- 2023.11.30
【ベトナム 生活】アフターコロナ到来!変貌するベトナムの現状を解説!
日本でも新型コロナウイルスの5類移行により、ようやく「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」に転換しつつあります。現在は、これまで考えていた海外旅行や海外留学、海外就業を検討・実現する方も少なくないのではないでしょうか? ベトナムも日本と同様に街中では外国人の姿が増え、観光地はコロナ禍と比較して活況さを取り戻しています。今回は、気になるベトナムの「アフターコロナ」の変化について詳しく解説していきます。 政府と保健省の最新の決定により、2023年 10月20日の時点で、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の分類は緩和されています。 現在までにベトナムでは4回の大きな流行を経験し、11,624,065人の新型コロナウイルス感染者を記録しています。ベトナムにおける新型コロナウイルス感染症による死者総数は4万3206人で、総感染者数の0.4%を占めています。 ・ロックダウンの実施 ・区をまたぐ移動の禁止令 ・商店や工場などの休業命令 ・18時以降の外出禁止令 ・軍からの食料品や必需品配給 ・公共の場でマスクを着用しない場合は罰金 など、特に2020年3 月下旬から 4 月下旬、2021年7月から10月までの大都市を中心に大規模なロックダウンが実施され、最も厳しい体制がとられていました。出稼ぎ労働者が生活困窮を理由に帰郷する事態が続き、正常化に向けて「労働力不足」が大きな問題としてクローズアップされました。 保健省は、今年初めから現在までの月間平均感染者数が2022年と比較して1/68(月間約81万6,000人)減少したと発表しました。新型コロナウイルス感染症による死亡率は、ベトナムで一般的に記録されている一部のグループB感染症の死亡率と同等かそれより低い状況です。 また、保健省によると「新型コロナウイルス感染症の症例数は最近急激に減少しており、ほとんどの症例は軽症である」 とのことです。 ベトナムでは2022年末頃から本格的に旅行客の受け入れが解禁し、多くの外国人観光客が訪れるようになっています。 2023年11月現在、ベトナム入国時における「接種証明書の提出」や「陰性証明書」の提出義務はありません。 新型コロナウイルスの感染症分類引き下げにより、旅行、観光、会議などが完全に緩和されています。デパートやレストラン等でマスク着用の義務はなく、建物の中ではほとんどの人がノーマスクです。 しかし、バイクに乗る現地の人たちはコロナ禍以前から「防塵・日焼け防止」のためにマスク着用をする習慣があり、バイクに乗っているときはマスクを使う様子を今でもかなり見かけます。 医療機関では、新型コロナウイルス感染症患者が出た場合、別のエリアに隔離されるのではなく、患者が治療を受けている病棟内でのみ隔離されるなど、治療体制も緩やかになっています。 国内の感染症の流行状況やご自身の体調により「マスク着用」が義務付けられる場合があるため、渡航の際は念のためマスクを持参しておくと安心です。 パンデミックを受けて「旅行客や外交人客向け」のレストランや商店、土産物店の一部が閉店や休業のままということも。旅行客が戻ってきた現在、営業を再開している店もありますが、新しいお店に入れ替わっている場合もあります。 具体的にホーチミン市内では「旅行客向けのお土産が揃うスーパー」として知られる1区の「サトラマートタックススーパー」は2023年11月現在、閉業中です。 中心街では特にお店の入れ替わりが激しく「数年前の観光ガイドやブログを見た」と訪れたお店が閉店していることもあるため、事前にグーグルマップやFacebookなどで情報を確認しておくと安心です。 新しくオープンしたレストランやカフェ、土産物店もあります。街歩きをして気になるお店にチャレンジしてみるのも楽しみの一つです。 2022年6月初めにVISA社が発表した消費者の支払い態度に関する調査では、ベトナムの消費者の65%は財布に現金を持ち歩くことが減り、32%がパンデミック後は現金の使用をやめるだろうと答えたそうです。 また、VISAによると「ベトナムのユーザーの 2/3 はパンデミック中にオンライン ショッピングを試み、ユーザーの 1/2 は初めてソーシャル ネットワーキング プラットフォームを通じてショッピングを経験した」ということです。さらに、「消費者の 10 人中 9 人が宅配サービスを利用しており、ほぼ全員がパンデミック前よりも頻繁に利用している」と回答しました。 新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響により「消費者の80%以上がカード、QRコードによる支払い、電子ウォレットを少なくとも週に1回は利用している。」という調査結果もあります。 ベトナムでは、観光客の多いレストランや大きめの商店やGrab等の配車アプリなどのほとんどの場面で「クレジットカード」等での支払いが可能です。しかし、個人商店や昔ながらのローカルレストランではクレジットカード等の決済が断られることもあるため小額紙幣を持ち歩くと安心です。 最近の新型コロナウイルス感染症の流行中、電子顧客識別法 (eKYC) を使用した支払い口座開設に関する規制の導入により、まだ銀行サービスにアクセスしたことのない多くの新規顧客がリモート口座を開設できるようになりました。その結果、QR コード決済は2021 年の同時期と比べて56.52% と 111.62% 増加しました。 州立銀行の統計によると、約 340 万の口座と 130 万枚の新しい銀行カードが電子的方法 (eKYC) を介してオンラインで開設されました。現在、決済アカウントを持つ成人の割合は約 66% で、年々その割合は増加傾向にあります。 コロナ禍でオンラインツールが浸透したこともベトナムのキャッシュレス化が加速した一因であると言えるでしょう。個人商店や小さなカフェでも「MoMo」や「Zaropay」「Moca」などQRコード決済アプリの利用範囲が広がっています。 日本人がこれらの電子決済を利用登録する場合は『ベトナムの電話番号と銀行口座』が必要となるので、基本的に長期滞在者向けとなります。 2020年、新型コロナウイルス感染症の抑制による経済活動の早期再開,公共投資の支出促進による成長下支えなどにより,2.91%のプラス成長となりました。 2021年の実質GDP(国内総生産)成長率は2.58%であり、コロナ禍の影響を受け、2011年から21年までの間で最も低い水準となりました。 しかしながら、2022年のGDP国内総生産成長率は8.02%に達し、2011年~2022年までの期間で最高となったとしています。農林水産業が3.36%と安定した成長率となり、鉱工業・建設業が7.78%と前年の2倍近くの成長をみせました。中でもサービス業が9.99%とコロナ禍からの回復を受けてGDPを牽引する成長率となりました。 