ベトナム生活情報

2025.02.19

【ダナン/ホテル三日月】宿泊もビジター利用もおすすめ!注目の日系リゾート施設をご紹介

【ダナン/ホテル三日月】宿泊もビジター利用もおすすめ!注目の日系リゾート施設をご紹介
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「ゆったり、たっぷり、のんびり、旅行けばみかづき、ホテル三日月♩」のCMはみなさんご存知ではないでしょうか? ベトナム中部のリゾート地として知られるダナンにある「ダナン三日月ジャパニーズリゾート&スパ」は、2022年に全面オープンした日本のホテル三日月の海外店舗です。 ダナン市内の中でも比較的新しい5つ星ホテルで、日本の「三日月ホテル」の特徴である広々とした空間や家族連れに優しいおもてなしが魅力です。 リゾート内では、日本文化を感じながら温泉やスパでリラックスしたり、インフィニティプールや美しいビーチで楽しむことができます。 まさに家族旅行にぴったりなリゾート「ダナン三日月」を今回はご紹介したいと思います! ダナン三日月ジャパニーズリゾート&スパは、ダナン市内にあるダナン湾エリアに面しておりダナン国際空港から車で約15分、市内中心部からは約20分の便利な場所にあります。約13ヘクタールの敷地内は4つの施設から成り立っており、大きな複合型リゾートホテルとなっています。 日本風の「日の出ヴィラ棟」、22階建ての「三日月ホテル棟」、ビーチサイドの「波レストラン」、そして屋内外両方のプールを楽しめる「ウォーターパーク365」です。「日の出ヴィラ棟」は日本の旅館をイメージした離れ形式で、1棟に4部屋があり、全部で12棟48室です。 特徴的なのは、「三日月ホテル棟」の294室の客室のバルコニーにバスタブが設置されていることです。海を眺めながら、まるで露天風呂のようにゆったりとくつろげます。バルコニーにはデイベッドも設置されているので、休憩をしつつ長湯することもできます。 TOTOのウォシュレットも完備されており、一番コンパクトなデラックスルームでも70㎡あるため、ゆったりした造りのお部屋となっています。全室デスクもあるのでパソコン作業などもしやすい環境となっており、出張者にもおすすめです。 ファミリールームは4名まで、ヴィラは大人5名または大人4名と子供2名まで宿泊できるので家族旅行やグループ旅行にも利用することができます。 ホテル周辺はまだ開発地域ですが、館内にオールデイダイニングレストランと和食レストラン、インフィニティプール、スパ、ジム、ミニショップなどの設備も充実しています。 朝食ビュッフェは和食はもちろん、ベトナム料理、韓国料理、中華、洋食など品数が豊富です。 リゾートからは、歩道橋を渡るとXuan Thieuビーチに徒歩約5分でアクセスでき、ビーチにもすぐ行けます。また、施設のいたるところに日本の和の要素が取り入れられ、ダナンにいながら日本文化とおもてなしを感じつつ、快適でリラックスした時間を過ごすことができます。 ダナン三日月ホテルには、22階屋上のインフィニティプール、450mの流れる屋外プール、屋内ウォーターパーク「ウォーターパーク365」の3つのプールがあります。 ※併設の全天候型温浴テーマパーク「三日月ウォーターパーク365(ウォーターパーク・温泉エリア)」は宿泊料金とは別料金。利用予定のある方はウォーターパークインクルーシブプランがおすすめです! ダナン三日月に併設されている「ウォーターパーク365」は、天候に関係なく楽しめる屋内プールです。 こちらは宿泊者だけでなく、日帰りビジター利用も可能です。 4階建てのアミューズメント施設には、室内ウォーターパークのほか、水着で入れる男女混浴の露天風呂と屋内の男女別大浴場、サウナ、露天風呂、ゲームセンター、キッズプレイパーク、スパ、フードコートなどさまざまな施設が集まっています。 屋内4つのプールエリアには流れるプール・波のプール・ウォータースライダー・キッズプールがあり、大人から小さなお子様でも安心して遊べます。また、ウォータースライダーはベトナム最長の140mあり、迫力満点です! さらに、波のプールは広さ2400平方メートルのもあり、雨の日でもリゾート気分を存分に楽しむことができます。 入場料金 ▪️ウォーターパーク(営業時間:屋内9:00~19:00/屋外9:00~18:00) 平日:大人 350,000vnd 子供200,000vnd 休日:大人 400,000vnd 子供250,000vnd   ▪️温泉施設 大人 150,000vnd 子供100,000vnd   ▪️ウォーターパーク&温泉施設 平日:大人 450,000vnd 子供250,000vnd 休日:大人 500,000vnd 子供300,000vnd   ※身長100cm以下の子供は無料、100cm~140cmは子供料金、140cm以上は大人料金となります。 ※60歳以上は高齢者割引あり 料金は2025年1月時点の情報です プールサイドには、軽食やドリンクを買える売店があります。 その他、施設の1階にはベトナム料理やファストフード、日本食などが楽しめるフードコートもあり、さまざまな食事が楽しめます。4階の温泉施設内には日本食を提供するお休み処もあり、温泉後にゆっくり食事を楽しむことができます。 2階のゲームセンターには、クレーンゲームやゴーカート、UFOキャッチャーなど、楽しめるゲームがたくさんあります。 3階には、リラックスできるマッサージチェア(有料)がある休憩所と、子供たちに大人気のキッズパークがあります。キッズパークには、ボールプールやたくさんのおもちゃが揃っており、子供たちは思い切り遊ぶことができます。 屋外プールには富士山の模型を中心に階段状に作られた「富士山プール」や、450m続く流れるプールがあります。また、毎日5回行われる噴水ショーも楽しめます。 さらに、屋外にはお子様向けのキッズプールゾーンがあり、7種類のスライダーや大きなバケツが特徴的な海賊船が設置されています。お子様連れの家族には、特に楽しめるスポットです。 今回は、ベトナム・ダナンにある日系の5つ星リゾートホテル「ダナン三日月ジャパニーズリゾート&スパ」をご紹介しました。 このリゾートは、充実したプール施設や和モダンテイストで広々とした客室が特徴で、特にお子様連れの家族旅行や3世代旅行に最適です。また、カップルや友人とのホテルステイにもおすすめ。日本人のお客様にも満足いただけること間違いなしです。 ダナンは9月後半から2月頃が雨季となりますが、屋内ウォーターパークがあるため、天候を気にせず楽しめる点が魅力です。雨季にお子様連れでダナンを観光する際には、ビジターとしてウォーターパークを利用するのも良いかもしれません。 ぜひ、ダナン三日月で素敵な時間を過ごしてみてください!  ▪️ダナン三日月詳細 Mikazuki Japanese Resorts and Spa 住所:Xuan Thieu Tourism Area, Nguyen Tat Thanh Street, Hoa Hiep Nam Ward, Lien Chieu District, Da Nang 電話番号:0236 3774 555 公式サイト:https://mikazuki.com.vn/ Instagram:@danang.mikazuki Facebook:DaNangMikazuki

2025.02.12

【ベトナムvs日本】働き方の違いは?休日・有給休暇・残業事情を徹底比較!

【ベトナムvs日本】働き方の違いは?休日・有給休暇・残業事情を徹底比較!
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これからベトナムで働くことを検討している方にとって気になるのが現地での働き方。 日本は残業が多い!休日出勤が多い!などと言われることが多く、そんな働き方を変えたいから海外へ行く!という声を聴くこともあります。 そうは言っても初めて海外勤務をする方にとって、実際の海外での働き方は想像がつきづらいですよね。 そこで、ベトナムのホーチミン&ハノイで5年働く筆者が、実際のベトナムでの働き方を紹介していきたいと思います◎ ベトナム人は一般的に仕事の意欲は高く、勤勉であると言われています。 お金を稼ぎたいという意欲が高く、競争して昇進して沢山稼ぎたいと向上心の高い人が多い傾向です。 稼ぎたいという意欲が高いベトナム人は副業をしている割合も非常に高く、デリバリー業や、講師業、自営業など業種は様々ですが、複数の仕事をするのが当たり前です。 競争が少ない会社と激しい会社どちらで働きたいか?というアンケートでは日本人は60%が競争が少ない会社との回答したのに対し、ベトナム人は80%が競争が激しい会社と回答しています。 前述のように、求める働き方が正反対で仕事への価値観も大きく異なる傾向にあります。 ベトナムでは女性の労働参加率の高さが世界平均を上回っており、働く女性が非常に多いです。 働く女性の割合に加えて管理職の割合も高く、女性が社会で活躍していることが伺えます。 女性が活躍している要因はいくつかありますが、そのうちの一つが出産後の復職のしやすさにあります。 日本では産休+育児休暇が最長2年と6週間とれますが、ベトナムでは産休+育児休暇を合わせて6か月です。 そのため出産後のキャリアの復帰も早く、スムーズに仕事に戻れることは働く女性にとって後押しとなりますよね。 ベトナムでは親などの家族と何世代も一緒に暮らしている家庭が多く、親が子供を見てくれる体制が整っているケースが多く早々の復帰が叶いやすいという側面もあります。 また、シッター文化も根付いており、1時間当たり50,000VND~100,000VND(300~600円程度)で見てもらえるため、利用している方も多くいますよ。 筆者の会社でもベトナム人スタッフの9割が女性で、管理職にも女性が就いており優秀なメンバーがそろっています◎ ◆年間休日日数◆ 日本とベトナムでは労働に関する法律が異なるため、休日日数も異なります。 日本の労働基準法では、使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。そのためこれを基準とすると年間休日の最低ラインは105日+16日間祝日で121日とされています。 一方でベトナムは週に最低1日、月平均で最低4日の休暇を労働者に付与することが定められています。そのため週休1日の会社も多く、年間休日日数の最低ライン53日+10日間の祝日で63日となります。 このように最低ラインを数字で見るとベトナムの休日はとても少なく感じますが、実際は週休2日もしくは半ドンと呼ばれる土曜日のみ半休で週休1.5日としている企業が多いです。 特にベトナムに進出している日系企業は週休2日が多く、現地企業は週休1.5日が多い印象です◎ また、ベトナムでは休日出勤をさせる場合200%の給与、祝日に出勤させる場合は300%の給与を支払わなければいけないため、休日出勤をするというのもあまり聞きませんよ◎ ◆有休日数◆ また、有給日数は日本は勤務から6カ月間経過後に10日間が付与され、その後毎年1日ずつ追加されていきます。 一方で、ベトナムでは1年ごとに12日間の有休が付与されます。それに加えて外国人の場合、母国の建国記念日を祝日とすることが義務付けられているため、祝日や有休として付与されることがあります◎ 日数でみるとあまり変わりませんが、有給の取得率には大きな差があると体感しています。 日本の有休取得率は世界最低の63%(*1)で、気軽に取得しづらい環境であるということが要因の一つです。 一方でベトナムの有給の取得率はデータこそないものの、非常に高く感じます。筆者の会社でも全スタッフが毎年取得率100%で、有休は権利として取るのが当たり前という風潮があります。 権利があり、その権利を気持ちよく使える環境も整っているのは嬉しいですよね! 有給取得率参照記事(*1) 続いては残業についてです。日本でも近年は働き方改革が叫ばれ、少しずつ残業が減ってきていますね。 それでもやはり、文化として根付いた“残業が当たり前”の体制が抜けず、仕事が終わっていてもすぐに帰宅せず周りの様子をうかがっている方も多いのではないでしょうか。 2023年の厚生労働省の発表(*2)によると、月の平均所定外労働時間(=残業)は10時間とされていますが、そのほかの調べによると実際は平均20時間程度と言われているそうです。 一方でベトナムは実際の数値は発表されていませんが、筆者自身や筆者の周りの人々に聞いてもほとんど残業せずに明日で良い業務は明日行うというスタンスです。 稼ぐために残業や休日出勤を自ら申し出るという人も一定数いることも事実ですが少数派でしょう。 多くが無駄な残業はしない、終わったらさっと帰宅し、家族や自分の時間を楽しむ。という切り替えのうまさがあります。 筆者も気付けばその価値観に染まり、だらだらと仕事をせずに退勤時間と同時に帰るようになりました。 そのおかげで自分の時間を多く持つことができ、趣味や勉強にも時間を使うことができるため仕事にも良い影響が出ています◎ 厚生労働省 労働時間・休日(*2)) 日本においては、働き方改革が進む中で、フレックスタイム制度やテレワークの普及が鍵となっています。 企業は、従業員のワークライフバランスを支援するために、より柔軟な働き方を導入する必要があり、健康管理やメンタルヘルスに対する取り組みも今後の重要な課題です。 それではベトナムの今後の働き方はどのように変わっていくのでしょうか。 急速に経済成長を遂げているベトナムは、特に若い世代を中心に、働き方に対する意識が変化し、企業や政府はそのニーズに応じた改革を進めています。 日々めまぐるしく法律が変わるベトナムでは労働法もまた、社会の変化に応じてどんどん改正されています。 労働法や社会保障制度が年々整備されていますが、まだ実際の企業での運用において課題があります。 労働者の権利保護や福利厚生の充実が求められ、政府はこれを強化する必要があります。特に、フリーランスや契約社員など、柔軟な働き方をする人々への保障が求められるようになっています。 今後は国を挙げて労働者がより働きやすい環境を整えること、整備された制度を企業が実際に運用できるようにしていくことでさらなる働き方改革が進むでしょう。 労働者の働き方改革により、ベトナム経済がより発展を遂げることを期待したいですね。 こちらの記事ではベトナムでの働き方を休日の観点から紹介しましたがいかがでしたか? これからベトナムで働く方にとって、現地での働き方はとても重要ですよね◎ ベトナムで5年働いてみて筆者が感じることは、とにかく働きやすくワークライフバランスが整っているということです。 休日日数は日本で働いていた頃よりも減りましたが、毎日仕事の後すぐにプライベートに切り替わるため自由な時間は今の方が確保できているように思います。 仕事はきっちりとこなしますが、無駄な残業などはなく休むときはしっかり休むという理想の働き方ができており、ベトナムでの生活に満足しています! この記事を読んでいる方々にもベトナムで理想の生活を送って頂けることを願っています。

2025.02.07

【ベトナム喫煙事情】愛煙家の方必見!2025年からベトナムでの電子タバコが全面禁止に!

