Đông B, Bình Tân, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam 営業時間:10:00~22:00 公式サイト:http://aeonmall-binhtan.com.vn/ 主なテナント:ユニクロ・コーナン・ダイソー・丸亀製麵・ピザハット・すき家・CGV(映画館)・KUMON 住所:1 Đại lộ Bình Dương, Khu Phố, Thuận An, Bình Dương, Vietnam 営業時間:10:00~22:00 公式サイト:https://aeonmall-binhduongcanary.com.vn/ 主なテナント:ユニクロ・コーナン・ピザハット・すき家・CGV(映画館) イオンモールへの行き方は、車やバイクでのアクセスがおすすめです。全てのイオンモールで無料駐車場サービスがあります。 「イオンモールハドン」のみ無料シャトルバスサービスを実施しています。(2024年現在) 公共バスでのアクセスも可能ですが、バス停から少し歩く必要がある場合もあります。バスでのアクセスはアプリ「Bus MAP」での検索が便利です。 今回は、ホーチミン市にある「イオンモールビンタン」(AEON MALL Bình Tân)で調査しました。 イオンモールビンタンはタンソンニャット空港や中華街(チョロン)が近く、ホーチミン1区からは車で30分程度でアクセスできます。 この日は日曜日ということもあり、「イオンモールビンタン」は多くのベトナム人で賑わっていて、大盛況でした。 雨や暑さを気にせず過ごせるショッピングモールはベトナムの人にとってもお馴染みの休日スポットのようです。 店舗によっては多少の差があるものの、日本にあるイオンモールと同様にファッションからレストランまで様々なテナントがあり、キッズスペースなど子ども向けの遊び場やゲームセンター、映画館などの施設も充実しているため1日中過ごすことができます。 イオンモールビンタンには「ユニクロ」や「ダイソー」「コーナン」などお馴染みの日本のテナントも出店しています。 イオンモールでは、お馴染みの「トップバリュコーナー」があり、トップバリュ以外にも日本産の商品を沢山取り扱っています。実際に売り場を調査してみました! 醬油やみりん、味噌などの基本的な調味料からケチャップやお好み焼きソース、ウスターソースなどの調味料まで何でもあります。 日本製のカップ麵は大きな売り場を占めていて、他の日本食材を扱うスーパーよりも豊富な種類から選べると感じました。 あると便利な日本産の冷凍食品コーナーもありました。おかず系からからご飯ものまで揃っています。 納豆は冷凍食品コーナーにあります。納豆は冷凍でも保存可能です。 冷凍された納豆を美味しく食べるには、半日から1日程度冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。 レトルトカレーやビーフシチューなどのレトルト食品もあります。 ご飯のお供に欠かせないふりかけも多数ありました。 日本製の黒のりや乾燥わかめもあります。同じ棚には、即席味噌汁も売っていました。 日本製のグラノーラやコーンフレークも種類が豊富です。 トップバリュ系のお菓子や知育菓子、キャラクターのお菓子までお菓子コーナーはかなり充実していました。 日本酒を中心に梅酒、焼酎がありました。日本酒は贈答品用のものからパック酒まで種類が豊富だと感じました。 缶チューハイはトップバリュ系の商品の取り扱いがあります。 ベトナムのスーパーでも、意外と日本との共通点を見つけることができます。 ここからは、意外にベトナムでも食べられている「日本食の自炊に使える食材」についてご紹介します。 ベトナムでは日本式豆腐を購入することができます。ローカルスーパーでもよく見かけますが、イオンモールでは種類が豊富です。 日本式のたまご豆腐も販売しています。ブランドも様々で迷ってしまうほどですね。 厚揚げもベトナムの一般的な食材です。ベトナムと日本の食の共通点も発見することができますね。 ベトナムのさつまあげ(Chả cá) 特にベトナム南部では「バサ」という白身魚を使ったさつまあげが一般的です。ハーブや香辛料が練りこまれており、ブンなどの麵料理の具やおかずとして食べられています。 こちらは日本産の糸こんにゃくですが、ベトナム産の糸こんにゃくもありました。肉じゃがやすき焼きに入れると一気に日本食らしくなりますね。 ベトナムでも乾燥しいたけを食べる文化があります。 鮮魚コーナーには、サバやサンマがありました。ちなみにベトナム語でサバは「Cá Saba」で日本語と同じですね。 パック詰めの商品もありますが、ベトナムでの鮮魚は量り売りのため、売り場にあるケースに入れて、店員さんに量ってもらい購入しましょう。 煮干し(Cá cơm khô) ベトナムにも「煮干し」があります。ベトナムでは、だし汁や甘露煮にして食べるそうです。この他にも「ちりめんじゃこ」もよく販売されています。 ベトナム人にも大人気のお寿司の惣菜コーナーです。お寿司以外にも刺身のお造りなども販売しています。 ベトナムでは、お寿司やお刺身は大きめのショッピングモールではよく販売されており、気軽に購入できるため自宅でも気軽にお寿司を楽しむことができます。 ベトナムで意外と手に入りづらいのが「アラビカ種のコーヒー豆」です。イオンモールではコーヒー豆の量り売り販売を行っており、アラビカ種のコーヒー豆も購入することができます。 コーヒー豆を挽くグラインダーも売り場にあるので、自宅にグラインダーがない方も便利です。 日本製のラップやクッキングシートの取り扱いがありました。日本のくっつきにくいラップは使いやすいと好評だそうです。 この他にも保存容器や調理器具、洗剤などの日用品が同じ売り場にあるため「イオンモールに行けば何でも揃う」品揃えだと感じました。 丸亀製麵やすき家など日本食レストランもレストランフロアにあります。またイオンモールビンタン店には「YAKIMONO」というローカル系の日本食ビュッフェレストランもあり一日中イオンモールで過ごすことができます。 また日本のイオンモールと同様に、映画館やキッズコーナー、ゲームセンターがあり子ども連れで楽しむことができますよ。 今回は、ベトナムでの進出を広げている日系スーパーの代表「イオンモール」で購入できる日本食材について紹介しました。 イオンモールでは「トップバリュ」商品をはじめとして、調味料から日用品まで何でも揃う品揃えです。建物の設計から商品の陳列の仕方まで、まさに日本のイオンモールそのもので、商品が探しやすく、利用しやすいと実感しました。 今後はベトナム中部にもイオンモールができるため、ベトナムでの生活がますます便利になりますね! ▼ベトナムでの自炊について気になる方は他の記事もぜひご覧ください。 【ベトナム/生活】自炊する方必読!調味料特集(購入場所・価格等) 「ベトナムで自炊すると食費はいくら?」ベトナム在住者による生活費大解剖!
- 2024.06.06
【ベトナム移住者必見!】駐在時や海外就職時の社会保険や民間医療保険について
海外移住や海外就職は、人生の大きな決断です。新しい生活を始めるにあたり、さまざまな準備が必要ですが、その中でも特に重要なのが医療保険です。 海外での生活で心配なことの一つに、病気やケガがあります。もちろん病気やケガを負わないことが一番ですが、万一の場合に備えておくと安心です。特に海外では日本と医療体制が異なるだけではなく、治療費の負担割合や保険制度も異なるため事前に確認しておかなければなりません。 日本人の方であれば、国民皆保険制度に基づく、全ての国民が加入している医療保険の他、民間の医療保険に加入している方が多いかと思います。 海外移住をした場合、日本の健康保険や民間医療保険の適用はどうなるのでしょうか? 本記事では、適応範囲や手続き・その他注意点を解説します。海外移住を考えている方はぜひ参考にしてください。 海外移住・海外就職をする前に知っておくべき事として保険の種類があげられます。 海外移住を検討している方の中には、保険について不安を持っている方も多いのではないでしょうか。海外の医療費は高額になる場合があり、万が一の病気やけがに備えて、健康保険に加入しておくことは大切です。 海外移住する際に加入を検討する医療保険には、以下のようなものがあります。 日本の国民健康保険 日本の社会保険 海外の国民健康保険 海外の社会保険 海外の民間保険 日本の国民健康保険や社会保険に加入している方は、海外に移住しても継続して加入することができます。ただし、加入条件や保険料が変更になる場合があるので、事前に確認しておく必要があります。 海外の民間保険に加入する場合には、保険会社や保険商品を比較して、自分に合った保険を選ぶ必要があります。また、海外の医療事情は日本の医療事情とは異なるので、保険に加入する前に、医療費や保険金の支払い方法などについて、よく確認しておくことが大切です。 どの保険に加入するかは、自身の状況や海外移住先の医療事情などを考慮して、慎重に決めるようにしましょう。 国民健康保険に加入している方が海外に移住した場合、住民票を移さなければ被保険者として認められ、保険は継続して有効です。 海外での医療費が帰国後に申請することで、支払った金額の一部が払い戻される「海外療養費制度」があります。申請は帰国後に行われるため、現地では全額の支払いが必要になりますので、ご注意ください。 実際にいくら戻ってくるのかは、下記をご確認ください。 日本国内で治療を受けた場合に医療保険の対象になる治療のみ払い戻しの対象となります。 ※美容外科や歯列矯正など日本国内でも対象外の治療は適用外となります。 多くの方が国民健康保険での自己負担割合が3割ですが、海外で支払った医療費の7割が還付されるわけではありません。 海外での治療費は国により異なるため、海外療養費の額は日本国内の治療を基準にして決定されます。 「日本国内で治療を受けた場合の標準額」と「海外で実際に支払った金額」を元に、低い額から、自己負担分を差し引いた金額が海外療養費として支給されます。 ◆低い/ 実際の医療費 < 日本国内での標準額 / 高い 【支給額=実際の医療費-(実際の医療費×一部負担割合(3割など))】 ◆高い/ 実際の医療費 > 日本国内での標準額 / 低い 【支給額=日本国内での保険診療費(日本国内での保険診療費×一部負担割合(3割など))】 ただし、海外の社会保障制度に加入している場合は、日本の保険と二重負担になる可能性があるため、事前に確認が必要です。 住民票を抜いた場合には、国民健康保険の被保険者ではなくなり、国民健康保険を脱退する必要があります。 脱退手続きは、転出手続きと同時に行うことができます。海外に移住する場合は、必要に応じて民間の医療保険に加入することを検討しましょう。 以下に、国民健康保険の海外移住に関する手続きをまとめます。 