- 2025.04.14
【ダナン 家族旅行】お子様連れも安心!現地在住日本人主婦おすすめのキッズカフェをご紹介
ベトナム・ダナンでは暑さが厳しい乾季の日中や雨季の時期は外で遊ぶのが難しくなるため、室内の遊び場の需要がとても高くなります。 また家族旅行では観光地巡りだけでなく、子どもと一緒に楽しい時間を過ごすことも大切ですよね。 ダナンには小さな子どもがいても安心して遊べるスポットがたくさんあります。 本記事では、お子様がいる在住者の方からの情報を元に日本よりもリーズナブルな料金で利用でき、設備も充実しているダナンの屋内キッズカフェをご紹介します。 在住の方はもちろん、お子様連れの旅行者の方も、ぜひ参考にしてみてください! カフェと子どもの遊び場が一体となったキッズカフェです。 店内にはスポーツエリア、コスプレコーナー、釣り遊び、ボールプール、滑り台、キッチンハウスなど、多彩な遊び場が揃っています。 おもちゃの数が多く、広々とした空間で思いっきり遊べるのが魅力で、おむつの交換台があるのも嬉しいポイントです。 席数も多く食事もできるため、親子でゆっくり過ごせます。 誕生日パーティーでの貸切利用や、子ども向けワークショップイベントも開催されています。 ただし、土日は大混雑するので要注意! 2階には系列店の「ABC ICE Cream」もあります(別途料金)。 こちらはアイス食べ放題のスタイルで、映えるスポットとしても地元若者にも人気のようです。 「RAINBOW KIDS COFFEE」は、2階建ての小ぢんまりとしたキッズカフェです。 ティエンソン橋の近くにあり、川の反対側にはロッテマートが見えます。 店内には風船作り、砂遊び、ボールプール、滑り台、絵本など、子どもが楽しめるエリアが充実。 しかし滑り台が2階から降りるタイプなので、小さい子の付き添いが必要な場合は少し大変かもしれません。 保護者向けの食事エリアは屋内と屋外の2カ所あり、親子でくつろげる空間になっています。 Skyy Coffee – Kids Zone(ビーチエリア・ハン川沿い) 「Skyy Coffee – Kids Zone」は比較的新しいキッズカフェです。 一階がカフェで、2階にカフェスペースと遊び場、3階にもカフェスペースと色塗りなどの遊び場があります。 遊び場自体はかなりコンパクトですが、その分あまり混雑しないため、貸切気分で遊べることも。 落ち着いた雰囲気で、のんびり過ごしたい親子にはちょうどいいかもしれません。 「Namto Premium Kids Cafe」は時間制のキッズカフェです。 入場料は平日1時間50,000VND、休日・週末は1時間60,000VND、大人は1ドリンクオーダー制となっています。 他のプレイグラウンドとは違い、最後にまとめて精算されるシステムなので、長居すると結構高くなる点に注意。 ダナン市内に2店舗あり、どちらも親の目が行き届きやすい設計になっているのが特徴です。 遊具やおもちゃの種類も豊富で、滑り台、ボールプール、おままごとキッチン、コスチューム遊びなどが楽しめます。 特に韓国系の可愛いおもちゃが多く、女の子に人気のスポットです。 アクセスの良さもあり、気軽に立ち寄れるキッズカフェとしておすすめです。 DD Wonderland は2階建ての屋内キッズパークで、さまざまな遊具やアクティビティが充実しています。 併設のドーナツ屋もあり、遊びの合間に軽食を楽しめるのもポイント。 施設内には、1階と2階をつなぐボールハウス、メイクルーム、トランポリンエリア、ボルダリング、空中ケーブル(ターザンロープ)、釣りコーナーなど、子どもたちが思い切り楽しめる遊具が揃っています。 また、カメラシステムが導入されているため、保護者は屋内や屋外のカフェエリアでコーヒーを飲みながら、子どもたちの様子を見守ることができます。 ローカルの利用者が中心のため観光客はあまり見かけませんが、ベトナムならではの雰囲気を楽しみたい方にはおすすめのスポットです! 「NICKY KIDS」は、1階がカフェ、2階がキッズスペースになっているキッズカフェです。 遊び場には色々なおもちゃが揃っていて、子どもが楽しめる空間になっています。 比較的こぢんまりとした空間なので、親が子どもをしっかり見守りやすい造りになっています。 休日は地元ベトナム人のお子様が多く混雑するので、平日の空いている時間帯を狙って行くのがおすすめです。 また、キッズスペース内には飲み物の持ち込みができないルールがあるので注意が必要です。 ベトナムのキッズカフェは、時間制・飲食代込み・フリープレイなど、お店によって料金システムが異なります。 時間制 … 1時間〇万VNDで最後にまとめて精算 フリープレイ制 … 一定料金を支払えば時間無制限で遊べる 飲食代込み … カフェメニューを頼むとキッズスペースが無料で使える 「遊んだ後に思ったより高かった…!」ということにならないよう、入店時に料金を確認するのがベストです。 「エアコンをつけているのに暑い」という口コミも多く、特に屋外遊び場があるお店では店内が蒸し暑いことも想定されます。 涼しい時間帯・午前中や夕方を狙う 飲み物を持参(持ち込みNGの店もあるので注意) なるべく風通しの良い席を確保 週末や祝日はスタッフが少なく、子どもの安全管理が行き届かないことも。 混雑時は親の見守りが必須 おもちゃの取り合いやトラブルが起こる可能性も なるべく空いている時間帯を狙う キッズスペースに飲食持ち込みNG の店がある 大人は1ドリンクオーダー制の店が多い カフェの食事が子ども向けではないこともある メニューを事前にチェックし、必要なら子ども用の軽食を持参するのもあり※持ち込みOKかは要確認 おもちゃや遊具の清掃が行き届いていないことがある フードの衛生管理が甘い店もあるので口コミを確認する 手洗いや除菌シートを持参しておくと安心 替えの靴下を持参する 床に直接座ることもあるので、長ズボンやレギンス着用が安心 滑り台や遊具のメンテナンスが不十分なことも 小さい子向けスペースと大きい子向けスペースが混ざっている場合、ぶつかる・転ぶなどの危険も 事前に遊具の安全性をチェックし、目を離さないことが大切 ベトナムのキッズカフェは可愛くて楽しい場所も多いですが、お店ごとにルールや設備の質に差があるので、事前に確認しておくと安心です。 天候や気温に左右されず、親子で楽しく過ごせるスポットばかりなので、ぜひダナン旅行の参考にしてみてくださいね!
- 2025.04.07
円安でも楽しめる!ベトナムの人気観光スポット10選を紹介【2025年最新版】
海外旅行が趣味の方には辛く長かったコロナ禍の自粛生活も明け、ようやく自由に世界を飛び回れる日々が戻りました。 コロナが落ち着いたにもかかわらず今度は円安により、海外旅行にも行きづらい‥‥ そんな中、東南アジアに位置するベトナムは日本からわずか5時間で行けて、物価も安い海外旅行にとってもおすすめな国なんです! また、多くの世界遺産や注目の観光地があり、ベトナムに住んでいる方にも国内旅行におすすめしたい場所がたくさんあります! そこで、こちらの記事ではベトナムに長く住む筆者がおすすめの観光地や世界遺産を紹介していきたいと思います◎ ベトナムの人気観光地をご紹介する前に、まずはベトナムの観光に関する基本情報をご紹介します。初めてベトナムへ行く方は事前にしっかりと頭に入れておきましょう。 国名 ベトナム社会主義共和国 首都 ハノイ 通貨 ベトナムドン(VND) 100,000VND=約600円 言語 ベトナム語 (ハノイ・ダナン・ホーチミンなどの主要都市では、英語も通じやすい) 時差 日本より2時間遅れ(日本が正午ならベトナムは午前10時) パスポート・ビザ ※日本国籍の場合 ・ベトナム滞在期間が45日以内であれば不要 ・パスポートは、ベトナム入国の時点で有効期間が6か月以上必要。 観光のベストシーズン ・北部(ハノイ、サパ): 10〜4月が快適 ・中部(ダナン、フエ、ホイアン): 2〜8月が晴天が多い ・南部(ホーチミン、メコンデルタ): 11〜4月がベスト 観光の際に気になる現地通貨に関してはベトナムドンです。2025年2月のレートで1VND=0.0060円となっています。円換算をする際は、100,000VND=約600円程度と覚えておきましょう。 またビザやパスポートに関しては、2023年8月15日から入国に際してのルール変更が行われ、日本国籍の方であれば従来の15日から45日間までビザ無しで滞在が可能となりました。 1ヶ月位上の長期でベトナム観光を楽しむ事もできるため、南北横断旅行などの計画を立ててみてはいかがでしょうか。 言わずと知れた世界遺産ハロン湾。ベトナム北部の首都ハノイから車で約4時間のところにある2000を超える奇岩が湾の中ににそびえたつ姿が神秘的で圧巻です。 ベトナムに住んでいる方は訪れたことがある方も多いかもしれませんが、是非一度は訪れて頂きたい観光地です。 筆者は5回以上訪れていますが、お勧めはハノイ市内から出ている6時間滞在コースのツアーです。 というのも日帰りツアーの場合、4時間滞在コースが標準的でハロン湾のより壮大な奥地まで進むことができません。 6時間滞在、もしくは1泊2日のクルーズ船に乗り、世界遺産で一晩を過ごしてみることをおすすめします◎ 神秘的な奇岩の間から出てくる朝陽は圧巻ですよ。 住所:Thành phố Hạ Long, クアンニン アクセス方法: ハノイ市内から高速道路を利用して、車で約2時間40分 日本人旅行者向けの旅行プラン: 旅行会社が主催する、ハノイ市内から出発のツアーに参加するのが一般的です。ハロン湾での船の手配も必要となるため、公共交通機関でのアクセスはおすすめはできません。 参考サイト:ハロン湾 | 観光・オプショナルツアー予約専門 VELTRA ハノイからバスで6時間程走ると、中国との国境あたりに位置するラオカイ省にサパという多数の少数民族が住む村があります。 高原地帯で涼しく、ベトナム人からは避暑地として人気があります。美しい棚田が広がり、伝統の民族衣装を着た黒モン族や花モン族などに出会えるノスタルジックな観光地です。 トレッキングができる場所としても有名で、初心者でも挑戦できるコースもあるため、トレッキングが好きな方にもおすすめです◎ ロープウェーで登ることができるファンシーパン山は3,000m超えの山にも関わらず、わずか20分程で到着できるのです! そして驚くことなかれ…!なんと観光だけでなく、トレッキングで美しい風景を楽しんだ後には温泉に入ることもできるという日本人には嬉しいポイントもあります! 是非ベトナムに住んでいる方は、その間に一度訪れることをお勧めします! 住所: Sa Pa, Lào Cai アクセス方法: ハノイ駅からラオカイ駅まで寝台列車を利用して、約8時間。ラオカイ駅からサパまでは車で約1時間 日本人旅行者向けの旅行プラン: 英語のみとなりますが、鉄道はChapa Expressのオフィシャルサイトから予約をするのが便利です。またベトナム語がわかる友人や同僚がいる場合は、予約のサポートをしてもらうことをおすすめします。 季節によっては、日系の旅行会社がハノイやホーチミンから現地滞在者向けのツアーも販売しています。 ベトナムで初の世界複合遺産(文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えていると認定された遺産)に認定されたニンビンにあるチャンアン景観遺跡群。 世界に39件しかない世界複合遺産の一つであり、東南アジアでは唯一チャンアンのみが認定されています。 陸のハロン湾とも言われており、奇岩に囲まれた渓谷は圧巻で、その壮大な渓谷を小舟に乗って観光することができます。 映画『キングコング髑髏島の巨神』のロケ地にもなった秘境です。しかしハロン湾は知っていても意外と知られていないのがこちらのニンビン。 筆者はニンビンにも何度も訪れていますが、実はハロン湾よりもお気に入りの観光地です。 小舟で鍾乳洞のある洞窟を潜り抜けたり、渓谷の広大な景色を見ながら1時間半ほど過ごすことができ、のんびりとした雰囲気も素敵です◎ チャンアン渓谷の周辺にはホアルー遺跡というベトナム最初の王朝が置かれたことがあったり、歴史的な寺院などもたくさんあります。 ハノイから車で2時間程度なので、日帰りで行くこともできますが、見どころも多いため、時間に余裕のある方は宿泊で観光されることをお勧めします! 住所:Tràng An, Hoa Lư District, Ninh Bình アクセス方法: ハノイ市内から高速道路を利用して、車で約1時間50分 日本人旅行者向けの旅行プラン: 旅行会社が主催する、ハノイ市内から出発のツアーに参加するのが一般的です。