ベトナム・ダナンにこれから来る方にとって、欠かせない情報の一つが交通手段ですね。
筆者はダナンに10年住んでいるので地元ベトナム人同様主にバイクで移動していますが、日本人の旅行者や出張者にとって海外でバイクを乗りこなすのはハードルが高いと思います。
こちらの記事ではダナンの様々な交通機関をご紹介していきたいと思います。
各種交通機関
タクシー

ベトナムではタクシーが便利で安全な移動手段の一つですが、利用時には注意が必要です。
特に流しのタクシーはぼったくりのリスクが高いため、信頼できるタクシー会社を選んで利用しましょう。
タクシーの料金とメーターの確認
- 初乗り料金:9,500~15,000VND(約60~95円)と、日本に比べて非常に安いです。
4シートと7シートで初乗り料金は異なります。 - 乗車時の注意点:ベトナム・ダナンのタクシーは、日本と同じく初乗り料金が設定されており、一定の距離を超えると1kmごとに追加料金が加算される仕組みです。
メーター制なので、乗車時にはメーターが正しく作動しているかを確認しましょう。
タクシーメーターの表示について
タクシーのメーターには「12.0」などと表示されることがありますが、これは「12,000VND」を意味します。
ベトナムドンは桁数が多いため、表示が簡略化されています。慣れるまでは「小数点の後に0が3つつく」と覚えておくと安心です。
安全で快適なタクシー利用のために、信頼できる会社を選び、メーターをしっかり確認しましょう!
おすすめのタクシー会社
安心して利用するためにも、信頼できるタクシー会社を選ぶことが大切です。
今回紹介するタクシー会社は、ダナンのタクシー会社の中でも比較的安心して利用できると評判の良い会社です。
VINASUN(ビナサン)
VINASUNはベトナムの主要タクシー会社のひとつで、特にホーチミン市を中心に多くのタクシーが走っています。
- 特徴:清潔な車両・教育されたドライバー
- 車体デザイン:白色の車体に赤と緑のストライプが入っている
MAI LINH(マイリン)
MAI LINHはベトナム全土で展開しており、特にホーチミンやハノイなどの大都市で多く見かけます。
- 特徴:サービスの質が高く、外国人観光客にも評判が良い
- 車体デザイン:鮮やかな緑色が目印
Xanh SM(サンSM)
Xanh SMは比較的新しいタクシー会社ですが、環境に配慮したエコ車両を採用しており、サービスの質も高いです。
- 特徴:電気自動車を導入し、環境に優しい
- 車体デザイン:鮮やかな青色が目印
- 展開エリア:都市部を中心に急速に拡大中
Tien Sa(ティエンサ)
Tien Saタクシーは、ダナンを中心に運行している地元のタクシー会社です。
ホイアンやフエなどの周辺エリアでも見かけることがあります。
- 特徴:ダナンを中心に運行しているため、観光客にも利用しやすい
- 車体デザイン:鮮やかな黄色が目印
- 比較的リーズナブルな料金設定だが大手のMai LinhやVinasunと比べると、サービスの質にばらつきがあるとの声もある
Grab(配車アプリ)

ベトナムは比較的治安が良く親日的な国ですが、一部のタクシーでは法外な料金の請求や、メーターの細工、遠回りなどのぼったくり被害が報告されています。
安全に移動するためには、ダナンでも人気の配車アプリ「Grab」の利用がおすすめです。
Grabグラブはマレーシア発の配車アプリで、Uberのようにアプリで車やバイクタクシーを手配できます。
ベトナムだけでなく東南アジア全土に展開しているので、筆者はタイやシンガポールに行く時にも重宝しています。
Grabの使い方
- アカウント登録が必要(電話番号が必要なため、日本出国前に登録しておくと便利)
- マップ上で乗車場所と目的地を指定し、配車可能な車を選ぶだけ
- 料金が事前に確認できるので、ぼったくりの心配なし
- 事前のクレジットカード登録で電子決済も可能
Grabの乗り場について(空港利用時の注意点)
「Grab」は街中では自由にピックアップ場所を指定できますが、空港では専用の乗り場があるため注意しましょう。
📍 ダナン国際空港では、Grab専用の乗り場が駐車場内に設置されています。緑色のパラソルが目印です!
💰 空港入場料について
ベトナムの空港からタクシーやGrabを利用する際には、「空港入場料」が加算されている場合がほとんどです。
これは車が空港に入場するための手数料で、通常ドライバーが立て替えて支払っています。
「空港入場料」は法定の料金でありぼったくりではないので、乗車後に請求された場合は支払いに応じることが必要です。
車体にもよりますが「空港入場料」の目安は10,000VND〜15,000VNDです。
安心して移動するために、信頼できるタクシー会社や配車アプリを活用しましょう!
市営バス

ダナンでは、市営バスが安価な移動手段として地元民には利用されています。
主要観光地や市内各所を結んでおり、料金もリーズナブルなため、ローカルな移動を楽しみたい方や時間に余裕がある方は利用してみてもいいかもしれません。
市営バスの乗り方
- バス停を探す
市内各所にバス停が設置されており、路線ごとに停車位置が決まっています。
バス停には、ルート番号や行き先の表示があるので確認しましょう。 - 乗車時に運賃を支払う
運賃は一律6,000~15,000VNDと非常に安いです。
現金払いが基本なので、少額紙幣を準備しておきましょう。
市営バス利用時の注意点
- 時刻表はないのでアプリ「Bus Map」「DanaBus」で到着予定時刻の確認が必要
- 運行時間に注意(通常6:00~18:00)
- バスの本数が少ないため、時間に余裕を持って移動
- 目的地によってはバスの乗り換えが必要
路線など詳しくは公式サイトで確認してください。
シェアサイクル「TNGO」