【ベトナム喫煙事情】愛煙家の方必見!2025年からベトナムでの電子タバコが全面禁止に!
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2025年の幕開けとともに、ベトナムで電子タバコや加熱式タバコの使用が完全に禁止されることが決まりました。一方で、紙タバコについてはこれまで通り使用が認められており、ベトナム国内の喫煙問題に新たな議論を呼びそうです。電子タバコ禁止の背景にはどんな意図があり、現地の喫煙事情はどのような状況なのでしょうか。本記事では、今回の規制の詳細やその背景、さらにはベトナムの喫煙文化や課題について掘り下げてみます。新年早々の注目ニュースとして、大きな影響をもたらすこの動きを詳しく見ていきましょう。 2025年1月1日、ベトナムで電子タバコや加熱式たばこの使用が正式に禁止されることが決まりました。この動きにより、国内外で大きな注目を集めており、在ベトナム日本国大使館も現地に滞在する日本人に向けた注意喚起を行っています。では、この規制の詳細について見ていきましょう。 今回の規制は、2024年11月にベトナム国会で採択された決議をもとに施行されます。この決議では、電子タバコや加熱式たばこに加え、依存性のある物質やガスも禁止対象として含まれています。具体的な内容は以下の通りです。 先述の通り、2025年1月1日以降、電子タバコや加熱式たばこの生産、販売、輸入、保管、輸送、使用がすべて禁止となります。これらの行為が発覚した場合、警告や罰金などの処罰が科されるため、国内での使用は事実上不可能となります。 電子タバコを使用した場合には、まず警告を受けますが、場合によっては100万~200万VND(約6200~1万2300円)の罰金が科されます。一方、製造や輸送、販売といった商業的な関与が発覚した場合には、さらに厳しい罰則が適用されることも。これは罰金だけでなく刑事処罰に発展する可能性もあるため、企業にとっては非常に厳しい規制となります。 今回の法律では、海外からの持ち込みについても厳しいルールが適用されます。たとえ観光や出張でベトナムを訪れる短期間の旅行者であっても、電子タバコをカバンに入れたままにしているだけで罰則の対象となる可能性があります。特に日本人の利用者が多いIQOSは加熱タバコで処罰の対象です。「知らなかった」では済まされない場合もあるため、渡航前に注意が必要です。 2025年から始まる電子タバコの全面禁止措置には、これまで長い間続けられてきた議論と、規制強化の取り組みが背景にあります。健康被害の深刻化や違法取引の拡大といった課題に対応するため、ベトナム政府はついに全面的な禁止という厳しい決断を下しました。その背景を詳しく見てみましょう。 ベトナムでは、電子タバコや加熱式たばこの普及に伴い、たばこがもたらす健康被害が社会問題としてますます注目されるようになりました。世界保健機関(WHO)の報告によると、肺がん患者の90%、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の75%がたばこによるものとされています。ベトナムでは年間約4万人がたばこ関連の疾患で命を落としているという現実がある中、公共の場での受動喫煙も大きなリスクとなっていました。 出典:参考URL また、電子タバコは紙巻きたばこよりも安全だと誤解されがちですが、実際には依存性のある成分や健康を脅かす化学物質が含まれており、特に若年層への悪影響が懸念されています。実際、13歳から17歳の間で電子タバコが急速に広まり、学校や公共の場での使用が問題視される事態となっていました。こうした状況を受け、2023年5月にはファム・ミン・チン首相が新型たばこ製品に関する規制の策定を指示。「2030年までのタバコ害予防と制御に関する国家戦略」の一環として、健康被害の予防と若者の喫煙率の低下を目指す方針が強化されました。 出典:参考URL 電子タバコの普及が進む中で、密輸や違法取引も深刻な問題となっていました。ベトナムはたばこ税が非常に低いため、たばこが簡単に手に入る環境が整っており、これが若年層の喫煙を促す一因となっています。さらに、電子タバコや加熱式たばこといった新型たばこ製品は、インターネット上での販売や個人間の取引が横行し、既存の法規制では対応しきれない状況が続いていました。 この問題に対処するため、2024年5月には首相が保健省に取り締まり策の提案を指示し、さらに財務省や公安省、国防省が協力して密輸や違法取引の監視を強化しました。それにもかかわらず、市場には無認可の商品が出回り続け、状況は改善されるどころか悪化の一途をたどりました。こうした事態を受け、政府は最終的に電子タバコや加熱式たばこの全面禁止という、より厳しい措置に踏み切る決断を下したのです。 東南アジアでは、電子タバコや加熱式タバコに対する規制が年々厳しくなっています。健康被害や依存性の問題、若者への悪影響が懸念される中、東南アジアの国々では使用や販売が全面的に禁止されています。ここでは、タイ、シンガポール、カンボジアの状況を詳しく見てみましょう。 タイは、東南アジアの中でも早くから電子タバコの全面禁止に踏み切った国です。2014年12月に「電子タバコ禁止条例」が発令され、電子タバコや加熱式タバコ、いわゆるVape(ベイプ)の輸入・販売・所持・使用がすべて違法とされました。 出典:参考URL この規制にはIQOS(アイコス)やプルームテックなどの加熱式タバコも含まれており、違反すると非常に厳しい罰則が科されます。たとえば、条例に違反した場合、最高で10年の懲役または50万バーツ(約170万円)の罰金が課される可能性があります。 タイ政府観光庁も公式に注意を呼びかけており、観光客が個人用に持ち込んだだけでも罰せられることも。実際、過去には電子タバコを所持していただけで日本人観光客が逮捕され、高額な罰金を支払ったケースも報告されています。 出典:参考URL 特に路上検問で電子タバコ所持が発覚するケースが多く、警察の取り締まりが厳しいことが特徴です。一方で、すべてのタイ国内使用者が摘発されているわけではなく、外国人観光客が厳しく取り締まられる傾向があるとも指摘されています。 シンガポールは、健康問題に対して非常に厳格な姿勢を取る国として知られています。電子タバコの所持や使用が法律で厳しく禁じられており、2024年上半期には約5,480人が電子タバコ関連で摘発されるなど、若年層を中心とした使用増加が大きな問題となっています。 出典:参考URL 特に販売や輸入に関しては、さらに厳しい処罰が設けられており、初犯でも最大で1万シンガポールドル(約90万円)の罰金や6ヶ月の懲役、またはその両方が科されることも。 さらにシンガポール政府は、将来的にタバコ世代禁止の政策を検討しています。この政策では、特定の世代以降に生まれた人に対してタバコや電子タバコの販売が完全に禁止されることになります。これにより、若者が喫煙に手を染める機会を根本から排除しようとする意志が見て取れます。 カンボジアでは、2014年以降、電子タバコやシーシャの輸入、販売、使用が全面的に禁止されています。この規制は、電子タバコがもたらす深刻な健康リスクへの対応として導入されました。特に若年層への影響が懸念されており、カンボジア保健省は電子タバコに含まれる高濃度のニコチンが依存症や肺疾患、心疾患を引き起こす危険性を繰り返し指摘しています。また、妊婦や胎児への悪影響も強く警鐘を鳴らしており、こうしたリスクを防ぐための啓発活動が積極的に行われています。 違法業者による販売が続いている現状に対して、保健省は関係機関に取り締まりの強化を要請しています。特に、「電子タバコは従来のたばこよりも安全である」といった誤った宣伝が問題視されており、保健当局はこれを否定。むしろ電子タバコが新たな健康リスクをもたらす可能性が高いと警告しています。 2025年1月からベトナムでは電子タバコや加熱式タバコの使用が禁止されますが、紙タバコについては今後も使用が認められることになっています。この決定には一部で「なぜ電子タバコだけが禁止なのか?」という疑問の声も上がっています。ここからはベトナムと紙たばこの関係を見ていきましょう。 ベトナムは、喫煙者が多いことで知られる国の一つです。特に成人男性の喫煙率は約40%と非常に高く、国内の喫煙者数はおよそ1500万人にのぼるとされています。たばこにかけられる金額も莫大で、年間で31兆ドン(約1954億2400万円)もの費用が消費されています。 出典:参考URL 出典:参考URL 喫煙者が多い理由の一つに、たばこの価格が非常に安いことが挙げられます。ベトナムのたばこ税は小売価格の36%と、世界の平均やWHOが推奨する基準を大きく下回っています。安く手に入るたばこは、特に若年層や低所得層の喫煙を促進する要因となっており、政府はこの状況を改善するために税率を段階的に引き上げる計画を立てています。2026年には最低税額を1箱あたり5000ドン(約31円)、2030年には1万5000ドン(約94円)にする方針です。ただ、価格が上がったとしても、長年根付いた喫煙文化を変えるには時間がかかるでしょう。 出典:参考URL ベトナムでの喫煙問題は、健康への悪影響だけにとどまりません。たばこに関連する経済的な負担も非常に深刻です。ホーチミン市疾病管理センター(HCDC)の報告によると、たばこが原因で発生する医療費や労働力の損失、早期死亡による経済的損失が非常に大きいとされています。また、喫煙者本人だけでなく、公共の場での受動喫煙による非喫煙者への健康被害も深刻です。 出典:参考URL さらに、紙タバコの使用が引き起こす健康被害は年々増加しており、肺がんや心疾患、慢性呼吸器疾患など、たばこが原因とされる病気が後を絶ちません。ベトナムでは毎年約4万人がたばこ関連疾患で命を落としているというデータもあり、これは決して見過ごせる数字ではありません。 ベトナムが2025年から電子タバコや加熱式タバコを全面的に禁止する決定を下した背景には、深刻な健康被害や違法取引の拡大、若年層への悪影響といった課題があります。しかし、一方で紙タバコは引き続き使用が認められており、喫煙率の高さや関連する経済的・社会的な問題が依然として残されています。ベトナム旅行に行く人や在住の人は持ち込まないように注意しましょう。

2025.02.04

ベトナム就職のメリット・デメリット4つを徹底解説!