2023年ベトナム統計総局は9月29日、2023年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(推計値)を前年同期比5.33%と発表しています。 しかし、1~9月の成長率は4.24%にとどまり、2023年当初の政府の通年GDP成長率目標(6.5%)の達成は厳しい見込みとなりました。 2022年はここ10年で一番の成長率となり、コロナ禍の影響を受けてもベトナム経済は堅調に成長を続けているという見方もできます。しかし、2023年の成長率が近年で2番目に低い成長率と望ましいものではなかったことや不動産市場への信頼が依然として回復しないことから不安視する見方もあります。 今後は、外需の回復、外資系企業の参入、電力等のインフラ拡充などで国内経済の更なる活性化を期待する声もあり、引き続き、国際情勢やベトナム政府の動きを確認し今後の見通しを立てていくことが大切です。 ベトナムでも苦しいコロナ禍を乗り越え、キャッシュレス決済の広まりなど「ニューノーマル」の時代へと突入しました。今後のベトナムの成長が期待されています。この記事が参考になりましたら幸いです。
- 2023.11.23
ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(経済・衛生)
今回は、ベトナムに住んでみて見えてきた、ベトナムのイメージと実際の感想についてご紹介します。 「ベトナム料理」「バイク」「アオザイ」「ベトナム戦争」「ベトナムの産業」については下記の記事にて実際の感想をお伝えしています。 ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(生活・産業) ベトナム統計総局が公表した、2022年第2四半期のベトナム全国の平均月収は660万ドン(約3万8,280円)、年収にすると79,200,000ドン(約459,360円)です。現時点で市内にも地下鉄や都市ガスなどの充分なインフラがないことや、公共医療環境から発展途上国だと考えられています。 しかし、2020年にアメリカが貿易相手国の発展途上国優遇リストからベトナムを除外したことがニュースになりました。またベトナム統計総局は2023年第3四半期(7~9月)の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同期比2.89%と発表しました。 実際にベトナムの物価は毎年上昇を続けており、それに伴い賃金も上昇を続けています。 英ワールドデータラボWorldDataLab=WDLの調査によると、ベトナムは2030年までに新たに2320万人が中流階級に分類され、中流階級の人口が10年間で最も増加する国の1つになると予想されているそう。 ホーチミン市内にも新しい分譲マンションが立ち並び、1区などの中心街のカフェやレストランの飲食費の値段は日本と変わらないかそれ以上が多い印象です。 全国の給与平均が低いため「何でも安く、貧しい暮らしをしているのでは?」と思っていましたが、農村部と都市部では生活水準も大きく異なるようです。 【実際の状況は?】ベトナムの生活水準を理解する4つのデータと在住者の声 物価が上昇しているとはいえ、日本よりも割安に感じるものもあります。90分のマッサージが2000円程度~、デザインネイルが1000円程度~と日本と比較して格安でサービスを受けることができます。 カフェは200円程度~でフラペチーノやフルーツジュースを飲むことができ、カフェ激戦区の市内繁華街では、内装に凝ったおしゃれなカフェもたくさんあります。 ビールは1缶50円程度~。お店で飲んでも200円程度~と晩酌が捗ってしまう価格帯です。味も暑い気候に合うさっぱりとしたものが多く、フレーバー付きや輸入ビールなどその選択肢も豊富です。 ベトナムで救急車を呼ぶ場合はお金がかかります。また交通状況などからすぐに駆け付けることが難しく、ベトナムの公共医療では診察時間がかかったり、高度な治療ができなかったりする場合もあるそうです。 個人で医療保険に入っておくと、英語や日本語が通じる・高度な医療が受けられるという安心感があるため、長期間ベトナムに滞在する際は医療保険に加入するのが安心だと実感しています。 ベトナムでは物乞い行為が禁止されており「見かけた場合は社会保護部に連絡するように」と通達がされています。 交通量の多い市内では子どもや高齢者・障害者の物乞いを稀に見かけることがありますが、筆者の感覚では周辺の東南アジア国と比較してもその数は少ないと感じます。 物乞い行為をする人の多くはすれ違いに軽く声をかけたり、手を差し伸べたりする程度で、いつまでも付きまとったり車の窓をしつこく叩いたりすることはありません。 2022年の厚生労働省の発表では、日本に在籍している外国人の中でベトナムが最も多く 462,384 人(外国人労働者数全体の25.4%)となっています。令和4年版 犯罪白書によると窃盗は、ベトナムが2,653件(検挙人員937人)と最も多くなっています。 日本のニュースでもベトナム人の犯罪がたびたび取り上げられ、日本国内の技能実習生の待遇や就労後のケアが問題となっています。このようなことから「ベトナム人は犯罪者が多いというイメージ」に繋がるのかもしれません。 ベトナムでは外国人を巻き込んだ大規模なデモやテロ行為が比較的少ないと言われています。スリやひったくりは稀に報告されますが、銃や凶器で脅されるということはありません。 また、女性だけでも街中を移動することができ、特に一人でタクシーに乗ることも安全だとされています。周りを確認する、持ち物をしっかりと身に着けるなど対策をしていれば大丈夫です。実際に住んでいても、街中では緊張感や危険を感じたことはなく、素朴で平和な街だと感じる場面が多いです。 夜間も明るい地区を歩くのは大丈夫です。ですが、「暗い」「周りに人がいない」「道をまり知らない」などの場合はタクシーを利用するのが安心ですね。 人が多く集まる観光地や繫華街で、不慣れな旅行客は特に狙われやすいと感じます。その理由としては お金を持っていると思われる 人が良くNOと言えない 防犯対策が緩く狙いやすい 旅行中で注意力が散漫になっている 旅行中のため泣き寝入りしてしまう 知らずに治安の悪い場所に入ってしまう などが挙げられます。「外国人」だというだけで狙われやすくなるため、日頃から犯罪に合わないよう自衛していくことが大切だと感じています。 ベトナムは外食文化のため屋台がたくさん立ち並んでいます。常温で保存された食材をその場で調理して路上でいすに座って食事をとる様子はどこでも見られます。 食べかすやゴミをそのまま放置したり、道にゴミを捨てたりする光景も当たり前です。ゴミの回収が間に合わず「道路が臭う」なんていうことも。このような習慣はキレイ好きな日本人にとっては違和感を感じる方もいるかもしれません。 ベトナム人は「後でお店の人が一気に片づけた方が効率的」「道を掃除する人がいるから大丈夫」といった感覚のようです。 500㎖の水が約50~60円程度で、自宅用のウォーターサーバーの水(16L前後)は1つ300円程度で購入することができます。 