住民票を抜かない場合: 国民健康保険の被保険者として認められ、保険は継続して有効です。 海外での医療費は、帰国後に申請することで支給されます。 住民票を抜く場合: 国民健康保険の被保険者ではなくなり、国民健康保険を脱退する必要があります。 脱退手続きは、転出手続きと同時に行うことができます。 海外に移住する場合は、必要に応じて民間の医療保険に加入することを検討しましょう。 国保組合は、国民健康保険の一種で、同種の事業・業務の従事者で組織されている健康保険組合団体です。 国保組合に加入できるのは、原則、個人の事業所です(法人は健康保険又は協会けんぽに加入しなければなりません)。 海外で現地採用として働きながらも、日本で事業をしている方は健康保険組合に加入することができます。 海外で医療費がかかった場合、まずは全額負担する必要があります。 その後、領収書や診療内容明細書などを添えて加入している健康保険組合に申請しましょう。支給額は日本で同様の診療を行う際の額を基準に計算されるため、治療内容などによって異なります。 以下に、健康保険組合の海外移住に関する手続きをまとめます。 海外で医療費がかかった場合: 全額負担する。 領収書や診療内容明細書などを添えて加入している健康保険組合に申請する。 支給額: 日本で同様の診療を行う際の額を基準に計算される。 国や治療内容などによって異なります。 海外移住・海外就職する場合でも、日本で契約した医療保険は継続して有効です。 ただし、保険会社の契約内容によっては、受診できる医療機関が日本国内に限定されている場合や、保障内容が国内と異なる場合があります。そのため、海外移住する前に、必ず保険会社の契約内容を確認してください。 また、海外移住する際には、保険証券や約款などの契約内容が確認できる書類を必ず持参してください。これらの書類は、保険会社への連絡や保険金請求に必要です。 海外で入院や手術を受け、保険金の請求をする場合は、次の手順に従ってください。 保険会社に連絡する 診断書を準備する 診療明細書類や診断書などを保険会社に送付する 保険金請求をする 海外移住する場合でも、日本で契約した生命保険は継続して有効です。ただし、保険会社によって、死亡保険金の請求手続きが異なる場合があります。そのため、こちらも海外移住する前に、必ず保険会社の契約内容を確認してください。 海外で死亡保険金の請求をする場合は、上記の手順と同じです。 死亡保険金の請求は、多くの場合、帰国してから行う必要があります。ただし、海外で準備が必要な書類もあるため、保険会社の指示に従ってください。 ※各種保険金請求の手続きは、保険会社によって異なるため、詳細は加入している保険会社に必ず確認してください。 海外に移住した場合でも、住民票が登録されている限りは、介護保険の被保険者として認められます。 しかし、住民票を転出した場合、介護保険料の支払いが不要となり、介護保険サービスの利用は出来なくなります。 海外赴任などで長期海外へ滞在し、帰国した場合は、再度住民票を登録することで、再び被保険者となり、介護保険料の支払いが再開され、介護保険サービスも利用できるようになります。 日本の国民健康保険や社会保険に加入している方は、海外に移住する際に、健康保険を解約することができます。ただし、解約手続きを忘れると、保険料を払い続けることになるので、注意が必要です。 海外に移住する際に、健康保険を解約するためには、以下の手続きを行う必要があります。 住民票を抜く 国民健康保険や社会保険の解約手続きを行う 健康保険を解約する際には、解約手続きの期限を確認しておくことが大切です。解約手続きの期限を過ぎると、保険料を払い続けることになります。 世界の医療保険制度や負担額は、日本と比べて大きく異なります。 日本は公的保険制度が整っており、外来受診時の負担額は原則3割です。しかし、海外では国によって保険制度や負担額が異なります。 例えば、フランスでは日本同様に公的皆保険で3割負担ですが、かかりつけ医を通すことが条件です。イギリスやドイツでは9割は公的保険、1割が民間の医療保険や自費医療サービスと、2つの保険が両立しています。 負担額は両国とも原則無料です。アメリカでは公的保険が少なく2種類のみで、保険によって負担額が異なります。負担額は各国さまざまであるため、診療や治療を受けた際の費用は日本と必ずしも同じではないことを覚えておきましょう。 そして、ベトナムの保険制度は、労働者を対象に①社会保険 ②健康保険 ③失業保険の3種類があり、強制加入となります。 ベトナムで働く外国人も現地採用者の方は社会保険の加入が必須となり、企業負担と個人負担で保険料を支払う必要があります。企業内転勤の場合は必須ではないため、駐在者は加入していないケースが多いです。 診療や治療・出産などに対して、病院に応じて60~100%保障されたり、傷病等により労働できない場合に収入の一部が保障されるという社会保険もあります。 ※ただ、私立の病院は対象外ですので日本語や英語対応の病院は基本的に保障外となります。 休暇を取得した日数に応じて受給できる金額は変りますが、30~180日の場合賃金の75%、180日以上の場合社会保険を納めた期間に応じて50~65%です。 コロナによる休暇を取得した場合にも、申請すると保障が受給できますが申請は複雑かつ時間が掛かります。申請してから2週間と言われていますが、実際は2カ月後に受け取ることができました。 日本では救急車の費用は原則無料ですが、海外では有料の国もあります。救急車の種類にも公営と民営の2種類があり、運営元によって負担額が変わる場合もあります。 ベトナムでも救急車の費用は有料です。救急車を呼ぶ際には、「115」番に電話をします。救急車には、医師や看護師が乗車しており、患者の状態に応じて適切な処置を行い、患者を最寄りの病院に搬送します。 料金は上がりますが、病院から直接救急車を手配してもらう方が確実でしょう。 ベトナムの救急車は、日本よりも設備が整っていない場合があるので、救急車を呼ぶ際には、患者の状態をよく伝えるようにしましょう。 また、ベトナムの救急車の利用料は1~3万円程度です。 日本のようにすぐ救急車を呼べるのは恵まれていますね。 救急車の費用が有料となる理由は、いくつかあります。 運営コストを賄うため 無駄な利用を抑制するため 利用をより慎重に検討してもらうため 救急車の費用が有料となる国では、救急車の利用をより慎重に検討するよう人々に促す効果があります。そのため、救急車の無駄な利用を抑制し、救急車の運用コストを削減することができます。 日本では救急車の費用が無料であるため、救急車を必要としない場面でも利用されることがあります。そのため、救急車の運用コストが増加する問題に直面しています。 本当に必要な人が必要な時にだけ、利用することを心がけましょう◎ ここまで健康保険や社会保険などの解説をさせていただきましたが、滞在期間の決まっている駐在員や海外就職の方であれば、駐在保険や海外旅行保険を利用する方法もおすすめです。 駐在保険や海外旅行保険は、民間の保険会社から販売されており1年、2年など長期契約にも対応した商品があります。民間の保険を利用するメリットは下記の通りです。 私立病院とも提携を行い、診療や入院、手術の際に保険証券を見せるだけで診療を受けることができる(診療代などを病院で支払う必要がありません。) 申込手続きだけを行えばよいので、既存の社会保険などの手続きを考慮する必要がない 事故や病気の際に、海外の事情に詳しい専門スタッフからサポートを受けることができる ベトナムの国が運営する病院は、英語や日本語が通じない、医療水準が日本に比べ低いなどの理由から、ベトナムで生活をする日本人が利用するケースはあまり多くはありません。そのため、先に説明をした社会保険などが使えない私立病院や外資系の病院を利用するのが一般的です。 その際には、日本の保険会社が販売している駐在保険や旅行保険を利用すれば、医療費の負担を抑えることができます。とくにメリットとして大きいのが、保険証券を見せれば提携病院の場合、窓口での支払いなしに病院が利用できる点です。物価の安いベトナムと言っても、医療に関してはそれ相応の費用が発生するため、手元に現金がなくても診療を受けることができるのは万が一の際も安心できます。 駐在保険や旅行保険を利用する際の注意点としては、契約期間が決まっている、一つの病気に対して補償される治療期間に制限がある、歯科治療は保険適用外など、契約により補償範囲が決まっていることです。ご自身が利用する際は、万が一の際に焦ることの無いよう、事前に詳細を確認して起きましょう。 また勤務する企業によっては、旅行保険の費用を負担してくれる場合もあるため、面接担当者等に確認をすることをおすすめします。 最後にベトナムの病院事情について解説します。 ベトナムで働かれる日本人の方が一番気になるのが、 日本語が通じる病院があるのか?といった点ではないでしょうか。その点については、安心ください。ベトナムには、日本人医師や看護師が多数働いているため、ハノイやホーチミンといった大きな都市では日本語の通じる病院がいくつも営業しています。 ベトナムで日本語で対応可能な病院(ごく一例) ハノイ・ホーチミン:LOTUS CLINIC(ロータスクリニック) ハノイ・ホーチミン:DYM Medical Cente(DYMメディカルセンター) ハノイ:さくらメディカル&デンタルクリニック ※日本語対応の医師、看護師が不在の場合もあるため、詳細は利用前に各病院へお問い合わせください。 上記の病院は日本人医師や看護師が勤務しているため、日本語での診療を受けることが可能です。また、外資系の病院であれば外国人向けに医療通訳者を配置し、医師や看護師とのコミュニケーションをサポートする体制も整えられています。 それぞれの病院で対応できないような、高度な検査や治療が必要になった場合は周辺の医療機関と連携して対応をするような体制も整えられています。 実際に筆者もベトナムで病院を利用したことが何度もありますが、日本人医師がいる病院であれば日本と変わらない医療水準で治療を受けることが可能です。もちろん、その際も海外旅行保険を利用させていただきました。 海外移住・海外就職を検討している方は、日本で加入している保険をそのまま利用できるケースが多いです。 ただし、移住先の国によって保険制度が異なるため、日本にいる間に十分に調べて、必要な手続きをしておくことが大切です。 ベトナムで転職をする方は、働く会社が保険加入してくれるのか、保険加入がない場合には自分で民間保険に加入することをお勧めします。転職時の福利厚生に保険加入があるのかも重要なポイントですので、確認してみてくださいね。 また、保険以外にも、予想外の出来事や出費がつきものです。万が一に備えて事前の情報収集や準備を十分に行い、スムーズな移住を実現しましょう。
- 2024.06.03
ベトナム在住者が語るオーダースーツ完全ガイド!
