- 2022.11
現地在住者が実感!ベトナム就職のメリット8個【他国との比較も】
ベトナムに転職するメリットは何でしょうか? 日本を出てまで、ベトナムで就職する得られる事はあるのだろうか? 他の国と比べた時の、ベトナム就職のメリットって何だろう? こういった疑問に答えていきます。 HRnaviは、2007年より15年間、「ベトナムで働きたい」と思われる日本人候補者の方へ、ベトナムでのお仕事を紹介して参りました。年々、ベトナムに興味を持たれる方も多く、最近では毎月100名以上の方々と面談を行い、キャリアアップのご支援をしております。 様々な経歴を持つ方々との面談の中で、共通して聞かれることの1つが、「ベトナムで働くメリットは何ですか?」というご質問です。 今回は、そんな候補者の方々が持つ疑問に対して、ベトナム、中国、シンガポールでの就労経験を持つ筆者が、他国との比較も交えながらお答えします。 この記事を読まれた後は、ベトナム就職のメリットについて理解を深め、「ご自身のベトナム就職の目的と得たいもの」を考えるきっかけになりますよ。 「一人で考えるよりも、経験者と話しながら考えたい!」という方は、HRnaviの経験豊富なコンサルタントに声を掛けてみて下さい。 前提として、ベトナム就職のメリットを知る前に、考えておくと良い事があります。 これらは、HRnaviや筆者が、数多くの候補者様との面談から、実感していることです。 具体的には、以下の3つです。 なぜ転職するの? なぜ海外就職するの? なぜベトナムを選ぶの? 上記3つが明確になっている方は、応募企業様からの評価も高く、内定に繋がりやすい傾向があります。 理由は、「どうしてベトナム就職をしたいのか」が明確になり、履歴書を書く時や面接時などに、ご自身の志望動機をはっきり伝えられるためです。具体的な内容は、別な記事で解説していきます。 これら3つを検討した後は、「ベトナムは自分に合うのか」を、より考えやすくなるかと思います。 本題に入る前にお伝えしたいことは、「ベトナム就職」など、「国選びの時に考えるメリット」には、2種類ある、ということです。 努力次第で得られるメリット 行くだけで享受できるメリット 「努力次第で得られるメリット」は、環境として用意されているが、得られるかどうかは自分の行動次第、というメリットです。一方、「行くだけで享受できるメリット」は、渡航すれば多くの人が感じられるメリットです。 海外就職を考える時に、「メリット」という言葉は頻繁に使われる一方、発信する人と受け取る人、それぞれの状況次第で意味が変わる言葉でもあります。 よって、1つの選別方法として「このメリットは、努力次第で得られるのか、それとも行くだけで得られるのか」を考えると、自分に合うかどうかが、考えやすくなるでしょう。 いよいよ次の章から、ベトナム就職のメリットを解説していきます。 ベトナム現地在住の、HRnaviのコンサルタントや筆者の実感を踏まえ、厳選した8つの点をご紹介します。 「努力次第で得られる、ベトナム就職のメリット」は、以下の4つです。 未経験でも「裁量の大きな仕事」や、「幅広い業務」に挑戦できる可能性 完璧な英語を話せなくても、仕事で活躍し、生活できる 日本企業やコミュニティが多く、日本人のつながりを作りやすい 生活費を抑えやすく、貯金や投資にもチャレンジしやすい 順番に見ていきましょう。 1つ目は、「未経験でも『裁量の大きな仕事』や、『幅広い業務』に挑戦できる可能性が高いこと」です。 具体的な内容は、業種や職種によって変わりますが、概して「マネージャーなどの管理職」や「複数業務の兼任」です。 未経験でも、マネージャーや複数業務に挑戦できる理由は、以下のとおりです。 本社から派遣される、日本人駐在員の数は、最小限であるから。 本社や、現地法人長である、日本人の意図を汲み取って仕事ができるから。 現地化が進んでも、「日本人に任せた方が安心」な仕事があるから。 端的に言うと、ライバルが少なく、日本人の意図を理解した仕事ができるため、「責任の大きな仕事や複数業務担当を任せられやすい環境」ということです。 私の人材紹介会社時代の同僚は、新卒でコンサルタントとして採用をされた後、未経験ながら「会社ホームページのSEO対策」も兼務し、約2年でSEO対策を一人で出来るほどのスキルを身に付けていました。 日本であれば、SEO対策の経験を持っていない限り、兼務を任せてくれる会社は、そう多くは無いでしょう。 もちろん、仕事を任されるには、入社前の面接や入社後の査定で、高い評価を得ることが求められます。 会社からの信頼を得られれば、年齢に関係なく、責任の大きな仕事や複数業務を担えることは、ベトナムに就職する魅力の1つです。 2つ目は、「完璧な英語を話せなくても、仕事で活躍し、生活できること」です。 ベトナムの日系企業の場合、社内の共通言語は、英語もしくは日本語のどちらかです。 ただ、例え英語が社内で使用されるとしても、ベトナム人にとっても、英語は外国語です。 よって、英語圏の国と比べると、話される文法や単語は単純で、こちらの話にも耳を傾けてくれようとしてくれる方が多いことは、ベトナム現地に住む多くの日本人が、実感することです。 また、仕事外でも、英語やベトナム語の、単語のつなぎ合わせでだけで、タクシーの乗車から買い物まで可能です。 これは、一度ベトナムに旅行に来られたことのある方なら、共感して頂けることかと思います。 もし中国であれば、一般的に、流暢な英語や中国語会話能力を求められるケースが多く、シンガポールであれば、基本的に英語力は必須となるなど、語学力がなければ応募もできない求人も多く存在します。 このように、ベトナム就職では、求められる語学力のハードルは低め、と言えるでしょう。 もちろん、高い英語力やベトナム語をお持ちであれば、選考で有利になることもあります。そして何より、現地での生活がより楽しめることは、間違い有りません。 よって、語学に興味がある方は、ベトナム渡航後に語学習得を目指しても良いでしょう。 3つ目は、「日本企業やコミュニティが多く、日本人のつながりを作りやすいこと」です。 日本から離れた場所で働き、住む人同士だと、仕事やコミュニティを通じて、様々な世代の日本人と仲良くなりやすいのです。 JETROの公表によると、日本企業数と在留邦人数は以下のとおりです。 日本企業数(日本商工会議所の会員数) 1,973社 ...