チャンアンでの小型ボートの手配も観光には必要となるため、公共交通機関でのアクセスはおすすめはできません。 参考サイト:チャンアン | ベトナム観光・オプショナルツアー予約専門 VELTRA ベトナムのリゾート地の定番と言えばダナン。 タイのプーケットやフィリピンのセブ島など、東南アジアには有数のリゾート地がありますが、ダナンは近年日本からも観光客が増えている注目のリゾート地です。 ベトナム在住日本人であれば誰もが一度は行ったことのあるほど有名なダナンですが、日本からの旅行だと知らない方もまだまだ多いでしょう。 ダナンは10kmにも及ぶ長いビーチがあり、ビーチ沿いにはおしゃれなカフェや新鮮料理が安く食べられるお店などが立ち並びます。 まだまだ開発の最中であり、おしゃれさと素朴さが入り交じるのどかなビーチです。 そしてダナンから車で40分程行くと、雰囲気ががらっと変わるホイアンという古都があります。 歴史的な建造物とカラフルなランタンがインスタ映えスポットとして注目を浴びています。ホイアン名物の料理も多くあり、ダナンに行った際には是非足を運んでいただきたい場所です! 懐かしいベトナムを感じられて、リゾートも楽しめるダナン・ホイアンは一度に二度お得で筆者も大のおすすめです★ 日本では高くてなかなか手が出ない有名な五つ星ホテルも10,000円台で泊まれちゃう…!?というコスパの良さもお勧めの理由。 ダナンは11~3月の間は肌寒くなり海やプールにも入りにくい時期となりますので、美しいビーチが見たい方は4月~10月に行くようにしてくださいね! 住所(ダナン空港):Đ Nguyễn Văn Linh, Hòa Thuận Tây, Hải Châu, Đà Nẵng アクセス方法: ダナン:日本からの直行便あり。フライトは6時間程度。ホーチミン、ハノイからも飛行機で1時間15分〜30分程度でアクセス可能です。 ホイアン:ダナン市内から車で40分〜50分程度 日本人旅行者向けの旅行プラン: ダナンは日本からも直行便が運行しているため、気軽に訪れることのできるベトナムのリゾート地です。ツアー、個人旅行どちらを利用して訪れても問題ありません。 ホイアンに関してはダナンからはツアーで訪れる他、タクシーで行くことも可能です。外国人観光客が多いエリアであるため、ベトナム初心者でも気軽に観光を楽しめます。 ベトナム中部にある世界遺産フォンニャケバン国立公園をご存じでしょうか? 4億年以上かけて石灰岩が雨水に侵食されてできたアジア最古のカルスト地形を有する国立公園。 1990年にイギリス人の洞窟探検家ハワード・リムバート氏がベトナム人と共に訪れ、洞窟を探検し数々の洞窟や新ルートが発見されており、今でも多くが未開の地です。 大小合わせると500や1,000を超えるかもしれないと言われている洞窟の数々、多くの動植物が生息していることから探検家に人気のスポットです。 一般の観光としても入れる洞窟もあり、フォンニャ洞窟とティエンソン洞窟は日帰りツアーで訪れることができます。 洞窟内にはボートで入り、その後歩いて探検をしていくスタイルが一般的で、冒険心をくすぐりますよね。 また、テントなどを持参し宿泊を伴いフォンニャケバンの奥地を訪れる冒険スタイルのツアーもあり、欧米人に人気です。 宿泊ツアーは基本的に英語ツアーのみになりますので、興味がある方が一度調べてみてくださいね◎ 9月~11月は雨季となり川が増水するため、洞窟に入れない期間もありますので訪れる時期には注意です! 住所:Quang Binh Province アクセス方法: ハノイ・ホーチミンからは飛行機を利用し、ドンホイ空港へ向かう。空港からは車で約1時間。 日本人旅行者向けの旅行プラン: フォンニャケバン国立公園はベトナムの中部に位置し、アクセスはあまり良くありません。 また洞窟探検などを楽しむ際には、専門のガイドと一緒に観光をする必要もあります。 個人での旅行ではなく、旅行会社などが主催するツアーに参加をするのがおすすめです。 参考サイト:世界遺産フォンニャケバン国立公園(フォンニャ洞窟/天国の洞窟) | ベトナムの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ) ベトナム南部に位置するリゾート地で長い海岸線が似ていることから、ベトナムのハワイとも言われているニャチャン。 観光地化がまだあまり進んでいないこともあり、ぼったくりなども少なくのんびりと過ごすことができます。 ミネラル成分豊富な泥温泉も有名で、美容好き女子には絶対おすすめ!泥の温泉に浸かってお肌すべすべ、その後はでプールやジャグジーを楽しむことができる施設がありますよ。 また、ダイビングスポットしても有名なニャチャンですが、2022年には台風などの影響でサンゴが白化してしまう現象が起こってしまいましたが、2025年現在では一部ダイビングも再開しており、サンゴや小魚を見て楽しむことができますよ。 ベトナムのリゾート地でも海鮮がトップクラスに美味しいと言われており、ロブスターやイカ焼き、はまぐりなどの海鮮がリーズナブルに楽しめるのも嬉しいポイント。 店先に並ぶ生け簀から好きな海鮮を選んで調理してもらえる、ローカルシーフード屋さんが多くあります!是非行ってみてくださいね◎ 住所(カムラン空港):Nguyễn Tất Thành, Cam Nghĩa, Cam Ranh, Khánh Hòa アクセス方法: カムラン国際空港まで、ホーチミンからは飛行機で1時間10分、ハノイからは1時間50分。 カムラン国際空港からニャチャン市内中心部までは、車で約1時間。 日本人旅行者向けの旅行プラン: ニャチャンの最寄りの空港は、カムラン国際空港です。国際空港ではありますが、日本からの直行便は就航していません。ホーチミンもしくはハノイの空港からアクセスをするのが一般的です。 空港から市内中心部までは、ローカルバス、もしくはタクシーを使って移動します。中国やロシアからの外国人観光客が多いエリアのため、ツアーでなくとも観光が可能です。 フランス植民地時代に避暑地として開発されたダラット高原地帯はベトナムの軽井沢と言われています。 1年を通して30度前後の気温で推移するエリアが多い中で、ダラットは平均気温20度前後。 教会や駅など様々な建築物がフランス建築でできており、異国の雰囲気を感じることができるエリアです。 イタリアンやフレンチのレストラン、おしゃれなカフェがたくさんあり、ダラット高原で採れる高原野菜がふんだんに使われたお料理を頂くことができます◎ ベトナム国内にいながら、涼しい場所で美しい建築物を見て過ごす、そんな異国情緒漂う雰囲気を感じたい方は、ダラットへ行くことをおすすめします! ルミエールダラット-光の庭園-/-Light Garden-という光の投影技術とプロジェクションマッピングを融合させたアート美術館が2019年に誕生し、最新技術を用いたアートに触れることもできますよ。 ダラットは5月から10月までが雨季となり、ほぼ毎日午後に雨が降ります。雨が降ってきたらルミエールダラットの室内でアートにも触れるというのはいかがでしょうか? 住所:Đ. Trần Quốc Toản, Phường 1, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng, アクセス方法: ホーチミンの空港から飛行機で50分、ホーチミン市内からの夜行バスを利用すると約7時間 日本人旅行者向けの旅行プラン: 現地にお住まいの方であれば、ホーチミン市内から運行している夜行バスを利用するのがおすすめ。寝台仕様になっているバスが有り、長い移動時間も快適に過ごすことができます。 バスの運行会社には、Xe Khách THÀNH BƯỞI 、PHUONG TRANGなどがあります。 タンディン教会は1876年に建てられた歴史ある建築物で、フランス植民地時代の影響を色濃く残すゴシック様式のデザインが特徴です。街の喧騒の中に突然現れる美しいピンク色の建物が特徴的で、その可愛らしさから「ピンクの教会」として多くの観光客から親しまれています。 実際に使われている教会のため中に立ち入ることは難しいですが、周辺からの写真撮影は可能です。また、道路を挟んだ向かい側にあるカフェにはテラス席が設けられており、ドリンクなどを注文すればSNSなどでよく見かける、きれいな1枚を収めることができます。 夜間のライトアップ、クリスマスの時期には装飾も施されるため、日中だけでなくいつ訪れても楽しめる観光スポットです。 住所:289 Hai Bà Trưng, Phường 8, Quận 3, Hồ Chí Minh アクセス方法: ホーチミン市中心部(1区)から車で約10〜15分。Grabタクシーが便利です。 日本人旅行者向けの旅行プラン: ホーチミン市内中心部から気軽に足を運べるエリアに位置しています。人混みや混雑を避けるのであれば、早朝の観光がおすすめです。 日中から夜にかけては、教会正面の道路の交通量が多く、写真撮影をするには少し苦労します。 一方で、気を付けてさえいれば問題ないため基本的にいつ訪れても楽しめる観光スポットです。 ホーチミン市の新たなランドマークとして世界中から注目を集める「ランドマーク81(Landmark 81)」は、2018年7月に完成したベトナムで最も高い超高層ビルです。その高さは461.2メートルを誇り、アジア屈指の摩天楼として都市の発展を象徴する存在となっています。 内部には、市内を一望できるスカイデッキ展望台、ホテル、衣料品店や飲食店等が集まる商業施設が営業しており、天候を気にすることなく1日中楽しめるスポットです。食品などのお土産選びにもおすすめです。 また、建物周辺には緑豊かな公園も整備されており、お散歩などを楽しむことも可能です。近代的なホーチミンの魅力をぜひ体験してみてください。 住所:720A Điện Biên Phủ, Vinhomes Tân Cảng, Bình Thạnh, Hồ Chí Minh アクセス方法: ホーチミン市中心部(1区)から車で約15〜20分。Grabタクシーが便利です。 日本人旅行者向けの旅行プラン: ランドマーク81はホーチミン市内中心部からタクシーで15分〜20分程度と少し離れた場所に位置しています。朝・夕方は、出勤・帰宅の方々で道が混雑するため、それ以外の時間を狙ってアクセスをするのがおすすめです。 また、2024年に開業したメトロを利用した場合、最寄りの駅は「Điện Biên Phủ」です。駅からは徒歩15分程度でアクセスできます。 ベトナム最後の楽園、コンダオ島。 島全体が国立公園に指定されたコンダオ島は手つかずの自然が残るまだ開発前のリゾート地です。 日本から訪れる場合は、ホーチミンもしくはハノイからを経由して訪れることができます。 エメラルドグリーンの美しい海と多種多様な動植物、広大な自然を体中で感じられる島です。 ベストシーズンは2月~6月で、ジュゴンやウミガメにも出会えるかもしれませんよ◎ 一方で、植民地時代に最も危険とされる人々をコンダオ島の刑務所に投獄していた過去もあり、2万人が獄死したと言われている悲しい歴史が残る側面もあります。 何と言ってもコンダオ島に行ったのなら宿泊したいのがSix Sensesです。 あの有名なブラッドピッドとアンジェリーナジョリーがプライベートでコンダオ島のSix Sensesに宿泊した超VIPなヴィラなです!一度泊まってみたいですよね。 定番リゾートに飽きてきた方にはコンダオ島をおすすめします! 住所(コンダオ空港):Đường Cỏ Ống, tiểu khu 1, Côn Đảo, Bà Rịa – Vũng Tàu アクセス方法: ホーチミンからは飛行機で約1時間10分。 もしくはホーチミンから高速船で約4時間。(別途、市街地から乗車場までの移動約1時間) 日本人旅行者向けの旅行プラン: コンダオ島へは、ホーチミンから飛行機でアクセスをするのが便利です。 市内中心部までは車で20分程度、宿泊をするホテルによっては空港からの送迎車も運行されています。 こちらの記事ではベトナム国内でおすすめの観光地10選をご紹介しました。 定番のダナンやハロン湾から、少しディープなフォンニャケバンやコンダオ島まで、ベトナムに住む筆者のおすすめを選り抜きましたがいかがでしたか? ベトナムにはまだまだ知られていない魅力がたくさんあります。 日本からベトナムを訪れる方も、ハノイやホーチミンだけでなく少し足を伸ばしてみるとより素敵な場所が見つけられるかもしれません。 こちらの記事を読んでいる方にとって旅行先の選択肢が増え、素敵な経験ができれば嬉しい限りです◎
- 2025.04.03
【誕生日・記念日におすすめ】ダナンでバースデーケーキが買えるお店5選をご紹介!