「TNGO」は、ダナンで便利に使える自転車シェアサービスです。
アプリを使って簡単に自転車をレンタルし、観光地やビーチを自由に巡ることができます。
「TNGO」の特徴
- 簡単にレンタル:スマホアプリで自転車をピックアップ、返却も簡単。
- 安価:料金は時間制でリーズナブル。30分5,000VND〜
- 複数のステーション:観光地周辺にステーションが多く、使いやすい。
- エコ:環境に優しい移動手段。
利用時の注意点
- 自転車の状態をチェックして、問題があれば別の自転車を選びましょう。
- 返却場所が混んでいる場合、他のステーションに返却することも。
まとめ

こちらの記事ではダナンで利用できる交通機関をご紹介しました。
筆者は友人が来た際の移動はGrabを利用することが多いですが、その時の状況や行きたい場所によって交通機関を使い分けてみてくださいね。
皆さんのスタイルに合わせた交通機関の選択肢を見つけるために、こちらの記事が参考になれば幸いです。
ベトナム情報週刊コラム
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- ベトナムでの転職や移住を考えている方々にとって、来る前に知っておきたいのが現地での生活費ではないでしょうか。 ベトナムはなんとなく発展途上国というイメージがあり、漠然と物価は日本よりも安いと思われている方も多いですよね。 旅行に行ってみるとなんとなく分かる現地の相場ですが、住んでみて初めて分かる家賃、光熱費、通信費… そこで、ホーチミン在住の女性筆者の、超リアルな1か月の生活費をどどんと大公開! さらには現地での生活情報も紹介していきます◎ベトナムに来てスムーズに生活が始められるようにこちらの記事を参考にしてみてくださいね。 まず、現地の物価感をつかむために分かりやすい、ベトナム人の平均所得についてお話していきます。 2022年7月のJETROの発表によると、ベトナム人の平均月収は6,600,000VND=約3万8,280円、年収にすると約79,200,000VND=約46万465円となります。 とはいえ、ホーチミンやハノイなどベトナムの中心の日系企業で働くオフィススタッフは1.5~2倍近く、さらには副業をしているベトナム人がほとんどなので実質の可処分所得は上記より高いと思われます。 ベトナムの労働法では原則副業を禁止としていないため、副業はベトナムの文化です。タクシーの運転手や塾の講師など副業で務める業務は多岐に渡り、能力を活かして収入を増やしています。 一方で、ベトナムで働く日本人には『日本人の給与水準』があるので、現地のベトナム人スタッフと同業務にあたらない限り上記給与水準に当てはまらないのが実情です。 そのためベトナム人同様のローカルエリアに住み、ローカルレストランで食事を取り、自分自身でバイクを運転して生活をしていれば給与の大部分を貯金に充てることもできます。 それでは実際のホーチミンの物価の目安を知るために、各商品の値段を紹介していきます。 食べ物や飲み物は現地のものを調達すると、日本の物価の3分の1程度で購入することができます。 一方で、日本の調味料や食材や輸入品等を購入する場合、3~5倍近くするものが多々あります。こちらはベトナムの関税の高さが大きな要因となっています。 筆者はハノイに住んでいたこともありますが、スイカやマンゴーなどの南国フルーツやきゅうりやなすなどの夏野菜はホーチミンの方が1~2割程度安く、そして美味しい印象があります。 ホーチミンは常夏のため年中収穫できますが、ハノイは四季があり冬場はベトナムの南部から仕入れていることが影響しているのかもしれません。 水(500ml) 30円(5,000VND)/本(スーパーマーケット) ビール(生ビール)@レストラン 200円(35,000VND)/杯 缶ビール @スーパーマーケット 90円(15,000VND)/缶 フォー(ベトナム風うどん)(@ローカルレストラン) 約250円(40,000VND)/杯 バインミー(ベトナム風サンドイッチ) 約150円(25,000VND)/個 なす 約20円(5,000VND)/本 スイカ 150円~250円(30,000~48,000VND)/玉 マンゴー 60~80円(12,000VND~16,000VND)/個 鶏むね肉 100g 80円(14,000VND)/100g ベトナムは大家族の世帯が多いため、日本と比較すると1つずつの日用品の容量が大きく、その分価格も割安となっています。 しかし食品と比べると意外と高く、日本と同程度の価格帯となっています。 食器用洗剤 150円(25,000VND)/個 シャンプー 500~1000円(80,000~15,000VND) 洗濯洗剤 2kg 900円(150,000VND)/ 2kg ティッシュペーパー 120円(20,000VND)/個 歯磨き粉 200円(30,000VND)/個 その他の料金は下記の通りで、水道代はサービスアパートの家賃に含まれている場合もあれば、コンドミニアムなどの場合は自身での支払いになりますが、1000円以下と格安です。 また、なんといってもベトナムは携帯電話や通信料金が安いのが魅力の一つです! 一か月あたり500~1000円程度で抑えられるのが嬉しいです◎ 水道代 800円(150,000VND)/月・一人暮らし 電気代 3,500~4,800円(600,000~750,000VND) 携帯電話料金 550円(90,000VND)/ 月 上記でベトナムの物価水準を紹介しましたが、ここからは筆者・日本人女性のリアルな1か月の生活費を公開していきます。 物価は安いと言っても、やはり日本のクオリティやサービスを求めたいものもあります。 特に筆者は自宅の快適さを求めているため、自宅には惜しみなく使い、他の項目で節約しています。 また、美容室やネイル・まつ毛エクステ・化粧品などには惜しまず、納得のいくものを選択しています。 ...