ベトナムで生活をし始めた当初は、水道水とミネラルウォーターを使い分けること悩むこともありました。しかし、今ではすっかり慣れてしまいました。日本の多くの都市は水道水がそのまま飲めるので、世界でも数少ない国だということに改めて気づかされ、そのありがたみを実感しています。 ベトナムの水道水は安全?気になる現地の水事情について解説 現地の人たちが美味しそうに食べている屋台メシにチャレンジしてみたいと思っても「食中毒」を恐れてなかなかチャレンジできないことが多々あります。特に、渡航直後は環境に慣れておらず食中毒を起こしやすく、生食や氷を避けた方が言われることもあります。 道路が臭うことについては、ベトナムの屋台では「発酵調味料」のヌクマムを使用していることが多く、その独特な発酵臭が慣れないにおいの為、日本人にとって「腐った臭い」と感じてしまうこともあるかもしれません。 一般的に恐れられている狂犬病やデング熱ですが、ハノイやホーチミン市内にいる限りは被害にあうことは少ないと感じます。郊外に行く場合は虫よけを使うなど、十分に注意した方がよいでしょう。 渡航前の予防接種の実施や怪しいと思ったものは食べ進めない、衛生面で気にかかる環境を避けるといった自己防衛が有効だと感じます。 海外で心配になってしまう事のひとつが「トイレ事情」ではないでしょうか。ベトナムでは「基本的にトイレットペーパーは流さない」というのがマナーになっています。 気になるトイレの衛生状態はというと、筆者が行ったことのあるホーチミンの中心街のデパートやカフェのトイレは綺麗でした。昔ながらのトイレでは手桶の水で流すところもあるそうですが、見かけたことはなく「床が水浸しで困る」ということに遭遇したことはありません。デパートのトイレが無料というのも海外では嬉しいポイントです。 トイレットペーパーを流すかどうか迷っていた際、ベトナム人にトイレ事情を尋ねたところ「ペーパーを流さないでと注意書きがされてなければ流しても大丈夫」「私もうっかり流してしまうことがある」と話してくれました。トイレによっては詰まってしまうため外出先ではゴミ箱に捨てて、ホテルや自宅では「トイレットペーパーを流せるか」あらかじめ確認すると良いでしょう。 ベトナムの正式国名は「ベトナム社会主義共和国」ベトナムの政治は、日本のように与党や野党がなく、共産党の一党独裁です。ベトナムが一党独裁政治をとったのは、フランスからの植民地支配から独立するためという歴史的経緯があります。戦争に勝つために、国全体が団結する必要がありました。そこで、独立運動の主導者ホー・チ・ミン氏は、ベトナムの北側の地域を中心に、ソ連や中国から学んだ社会主義を浸透させました。 社会主義とは 国民で作り出した利益は国のものであり、これにより国民全員が平等になるという考え方です。社会主義の考えが生まれたきっかけは、資本主義の失敗があったからです。社会主義の考えが生まれる前の世界は、資本主義が主流でしたが、資本主義の拡大は、雇用者と労働者の貧富の格差を生み出してしまいました。 そこで、ロシアのマルクスとエンゲルスは、作り出された利益を個人が持つのではなく、国が所有することで、国民全員が平等に恩恵を受けられるようにしようと考えます。この考えをもとに、20世紀初め、ロシア革命が起こり、社会主義が生まれました。 共産主義をわかりやすくいうと、資本や財産をみんなで共有する平等な社会体制で社会主義の進化版ともいえます。旧ソ連が崩壊すると、共産主義と社会主義の違いは曖昧となり、現代ではほぼ同じような意味として捉えられている部分もあります。 一党独裁について「自由がない」「警察が厳しい」などのイメージを持つ方も多いかもしれません。しかしベトナムでは1986年からドイモイ政策を導入し、社会主義の緩和を行うことで、市場経済の導入し、自由な経済を取り入れ、また国際社会への参加を進めることを目標にし、経済成長を遂げてきました。 「公の場で国の批判をしてはいけない」「警察や軍の写真を撮ってはいけない」などの厳しい法律がありますが、実際に住んでみると「警察や軍が厳しい」という場面を見るたり感じたりすることはありません。 ベトナム人も休日はカフェでおしゃべりをしたり、ショッピングモールで買い物をしたり、ネットフリックスやYouTubeを見たりして過ごしています。 ベトナムの祝日は年間11日で日本の16日と比べると少なく、旧正月の時期にある大型連休の公式な日程も毎年11月~12月頃に発表されます。 一方でベトナムでは従業員に年間12日の有給休暇を取ることができると法律で定められていることもあり、多くの方が祝日以外にも有休を使って思い思いのタイミングで連休を取っているようです。 ベトナム人は家族やワークライフバランスを大切にする文化が根強く就業時間が来たらすぐに帰宅する人がほとんどです。アフターファイブは、家族で食事をとったりカフェで友達と話したり、自分のスキルアップのために勉強したりと思い思いに過ごします。 「就業時間以外に働くのは能率が下がる」と考えるベトナム人も少なくないようです。ベトナムの労働法では平日の残業代は給与の150%以上、休日は200%以上と定められており、ある意味会社のことも考えた合理的な考え方なのかもしれませんね。 2023年のベトナム政府発表によると役職における汚職犯罪が51%増加しており、2022年10月1日から2023年9月30日までに、前年同期と比較して、経済管理秩序に関連した犯罪が5,715件(11.69%増)、汚職と地位に関連した犯罪が793件(51.63%増)摘発されたそうです。 ベトナムでは役人へ賄賂を渡すことが昔から横行しており「賄賂を渡すことによって手続きを滞りなくしてもらう」ということがよくあると言われています。 一方で、ベトナム人に差し入れやプレゼントを渡すと思い切り喜んでくれます。友達や知り合いなどと良好な関係を築きたいと思う場合にはプレゼントが有効な手段なのは間違いないと実感しています。 お店などで情報が更新されていなかったり、店員が暇な時はお喋りしたりスマホを触ったりという場面をよく見かけます。日本人は使う人の視点に立ったサービス提供やルール作りが得意ですが、ベトナム人はあまり得意ではなく、はっきりとしたルール作りや約束事を避ける傾向にあると感じます。 ベトナム人の性格をひとまとめに語ることはできませんが、筆者の周りには「分からないことや困ったことは聞いて!」「終わり良ければすべて良し」というスタンスのベトナム人が多いと感じます。 求めると親切に対応してくれる人が多く、ベトナムでは恥ずかしがらずに根気強くはっきり話すコミュニケーションが大切だと実感しています。 日本人は「ベトナムは共産主義で中国寄りなのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、1978年のベトナムによるカンボジア侵攻によって対立を深め、翌年、中国軍がベトナム北部の国境地帯に侵攻する「中越戦争」をきっかけに、ベトナムの中国への警戒心は強いと言われています。 最近でも公開された映画で「中国が南シナ海の権益主張に用いる独自の境界線のようなものが映っている」ということを理由に、ベトナムで上映禁止にするなど毅然とした対応をしています。 