ベトナムでは、「オーダースーツ」が人気です。ベトナムは、世界的な繊維産業の中心地の一つであり、縫製工場が多く立地していることがその人気の理由として挙げられ、比較的低コストでスーツをオーダメイドできます。 今回は、ベトナム在住者だからおすすめできる「オーダースーツ」や「オーダーの際の注意点」「人気のオーダースーツ店」ついて解説していきます。 実際にオーダーしてみた感想もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。 市販のスーツは決まった型から大量生産されるため、個人の体に完全にフィットしたものを選ぶのは困難です。 特にベトナムでのスーツ販売は、ベトナム人の体系に合った形で作られており、ベトナム人は比較的小柄な方が多いです。 それよりも体格がかっちりしている欧米人や日本人や、特に大き目のサイズの方向けには作られていないのでサイズの検討がむずかしいです。 しかし、オーダースーツは体型に対応し、自分の体にしっかりフィットした着心地の良いスーツに仕上げられ生地の擦れが減ることから長持ちすることや、「好みの色柄・個性的な裏地」や「好みのシルエット」など細かいカスタマイズが可能なのが魅力です。 最近、日本でも格安でオーダースーツが作れるお店が増えていますが、最低価格では「選べる生地やカスタムが少ない」「縫製工場からの輸送時間がかかる」などのデメリットがあります。 一方、ベトナムでのオーダースーツの魅力は 低価格で沢山の高品質な生地から選ぶことができる 細かいカスタムがサービスの場合が多い 高い縫製技術で納期が比較的早い などのメリットがあります。 ベトナムではオーダメイドの服が旅行者に人気のお土産となっているため「最短1日~」で納品してくれる店舗もあります。 しかし、通常オーダスーツの納期は「3週間~1ヶ月前後」といわれており、注文・仮縫い後の試着・受け取りと店舗に足を運ぶ必要があります。 またサイズ調整等の「お直し」が必要になる場合も多く、その際は修正にさらに1週間程度の期間が必要になるため、オーダスーツは「ベトナム在住者だからこそおすすめできる」といえます。 ベトナム就労を機に「自分好みのスーツやワイシャツをたくさん作っている」という方もいらっしゃいます。 「オーダーメイド」のため、生地からデザインまでゼロから自分好みにカスタマイズすることができます。しかし、着用するシーンや用途がちぐはぐになっていると、仕上がりに不満が出てくることも考えられます。 ビジネス用やフォーマルなイベント用、カジュアルな場面用など、着る場面に合わせてスーツのデザインや生地の素材を選択することが必要です。 また着用時期によっては表地の生地や裏地の付け方が異なるため、着用したい季節感もイメージしておきましょう。 このように、あらかじめ着用するシーンを想像しておくと「生地選び」や「シルエット選び」などがスムーズになります。 ビジネススーツとは? 日本では「ネイビー」や「黒、グレー」など落ち着いた色で柄が派手でないものが一般的です。 また、スーツのシルエットは流行もありますが、ジャケットの裾が短すぎるものや、スラックスが細すぎる、短すぎるものはカジュアル向けだとされることもあり、大切な商談や会議などフォーマルな場では避けられる傾向があります。 ベトナムのテーラーでは、沢山の種類の生地から選ぶことができるため迷ってしまうほどです。好みのデザインの生地から選ぶのも良いですが、できれば生地の特性も知っておきたいものです。 例えば「ポリエステルとウールの混紡生地は強度があるが、ストレッチ性が少ない」など、生地によってメリット・デメリットがあるため、前述したような着用シーンに合わせて、自分に合う生地を選ぶようにしましょう。 また、高級生地として知られる「カシミヤ」やベトナムで有名な「シルク」などの繊細な生地は「裏地が必要」「定期的なお手入れが必要」などの生地の特性もあるため、知っておくと購入後も長く着用できます。 既製品のスーツを普段何気なく着ていると、なかなか細かいデザインまで気にならないものですがオーダースーツでは、ジャケットのボタンの付け方から数、「ベント」と言われるジャケットの裾の切れ込みの入れ方まで細かなデザインを選ぶことができます。 また、ジャケットの裏地の付け方も季節感やデザインでカスタマイズすることができ、裏地を華やかな柄や配色にすることで遊び心を足すこともできます。 さらに、スラックスも太め・細めといったシルエットから、ポケットの付け方までカスタマイズできます。 「ゼロから考えるのは大変」という方は、まずは今持っているスーツや既製品のスーツのデザインを確認しておくとお店で尋ねられて焦るということが少なくなるでしょう。 カスタムできるスーツデザインの例 ジャケットフロント ジャケット前のボタンの数や「シングル」「ダブル」などの合わせ方 衿型 ジャケットの襟の形やステッチ(飾り)の有無 胸ポケット 胸部分のポケットの形やデザイン 腰ポケット 腰部分のポケットの形やデザイン ベント ジャケットの裾部分の切れ込みのデザイン 袖 ボタンの数や袖の開きや重ね方 裏仕立て 「総裏」や「背抜き」「お台場仕立て」など裏地のデザインや付け方 内ポケット仕様 内ポケットの数やペンケース・ネーム刺繡など パンツタック タックがあると太めでゆったりとしたデザイン パンツ腰ポケット 「斜め」や「縦」などポケットのデザイン パンツ後ろポケット ポケットの数やボタン、フラップの有無など パンツ裾 裾部分の折り返しの有無などのデザイン ※カスタムの種類によって有料になることもあります。 先述したようにスーツのデザインには流行があるため、国によって良しとされるデザインも少し異なります。 ベトナムのローカル店でオーダースーツを作成する際は、細かく要望を伝えないとベトナムでのファッション感覚で作成されてしまうこともあり「なんとなく日本人の好みには合わない」といったこともあるようです。 このような事態を避けるためにも、ローカル店を選ぶ際は、できるだけ細かく要望を伝える、日本人の対応に慣れている店舗を選ぶようにしましょう。 コミュニケーションが難しい場合は、既製品を持ち込んでそのまま同じものを作成してもらうと比較的失敗が少ないようです。 http://tailort.com/より引用 ハノイ市ホータイの近くある、日本語対応可能で、丁寧な接客が評判のテーラーです。 豊富なデザインの生地から選ぶことができ、ストレッチ等機能性のある生地も選ぶことができます。 住所:31a Đ. Xuân Diệu, Quảng An, Tây Hồ, Hà Nội, Vietnam WEB:http://tailort.com/ ホーチミン市1区にあり、男性用のスーツやワイシャツを専門に製作してくれ細やかな接客や説明が評判のテーラー。日本人オーナーが接客対応してくれるためもちろん日本語での対応が可能。 住所:12/5c Đ. Nguyễn Thị Minh Khai, Đa Kao, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam WEB:https://facebook.com/WWorkstyle ホーチミン市で人気の「WWork style」でスーツをオーダーしてみました。「WWork style」はホアルー競技場やサイゴン動物園にほど近い「グエンティーミンカイ通り」にあります。 予約せずに入店したところ、接客中だったためあらかじめ来店予約をしておくとスムーズです。店内には、サンプルの製品や様々な種類の生地があり今回は、4,000,000VNDのオーダースーツの作成を依頼しました。 生地によって価格が異なり、 コットンとポリエステルの混紡 3,500,000VND ウールとポリエステルの混紡 4,000,000VND ウールとカシミヤの混紡 5,000,000VND~ と様々な種類やデザインの生地から選ぶことができます。 (1回目) 表地選び・採寸 (2回目) 仮縫いの試着・裏地とボタン選び (3回目) 完成品の受け取り と完成まで全体を通して約3週間・3回の訪問でした。始めから終わりまで日本人オーナーが丁寧に接客・説明してくれ、初めてのオーダースーツでしたが満足なスーツを受け取ることができました。 「WWork style」で驚きなのが、日本でのオーダースーツではカスタム料金になりがちな「お台場仕立て」や「重ねボタン」「内ポケットのペン入れ」などが無料でカスタムできることです。 カスタムの仕方もオーナーが「こちらとこちらのどっちが良いですか?」と2択で尋ねてくれるため、選びやすいと感じました。また、日本人オーナーのため悩みや迷いを日本語でコミュニケーションできたことに安心感がありました。 今回は、ビジネス用を意識して作成してもらいましたが、裏地は表地と同色の濃紺でワンポイントに小柄のチェックでパイピングしてもらいビジネス用でもオーダーメイド感が味わえるデザインになりました。 もちろん仕上がりも上下共に身体にフィットした作りで、特にスラックスは今までの既製品よりもスタイルが良くみえるデザインになっており、大変満足した仕上がりになりました。 実際にオーダーしてみて感じた注意点は「仮縫いや完成の試着の際に、スーツに合わせるワイシャツや靴で来店すること」です。 スーツの袖から見えるワイシャツの長さや、スラックスと靴とのバランスなどがわかりやすく、仮縫いの時点で細かく修正を伝えられると感じました。 「WWork style」は日本人オーナーということから日本人のお客さんが多く、男性用のスーツやワイシャツのオーダーに特化していることからデザインや縫製の面でも日本人におすすめできるお店です。 ベトナムではオーダースーツが人気で、特に納期や修正の期間を含めると時間に余裕のあるベトナム在住者におすすめです。 オーダースーツではジャストサイズのスーツをカスタマイズして作ることができるため、スタイルアップしたり、既製品よりも長持ちしたりと既製品にはないメリットがあります。 おしゃれ好きには堪らない「オーダーメイド」、ベトナムで働く方はぜひベトナムでオーダースーツを作成されてみてくださいね!