ベトナム就職のメリット・デメリット4つを徹底解説!
ベトナム就職情報、ベトナム生活情報

最近では日本の円安傾向、少子化に伴う人口減少、自然災害の発生など「このまま日本で働いても大丈夫なのかな?」と疑問に感じている方は、海外で働くことに目を向け始めている傾向にあります。 今回は海外生活を考える方に向けて「ベトナムで就職するメリットやデメリット」と「ベトナムでの就職・転職に向いている人は?」いうことについて、生活面、ライフスタイル、スキル、待遇面から詳しく解説していきます。    【 目次 】ベトナム就職の4つのメリット 生活コストを抑えられる(生活面) ワークライフバランスがとれる(ライフスタイル) 海外実績の蓄積(スキル) 日系企業の求人が多いので選択肢が広がる(待遇面)  【 目次 】ベトナム就職の4つのデメリット ベトナムならではの生活・文化がある(生活面) 娯楽が少ない(ライフスタイル) スキルが身につかない可能性がある(スキル) 待遇が下がる可能性(待遇面) 【 目次 】ベトナムでの就職・転職に向いている人 叶えたい夢や目標がある 学位や実務経験がある 柔軟に異文化を受け入れられる   はじめに、ベトナムで就職をする4つのメリットについて解説します。 合わせて参考となる過去コラム記事を掲載していますので、詳しく知りたい方はぜひ他記事もご覧ください。   ベトナムでも日本と同様、年々物価が上昇していますが、まだ日本に比べて食費など生活にかかるコストを抑えることができます。 例えば、ベトナムは外食文化でローカルレストランでは一食200~300円程度で食事ができ、フードデリバリーサービスも安価で充実しています。料理が苦手な1人暮らしの方でも便利な環境です。 ベトナムではビールやカフェ、マッサージ、ネイルなどは日本の半額以下という点も嬉しいポイントです。 少しお金を出せば、ベトナム料理だけでなく、日本食・中華・韓国料理・イタリアンなど日本人の口に合う料理がたくさんあります。 また、家事付きのサービスアパートやベビシッター等も安価に利用でき、ベトナム近郊の国への旅行や高級レストランでのランチなどのちょっとした贅沢が日本に住んでいるときよりも身近になります。 【日本並みに快適?】ベトナムが暮らしやすいと感じる6つのポイントを紹介 このように生活コストを抑えながらも、ベトナム銀行預金や投資等で着実に貯金を増やしている方もいます。 駐在員必見!賢く使えばお金持ち?驚愕のベトナム銀行金利   ベトナム人は家族や友達との時間を大切にする傾向があります。そのため、有給消化率は100%に近く、残業や休日出勤をする人は非常に少ないです。 また、ベトナム人は職場環境をとても大切にし、楽しいことが大好きです。一緒に働く同僚と和気あいあいの明るい風通しのよい職場を好みます。 このように、日本の職場環境で閉塞感を感じている人にとってベトナムの職場環境は適している可能性が高いと言えます。 ただし、祝日の数についてはベトナムは年間11日、日本は16日と比較をすると少ない点には注意が必要です。 日本で祝日がない月は6月だけですが、ベトナムは3月、6月~8月、10月~12月と祝日がない月が多くあり、ベトナムで生活していると日本の祝日の多さを羨むこともあります。   ベトナム就労では、未経験でも現地のベトナム人を取りまとめる「マネージャー」や、日本とベトナムの橋渡しとなる「ブリッジ役」など、責任の大きな仕事や複数業務担当を任せられやすくなっています。 「海外で異なるバックグラウンドの人材を取りまとめた」という経験は、将来の仕事で活かされる実績となります。 【ベトナム/駐在員】生活水準や給与は?キャリアアップについて また、ベトナムで働くことで英語でのコミュニケーション機会が増え、英語力を向上させやすい環境に身を置くことができます。ビジネス英語を身に付ければ、更なるキャリアアップも目指すこともできます。   海外生活を始めたい方に大切なのは仕事選びです。特にベトナムは「日本人が働きやすい」と言われることもあります。 その理由の一つに、ベトナムは日本企業の進出が増加しているということが挙げられます。例えば (業種不問)営業、営業事務、総務、秘書 など (製造業)生産管理、品質保証/管理、製造技術、工場長など (建設業)建築施工管理、設備施工管理、意匠設計、施工図設計、構造設計など (IT業)プロジェクトマネジャー、ブリッジSE、システムエンジニア、プリセールスなど (サービス業)ホテル支配人、営業、ホテルフロントスタッフ、飲食店店長 (教育事業)日本語教師、IT講師、保育/幼稚園教諭、小学校教諭、中学校教諭、塾講師 ※上記はあくまでも一例であり、タイミングによって様々な求人を取り扱っております。 などの幅広い職種の求人があり、このような日系企業の共通言語は、英語もしくは日本語のどちらかとなります。 ベトナム人との英語での会話は、比較的分かりやすい単語や文法でコミュニケーションを取ることが多く、企業によっては「英語力不問」「英語日常会話レベル」とする所も多数です。 また、ベトナムの日系企業で就業する場合、日本人ならではの意向や意図を理解した仕事が求められるため、 未経験の業務範囲へも挑戦しやすい これまでの業務経験を活かせばキャリアアップできる ということがメリットとして挙げられます。 また、現地採用の場合でも待遇面では、現地の平均給与に合わせてではなく、外国人として生活するのに十分な額や福利厚生などの手当がつく場合もあります。 このことから、日本での生活やベトナム現地の平均的な生活と比較すると、生活レベルも高くなる可能性があります。   ベトナムで就職をするメリットをおさえたところで、反対にどんな点がデメリットになるかについて解説します。 海外就職は人生を大きく変えるかもしれない、一大決心です。マイナスの面についても事前にしっかりと把握しておくことが重要です。   ベトナムは日本と比較して交通インフラが未発達であることや、大気汚染等の衛生環境の問題があるなど、生活環境が日本と異なる点があります。 また、ベトナム人の文化や感覚の違いから仕事上や暮らしの中でストレスに感じる人もいます。 ベトナム人と働くコツとは?現地生活15年の筆者が解説します 一方、ベトナムは日本と比較すると外国人に寛容でおおらかな性格の人が多く、親日家が多いことでも知られています。 さらに、日系企業や日本食レストラン、日系スーパーも多数進出していることもあり、ベトナムにいながらも日本を意外と身近に感じることができます。 また、他国と比較しても「政治が安定しており、デモ等が少なく治安がよい」という点もベトナムが選ばれる理由の一つです。 日本人が驚くベトナムの文化と国民性について解説〔異なる習慣・特徴〕 ですが「日本と違う文化や環境を受け入れられない人」はベトナムでの生活を満喫できない可能性もあります。   日本人向けの最新施設や娯楽スポットなどを楽しみたい人にとってはベトナムが物足りないと感じることもあるようです。 一般的に「ベトナムは娯楽が少ない」といわれています。 ベトナムでは「カフェ」をはじめとして「映画館」「ショッピングモール」「カラオケ」「ボーリング」「動物園」「遊園地」「温泉・スパ」「ゴルフ場」など日本より数は少ないですが、楽しめるところはあります。 クオリティーは施設によってまちまちなので、実際、ベトナム在住者の方ではベトナム移住をきっかけに趣味を再開したり、日本人コミュニティに参加して運動を楽しんだり、ベトナムの各地を旅行したりと思い思いに楽しんでいます。 【ベトナム/生活】現地の日本人コミュニティ事情ってどうなの?気になるその種類とメリットを紹介! 【ベトナム/観光】在住者厳選24都市!絶対に行きたいおすすめ観光スポット さらに、近年ではインターネットの発達により、海外にいながらもKindle、Netflix、Youtube、Amazonプライム等で、日本の本や動画をいつでも楽しめるのはとても便利ですね。   実務経験や実績を積むことができる一方で「ただ仕事をこなすだけ」ではスキルや専門知識が身に付きづらい業務内容もあり、こちらはデメリットにあげられます。 これは日本で働く場合も同様のことが言えるでしょう。「ベトナムで働くことで、次に何を実現したいのか」ということを明確にしておき、自分から学んでいく姿勢を持つことが大切です。   目標も持たずなんとなくベトナムで仕事をしてしまうと、日本に帰国して就職をしようとした際に、苦労する人も筆者は何人も見かけています。 今の時代、海外で働いていたという事実だけでは武器にはなりません。 どんな小さな目標でも構いませんので、何かを成し遂げることをベトナム就職の目標にしていきましょう。   日系企業の現地採用の場合でも、外国人として生活するのに十分な額や福利厚生などの手当がつく場合もありますが、条件によっては日本より給与が下がる可能性があります。 しかし、職種や業界によっては日本で働くよりも給与が高い求人もあり、スキルや専門性・これまでの経歴等によっては高待遇での転職も可能です。 ベトナムで働くことを考える際には「ベトナム就職・転職の目的は何なのか?」ということを明確にしておきましょう。 日本に比べて給与が下がる場合でも、「海外でスキルアップ・経験を積む」ということを念頭に長期的な視点で考え、次のキャリアアップにつなげる方も多くいます。   ここからはベトナムで働くことを考える上で「どんな人がベトナムに向いている?」という点について詳しく解説していきます。   前述してきたように ベトナム就職・転職の目的は何なのか? ベトナムで働くことで、次に何を実現したいのか? というような、キャリアプランが明確にあるとベトナムでの就職・転職活動がスムーズになります。 あわせて「なぜベトナムなのか?」ということがしっかりと言葉で表現できれば企業とのご縁もさらに広がります。   ベトナムで働く上で欠かせないのが「ワークパーミット(労働許可証)」の取得です。 法改正によりワークパーミットが取得しづらくなっており、職務経験などの専門性や学位がないと取得できないということもあります。 【管理職の条件】 管理職経験(社長、部長、マネージャーなど) ※ベトナム現地法人の社長や副社長、組織の代表者(駐在事務所長)に限る 【専門家の条件】 大学の学士号以上または学士と同等とみなされる学位を取得しており、ベトナム国内で従事する職務に関する分野での3年以上の同分野の職務経験があること。または、国外の機関、組織または企業により専門家と認定された証明書を持つ者 【技術職の条件】 高卒・専門・短大卒以上(技術に関する訓練を1年間以上)かつ3年以上の実務経験がある、もしくはベトナムでの業務に関連性のある5年以上の実務経験がある者 ※職務経験はベトナム国外での実績のみ有効となります。 ※上記は2024年5月時点の情報です。法改正等がありますので随時最新の情報をご確認ください。 「自分の経歴がベトナム就労に適しているのか?」ということが気になる方は「HRnavi べとわーく」のキャリアコンサルタントにご相談ください。   「日本を出て、異なる文化や価値観を持つ人の中で生活してみたい!」という方や「新しいことに挑戦してみたい!」という方はベトナムでの生活がより充実したものになるでしょう。 また、外国人に寛容なベトナムでは、英語力に自信のない方や海外未経験の方も日本での経歴等を活かして活躍することができるため、海外生活の第一歩としておすすめの国です。   ベトナムでの就職・転職のメリット・デメリットをご紹介しました。ベトナムの急速な経済成長により日系企業の進出も活発でキャリアの可能性を広げたいという意欲を持つ方にとってはキャリアアップにつながる等のメリットとなる魅力がたくさんあります。 ベトナム就職のメリットとデメリットを、改めてまとめると以下の通りです。 メリット デメリット 生活面 生活コストを抑えられる ベトナムならではの生活・文化がある ライフスタイル ワークライフバランスがとれる 娯楽が少ない スキル 海外実績の蓄積 スキルが身につかない可能性がある 待遇面 日系企業の求人が多いので選択肢が広がる 待遇が下がる可能性 もちろんデメリットもありますが、考え方や捉え方次第ではプラスに変えていくことも可能です。日本との違いや不便さも楽しめるくらいの性格のほうが、海外就職には適任と言えます。 ぜひ本記事を読んで、海外就職へ興味を持たれた方は、ベトナムを舞台に転職先を探して行きましょう。   「HRnavi べとわーく」では「転職成功インタビュー」記事も多数掲載しております。 またHRnavi べとわーくの「ベトナム生活最新情報コラム」では随時、豊富な情報を掲載・発信していますので、ぜひブックマークをよろしくお願いいたします。 ベトナム転職インタビュー(成功事例のご紹介)  