また、ベトナム戦争時に南ベトナム政府に干渉したアメリカとの関係ですが、2023年9月の外交会談では、ベトナムは米国との外交関係を最上位に引き上げました。 2022年のベトナムの貿易相手国ランキングは1位が中国、次いで米国となっており、両者ともよい距離感で関係を築いている外交上手な国であると感じています。 ベトナムは南北に長く、日本の4/5の国土面積で「北海道から本州まで」と同じぐらいの大きさです。そのため、都市によって気候が異なります。 都市名 最高気温 最低気温 特徴 北部 ハノイ(首都) 30℃前後 10℃前後 四季がある 中部 ダナン 30℃前後 20℃前後 乾季と雨季 南部 ホーチミン 30℃前後 25℃前後 乾季と雨季 ホーチミンは年中常夏で2シーズンに分けられ、「4~10月の雨季」「11月~3月の乾季」となっています。年間平均気温は28℃で、近年の日本の夏よりも涼しく感じる日が多く、とても過ごしやすいです。 南国の気候のせいかホーチミンの人たちは「陽気で親切な人が多い」といわれています。夜になると中心街の「グエンフエ通り」には食事やおしゃべり、カラオケなどをしにたくさんの人が集まり、毎日お祭りのような活気があります。 中部のダナンは冬には最低20度程になり、肌寒く感じる日もあります。 北部のハノイは日本のように四季を感じることが出来、冬場はコートが必要なほど寒くなります。 比較的ベトナムの雨は「短時間の豪雨」の割合が多く、日本の梅雨のように1日中雨ということはめったにありません。在住歴が長くなると「気圧が重いな」「風が強くなってきたな」と感覚で雨が降りそうだと分かるようになってきました。 雨季の場合、午後から降ることが多いため午前中からの活動がおすすめです。雨が降ったときは、カフェなどでしばらく過ごせば止んでしまうので、実はホーチミンで傘の出番はあまりありません。 陽気な人が多いホーチミン。路上で音楽を鳴らしたり、カラオケをしたりするのは日常的な光景です。しかし、その音量はおそらく日本人の想像よりもかなり大音量です。 クラクションも「通ります」という合図で頻繫に鳴らします。また喋り声が大きい人も多く、バイクに乗って喋っている人の声が車の中からでもはっきり聞こえてくるほど。 「夜中まで大音量」ということはありませんが、静かに日常を過ごしたい場合は繫華街の中心での滞在を避けると良いでしょう。 「バッグの蓋が開いているよ!」「スマホとられないようにね」など知らない人でも気さくに教えてくれます。おおらかな人が多く、間違えたり失敗したりしても厳しい目線を向けられるという経験はありません。 また、子ども好きな人が多い印象で、子どもが泣いたりうるさくしたりしても日本のように責められることがありません。お店では子どもをあやす従業員の姿もよく見られます。 いい意味で「人のことを気にしない」タイプの人が多く、日本の優しさとは違う「優しさ」を実感しています。 ベトナムのイメージと現地在住者の忖度なしの感想をお伝えしました。 ホーチミンにはいい意味で「おおらか」で「気にしない」人が多く、外国人にも寛容です。南国ならではの開放的な雰囲気を味わえ、日本で閉塞感を感じている方におすすめと言えます。 一方で、経済成長を続けるベトナムにおいては、日本人ならではの感性も求められていると実感します。日本で培ったキャリアがベトナムで活かされるということも珍しくありません。 ベトナム転職について専門的なアドバイスが欲しいという方は、HRnaviのコンサルタントに気軽にご相談ください。
- 2023.11.20
【2024年最新版】ベトナム テト休暇スケジュール★ 文化風習と過ごし方を解説!
ベトナムで働いている方の多くが、ベトナムの暦に合わせてお休みを取っているのではないでしょうか? そんな方々にとって、1年で一番長い大型連休となるのが旧正月に合わせて祝日となるテト休暇。 ベトナム人の方々にとってはテトは非常に重要なイベントとなりますが、同じアジアでも新暦を用いている日本では、あまりなじみがないですよね。 そこで、こちらの記事では旧正月(テト)がどのようなイベントなのか、ベトナム人の方の旧正月の過ごし方、文化について解説していきたいと思います。 現在世界的には太陽暦に基づいて、年間のスケジュールが作られている国がほとんどですが、アジアを中心とした一部の国では太陰暦に基づいたカレンダーが採用されています。 そしてベトナムでも太陰暦に基づいてイベント等が実施されますが、太陰暦の正月にあたるのがテト(Tết Nguyên đán)です。 ベトナムでは新暦での正月(=1月1日)はほぼお祝いすることはなく、祝日も1月1日の元旦のみで会社なども通常営業となりますが、旧正月は盛大にお祝いします。 ベトナムでは、旧正月になるとみんな一斉に地元へ帰り家族と過ごすため、ホーチミンやハノイなどの街中は静かになり、お店なども大半が閉まります。 スーパーやレストランも閉まってしまうため、買い物をしておかないとご飯難民になりかねないので注意してくださいね! そして、太陰暦は日にちの計算方法が新暦とは異なるため、新暦のカレンダーでは毎年日にちが変わります。 旧暦は新暦とはカレンダーが異なるため、お正月も毎年日にちが変わるとご紹介しました。 毎年11月頃に翌年のテト休暇日程が確定するベトナムでは、その時期になるとテトの日程が気になってそわそわしている方も多いのではないでしょうか。 テト休暇は基本的に5日間と決まっていますが、企業の一般的な休暇の土日と合わせて1週間程度になることが例年のテトです。 そして、つい先日2024年のテト日程が決まりました! 2月10日(土)がテト元旦となり、2月8日(木)~2月14日(水)の7日間が2024年のテト休暇となります。 さて、ここからはベトナムの一般的なテト休暇の過ごし方について紹介していきます◎ 日本でも帰省したり紅白歌合戦を見たり、お正月ならではの過ごし方があるように、ベトナムのテトもお正月ならではの過ごし方があります。 ※旧暦 12月23日(24日とも): 台所の掃除をして、Ông Táo(オンタオ)と呼ばれる台所の神さまをを送ります。 12月28日〜29日:大掃除をする、食べ物の準備、飾り物(鉢植えやお供え)の準備 12月30日:大晦日 ご先祖にお参り・お供え 1月1日~3日:お参り、家族で食事をとる、お年玉をもらう 1月4日以降:友人と過ごす テト休暇になると地元へ帰り、家族と過ごすのが一般的な過ごし方となります。家族の結びつきが強いベトナムでは日本以上に故郷へ帰る人が多く、ホーチミンやハノイの街中はタクシーも捕まえるのが難しくなるほどです。 大晦日から元旦に変わるタイミングで街では花火があがるので、それを見に出かける若い人もたくさんいますよ! ベトナムでは日本同様にお正月にはお節料理を食べる習慣があります。お節料理と言っても日本のおせちとは一味違う料理の数々が食卓に並びます。 ここではテトに食べる伝統的な料理を紹介します! バインチュンは、テトの時に最も欠かせない食べ物の一つです。 