【バンコク/ローカルフード】タイ旅行初めての方にお薦め!現地で食べておきたいローカル名物料理10選

【バンコク/ローカルフード】タイ旅行初めての方にお薦め!現地で食べておきたいローカル名物料理10選

タイを訪れるなら本場のタイ料理は必食!

日本でもお馴染みのタイ料理が多いですが、本場でタイ料理を楽しみたい方も多いのではないでしょうか。

タイの各地方にはそれぞれ名物料理がありますが、バンコクではほとんどの料理を楽しむことができます。

今回は初めてバンコクに訪れる方向けに、食べておきたいタイ料理をご紹介します。

押さえておきたい!タイで食べたい名物料理10選

🍲トムヤムクン(Tom Yam Kung)

「トム・ヤム・クン」は、世界三大スープの一つに数えられるタイ発祥のスープです。

ハーブやスパイスの風味が特徴で、酸味と辛みのバランスが絶妙です。エビをはじめとする多くの具材が入り、辛いだけでなく深い味わいが楽しめます。

タイ語で「トム」は煮る、「ヤム」は混ぜる、「クン」はエビを意味し、つまり「煮て混ぜて作るエビのスープ」という意味です。

🍚カオマンガイ(Khao Man Kai)

「カオマンガイ」は鶏の油で炒めたタイ米を鶏のスープで炊き込み、その上にゆで鶏をのせたタイ料理です。

甘辛いタレをかけて食べるのが特徴です。「カオ」は米、「マン」は油、「ガイ」は鶏を意味します。

タイではどこにでもカオマンガイの食堂があり、庶民にとってとても身近な料理です。蒸し鶏か茹で鶏が通常ですが、ローストチキンやフライドチキンで提供しているお店もあります。

🍚ガパオライス(パッ・ガパオ・ガイ/Phat Kaphrao Gai)

「パッ・ガパオ・ガイ」はタイの屋台定番メニューで、日本では「ガパオライス」として知られています。

鶏ひき肉をバジルと炒め、唐辛子、ナンプラー、オイスターソースで味付けした伝統的タイ料理「パッガパオ」にご飯を添えた料理です。

鶏肉の代わりに豚肉や牛肉を使ったり、目玉焼きをトッピングしたりと、バリエーションも豊富です。

🍜パッタイ(Pad Thai)

「パッタイ」は、タイの米粉麺を使った焼きそばで、国民食として愛されています。

タイ語で「タイ炒め」を意味し、屋台や食堂では定番のメニューです。米粉で作られた平たい麺を、タマリンドペーストやナンプラーで甘酸っぱく味付けし、もやしやニラ、豆腐、卵、豚肉や海鮮などを加えて炒めます。

仕上げにライムや砕いたピーナッツがトッピングされます。

シンプルながら奥深い味わいの一品で、老若男女に好まれる麺料理です。

🍜カオソーイ(Khao-Sō-i)

「カオソーイ」はタイ北部、特にチェンマイの代表的な料理で、ラオス北部でも食べられているカレーラーメンです。

ココナッツミルクベースのスープにカレースパイスがたっぷり入っており、卵麺と一緒に食べます。

スープは、香辛料が強めなものからココナッツミルクが多いマイルドなものまで、お店によって様々です。鶏、豚、牛などの柔らかく煮込んだ肉を選んで食べることができます。

付け合わせには、高菜の漬物、玉ねぎ、ライム、チリペーストがよく添えられるのでお好みで味変もできます。

🍛グリーンカレー(Green curry)

「グリーンカレー」はタイカレーの代表格で、スープのようにサラサラしたカレーです。

主な具材は鶏肉、たけのこ、ナスなどで、ココナッツミルクで煮込み、最後にナンプラーで味を整えます。

現地ではご飯と別々に盛り付け、少しずつカレーをかけながら食べるのが一般的なスタイルです。

タイカレー豆知識💡

タイカレーは、グリーン、レッド、イエローの順で辛さが強くなります。辛さの元は「唐辛子」で、グリーンカレーは青唐辛子やパクチー、レッドカレーは乾燥した赤唐辛子、イエローカレーはカレー粉やターメリックを使います。イエローは日本のカレーに近く、まろやかな味わいです。

🍛プー・パッ・ポンカリー(Poo Pad Pong Curry)

「プーパッポンカリー」はタイ発祥の料理で、カニやソフトシェルクラブを甘辛味噌油で炒め、牛乳入りの卵液を加えた一品です。

名前の意味は、「プー」がカニ、「パッ」が炒める、「ポンカリー」がカレー粉。ピリ辛でコク深い味わいが特徴です。

バンコク市内のレストランや屋台で食べることができますが、バンコクにある人気レストラン“ソン・ブーン・シーフード(建興海鮮酒家)”がプー・パッ・ポンカリー発祥のお店で、各国の著名人も訪れています。

ソン・ブーン・シーフードのメニューや予約はこちらからどうぞ!

