- お役立ち情報
- 2025.02.24
インドネシアは、多様な文化と宗教が共存する国であり、その食文化も非常に豊かです。
約2万人の日本人が住んでおり、海外でも住みやすい国の一つと言えるでしょう。
しかし、インドネシアで生活を始める日本人にとって、宗教的な制約や食材の制限についての理解が必要不可欠です。
特にお酒や豚肉、ハラール(イスラム法に基づく)といったテーマは、初めての方にとっては戸惑う点も多いでしょう。
こちらの記事では、日本人がインドネシアで直面しやすい食文化の特徴や、宗教的な影響を受けた食習慣について解説します。
1. インドネシアの宗教と食文化
インドネシアは、世界最大のイスラム教徒人口を有する国であり、約87%の人々がイスラム教徒です。
そのため、インドネシアの食文化においては、イスラム教の教えが大きな影響を与えています。
また、インドネシアにはヒンドゥー教、キリスト教、仏教などの信仰も存在し、それぞれの宗教に基づいた食事規制や食習慣が見られます。
基本的には他民族国家として尊重し共生する文化ですので、イスラム教徒でない日本人の方でも安心してくださいね◎
イスラム教と食事規制
イスラム教では、「ハラール(許されている)」と「ハラーム(禁じられている)」という概念が食事に関しても重要です。
ハラール食品はイスラム法に従って許された食材であり、ハラーム食品は食べてはいけないものとされています。
①豚肉の禁止: イスラム教徒は豚肉を食べることが禁じられており、そのためインドネシアでは豚肉を使用した料理は少なく、豚肉を扱うレストランや店舗も限られています。
代わりに鶏肉や牛肉、羊肉が主に使われます。
②アルコールの制限: イスラム教徒はアルコールを避けるべきとされています。
インドネシアでは、特にジャワ島やスマトラ島などの多くの地域でアルコールを飲まない人が一般的です。
これに伴い、アルコールを提供する店は観光地や都市部に限られることが多いです。
ジャカルタではワインやウイスキーなどはリカーショップ、一部のスーパーマーケットではビールのみ販売しているというところが多いです。
コンビニではアルコールの販売が禁止されていますので購入できません✖
バリ島のヒンドゥー教と食文化
リゾートで有名なインドネシアのバリ島ではイスラム教ではなくヒンドゥー教が中心に信仰されており、食材に関して一部制限がありますが、豚肉を食べることができる場合もあります。
ただし、ヒンドゥー教徒の中には、神聖視される動物を食べないという信条を守る人々もいます。
宗教や観光地化が進んでいることから、ジャカルタと比べてもお酒を置いているレストランが多いのも特徴的です◎
そのため、バリに旅行へ行く際はあまり気にせずに食事やお酒を楽しむことができますよ!
インドネシアの食事と宗教的制約
インドネシアの食文化において、日本人が最初に戸惑う可能性があるのが、豚肉やアルコールに関する制限です。
イスラム教徒が多数を占めるインドネシアでは、豚肉を使った料理は一般的ではなく、特に宗教的な地域やコミュニティでは豚肉を避ける習慣があります。
代わりに、鶏肉、牛肉、魚介類がよく消費されます。
また、お酒を飲む場合でも公共の場での過度の飲酒や酩酊状態はあまり好ましくないとされています。そのため、飲み過ぎないように注意することが大切です。
インドネシアでの生活を楽しむためには、宗教的な制約を理解し、それに配慮した食文化を尊重することが大切です。
イスラム教徒の人々と食事を楽しむ際のポイント💡
1 ハラール食品&ハラールレストランを選ぶ
インドネシアで食事をする際には、「ハラール」のラベルがついた食品やレストランを選ぶことをお勧めします。
多くの都市では、ハラール食品を提供する店が多数あり、ハラール認証がある食材や調理方法を選ぶことでイスラム教徒の方に安心感を与えることができます。
2 豚肉の代替肉を楽しむ
豚肉の代わりに、鶏肉や牛肉、羊肉を使った料理を楽しむことができます。
インドネシア料理には、スパイシーで風味豊かな料理が多いため、豚肉なしでも十分に満足できる食事が可能です。
特に、ナシゴレンやサテは豚肉なしでも美味しくいただけます。
一般的に日本ではソーセージは豚肉からできていますが、インドネシアではチキンソーセージや魚肉の練り物などが一般的ですよ◎
3アルコールは控えめに&調味料に注意
イスラム教徒はアルコールを基本的に飲みませんが、勧めたりしなければ同じ席で相手が飲んでいても問題はありません!
嗜む程度に飲むことは問題ありませんが、お酒に酔ってしまうようなことがないように注意しましょう。
また、もし自宅で日本食をふるまう場合には調理種やみりんにもお酒が含まれるため、注意が必要です。
豚肉やお酒は購入できる?
インドネシアに住み、インドネシアの人々を尊重するとはいえ、イスラム教徒ではない日本人の方は豚肉やお酒を楽しみたい!と思いますよね。
筆者は今ジャカルタに住んでいますが、日本人向けの食材も手に入れやすく、日系スーパーに行けば手軽に豚肉もお酒も購入することが可能です。
ジャカルタにはpapayaという日系スーパーがあり、フライなどのお惣菜やお刺身、お弁当から日本の調味料や食材など手に入らないものはほとんどありません。
papayaでは豚肉も販売しており、海外ではあまり見かけないお肉の薄切りも販売しています!
またpapayaではビールとインドネシアのチューハイを購入することができますがワインや焼酎などは販売していません。
インドネシアで生産されているビンタンビールやバリハイビールであれば一缶200~300円程度、海外産のビールになると1本あたり400~500円程度です。
また、ローカルスーパーでは買えない料理酒やみりんなどアルコールが入った調味料も日本の3倍くらいの値段ですが、販売しているのでとても助かります◎
ワインやウイスキーなどのアルコールを購入したい場合はリカーショップへ行きましょう。ショッピングモールに行くと大体1軒は併設されていますよ!
コンビニや小さなスーパーマーケットでは販売していませんので要注意です。
輸入のアルコールは日本で購入する3倍近くするので、お酒が好きな駐在員の方は一時帰国の際に焼酎や日本酒、ウイスキーなど購入して帰ってくる方が多いですよ。
レストランは?
インドネシアの中でも特に日本人の方が多いジャカルタやバリでは、インドネシア料理以外にも多岐にわたりレストランがあります。
日本食はスシローや大戸屋、吉野家などのチェーン店から高級寿司や割烹まで様々あり、インドネシア人にも人気です◎
日本食だけでなくイタリアンやフレンチ、中華に韓国などファーストフードから高級店までなんでもありますので、食に困ることはないでしょう。
インドネシア料理レストランに行くと基本的にお酒はおいていませんが、一部の観光客向けインドネシアレストランには置いています。
日本食やイタリアンなどの外国料理レストランには置いているところが多いですよ!
まとめ
インドネシアの食文化には、宗教的な制約や地域ごとの違いがあるため、日本から移住してきた日本人にとっては初めての体験となることもあります。
しかし、これらの制約を理解し、現地の食文化を楽しむ方法を学ぶことで、インドネシアでの生活はより充実したものとなります。
また、イスラム教徒にとっては制約があっても、他宗教を尊重する文化が強いため制約も他のイスラム国に比べると非常に緩やかなので安心してください。
筆者は実際にジャカルタで生活をしていて食生活に制限がありつらいと思ったことは一度もありません◎
イスラム教徒の方との食事の際にはハラール食品を選ぶなど尊重しつつ、個人ではバラエティ豊かな食生活を楽しんでくださいね!
ベトナム情報週刊コラム
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