もち米の中に緑豆と豚肉などを入れて、バナナの葉やラドンの葉で包んで約10時間程茹でて作ります。 いわゆる日本のちまきのような食べ物で、各家庭で作られるためそれぞれ家庭の味があるのでベトナム人の友人の家で食べ比べてみるのも面白いですよ◎ バインチュンのBánhは米や小麦から作られたパンを意味し、chưngは蒸すという意味があります。 ヌクマム(ベトナムの魚醤)で作られたお漬物と一緒にバインチュンを食べるのが一般的です。 揚げたバインチュンもあり、テト明けの職場では、ベトナム人スタッフがバインチュンを持ってきてくれることもよくありますよ! 先ほどのバインチュンと共に食べるお漬物がこのズアモンです。 大根、ニンジン、コールラビ、パパイヤなどの野菜を乾燥させて、ベトナムの魚醤ヌクマムと砂糖を煮立たせて唐辛子を入れた汁で3日程漬けます。 ピクルスのようなお漬物で、バインチュンに飽きてくると食べたくなるさっぱりとした一品です! お漬物があるなんて、日本と似ている食文化で心をほっとさせてくれますね◎ そして、テトのごちそうの定番といえば豚の角煮を薄切りにしたチャーシューのような伝統料理! こちらはヌクマムで煮込まれた豚の煮物で、ココナッツで煮るのが特徴的です。 ベトナムの中部や南部で特に有名な伝統料理で、バインチュンと一緒に食べたりライスペーパーに野菜と巻いて食べたりします。 筆者がハノイにいた時は角煮というよりさっぱりしたゆで豚のようなものが出てきましたが、南部ではもう少しこってり甘い角煮のようなものが出てきて南北での味付けの違いを感じました。 テト休暇前になると街があわただしくなります。特に会社の営業マンなどは年末のあいさつ回りに贈り物を持ってお客様を訪問します。 贈り物として人気があるのは、健康によい高級食材(つばめの巣やふかひれなど)やお菓子やお酒などです。 スーパーや百貨店ではテトのお歳暮商戦があり、お菓子の詰め合わせなどのお歳暮がたくさん販売されます。 これをもって、テト休暇前にあいさつ回りをするのがベトナムの習わし。 テト休暇の準備で買い出しに行く人、あいさつ回りで出かける人が増えるため、テト前の道は非常に混雑するので、時間に余裕をもって行動することをおすすめします◎ 子供のお正月の楽しみといえばお年玉ですよね。実はこのお年玉の文化はベトナムにもあります。 ベトナムでは子供だけではなく大人ももらうこのお年玉。家族内でも渡しますが、会社の社長から部下へも渡すことも多く、筆者も毎年テト明け初日にポチ袋をもらうことを楽しみにしています◎ ベトナムでは赤いお金が縁起がいいとされているため、5万VNDもしくは20万VNDを渡すのが一般的です。 もちろん50万VNDをもらうのが一番みんな喜びますが。笑 この習慣があるため、テト前になると5万VNDと20万VNDが少なくなり、多くの人がボーナスをもらいお金をおろすためどのATMからもお金がなくなるという現象が起こります。 そのため、少し早めにお金の準備をすることをお勧めします。 テトが近づいてくると街中に桃の木や金柑の鉢植えが市場に並び、立派なものとなると非常に高価格で取引されます。 縁起物として自宅に飾るのが一般的で、北部では桃の木(Hoa đào)、南部や中部では黄色の梅の花(Hoa Mai)が一般的です。 富、幸運、希望などの意味があるため、一年の始まりを希望に満ちたものになるよう願って飾ります。 テト前になるとバイクの後ろに鉢植えを乗せて運ぶ姿が街中で見られるのは風物詩ですね◎ こちらの記事ではベトナムのお正月『テト』の紹介をしました。 テトは年に1度の大型連休!ベトナム在住日本人の方は、一時帰国をしたり海外旅行をする方も多いのではないでしょうか。 もしベトナムに残る方は、一度ベトナム人の友人や同僚の方の家にお邪魔してベトナムのお正月を楽しんでみてはいかがでしょうか? お正月に招く人は大切な人なので、ベトナムの方にお正月に呼んでもらえることはとても光栄なことです◎ ベトナムのお正月を満喫してくださいね。
- 2023.11.16
ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(生活・産業)
突然ですが、皆さんはベトナムに対してどんなイメージを持っていますか? 今回はベトナム、ホーチミンに在住する筆者が生活する筆者がよくあるベトナムのイメージに対して住んで感じたことを忖度なしでご紹介していきます! ベトナム料理はあっさりとしていて、日本人にも親しみやすいと言われています。実はフォーは北部発祥。ホーチミンのフォーは北部に比べて甘く、ハーブをたくさん入れて食べます。 対してバインミーは南部発祥とされ、起源はフランス統治時代にフランス料理から取り入れられたことが始まりだそうです。バゲットは驚くほど軽く、サクサクでフワフワの食感です。中身の具材はハムや牛肉・つくねなど、店ごとに異なっています。 生春巻きも南部の発祥。北部では揚げ春巻きがよく食べられるそうです。地域やお店によってそれぞれの味があるため食べ比べてみるのもおすすめです。 ベトナム料理といえば「パクチー」を連想される方も少なくはないでしょう。実際にホーチミンのいくつかのローカルレストランを訪れてみて感じたのがパクチーだけではなく「様々な種類のハーブ野菜を付け合わせとして食べる」ということ。料理に直接トッピングされず、別皿に「ノコギリコリアンダー」「オリエンタルバジル」「ドクダミ」「シソ」「レタス」などのハーブ野菜が山盛りで添えられることが一般的。辛味も自分で調整できるように唐辛子や辛味調味料が別添えになっていることが大半です。 筆者が大好きなのは、熱々のフォーに「ノコギリコリアンダー」と「オリエンタルバジル」をたっぷり入れること。香りがよく、食欲が湧いてどんどん食べられます。もちろん好みでトッピングできるので、ハーブが苦手であれば残しても大丈夫です。 ベトナム料理ももちろん美味しいですが、ホーチミンにはフレンチ、イタリアン、和食、中華、メキシコ、タイ、インドなど食の選択肢に困らないほどレストランの種類が豊富です。特に、和食は「名代宇奈とと」「丸亀製麵」「吉野家」「牛繫」など有名チェーン店を始めとして様々なジャンルの和食レストランがあり、日本食が食べられなくて困るということはありません。 食について「毎日ベトナム料理を食べているの?」「お米はどうしてるの?」と聞かれることがありますが、実は和食の自炊も可能です。 ホーチミン市内にはいくつもの日本食材店があり「イオンモール」や「業務スーパー」もあります。また、ベトナムはお米文化。現地でも日本米を生産しているためお米を安く簡単に手に入れることができます。もちろん日本産の米を専門に売っているところもあり、選択肢は豊富です。 ローカルスーパーの雰囲気も日本のスーパーとほぼ変わらず、「お豆腐」や「サバ」「レンコン」など日本でもよく食べる物が売られています。現地で生産された野菜や肉類は安価なため筆者もベトナムにいながら、日本にいたころとほぼ変わらない食生活を送りかなり節約できています。 「ベトナムで自炊すると食費はいくら?」