2025.01.29

2025年より交通違反が厳格化!知っておくべきポイントを現地在住者が徹底解説

2025年より交通違反が厳格化!知っておくべきポイントを現地在住者が徹底解説
ベトナム生活情報、お役立ち情報

2025年、ベトナム全土で新しい交通ルールが施行され、旅行者や在住者にも影響を及ぼす重要な改定が行われました。この新ルールでは、罰金の大幅引き上げや排出ガス規制の強化、さらには50ccバイクの利用条件の変更など、移動に関わるさまざまな面で大きな変化が生じています。 ベトナムに行く人や、在住の人にとって、これらの変更内容を事前に把握しておくことは非常に重要です。新ルールを知らずに違反してしまうと、高額な罰金や不便な状況に直面する可能性があります。本記事では、特に旅行者や在住者が知っておくべきポイントをわかりやすく解説していきます。これを参考に、ベトナムでの移動をより安全で快適なものにしてください。 2025年に入り、ベトナムでは交通ルールが大幅に改定され、運転に大きな影響を与えるようになりました。この改定は、安全で秩序ある交通環境を整えること、そして環境保護を推進することを目的としています。特に注目されているのが、罰金額の増額、排出ガス規制の強化、50ccバイクの規制強化、の3つのポイントです。これらの変更点をしっかり理解しておくことで、より安全で安心な運転ができるようになるでしょう。 新しい交通ルールの中でも大きな話題となっているのが、罰金の増額です。たとえば赤信号を無視すると、自動車運転者には1,800万~2,000万ドン(約11万~12万円)の罰金が科され、さらに運転免許から3点が減点されます。以前は400万~600万ドン(約2万4,000~3万7,000円)の罰金額でしたが、それを大きく上回る厳しいものです。 オートバイに対しても400万~600万ドン(約2万4000~3万7000円)の罰金と、4点の減点が科されます。以前は80万~100万ドン(約5,000~6,000円)の罰金額でしたが、自動車と同様に大きく上がっています。 出典:参考URL さらに、違法レースに対する罰則も非常に厳しくなりました。違法レースを計画した場合、個人には4,000万~5,000万ドン(約24万~30万円)、組織には8,000万~1億ドン(約49万~61万円)の罰金が科されます。また、観客として応援していただけでも100万~200万ドン(約6,000~1万2000円)の罰金が科されるため、単なる興味本位でも巻き込まれないよう注意が必要です。 出典:参考URL 環境保護に向けた取り組みも2025年から本格化しています。その中でも注目されるのが、バイクの排出ガス規制の強化です。新規定では、製造から5年以上経過したバイクに対して排ガス検査が義務付けられました。この検査は車両の年数に応じて頻度が変わり、12年以上経過したバイクでは1年に1度の検査が必要となります。 これは、一部の古いバイクが環境に多大な負荷をかけていることを受けた措置です。大気汚染の主要な原因の一つとされる排気ガスを削減するため、こうした規制は避けられない流れと言えるでしょう。 さらに、2026年以降は「カーボンニュートラル」を目指した排出基準も導入される予定です。 出典:参考URL これにより、新たに販売されるバイクや自動車は、従来の基準よりもはるかに厳しい規制をクリアしなければなりません。メーカーにとっては開発コストの増加が課題ですが、一方で、これらの基準が普及することで、地球規模での環境改善が進むだけでなく、ベトナム国内の大気汚染が改善されると期待されています。 これまで16歳以上であれば免許不要で運転できた50cc未満のバイクも、2025年からは新たなルールの対象となります。学生が50cc未満のバイクに乗るためには、安全運転技能講習を修了することが必須となり、未修了者の運転は認められません。 この規制の背景には、若年層を中心としたバイク事故の増加が挙げられます。小型バイクは、初心者や若年層が手軽に運転できる乗り物として長年親しまれてきましたが、その分、基本的な交通ルールや運転技術の習得が不十分な状態で乗るケースが多く、事故のリスクが高いとされています。 安全運転技能講習では、交通ルールの基礎や危険回避の技術などが徹底的に指導されます。これにより、初心者でもより安全にバイクを運転できるようになると期待されています。一方で、「手軽さが失われる」といった声も一部で聞かれますが、命を守るためには必要な措置と言えるでしょう。 2025年から施行される新しい交通ルールは、これまで以上に厳しい内容となっています。罰金の大幅な引き上げや新たな規制の導入は、多くのドライバーやライダーにとって大きな影響を及ぼすものです。こうした厳格化の背景には、交通事故の多発やマナーの欠如、大気汚染への対応といった複数の要因があります。それぞれの理由について詳しく解説します。 ベトナムでは、交通事故が長年にわたる社会問題の一つです。2018年の統計では、交通事故による死亡者数は 24,970人、人口10万人あたりの事故死亡率は26.4人という非常に高い数字が報告されています。これにより、ベトナムは「交通事故による死亡率が高い国」として国際的にも知られるようになりました。 出典:参考URL 政府や専門家による分析では、事故の主な原因としてスピードの出し過ぎ、信号無視、交通ルールの無視が挙げられています。特に信号無視は深刻で、バイク運転者に多発しています。こうした背景から、今回の法改正では、赤信号無視に対して400万~600万ドン(約2万4000~3万7000円)という大幅な罰金引き上げが導入されました。 また、若者や初心者による運転ミスが事故につながるケースも多く、安全運転講習の義務化や違反点数制度の導入が検討されるなど、法規制を強化することで事故抑止を図っています。 交通マナーの問題も、規制強化の大きな要因の一つです。都市部の道路では、蛇行運転や速度超過、車線変更のルール無視といった行為が日常的に見られます。また、3台以上のバイクが並走したり、歩道をショートカット代わりに走行したりするケースも頻発しています。これらは渋滞や事故の原因となるだけでなく、観光客にも「危険な国」という印象を与えているのです。 新しい規則では、こうした悪質な行為を取り締まるための罰則が強化されています。たとえば、蛇行運転や車線違反には 800万ドン~1,000万ドン(約5万~6万円)、歩道走行には 400万~600万ドン(約2万~3万6,000円) の罰金が科されます。これにより、運転者のモラル向上と公共の安全確保が期待されています。 出典:参考URL 近年のベトナムでは、経済成長に伴う生活水準の向上とともに、大気汚染が深刻化しています。特にハノイやホーチミンといった大都市では、住民の日常生活や健康に影響を及ぼすレベルに達しており、社会全体で対策が求められる状況です。 ハノイでは、1月から3月の冬季に逆転層が発生し、汚染物質が拡散せず地表付近に滞留することでスモッグが頻繁に発生します。特にPM2.5と呼ばれる微小粒子状物質は、市民の肺や気道に深刻な影響を及ぼし、肺炎や呼吸器疾患、さらには心血管系の問題を引き起こす要因となっています。 その結果、2022年にはベトナムの大気質指数が「160〜220」とされ、これは世界ワースト3に入る深刻な数字でした。 出典:参考URL この状況は数年にわたり改善が見られず、特にハノイとホーチミンでは、居住者がマスクなしでは屋外での活動が難しいと言われるほどです。WHO(世界保健機関)によると、大気汚染は慢性的な健康被害をもたらし、死亡率を高める主要な要因の一つとされています。 2025年1月1日に施行された新たな道路交通規則は、ホーチミンで短期間のうちに大きな効果を発揮しました。わずか5日間で 6000件を超える交通違反が検挙され、その罰金総額は 100億ドン(約6200万円) に達しました。 出典:参考URL この5日間には、市内の通常業務に加え、大規模なイベントによる混乱も重なりました。1月5日夜に行われたASEAN三菱電機カップ2024決勝戦では、ベトナム代表が歴史的な3度目の優勝を果たし、試合後には市内各地で市民が歓喜のパレードを開始したのです。その結果、何万人もの人々がバイクで街に繰り出し、通りは大渋滞となりました。警察は混乱を最小限に抑える努力をしましたが、あまりの数に対応が追いつかず、ほぼ「打つ手なし」という状況に陥りました。 ベトナムの交通事情は、初めて訪れる人にとって驚きの連続です。特にバイクの多さ、独特な運転ルールに慣れるまで時間がかかるかもしれません。ここからは、ベトナムで安全に運転するために押さえておくべきポイントを解説します。 ベトナムの道路標識は、日本の標識と似ている部分が多いものの、ローカルルールを反映した独自の標識も存在します。たとえば、赤信号での右折が許可される場合に設置される右折可能の補助標識や、黄色の斜線模様(アミ目)が駐停車禁止エリアを示す標識などは、日本にはないため注意が必要です。 また、ハノイやホーチミンといった都市部では交通量が多く、標識が見えにくいことも少なくありません。さらに、交通警察の指示が標識や信号より優先される場合もあります。運転中は常に周囲に注意を払い、標識や信号だけでなく、交通警察の手信号や周囲の状況にも即座に対応できるようにすることが重要です。 ベトナムの交通は日本とは逆の右側通行です。これにより、運転する際や横断歩道を渡る際には、車両の進行方向が普段とは逆になるため、慣れるまで注意が必要です。特に交差点での右折や左折の際、日本の感覚で行動すると他車両と接触する危険性が高まります。 右側通行に慣れるには、最初は余裕を持った運転を心掛けることが大切です。歩行者として行動する場合も、車両が右側から来ることを意識して横断歩道を渡るようにしましょう。また、バイクや車両が突然反対車線を逆走してくることもあるため、特に混雑したエリアでは油断せずに周囲を確認することが求められます。 ベトナムの交通事情では、大型車優先という慣習が根強く見られます。バイクや小型車両を運転している際には、無理に大型車と進路を争わず、道を譲ることで安全を確保することが肝心です。また、交差点や混雑した道路では、歩行者優先がほとんど考慮されない場合も多く、歩行者であっても大型車や他車両の動きに注意を払いながら行動する必要があります。特に、バスやトラックが走行するエリアでは、クラクションを鳴らしながら迫ってくることがあるため、冷静に対応しつつ進路を譲るのが無難です。 ベトナムで車やバイクを運転するには、現地の運転免許証が必要です。日本の運転免許証を所持している場合、ベトナムの免許に切り替えられますが、そのためにはいくつかの手続きが必要です。在留資格(TRC)を取得していること、日本の免許証とその翻訳があること、そして交通局での申請が必要になります。 免許証の切り替えには、数日から数週間の時間を要することもあるため、運転を予定している場合は早めに手続きを開始するのがおすすめです。また、短期滞在の場合は、現地での運転は避けるべきです。現地で移動する際は、タクシーやGrab(配車アプリ)を活用する方が安全で快適です。 2025年のベトナム交通ルール改定は、旅行者や居住者にとっても無視できない変化をもたらしています。罰金額の引き上げや排出ガス規制、50ccバイクの新たな条件など、これまでの慣習とは異なる点に注意が必要です。これらのルールを理解し、適切に対応することで、ベトナムでの生活や旅行をより安全で快適なものにできます。事前準備を整え、安心して移動を楽しみましょう。

2025.01.23

ベトナムサッカーの魅力に迫る!ASEANカップ優勝から国内リーグの楽しみ方まで

ベトナムサッカーの魅力に迫る!ASEANカップ優勝から国内リーグの楽しみ方まで
ベトナム生活情報、お役立ち情報

2025年1月5日、タイ・バンコクで開催されたASEAN三菱電機カップ2024で、ベトナム代表が見事な勝利を収め、3大会ぶりに東南アジアの王座に返り咲きました。本記事では、ベトナムサッカーの華々しい歴史と、その人気の理由、さらには国内リーグや選手たちの活躍について深掘りしていきます。 2025年1月5日、タイ・バンコクで行われたASEAN三菱電機カップ2024の決勝で、ベトナム代表がタイ代表を下し、3大会ぶりに東南アジア王者の座を奪還しました。試合は合計スコア5-3での勝利となり、ベトナムのサッカー史にまた新たな輝かしいページが刻まれました。 今大会では、エースFWグエン・スアン・ソンが7得点を挙げ、得点王に輝いたうえ、MVPも受賞。試合終了後、国中でファンが街に繰り出し、バイクのクラクションと歓声が響き渡る中、深夜まで祝賀ムードが続きました。 ASEAN三菱電機カップ2024の優勝により、ベトナム代表は、FIFAランキングポイントを着実に積み上げました。合計スコア5-3での勝利によって、FIFAポイントが2.77加算されます。トーナメント全体では10.22ポイントを獲得し、世界ランキング112位へと順位を上げています。 一方、タイ代表は東南アジアで最高ランクのチームでしたが、今回の大会では連続して敗北を喫しました。その結果、6.05ポイントを失い、FIFAランキングは98位へと順位を落としています。この変動は、ASEANカップの結果が各国のサッカーシーンに大きな影響を与えるでしょう。 ベトナム代表のFIFAランキングは、過去数十年にわたり大きな浮き沈みを経験してきました。その中でも特筆すべき出来事は2008年のAFFスズキカップ優勝です。この大会での成功により、ベトナムはランキングを大きく押し上げ、2008年には113位に達しました。 その後、2018年には再びAFFスズキカップで優勝を果たし、ランキングは99位まで上昇しました。この時期、パク・ハンソ監督のもとでチームが安定した成績を残し始めたことが背景にあります。さらに、翌年の2019年にはアジアカップで準々決勝進出という輝かしい成果を収め、世界ランキングは94位にまで上がりました。 しかし、その後のワールドカップアジア最終予選に挑戦した2021年には98位の後退を見せました。さらに、近年では、2024年9月では国際試合で2連敗を喫し、ポイントを6.64失い116位へ下がっていました。この順位は、2017年10月以来の最低記録です。 ベトナムのトップリーグ「Vリーグ」には、国内外で実績を誇る名門クラブが数多く存在します。その中でも、ハイフォンFC、ハノイFC、ベトテルFCは特に注目されるチームです。それぞれのクラブが持つ背景と特徴を見ていきましょう。 出典:https://www.facebook.com/haiphongfootballclub/ 1952年に設立されたハイフォンFCは、ベトナム北部の港町ハイフォンを拠点とする、国内で最も歴史あるクラブのひとつです。赤と白を基調としたユニフォームが象徴的で、熱狂的なサポーターたちの応援がスタジアムを盛り上げます。 ハイフォンFCは、Vリーグでの安定した成績に加え、ベトナムカップでも優勝経験があり、国内サッカー史に名を刻んでいます。また、かつて元ブラジル代表のデニウソンを獲得したことでも話題を呼びました。しかし、わずか1試合のみの出場で退団したというエピソードもあります。地域密着型のクラブ運営を行い、若手育成にも力を入れています。 出典:https://www.facebook.com/officialhanoifc/ 2006年に創設されたハノイFCは、ベトナム首都ハノイを拠点に急速に成功を収めたクラブです。設立からわずか数年でVリーグ1に昇格し、2010年にはリーグ初優勝を達成。その後も2013年、2016年、2018年、2019年、2022年と、通算6回の優勝を果たしています。 攻撃的なプレースタイルと若手選手の育成に力を注ぐハノイFCは、国内リーグでの活躍だけでなく、AFCチャンピオンズリーグなど国際舞台での経験も積み重ねています。クラブの運営は大手コングロマリットであるT&Tグループによって支えられ、その資金力と組織力が成功の背景にあります。 出典:https://www.facebook.com/thecongviettelfc/?locale=vi_VN 1954年設立のベトテルFC(旧称テーコンFC)は、ベトナム人民軍が母体となった歴史あるクラブです。Vリーグ1では6度の優勝を誇り、ハノイFCと並ぶ最多記録を持っています。2009年に人民軍がクラブを手放した際、通信大手のベトテル社がクラブ運営を引き継ぎ、再出発を遂げました。その後、2018年にVリーグ2で優勝し、トップリーグに昇格。2020年にはVリーグ1で優勝するなど、輝かしい成果を上げています。 ベトテルFCのホームスタジアムであるミーディン国立競技場(収容人数40,192人)は、ベトナム最大規模のスタジアムで、観戦に訪れるファンにとって象徴的な場所となっています。 ベトナムサッカー界には、国内外で注目される選手が数多くいます。その中でも、ファム・トゥアン・ハイとグエン・スアン・ソンは、ベトナム代表の中心として目覚ましい活躍を見せています。この2人は、国内リーグでのパフォーマンスはもちろん、国際大会でもその実力を証明し、チームを支える存在です。 ファム・トゥアン・ハイは、ベトナム国内リーグVリーグ1で活躍する若手ストライカーです。そのスピードと得点力で注目されており、将来を嘱望される選手の一人です。2024年のASEAN三菱電機カップ決勝では、タイ代表を相手に試合開始直後に貴重な先制ゴールを決め、ベトナム代表に勢いをもたらしました。このゴールは、初スタメンという大きなプレッシャーの中で挙げたもので、トゥアン・ハイの大舞台での強さを象徴するプレーでした。 グエン・スアン・ソンは、ベトナム代表のエースとして君臨する選手です。ブラジル出身でありながら、帰化選手としてベトナム国籍を取得し、代表チームに加わりました。その高い技術力とフィジカルの強さは、国内外のファンを魅了しています。彼はかつて日本のJリーグ・ベガルタ仙台でプレーしていた経歴を持ち、国際的な経験を生かしてベトナム代表をけん引しています。 2024年のASEAN三菱電機カップでは、7得点を挙げて得点王に輝いただけでなく、MVPも受賞しました。大会を通じて見せた圧倒的な決定力とリーダーシップは、ベトナムの優勝に不可欠なものでした。特に負傷退場するまでのプレーでは、彼がいかに重要な存在であるかを改めて証明しました。 ベトナム国内で最も人気のあるサッカーリーグ「Vリーグ」は、地元ファンに愛され、近年では国際的にも注目を集めています。熱狂的な観客が集うスタジアムでの観戦も良し、オンラインで手軽に楽しむ方法も良し。ここでは、Vリーグを観戦する具体的な方法をご紹介します。 Vリーグを最大限に楽しむには、現地のスタジアムで試合を観戦するのが一番です。試合当日、スタジアムに響き渡る声援や、選手たちが繰り広げる迫力あるプレーを間近で感じることは、特別な体験となるでしょう。 チケットは、試合会場となるスタジアムの窓口で購入できます。多くの場合、試合の数日前から販売が始まるため、人気のカードでは早めに確保するのがおすすめです。さらに、オンラインでの販売も行っており、公式ウェブサイトや提携チケットサイトを利用すれば事前に席を確保できます。 観戦するスタジアムによって、それぞれ異なる魅力を楽しめるのもVリーグの魅力のひとつです。例えば、首都ハノイにあるハノイFCのハンダイ・スタジアムはアクセスが良く、設備も充実しており、快適な観戦環境が整っています。一方、ハイフォンFCのラックチャイ・スタジアムでは、熱狂的なサポーターの声援がスタジアム全体を包み込み、独特の雰囲気を味わえます。 ベトナムまで足を運べなくても、日本にいながらVリーグを楽しむ方法があります。オンライン配信サービスを利用すれば、試合をリアルタイムで視聴可能です。ただし、地域制限がかけられているため、視聴するにはVPN(仮想プライベートネットワーク)を利用して地域制限を回避する必要があります。 Vリーグの公式配信は地域制限が設定されていることが多いため、日本から直接アクセスできません。この場合、VPNを使ってデバイスをベトナム国内のサーバーに接続することで、視聴が可能になります。 まず、NordVPNやExpressVPNといったベトナムサーバーに接続できるVPNサービスを選び、アプリをインストールしましょう。その後、ベトナム国内のサーバーを選択して接続します。この操作により、あなたのデバイスがベトナム国内からアクセスしているように認識されるため、地域制限をクリアして試合を視聴できるようになります。 Vリーグの公式配信サービスFPT Playは、試合をライブ中継するだけでなく、過去の試合のアーカイブも提供しており、Vリーグを楽しむための主要なプラットフォームとなっています。 まずは、FPT Playのウェブサイトまたはアプリにアクセスし、アカウントを登録してください。メールアドレスや電話番号を使った登録が可能で、クレジットカードなどの決済手段を利用して視聴プランを購入するだけで準備完了です。視聴プランには、ライブ中継やアーカイブ映像などが含まれており、自分のスケジュールに合わせて試合を楽しめます。 ベトナムで最も愛されているスポーツといえば、間違いなくサッカーです。その人気は、代表チームの国際大会での活躍だけでなく、日々の生活にも大きな影響を及ぼしています。サッカーがなぜここまで支持されているのか、そして試合の日には街がどのように変わるのか、その理由を紐解いてみましょう。 ベトナムにおけるサッカーの人気の背景には、長い歴史と文化的な背景があります。サッカーはフランス植民地時代にベトナムへと伝えられ、1975年の全国統一後には全国的に普及しました。1964年にはアジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)に加盟し、ベトナムサッカーは国際的な舞台での挑戦を開始しました。 1996年にはASEANサッカー連盟(AFF)に正式加盟。2008年にはAFFチャンピオンシップで初優勝を果たし、この快挙は国内サッカーの発展を象徴する出来事となりました。さらに、2017年にパク・ハンソ氏がベトナム代表監督に就任すると、チームは次々と成果を挙げます。2018年にはAFC U-23選手権で準優勝し、AFFスズキカップでは10年ぶりの優勝を果たしました。これらの歴史があり、サッカーがベトナム国民にとって誇りと喜びをもたらすスポーツになりました。 その後も、2019年アジアカップ準々決勝進出やSEAゲームズ(東南アジア競技大会)の優勝、そして、ASEAN三菱電機カップ2024での優勝など、代表チームは数々の偉業を成し遂げています。 サッカーがいかに国民に影響を与えるかは、試合の日の街の様子を見れば一目瞭然です。特に代表チームの試合が行われる日は、都市部の交通状況が大きく変化します。首都ハノイやホーチミンでは、試合前後にスタジアムや街頭の大型スクリーンに向かう人々で道路が混雑し、交通渋滞が発生します。 さらに、試合で勝利した後には、さらなる熱狂が待っています。バイクに乗ったサポーターたちが国旗を掲げて街中を走り回る、祝勝パレードが自然発生的に行われるのです。2018年のAFFスズキカップ優勝時には、数万人の市民が主要都市に繰り出し、深夜まで歓声とクラクションの音が鳴り響きました。主要道路が完全に麻痺するほどの混雑が生じたこの歓声ムードは、ベトナム国民がいかにサッカーを愛しているかを物語る象徴的な出来事と言えるでしょう。 ベトナムサッカーの情熱は、ASEANカップでの代表チームの快挙や、国内リーグでの名門クラブの活躍を通じて、ますます強まっています。現地での観戦はもちろん、オンラインで気軽に楽しむ方法も充実しているため、サッカー好きのあなたもぜひベトナムサッカーの世界に触れてみてください。