🍛マッサマンカレー(Massaman curry)

「マッサマンカレー」はタイ南部発祥のカレーで、鶏肉やジャガイモ、ココナッツミルク、ピーナッツを煮込んだ料理です。

「マッサマン」とは、「イスラムの」という意味で、イスラムのコミュニティから生まれた料理と言われています。

スパイスがたっぷり使われていますが、日本人にも馴染みやすいコクと甘みが特徴です。

2021年、CNN Travelの「世界でもっともおいしい食べ物ランキング50」で1位に選ばれ、世界中で注目されました。

🥗ソムタム(Som Tum)

「ソムタム」はタイ東北部イサーン発祥のサラダで、タイ全土で親しまれています。

シャキシャキした青パパイヤに、トウガラシやナンプラー、干しエビなどを混ぜた一品で、南国の蒸し暑い気候にぴったりな辛味と酸味が特徴です。

昼食や夕食、軽食として幅広く食べられていますが、辛いものが苦手な方は注意が必要です。

🥗ヤムウンセン(Laab woonsen)

ヤムウンセンもタイの定番サラダ料理ですが、温かい状態で提供されるのが特徴です。

タイ語で「ヤム」は「和える」、「ウンセン」は「春雨」を意味します。

野菜やハーブ、ひき肉やシーフードを調味料で和えた一品で、具材の旨味と生唐辛子の辛味、タレの甘酸っぱさがクセになります。

暑く食欲がない時もさらっと食べられるので、夏バテやちょっとお酒のおつまみが欲しい時にもおすすめです!

パクチーが苦手な方は?

タイ料理では大体の料理にパクチーが使われています。

パクチーが苦手な方は、注文の際に「マイ パクチー(Noパクチー)」や「マイ サイ パクチー (パクチー入れないで下さい)」と伝えることをおすすめします。

男性の場合は語尾に“クラップ”、女性は“カー”を入れると丁寧な表現になります。

色々食べたい・ローカルレストランが不安な方は「タリンプリン」へ

色々な料理を一気に食べてみたい・ローカルレストランが不安、という方にはバンコク市内で数店舗を持つ、老舗タイ料理レストラン「Taling Pling(タリンプリン)」がおすすめです。

写真付きメニューがあり、タイ各地の伝統的な家庭料理からタイ全土でメジャーなタイ料理までいただけます。

料金も比較的手頃で店内も綺麗、味付けもタイ料理を食べ慣れていない人でも馴染みやすい料理となっており、お子様連れやお年寄りでも安心して利用できます。

特におすすめの店舗はスクンビット34店。築約70年の邸宅を改装したお洒落な一軒家で、敷地が広く天井も高くモダンな雰囲気が抜群です。

席数も300席と多く個室の用意もあるので、大人数での会食やパーティーにも利用しやすいです。

タリンプリンのメニュー・予約はこちらからどうぞ!

筆者おすすめのレストラン「Madame Musur」

もっとローカルの雰囲気を楽しみたい!という方におすすめなのが「Madame Musur」。

バックパッカーの聖地・カオサン通りの側ですが、喧騒から離れたランブトリ通りに面していて、オープンエアーでのんびりとした雰囲気が楽しめるお店です。

上記で紹介したタイ料理のほか、タイ東北部のイサーン料理も楽しめます。

どの料理も食べやすい味付けや辛さになっているので、旅行者やタイ料理初心者にもおすすめです。

席数も比較的多く、テラス席やソファ席など席の種類も充実しています。

ドリンクだけでも利用できるので、お近くに行かれる方はぜひ訪れてみてくださいね。

まとめ

こちらの記事ではタイ名物料理をご紹介しました。

ご紹介したお店以外にも、それぞれの料理の専門店や人気レストランがバンコク市内にはたくさんあります。

是非お気に入りのお店を見つけ、素敵なひと時を過ごしてくださいね。

寺内真実

執筆者寺内真実

2014年よりベトナム在住。
「暑い国に住みたい」と勢いで渡越し、現地の日系旅行会社を経て、現在はベトナム・ダナン市で飲食店とライターをしています。
著書「最新版 ダナン&ホイアンへ 癒しのビーチと古都散歩」イカロス出版
https://www.amazon.co.jp/dp/4802215312