ベトナム在住者による生活費大解剖! ベトナムオートバイ製造業者協会(VAMM)の最新データによると、2022年では1年間に300万3160台のオートバイが販売されています。 日本での2022年の二輪車販売台数は40万5千台のため、ベトナムでは日本に比べて10倍に近いバイクが販売されていると分かりその台数の多さに驚いてしまいますね。 ベトナムでは「バス・車>バイク>歩行者」の順で優先され、日本の歩行者優先の交通環境と大違いです。また「信号が赤でも右折は走行可能」「歩道をバイクが走ってもいい」などその道独特の交通ルールがあるため、ベトナムに来たばかりの人は道を歩くだけでも一苦労です。道路を渡るときは手を前に出しながらゆっくり進むとバイクの方からよけてくれます。 また、ベトナムに来て驚いたことは、「バイクの3人乗り、4人乗りは当たり前」ということ!街中では「バイクの上でお昼寝」をすることもあり、ベトナム人は空間認知力やバランス感覚に優れている人が多いのかもしれないと感じています。 朝や夕方の通勤ラッシュにはバイクと車が大渋滞します。そのため、ラッシュ時には余裕を持って出かけないと約束の時間に遅刻してしまうということもあります。今後、ホーチミン市内では2024年に地下鉄が開業を控えており、公共交通機関の発達で渋滞が緩和することが期待されています。 「Grab」を筆頭に配車アプリが発達しており、日本よりも安価でタクシーやバイクで移動することができます。旅行者を狙ったタクシーのぼったくりを心配するかもしれませんが、配車アプリなら事前に料金が設定されているうえ、カードでの決済もできるため安心です。 ベトナムの2023年現在の平均年齢は33歳。国全体が若々しく、活気にあふれています。ベトナムと言えば、美しい民族衣装の「アオザイ」南部のホーチミンでは「アオヤイ」と発音されます。アオザイを着るタイミングは 会社のセレモニーや結婚式、旧正月 学校で決められた日 会社の制服として毎日 とベトナム人女性にとって身近です。身体にフィットした作りになっているため、現地の人たちも採寸してオーダメイドで製作してもらうそうです。旅行者も1日でアオザイをオーダメイドできるお店もあるため、気軽にアオザイにチャレンジできそうですね。 日本人は、着物を特別なシーンにしか着ないため、日常で着物姿を見かけることは少なくなりました。しかしベトナムでは銀行や会社、レストランの制服にアオザイが取り入れられている所もあり、日本の着物よりも見かける割合はかなり高いです。 また「白いアオザイ」は一般的に高校などの制服で、毎日着るわけではなく学校ごとに着用日が決められているということを聞いて驚きました。 日本では、ショートカットやパーマの女性をよく見かけますが、ホーチミンでは圧倒的に黒髪ロングの女性が多いと感じます。ベトナム人の知り合いに尋ねたところ「黒髪のロングは伝統的な髪型だから人気」と教えてくれました。ボブカットブームも数年前はあったそうです。 日中のホーチミンでは、女性たちのほとんどがパーカーや長袖・長いスカートで紫外線を完全にガードして、バイクに乗っている様子をよく見かけます。「暑くないのかな?」を思うほど完全防備な姿ですが、これも美白を守るためだそう。 日が暮れると、若い人を中心に短いスカートや露出の高い服装が目立ちます。中でも韓国スタイルのファッションが多く、日本人のようなカジュアルスタイルよりもボリュームのあるフリルやタイトなデザイン、かわいいデザインの服が好まれるようです。一方で、ストリートファッション系の服も人気です。中高年の女性は、派手な柄物のセットアップスタイルにノンラー(葉で編んだ笠)姿をよく見かけます。 1975年まで続いたベトナム戦争。枯葉剤の使用やその後遺症などがメディアで報道され、印象深い方も多いようです。ホーチミン市の中心部にある戦争証跡博物館ではその悲惨さや残酷さを今も多くの人に伝えています。 メコン川ツアーでは攻防の拠点として利用されたクチトンネルを見学できるプランもあり、当時の様子を知ることもできます。現在、ハノイやホーチミン市内には戦争の悲劇の跡形はなく、賑やかな街の風景が広がっています。 諸国からの独立運動において女性の活動が重要視され、ベトナムでは約1世紀以上前から法律での「男女平等」が定められています。こういった経緯から女性が大切にされる文化があり、年に2回ある女性の日はベトナム人にとって大きなイベントのひとつになっています。 ベトナムに住んでいると日常的に車のドアを開けてもらったり、女性の日には「プチギフト」をもらったりと女性として大切にされていることを実感する機会が多くあります。 【ベトナム 文化】男性必見!女性の日の重要性を現地在住者が徹底解説★ 「戦争中、夫がいない中で女性が家庭を支えていたという歴史的背景から女性が頼もしい」と言われていますが、現代のベトナム人女性も働き者が多い印象です。 ベトナムでは、経営者や上司が女性ということは珍しくなく女性も活躍できる環境が整っています。 農林水産省によると2021年ベトナムではコーヒーの生産がブラジルに次ぐ2位。この他にも、米やエビの輸出、繊維産業などが有名で、機械製造業も盛んです。 ホーチミン郊外には工業団地がいくつかあり、日本の企業も多く進出しています。こうした日系企業の工場では、生産管理や品質管理、人材育成ができるポジションの人材が求められています。 ベトナム人が乗っているバイクは「ホンダ」や「ヤマハ」など日本製が大半を占めています。その中でもホンダ製のバイクは市場の80%を占めているそうです。(参考記事URL) ベトナム人は長持ちして品質のよい日本製品が大好き。日本人の使う人に立った視点や改善思考、勤勉さを学びたいと思っている人が多いと実感します。こういった理由からベトナム人に技術を伝え、指導できる日本人の存在がベトナムでは必要とされています。 また、ベトナムは海外勤務の第一歩としてステップを踏みやすいのが特徴といわれています。理由としては 日本を含めた海外企業の投資・進出が増加しており多種多様なポジションの求人がある 言語/スキルでの求人応募条件が他国と比べてもそこまで高くない 物価が安いため新生活を始めるためのコストが比較的安い が挙げられ、海外勤務経験のない方にもスタートを踏み出しやすくなっているのが魅力です。 「HRnavi べとわーく」では、ホーチミン勤務の求人のご紹介も行っております。SkypeまたはLINE、Zoom等オンラインでのキャリアコンサルタント面談では、現地の情報や生活面に関するご質問についてもお答えできますので、まずはお気軽にお問い合わせください。 ベトナム労働・傷病兵・社会問題省傘下の海外労働管理局によると、2022年のベトナムから海外への労働者派遣総数は日本が6万7,295人で、最大の派遣先となりました。 2016-2017学年度では、ハノイの3つの小学校で3年生からの生徒を対象に試験的に日本語教育を実施し、試験結果に基づいて日本語教育は拡大され、学校のカリキュラムに正式に組み込まれる予定です。 生活していると「以前、日本で働いていた」「日本アニメが好き」と日本語で話かけてくれる人もいます。観光地では、日本語でコミュニケーションができるベトナム人も多い印象です。 以上、「ベトナム料理」「バイク」「アオザイ」「ベトナム戦争」「ベトナムの産業」についてイメージと実際の感想をお伝えしました。 ベトナムに住んでみて感じるのは「想像よりも都会」「昔ながらの素朴な雰囲気と先進的な文化が入り混じっている」ということです。食についても、日本と共通点を感じる部分もあり日系企業が多く進出しているため不自由を感じることがないというのも実際に住んでみて分かりました。 下記のでは「ベトナムは発展途上国?」「共産主義って?」「治安は?」「人柄は?」などイメージと実際に住んでみて感じたことをお伝えしていきます。 ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(経済・衛生)