お誕生日や特別なお祝いには、美味しいケーキを準備したくなりますよね。 ダナンにも素敵なケーキ屋さんがたくさんありますが、ベトナムのローカルケーキは日本のものとは少し違い、バタークリームが主流で、色鮮やかなデコレーションが特徴です。 暑い気候の影響で、生クリームを使ったケーキは少なく、スポンジもやや硬めなことが多いので、日本のケーキに慣れていると驚くことも。 そこで今回はダナン在住の筆者がおすすめする、日本人の口にも合う美味しいケーキが買えるお店をご紹介します! お店の特徴や注文方法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 こちらのお店は近年ダナンで注目を集める アントゥンエリア に位置し、ホーチミンの有名カフェ出身のベトナム人オーナーが営んでいます。 生クリームを使ったケーキが豊富で、定番のフルーツショートケーキはもちろん、チョコ生クリームのケーキもおすすめ。 ショーケースには常にホールケーキが並んでおり、比較的遅い時間まで営業しているので、「今日◯◯さんの誕生日だった!」と急にケーキが必要になった時にもすぐに購入できて便利です。※その時の在庫にもよりますが、ショーケースに並んでいない場合はスタッフに聞くと出してくれます。 店内ではパン、焼き菓子、甘いペストリー、ケーキ、誕生日ケーキなど、50種類以上のメニュー を提供しています。 2階建ての広々とした店内で、カフェ利用にもぴったりのお店です。 Paris Levainのホールケーキの予約はこちらからどうぞ! アメリカ人オーナーが手がける Jeremy’s Kitchenは2015年からある、地元ベトナム人にも外国人在住者にも人気のあるお店です。 ケーキはボリュームたっぷりで見た目も華やかなものが多いです。本場アメリカの豪快なケーキを楽しみたい方にぴったりです。 公式Facebookには写真付きのケーキカタログも掲載されているので、仕上がりのイメージもしやすいです。 ミニケーキやブラウニーの詰め合わせボックスもあるので、いろいろな味を楽しみたい方におすすめです。 英語対応で、ネットから簡単に注文できるので旅行者でも安心して利用できます。 カフェではケーキやドーナツはもちろん、アメリカンスタイルの朝食やランチも楽しめます。 Jeremy’s Kitchenのホールケーキの予約はこちらからどうぞ! ダナン市内に複数店舗あり、どこもアクセスしやすいのがポイントのお店です。 ケーキはホールからワンカットや1人用サイズがあり、見た目が可愛らいしいものが多く、価格も比較的手頃(260,000VND~)なことから地元ベトナム人に人気です。 コーヒーの風味がしっかり効いたクリーミーなティラミスや定番のフルーツショートケーキはもちろん、チョコ生クリームのケーキもおすすめ。 ショーケースには一人用サイズのケーキの種類は基本的に豊富ですが、ホールケーキは種類が少ない場合があるので予約をしておくと安心です。 店内ではケーキの他にパン、焼き菓子、甘いペストリー、プリン、バインバオ(ベトナムの肉まん)など販売メニューが豊富です。 店内も広々していて、イートインやカフェ利用をする人も多いお店です。 BonPas Bakery & Coffeeのホールケーキの予約はこちらからどうぞ! 「VÀNG NÂU」は、地元で人気のあるベトナム人経営のケーキ屋さんです。 軽めの生クリームを使ったケーキが特徴で、種類や可愛らしいデザインが豊富に揃っています。 価格もホールケーキが250,000VND〜とリーズナブルで、手軽に楽しめます。 予約も可能ですがショーケースには常にケーキが並んでいるので、実際にお店に行って、人数や好みに合わせてサイズやケーキを選ぶのもおすすめです。 ベトナムで年2回ある女性の日やバレンタインなどのイベント時には、可愛らしく梱包された小分けの焼き菓子セットの予約販売も行っています。 会社などでスタッフにプレゼントを贈る際にもぴったりなので、ぜひ利用してみてください。 VÀNG NÂU Cake Studioのホールケーキ・ギフトの予約はこちらからどうぞ! このケーキショップは、在住のベトナム人や外国人に人気が高いお店です。 基本的にバタークリームを使ったケーキがメインですが、見た目だけでなく、味にも定評があります。 もともとはオンライン注文のみで人気を集め、現在は店舗を構えたお店です。 ホールケーキのサイズは10cmからあり、どのケーキも可愛らしい見た目が特徴。 記念日のお祝いだけでなく、お子様がいるご家庭での普段使いにもぴったりです。 こちらもバレンタインなどのイベント時には、可愛らしく梱包された小分けのケーキセットの予約販売も行っています。 La Dulce Bakeryのホールケーキ・ギフトの予約はこちらからどうぞ! 「Chewy Junior (チューイージュニア)」は、食べやすい一口サイズのプチシュークリームが人気のスイーツブランドです。 シンガポール発祥で、ベトナム各地にも店舗があります。 チョコレートやジャムがトッピングされたさまざまな種類が楽しめ、プチシューのセットは6個から36個入りまであります。 また、誕生日やイベント用のケーキを模したプチシューも販売されています。 公式Facebookにさまざまなデザインの写真が掲載されているので、気に入ったデザインを参考に注文するといいと思います。 切り分けの必要がないので屋外でのイベントや普段のおやつ、大人数でのパーティーにもおすすめです。 Chewy Juniorのミニシューセットの予約はこちらからどうぞ! いかがでしたでしょうか? 今回はお誕生日や記念日のお祝いにおすすめなケーキ屋さんをご紹介しました。 ダナン旅行中にイベントが重なる方は、ぜひ友人やパートナー、ご家族と現地でお祝いしてみてください。 気になるケーキがあれば、ぜひ直接お問い合わせやご予約をして、特別なひとときをお楽しみください。 みなさんのダナン滞在が素敵な思い出となりますように!
- 2025.03.28
【ベトナム/ダナン】近年注目されるノマドワーク★作業が快適にできるおすすめのカフェ7選
ベトナムは世界有数のコーヒー生産国であり、特にロブスタ種の生産量は世界最大を誇ります。 そんなコーヒー大国では、カフェ文化が人々の生活に深く根付いており、街中にはおしゃれで個性豊かなカフェが数多く点在しています。 近年ベトナムではコロナ禍をきっかけに、時間や場所に縛られない働き方が広がり、フリーランスやノマドワーカーが急増。 その流れを受け、カフェもワークスペースとしての機能を強化し、快適に作業ができる環境を整えています。 またコーヒーの価格が手頃なのも魅力のひとつです。 1杯あたり約30,000VND〜と日本と比べてもリーズナブルなため、仕事の合間やリラックスタイムに気軽に訪れることができます。 今回はそんなカフェ文化が根付くベトナムの人気都市・ダナンにスポットを当て、出張者の作業やノマドワーカーに特におすすめのカフェ を以下のポイントを基準に厳選してご紹介します! 作業しやすいカフェって? Wi-Fi環境が整っている 音楽がうるさすぎず、集中しやすい 十分な席数があり、混雑しにくい 落ち着いた客層で、快適に過ごせる ダナンに2店舗を展開する、欧米人に人気のカフェ。 こじんまりとした造りで席数はそこまで多くないですが、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと過ごせるのが魅力です。 パスタやサンドイッチなどの食事メニューに加え、おしゃれなドリンクも豊富。 訪れる人の多くはノマドワーカーや読書を楽しむ人、少人数で静かに会話をする人たちが多い印象です。 1人でも入りやすく、心地よい空間でリラックスしたい方におすすめのカフェです。 ミーケービーチの目の前に位置する、ビーチフロントのレストラン&バー。 絶景の海を眺めながら、食事やカフェタイムを楽しめる人気スポットです。 価格はビーチフロントならではの設定なので安価ではありませんが、多くの観光客や在住外国人がカフェ利用として訪れる場所でもあります。 夜は音楽イベントが開催されることもありますが、日中は落ち着いた雰囲気で席数も多いので、ゆったりと作業したい人にもおすすめです。 「Tropical Coffee」は快適な空間と安定したWi-Fi環境から、ノマドワーカーにも大人気のカフェです。 ベトナムのカフェのWi-Fiは当たり外れがあるものの、こちらは終日スムーズに使えるのが魅力。 作業に集中したい方にはぴったりの環境です。 また、1日中仕事をしたい方向けにコーヒー飲み放題のプランも用意されており、フードメニューも充実。 唐揚げ定食やカレーなど、日本食が恋しくなったときにもおすすめです! ダナンの中でも韓国料理店が多いリトルプサンエリアにひっそりと佇む「Lighthouse」。 ヨーロッパ風の外観が印象的で、建物の右側には開放的なテラス席もあります。 店内は天井が高く、広々としたおしゃれな空間になっています。 Wi-Fi完備はもちろん、充電可能な席もあり、セルフサービスで無料の水も提供していてとても快適に過ごせます。 お客さんの半数ほどがPCを広げて仕事をしており、欧米系の利用者も多いのが特徴。 落ち着いた環境で作業をしたい方にぴったりのカフェです。 観光客に人気のアントゥンエリアにある、ヘルシー志向のカフェ。 2階建ての広々とした空間で、白と木目を基調とした南国らしい落ち着いた雰囲気が魅力です。 店内の壁側の席にはコンセントがあり、作業にも便利。 欧米人を中心に、ノマドワーカーや読書を楽しむ人が多く訪れています。 さらに、ビーガン料理が充実しているのもポイント。 美味しくてヘルシーなメニューが豊富なので、ベジタリアンやビーガンの方にもおすすめのカフェです! 「Mot.zone」は、落ち着いて作業ができるおしゃれなカフェです。 美味しいドリンクやカフェメニューが揃っており、リラックスした時間を過ごせます。 2階建ての店舗で、1階にはビーズクッションがある畳エリアや、6人掛けの大きなテーブル、半個室のテーブルが3箇所あります。 2階には2つのエリアがあり、どちらも漫画喫茶のような雰囲気で、壁際にはたくさんの漫画が並んでいるワークスペースです。 勉強している学生が多く、音楽も控えめで静かな環境。 作業にも最適な場所で、落ち着いて過ごせます。 「Danasol」は、食事、カフェ、そしてワークスペースを兼ね備えたおしゃれなカフェです。 店内は広々としており、落ち着いた雰囲気の中で作業や会話を楽しめます。 Wi-Fiは安定しており、充電可能な席も多いため、長時間作業するのにぴったり。 また、カフェのメニューには美味しい料理やドリンクが揃っており、軽食やフードを楽しみながら作業ができます。 店内には、集中できるワークスペースもあり、個別の席や共用スペースが分かれているため、用途に合わせて使いやすいのが特徴です。 食事も楽しみつつ作業にも集中できますが、営業時間が18:00までと比較的短めのカフェなので、夕方から作業したい方はご注意を。 Zone Sixはダナンで人気の24時間営業のカフェで、作業や勉強に最適な環境を提供しています。 特に魅力的なのは、席の種類の豊富さです。 各店舗によって異なりますが、基本的にボックスタイプの席とオープンスペース席の2種類を用意しており、作業スタイルに合わせて自由に選ぶことができます。 ボックスタイプの席は集中したい方に、オープンスペースは開放感を感じながら作業したい方にぴったりです。 さらに、Zone Sixは多店舗展開しており、ダナン内の複数のエリアで利用することができます。 Wi-Fiも安定しており電源完備で長時間の作業にも最適ですが、時間帯によっては大変混み合っているのでご注意を。 店舗はこちらからご確認を! 24時間営業のカフェ「HI4 COFFEE & WORKSPACE」は、勉強や仕事に最適なワークスペース を提供するお店です。 一人用から大人数向けのスペースまで完備されており、用途に合わせて利用できます。 ドリンクメニューも充実しており、コーヒーやミルクティー、フルーツティーなど約30種類 を提供。 価格も25,000VND~ とリーズナブルです。 持ち込みは不可ですが、軽食メニューも用意されているので、小腹が空いたときにも安心。 深夜や早朝でも作業でき、先にご紹介したZone Sixよりも比較的空いていて利用しやすいです。 今回はご紹介したカフェは、実際にノマドワーカーが多く利用しているお店です。 仕事や作業に集中できる、安心の空間が整っています。 ご紹介した以外にもダナン市内はたくさんのおしゃれなカフェやコワーキングスペースがあるので、出張者やノマドワーカーにおすすめです。 ぜひ、あなたのお気に入りのカフェを見つけてみてくださいね。
- 2025.03.21
近年注目されるベトナムでの海外投資 その市場動向と成功のポイントに迫る