- 2024.05.23
【ベトナム/ダナン】おすすめビーチ4選!アジアンビーチリゾートを楽しみましょう
ベトナム中部・ダナンといえば“ビーチ”、というイメージを持ってる方が多いのではないでしょうか? コロナ禍以前から東南アジア屈指のリゾートと注目されていたダナンですが、現在再注目されており、各国からの旅行者も急増中です。 また、日本(成田)からの直行便も運航しており、所要時間も5時間30分程度で気軽に行けるアジアリゾートとなっています。ハワイよりも近いので、“ベトナムのハワイ”なんて言われることも。 ダナン市内にはいくつかビーチがありますが、どのビーチも市内から車で30分以内に行くことができます。 今回はダナンの人気ビーチ4選について解説していきたいと思います。 アメリカ・フォーブス誌の「世界の魅惑ビーチ6選」 にも選ばれた、ミーケビーチ。 ダナン国際空港から車で約15分のところにあります。 海は遠浅なので泳ぎやすく、小さいお子様や泳ぐのが苦手な方でも安心です。 ビーチ沿いにはビーチベッドやカフェ、バー、レストランやホテルが立ち並んでおり、海水浴はもちろん、様々なビーチアクティビティも楽しめます。 ノンヌォックビーチはミーケビーチからさらに進んだホイアン方向に位置し、市内中心地からは車で約20分ほどの場所にあります。 ミーケビーチと比較すると人が少なく、高級リゾートホテルが立ち並んでおり、五行山も近く自然が多いビーチです。 ノンヌォックは別名・チャイナビーチとも呼ばれており、サーフスポットとしても人気です。 ミーケビーチのように遠浅ではなく、急深なところも多いので注意が必要です。 ミーケビーチの北に位置するファン・ヴァン・ドンビーチはミーケビーチよりも比較的透明度が高く、砂浜も広いため、公共海水浴場も多いエリアです。 パラセーリングやジェットスキーも、このエリアでよく行われています。 漁港もあるので、ビーチ沿いの向かいには海鮮料理屋が点在しています。 ダナン市街地から北西に車で約20分の場所に位置するナムオービーチは、ローカルの方に人気のビーチです。 1年に約1ヶ月だけ見られる苔の岩の景色が特徴的です。 サーフスポットとして人気ですが、リーフブレイク(波が崩れる場所の地形が岩や珊瑚礁)となり、初心者には挑戦的な場所です。 ナムオービーチの側には日系ホテル「ホテル三日月」もあります。 ダナンの青い空と海のビーチを楽しむには、乾季(3月~9月半ば)の時期がおすすめです。 しかし乾季の日中は体感温度が40度以上にもなることも多く、日差しも強いので熱中症などには注意してください。 ローカルの人は早朝や夕方に海水浴に訪れる方が多いです。 ダナンでサーフィンを楽しみたいのであれば、雨季(9月半ば~2月)がおすすめです。台風や低気圧の影響で波が高くなるので、中級者以上の方向けになります。 雨季なので綺麗な海、ではなく、冬の日本海のような荒々しい海になります。 ホテルのプライベートビーチ以外でビーチに行く場合はタオルの貸し出しなどはないので、タオルを持っていきましょう。 公共海水浴場にはシャワーやトイレがありますが、ロッカーなどの設備はないので、貴重品は最低限にしましょう。 荷物は周辺のカフェ預ける、履いてきたビーチサンダルは砂に埋めるなどして、置き引きに注意してください。 不安な方はプライベートビーチのあるリゾートホテルのデイユースプランを利用することをおすすめします。 おすすめしたいデイユースプランのあるリゾートホテルは下記3つです。 ▶Furama Resort Danang よくダナンの写真で見るインフィニティプールがあるリゾート ▶Hyatt Regency Danang Resort and Spa リゾート内に4種類のプールと子供用ウォータースライダーあり ▶Sheraton Grand Danang Resort ダナンで最も長い250mのプールが特徴 事前にプラン有無等をホテルに確認したうえで、予約をしておくと当日スムーズです! 今回はダナンのビーチを4つ、ご紹介しました。 東側に海が面しているベトナムでは、海から昇る朝日を綺麗に見ることができます。早起きしてビーチに行ってみてもいいですし、海沿いの高層ビルタイプのリゾートにご滞在の場合はお部屋から見られる可能性も。 また早朝のファン・ヴァン・ドンビーチ、ミーケビーチあたりでは広場でエアロビクスや太極拳に興じる地元の方々を見ることができたり、ビーチ沿いに設置された運動器具で運動している方も多いです。 早朝に海沿いお散歩してみると、地元の人々の生活が垣間見れて楽しいかもしれません。 ダナンのビーチは市内からのアクセスもいいので、是非足を運んでみてくださいね。
- 2024.05.20
ベトナムでキャンプを楽しみたい方必見!おすすめキャンプ場と注目ブランドについて紹介
近年、日本でもアウトドアブームですが、実はベトナムでも特に都市部や若者の間でキャンプ・アウトドアへの関心が高まっているのをご存知でしょうか? そこで今回はベトナムのキャンプおすすめスポットとベトナムで購入できるアウトドアブランドについてご紹介いたします。 ベトナムでは、ここ2~3年でキャンプ・アウトドアの人気が徐々に高まっています。その理由としては、観光地や自然公園などでのキャンプが出来る場が増えてきていることや、安価で楽しめるアクティビティであること、また都市化の進むベトナムで自然豊かな場所でリラックスしたいと思う方が増えてきているもの理由として挙げられます。 また一部の地域では、キャンプ施設やアウトドア関連のイベントが開催され、SNSなどでキャンプ体験を共有する人々が増えていることも人気が高まっている理由として考えられています。 近年では「Gaming Together」(約 180,000 人)、「ベトナムキャンプ協会」(31,000 人以上)など、多数の会員を擁する多くの新しいグループが設立されています。 参考URL ベトナムのキャンプ場は地形を活かした立地により、雄大な山々、湖、洞窟、川などの素晴らしい景色を楽しむことができます。 特にベトナム北部・北中部には魅力的なキャンプ場・アウトドア施設が多くあります。 また、比較的過ごしやすい気候の時期が多いことから、昼間から夜間まで屋外でも快適に過ごすことができます。 前述したように、ベトナムのキャンプ場は地形を活かした立地になっており、湖や景勝地に併設されたグランピング施設も多く充実しています。 グランピング施設では、テントをはじめとして、キャンプ用品や食材・食事などがあらかじめ用意されており、設備も豪華なものが多いことから、気軽に華やかなアウトドアを楽しむことができます。 ここからはベトナムでのおすすめキャンプスポットを地域別にご紹介していきます。 BA VI ECO CAMPINGは、ハノイ市内から約50㎞、車で約1時間程度のところに位置しており、近くにはベトナムで有名な国立公園の1つであるバヴィ国立公園があります。 バヴィ国立公園とは 標高1,000mを超える山を中心とした区域を国立公園と指定されており「ハノイから行ける最も近い山」といわれています。バヴィ国立公園はフランス統治時代から避暑地として使われてきた歴史もありベトナム北部のハイキングスポットとして人気が高く、カフェや教会があるなど整備も行き届いています。 また施設内にも、インフィニティプール・子どもの遊び場・ワークショップエリア・釣り用の湖・菜園・フラワーガーデン・動物園があり多様なアクティビティを楽しむことができます。 さらに、テント・バンガロー・グランピングなど宿泊タイプを選択することができ、アウトドア初心者の方でも気軽に楽しむことができるキャンプ場です。 住所:Ngõ 4 DT87, Thôn Hòa Trung, Ba Vì, Hà Nội 12631 Vietnam WEB:https://www.baviecocamping.com/ ハノイの中心部から80㎞ほど車で約 2 時間程度のゲンチェ湖の畔に位置しているキャンプ場です。 ゲンチェ湖は、1986年に造成された、80の半島を含む水面面積約45ヘクタールの灌漑湖で、現在、ゲンチェ湖では、ボートでの湖探索、食事、キャンプ、ピクニックなどの新しいエコツーリズムサービスを開発しています。 グランピングエリアにはテントがあり、設備も充実しています。一番大きなテントは10名程度、残りのテントは2名から6名まで収容可能です。もちろん自分でテントを持ち込みプライベートエリアに設営することもできます。 施設内のアクティビティは、釣り・カヤック・パドルボード・ボートでゲンチェ湖を探索するなどがあり、特に6月から8月にかけて湖に咲く蓮や睡蓮を満喫できます。 住所:GQ5F+GJ, Bình Sơn, Tp. Sông Công, Thái Nguyên, Vietnam WEB:https://www.facebook.com/tronglamping/ 「キャンピングスポーツ ドンモ」は、ハノイ中心部から約35km車で1時間ほど離れたドンモー湖の畔にあります。 近くには一日中楽しめる「ベトナム民族文化観光村」があり、民族村エリア・文化センターエリア、・ミューズメントエリア・観光サービスエリア・世界文化遺産エリア・マリーナ公園エリアと広大な施設でベトナム少数民族の文化について見学・体験することができます。 またキャンプ場施設内には、子どもの遊び場があり釣りやサイクリングも楽しむことができます。 キャンプ内には電気、水道、レストラン、トイレ、温水・冷水ヒーター完備、洗濯機、広い無料駐車場があり、キャンプ用品も事前予約でレンタルできるなど設備も整っています。 住所:Vietnam National Village for Ethnic Culture and Tourism, Ba Vì, Hanoi, Vietnam WEB:https://campingdongmo.com/ ハムロン山はハノイ市内中心部から約40km車で約1時間のところにあり「ハノイのダラット」と例えられることもあります。 松林と天然湖があり、最近若い人たちに人気のピクニックや観光地として知られるようになっています。 ハイキング以外にも、サイクリング・釣り・ボート遊び・屋外バーベキューを楽しむこともできます。 住所Thôn, Thanh Hà, Sóc Sơn, Hà Nội, Vietnam ハノイの中心部から80㎞ほど車で約 2 時間程度の場所に位置しているキャンプ場です。 キャンプ場にはテントや食事等のアメニティが充実しており、グランピングの感覚で気軽に楽しむことができます。また各テントエリアが木々のフェンスでさりげなく囲まれ、各戸のプライベートスペースが確保されているところもおすすめポイントです。 キャンプ場に流れる清流や施設内のロープブランコを満喫することができ、一日中自然を体感することができます。 住所:FMG7+Q7C, Quân Chu, Đại Từ, Thái Nguyên, Vietnam WEB:https://www.facebook.com/mojenretreat/ ブルーダイヤモンドキャンプは各エリアにシャワー付き浴室やトイレを完備した、利便性にも配慮したキャンプ場です。 フォンニャ・ケバン国立公園にある世界最大の洞窟ソンドン(Son Doon)洞窟やトゥーラン(Tu Lan)洞窟といった有名な洞窟内の地下水脈を再現した地下プールがあり、神秘的な体験をすることができるのもおすすめポイントです。 ソンドン洞窟とは フォンニャ・ケバン国立公園にある世界最大の洞窟です。