- 2023.11.01
【ベトナム/旧正月】現地在住者に聞く!テト(旧正月)の習慣・マナー・過ごし方
今回は、ベトナム人が1年で最も盛り上がるイベント「テト」について。日本人にはあまり馴染みのない「テト」文化。ベトナム人はテトをどう過ごしているのか?日本人のテトのおすすめの過ごし方などをご紹介いたします テト(Tết「節」 )とはベトナムの旧正月です。テッグエンダン(Tết Nguyên Đán「節元旦」)の略で、中国の太陽暦に由来しており基本的には中国の春節の時期と同じです。 日本において旧正月はあまり馴染みがありませんが、中国、香港、マカオに加え台湾、韓国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルなどの東アジア圏では国中で盛大にお祝いされ、1年で最も大切な行事になっています。 大晦日:2024年2月9日(金) 元旦:2024年2月10日(土) となっています。ベトナムの労働法上テト期間は5日間の祝日と規定されています。しかし、実際どの日が休みになるのかは、民間企業・公的機関それぞれについて12月以降に発表されるため、その発表を待って正確に決まります。 現在のところ「2024年2月8日(木)~2月14日(水)の7連休」か「2024年2月9日(金)~2月15日(木)の7連休」の2案が検討されています。 ベトナムの大型連休となるテト。ベトナム人はテトをどうやって過ごしているのでしょうか? 家族の結びつきが強いベトナムでは、多くのベトナム人がテト期間中に実家へ帰省します。親戚が集まり、おせち料理を囲んで賑やかに過ごします。しかし最近では、若い世代を中心に帰省期間を短くして旅行に行くベトナム人も増えてきているそうです。 ベトナムでは、年齢に関係なく「お年玉」を渡す習慣があります。ベトナム語で「お年玉」は北部では「ムントゥオイ(Mừng tuổi)」南部では「リーシー(Lì xì)」と呼ばれています。 新年に贈るお金は「幸運のお金」とされ、「贈る側と受け取る側の両方に幸運をもたらす」と考えられています。 日本では親戚の子どもたち等に配るお年玉ですが、ベトナムでは年齢に関係なく家族・親戚・お世話になっている人(部下や使用人)などに渡します。テト期間前になると、市場やスーパーなどでお年玉用の華やかな封筒を見つけることができます。 花はテトの日にはどの家庭にも欠かせないアイテムで、幸運を象徴しています。花が美しく香りが良ければ、テトはより充実したものになると考えられています。 北部では、幸運と豊穣の象徴であるピンク色の桃の花「ホアダオ(hoa đào)」を飾ります。 南部では、発展と進歩の象徴である黄色の梅の花「ホアマイ(hoa mai)」を飾ります。中部では各地方から届けられた黄色と桃色どちらの花も飾られます。 これらの花と合わせて「黄色い菊」や「金柑の実」「黄色いユリ」を飾り付けることもあり、花を飾ることで、新年の幸運、富、繁栄、幸福への願いを表します。 ひき肉や緑豆の餡をもち米で包み、植物の葉でくるみ茹でた「おもち」が、ベトナムのお正月には欠かせないとされています。 北部では「バインチュン(Bánh Chưng)」南部では「バインテット(Bánh Tét)」と呼ばれ、南北で包む葉の種類と出来上がりの形が異なります。 北部のおもち:ドンの葉で包む・四角形 南部のおもち:バナナの葉で包む・円柱形 日本でも地方によって丸餅や角餅など餅の形が変わりますが、同じようにベトナムも地方によって違いがあるのが面白いですね。 引用元URL テトの家族団らんに欠かせないのが「ムット(Mứt)」と呼ばれるフルーツの砂糖漬け。 その種類は豊富で、それぞれの食材に意味が込められています。 ハスの実 子孫繫栄 ココナッツ 家族団らん 生姜 あたたかい人生 ピーナッツ 長寿 金柑 豊かな繫栄 専門店のほか、スーパーにも数種類盛り合わせになったムットが売られています。 縁起を担ぐテトの期間中には「してはいけない」とされる行動がいくつかありますので、代表的なものを5つご紹介します。 テトの三が日は掃除をすると「年の初めの幸運が家から流れ出す」と言い伝えられており、掃除を控えます。 ベトナムでは日本と同様に大晦日までに大掃除を済ませて福の神を迎えるという習慣があります。 一部のベトナム人は今でも、年の初めに食器が割れたり欠けたりするのは「不運」の兆しであり、家族にトラブルが発生する可能性が高いと信じています。 テトだけでなく、日常でもガラスが割れると悪いことが起きる前兆だと思われることもあるようです。 「火は幸運を象徴し、水は常に家族に流れ込む幸運を象徴している」と考えられ、新年にこれらを他人に貸してしまうと「自分の幸運が逃げてしまう」と考えられています。 この他にも「お米」や「お金」も同様にテト期間中に貸すと財産が流れてしまうと考えられているそうです。 1年の最初の日に口論すると、「1年中問題が多く、幸せになれない」と信じられています。 また「悪口や不吉な言葉」を言うことも不幸を呼び寄せると考えられており、避けられます。 家族全員が再会し、1年の幸福を願う時期として、あたたかく穏やかにテトを過ごそうと願うベトナム人の気持ちが表れていますね。 喪中の人や、病人、怪我人は、訪問した人に不運を呼び込んでしまうと考えられているので、親族の家以外の訪問を控えます。 また、前年に自分の会社が倒産したなどの大きな不幸に見舞われた人も、不幸を招き入れると考えられているので、訪問は避けた方がよいと信じられています。 ベトナムではテト明け期間に転職が増えると言われています。理由としては「テト賞与を区切りとして退職する人が多い」が大きな1つの要因です。 テト賞与は日本でいうボーナスにあたり、ベトナムでは年1回テト賞与のみとする企業が多いです。 仕事への大きなモチベ―ションになっているベトナム人も少なくはありません。テト前から転職活動を進め、退職後ゆっくりと休暇を過ごしてから内定された会社へ入社する計画的なベトナム人も多いです。 また、テト期間で帰省した際に「故郷から帰りたくなくなる」「家族からのアドバイスで転職を考える」というケースもあり、日本に比べて転職に対して肯定的な国民性だと言えます。 1年で最も異文化を感じられるテト期間。日本人はどのように過ごしたらよいのでしょうか? ここからは、日本人から見たテトに関する悩みやおすすめの過ごし方についてご紹介します。 