2025.01.20

【ベトナム/ダナン】会食・接待時にお薦めのレストラン特集(日本食編)

【ベトナム/ダナン】会食・接待時にお薦めのレストラン特集(日本食編)
ベトナム生活情報、お役立ち情報

ベトナムで仕事をする日本人の方々にとって、よく聞く悩みの種が会食のお店探しではないでしょうか。 日々お店の入れ替わりが激しいダナンの飲食店ですが、接待に使えるポイントを押さえているお店は意外と少ないため、よくいろいろな方からおすすめのお店を質問いただきます。 こちらの記事ではベトナム在住歴10年以上の筆者が、接待に使えるおすすめのレストランを紹介していきます。 日本でもベトナムでも、お店選びはお客様の嗜好に合わせてポイントを抑える必要がありますよね。 実際にお店を決める際に、気を付けるべきポイント5つを紹介します。お客様に合わせて下記のポイントを考慮しながらお店を選んでみましょう。 お客様と周囲の影響を受けずにゆっくり話がしたい時に、個室であることは非常に重要なポイントです。 ダナンでは個室の用意がないレストランも多いので、個室があるお店を頭に入れておくとお店が選択しやすくなります。 もちろんカジュアルな接待であれば個室にこだわらなくても良いケースもありますので、会食の目的やメンバー次第で決めることをおすすめします。 店内では喫煙不可のレストランもありますので、喫煙者がいる場合には事前に確認しておくとよいでしょう。 ダナンのレストランは店内喫煙不可の場合、入り口の外に喫煙スペースを設けているお店も多いのでお店の入口付近のお席を予約すると喫煙者にも非喫煙者にも喜ばれるかもしれません。 なんといっても、食事・お酒の美味しさや種類の豊富さは外せませんよね。 特にご年配の方は日本食を好まれる方も多いので、満足度の高い和食のお店を選びたいですね。 また、コースメニューの方が会食がスムーズに進むケースも多いです。アラカルトで頼む予定でも、念のため事前にコースの有無も確認しておきましょう! なんといってもここはベトナム。店員さんはベトナム人の方ですので、日本で受ける接客とは文化も違えば、言語も違います。 日本食レストランに行けば日本語接客の可能性が高いですが、一歩飛び出せば英語かベトナム語です。 あまり海外に慣れていないお客様だと、ベトナムの文化を失礼と捉える方もいますので、どの程度の接客をお客様が求められているのかリサーチしておきましょう! 感じのよい接客をしてくれる店員さんがいるお店だと、少しの間違いなら気にならず、会食も円滑に進むので接客は大切ですよね。 そして、我々日本人にとって外せないのが清潔感ではないでしょうか。 隅々まで掃除が行き届いているか、その中でも特に『お手洗いが清潔か』は非常に重要なポイントですので押さえておきたいポイントですね。 高級食材と日本人板前によるプロの技が光る日本の寿司店です。ダナンの日本人が多く住む、ダナン市の飲食店街にあります。 日本から空輸した新鮮な魚介類や低温調理の和牛ステーキなど、ここでしか味わえない贅沢な料理をお楽しみいただけます。 コース以外にもアラカルトメニューがあります。 コースは800,000VND~、接待であればコースを選択する方がスムーズでおすすめです◎ 和の趣を取り入れた温かみのある空間で、個室(要予約)やカウンター席も完備しています。きれいで洗練された空間は、プライバシーを守りたい会食でも安心して利用できますよ! 鮨兵衛の予約はこちらからどうぞ! カジュアルながら地産地消にこだわり、ベトナムで採れた新鮮な食材を提供している居酒屋です。 居酒屋定番メニューから刺身や焼き魚などの和食メニュー、創作料理まで幅広く日本食を提供しています。 ベトナム人マネージャーをはじめ日本語堪能なスタッフが多く、お酒の種類も豊富で、日本人出張者にも人気です。 広々とした店内には、カウンター席、テーブル席、個室(要予約)を完備。日本の居酒屋を彷彿とさせるアットホームな雰囲気でお食事をお楽しみいただけます。 カジュアルに居酒屋での会食を楽しみたい、ベトナム人に様々な日本食を紹介したい、といった方は是非一度利用してみてくださいね。 居酒屋縁の予約はこちらからどうぞ! ダナンのミーケビーチ近く「アントゥンエリア」にある人気店です。 地元ベトナム人や在住外国人からも評判で、新鮮な魚を使った寿司・刺身だけでなく、定番の日本食など多彩なメニューをリーズナブルな価格帯で提供しています。 カウンター席や個室(要予約)も完備し、カジュアルな会食にも日常使いにも最適なアットホームな雰囲気が魅力です。 一寸法師2の予約はこちらからどうぞ! ダナンの韓国人エリアにある日本食店で、寿司、刺身、天ぷらなどの日本料理を提供しています。 定食や一品料理も豊富で、ワインや日本酒などドリンクメニューも充実しています。 カウンター席や個室(要予約)もあり、日本人だけでなく韓国人やベトナム人にも人気のお店です。 三好の予約はこちらからどうぞ! ベトナムで人気の中華・日本食店です。 市内と海側に店舗を構え、海側店(CHIN MESHI 109)の屋上ではBBQ専門のJackpot BBQも営業中です。 本格的中華をはじめ、多彩な料理はベトナム料理に飽きた時にぴったり。 カウンター・半個室・個室(要予約)完備で、一人でも接待でも利用できる人気店です。 陳めしの予約はこちらからどうぞ!シティエリア・ビーチエリア 2024年11月にダナンにもオープンした、ホーチミンでも人気の居酒屋「満月」。 全国の焼酎や日本酒、豊富な梅酒を揃え、軽めの一杯から食事まで多彩なメニューを楽しめます。 高い天井と広々とした店内には個室(要予約)もあり、空港からのアクセスも良いので、ダナンに夜着の便や帰国前などにも利用しやすいです。 焼酎ばー満月の予約はこちらからどうぞ! ベトナム・ホーチミンで20年以上人気の日本式焼肉店のダナン支店です。 日本クオリティーの焼肉だけでなく、すき焼きや鍋などのメニューや一品料理も充実しています。 無煙ロースターが設置されているため、服に匂いがつきにくいのも嬉しい設備です。 個室はありませんが、テーブルごとに仕切りがあるため周りを気にせず食事ができます。※2階は仕切りなしの座敷席あり 浦江亭の予約はこちらからどうぞ! 本記事では、ダナンで会食をする際におすすめの日本食・和食レストランをご紹介しました。 会食の成功にお店選びは欠かせない要素ですが、ベトナムでの会食となると、日本とは文化もサービスも全く違います。 日本からの出張者との食事会と在住者同士で開かれる食事会では趣旨やリクエストが異なるので、様々な候補があると安心ですよね。 こちらの記事がダナンで会食の幹事をされるみなさまのお店選びの一助になれば嬉しい限りです。

2025.01.17

ベトナムでの生活をより便利に!現地でのオンラインショッピング情報をお届け!