その壮大なスケールと神秘的な景観で知られており、その美しさから「天国の洞窟」として呼ばれ、世界の美しい洞窟トップ12にも選出されています。 この他にも、施設内にはカヤックやSUP、地下プール、ツリーハウス探索、バーベキューフードサービス、ツリーハウスや夜間にライトアップされた吊橋など、さまざまなエンターテイメントサービスやアメニティが提供されています。 住所:Xuân Trạch, Bố Trạch District, Quang Binh Province, ベトナム WEB:https://bluediamond.camp/ ダラット市内から約11㎞、車で約20程度とほど近い所に位置しており、国立観光区に認定された「トゥエンラム湖」の畔にあるキャンプ場です。 トゥエンラム湖とは トゥエンラム湖は、面積約350haの湖です。川や小川、森林に囲まれた湖の美しさは「松林の中の翡翠の湖」とも称され、湖の周辺には、静かな自然の美しい景観が広がっています。 湖の近くにあることから、SUPパドルやカヤックを楽しんだり、涼しい風を感じたりしながらリラックスできます。 ダラットはフランス統治時代から避暑地として開発され、年間を通して20℃前後と快適であることから、アウトドアにも最適な場所です。高原で自然を思う存分楽しみたいという方におすすめのスポットです。 住所:Đ. Hoa Hồng, Phường 4, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng, Vietnam WEB:https://www.facebook.com/reoreodalat/ Zenna Pool Campはホーチミン市内からから120 kmの車で約2時間程度のバリア=ブンタウ省にあります。 ブンタウは19世紀末建造のフランス総督の別荘や白い砂浜があるなど、海岸保養地として近年では欧米人を中心に人気が高いリゾート地です。 こちらの施設ではテントをレンタルすることもできます。ビーチでゆっくりと自然を感じられるロケーションも魅力の一つです。 住所:C53Q+5HW, Phước Tỉnh, Long Điền, Bà Rịa – Vũng Tàu 78000 Vietnam WEB:https://www.facebook.com/PiGlamping ホーチミン市から北東へ150km、車で約3時間ほどのところにあり、トレッキングやサイクリングをしながら熱帯気候に生息する野生動物や珍しい野鳥、ワニなどを観察することができます。 カッティン国立公園とは 面積は約720 km2で、3つの省を跨ぐベトナムに残された低地の熱帯林で最大の面積の国立公園です。バードウォッチングやサイクリングなど自然を満喫できる場所です。 国立公園の入場料を支払って、国立公園内のキャンプエリアにテントを設営することができ、夜のナイトサファリツアーでは夜行性の動物や蛍なども観察できます。 熱帯地方ならではのサファリ体験ができるキャンプは日本ではなかなか経験できない体験になりそうですね。 住所:Ấp 1, Tân Phú District, Dong Nai, Vietnam WEB:http://www.cattiennationalparktours.com/ ベトナムには「Decathlon」「Coleman」や「Naturehike」など世界的に展開しているアウトドアブランドが進出しています。 また、ベトナム発のアウトドアブランドとしては「Madfox」や「ALAYNA」などがあります。 ベトナム在住者のキャンパーから挙げられる購入場所として「FANFAN」というアウトドアセレクトショップがあります。ハノイ・ホーチミン市に店舗があるため様々なブランドのキャンプ用品を直接見て選ぶこともできます。 イオンモールや、コーナン、DECATHLONでも実際に商品を見てお買い物が可能です。 もちろん、ベトナムではインターネットショッピングでもキャンプ用品を購入することも可能です。 今回は、ベトナムのキャンプ事情やベトナムで楽しめるキャンプスポットについてご紹介しました。 特に北部・北中部はキャンプ場が豊富で、地形を生かしたグランピング施設も豊富なことからキャンプ初心者でも楽しむことができます。 ベトナムでのキャンプ体験で、日常の喧騒を離れ自然の中で心身をリフレッシュさせる贅沢な時間を過ごしてみてくださいね。
- 2024.05.13
ベトナム移住者必見!コンタクトレンズ事情と入手方法【2024年度版】
日本は現在、日本人の1,500~1,800万人=人口の約1割がコンタクトレンズ利用者と言われているコンタクトレンズ大国です。 日本にいるとどこでも必要な時に手軽に購入できますが、海外で生活すると意外とコンタクトレンズが普及しておらず、入手困難な国も沢山あります。 ベトナムでは価格の観点から、視力矯正者のほとんどがコンタクトレンズではなく眼鏡を選択しています。 そのためベトナムもコンタクトレンズが手に入りにくい国の一つで、現地調達しようと考えている方は事前にこちらの記事をご確認ください。 ベトナム移住に際し、現地のコンタクトレンズ事情が気になる方は必見です! 日本ほどどこでも買えるわけではありませんが、ホーチミンやハノイなどの都市部では病院や眼鏡屋さんでコンタクトレンズを購入することができます! コンタクトレンズだけでなく、カラーコンタクトや洗浄液などもメガネ屋さんで購入することができます。 もしくはインターナショナルクリニックで医師の診察を受ければ、処方箋を出してもらい、購入することもできます。 ベトナム人のコンタクトレンズ普及率は低く、ローカルクリニックでは取り扱いに慣れていないクリニックも多いので、インターナショナルクリニックか日系の眼鏡屋さんに行くことをお勧めします。 先述の通り、ベトナムはコンタクトレンズの普及率が非常に低いのですが、その理由はなんといっても価格! 1dayのコンタクトレンズを利用すると、日本もベトナムもほぼ同価格程度で、1か月あたり約6,000円程かかります。 一方で眼鏡はローカル店で購入すると約3000円程度で購入できるのです。日本の眼鏡の平均価格が約2万8,000円ですので、約10分の1で購入できてしまうのでとってもお得です! メガネの購入を検討されている方は、ベトナムで調達してもいいかもしれませんね◎ 最近では若い世代でおしゃれのためにコンタクトをつける人も増えてきているそうですが、お金に余裕のあるファッションに敏感な一定層のみだそうです。 今後コンタクト利用者が増えてくるにつれて、購入の方法・選択肢が増えることに期待できますね! コンタクトレンズは1day、2weeks、1monthのいずれも購入することが可能です◎ 日本では1 monthはあまり多くありませんが、ベトナムでは低コストなため日本より1 monthが多く普及しています。 また、日本で有名なメーカーといえばジョンソンエンドジョンソンのアキュビューシリーズ、シード、アルコン、メニコンなどですが、これらはいずれも購入が可能です。 日本でも広く普及しているアキュビューシリーズが、2023年からベトナム国内のメガネプリンスでも取り扱いを始められたので、日本人にとっても購入のハードルが下がりました◎ 公式LINEを通じて日本語での相談もできるので、英語やベトナム語ではなかなか難しい購入がスムーズにできるのはありがたいですよね。 日本ではコンタクトレンズを購入する際には、眼科に行って処方箋をもらったうえで購入することが一般的ですよね。 しかしベトナムではコンタクトレンズの購入にあたり、処方箋は必要ありません! ただ、ローカルのコンタクトレンズ販売店やインターネットショッピングは古いものが送られてきたりすることもしばしば… そのため、きちんと管理している正規取扱店で購入することをお勧めします。 実はベトナムではコンタクトレンズに限らず、多くの薬が処方箋なしで簡単に薬局で購入できます。 ダイエット薬やピルなども処方箋なしで、薬局で安価でお手軽に手に入ります。 非常に便利ですが、その一方で効果の強い薬は服用方法を誤ると危険な面もありますので、病院できちんと診断してもらうことをお勧めします。 コンタクトレンズに関しては、日本で診断済みの決まったものがあればスムーズに継続して購入できるので助かりますね◎ 北海道からベトナムへ2015年に進出を果たしたメガネ屋さんで、現在ベトナム国内に14店舗を有するまでに成長しているメガネプリンス。 メガネプリンスではコンタクトレンズの扱いがあり、安心安全のクオリティで在住日本人の利用者も多いお店です。 日本人に愛用者の多いコンタクトレンズ“ACUVUE-アキュビューシリーズ”が、2023年からメガネプリンスで取り扱いを始められたのも嬉しいポイント。 日本語で対応してもらいたい方は、事前に公式LINEから連絡しておくとスムーズですよ◎ メガネプリンスのホームページから公式LINEにアクセスしてみてくださいね。 公式LINEはこちらからチェック! 2区タオディエン(旧 2 区、現在はトゥドゥック市)にある眼科Europian Eye Centerはドイツ人眼科医が常駐する眼科で、コンタクトレンズの取り扱いがあります。 日本でもお馴染みのSEEDシリーズやアキュビュー、アヴェオ等を取り扱っており、SEEDシリーズのカラコンもあります。 英語でのコミュニケーションが主となりますが、通訳サポートや日本語の記入用紙なども用意があり、オンラインでのコンタクトレンズの購入も可能ですので、言葉に不安がある方でも安心ですよ。 7区の高級住宅街エリア、フーミーフンエリアに位置する外資系クリニックのアメリカンアイセンター。 クレセントモールの中に入っているので、帰りについでにお買いものもできますよ! 眼鏡店が併設されており、診察を受けた後にそのままコンタクトレンズを購入することができて便利ですね◎ SEEDやアキュビューなど品ぞろえも豊富で、7区に住んでいる方には便利ですね◎ 英語対応が基本となります。 日本人の方が多く住むサンワパールレジデンスにも2023年に2号店がオープンしたので、そのエリアに住んでいる方は2号店も便利です◎ あの有名なパリミキがベトナムのハノイにもあります! 日系の眼科医院である日本国際眼科病院ビル内に入っており、様々なコンタクトレンズ製品を取り揃えています。 日本人スタッフが常駐しているため、いつでも日本語で質問できるのが嬉しいポイント。 そして、オンラインショップも充実しており、下記の写真の様に製品が非常に見やすいのでオンラインショッピングもおすすめです! 2013年10月には、コウザイ区に第2号店となる「Japan Eye Clinic(ジャパン・アイ・クリニック)店」をオープンされハノイ全域で人気を集めています。 コンタクトレンズ利用者が非常に多い日本では、海外でも同じように継続使用できるかはどうかはとても重要ですよね。 ご紹介した通り、ハノイやホーチミンでは日本ほど便利でどこでも購入できるわけではありませんが、問題なく入手することができます。 ハノイやホーチミン以外の地方都市になると手に入りにくくなるので、ある程度まとめて購入し持ってきておくと安心でしょう。 また、ベトナムでのオンラインショッピングは、販売店舗は限られていますが、処方箋もいらず、意外と購入はスムーズで困ることはありません◎ 洗浄液などは少し割高にはなりますが、こちらも問題なく購入が可能ですので、日本からたくさん持ってくる必要はないかもしれません。 これからベトナムへ移住される方にとって、こちらの記事が参考になれば嬉しい限りです!