近年、東南アジアの中でも特に注目を集めているのがベトナム経済です。急速な経済成長とともに、株式市場や不動産市場の発展が進み、国内外の投資家にとって魅力的な投資先となっています。特に、実質GDP成長率の高さや、海外直接投資(FDI)の増加、若年層を中心とした労働力の豊富さなどが、今後のさらなる発展を支える要因となっています。さらに、VN100指数をはじめとする株式市場の動向や、安定した為替政策による投資環境の整備も進んでおり、長期的な資産運用の選択肢としても注目されています。本記事では、ベトナム株投資の魅力や不動産市場の利回り、株価や為替の動向などについて詳しく見ていきましょう。 ベトナムは、新興国の中でも特に高い経済成長を遂げている国の一つです。安定した成長を維持しながら、今後もさらなる発展が期待されており、投資対象として非常に注目されています。特に株式市場は、経済の拡大とともに成長する可能性が高く、中長期的なリターンを狙う投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。 ベトナム経済の成長を最も端的に示すのが実質GDP成長率です。IMF(国際通貨基金)のデータによると、2010年以降、ベトナムは安定した成長を続けており、2024年以降も引き続き高い成長率が予測されています。この勢いは、過去に急成長を遂げた国々の経済発展と重なる部分が多く、今後のさらなる拡大を期待させます。 また、ベトナムの1人当たりGDPは2022年時点で4,102米ドルに達しており、これは高度経済成長期の1970年代前半の日本や、2010年頃の中国と同程度の水準です。さらに、他のアジア新興国と比較しても、ベトナムの1人当たりGDPはまだ低い水準にあり、これからの経済発展の余地が大きいことを示しています。 ベトナムの経済成長の背景には、いくつかの重要な要因があります。その中でも特に影響が大きいのが、1986年に導入されたドイモイ政策、海外からの直接投資(FDI)の増加、そして若く活発な労働人口の存在です。これらの要素が組み合わさることで、ベトナムは長期的に安定した成長を続ける力を持っているのです。 ドイモイ(Doi Moi)とは、ベトナム語で刷新や改革を意味する言葉です。ベトナムは1976年に南北統一を果たし、社会主義体制を確立しました。しかし、その後の経済は低迷し、東欧諸国からの援助も減少したことで、国の財政は厳しい状況に追い込まれました。 この危機を乗り越えるため、1986年に導入されたのがドイモイ政策です。社会主義体制を維持しながらも市場経済の要素を取り入れるという大きな方針転換を行い、個人営業や私企業の設立が認められるようになりました。これにより、国民の経済活動が活発化し、労働意欲が高まり、生活水準も向上しました。 また、農業部門の改革が進められ、生産性が向上したことで、農村部の発展も促進されます。さらに、製造業が拡大し、国内産業の多様性が増したことで、ベトナム製品の国際競争力が強化され、輸出産業が急成長しました。 ベトナム経済の成長を支えているもう一つの大きな要因が、海外からの直接投資(FDI)の増加です。1988年には外国投資法が公布され、海外企業がベトナムで自由に活動できるようになりました。これにより、多くの外資系企業が進出し、製造業やサービス業の発展が加速しました。 特に、近年では中国のチャイナプラスワン戦略の影響もあり、多くの企業が生産拠点を中国からベトナムへ移しています。これにより、ベトナムの産業基盤はさらに強化され、輸出産業の拡大につながっています。 また、政府も積極的に外資誘致を進めており、税制優遇措置やインフラ整備を通じて、海外投資家にとって魅力的な環境を整えています。その結果、多くの国際企業がベトナムに拠点を構え、経済の成長をさらに後押ししているのです。 ベトナムのもう一つの強みは、人口の構成にあります。2023年には人口が1億人を超え、その多くが若年層で構成されています。労働力の供給が豊富であることは、経済の持続的な成長にとって大きな強みとなります。 特に、ベトナムの労働力は生産年齢人口(15〜64歳)の割合が高く、今後も長期間にわたって労働力を確保できる見込みです。これは、製造業を中心とした産業の発展にとって極めて重要な要素であり、低コストで優秀な労働力を確保できることが、外資系企業の進出を促す要因にもなっています。 さらに、教育水準の向上により、高度な技術やスキルを持った労働者も増えています。特にIT分野では、若く優秀なエンジニアが多く育成されており、今後の産業発展に大きな貢献をすると期待されています。 ベトナム経済の急成長に伴い、同国の株式市場にも世界中の投資家から注目が集まっています。ベトナムはASEAN(東南アジア諸国連合)やWTO(世界貿易機関)への加盟をきっかけに、海外からの投資が拡大し、特に近年ではチャイナプラスワン戦略の影響もあり、製造業を中心に外資の流入が加速しています。 ベトナムの株式市場は、2000年にホーチミン証券取引所が開設されて以降、着実に成長を続けています。特に近年は、海外からの直接投資の増加や、国内消費市場の拡大を背景に、多くの企業が株式市場に上場し、流動性が高まっています。 ベトナム株の特徴として、市場全体のボラティリティ(価格変動の大きさ)が比較的高いことです。これは、成長市場ならではのダイナミックな動きとも言えますが、短期的な値動きに注意しつつ、中長期的な視点で投資を検討することが重要です。 VN100指数は、ホーチミン証券取引所に上場する企業のうち、時価総額の大きい大型株と中型株を中心に構成された株価指数です。この指数は、ベトナムの成長を牽引する代表的な企業の動向を示しており、同国の株式市場の全体的な流れを把握するのに適した指標となっています。 近年のVN100指数の推移を見てみると、ベトナム経済の成長に伴い、長期的には上昇傾向を続けていることが分かります。特に、米中貿易摩擦の影響により、AppleやAmazon、TOYOTAといったグローバル企業がベトナムへ生産拠点を移す動きを見せたことは、同国の株式市場にもポジティブな影響を与えました。 また、ベトナム政府の積極的な経済政策やインフラ整備の進展も、VN100指数の成長を後押しする要因となっています。例えば、交通網の整備やエネルギー政策の強化により、国内産業の生産性が向上し、企業の競争力が高まることで、株価の安定的な上昇が期待されています。 ベトナム経済の発展とともに、通貨であるベトナムドン(VND)の動向にも注目が集まっています。近年、ベトナムドンは比較的安定した推移を見せていますが、過去には大きな変動を経験してきました。また、米国財務省による「為替操作国」指定とその後の除外など、ベトナムの為替政策は国際的にも議論の的となってきました。ベトナムドンの推移と、為替政策にまつわる国際的な動きについて詳しく見ていきましょう。 ベトナムドンは、2000年代前半までは1米ドル=15,000~16,000VNDの範囲で安定的に推移していました。しかし、2008年のリーマンショックを機に米ドル高・ベトナムドン安の流れが強まり、その後もベトナムの金融政策や国際的な経済状況に影響を受けながら変動を続けています。 また、ベトナムでは、中央銀行や商業銀行が提示する公式レートと、市中の両替商やゴールドショップが提示する実勢レート(闇レート)との乖離が問題となることがありました。この二重レートの存在は、外貨準備の減少を招く要因ともなり、ベトナム当局にとって頭を悩ませる課題となっていました。 こうした問題への対応として、ベトナム中央銀行は2016年に新たな為替レートの算定基準を導入します。この新しい仕組みでは、国内銀行間市場の加重平均レート、国際市場でのベトナムの貿易相手国との為替レート、マクロ経済指標、金融政策の目標などを総合的に考慮して公定レートが決定されるようになりました。 さらに、2024年には中央銀行がベトナムドンの安定を図るため、大規模な為替介入を実施します。米ドル売り・ドン買いの介入により、周辺諸国と比較してベトナムドンの下落幅は抑えられました。例えば、2024年12月22日時点でのベトナムドンの下落幅は年初比約4.6%にとどまり、韓国ウォン(11.6%)、日本円(10.9%)、フィリピンペソ(6.1%)、インドネシアルピア(5.2%)よりも安定した推移を見せています。 ベトナムの為替政策は、国際的な視点からも注目されてきました。特に大きな話題となったのが、2020年12月に米国財務省がベトナムを為替操作国に指定したことです。 米国は、ベトナム政府が意図的にベトナムドンの価値を低く抑え、輸出競争力を高めることで米国の貿易赤字を拡大させたと主張しました。しかし、ベトナム政府はこれに対し、為替介入はあくまで為替市場の安定を目的としたものであり、米国との貿易不均衡を生み出す意図はなかったと反論します。 その後、2021年4月に米国財務省は「ベトナムが不当な為替介入を行った明確な証拠はない」と判断し、ベトナムを為替操作国リストから除外しました。そして同年12月には、米国はベトナムを「為替操作国には該当しない」と最終評価を下しました。 この一連の動きは、一見するとネガティブなニュースに思えるかもしれません。しかし、実際には、これをきっかけに世界中の投資家がベトナムドンの動向に注目するようになり、ベトナムの経済成長のポテンシャルが広く認識される機会となりました。 ベトナム経済の成長に伴い、不動産市場も活況を呈しています。特にホーチミンやハノイなどの主要都市では、住宅や商業用不動産の価格が上昇傾向にあり、国内外の投資家から注目を集めています。新型コロナウイルスの影響を受けた2020年前後も大きく価格が落ち込むことはなく、その後も上昇を続けており、今後も市場の拡大が期待されています。 ベトナムの不動産投資における平均的な利回りは3~5%とされています。これは、日本の不動産投資の平均利回り(約2.5%前後)と比較すると高く、投資対象として魅力的な水準です。 特に、ホーチミンやハノイといった主要都市では、外国人駐在員や富裕層向けの高級物件の需要が高まっており、賃貸市場も安定しています。また、エリアによって利回りには差があり、ホーチミンの中心部では約3.0%、郊外では4.2%程度の利回りです。一方、ハノイでは中心部で約4.1%、郊外で5.0%とやや高めの利回りを維持しています。さらに、観光地として人気が高まっているダナンでは、中心部で5.2%、郊外では6.6%と、特に高い利回りを誇っています。 ホーチミンの利回りがやや低めなのは、不動産価格がすでに上昇しているためですが、それでも賃料も上昇傾向にあり、不動産収益自体はハノイよりも27%ほど高いとされています。 ベトナムの不動産投資利回りは、アジアの周辺諸国と比較しても高水準を維持しています。世界の不動産市場データを提供する「Global Property Guide」の調査によると、アジア12ヶ国の不動産利回りを比較した際、ベトナムは第5位にランクインしています。 例えば、不動産投資が盛んなマレーシアやシンガポールと比較すると、ベトナムの利回りは0.6~1.0ポイントほど高く、投資効率の良さが際立っています。シンガポールや香港のような成熟した市場では、不動産価格が高騰し利回りが低下しているのに対し、ベトナムはまだ成長段階にあるため、今後の価格上昇とともに高い利回りを維持できる可能性があるのです。 ベトナムは、世界トップクラスの経済成長率を誇る国の一つであり、株式市場や不動産市場においても高い成長ポテンシャルを秘めています。実質GDPの継続的な成長、海外直接投資(FDI)の増加、そして豊富な若年層による労働力の供給が、経済の持続的な発展を後押ししています。また、VN100指数をはじめとする株式市場の成長や、不動産投資における高い利回りも、投資家にとって魅力的なポイントです。為替市場においても、中央銀行の適切な政策により安定した推移を見せており、国際的な信用を高めています。これらの要因を踏まえると、ベトナムは今後も有望な投資先として注目され続けることでしょう。
- 2025.03.12
【ダナン/交通事情】旅行者の方必見!気になる現地での交通手段を一挙紹介!
ベトナム・ダナンにこれから来る方にとって、欠かせない情報の一つが交通手段ですね。 筆者はダナンに10年住んでいるので地元ベトナム人同様主にバイクで移動していますが、日本人の旅行者や出張者にとって海外でバイクを乗りこなすのはハードルが高いと思います。 こちらの記事ではダナンの様々な交通機関をご紹介していきたいと思います。 ベトナムではタクシーが便利で安全な移動手段の一つですが、利用時には注意が必要です。 特に流しのタクシーはぼったくりのリスクが高いため、信頼できるタクシー会社を選んで利用しましょう。 初乗り料金:9,500~15,000VND(約60~95円)と、日本に比べて非常に安いです。 4シートと7シートで初乗り料金は異なります。 乗車時の注意点:ベトナム・ダナンのタクシーは、日本と同じく初乗り料金が設定されており、一定の距離を超えると1kmごとに追加料金が加算される仕組みです。 メーター制なので、乗車時にはメーターが正しく作動しているかを確認しましょう。 タクシーのメーターには「12.0」などと表示されることがありますが、これは「12,000VND」を意味します。 ベトナムドンは桁数が多いため、表示が簡略化されています。慣れるまでは「小数点の後に0が3つつく」と覚えておくと安心です。 安全で快適なタクシー利用のために、信頼できる会社を選び、メーターをしっかり確認しましょう! 安心して利用するためにも、信頼できるタクシー会社を選ぶことが大切です。 今回紹介するタクシー会社は、ダナンのタクシー会社の中でも比較的安心して利用できると評判の良い会社です。 VINASUNはベトナムの主要タクシー会社のひとつで、特にホーチミン市を中心に多くのタクシーが走っています。 特徴:清潔な車両・教育されたドライバー 車体デザイン:白色の車体に赤と緑のストライプが入っている MAI LINHはベトナム全土で展開しており、特にホーチミンやハノイなどの大都市で多く見かけます。 特徴:サービスの質が高く、外国人観光客にも評判が良い 車体デザイン:鮮やかな緑色が目印 Xanh SMは比較的新しいタクシー会社ですが、環境に配慮したエコ車両を採用しており、サービスの質も高いです。 特徴:電気自動車を導入し、環境に優しい 車体デザイン:鮮やかな青色が目印 展開エリア:都市部を中心に急速に拡大中 Tien Saタクシーは、ダナンを中心に運行している地元のタクシー会社です。 ホイアンやフエなどの周辺エリアでも見かけることがあります。 特徴:ダナンを中心に運行しているため、観光客にも利用しやすい 車体デザイン:鮮やかな黄色が目印 比較的リーズナブルな料金設定だが大手のMai LinhやVinasunと比べると、サービスの質にばらつきがあるとの声もある ベトナムでは、大手タクシー会社(Mai Linh・Vinasun・Tien Saなど)の車体デザインに似せた偽物のタクシーが存在します。見た目が本物にそっくりなため、特に観光客は見分けがつかず、ぼったくりの被害に遭うケースが多いです。 ベトナムでは、大手タクシー会社の車体デザインに似せた偽物のタクシーが存在します。 見た目が本物にそっくりなため、特に観光客は見分けがつかず、ぼったくりの被害に遭うケースが多いです。 ▪️偽タクシーを見分けるポイント 正式な会社名とロゴが正しく表示されているか確認 ドアや車体の電話番号が公式のものと一致しているかチェック メーターがしっかり作動しているかを確認(異常に早く料金が上がる場合は危険!) ホテルや空港でスタッフが手配したタクシーを利用するのが安全 偽物のタクシーに乗ってしまうと、法外な料金を請求されたり、安全面でのリスクもあります。 公式アプリを利用するか、信頼できるタクシー会社を選ぶことで、安全に移動しましょう! ベトナムは比較的治安が良く親日的な国ですが、一部のタクシーでは法外な料金の請求や、メーターの細工、遠回りなどのぼったくり被害が報告されています。 