ベトナムでの生活をより便利に!現地でのオンラインショッピング情報をお届け!
ベトナム生活情報、お役立ち情報

ベトナムはオンラインショッピングが非常に盛んで、どんなものでもオンラインで購入できてしまいます。 ネットショッピング文化は日本よりもはるかに進んでおり、個人ショップであってもオンライン販売を行っているところがほとんどです。 最近ではB to Cのオンラインショッピングだけでなく、C to Cの個人間やりとりとなるフリーマーケットも増えてきています。 そこで、こちらの記事ではベトナムのオンラインショッピング事情を一挙紹介していきます! オンラインショッピングと一言で言っても様々な種類のサービスがあります。 まずはこちらでは、ベトナムのカテゴリー別オンラインショッピングサービスをご紹介していきます。 日本で展開されているUberのようなサービスで、ベトナムでは食べ物の配達を頼むことができる他、バイクや車タクシーとして配車サービスを利用することができます。 日本では配車サービスは地域が限定されておりあまり利用頻度は高くありませんが、ベトナムではGRABやBeを利用しない人はいないと言っても過言ではありません。 移動時はタクシーではなくGRABなどを利用することの方が多く、食べ物のデリバリーサービスも日常的に使われます。 ベトナムではドリンク1つでもデリバリーを利用するほど、生活になくてはならない存在です。 食事やスーパーの配達で最も利用されるのがGRABなどの即時配達サービスですね◎ 日用品から洋服、電化製品までなんでも購入できるオンラインショッピング。 日本ではAmazonや楽天が有名ですが、ベトナムで最も利用されているのはLazadaやShopeeです! ちなみにAmazonはベトナムでは展開されていませんので注意してくださいね◎ LazadaやShopeeも毎日のように利用されており、身にまとっているもの全てオンラインショッピングというベトナム人もたくさんいます笑 ベトナムではショッピングセンターなどで購入するよりオンラインで購入する方が、はるかに安いものが多く種類も豊富なことが理由に挙げられます。 日本で主流なフリマアプリといえばメルカリですね。メルカリのような個人間で商品を販売するフリーマーケットアプリがベトナムにもあります。 Cho Totというアプリやwebで利用できるサービス、またFacebookを使用した個人売買も盛んです。 ベトナム在住日本人でもあまり利用経験がない方も多いフリーマーケットのここからは詳しく解説していきます◎   先に紹介した即時配達サービスやオンラインショッピングは、ベトナム在住日本人であればほとんどの方が利用経験があると思います。 しかし、③のフリーマーケットに関してはまだまだ未活用の方も多いのではないでしょうか? 小さなお子さんがいる家庭や本帰国が決まった際に、せっかくだったらもう使わないモノを販売したい、という方も多いのではないでしょうか? そこで、こちらではおすすめのフリーマーケットアプリ2つをご紹介します! ベトナムのオンラインフリーマーケットサービスCho Totが最もベトナムで知られているフリーマーケットサービスです。 ベトナム語でChoが「市場」、Totが「良い」を表すので、ChoTotは「良い市場」を意味しています。 webもしくはアプリをダウンロードして利用することができますが、どちらも基本的にはベトナム語のみ対応です。 英語利用したい方は、webページから入り、Google翻訳での利用がスムーズでしょう◎ アカウントの登録にはベトナムの電話番号が必要です。 電話番号とパスワードを設定して、登録をしましょう。右上のAccountの項目からSign upをしてください。 登録が完了したら、出品&購入ができるようになります。 カタログから欲しいものを探して購入していきます。 ページ上のワード検索でほしいものを検索するか、Explore the catalogでカテゴリーから探すこともできます。 日本のフリーマーケットで見るような家電や家具などから、”JOB”=仕事を探すこともできるのがベトナム流。 また、ホテルやバスのチケット、不動産までこちらのアプリ上であらゆるものを購入することができます。 気になる商品や欲しい商品が見つかったらクリックすると出品者にChatを送ることができます。 商品の状態なども下記に記載があるので確認することができますよ◎ 購入が決まったら支払い手続きに移ります。 「支払い保証」機能により、購入者は Cho Tot プラットフォームを通じて商品価格の 10% を預けるか、商品価格の 100% を販売者に直接支払うことができます。 販売者から購入者に商品が届きアプリで”Received”をクリックしたら料金が支払われるシステムが導入されているので、写真と異なるものが届いた場合でも保証があるため安心ですね◎ Cho Totで自分が商品を出品したい場合は”Dang tin”の箇所から商品情報を入力していきます。 Dang tinをクリックすると、商品の写真やカテゴリー、値段などの詳細情報を入力する項目がありますので記入していきましょう。 全ての入力を終えたら、”POST”ボタンを押すと投稿できるので、購入者が情報を見れるようになります。 基本的な流れは日本のメルカリなどのフリマアプリと同様ですので、ベトナム語さえクリアできれば出品も購入も難しくありませんよ◎ Facebookのmarket placeを利用して、フリーマーケットのように個人間での売買をすることができます。 ベトナムで最も利用されているSNSの一つがFacebookですので、Facebookを活用した個人売買も非常に便利です! 販売者の所在地や価格を絞って、商品を検索することができるので自宅近くでほしいものが手に入る場合はとてもお得に購入することができます。 facebookアカウントを持ってさえいれば追加の登録不要で利用できます◎ こちらは手間をかけずに利用できるので便利ですね! Fcebookの自身のアカウントのアイコンを押すと、”Marketplace”の項目が出てくるので、そちらをクリックすると様々な商品を見ることができます。 カテゴリーなどで検索ができるので、欲しいものを探します。 気になるものが見つかったらFacebookのmessengerでチャットをし、場所や価格、質問などのやり取りを行います。 そして売買が成立すると、直接受け渡しをすることがほとんどです。 直接会う日時を決めて手渡しで受け取り、料金を支払う流れをとりますのでシンプルですね!   こちらの記事ではベトナムのオンラインショッピング事情について紹介しました。 ベトナム国内ではオンラインショッピングは非常に根付いており、B to Cのオンラインショッピングサービスを使っている人の割合は日本よりも高いと言えるでしょう。 また、C to Cの個人間売買も盛んです。個人間のやりとりはベトナム語に不安がある方も多いかと思いますが、活用できるようになると非常に便利です◎ ベトナム生活を快適に過ごすために、周囲のベトナム人の友人の手を借りながらオンラインショッピングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか? こちらの記事がこれからベトナムで生活をされる方々にとって、有益な情報となっていましたら嬉しい限りです!

2025.01.15

【2025年度版】ベトナムの祝日カレンダー

【2025年度版】ベトナムの祝日カレンダー
ベトナム生活情報、お役立ち情報

ベトナムでお仕事や生活される際に、ベトナムの祝日、カレンダーはどうなっているか気になる方も多いのではないでしょうか? 土曜日・日曜日とあわせた連休などで、ゆっくりお休みの期間にリフレッシュしたい方も多いかと思います。 本記事ではベトナム祝日についての解説を含め、2025年の祝日カレンダーを公開します。   ベトナムの祝日は、年間11日から12日となっており、日本の19日と比べて少し少ないです。 日本で祝日がない月は6月だけですが、ベトナムは3月、6月~8月、10月~12月と祝日がない月が多くあり、ベトナムで生活していると日本の祝日の多さを羨むこともあります。 その一方で貴重なお休み・連休の有難みは大きく、ベトナム在住の日本人の皆さんは、とても充実した日を過ごしているのも事実です。   ベトナムは中国やシンガポールと同様に旧暦を採用しておりますが、新暦の1月1日にも新年をお祝いします。 企業によっては新暦の大晦日を会社の休業日にしているところもありますが、多くは大晦日が土曜日や日曜日でない限りは通常営業しています。 新暦正月、1月1日に新年を迎えると同時に各所でカウントダウンイベントがあり、花火が打ち上がるので、市街地の中心部などでは身動きが出来ないくらい混雑します。   テトは、旧暦の12月30日(大晦日)と旧暦の1月1日(元旦)から1月3日の3日間を含む前後の5日間です。 この5日間や、前後の期間を総称してテトと言われています。 テト期間は、毎年ベトナム政府機関によって調整・決定されております。 毎年のカレンダー(土曜日・日曜日)の関係により休暇の長さが変わってきます。 ベトナムの祝日の中で、ベトナム国民が最も大切にしているのが旧正月を祝うテトです。 テト前には、街の至るところでテトの飾り付けが行われ、街中が華やいでいて、一年の中で最も活気が溢れています。 その一方で、旧暦元旦のカウントダウンが終わると、観光施設やレストランなどの商業施設がしばらくの間休業するので、テト期間中はいつもの日常とは違う閑散とした街を見ることができます。 新暦正月と同様に旧暦元旦には新年を迎えるためのカウントダウンイベントや花火が打ち上がります。   バンラン王国の国王であるフン王を祀る日です。 フン王は伝説上の王様といわれており、情報によっては初代国王とされていますが18代続いた王の総称とも言われています。 ベトナムの東北部にあるフート省のフン寺では、毎年旧暦3月10日にはフン王のお祭りが催されており、毎年400万人以上が参加するこのフン王のお祭りとフン王信仰がユネスコの無形文化遺産になっています。   1965年11月以降、北ベトナムと南ベトナムの間で行われていたベトナム戦争の終結を記念した祝日です。 1975年4月30日に南ベトナムの首都であるサイゴンが陥落し、南ベトナムの無条件降伏を経てベトナム戦争が終わりました。 新暦元旦や旧暦元旦同様にベトナム各地で花火が打ち上げられます。   世界各国で労働者の日とされる5月1日はベトナムでも祝日となっています。 1946年ハノイ市で労働者2万人が集まる大規模な集会が行われたことを機にベトナムの祝日になりました。 日本ではメーデーという呼称を用いられることが多いですが、ベトナムでは英語で表記する際はレイバーデーやレイバーズデーとされます。   太平洋戦争時、日本の植民地下にあったベトナムは、日本の終戦後の1945年9月2日に「独立宣言」を発表し、社会主義国家としてベトナム民主共和国が誕生しました。 ベトナムでは建国記念日としている一方、日本からの独立という一面もあります。 また建国記念日は、ベトナム1年の最後にある祝日になっています。     お待たせしました! 2025年度のベトナムの祝日は以下の通りです。 ※ベトナムの祝日は、日本と同様に祝日が休日と重なった場合は振替休日があります。 1月1日(水):新暦元旦 1月27日(月):旧暦12月29日 1月28日(火):旧暦大晦日 1月29日(水):旧暦元旦 1月30日(木):テト休暇 1月31日(金):テト休暇 4月7日(月):フン王の命日 4月30日(水):南部解放記念日 5月1日(木):メーデー(レイバーデー) 5月2日(金):振替休日 9月1日(月):建国記念日(追加祝日) 9月2日(火):建国記念日 ※休暇の日程は政府の発表により変更する可能性がありますのでご注意ください。 事前に祝日をチェックして、ご旅行や日本への一時帰国など、素敵な休暇となることを願っています。    

2025.01.14

知ってて安心!ベトナムでのスマホ・生活用品の修理に関する情報をご紹介!