- 2024.05.09
【ハノイ/不動産】ベトナムで絶対に抑えておきたい、賃貸探しのポイントを徹底解説!
海外で新しい生活を始めるのは、とてもワクワクする反面、不安もあるかと思います。 新しい環境に慣れるのは時間がかかりますし、言葉や文化の壁にぶつかることも少なくありません。また、単身の場合、家族や友人と離れて暮らすことになるため、寂しさや孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。 しかし、海外で新しい生活を始めることは、とても貴重な経験です。新しい文化に触れて、人生観や価値観が変わることもあります。また、新しい人と出会い、友達や恋人ができるかもしれません。 そんな希望に満ち溢れた生活に必ず必要なのが、拠点となる住居。 賃貸を借りる際は、物件の立地や間取り、家賃などの条件だけでなく、治安も重要なチェックポイントです。特に、治安が悪い地域に住んでしまうと、トラブルに巻き込まれる危険もあります。 そこで、海外で賃貸を借りる際のチェックポイント、特にハノイで役立つ情報をいくつかご紹介します。 ハノイは比較的どのエリアも治安が良好です。しかし、観光地や繁華街、特に日本人街では、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意が必要です。 外出時は人通りの多い場所を歩く、荷物を道路側に持たない、リュックは前に持つなど小さな防犯を習慣づけましょう。 ハノイに限ったことではありませんが、夜間は人通りが少ない場所は避け、夜道の一人歩きは避けるようにしましょう。そして、万が一に備え、海外保険には必ず加入しておきましょう。 「どの辺りが住みやすいか」これは、ハノイに住んでいるとよく聞かれる質問です。 結論、住みやすさの定義は、人それぞれ異なりますので、一概に定義付けすることは難しいです。価値観や状況により住むエリアが選べるのがハノイのメリットでもあります。 よく聞く要望としては以下がほとんどです。 日本人が多く住んでいるエリア 英語やベトナム語が苦手なので日系スーパーや日本食レストランが近くにあること 職場に近いか、通勤途中の便が良いエリアであること 車やバイクの騒音・近隣の騒音が少ない閑静な住宅エリア お子様が遊べる大きな公園があり尚且つ通学スクールバスの巡回経路内であること 警察署や交番は近くにあるか いずれもハノイの主要なエリアで探すことが可能であり、どこのエリアでも比較的、生活しやすい環境が整っています。趣味、嗜好がよほど強くない限りは賃貸物件の価格帯も幅広く、予算に合わせて住まいを探すことが容易です。大抵の場合は遠くても都心部から車で20分~30分圏内で見つかります。 ハノイは大きく分けると、6つのエリアに分類され、各エリアの詳細については下記の記事で詳しく解説をしています。具体的に賃貸や不動産を探す際には、ぜひ参考にしてみてください。 「ハノイに住むなら絶対おすすめのエリア6選」の記事を読む ここからは、もう少し具体的にライフスタイルに合わせた賃貸・不動産探しのポイントを解説します。はじめは、単身での駐在や生活をされる方向けの内容です。 単身で生活をするのであれば、平日の日中は仕事がメインで忙しい方がほとんど。ベトナムは物価も安いため、食事は外で済ませる方が多いです。筆者も実際に駐在していたことは、夜はほぼ外食で済ませていました。 レストランへのアクセスを考えるのであれば、日本食レストランが多く集まるバーディンエリア周辺がおすすめです。徒歩やタクシーで5分以内でアクセスできれば、日々の負担を大幅に軽減することが可能です。 また物件を探す際は平日の日中がほとんどです。一方で、自宅にいるのは土日祝がメインを占めます。平日と祝日で人の流れの変わるようなエリアであれば、土日の騒音などにも気を配り場所選びをすることが大切です。自分自身では判断が難しいため実際の状況は、不動産屋さんに確認を行ってください。 奥様やお子様と一緒に生活をするのであれば、日中の時間帯も家に人がいることが多いため、単身以上に住環境には気を配る必要があります。 赴任直後などは、徒歩圏内で買い物に行けるスーパーがあるのか、近くにインターナショナル系の病院はあるのかは気にかけておきましょう。 また、特に奥様は仕事にいかず家にいることが多いため、友人が作りにくいといった悩みを抱える人が多いです。コミュニケーションなどを積極的に取っていきたいと考えるのであれば、後ほど紹介するコンドミニアムを選択するのがおすすめ。 敷地内に公園やプールなど様々な施設があり、住民同士の交流が生まれやすい特徴があります。 賃貸を選ぶ際には、通勤・通学も考慮に入れておく必要があります。ハノイの場合、以下のような手段が考えられます。 ・徒歩で通勤、通学 ・学校のスクールバスで送迎 ・会社からの送迎車を利用して通勤 ・タクシーやバイクタクシーを利用して、通勤 ・バイクの免許を取得して、バイク通勤 徒歩での通勤、通学をしている人もいますが、夏場などは日差しが強く体力的にも大変です。多くの方が、会社の送迎車やタクシー、スクールバスなどを利用して通勤・通学を行っています。 会社や学校までの送り迎えの足が確保できているのであれば、中心部から少し離れ家賃を抑えるというのも、考え方の一つです。 またベトナムでは、日本の普通自動車免許証を保有している方であれば、手続きと実技試験を受けることでバイクの免許を取得することも可能です。 お勤めの企業でバイクの運転に関する規定がないか事前に確認いただいたうえで、駐在や滞在予定期間が長くベトナム・ハノイでの生活をより楽しみたいと思われている方はぜひ挑戦をしてみてください。 筆者も、駐在2年目でバイクの免許を取得し、ベトナム滞在がより一層充実したものとなりました。 賃貸契約をするにも日系業者、日本語対応ローカル業者、ローカル業者で値段は千差万別です。もちろん日系業者はコミュニケーションがスムーズなので値段は相応。 日本語対応可能なローカル業者は日本語対応できるスタッフの日本語レベルにムラがあり、契約自体はスムーズなものの、筆者は言葉の行き違いで退去時にトラブルになったこともあります。住居のトラブルや対応には誠意を感じ、何か故障したり、害虫駆除をお願いしたりすると即日対応が多く対応に不満はありませんでした。 ローカル業者やオーナー直で契約の場合は、かなり安く借りられる場合もありますが、それなりの言語力と関係性が求められます。勿論、安さも魅力の一つですが、契約の際はしっかりした仲介業者に間に入ってもらった方がトラブルも少なく無難です。 ベトナムは朝から活動している人が多いため、筆者はローカル業者と朝8時に待ち合わせて内見を数軒回り、契約、入居を1日で済ませたこともあります。驚くほどに簡単に契約することができました。内見の移動の際もスタッフのバイクの後ろに乗りながら移動だったので冒険気分で楽しかったです。 ※必要書類や手続き、期間などは業者やタイミングにより変動します。必ずしも1日で入居できる訳ではありません。 ネットで物件を探していると必ず目にするサービスアパートの文字。ベトナムでは賃貸を探す場合、大きく分けて「サービスアパート」、「ローカルアパート」、「コンドミニアム」の3種類の物件で括られています。これらを賃貸契約する上で、筆者の経験上、面倒な手続きや特殊な書類などもありませんでした。 サービスアパートとは、基本的に光熱費、掃除、洗濯、リネン交換、プール・ジム等の利用料が家賃に含まれているアパートになります。 ホテルと賃貸住宅の中間的なイメージです。ホテルのように家具や家電が備え付けられているため、長期滞在でも不便がありません。また、ホテルよりも広い部屋が用意されていることが多いため、家族やグループでの滞在にもおすすめです。 ※プール、ジム、飲料水、ウォーターサーバー等の有無や掃除回数、光熱費の上限は各アパートにより異なります。 ビジネスマンや長期出張者、留学生など、様々な目的で利用されています。また、ホテルよりも安価に宿泊できることから、観光客にも人気があります。 安定的なサービスを受けることができますが、コンドミニアムと比べると建物自体の規模が小さくなる事が多く、ハノイで「日本と同等の内装」を住まいに求めるのであれば、高級サービスアパートを契約しないと難しいかもしれません。 勿論、電球の交換や、インターネット・ケーブルテレビ使用料も無料で、筆者の住んでいたアパートはネットフリックスまで見れました。 エリア、物件数も多岐に富んでおり数多くの物件から探せるので、はじめてベトナムで暮らされる方や独り暮らし、共働きのご夫婦様にまずお勧めしたい物件形態です。 ベトナムのローカルアパートは、主にベトナムの現地人が住んでいるアパートです。コンドミニアムやサービスアパートメントに比べて、余分なサービス料が含まれないので、家賃が安く広い部屋が借りられることが最大のメリットです。 一般的に、ベトナムの建築基準法に基づいて建設されているため、日本のアパートに比べて、築年数が経過したり設備が古かったりすることがあります。契約後の諸問題の対応について、やはりサービスアパートのような質をオーナーに求めるのは難しいケースがほとんどです。 また、日本人利用者が少ないので周りの環境は日本語が通じ辛いですが、ローカルな生活を体験をしたい方にはおすすめです。 家の構造についても日本とは大きく異なり、1階はバイクを停めるスペース、廊下にキッチンが設けられているといった不動産もあります。 またオーナーが同じ建物に住んでいる場合、門限などが設けられ、夜間の出入りに気を使わなければならない場合も想定しておきましょう。 物件自体のセキュリティーは低いと思ったほうが良いでしょう。ベトナムのローカルアパートに住むかどうかは、自分のライフスタイルや予算に合わせて、検討してみることをお勧めします。 コンドミニアムとは、建物全体が区分所有された集合住宅です。各戸は区分所有者によって所有され、専有部分と共用部分に分けられています。専有部分は、各戸の居住空間や収納スペースなど、個人が独占的に使用できる部分です。 簡単に説明すると、個人オーナーが賃貸に出している物件となり、基本条件では光熱費やサービスは含まれない物件となります。主にマンション型で、アパートに比べ、圧倒的に高級感とセキュリティー面での安心感とがあります。 日本同様の分譲マンションタイプの賃貸物件で希望に合う内装や眺望、間取りを探すことが上記に比べて楽です。