安全に移動するためには、ダナンでも人気の配車アプリ「Grab」の利用がおすすめです。 Grabグラブはマレーシア発の配車アプリで、Uberのようにアプリで車やバイクタクシーを手配できます。 ベトナムだけでなく東南アジア全土に展開しているので、筆者はタイやシンガポールに行く時にも重宝しています。 アカウント登録が必要(電話番号が必要なため、日本出国前に登録しておくと便利) マップ上で乗車場所と目的地を指定し、配車可能な車を選ぶだけ 料金が事前に確認できるので、ぼったくりの心配なし 事前のクレジットカード登録で電子決済も可能 「Grab」は街中では自由にピックアップ場所を指定できますが、空港では専用の乗り場があるため注意しましょう。 📍 ダナン国際空港では、Grab専用の乗り場が駐車場内に設置されています。緑色のパラソルが目印です! ベトナムの空港からタクシーやGrabを利用する際には、「空港入場料」が加算されている場合がほとんどです。 これは車が空港に入場するための手数料で、通常ドライバーが立て替えて支払っています。 「空港入場料」は法定の料金でありぼったくりではないので、乗車後に請求された場合は支払いに応じることが必要です。 車体にもよりますが「空港入場料」の目安は10,000VND〜15,000VNDです。 安心して移動するために、信頼できるタクシー会社や配車アプリを活用しましょう! ダナンでは、市営バスが安価な移動手段として地元民には利用されています。 主要観光地や市内各所を結んでおり、料金もリーズナブルなため、ローカルな移動を楽しみたい方や時間に余裕がある方は利用してみてもいいかもしれません。 バス停を探す 市内各所にバス停が設置されており、路線ごとに停車位置が決まっています。 バス停には、ルート番号や行き先の表示があるので確認しましょう。 乗車時に運賃を支払う 運賃は一律6,000~15,000VNDと非常に安いです。 現金払いが基本なので、少額紙幣を準備しておきましょう。 時刻表はないのでアプリ「Bus Map」「DanaBus」で到着予定時刻の確認が必要 運行時間に注意(通常6:00~18:00) バスの本数が少ないため、時間に余裕を持って移動 目的地によってはバスの乗り換えが必要 路線など詳しくは公式サイトで確認してください。 「TNGO」は、ダナンで便利に使える自転車シェアサービスです。 アプリを使って簡単に自転車をレンタルし、観光地やビーチを自由に巡ることができます。 簡単にレンタル:スマホアプリで自転車をピックアップ、返却も簡単。 安価:料金は時間制でリーズナブル。30分5,000VND〜 複数のステーション:観光地周辺にステーションが多く、使いやすい。 エコ:環境に優しい移動手段。 自転車の状態をチェックして、問題があれば別の自転車を選びましょう。 返却場所が混んでいる場合、他のステーションに返却することも。 こちらの記事ではダナンで利用できる交通機関をご紹介しました。 筆者は友人が来た際の移動はGrabを利用することが多いですが、その時の状況や行きたい場所によって交通機関を使い分けてみてくださいね。 皆さんのスタイルに合わせた交通機関の選択肢を見つけるために、こちらの記事が参考になれば幸いです。
- 2025.03.10
祝!ホーチミンにもついに地下鉄が開通!観光にも便利な路線とその魅力をご紹介
ホーチミンの経済発展に伴い、交通インフラの整備が急速に進んでいます。その象徴的なプロジェクトがホーチミンメトロ1号線です。多くのメディアやニュースでも大きく取り上げられていますが、本記事では、ホーチミンメトロの概要、駅ごとの特徴、料金体系、さらに主な観光スポットまで詳しく解説します!ホーチミンを訪れる方や日常的に利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。 ホーチミンメトロとは、ホーチミン市内を走る都市鉄道(地下鉄)のことです。その一部は地下区間(ベンタイン駅〜バーソン駅)で、その他の区間は高架線として運行される構造になっています。 近年の経済成長により、ホーチミンは急速に都市化が進み、バイクや自動車の増加によって深刻な交通渋滞と大気汚染が社会問題となっています。これらの問題に対処するための都市インフラ整備の一環として、ホーチミンメトロが建設されました。メトロの導入により、交通の効率化と市内環境の改善が期待されています。 ホーチミンメトロ1号線の建設は、2012年に開始されました。このプロジェクトは、総額約43兆7000億VND(ベトナムドン)もの巨額な投資が必要とされ、ベトナム政府と日本の協力によって進められています。 メトロ1号線の車両は日本の大手企業である日立製作所が製造し、国際協力機構(JICA)も技術支援や融資を通じて全面的にサポートしています。 ホーチミンメトロ1号線は、ホーチミン中心部から新興エリアや郊外に向けて伸びる重要な都市鉄道です。中心部の地下区間(ベンタイン駅~バソン駅)と高架区間を組み合わせた路線は、市民の日常利用だけでなく、観光やビジネスシーンでも活躍することが期待されています。ここからが利用しやすい駅について見ていきましょう。 ベンタイン駅は、ホーチミンメトロの核となる駅であり、複数の路線が交差するターミナル駅として発展が予定されています。駅は大きな天窓が特徴で、自然光が差し込む開放感のあるデザインです。 駅周辺には観光名所として知られるベンタイン市場があり、多くの観光客で賑わいます。また、路線バスターミナルが近接しているため、地下鉄とバスの乗り換えも便利です。ホーチミン高島屋やドンコイ通りのショッピングモールへもアクセスしやすく、買い物や観光の拠点としても利用価値が高い駅です。 ホーチミン民劇場駅は、その名の通り、市民劇場(オペラハウス)の目の前に位置します。劇場や歴史的建造物が多いこのエリアは観光スポットの宝庫で、訪れる人にとって便利な駅です。 駅周辺には、ホーチミン人民委員会庁舎、サイゴン大聖堂、ホーチミン中央郵便局などが徒歩圏内にあります。また、グエンフエ大通りの歩行者天国や、高級ブランド店が並ぶドンコイ通りも近く、観光とショッピングを同時に楽しめるスポットです。 バソン駅は、サイゴン川沿いに位置し、地下駅としてはこの駅が終点になります。周辺にはオフィスビルや高層マンションが建ち並び、特に通勤者の利用が見込まれています。 近くには高級住宅地Golden River Saigonがあり、ラグジュアリーな雰囲気が漂います。また、バソン橋を渡ると新しい都市開発エリアへアクセスできるため、将来的にさらなる利用拡大が期待される駅です。 ここからは高架区間に入ります。ヴァンタイン公園駅は、駅名にもなっている自然豊かなヴァンタイン公園の近くに位置しており、都会のオアシスとして市民の憩いの場となっています。 周辺にはおしゃれなカフェやオフィスビルが点在し、日常のリラックスや通勤で利用されることが多いです。また、近隣のPearl Plazaをはじめとする商業施設へのアクセスにも便利です。 タンカン駅は、ホーチミンでひと際目を引くランドマーク81や、VinHomes Central Parkの最寄り駅です。周辺には高層マンションやオフィスビルが立ち並び、住宅地としてもビジネスエリアとしても賑わいを見せています。 ただし、駅周辺のインフラ整備はまだ進行中で、一部は未舗装のエリアも残っています。それでもランドマーク81を中心にした今後の開発により、さらなる需要が見込まれる駅です。 タオディエン駅は、日本人を含む多くの外国人が住むエリアに位置しています。周辺にはおしゃれなカフェやレストラン、ブティックなどが立ち並び、在住者から観光客まで幅広い利用が期待されています。 また、駅近くには高級住宅地やショッピングモールがあり、日常生活に必要な施設が充実しています。一方で、エリアによってはまだローカル色が濃く、ベトナムらしい雰囲気も楽しめるのが魅力です。 タオディエン駅からほど近い位置にあるアンフー駅も、外国人居住者に人気のエリアです。駅とほぼ直結する形でVincom Mega Mallがあり、ショッピングや飲食には困りません。また、Masteri Thao Dienなどの高級マンションが多く建ち並び、快適な生活環境が整っています。 駅のすぐ近くにはコストコのような大型スーパーであるMega Marketもあり、日用品の購入には最適です。開発が進むにつれ、今後さらに便利で魅力的なスポットになることが予想されます。 ホーチミンメトロ1号線の料金は、日本の電車と同様に、基本料金に基づいて距離に応じて増加する仕組みです。観光客や市民にとって使いやすいフリーパスや、長期滞在者向けの定期券も導入されており、日常の足として非常に便利なシステムが整っています。 フリーパスは短期間の利用者や観光客に特におすすめの選択肢です。1日券はホーチミン内を気軽に移動したい場合に最適で、1枚のチケットで1日中乗り放題です。さらに、3日間連続で利用できるチケットもあり、観光で複数日間滞在する場合に非常にお得です。市内観光やショッピングなど、さまざまな場所を効率よく回るのに便利なため、訪れる観光客には欠かせないアイテムとなっています。 長期的にホーチミンメトロを利用する人にとっては、定期券が非常にお得です。一般の通勤者向けの定期券と、学割が適用された学生向けの定期券が用意されています。学生向けの料金は半額になっているため、通学にかかる負担を大幅に軽減できます。毎日の通勤・通学にかかる交通費を抑えられるため、ホーチミン内に住む多くの市民にとって重要な選択肢となっています。 区間別の料金は、公式サイトにて詳細が公開されています。各駅間の距離に応じて運賃が変動するため、短距離であれば15,000VND(約75円)ほど、長距離になると40,000VND(約200円)程度まで上がります。具体的な料金については、乗車する前に駅の案内板や公式アプリ「HCMC Metro」で確認しましょう。 ホーチミンメトロの乗り方は日本の地下鉄とほぼ同じで、初めて利用する人でもスムーズに乗車できます。チケットの購入から改札の通過、電車の乗り降りまで、一連の流れを事前に把握しておくことで、さらに快適に利用できるでしょう。 ホーチミンメトロのチケットは、駅構内にある券売機または窓口で購入できます。券売機はタッチパネル方式で、画面の案内に従って進めば簡単にチケットを買えます。 クレジットカードのタッチ決済を利用する場合は、券売機でのチケット購入は不要で、そのまま改札に向かえます。また、メトロのアプリを使ってQRコードで乗車できるので、事前にアプリをダウンロードしておくと便利です。 チケットを購入したら改札へ向かいましょう。改札はICカードをタッチするだけで通過できるシンプルなシステムになっています。クレジットカードのタッチ決済を利用する場合も、同じく改札機にカードをかざすだけでゲートが開きます。 改札を通ったら、ホームへ向かいます。上り列車と下り列車は構内の案内板や矢印表示によって分かりやすく示されているため、迷うことは少ないでしょう。目的地行きのホームを確認しながら進んでください。 ホーチミンメトロ1号線は、ホーチミン内の主要エリアを効率よく巡れるため、観光客にとって非常に便利な交通手段です。1号線の駅周辺には、有名な観光地が多数点在し、歴史や文化、都市の発展を感じられるスポットが揃っています。ここからは、メトロ沿いで必見の観光スポットを詳しく見ていきましょう。 ホーチミンのランドマーク的存在であるベンタイン市場は、ベンタイン駅から徒歩わずか1分の場所にあり、観光やショッピングに最適なスポットです。約2,000軒の店舗が集まり、地元の新鮮な食材、ベトナムの伝統工芸品、衣類、雑貨、お土産など、あらゆるものが揃っています。 朝は4時から営業し、地元住民の買い物客と観光客で賑わいを見せます。夕方以降にはナイトマーケットも開催され、ストリートフードの屋台が並び、活気ある雰囲気の中で地元料理を堪能できます。ベトナム特有の香りや熱気を感じながら買い物を楽しめるこの市場は、ホーチミン観光のハイライトとして見逃せません。 サイゴンオペラハウスは、ホーチミン民劇場駅から徒歩約1分の場所にある歴史的建造物で、フランス植民地時代の1900年に完成しました。フランス建築の美しさが随所に見られ、優雅な外観と内装が訪れる人々を魅了します。 現在も劇場として機能しており、オペラや演劇、コンサートなどさまざまなイベントが開催されています。劇場前のドンコイ通りはホーチミンのメインストリートで、高級ホテルやブティック、レストランが立ち並び、観光客で賑わう人気エリアです。オペラハウスを訪れた後は、周辺の観光地やショッピングスポットも楽しめます。 タンカン駅から徒歩約4分の場所にあるランドマーク81は、ベトナム国内で最も高い超高層ビルです。その高さは461.3mで、東南アジアでも屈指の高さを誇ります。ランドマーク81には、豪華なショッピングモール、レストラン、カフェ、ホテル、さらにはアイススケートリンクや展望台があり、観光客や地元住民に人気です。 特に、最上階の展望台から見るホーチミンのパノラマビューは絶景で、日中も夜も異なる魅力を楽しめます。ベトナムの近代的な一面を感じられるこのスポットは、インスタ映えする写真を撮りたい人にもおすすめです。 スオイティエン駅から徒歩10分の場所にあるスイティエン公園は、ベトナムの神話や仏教をテーマにしたユニークなテーマパークです。広大な敷地内には遊園地、プール、動物園、奇妙なオブジェなど、ベトナム文化と娯楽が融合した空間が広がっています。 目玉アトラクションの1つであるワニ釣りは、実際に生きたワニを釣り上げるスリリングな体験ができることで知られています。また、ベトナム神話に基づく巨大なモニュメントやオブジェも多数あり、まるで別世界に迷い込んだかのような異次元の雰囲気が楽しめます。家族連れからアドベンチャー好きの観光客まで、幅広い層に人気です。 ホーチミンメトロ1号線は、市内の重要なエリアをつなぐ交通インフラとして、市民生活や観光の利便性を大幅に向上させています。ベンタイン市場やランドマーク81など、沿線にはホーチミンを象徴する観光地が多数点在しており、旅行者にとっても便利な移動手段です。今後の路線拡張と都市開発が進むことで、さらにその重要性は増していくでしょう。ホーチミンメトロを活用すれば、快適かつ効率的に市内観光を楽しめます。
- 2025.03.04
【2025年最新版】ベトナムの誕生日&女性の日に贈るおすすめギフト!