ベトナム情報週刊コラム

2025年版|ベトナム生活はいくらかかる?ハノイ・ホーチミンのリアル生活費を徹底解説
2025.12.19
2025年版|ベトナム生活はいくらかかる?ハノイ・...
海外移住や駐在、現地採用など、日本人にとってベトナムは「住みやすい東南アジアの国」として注目を集めています。 物価が安く、食事もおいしい――そんなイメージがありますが、実際のところ2025年のベトナムでの生活費はいくらくらいかかるのでしょうか? この記事では、ハノイとホーチミンの生活費をリアルな数字と現地の声をもとに徹底解説します。 これからベトナムで生活を始めたい方、駐在・現地採用を検討している方にとって、参考になる内容です。   ここ数年、ベトナムでは経済成長とともに物価が上昇しています。特に2023~2025年にかけて、円安と現地インフレの影響で、日本人にとっては「思ったより安くない」と感じる人も増えています。 とはいえ、東京と比べれば依然として生活コストは約半分〜3分の2程度。 家賃・交通費・外食費などは日本の都市部よりかなり安く、生活スタイルを工夫すれば月10〜15万円程度でも十分に暮らせるのが現実です。   ベトナムの生活費で最も大きな割合を占めるのが「家賃」。 まずは代表的な住宅タイプ別に見てみましょう。 住居タイプ ハノイ家賃相場 ホーチミン家賃相場 備考 ローカルアパート(単身用) 250〜400USD(約4万〜6万円) 300〜500USD(約5万〜8万円) キッチン・家具付きが主流 サービスアパート(外国人向け) 500〜800USD(約8万〜13万円) 600〜1,000USD(約10万〜16万円) クリーニング・光熱費込みもあり ファミリー向けマンション 800〜1,500USD(約13万〜24万円) 1,000〜2,000USD(約16万〜32万円) プール・ジム付き高級物件も人気 ホーチミン市(特に1区・2区・7区)は上昇傾向で、外資企業の進出増加により外国人居住者が増えたことが背景です。 一方、ハノイは比較的安定しており、同じグレードなら1〜2割ほど安く借りられます。 💡 現地在住者の声 「ハノイは通勤ラッシュが大変だけど、郊外なら家賃が抑えられて静か。ホーチミンはカフェや外食が多く、便利さを取るなら断然こちら」(30代男性・現地採用)   ベトナムの食費は、どれだけローカルフードを利用するかで大きく変わります。 ● ローカル中心の場合 ・フォーやバインミーなど:1食 約40,000〜70,000ドン(約250〜450円) ・カフェでのコーヒー:25,000〜50,000ドン(約150〜300円) ・屋台や食堂中心で1日3食:月2〜3万円で生活可能 ● 日本食・欧米レストラン中心の場合 ・日本食定食:150,000〜250,000ドン(約900〜1,500円) ・カフェチェーン(スタバなど):60,000ドン〜(約400円〜) ・週2〜3回外食+自炊:月5〜7万円前後 最近では輸入食品や日系スーパーの価格が上がっており、日本の食材を多用すると日本並みの食費になるケースも。 🥢 現地の感覚 「フォー1杯250円は安いけど、週末にイオンの寿司を買うと日本価格。日本食をどれだけ食べるかで月の支出が全然違う」(40代女性・駐在妻)   公共交通機関がまだ整備途上のベトナムでは、バイク・タクシーアプリ(Grab)が主な移動手段です。 手段 相場(片道) 月あたり目安 備考 バイク通勤(自家用) ガソリン代 約400,000ドン(約2,400円) 月1,000円台〜 駐輪場代別 Grabバイク 20,000〜40,000ドン(約130〜250円) 月3,000〜5,000円 短距離移動に便利 Grabカー(4輪) 50,000〜150,000ドン(約300〜900円) 月5,000〜8,000円 雨の日や荷物が多いときに便利 バス・メトロ 7,000〜15,000ドン(約50〜100円) ...
ベトナム在住者必見!今話題の日本発飲食チェーン最新ガイド(2025年版)
2025.12.05
ベトナム在住者必見!今話題の日本発飲食チェーン...
近年、ベトナムの主要都市では日本発の飲食チェーンが続々と進出し、現地の人々にも人気を集めています。日本の味を恋しく感じる在住日本人にとっても、これらのお店はまさに“心のオアシス”。 今回は、ホーチミン市やハノイ市を中心に展開している代表的な日本発チェーン6店を、商品の特徴や価格帯、所在地情報などとともにご紹介します。   すき家は、ゼンショーグループが展開する日本最大の牛丼チェーン。ベトナムでは2016年にホーチミンに1号店をオープンし、現在ではハノイやダナンにも複数店舗を構えています。 ● 主なメニューと価格 牛丼(並):約59,000〜69,000ドン(約360円) チーズ牛丼:約85,000ドン(約520円) カレーライス:約89,000ドン(約550円) 日本とほぼ変わらない味を、清潔な店内で気軽に楽しめるのが魅力。