また、オーナーや他の居住者との一定距離がある為プライバシー度が高いです。 しかし、エレベーター、階段、エントランスホール、駐車場など、複数の共用部があるので、人と会う機会が多く、服装に寛容なベトナムとはいえ、あまりにだらしない服装は控えたほうが良いでしょう。 コンドミニアムでも基本的な家具が揃っておりますので家具を手配する必要はありませんが、コンドミニアムはオーナー毎(お部屋毎)で設置する家具家電が異なりますので、ネットでイメージ写真をみて内見したらイメージと違う!なんてことにならないよう気を付けましょう。 コンドミニアムのメリットの一つとして、敷地が広い物件が多いため住居者専用の公園施設やプールなどお子様の遊ぶ場所が多いです。そのためお子様がいるご家族様にオススメしたい物件タイプになります。 各物件の特徴を理解したところで、家賃相場の目安についても解説します。 家賃相場(最低価格) ローカルアパート 150ドル前後(約22,500円)〜 サービスアパート 500ドル前後(約75,000円)〜 コンドミニアム 1,000ドル前後(約150,000円)〜 家賃については、部屋の数や大きさ、築年数などにより一概お伝えするのは難しいですが、上記がハノイの家賃相場の目安です。 雇用形態・勤務先によっては家賃補助があるところも多いので、自身の会社の制度などをしっかりと理解し、値段だけにとらわれることなく家探しをするようにしてください。 海外で賃貸を探す際のチェックポイントもいくつかご紹介いたします。 海外では日本よりも水圧が弱いことが多いです。そのため、シャワーを浴びるときに、水圧が弱くて満足できないことがあります。水圧でストレスを感じたくない場合は、事前に確認しておくとよいでしょう。 賃貸物件を探す際には、日当たりを重視することが大切です。朝日を体に浴びると、体内リズムが整いやすくなります。朝日には、体内時計を正常にする働きがあるため、日当たりが良い場所でしっかり朝日を浴びましょう。 また、日当たりが良い場所に干せば、洗濯物は早く乾きます。高温多湿なハノイでは乾燥に時間がかかったり、収納していた衣類にカビが生えたりすることも稀にあるので、重要なポイントです。最近は乾燥機が家庭にあることも珍しくありませんが、太陽光で干せば電気代の節約になり、洗濯物を傷めずに仕上げられるなどのメリットがあります。 日当たり同様に部屋の風通しも考えておくことが重要です。 日当たりがいくら良い物件でも、風通しが悪い物件では湿気がたまりやすくなります。風通しの良さも日当たりとセットで確認しておきましょう。 ベトナムの電圧は220V、日本は100Vなので、電圧の差が120Vあります。電圧の差が大きい場合、変圧器を使用して電圧を下げる必要があります。筆者も経験があるのですが、奮発して買ったベトナム用の炊飯器を日本から持ち込み、コンセントにプラグを挿し込んだ瞬間に、シュッ!と音が鳴ってショートしてしまいました。 勿論、ショートした家電はもう使い物になりません。こちらの不注意なのでメーカー側での修理サポートを受けることも出来ず、捨てるしかありません。 ただし、携帯電話やデジタルカメラなどの電子機器は、全世界の電圧に対応しているマルチボルテージ仕様の場合が多いです。そのため、変圧器は必要ありません。 ベトナムへ旅行される際は、お持ちの電子機器がマルチボルテージ仕様かどうかを確認してください。変圧器が必要な場合は、旅行前に変圧器を用意しておきましょう。 賃貸物件を借りる前に、必ず物件の状態をよく確認しましょう。特に、壁や床、家具などの傷や汚れがないかを確認しましょう。また、設備が正常に作動するかを確認することも大切です。 これにより、退去時の原状回復費用にかなりの差が出ます。原状回復費用は、通常、賃貸契約書に記載されています。もし記載されていない場合は、不動産会社に確認するようにしましょう。 海外では、日本とは異なる法律や規制、常識が適用されている場合があります。そのため、賃貸契約を結ぶ前に、現地の法律や規制を必ず確認するようにしましょう。特に、家賃や敷金、退去時の原状回復費用などの支払いに関する規定は、必ず確認しておきましょう。 どれも少し意識するだけで簡単に行えるので、賃貸を借りる際に実践してみてください。上記の注意点を守り事前確認を増やすことで、トラブルを回避し、安心して海外で生活を送ることができます。 様々な目的で使い分けできる便利な物件が多いベトナム。ホテルにはない様々なメリットがあるため、ぜひ色々な物件を検討して楽しんでみてはみてはいかがでしょうか。
- 2024.05.06
ベトナムでのペット飼育/移住前の準備と現地でのペットライフ完全ガイド
ペットは家族同然で、いつも励ましてくれる大切な存在ですよね。 今回は「日本で一緒に暮らしていたペットをベトナムに連れていくことができる?」と疑問に感じている方にペットを帯同するための手続き方法やベトナムのペット事情などを解説していきます。 ベトナムへの引っ越しでは、ペットと一緒に移動するための手続きや必要な書類、航空会社の規定などを事前に把握しておきましょう。 輸出検疫(根拠法令:狂犬病予防法、家畜伝染病予防法) 日本から輸出される犬・猫は、輸出検疫を受けなければなりません。違反した場合、犬は家畜伝染病予防法に基づき、3年以下の懲役または300万円以下の罰金(※法人の場合は5000万円以下の罰金)、猫は狂犬病予防法に基づき30万円以下の罰金に処せられます。 引用元:動物検疫所/犬、猫を輸出するには 狂犬病予防接種などは期間を開けて接種しなければならないことやその他の検査項目を合わせられないといった理由から手続きに時間がかかることもあります。 ペットをベトナムに連れていくことが決まり次第、かかりつけ獣医に相談し、余裕を持った準備が必要です。 それでは以下から、犬・猫の場合を詳しく解説していきます。 引用元:農林水産省・動物検疫所 まずは、日本から輸出する際の条件の確認をしましょう。日本の動物検疫所では空港から出国する際の手続きについて問い合わせすることができます。 動物検疫所/所在地一覧 “ 日本を出国するためには、動物検疫所において出国前に狂犬病(犬の場合は狂犬病とレプトスピラ症)についての検査及び輸出検疫証明書の交付を受けなければなりません。事前(検査希望日の10日前まで*)にNACCS(動物検疫関連業務)にて輸出検査の申請をしてください。 ” 引用元:動物検疫所/犬、猫を輸出するには 次にベトナムで居住する予定の地域の日本領事館にペットの入国条件を確認します。 ベトナム国内でも地域によって必要な書類が異なることもあるため、まずは居住予定の地域の日本領事館に問い合わせましょう。 在日本ベトナム領事館 在ダナン日本領事館 在ホーチミン日本領事館 ノイバイ国際空港連絡先情報 タンソンニャット空港動物検疫所 飛行機にペットを乗せるには? 各航空会社によって規定は異なりますが、基本的には預け入れ荷物としてケージに入った状態で貨物室に運ばれます。また、 妊娠中でないこと 若齢でないこと 輸送に耐えられる健康状態であること 等の細やかな規定が定められています。 またペットの受託料金や、準備が必要なクレート(ゲージ)もそれぞれ異なるため渡航の予定が決まり次第、利用する予定の航空会社の規定を予め確認しておくことが大切です。 日本に帰国する際には「マイクロチップの埋め込み」が必要になり、日本で事前に埋め込んでから渡航する人がほとんどのようです。 ※ベトナムで埋め込むことも可能です。 この他にも滞在期間や滞在した国によっては、帰国時の手続きが異なるため帰国の予定がある方は事前に確認しておきましょう。 日本から出国する際に必要な「狂犬病の予防注射」「狂犬病抗体検査」を動物病院で受ける必要があります。動物病院から証明書を取得し、動物検疫所へ提出するため保管しておきましょう。 入国する際に必要な検査や予防接種があれば、合わせて実施し証明書を取得しておきます。 NACCSというインターネットシステムから申請することができます。 NACCSとは? NACCS(ナックス)は、動物検疫で必要となる輸入事前届出や輸出入申請手続がインターネットを介して利用できるシステム(電子申請)です。 初めてNACCSを利用する方は、利用者IDの取得が必要です。 引用元:動物検疫所/NACCS(動物検疫関連業務)について(犬や猫の輸出入手続者用) NACCSを利用しない場合は輸出検査申請を記入して、検査を希望する動物検疫所へ提出します。各申請書類は動物検疫所のホームページからダウンロードすることができます。 動物病院で取得した証明書類をメールで輸出検査を希望する動物検疫所へ送付します。 基本的に出発10日以内に輸出検査を行います。検査には予約が必要ですので、出発空港の輸出検査の予約を行いましょう。 【検査受付時間(要予約)】 成田支所(携帯品・手荷物扱いでの輸送):毎日8時半から16時半まで 羽田空港支所:毎日8時半から16時半まで 関西空港支所:毎日8時半から16時半まで 上記以外の動物検疫所で検査を希望される場合は、直接お問い合わせください。 輸出検査の申請後、検査を希望する日時を動物検疫所へメールで連絡してください。 ※輸出検査は30分から1時間程度かかります。頭数や渡航先の国の条件によりさらに時間がかかる場合がありますので、時間に十分余裕を持って予約してください。 ※輸出検査の予約日時は、証明書類原本を持って、ペットと一緒に来所してください。 引用元:動物検疫所/犬、猫を輸出するには ここからは、ベトナムのペット事情やペット可の物件、動物病院やペット用品について解説していきます。 ベトナムにおけるTGM Gobal Pet Care調査の2023年調査によると、 ベトナムでは最大67%がペットを所有していて(世界平均58%)そのうち74%のベトナム人が犬を飼っており、51% が猫を飼っているということです。 回答者の53% が家で2 匹以上のペットを飼っています。 引用元URL このように、ベトナムではペットを飼う人が多く、多頭飼いの人気も高まっています。 実際に、街中ではトイプードルやポメラニアンなど小型の犬や猫を連れて散歩をしたり座っておしゃべりをしたりしている姿をよく見かけます。 また、ペット同伴可のカフェも多く、テラス席でペットと一緒に憩うベトナム人も多いです。 