ベトナムに来ると男性から女性にプレゼントを贈るお祝いごとがたくさんあります。 世界女性の日、ベトナム女性の日、バレンタインデー(ベトナムでは男性から女性にプレゼントを贈るのが主流です!)、クリスマスに誕生日… いざギフトを贈るタイミングが来た時に何をプレゼントすればいいか分からない… ましてやベトナム人女性に贈るとなると、好みもどこで買えばいいかもわからなくてお手上げ… そんなことにならないよう、こちらの記事では女性に好まれる最新のギフトトレンドをご紹介していきます◎ これから来るイベントに備えてチェックしてみてくださいね! やはり今ベトナムで人気のプレゼントをしたい!2025年の今、何がプレゼントにはおすすめなのでしょうか? キーワードは『健康』『華やか』『実用的』が挙げれられます。 年々高まるベトナム国内の健康意識や美容意識。それに従って、サプリやコスメなどの美容や健康を高めるグッズの需要が年々あがっています。 また、それに加えて働く女性が多いこの国ならではの、日々の時短や効率をアップさせてくれる実用的なガジェット。 若い世代には映える華やかなコスメやお花であれば、写真に撮ってSNSにアップするところまでがセットです◎ 30代後半から40代50代の方にはより実用的なものや健康に直結するプレゼントが喜ばれやすいですよ! なんといってもコスメ。年齢層によって人気は異なりますが、10代・20代の若い層には韓国系のブランド、パッケージの可愛いプチプラコスメが人気で“美白”がキーワードです。 韓国のThe Face Shop やLaneigeなどのリップなどはプレゼントしやすい価格帯でおすすめです◎ ベトナム人の方へのプレゼントであればはっきりとした鮮やかな赤色が好まれますよ! 30代・40代の富裕層にはハイブランドのコスメや“アンチエイジング”がキーワードとなっているスキンケアなどが人気です。 デパートで購入するコスメ、デパコスであれば、Estee Lauder , 資生堂 , Cliniqueなどは人気が高く、エイジングケアのスキンケアセットなどは喜ばれること間違いなし! 2024年の冬に日本にも上陸したベトナム初のヴィーガンコスメCocoon。 2024年の「ELLE BEAUTY AWARDS」では「ベストスキンケア製品」「ベストナチュラルブランド」「ベストイノベーション」の3部門を受賞した今大注目のコスメブランドなのです◎ ターメリックやコーヒー、ポメロなどの地元ベトナムで育まれた植物由来の成分を活用し、高品質な製品をつくっており毎日安心して使える設計。 筆者もCocoon製品愛用者の一人で、ダクラク産のコーヒーを使用したボディスクラブが特におすすめ◎ 容器を開けた瞬間コーヒーの良い香りが漂いリラックスでき、使い心地も肌に優しく不要な角質だけを落としてくれます。 コスメ感度の高い女性へのプレゼントには今注目度No.1のCocoonのコスメを是非贈ってみてくださいね! 現実的ですが、特に30代以降の働く女性には喜ばれるのはスマート家電。 特にルンバのようなロボット掃除機を欲しいという女性の声をよく聞きます◎ ベトナムでは様々なブランドのロボット掃除機が出ており、ゴミを掃除してくれるだけのものであれば2,000,000vnd(約12,000円)程度で購入することができます。 最近では水拭きとごみを回収してくれるハイテクロボットも出ており、そちらであれば8,000,000vnd(約48,000円)~購入できますよ! 購入はLAZADAなどのオンラインショッピングでの購入がスムーズかつ低価格です◎ オンラインショッピングで調べる際には『robot vacuum cleaner』などと検索すると様々なブランドが出てきます。 ベトナムは健康志向でサプリや健康食品が大好き人が多いです!特に日本のサプリは大人気。 なぜか数年前に大ブームになったスピルリナに加えて、ビタミンやコラーゲンなどの美容サプリ、背が伸びるサプリなど多岐にわたり日本のサプリは知られています。 DHCは有名で、日本への一時帰国の際にベトナム人の友人から頼まれることもあります! 日本で購入するより割高ですがホーチミンやハノイのマツモトキヨシでも購入ができるので、健康志向の方へのプレゼントにはサプリはいかがでしょうか? お値段は張りますが喜んでもらえるのがAppleのスマートフォンやタブレットです。 ベトナムではとにかくAppleのiphoneやipadの人気が高く、憧れている人が非常に多いです。 多くがアンドロイドやサムスンを利用しており、Appleはなかなか手が出せない高級品です。 基本的にブランド志向の高いベトナムでは身につけるものや見えるものにお金をかける傾向が高く、スマホもApple神話が根強くあります。 大切な人に送ると喜ばれるギフトといえばジュエリー💍 ベトナム人の方に贈る場合と日本人の方に贈る場合では、好まれる形やブランド大きく異なります。 ベトナム人女性に贈られる場合は、ネームバリューの高いブランドでゴージャスなダイヤなどの宝石(下記写真参照)がはっきりと大きくついているものが好まれる傾向にあります。 特別な贈り物であれば指輪、日常使いをしてもらいたいのであればネックレスが人気ですよ◎ 一方で日本人女性はあまり宝石が目立つようなものではなく、年を重ねても飽きずに長くつけられるシンプルなジュエリーが好まれる傾向にあります。 イタリア人とベトナム人が作ったベトナムのジュエリーブランドで、日本人女性にもベトナム人女性にもおすすめのブランドです◎ 大きめの宝石がついたゴージャスなデザインから、カジュアルな洋服にぴったりなシルバーリングやピアスなどユニークで繊細なデザインがとても素敵。 人と違うプレゼントをしたいなという方はぜひ一度お店に足を運んでみてくださいね! やはりなんといってもプレゼントしてもらって嬉しいのはお花。 ベトナム人女性であれば、セルフィ―が大好きですので華やかで大きな花束やテディベアなどが一緒に添えられた花束などが人気◎ やはり赤いバラの花束は人気が高いですね。 イベントシーズンとなれば街中の至る所で販売していますが、売り切れることもしばしば…予約をしておくことをおすすめします。 トランクのようなスケルトンのボックスに入ったお花など様々なお花がありますよ! 一方、日本人女性であれば優しい色合いの花束や、多肉植物などが多く入ったナチュラルな花束を好む方が多いです。 もちろんそれぞれ好みがありますので、贈る相手の好みをリサーチしたり服装や好きな色をイメージをして選ぶとよいでしょう◎ そしてなんと…ベトナムではお花は日本の1/3程度の価格で購入できます! ギフト用の小さな花束であれば100,000~200,000vnd(600~1200円程度)、両手に抱える大きな花束でも300,000~500,000vnd(1,800~3000円程度)です。 日本ではお花を贈る習慣がなかった方も、せっかくなのでベトナムでプレゼントしてみてはいかがでしょうか? 喜ばれること間違いなし! こちらの記事ではベトナムでおすすめのギフトをご紹介しましたがいかがでしたか? ベトナムに住んでいると、男性から女性へのプレゼントの機会が日本にいた時より増えます。 せっかくプレゼントを贈るのであれば、相手に喜んでもらえる素敵なプレゼントを贈りたいものですよね。 こちらの記事がそんな方々の参考になれば嬉しい限りです!
- 2025.02.19
【ダナン/ホテル三日月】宿泊もビジター利用もおすすめ!注目の日系リゾート施設をご紹介
「ゆったり、たっぷり、のんびり、旅行けばみかづき、ホテル三日月♩」のCMはみなさんご存知ではないでしょうか? ベトナム中部のリゾート地として知られるダナンにある「ダナン三日月ジャパニーズリゾート&スパ」は、2022年に全面オープンした日本のホテル三日月の海外店舗です。 ダナン市内の中でも比較的新しい5つ星ホテルで、日本の「三日月ホテル」の特徴である広々とした空間や家族連れに優しいおもてなしが魅力です。 リゾート内では、日本文化を感じながら温泉やスパでリラックスしたり、インフィニティプールや美しいビーチで楽しむことができます。 まさに家族旅行にぴったりなリゾート「ダナン三日月」を今回はご紹介したいと思います! ダナン三日月ジャパニーズリゾート&スパは、ダナン市内にあるダナン湾エリアに面しておりダナン国際空港から車で約15分、市内中心部からは約20分の便利な場所にあります。約13ヘクタールの敷地内は4つの施設から成り立っており、大きな複合型リゾートホテルとなっています。 日本風の「日の出ヴィラ棟」、22階建ての「三日月ホテル棟」、ビーチサイドの「波レストラン」、そして屋内外両方のプールを楽しめる「ウォーターパーク365」です。「日の出ヴィラ棟」は日本の旅館をイメージした離れ形式で、1棟に4部屋があり、全部で12棟48室です。 特徴的なのは、「三日月ホテル棟」の294室の客室のバルコニーにバスタブが設置されていることです。海を眺めながら、まるで露天風呂のようにゆったりとくつろげます。バルコニーにはデイベッドも設置されているので、休憩をしつつ長湯することもできます。 TOTOのウォシュレットも完備されており、一番コンパクトなデラックスルームでも70㎡あるため、ゆったりした造りのお部屋となっています。全室デスクもあるのでパソコン作業などもしやすい環境となっており、出張者にもおすすめです。 ファミリールームは4名まで、ヴィラは大人5名または大人4名と子供2名まで宿泊できるので家族旅行やグループ旅行にも利用することができます。 ホテル周辺はまだ開発地域ですが、館内にオールデイダイニングレストランと和食レストラン、インフィニティプール、スパ、ジム、ミニショップなどの設備も充実しています。 朝食ビュッフェは和食はもちろん、ベトナム料理、韓国料理、中華、洋食など品数が豊富です。 リゾートからは、歩道橋を渡るとXuan Thieuビーチに徒歩約5分でアクセスでき、ビーチにもすぐ行けます。また、施設のいたるところに日本の和の要素が取り入れられ、ダナンにいながら日本文化とおもてなしを感じつつ、快適でリラックスした時間を過ごすことができます。 ダナン三日月ホテルには、22階屋上のインフィニティプール、450mの流れる屋外プール、屋内ウォーターパーク「ウォーターパーク365」の3つのプールがあります。 ※併設の全天候型温浴テーマパーク「三日月ウォーターパーク365(ウォーターパーク・温泉エリア)」は宿泊料金とは別料金。利用予定のある方はウォーターパークインクルーシブプランがおすすめです! ダナン三日月に併設されている「ウォーターパーク365」は、天候に関係なく楽しめる屋内プールです。 こちらは宿泊者だけでなく、日帰りビジター利用も可能です。 4階建てのアミューズメント施設には、室内ウォーターパークのほか、水着で入れる男女混浴の露天風呂と屋内の男女別大浴場、サウナ、露天風呂、ゲームセンター、キッズプレイパーク、スパ、フードコートなどさまざまな施設が集まっています。 屋内4つのプールエリアには流れるプール・波のプール・ウォータースライダー・キッズプールがあり、大人から小さなお子様でも安心して遊べます。また、ウォータースライダーはベトナム最長の140mあり、迫力満点です! さらに、波のプールは広さ2400平方メートルのもあり、雨の日でもリゾート気分を存分に楽しむことができます。 入場料金 ▪️ウォーターパーク(営業時間:屋内9:00~19:00/屋外9:00~18:00) 平日:大人 350,000vnd 子供200,000vnd 休日:大人 400,000vnd 子供250,000vnd ▪️温泉施設 大人 150,000vnd 子供100,000vnd ▪️ウォーターパーク&温泉施設 平日:大人 450,000vnd 子供250,000vnd 休日:大人 500,000vnd 子供300,000vnd ※身長100cm以下の子供は無料、100cm~140cmは子供料金、140cm以上は大人料金となります。 ※60歳以上は高齢者割引あり 料金は2025年1月時点の情報です プールサイドには、軽食やドリンクを買える売店があります。 その他、施設の1階にはベトナム料理やファストフード、日本食などが楽しめるフードコートもあり、さまざまな食事が楽しめます。4階の温泉施設内には日本食を提供するお休み処もあり、温泉後にゆっくり食事を楽しむことができます。 2階のゲームセンターには、クレーンゲームやゴーカート、UFOキャッチャーなど、楽しめるゲームがたくさんあります。 3階には、リラックスできるマッサージチェア(有料)がある休憩所と、子供たちに大人気のキッズパークがあります。キッズパークには、ボールプールやたくさんのおもちゃが揃っており、子供たちは思い切り遊ぶことができます。 屋外プールには富士山の模型を中心に階段状に作られた「富士山プール」や、450m続く流れるプールがあります。また、毎日5回行われる噴水ショーも楽しめます。 さらに、屋外にはお子様向けのキッズプールゾーンがあり、7種類のスライダーや大きなバケツが特徴的な海賊船が設置されています。お子様連れの家族には、特に楽しめるスポットです。 今回は、ベトナム・ダナンにある日系の5つ星リゾートホテル「ダナン三日月ジャパニーズリゾート&スパ」をご紹介しました。 このリゾートは、充実したプール施設や和モダンテイストで広々とした客室が特徴で、特にお子様連れの家族旅行や3世代旅行に最適です。また、カップルや友人とのホテルステイにもおすすめ。日本人のお客様にも満足いただけること間違いなしです。 ダナンは9月後半から2月頃が雨季となりますが、屋内ウォーターパークがあるため、天候を気にせず楽しめる点が魅力です。雨季にお子様連れでダナンを観光する際には、ビジターとしてウォーターパークを利用するのも良いかもしれません。 ぜひ、ダナン三日月で素敵な時間を過ごしてみてください! ▪️ダナン三日月詳細 Mikazuki Japanese Resorts and Spa 住所:Xuan Thieu Tourism Area, Nguyen Tat Thanh Street, Hoa Hiep Nam Ward, Lien Chieu District, Da Nang 電話番号:0236 3774 555 公式サイト:https://mikazuki.com.vn/ Instagram:@danang.mikazuki Facebook:DaNangMikazuki
- 2025.02.12
【ベトナムvs日本】働き方の違いは?休日・有給休暇・残業事情を徹底比較!