知ってて安心!ベトナムでのスマホ・生活用品の修理に関する情報をご紹介!
ベトナム生活情報、お役立ち情報

旅行中にスマートフォンの画面が割れたり、バッグや衣類が壊れて困った経験はありませんか? そんなとき、ベトナムでは驚くほど安く、そして素早く修理してくれるお店がたくさんあります。 この記事では、ベトナム旅行中に壊れたものを安く修理する方法や、信頼できる修理店の探し方を詳しくご紹介します。 壊れたからといって諦めず、ベトナムでお得に直して旅行を楽しみましょう!   ベトナムは「直して使う」文化が根付いており、観光客が旅行中に壊してしまったアイテムでも、驚くほど簡単に修理できます。 高い技術を持つ職人が多く、料金も手頃なので、旅先でのトラブルが逆に楽しい思い出になるかもしれません。 以下に、ベトナムで特に修理が盛んなアイテムを紹介します。 旅行中にスマホを落として画面が割れたり、PCが動かなくなったりするのは困りものですが、ベトナムなら安心です。 ホーチミンやハノイの旧市街などには、電子機器を専門に扱う修理店が多数あります。 スマートフォンの画面修理は約1,000,000ドン(約5,000円)、バッテリー交換なら約500,000ドン(約2,500円)と、日本の修理費用の半額以下で済むこともあります。 修理には数時間から半日程度かかるため、時間に余裕を持って依頼するのがポイントです。 旅行中に服が破れてしまった場合でも、ベトナムでは即日で修理をしてもらえることがほとんどです。 ホーチミンのタンディン市場やハノイの旧市街では、ボタンの付け直しやジッパー交換を丁寧に行う職人がたくさんいます。 修理費用はボタン付け直しが約20,000ドン(約100円)、ジッパー交換が約50,000ドン(約250円)と非常にリーズナブルです。 また、時間があればリメイクを頼んで、新しいデザインに作り変えるのも面白い体験です。 ベトナムは靴の修理技術も非常に優れています。 旅行の途中で靴が壊れてしまったり、傷がついてしまったりした場合でも、靴専門の修理店を利用すれば安心です。 かかとの修理やソールの交換、破れた部分の補修など、さまざまなトラブルに対応可能。 1足あたりの修理費用は約100,000ドン(約590円)と手頃で、翌日には仕上がるケースが多いです。 観光地の近くにも修理店が多いので、観光ついでに立ち寄れます。 旅行中に時計が止まってしまったり、ベルトが壊れてしまった場合でも、時計修理の専門店があります。 電池交換は約50,000ドン(約250円)からで、作業自体は10~20分で完了することがほとんどです。 複雑な修理になるともう少し時間がかかりますが、それでも日本と比べると非常にスピーディーでリーズナブル。 高級時計のパーツ交換にも対応してくれる店も多く、安心して任せられます。 ベトナムでは、壊れたものを修理して使い続ける文化が日常に根付いています。 その背景には、縫製業での高い技術力、工業や建設業に従事する人々のスキル、そして街中に多く見られる個人店の存在があります。 ここからは、ベトナムで修理文化が発展した理由を探っていきます。 ベトナムは縫製業がとても盛んな国で、縫製・繊維製品の輸出額が世界第3位にランクインしています。 出典:Xuất khẩu ngành dệt may Việt Nam vươn lên thứ 3 thế giới 国内には約1,000社もの縫製関連企業があり、そこに従事する人たちの技術力は高いものです。 その影響は一般家庭にも広がり、街中ではほつれた服を直したり、ジッパーを交換したりする修繕店をよく見かけます。 こんな環境だからこそ、ベトナムの人々は簡単に服を捨てたりせず、修理して大切に使うのが当たり前になっています。 ベトナムには約5,600万人の労働力人口があり、その中でも工業や建設業に従事する人が多いことが特徴です。 出典:https://www.jica.go.jp/Resource/vietnam/office/others/pamphlet/ku57pq0000221k6l-att/jica_ihrd_report_202205_jp.pdf 機械や工具を扱うスキルが自然と生活に馴染み、例えば壊れた家電や家具も「ちょっと見せて」と自分や知り合いが直してしまう場面も日常茶飯事です。 こうした技術の蓄積があるからこそ、買い替えではなく修理を選ぶ人が多いのでしょう。 家電製品も、修理すればまた何年も使えると考える人がたくさんいます。 ベトナムの街中を歩くと、靴修理店やかばんの修繕店、さらにはバイクの修理店がひしめいています。 これほど個人店が多いのは、開店が比較的しやすく、小さな商売でも生活していける環境があるからです。 実際、修理を依頼したお客さんと店主が仲良く雑談している光景もよく見られます。 修理を依頼すること自体が、地元のコミュニティを支える行動にもなっているのです。 ベトナムでは、壊れた日用品や家電を修理に出すことがごく普通の選択肢です。 短期間で仕上げてくれる効率の良さや、驚くほど手頃な価格がその大きな魅力です。 それぞれについて詳しく見ていきましょう。 ベトナムの修理店は、そのスピーディーさが魅力です。 ホーチミンにあるパソコン修理店の例では、複雑な修理でも約1週間で完了したという話があります。 一方で、スマートフォン修理に関しては、なんと1~2時間で液晶交換を済ませてしまう店舗もあるほど。 旅行中に壊れたスマホをその日のうちに直してもらえた、というエピソードもよく耳にします。 職人さんたちは経験豊富で、問題を見つけるスピードも早いです。 特に、簡単な修理であればその場で仕上げてくれることがほとんどなので、時間を無駄にしたくない人にとっても安心です。 ただし、修理の早さは部品の在庫状況や壊れ具合にもよるため、事前に相談しましょう。 ベトナムで修理を頼むと、価格の安さに驚くこと間違いなしです。 スマートフォンの液晶交換の場合、機種によりますが最安で410,000ドン(約2,500円)から対応可能な場合もあります。 修理代でお財布が軽くなる心配が少なく、また新しいものを買うよりはるかに経済的です。 ただ、修理費用は内容や機種によって変わるため、事前に見積もりを取るのがポイントです。 ベトナムでは大きな都市から地方の小さな町まで、修理を依頼できる場所が数多く存在し、どこも利用しやすいのが特徴です。 家電から衣服まで、多岐にわたる修理サービスを提供しているお店を詳しくご紹介します。 ベトナムの大手家電量販店は、製品販売だけでなく、修理やアフターサービスにも力を入れています。 有名な店舗としては、「Nguyễn Kim(グエンキム)」や「Phong Vũ(フォンヴー)」が挙げられます。 これらの店舗では、冷蔵庫やエアコン、テレビなど大型家電から、スマートフォンやタブレットまで幅広い製品の修理を依頼できます。 家電量販店のメリットは、保証期間内であれば無料または割引価格で修理を受けられる点です。 また、公式の修理パーツを使用しているため、仕上がりに安心感があります。 ベトナムに長期滞在していて、ベトナムの家電量販店で商品を購入した方におすすめの店舗です。 Điện Thoại Vuiは、ベトナム全土で利用できる電子機器の修理専門チェーンです。 スマートフォンやタブレット、パソコンなど、日常的に使うガジェットのトラブルを解決してくれる頼もしい存在として、多くの人に親しまれています。 特に画面割れやバッテリー交換といった比較的簡単な修理であれば、その日のうちに対応してくれることが多いです。 修理技術が高いだけでなく、価格も非常に良心的。 例えば、iPhoneのバッテリー交換が約110万ドン(約6,600円)程度で済むこともあり、新しい端末を購入するよりずっとお得です。 また、公式ウェブサイトや店舗で修理費用の目安を確認できるため、事前に料金がわからなくて不安ということもありません。 ベトナム各地に店舗が点在しており、観光中や仕事で忙しい人でもアクセスが便利です。 ホーチミンのドンコイ通りに位置する「Usagi」は、日本人にも人気の高い洋服店です。 オーダーメイドのスーツやドレスの仕立てが得意で、日本語対応も可能なため、海外旅行中でも安心して利用できます。 また、服の修繕やサイズ直しも対応しており、旅行中に破れてしまった服や、購入した服のフィット感を調整したい時にも役立ちます。 「Usagi」では、仕立てに必要な期間は1週間程度ですが、簡単な修繕やサイズ調整であれば、数日以内に仕上げてくれることもあります。 スタッフはフレンドリーで丁寧なので、観光客でも利用しやすい雰囲気です。 「Saigonso(サイゴンソー)」は、ホーチミンで人気の高いスマートフォンやパソコンの修理専門店です。 特にiPhone修理の技術力が評判で、現地の若者を中心に多くの人々から信頼されています。 店舗はホーチミン市内に複数あり、1区の「27 Cống Quỳnh, Phường Nguyễn Cư Trinh」や、3区の「11 Nguyễn Phúc Nguyên, Phường 8」など、アクセスの良い場所に位置しています。 公式ウェブサイトでは、修理サービスの詳細や料金が事前に確認でき、オンラインでの問い合わせや予約も可能です。 短時間で仕上げてくれるうえ、価格もお手頃な点が大きな魅力です。 ベトナムの市場に行けば、服や靴の修繕をしてくれる小さなお店や露店を簡単に見つけられます。 ホーチミンのベンタイン市場や、ハノイのドンスアン市場が有名ですが、地方の小さな市場にも多くの修理屋があり、ボタン付けや裾上げ、ほつれ直し、靴の紐の交換などの簡単な修繕に対応しています。 市場の修理屋の魅力は、その安さとスピードです。 例えば、ズボンの裾直しなら数十分で仕上がり、料金も数百円程度です。 ベトナムでは、壊れたものを修理に出すことが一般的ですが、トラブルを避けるためには事前の準備が大切です。 安心して修理を依頼するためのポイントをお伝えします。 観光客が多いエリアや市場で修理を依頼すると、不当に高い料金を請求されることがあります。 例えば、通常ならスマートフォンの画面修理が50万ドン(約2,300円)程度で済むところを、外国人価格として倍以上の金額を要求されることもあります。 特に価格表が明示されていない個人店や路上の修理屋では、このようなトラブルが起こりやすいです。 こうしたリスクを避けるには、大手チェーン店や価格が明確な店舗を選ぶことが重要です。 また、現地の相場を事前に調べておくことで、修理の料金に対する判断がしやすくなります。 修理技術の未熟な業者に当たると、修理がうまくいかず、かえって故障がひどくなることがあります。 実際に、ノートパソコンの修理を依頼した際に、データが消失して戻ってきたという話や、スマホの修理で非正規品の部品を使われることもあります。 このリスクを避けるためには、正規の修理センターや認定店舗を選ぶことが安全です。 修理を依頼する前に製品の状態を記録しておくことも重要です。 例えば、スマホの画面に傷がないことや、すべての機能が正常に動作することを確認し、写真や動画で残しておけば、後々のトラブル防止につながります。 ベトナムでは、修理の納期が予定通りにいかないことも珍しくありません。 「明日には修理が終わる」と言われていたのに、部品の在庫不足や修理が混み合っていることを理由に、数日待たされるケースがあります。 こうした事態を防ぐには、修理店に納期を具体的に確認することが大切です。 また、進捗状況をこまめに問い合わせることで、状況が分かりやすくなり、スムーズに対応できます。 ベトナムでは、修理を通じて物を長く使い続ける文化が、地域の職人技術と結びつき、日常生活に浸透しています。 その背景には、縫製技術の高さや工業スキルを持つ労働者の多さ、小規模な個人店の存在が大きく関係しています。 また、短期間でリーズナブルに修理が完了するメリットも魅力的です。 しかし、ぼったくりや修理ミス、納期遅延といったトラブルもあり得るため、信頼できるお店を選ぶことが重要です。

2025.01.10

【2025年1月最新】ベトナム/年末年始の宴会におすすめしたい鍋屋さん特集≪ハノイ編≫

【2025年1月最新】ベトナム/年末年始の宴会におすすめしたい鍋屋さん特集≪ハノイ編≫
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ハノイに住んでいると、無性に「鍋」が恋しくなることはありませんか? ハノイは東南アジアの中でも珍しい四季がある街。1月や2月ともなると10度を下回りダウンが必要な時期になってきますよね。 そんなハノイだからこそ日本式の鍋料理だけでなくベトナム鍋も大人気! こちらの記事ではハノイに住む筆者が、日本人の方に厳選したおすすめの鍋料理店を5つご紹介します! 2024年冬の最新情報もアップデートしていますので、注目ですよ◎ お鍋というとちゃんこ鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶなど日本式をイメージする方も多いかもしれません。 実はベトナムにもお鍋文化はあり、ベトナム人はお鍋が大好きなのです◎ 野菜たっぷりでヘルシーなベトナム料理ですが、ベトナムのお鍋もまさに野菜たっぷり、海鮮、鶏肉、ヤギ肉など様々な種類があります。 ホーチミンエリアでは海鮮がよくとれることもあり、牡蠣やカニのお鍋がポピュラーです。また、日本人にとってはめずらしい、ヤギ肉のお鍋もよく食べられますよ。 暑い中…?と思われるかもしれませんが、常夏の路上で汗だくになりながらビールと一緒に食べるお鍋も最高です◎ そして、ハノイで外せないお鍋といえばチャーカー(Cha Ca)。 ネギなどと一緒に白身魚を油で炒めて食べるお鍋ですが、お酒が進むおつまみ感覚で食べられて、日本人の口に合うおすすめのお鍋です。 また、ベトナムでは練り物もよく食べるため、日本のおでんのようなものもあります。 ハノイのイオンモールなどではベトナムおでんが売っているのですが、お出汁はベトナム風のエスニックなお味です。辛そうな色をしたお出汁ですが、レモングラスと酸味が効いていてさっぱり食べられます◎ 具材がほぼ練りもので(笑)、ベトナムの若者を中心に人気ですよ◎ 日本とはまた異なるベトナムのお鍋も是非試してみてくださいね! ハノイで最も有名なお鍋屋さんと言っても過言ではない、田ガニのお鍋の名店1946(いちきゅーよんろく)。 優しいカニのお出汁に、たっぷりの野菜・バナナ・厚揚げ・牛肉・ブン(米粉麺)などの具材がセットになっています。 スープは濃厚なカニの香りが食欲をそそります。スープは優しいトマトベースで日本人の口にも合うので、ベトナム料理が初めての方でも食べやすいですよ◎ 最後の〆で食べるブンがお鍋の出汁と合ってとっても美味しいのに、米粉麺でヘルシーなのも嬉しいポイント!食べすぎ注意です笑 お店のスタッフさんが調理してくれるのを待つだけなので、お客様などを連れて行っても鍋奉行不要なのが嬉しいですね! 元々人気店の1946ですが、ミシュランのビブグルマンに選出されて以来さらに人気度がアップしているので予約していくことをお勧めします。 店内は広く20名程の団体でも入れますので、大人数での忘年会などにも使えます◎ ハノイでベトナムのお鍋に挑戦してみたい方は、一押しのお店です! Hoa Loの鶏鍋は鶏の出汁がしっかりと出ており、韓国のサムゲタンを彷彿させるお米と骨付きの鶏肉がたっぷり入ったお鍋です。 別添えでたっぷりの野菜がついてきますが、のこぎりコリアンダーと呼ばれるパクチーの香りにそっくりな香草がついてきますので、苦手な方は避けるとよいでしょう。 またこちらのお店のもう一つの名物が、チキンのハニーグリルです。甘めの味付けが絶品で、お鍋が出来上がるまえにグリルチキンで腹ごしらえするのがおすすめ! お鍋1つで400,000VND(=約2,500円)、ハニーグリルチキンが一皿(一羽分)400,000VNDですが、3~4人でちょうど良いサイズですのでわいわいお鍋を囲むとちょうど良いですよ◎ そして〆はインスタント麺!鶏の出汁が染みた麺は濃厚な鶏出汁の塩ラーメンのような味わいでとってもおすすめ◎ 冬の寒い日に食べる鶏鍋はたまりませんよ◎ お客さんはベトナム人ばかりで、地元になじんだ気分になれるHoa Loへ是非行ってみてくださいね! ハノイ名物の鍋と言えばチャーカー! チャーカーとは雷魚の白身をターメリックで味付けして揚げたものを、雷魚のホルモンとたっぷりのディルやネギと一緒に油で炒めて味わうお鍋。 日本ではなじみのない食べ方ですが、魚は癖がなく食べやすく味付けも日本人の口に合うおすすめの逸品です◎ 店員さんが席で作ってくれるので、出来上がるのを待つだけ! 出来上がったら別添えのブン(米粉麺)の上に魚と野菜を乗せ、砕いたピーナツをお好みでかけていただきます。 Anh Vuのチャーカーは魚の臭みがなく食べやすいことやお店が清潔で安心できることもあり、日本から来た出張者を連れて行くお店の一つです。 基本的にはチャーカー屋さんはチャーカー一品で勝負しているところがほとんどですので他のベトナム料理も一緒に食べたいと思っている方は注意ですよ! お店で食べるすき焼きといえば敷居の高いイメージがありますが、カジュアルにすき焼きが食べたい!というときにおすすめなのが初詣。 居酒屋ですが、すき焼きやもつ鍋が人気です。おつまみメニューも豊富なので、飲みながらお鍋も食べたいという時におすすめ。 関西風のすき焼きは一人前420,000VNDとリーズナブルなので、4~5人で行ってすき焼き2人前と一品メニューをいろいろ頼むのが筆者の定番です◎ 場所も便利なファンケビン通りにあり、徒歩圏内に2軒目に行けるお店もたくさんありますよ! もつ鍋、海鮮鍋、キムチ鍋などお鍋の種類豊富なお店が、キンマーにある居酒屋えびす。 海鮮を中心に一品料理がどれも美味しく、メニューが豊富なためベトナム人の方を連れて行っても様々な日本食を試せるので喜んでもらえます◎ 牡蠣鍋はお味はもちろんですが、大ぶりの牡蠣がたくさん盛られて豪華に出てくるので、目で見ても楽しめるためおすすめです! また、日本酒の種類がとても豊富なので、冬の寒い日に海鮮のお鍋と日本酒で乾杯なんていかがでしょうか? 2階には完全個室もあるので、会食などにも利用しやすいですよ。 あまり知られていないのですが、実は焼きそばがとっても美味しいので是非食べてみて頂きたい逸品です✨ 記念日などたまには豪華な食事がしたい!そんな時におすすめなのが、麻布のトリュフの国産和牛とフォワグラのすき焼きです。 麻布はハノイ在住者にはよく知られた日本食レストランですが、すき焼きを食べたことがない方も多いのではないでしょうか。 2,400,000ND/人を出す価値ありの、是非試して頂きたい逸品です! トリュフにフォワグラに和牛と贅沢を詰め込んだすき焼きはなかなか他では食べられないですよ◎   さて、こちらの記事ではハノイのおすすめお鍋屋さんを紹介しましたがいかがでしたか? ハノイに住んでいると冬はとても寒いため、お鍋が恋しくなりますよね。 もつ鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ちゃんこ鍋など一通り日本の鍋を食べることができるのは心強いですね◎ また、ハノイではベトナムのお鍋も非常に人気が高く、いろいろ食べることができます。 日本人の口にも合う味つけが多いので、是非一度ローカル鍋も楽しんでみてくださいね。 こちらの記事が参考になれば幸いです!