ベトナムで飼われている大多数のペットは室内飼いが多いようです。日本のように庭に繋がれている犬はあまり見かけないかわりに放し飼いにされている犬が多いです。 ペット好きなベトナム人。ベトナムにもペット飼育可の物件があります。外国人向けにはペット飼育可のコンドミニアムをおすすめされます。また、ローカル向けの物件も視野に入れることで、選択肢が広がります。 トラブルを避けるためにも契約書上明確にペット可と記載がない場合は必ず記載してもらうようにしましょう。 ベトナムには「インターナショナル動物病院」「日系動物病院」「ローカル動物病院」などがあります。 ローカル病院では日本の診察料よりも安くすむことから、利用する人も多いようです。言葉の壁からなかなか症状が伝わらないこともあるそうですので、日頃から信頼できる獣医師を見つけておくと安心ですね。 ハノイ・ホーチミンの人気な病院を挙げますが、下記以外にも外資系病院やローカル病院は数多くあります。 Asvelis Veterinary Clinic/ハノイ市 ベトナムホーチミン市佐々木動物病院/ホーチミン市 ローカルスーパーにもペットフードなどの販売はありますし、ベトナムに進出しているコーナンやイオンモール等にもペット用品があります。 またローカルの路面にあるペット用品店も多く、キャリーゲージなどの種類も豊富です。 LazadaやShopeeなどの通販サイトでは様々なペット用品が手に入り、配送もしてくれるため重いエサやトイレ関係の商品の購入に便利です。 ベトナムでよく見かけるのは日が暮れ始めてからバイクに乗って公園に行き、犬の散歩をさせている風景です。ハノイやホーチミン市内には大きめの公園がたくさんあるため、バイクや車を気にすることなく散歩をさせることができます。 ノーリードで散歩させている犬も多く見かけますが、実際のところ衛生上禁止されている公園もあります。 狂犬病予防や予期せぬ事故予防の観点からもしっかりリードは繋いでおきましょう。 今回は日本からベトナムへのペットの引っ越し(輸出)とベトナムのペット事情を解説しました。適切な準備と情報収集を行えば、ペットと共にベトナムに引っ越すことも可能です。 また、ベトナムではペット文化が根付いており、犬や猫を飼うことが一般的です。動物病院やペット用品店も充実しており、ベトナムでもペットとの生活を送ることができます。 実際にペットと一緒に暮らす日本人在住者も多くいます。ペットとの暮らしで、日常がより豊かになりますね。この記事が参考になりましたら幸いです。
- 2024.05.02
【ベトナム/生活】自炊する方必読!調味料特集(購入場所・価格等)
海外生活で気になるのは、やはり「食事」ではないでしょうか? ベトナムは安く美味しいレストランが多くあることが魅力ですが、外食だけでなくご自宅で自炊もしたいと思う方もいるでしょう。 そこで今回は「ベトナムのローカルスーパーで手に入る日本食の自炊に使える調味料は?」「日本食材店でしか購入できないものは?」という疑問にお答えする情報をご紹介します。 今回は、ベトナムローカルスーパーの定番「コープマート(Co.op mart)」で食材を調査しました。コープマートはホーチミン市内に複数店舗あり、食材から日用品まで揃い、大型複合施設に併設されているところもあるためお買い物に便利です。 ハノイにも多くあるベトナムローカルスーパーのVinmartでも同じような品揃えになりますのでご参考にご確認ください。 ベトナムには「AJINOMOTO」が進出しています。 定番商品の「味の素」をはじめとしてベトナムでも定着しているブランドです。 いわゆる「鶏がらスープの素」は、日本で購入するものと変わらない味だと感じます。価格はおよそ98円(16.000VND)ベトナムで購入すると日本よりも安いためお土産に購入する人もいるようです。 この他にも「きのこだしの素」や「豚だしの素」、「コンソメスープの素」などもあります。 「キューピー」も2010年からベトナムに進出しており、ベトナムのローカルスーパーではキューピーのドレッシングやマヨネーズが手に入ります。 また、AJINOMOTO製のマヨネーズやローカルブランド・海外ブラント製のマヨネーズも取り扱っており選択肢は豊富な印象です。 ベトナムでドレッシングといえば「ごまドレッシング」が定番のようです。マヨネーズやごまドレッシングは、野菜のサラダなどさまざまな料理に合いますよね。 ローカルブランドのケチャップがいくつか取り扱いがあります。価格はおよそ80円(13.000VND)でした。ベトナムのローカルスーパーには、輸入品のハインツケチャップも売っています。 ローカルブラントのケチャップの味は日本の製品よりもわずかに甘味が感じられるかもしれませんが、酢豚やケチャップライス等の調理に使用すると、ほとんど味の違いを感じることはありません。 AJINOMOTO製やローカルブランドの米酢の取り扱いがあります。米酢以外にも、りんご酢も取り扱いがありました。 暑い時や疲れている時は酸味のある食べ物が欲しくなることがありますよね。そのような時には、酢の物や酢飯など、酸味を活かした料理に活用できます。 中華系の調味料の代表といえるオイスターソースも販売しています。同じ棚には中華系の醬油の取り扱いもありました。 オイスターソースがあれば、中華系の炒め物や料理のコク出しに活用することができます。 ベトナムに在留する韓国人は20万人で、在留日本人の10倍になっています。ホーチミンには韓国系のスーパーも多くあり、韓国食材は比較的簡単に手に入れることができます。 調味料以外にも韓国系の冷凍食品やインスタント食品もローカルスーパーで手軽に購入できます。 意外にもわさびもローカルスーパーで見つけることができました。価格はおよそ470円(78.000VND) お刺身にはもちろんですが、鶏肉にわさびを塗って和風ソテーにしたり、パスタと和えてピリ辛和風パスタにしたりと活用してみてくださいね。 白砂糖、ブラウンシュガー、製菓用の粉糖など砂糖の種類も豊富です。 ベトナムならではなのはココナッツシュガーです。液体のものやブラウンシュガーのような固形のものがあります。在住者の中には、液体のココナッツシュガーをみりんの代用品として使っている方もいます。 上白糖は日本のもの? 日本の家庭で多く使われている砂糖の代表に、柔らかく溶けやすい「上白糖」がありますが、これは日本ならではの砂糖で、世界的にはグラニュー糖等の白砂糖が一般的だそうです。 ベトナムでは結晶が大きいグラニュー糖が主流ですが、日本食材店には上白糖を取り扱うお店もあります。 (参考:カップ印/シュガーラボ) 塩水から精製した塩やヒマラヤピンクソルトまで幅広く取り扱っています。 ベトナムでは「ヨード入りの塩」というジャンルがあり、ミネラルが豊富でいい塩という位置付けだそうです。ヨードが添加されていない塩も販売していますので、用途に応じて選ぶことができます。 また、ベトナムには純粋な塩以外にも「レモングラス塩」や「ライム塩」などそのまま食材の味付けとして使える商品も多くあります。 さらに、ベトナムは世界有数の胡椒生産国としても知られています。特に有名なのは「フーコック産の胡椒」でお土産としても定番です。 ベトナムでは大豆油以外にも、ひまわり油・ココナッツオイルが一般的に販売されています。この他にもオリーブオイルやごま油などを購入できます。 味噌・醬油・料理酒・みりんは売っている? 味噌、料理酒、みりんをコープマートで見つけることはできませんでした。醬油の取り扱いはありましたが、キッコーマンの卓上醬油のみでした。 ですが、ホーチミン市内には日本食材店がたくさんあり、醬油や味噌以外にもお好み焼きソースや焼肉のタレなど日本食材のほとんどを手に入れることができます。 今回はホーチミン市内にある日本食材店「業務スーパー」と「ハチハチ」で購入できるものを調査しました。 「業務スーパー」「ハチハチ」はホーチミン市内に2店舗あります。日本食材を取り扱うお店はこの他にも「Ichibanマーケット」や「アクルヒスーパー」「晴レ屋」「イオンモール」などたくさんの日本食材店があります。 また、ハノイにも日本食材を扱う「富分(TOMIBUN)」「AKURUHI」「ハノイ商店」「SAKUKO」など多くありますのでご安心ください。 ローカルスーパーでは取り扱っていない和風だしの素は、日本食材店での購入がマストです。セールの時は比較的安価で購入することもできます。 みりんや酒も日本食材店には必ず販売しています。ベトナム産のみりんや酒の商品もありますが、日本産のものと価格帯は大きく変わらない印象です。 業務スーパーでは醬油の種類が豊富でした。醬油はどんな料理にも使用するため切らすことのできない食材ですよね。 味噌は「マルコメ」製のものをよく見かけます。また業務スーパーブラントの味噌もありましたが、選択肢が少ない印象でした。 好きな味噌がある方は、日本からの持参を検討するのも良いでしょう。 日本製の鍋の素も種類が豊富です。ベトナム人も鍋が大好きで、ホーチミン市内には鍋を提供するお店がたくさんあります。 特に「ラウガーラーエー(Lẩu Gà Lá É/ハーブ鶏鍋)」は、きのこやハーブ入りのあっさりした出汁が美味しく、日本人の口にあう味付けでおすすめです。 日本製のカレーやシチューの素も日本食材店で取り扱っています。 ベトナムでは日本のとろみのあるカレーが好みでない人も多いようです。 変わりに「カリーガー(cà ri gà)」というココナッツミルクを使ったタイカレーのようなカレーや「ボーコー(bò kho)」というベトナム風のビーフシチューがあり、とても美味しいです。 食べるラー油や七味などの香辛料も販売していました。日本食材店では、欲しかった調味料もすぐに見つけることができますね。 ▼この他にもベトナムで購入できる食材について詳しく解説しています。 「ベトナムで自炊すると食費はいくら?」ベトナム在住者による生活費大解剖! 日本調味料メーカーの進出によりベトナムのローカルスーパーでも、日本食の調理に使える調味料が揃います。現地生産の調味料を使うことで、食費も節約することができますね。 また、ベトナムならではの調味料を取り入れることで、料理の幅もぐんと広がります。日本の味噌や醤油などの調味料は、日本食材店で手に入りますので、いつでも安心して購入できます。 この記事がベトナムの暮らしの参考になりましたら幸いです。