これからベトナムで働くことを検討している方にとって気になるのが現地での働き方。 日本は残業が多い!休日出勤が多い!などと言われることが多く、そんな働き方を変えたいから海外へ行く!という声を聴くこともあります。 そうは言っても初めて海外勤務をする方にとって、実際の海外での働き方は想像がつきづらいですよね。 そこで、ベトナムのホーチミン&ハノイで5年働く筆者が、実際のベトナムでの働き方を紹介していきたいと思います◎ ベトナム人は一般的に仕事の意欲は高く、勤勉であると言われています。 お金を稼ぎたいという意欲が高く、競争して昇進して沢山稼ぎたいと向上心の高い人が多い傾向です。 稼ぎたいという意欲が高いベトナム人は副業をしている割合も非常に高く、デリバリー業や、講師業、自営業など業種は様々ですが、複数の仕事をするのが当たり前です。 競争が少ない会社と激しい会社どちらで働きたいか?というアンケートでは日本人は60%が競争が少ない会社との回答したのに対し、ベトナム人は80%が競争が激しい会社と回答しています。 前述のように、求める働き方が正反対で仕事への価値観も大きく異なる傾向にあります。 ベトナムでは女性の労働参加率の高さが世界平均を上回っており、働く女性が非常に多いです。 働く女性の割合に加えて管理職の割合も高く、女性が社会で活躍していることが伺えます。 女性が活躍している要因はいくつかありますが、そのうちの一つが出産後の復職のしやすさにあります。 日本では産休+育児休暇が最長2年と6週間とれますが、ベトナムでは産休+育児休暇を合わせて6か月です。 そのため出産後のキャリアの復帰も早く、スムーズに仕事に戻れることは働く女性にとって後押しとなりますよね。 ベトナムでは親などの家族と何世代も一緒に暮らしている家庭が多く、親が子供を見てくれる体制が整っているケースが多く早々の復帰が叶いやすいという側面もあります。 また、シッター文化も根付いており、1時間当たり50,000VND~100,000VND(300~600円程度)で見てもらえるため、利用している方も多くいますよ。 筆者の会社でもベトナム人スタッフの9割が女性で、管理職にも女性が就いており優秀なメンバーがそろっています◎ ◆年間休日日数◆ 日本とベトナムでは労働に関する法律が異なるため、休日日数も異なります。 日本の労働基準法では、使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。そのためこれを基準とすると年間休日の最低ラインは105日+16日間祝日で121日とされています。 一方でベトナムは週に最低1日、月平均で最低4日の休暇を労働者に付与することが定められています。そのため週休1日の会社も多く、年間休日日数の最低ライン53日+10日間の祝日で63日となります。 このように最低ラインを数字で見るとベトナムの休日はとても少なく感じますが、実際は週休2日もしくは半ドンと呼ばれる土曜日のみ半休で週休1.5日としている企業が多いです。 特にベトナムに進出している日系企業は週休2日が多く、現地企業は週休1.5日が多い印象です◎ また、ベトナムでは休日出勤をさせる場合200%の給与、祝日に出勤させる場合は300%の給与を支払わなければいけないため、休日出勤をするというのもあまり聞きませんよ◎ ◆有休日数◆ また、有給日数は日本は勤務から6カ月間経過後に10日間が付与され、その後毎年1日ずつ追加されていきます。 一方で、ベトナムでは1年ごとに12日間の有休が付与されます。それに加えて外国人の場合、母国の建国記念日を祝日とすることが義務付けられているため、祝日や有休として付与されることがあります◎ 日数でみるとあまり変わりませんが、有給の取得率には大きな差があると体感しています。 日本の有休取得率は世界最低の63%(*1)で、気軽に取得しづらい環境であるということが要因の一つです。 一方でベトナムの有給の取得率はデータこそないものの、非常に高く感じます。筆者の会社でも全スタッフが毎年取得率100%で、有休は権利として取るのが当たり前という風潮があります。 権利があり、その権利を気持ちよく使える環境も整っているのは嬉しいですよね! 有給取得率参照記事(*1) 続いては残業についてです。日本でも近年は働き方改革が叫ばれ、少しずつ残業が減ってきていますね。 それでもやはり、文化として根付いた“残業が当たり前”の体制が抜けず、仕事が終わっていてもすぐに帰宅せず周りの様子をうかがっている方も多いのではないでしょうか。 2023年の厚生労働省の発表(*2)によると、月の平均所定外労働時間(=残業)は10時間とされていますが、そのほかの調べによると実際は平均20時間程度と言われているそうです。 一方でベトナムは実際の数値は発表されていませんが、筆者自身や筆者の周りの人々に聞いてもほとんど残業せずに明日で良い業務は明日行うというスタンスです。 稼ぐために残業や休日出勤を自ら申し出るという人も一定数いることも事実ですが少数派でしょう。 多くが無駄な残業はしない、終わったらさっと帰宅し、家族や自分の時間を楽しむ。という切り替えのうまさがあります。 筆者も気付けばその価値観に染まり、だらだらと仕事をせずに退勤時間と同時に帰るようになりました。 そのおかげで自分の時間を多く持つことができ、趣味や勉強にも時間を使うことができるため仕事にも良い影響が出ています◎ 厚生労働省 労働時間・休日(*2)) 日本においては、働き方改革が進む中で、フレックスタイム制度やテレワークの普及が鍵となっています。 企業は、従業員のワークライフバランスを支援するために、より柔軟な働き方を導入する必要があり、健康管理やメンタルヘルスに対する取り組みも今後の重要な課題です。 それではベトナムの今後の働き方はどのように変わっていくのでしょうか。 急速に経済成長を遂げているベトナムは、特に若い世代を中心に、働き方に対する意識が変化し、企業や政府はそのニーズに応じた改革を進めています。 日々めまぐるしく法律が変わるベトナムでは労働法もまた、社会の変化に応じてどんどん改正されています。 労働法や社会保障制度が年々整備されていますが、まだ実際の企業での運用において課題があります。 労働者の権利保護や福利厚生の充実が求められ、政府はこれを強化する必要があります。特に、フリーランスや契約社員など、柔軟な働き方をする人々への保障が求められるようになっています。 今後は国を挙げて労働者がより働きやすい環境を整えること、整備された制度を企業が実際に運用できるようにしていくことでさらなる働き方改革が進むでしょう。 労働者の働き方改革により、ベトナム経済がより発展を遂げることを期待したいですね。 こちらの記事ではベトナムでの働き方を休日の観点から紹介しましたがいかがでしたか? これからベトナムで働く方にとって、現地での働き方はとても重要ですよね◎ ベトナムで5年働いてみて筆者が感じることは、とにかく働きやすくワークライフバランスが整っているということです。 休日日数は日本で働いていた頃よりも減りましたが、毎日仕事の後すぐにプライベートに切り替わるため自由な時間は今の方が確保できているように思います。 仕事はきっちりとこなしますが、無駄な残業などはなく休むときはしっかり休むという理想の働き方ができており、ベトナムでの生活に満足しています! この記事を読んでいる方々にもベトナムで理想の生活を送って頂けることを願っています。
- 2025.02.07
【ベトナム喫煙事情】愛煙家の方必見!2025年からベトナムでの電子タバコが全面禁止に!
2025年の幕開けとともに、ベトナムで電子タバコや加熱式タバコの使用が完全に禁止されることが決まりました。一方で、紙タバコについてはこれまで通り使用が認められており、ベトナム国内の喫煙問題に新たな議論を呼びそうです。電子タバコ禁止の背景にはどんな意図があり、現地の喫煙事情はどのような状況なのでしょうか。本記事では、今回の規制の詳細やその背景、さらにはベトナムの喫煙文化や課題について掘り下げてみます。新年早々の注目ニュースとして、大きな影響をもたらすこの動きを詳しく見ていきましょう。 2025年1月1日、ベトナムで電子タバコや加熱式たばこの使用が正式に禁止されることが決まりました。この動きにより、国内外で大きな注目を集めており、在ベトナム日本国大使館も現地に滞在する日本人に向けた注意喚起を行っています。では、この規制の詳細について見ていきましょう。 今回の規制は、2024年11月にベトナム国会で採択された決議をもとに施行されます。この決議では、電子タバコや加熱式たばこに加え、依存性のある物質やガスも禁止対象として含まれています。具体的な内容は以下の通りです。 先述の通り、2025年1月1日以降、電子タバコや加熱式たばこの生産、販売、輸入、保管、輸送、使用がすべて禁止となります。これらの行為が発覚した場合、警告や罰金などの処罰が科されるため、国内での使用は事実上不可能となります。 電子タバコを使用した場合には、まず警告を受けますが、場合によっては100万~200万VND(約6200~1万2300円)の罰金が科されます。一方、製造や輸送、販売といった商業的な関与が発覚した場合には、さらに厳しい罰則が適用されることも。これは罰金だけでなく刑事処罰に発展する可能性もあるため、企業にとっては非常に厳しい規制となります。 今回の法律では、海外からの持ち込みについても厳しいルールが適用されます。たとえ観光や出張でベトナムを訪れる短期間の旅行者であっても、電子タバコをカバンに入れたままにしているだけで罰則の対象となる可能性があります。特に日本人の利用者が多いIQOSは加熱タバコで処罰の対象です。「知らなかった」では済まされない場合もあるため、渡航前に注意が必要です。 2025年から始まる電子タバコの全面禁止措置には、これまで長い間続けられてきた議論と、規制強化の取り組みが背景にあります。健康被害の深刻化や違法取引の拡大といった課題に対応するため、ベトナム政府はついに全面的な禁止という厳しい決断を下しました。その背景を詳しく見てみましょう。 ベトナムでは、電子タバコや加熱式たばこの普及に伴い、たばこがもたらす健康被害が社会問題としてますます注目されるようになりました。世界保健機関(WHO)の報告によると、肺がん患者の90%、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の75%がたばこによるものとされています。ベトナムでは年間約4万人がたばこ関連の疾患で命を落としているという現実がある中、公共の場での受動喫煙も大きなリスクとなっていました。 出典:参考URL また、電子タバコは紙巻きたばこよりも安全だと誤解されがちですが、実際には依存性のある成分や健康を脅かす化学物質が含まれており、特に若年層への悪影響が懸念されています。実際、13歳から17歳の間で電子タバコが急速に広まり、学校や公共の場での使用が問題視される事態となっていました。こうした状況を受け、2023年5月にはファム・ミン・チン首相が新型たばこ製品に関する規制の策定を指示。「2030年までのタバコ害予防と制御に関する国家戦略」の一環として、健康被害の予防と若者の喫煙率の低下を目指す方針が強化されました。 出典:参考URL 電子タバコの普及が進む中で、密輸や違法取引も深刻な問題となっていました。ベトナムはたばこ税が非常に低いため、たばこが簡単に手に入る環境が整っており、これが若年層の喫煙を促す一因となっています。さらに、電子タバコや加熱式たばこといった新型たばこ製品は、インターネット上での販売や個人間の取引が横行し、既存の法規制では対応しきれない状況が続いていました。 この問題に対処するため、2024年5月には首相が保健省に取り締まり策の提案を指示し、さらに財務省や公安省、国防省が協力して密輸や違法取引の監視を強化しました。それにもかかわらず、市場には無認可の商品が出回り続け、状況は改善されるどころか悪化の一途をたどりました。こうした事態を受け、政府は最終的に電子タバコや加熱式たばこの全面禁止という、より厳しい措置に踏み切る決断を下したのです。 東南アジアでは、電子タバコや加熱式タバコに対する規制が年々厳しくなっています。健康被害や依存性の問題、若者への悪影響が懸念される中、東南アジアの国々では使用や販売が全面的に禁止されています。ここでは、タイ、シンガポール、カンボジアの状況を詳しく見てみましょう。 タイは、東南アジアの中でも早くから電子タバコの全面禁止に踏み切った国です。2014年12月に「電子タバコ禁止条例」が発令され、電子タバコや加熱式タバコ、いわゆるVape(ベイプ)の輸入・販売・所持・使用がすべて違法とされました。 出典:参考URL この規制にはIQOS(アイコス)やプルームテックなどの加熱式タバコも含まれており、違反すると非常に厳しい罰則が科されます。たとえば、条例に違反した場合、最高で10年の懲役または50万バーツ(約170万円)の罰金が課される可能性があります。 タイ政府観光庁も公式に注意を呼びかけており、観光客が個人用に持ち込んだだけでも罰せられることも。実際、過去には電子タバコを所持していただけで日本人観光客が逮捕され、高額な罰金を支払ったケースも報告されています。 出典:参考URL 特に路上検問で電子タバコ所持が発覚するケースが多く、警察の取り締まりが厳しいことが特徴です。一方で、すべてのタイ国内使用者が摘発されているわけではなく、外国人観光客が厳しく取り締まられる傾向があるとも指摘されています。 シンガポールは、健康問題に対して非常に厳格な姿勢を取る国として知られています。電子タバコの所持や使用が法律で厳しく禁じられており、2024年上半期には約5,480人が電子タバコ関連で摘発されるなど、若年層を中心とした使用増加が大きな問題となっています。 出典:参考URL 特に販売や輸入に関しては、さらに厳しい処罰が設けられており、初犯でも最大で1万シンガポールドル(約90万円)の罰金や6ヶ月の懲役、またはその両方が科されることも。 さらにシンガポール政府は、将来的にタバコ世代禁止の政策を検討しています。この政策では、特定の世代以降に生まれた人に対してタバコや電子タバコの販売が完全に禁止されることになります。これにより、若者が喫煙に手を染める機会を根本から排除しようとする意志が見て取れます。 カンボジアでは、2014年以降、電子タバコやシーシャの輸入、販売、使用が全面的に禁止されています。この規制は、電子タバコがもたらす深刻な健康リスクへの対応として導入されました。特に若年層への影響が懸念されており、カンボジア保健省は電子タバコに含まれる高濃度のニコチンが依存症や肺疾患、心疾患を引き起こす危険性を繰り返し指摘しています。また、妊婦や胎児への悪影響も強く警鐘を鳴らしており、こうしたリスクを防ぐための啓発活動が積極的に行われています。 違法業者による販売が続いている現状に対して、保健省は関係機関に取り締まりの強化を要請しています。特に、「電子タバコは従来のたばこよりも安全である」といった誤った宣伝が問題視されており、保健当局はこれを否定。むしろ電子タバコが新たな健康リスクをもたらす可能性が高いと警告しています。 2025年1月からベトナムでは電子タバコや加熱式タバコの使用が禁止されますが、紙タバコについては今後も使用が認められることになっています。この決定には一部で「なぜ電子タバコだけが禁止なのか?」という疑問の声も上がっています。ここからはベトナムと紙たばこの関係を見ていきましょう。 ベトナムは、喫煙者が多いことで知られる国の一つです。特に成人男性の喫煙率は約40%と非常に高く、国内の喫煙者数はおよそ1500万人にのぼるとされています。たばこにかけられる金額も莫大で、年間で31兆ドン(約1954億2400万円)もの費用が消費されています。 出典:参考URL 出典:参考URL 喫煙者が多い理由の一つに、たばこの価格が非常に安いことが挙げられます。ベトナムのたばこ税は小売価格の36%と、世界の平均やWHOが推奨する基準を大きく下回っています。安く手に入るたばこは、特に若年層や低所得層の喫煙を促進する要因となっており、政府はこの状況を改善するために税率を段階的に引き上げる計画を立てています。2026年には最低税額を1箱あたり5000ドン(約31円)、2030年には1万5000ドン(約94円)にする方針です。ただ、価格が上がったとしても、長年根付いた喫煙文化を変えるには時間がかかるでしょう。 出典:参考URL ベトナムでの喫煙問題は、健康への悪影響だけにとどまりません。たばこに関連する経済的な負担も非常に深刻です。ホーチミン市疾病管理センター(HCDC)の報告によると、たばこが原因で発生する医療費や労働力の損失、早期死亡による経済的損失が非常に大きいとされています。また、喫煙者本人だけでなく、公共の場での受動喫煙による非喫煙者への健康被害も深刻です。 出典:参考URL さらに、紙タバコの使用が引き起こす健康被害は年々増加しており、肺がんや心疾患、慢性呼吸器疾患など、たばこが原因とされる病気が後を絶ちません。ベトナムでは毎年約4万人がたばこ関連疾患で命を落としているというデータもあり、これは決して見過ごせる数字ではありません。 ベトナムが2025年から電子タバコや加熱式タバコを全面的に禁止する決定を下した背景には、深刻な健康被害や違法取引の拡大、若年層への悪影響といった課題があります。しかし、一方で紙タバコは引き続き使用が認められており、喫煙率の高さや関連する経済的・社会的な問題が依然として残されています。ベトナム旅行に行く人や在住の人は持ち込まないように注意しましょう。
- 2025.02.04
ベトナム就職のメリット・デメリット4つを徹底解説!