味噌汁や生卵などのサイドメニューも充実しており、「夜食」「ランチ」「一人ご飯」に最適です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Vincom Center Dong Khoi内 Hanoi:Lotte Center Hanoi   日本でもおなじみの「ココイチ」は、ベトナムでもカレー文化を広めた先駆者的存在。具材・辛さ・ご飯の量を自由にカスタマイズできる点が人気の理由です。 ● 主なメニューと価格 ポークカレー(並):約120,000ドン(約700円) チキンカツカレー:約155,000ドン(約930円) シーフードカレー:約165,000ドン(約980円) 現地では、日本米を使用しながらもカレーの辛さをややマイルドに調整しており、ベトナム人にも好まれています。 日本同様、トッピングメニューの自由度が高く、在住者の“カレー欲”をしっかり満たしてくれる一軒です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Takashimaya Saigon Centre内 Hanoi:Aeon Mall Long Bien   焼肉と言えば「牛角」。日本国内だけでなくアジア各国で人気を集めており、ベトナムでもホーチミンを中心に展開を拡大しています。 ● 主なメニューと価格 牛カルビセット(ご飯・スープ付き):約220,000ドン(約1,300円) 食べ放題コース:約399,000〜499,000ドン(約2,400〜3,000円) 炭火焼スタイルで肉の質も良く、日本クオリティの焼肉をベトナムで体験できるとして、日本人・現地客の双方に支持されています。 店内は清潔でサービスも丁寧。デートや接待利用にも向くお店です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Le Thanh Ton通り、District 1 Hanoi:Vincom Mega Mall Times City   ベトナムのうどんブームを牽引したのが「丸亀製麺」です。現地では2014年にホーチミン1号店がオープン。日本同様にセルフスタイルを採用し、打ち立て・茹でたてのうどんを提供しています。 ● 主なメニューと価格 かけうどん:約59,000ドン(約360円) ぶっかけうどん:約65,000ドン(約400円) 天ぷら各種:1個 約20,000〜35,000ドン(約120〜210円) ...
現地採用・駐在・フリーランスの違い|ベトナムで働く3つの働き方
2025.11.21
現地採用・駐在・フリーランスの違い|ベトナムで...
近年、ベトナムは日本人にとって魅力的な就業先として注目を集めています。ホーチミンやハノイなどの都市では、日本企業の進出が進み、現地採用や駐在員、さらにはフリーランスとして働く日本人も増加しています。しかし、これらの働き方にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあり、どの働き方が自分に合っているのかを理解することが重要です。   現地採用とは、ベトナム国内の企業に直接雇用される形態です。日本からの派遣ではなく、現地法人に所属し、現地の労働法や給与体系に従って働きます。 特徴 雇用契約:ベトナムの企業と直接契約 給与:ベトナムの市場水準に基づく 福利厚生:現地の制度に準拠 メリット 現地の文化や生活に密着した働き方ができる 日本からの派遣ではないため、自由度が高い 現地のネットワークを構築しやすい デメリット 給与水準が日本より低い場合が多い 福利厚生が限定的 キャリアパスが限定される可能性がある   駐在員は、日本の企業から派遣され、ベトナムの拠点で勤務する形態です。給与や福利厚生は日本基準で支給されることが一般的です。 特徴 雇用契約:日本の企業と契約 給与:日本の給与水準 福利厚生:日本の制度に準拠 メリット 高い給与水準と手厚い福利厚生 日本の企業文化やキャリアを維持できる 家族帯同が可能な場合もある デメリット 現地の文化や生活に馴染みにくい 日本の企業文化がそのまま持ち込まれることが多い 現地での自由度が低い場合がある   フリーランスは、企業に雇用されることなく、個人事業主として契約ベースで仕事を受ける形態です。IT、翻訳、教育などの分野で増加しています。 特徴 契約形態:プロジェクト単位や業務委託契約 給与:契約内容に基づく 福利厚生:自己負担 メリット 自由な働き方ができる 高収入の可能性がある(スキル次第) 複数の案件を掛け持ちできる デメリット 安定した収入が得にくい 社会保険や税務処理などの手続きが自己責任 契約の獲得や更新に手間がかかる   以下の表は、現地採用、駐在員、フリーランスの3つの働き方を年収、待遇、生活環境の観点から比較したものです。 項目 現地採用 駐在員 フリーランス 年収(目安) 2,500〜5,000 USD/月 5,000〜8,000 USD/月 + 手当 2,000〜10,000 USD/月(案件次第) ボーナス なし〜あり(企業による) 年2回(日本基準) なし 住宅手当 なし〜あり(企業による) 会社提供または手当あり なし 保険・医療 現地の社会保険加入 日本基準または現地補助あり 自分で手配 ...

ブログ一覧へ戻る