2025.01.07

海外旅行者からも人気のベトナム工芸品!その人気の秘訣と特徴をご紹介!

海外旅行者からも人気のベトナム工芸品!その人気の秘訣と特徴をご紹介!
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

ベトナムは、料理や観光だけでなく、伝統工芸品でも旅行者を魅了する国です。 その中でも注目を集めているのが、バッチャン焼きやソンベ焼きといった陶磁器。 これらの器は、ベトナムの文化や歴史を映し出し、食卓やインテリアに彩りを加えるアイテムとして人気があります。 本記事では、これらの器の魅力や特徴、購入方法、そして持ち帰る際の注意点について詳しくご紹介します。 ぜひ最後までお楽しみください! ベトナムの伝統的な器には、職人たちの長い歴史と豊かな文化が詰まっています。 バッチャン焼きやソンベ焼き、ソンチャン焼き、螺鈿細工のお皿など、どれも独自の魅力を持つこれらの器は、食卓を彩るだけでなく、ベトナムの生活や芸術の一端を感じさせてくれる存在です。 ここからは、それぞれの特徴や魅力、使用方法についてご紹介します。 ベトナム旅行や伝統工芸品に興味がある方は必見です! バッチャン焼きは、ハノイ郊外にあるバッチャン村が発祥の伝統的な陶磁器です。 この村では、14世紀頃から陶器作りが始まり、今でも職人たちがその技を受け継いでいます。 実際にバッチャン村を訪れると、小さな工房が軒を連ね、そこで器を丁寧に作る職人の姿を見られます。 観光客向けに陶器の絵付け体験ができる場所もあり、自分だけのバッチャン焼きを作れます。 歴史ある街並みの中で、こうした伝統工芸に触れるのは特別な体験です。 バッチャン焼きの魅力は、なんといってもそのデザインです。 クラシックなデザインは、白い陶器に青い模様が描かれたもの。 蓮の花や鯉、竹林といった自然をモチーフにした柄が多く、どこかほっとする優しい雰囲気を感じます。 最近では、赤や緑、黄色など鮮やかな色を使った現代的なデザインも増えています。 さらに特筆すべきは、その「一点物」感。 すべて手作業で作られているので、同じシリーズでも微妙に異なる仕上がりです。 器の表面には光沢のある釉薬が施されており、しっとりとした質感が高級感を演出します。 「こんなにきれいな器、使うのがもったいない…」なんて思うかもしれませんが、実はバッチャン焼きは日常使いにもぴったりです。 お皿やお椀、茶碗など、どんな料理とも相性抜群。 特にフォーや生春巻きといったベトナム料理を盛り付けると、その美しさが一層引き立ちます。 また、インテリアとして使うのも素敵です。 例えば、小さな花瓶にお花を飾ったり、飾り皿を壁にかけたりすることで部屋が一気に温かみのある空間に変わります。 旅行のお土産として購入し、自宅で日々の生活に取り入れるのもおすすめです。   ベトナム南部、ホーチミン市近郊に位置するビンズン省(旧ソンベ省)。 この地で作られる「ソンベ焼き」は、素朴で温かみのある陶磁器です。 ここからは、ソンベ焼きの魅力と活用方法についてお話しします。 ソンベ焼きの一番の特徴は、そのシンプルさと素朴なデザインです。 地元のサイゴン川沿いで採れる粘土を使い、伝統的な手法で丁寧に作られる器は、どこか懐かしさを感じさせます。 その手触りもまた魅力のひとつ。 釉薬を控えめに使用するため、ざらっとした質感があり、どこか手仕事の温もりを感じさせます。 現代の大量生産品では味わえない「一点物」の風合いが、ソンベ焼きならではの魅力です。 ソンベ焼きは、見た目の素朴さだけでなく、その実用性の高さも評価されています。 お皿やボウル、マグカップといった日用品として作られており、どんな料理ともよく合います。 特に、素朴なデザインは家庭料理との相性が抜群。 例えば、温かいスープをボウルに注いだり、サラダやお惣菜を盛り付けると、料理がさらに引き立ちます。 また、ソンベ焼きもインテリアとしても活躍します。 小さな花瓶に季節の花を飾ったり、アンティークの器を飾り棚に並べたりすることで、部屋全体に温かみのある雰囲気を演出できます。 贈り物としても喜ばれやすく、特に手作りのぬくもりが好きな方にはぴったりのアイテムです。 「ソンチャン焼き」という名前を聞いたことがありますか? これは、ベトナムの伝統的な陶磁器デザインを現代的な技術で蘇らせた新しい工芸品です。 伝統と現代が見事に融合したその魅力を見ていきましょう。 ソンチャン焼きは、かつてベトナム南部で親しまれていたソンベ焼きのデザインを基にしています。 蓮の花や幾何学模様といったヴィンテージ感漂う絵柄が特徴で、その素朴さと華やかさのバランスが絶妙です。 この伝統的なデザインに、北部のバッチャン村の陶器製法が取り入れられています。 1300℃以上の高温で焼き上げられることで、器は耐久性に優れ、電子レンジや食洗機でも使えるほど実用的。 美しさと機能性を兼ね備えた器は、現代のライフスタイルにぴったりです。 また、すべてが手作業で作られるため、一点一点に個性があり、温かみを感じられるのも魅力のひとつです。 ソンチャン焼きは、使う人の生活に寄り添う器です。 食卓では、お皿やボウル、マグカップなど、さまざまな形状のアイテムが料理を引き立てます。 和食にも洋食にもマッチするので、主菜からスープ、デザートまで幅広く使えます。 例えば、朝食のパンを盛り付けたり、ほっこりとした家庭料理を盛ると、料理が一段と美味しく見えますよ。 また、ソンチャン焼きもインテリアとしても楽しめます。 壁に飾ったり、棚に並べたりするだけで、部屋にちょっとしたエキゾチックな雰囲気をプラス。 特に、ヴィンテージ感あふれるデザインは、ナチュラルな空間や北欧スタイルのインテリアにもよく馴染みます。 ベトナムを旅していると、市場やお土産ショップで必ず目にするのが、螺鈿細工の器。 この器の魅力は、ベトナムの自然と職人技が詰まっています。 土台に使われているのはグオットという熱帯雨林に自生する植物の繊維。 しなやかで弾力があり、とても丈夫な素材です。 市場では、大きなトレイから小ぶりな皿まで、さまざまなサイズやデザインが並んでいます。 どれも手作りならではの個性があり、一つひとつ表情が違うのも魅力的。 お菓子を載せたり、果物を盛り付けたり、アクセサリーを置いて飾ったりするのにもぴったりで、使うシーンを想像しながら選ぶのを楽しめます。 何よりうれしいのが、そのお手頃な価格。 高級感あふれる見た目とは裏腹に、1000円〜2000円程度です。 だからといって品質が悪いわけではなく、むしろ長持ちする丈夫さがあるので、旅行中のちょっとしたお土産におすすめです。 ベトナムの特産器は、料理を引き立てる食器としてだけでなく、インテリアや贈り物としても人気の高い工芸品です。 器一つひとつに職人の思いや伝統が込められているので、どこで購入するかによって、その魅力の楽しみ方も変わります。 ここでは、現地の市場、陶器ショップ、そしてオンラインショップという3つの購入方法をご紹介します。 それぞれのメリットや楽しみ方を知り、自分に合った方法でお気に入りの器を見つけてみましょう。 ベトナムの市場は、地元の生活を肌で感じられる場所です。 観光客にも人気のドンスアン市場(ハノイ)やベンタイン市場(ホーチミン)には、多種多様な陶磁器が並んでいます。 小さなお皿やマグカップ、飾り皿など、日常使いのアイテムからちょっとしたインテリア雑貨まで選択肢は豊富。 市場の楽しさは、商品を直接手に取って選べることと、価格交渉ができることにあります。 例えば、「少し安くしてほしい」とお願いするのも市場ならではの醍醐味です。 ただし、価格交渉にはベトナム語が必要です。 掘り出し物を見つけるには、自分の直感を信じながら時間をかけてじっくり選ぶのがおすすめします。 「もう少し落ち着いた環境で、確かな品質の器を選びたい」という方には、陶器の専門ショップが最適です。 特に、ハノイ近郊のバッチャン村は必訪スポット。 バッチャン焼きの産地として有名なこの村には、多くの工房やショップがあり、職人が器を作る工程を間近で見られます。 バッチャン村のショップでは、器のデザインや用途ごとに商品が並んでおり、好みに合わせてじっくり選べます。 また、絵付け体験ができる施設もあり、自分だけのオリジナル器を作る体験も楽しめるでしょう。 バッチャン焼きはその美しい模様や高い耐久性で知られ、食卓での日常使いにもぴったり。 プレゼントにも喜ばれる逸品です。 日本国内でも、アジア各国の美しい器を取り扱うショップがあります。 ここからは、特におすすめのオンラインショップや実店舗をご紹介します。 それぞれに個性があり、買い物の楽しさもひとしおです。 「みんげい おくむら」は、日本と世界の民芸品や手仕事の生活道具を取り扱うオンラインショップです。 このショップでは、ベトナムのバッチャン焼きやタイのセラドン焼き、中国や台湾の陶器など、アジア各地から厳選された器が揃っています。 どの商品も職人の技術が光るもので、日々の暮らしを特別なものにしてくれるような温かみがあります。 公式サイト:https://www.mingei-okumura.com/ 「サラヤシキ」は、アジアの器や雑貨を専門に扱うオンラインショップです。 特に、ベトナムのバッチャン焼きやソンベ焼きなど、アジアの伝統陶器に力を入れています。 鮮やかな色使いや独特のデザインが特徴の器が多く揃い、家庭料理を華やかに演出してくれます。 また、キッチンウェアやインテリア小物なども取り扱っており、食卓からリビングまでトータルでコーディネートする楽しさがあります。 公式サイト:https://sarayashiki.com/ 旅先で出会った美しい器を購入するとき、「割れやすい陶器は運搬中に傷つくことが心配」と思うことは少なくないでしょう。 ここからは、器を安全に日本まで持ち帰るための注意点を詳しくご紹介します。 少し工夫するだけで、大切な器を無事に持ち帰れますよ。 器をスーツケースに入れる際、いかにしっかり梱包するかが大切です。 まず、器を新聞紙やエアクッションで包み、衝撃から保護しましょう。 特に縁や底などの部分は割れやすいので、重点的に巻きつけます。 次に、スーツケースの中で器が動かないように固定することがポイントです。 洋服やタオルをクッションとして活用し、器の周りをしっかりと埋めます。 特に器同士がぶつからないよう、一つずつ丁寧に梱包しましょう。 さらに、スーツケースの中心部に配置することで、外部からの衝撃を和らげられます。 もしスペースに余裕があるなら、小さな箱やギフト用のケースに入れてからスーツケースに収納すると、より安全です。 スーツケースを飛行機で預ける場合は、航空会社のカウンターで「割れ物注意」のシールを貼ってもらうことを忘れないでおきましょう。 カウンターで係員にその旨を伝えれば、荷物を取り扱う際に注意が払われる可能性が高まります。 ちなみにベトナムの空港にも割れ物注意のシールはあります。   ただし、割れ物注意のシールを貼ってもらった後でも、荷物を慎重に扱ってもらえるとは限りません。 そのため、前述の梱包をしっかり行うことが大前提です。 それでも心配な場合は、特に大切な器は手荷物として機内に持ち込むことを検討してください。 機内持ち込みの場合は、自分の手元で管理できるため、より安心です。 ベトナムの伝統的な陶磁器であるバッチャン焼き、ソンベ焼き、ソンチャン焼き、螺鈿細工のお皿は、それぞれに独自の魅力を持つ工芸品です。 食卓を彩るだけでなく、部屋に温かみを与えるインテリアとしても活用できます。 購入する際には、市場や陶器ショップ、信頼できるオンラインショップを活用し、お気に入りの一品を見つけてみてください。 また、日本に持ち帰る際は梱包や運搬方法に十分注意し、大切な器を安全に運ぶ工夫を忘れずに。 ベトナムの器を日常に取り入れて、アジアの魅力を感じるひとときを楽しんでください。