最近では日本の円安傾向、少子化に伴う人口減少、自然災害の発生など「このまま日本で働いても大丈夫なのかな?」と疑問に感じている方は、海外で働くことに目を向け始めている傾向にあります。 今回は海外生活を考える方に向けて「ベトナムで就職するメリットやデメリット」と「ベトナムでの就職・転職に向いている人は?」いうことについて、生活面、ライフスタイル、スキル、待遇面から詳しく解説していきます。 【 目次 】ベトナム就職の4つのメリット 生活コストを抑えられる(生活面) ワークライフバランスがとれる(ライフスタイル) 海外実績の蓄積(スキル) 日系企業の求人が多いので選択肢が広がる(待遇面) 【 目次 】ベトナム就職の4つのデメリット ベトナムならではの生活・文化がある(生活面) 娯楽が少ない(ライフスタイル) スキルが身につかない可能性がある(スキル) 待遇が下がる可能性(待遇面) 【 目次 】ベトナムでの就職・転職に向いている人 叶えたい夢や目標がある 学位や実務経験がある 柔軟に異文化を受け入れられる はじめに、ベトナムで就職をする4つのメリットについて解説します。 合わせて参考となる過去コラム記事を掲載していますので、詳しく知りたい方はぜひ他記事もご覧ください。 ベトナムでも日本と同様、年々物価が上昇していますが、まだ日本に比べて食費など生活にかかるコストを抑えることができます。 例えば、ベトナムは外食文化でローカルレストランでは一食200~300円程度で食事ができ、フードデリバリーサービスも安価で充実しています。料理が苦手な1人暮らしの方でも便利な環境です。 ベトナムではビールやカフェ、マッサージ、ネイルなどは日本の半額以下という点も嬉しいポイントです。 少しお金を出せば、ベトナム料理だけでなく、日本食・中華・韓国料理・イタリアンなど日本人の口に合う料理がたくさんあります。 また、家事付きのサービスアパートやベビシッター等も安価に利用でき、ベトナム近郊の国への旅行や高級レストランでのランチなどのちょっとした贅沢が日本に住んでいるときよりも身近になります。 【日本並みに快適?】ベトナムが暮らしやすいと感じる6つのポイントを紹介 このように生活コストを抑えながらも、ベトナム銀行預金や投資等で着実に貯金を増やしている方もいます。 駐在員必見!賢く使えばお金持ち?驚愕のベトナム銀行金利 ベトナム人は家族や友達との時間を大切にする傾向があります。そのため、有給消化率は100%に近く、残業や休日出勤をする人は非常に少ないです。 また、ベトナム人は職場環境をとても大切にし、楽しいことが大好きです。一緒に働く同僚と和気あいあいの明るい風通しのよい職場を好みます。 このように、日本の職場環境で閉塞感を感じている人にとってベトナムの職場環境は適している可能性が高いと言えます。 ただし、祝日の数についてはベトナムは年間11日、日本は16日と比較をすると少ない点には注意が必要です。 日本で祝日がない月は6月だけですが、ベトナムは3月、6月~8月、10月~12月と祝日がない月が多くあり、ベトナムで生活していると日本の祝日の多さを羨むこともあります。 ベトナム就労では、未経験でも現地のベトナム人を取りまとめる「マネージャー」や、日本とベトナムの橋渡しとなる「ブリッジ役」など、責任の大きな仕事や複数業務担当を任せられやすくなっています。 「海外で異なるバックグラウンドの人材を取りまとめた」という経験は、将来の仕事で活かされる実績となります。 【ベトナム/駐在員】生活水準や給与は?キャリアアップについて また、ベトナムで働くことで英語でのコミュニケーション機会が増え、英語力を向上させやすい環境に身を置くことができます。ビジネス英語を身に付ければ、更なるキャリアアップも目指すこともできます。 海外生活を始めたい方に大切なのは仕事選びです。特にベトナムは「日本人が働きやすい」と言われることもあります。 その理由の一つに、ベトナムは日本企業の進出が増加しているということが挙げられます。例えば (業種不問)営業、営業事務、総務、秘書 など (製造業)生産管理、品質保証/管理、製造技術、工場長など (建設業)建築施工管理、設備施工管理、意匠設計、施工図設計、構造設計など (IT業)プロジェクトマネジャー、ブリッジSE、システムエンジニア、プリセールスなど (サービス業)ホテル支配人、営業、ホテルフロントスタッフ、飲食店店長 (教育事業)日本語教師、IT講師、保育/幼稚園教諭、小学校教諭、中学校教諭、塾講師 ※上記はあくまでも一例であり、タイミングによって様々な求人を取り扱っております。 などの幅広い職種の求人があり、このような日系企業の共通言語は、英語もしくは日本語のどちらかとなります。 ベトナム人との英語での会話は、比較的分かりやすい単語や文法でコミュニケーションを取ることが多く、企業によっては「英語力不問」「英語日常会話レベル」とする所も多数です。 また、ベトナムの日系企業で就業する場合、日本人ならではの意向や意図を理解した仕事が求められるため、 未経験の業務範囲へも挑戦しやすい これまでの業務経験を活かせばキャリアアップできる ということがメリットとして挙げられます。 また、現地採用の場合でも待遇面では、現地の平均給与に合わせてではなく、外国人として生活するのに十分な額や福利厚生などの手当がつく場合もあります。 このことから、日本での生活やベトナム現地の平均的な生活と比較すると、生活レベルも高くなる可能性があります。 ベトナムで就職をするメリットをおさえたところで、反対にどんな点がデメリットになるかについて解説します。 海外就職は人生を大きく変えるかもしれない、一大決心です。マイナスの面についても事前にしっかりと把握しておくことが重要です。 ベトナムは日本と比較して交通インフラが未発達であることや、大気汚染等の衛生環境の問題があるなど、生活環境が日本と異なる点があります。 また、ベトナム人の文化や感覚の違いから仕事上や暮らしの中でストレスに感じる人もいます。 ベトナム人と働くコツとは?現地生活15年の筆者が解説します 一方、ベトナムは日本と比較すると外国人に寛容でおおらかな性格の人が多く、親日家が多いことでも知られています。 さらに、日系企業や日本食レストラン、日系スーパーも多数進出していることもあり、ベトナムにいながらも日本を意外と身近に感じることができます。 また、他国と比較しても「政治が安定しており、デモ等が少なく治安がよい」という点もベトナムが選ばれる理由の一つです。 日本人が驚くベトナムの文化と国民性について解説〔異なる習慣・特徴〕 ですが「日本と違う文化や環境を受け入れられない人」はベトナムでの生活を満喫できない可能性もあります。 日本人向けの最新施設や娯楽スポットなどを楽しみたい人にとってはベトナムが物足りないと感じることもあるようです。 一般的に「ベトナムは娯楽が少ない」といわれています。 ベトナムでは「カフェ」をはじめとして「映画館」「ショッピングモール」「カラオケ」「ボーリング」「動物園」「遊園地」「温泉・スパ」「ゴルフ場」など日本より数は少ないですが、楽しめるところはあります。 クオリティーは施設によってまちまちなので、実際、ベトナム在住者の方ではベトナム移住をきっかけに趣味を再開したり、日本人コミュニティに参加して運動を楽しんだり、ベトナムの各地を旅行したりと思い思いに楽しんでいます。 【ベトナム/生活】現地の日本人コミュニティ事情ってどうなの?気になるその種類とメリットを紹介! 【ベトナム/観光】在住者厳選24都市!絶対に行きたいおすすめ観光スポット さらに、近年ではインターネットの発達により、海外にいながらもKindle、Netflix、Youtube、Amazonプライム等で、日本の本や動画をいつでも楽しめるのはとても便利ですね。 実務経験や実績を積むことができる一方で「ただ仕事をこなすだけ」ではスキルや専門知識が身に付きづらい業務内容もあり、こちらはデメリットにあげられます。 これは日本で働く場合も同様のことが言えるでしょう。「ベトナムで働くことで、次に何を実現したいのか」ということを明確にしておき、自分から学んでいく姿勢を持つことが大切です。 目標も持たずなんとなくベトナムで仕事をしてしまうと、日本に帰国して就職をしようとした際に、苦労する人も筆者は何人も見かけています。 今の時代、海外で働いていたという事実だけでは武器にはなりません。 どんな小さな目標でも構いませんので、何かを成し遂げることをベトナム就職の目標にしていきましょう。 日系企業の現地採用の場合でも、外国人として生活するのに十分な額や福利厚生などの手当がつく場合もありますが、条件によっては日本より給与が下がる可能性があります。 しかし、職種や業界によっては日本で働くよりも給与が高い求人もあり、スキルや専門性・これまでの経歴等によっては高待遇での転職も可能です。 ベトナムで働くことを考える際には「ベトナム就職・転職の目的は何なのか?」ということを明確にしておきましょう。 日本に比べて給与が下がる場合でも、「海外でスキルアップ・経験を積む」ということを念頭に長期的な視点で考え、次のキャリアアップにつなげる方も多くいます。 ここからはベトナムで働くことを考える上で「どんな人がベトナムに向いている?」という点について詳しく解説していきます。 前述してきたように ベトナム就職・転職の目的は何なのか? ベトナムで働くことで、次に何を実現したいのか? というような、キャリアプランが明確にあるとベトナムでの就職・転職活動がスムーズになります。 あわせて「なぜベトナムなのか?」ということがしっかりと言葉で表現できれば企業とのご縁もさらに広がります。 ベトナムで働く上で欠かせないのが「ワークパーミット(労働許可証)」の取得です。 法改正によりワークパーミットが取得しづらくなっており、職務経験などの専門性や学位がないと取得できないということもあります。 【管理職の条件】 管理職経験(社長、部長、マネージャーなど) ※ベトナム現地法人の社長や副社長、組織の代表者(駐在事務所長)に限る 【専門家の条件】 大学の学士号以上または学士と同等とみなされる学位を取得しており、ベトナム国内で従事する職務に関する分野での3年以上の同分野の職務経験があること。または、国外の機関、組織または企業により専門家と認定された証明書を持つ者 【技術職の条件】 高卒・専門・短大卒以上(技術に関する訓練を1年間以上)かつ3年以上の実務経験がある、もしくはベトナムでの業務に関連性のある5年以上の実務経験がある者 ※職務経験はベトナム国外での実績のみ有効となります。 ※上記は2024年5月時点の情報です。法改正等がありますので随時最新の情報をご確認ください。 「自分の経歴がベトナム就労に適しているのか?」ということが気になる方は「HRnavi べとわーく」のキャリアコンサルタントにご相談ください。 「日本を出て、異なる文化や価値観を持つ人の中で生活してみたい!」という方や「新しいことに挑戦してみたい!」という方はベトナムでの生活がより充実したものになるでしょう。 また、外国人に寛容なベトナムでは、英語力に自信のない方や海外未経験の方も日本での経歴等を活かして活躍することができるため、海外生活の第一歩としておすすめの国です。 ベトナムでの就職・転職のメリット・デメリットをご紹介しました。ベトナムの急速な経済成長により日系企業の進出も活発でキャリアの可能性を広げたいという意欲を持つ方にとってはキャリアアップにつながる等のメリットとなる魅力がたくさんあります。 ベトナム就職のメリットとデメリットを、改めてまとめると以下の通りです。 メリット デメリット 生活面 生活コストを抑えられる ベトナムならではの生活・文化がある ライフスタイル ワークライフバランスがとれる 娯楽が少ない スキル 海外実績の蓄積 スキルが身につかない可能性がある 待遇面 日系企業の求人が多いので選択肢が広がる 待遇が下がる可能性 もちろんデメリットもありますが、考え方や捉え方次第ではプラスに変えていくことも可能です。日本との違いや不便さも楽しめるくらいの性格のほうが、海外就職には適任と言えます。 ぜひ本記事を読んで、海外就職へ興味を持たれた方は、ベトナムを舞台に転職先を探して行きましょう。 「HRnavi べとわーく」では「転職成功インタビュー」記事も多数掲載しております。 またHRnavi べとわーくの「ベトナム生活最新情報コラム」では随時、豊富な情報を掲載・発信していますので、ぜひブックマークをよろしくお願いいたします。 ベトナム転職インタビュー(成功事例のご紹介)