テトで気になるのが「お年玉」の相場。 会社の場合、ベトナムでは年間の給与額が「13か月分」とされていて、13か月目の給与はテト前の賞与となっていることが多いです。 この賞与がある意味お年玉の役割をしていますので、基本的には会社としてお年玉を配る必要はありません。 従業員が多い場合、個人では一切配らないことにしている会社も多いです。 ベトナム人は寛容な人が多いことから、お年玉が無かったからといって責めるようなことはありません。また縁起物のため金額は気持ちと考えられているため、普段の関係を考慮して金額を決めるとよいでしょう。 知り合いの子ども 5万VND~ 両親・祖父母 100万VND~ 会社の部下 10万VND~ ドライバー 50万VND~ シッター 50万VND~ お年玉用の封筒に入れて渡すようにしましょう。5万VND札や20万VND札は赤色で縁起がいいとされており喜ばれます。一方で、不吉とされる「4」の数字や古いお札は避けるのが無難です。 渡すタイミングは新年明けてから10日以内が目安ですが、日本人は不在の場合などもあり、テト前に渡すこともあります。 「お金を贈るのにどうしても抵抗がある」という場合には、テトに適したギフトセットを用意するとよいでしょう。 毎年テト前になると豪華に飾り付けられたギフトセットが店頭に並びます。 定番は「お菓子の詰め合わせ」「赤ワイン」「ティーセット」「ムットのセット」です。見栄えが良く赤や金色などの華やかさがあるものが好まれます。 街中の多くの「カフェ」や「レストラン」が休業します。大型スーパーなども営業時間を短縮するなどするため注意が必要です。 事前にFacebook等で営業状況を確認するようにしましょう。 テト期間中は帰省や旅行の需要が拡大するので、ホテルなどの宿泊施設や電車、遠距離バス、飛行機などの公共交通機関の料金が一斉に値上がりします。 例えば、昨年のテト期間中は配車サービスアプリの「Grab」で1回の利用当たり5,000VND~15,000VNDの追加料金が適用されました。 また、観光移動手段に有効なタクシーやツアーガイドも少なくなり、帰省や旅行に行く人々による交通渋滞も発生するので早めの計画的行動が大切です。 テト期間中は基本的に銀行が休みになるため、ATMに人が殺到します。現金が補給されない期間が続くため、ATMによっては「現金が入っていない」ということもあります。 テト前に必要な現金は事前に用意しておくとよいでしょう。 テト期間は街中が華やかに飾り付けられ、人々からも新年の楽しい雰囲気を感じ取ることができます。 年越しには音楽フェスティバルが開催されたり花火が打ち上げられたりと、普段とは違ったベトナムを体験することができるでしょう。 また「ダラット」や「バリアブンタウ」などベトナム国内のリゾート地で過ごすのも人気です。 混雑や通常と異なる営業時間が予想されるため、国内旅行は余裕を持って計画しておくと安心です。 テト期間を利用して、日本へ一時帰国する人も。 日本のお正月シーズンと重ならないこともあり、ゆっくりと過ごすことができそうです。 ベトナム周辺の国へ海外旅行するのもおすすめです。 「タイ」や「フィリピン」は旧正月の文化が薄く、比較的混雑を避けることができます。 一週間程度と長く休みが取れるため普段行きづらい遠い国へ旅行することも可能です。 ベトナム語で「明けましておめでとう」は「Chúc mừng năm mới(チュックムンナンモイ)」と言います。 テトは家族や親戚で新年の幸福や健康を祈り、1年で最も賑やかな時期です。機会があれば、テトをベトナムで過ごしてみてはいかがでしょうか?
- 2023.10.30
ベトナム在住者必見★今話題のレンタルオフィス・シェアオフィスを一挙に解説!
最近ではコロナ禍を経てリモートワークの促進が進み、会社への出社が減っている方も多いのではないでしょうか。 それに伴い、固定費が削減できるといったメリットからもオフィスを縮小する企業が増えてきました。 オフィスの席数を減らし、出社した社員だけが好きな席を使用するといったフリーアドレスを適用する会社も増えてきています。 また、スタートアップの企業ではシェアオフィスやレンタルオフィスを利用して、自社のオフィスを持たない選択をすることもできます。 海外でのスタートアップとなると、シェアオフィスでの起業ができれば最小限のコストで抑えられてリスクを最小限にすることができますね。 そこで、こちらの記事ではベトナム国内のレンタルオフィスやシェアオフィスをご紹介していきたいと思います。 用意されているオフィススペースの中で、フリーアドレスの席を自由に利用できるスペースです。 基本的には個別のスペースはなく、設けられたスペースの中で空いているところを自由に利用できるため、料金が割安となります。 一方で、他の企業の方も同じ空間を利用するため、セキュリティが低くなってしまったり、機密情報を取り扱う場合に注意を払う必要がある点がデメリットです。 専用の個室に分かれているオフィススペースを間借りすることができるのがレンタルオフィスです。 すでにデスクなども設置されており、すぐにオフィスとして使い始められるので事業をすぐに開始できるので便利ですが、その分賃料は高くなります。 また、レンタルオフィスはその住所で起業・登記することが可能な場所もありますのでスタートアップで少しでも早く起業したい方にはおすすめですね◎ ※シェアオフィスの場合は、起業時の登記用住所には利用できないことが多いので、起業の用途で検討している方は事前に要確認です。 ベトナムではバーチャルオフィスという業態も増えてきています。 物理的なオフィスを借りるのではなく、会社を興すために住所や電話番号を利用したり、郵便物を届ける場所として借りるといった利用方法です。 仕事は自宅でできるけど、プライバシーを守るためにも会社を登記するうえでの登録住所などにはしたくない場合や、一等地に置くことでブランディングがしたい、などの目的がある場合、バーチャルオフィスとしての契約も選択肢に入れてはいかがでしょうか。 一番のメリットは迅速に起業ができることでしょう。 日々成長を続けるベトナムのビジネスのスピードは、日本と比較しても非常に速いです。そんなベトナムで日本人が起業しようと思うと、ただでさえ異国の地で言語や文化の壁があるのにさらに遅れてしまいます。 ベトナムは社会主義国で、政府への手続きが複雑なのにもかかわらず、一からオフィスを借りようとするものなら、場所の選定、交渉、デスクや椅子の備品を揃えるなどとやることは尽きません。 レンタルオフィスを利用することで、備品やスペースが揃っており購入の手間が省けてすぐに事業を始めることができるのは安心ですよね。 ベトナムに来ていきなり起業時にオフィスの設計や机やいす等の備品を購入するとなると、スタートアップの経費がかさみます。 レンタルオフィスを利用することでひと月あたりの家賃は少し割高になる可能性が高いですが、スタートアップの経費を抑えることができるので事業開始のハードルが下がりますね。 最初はレンタルオフィスを利用し、会社が軌道に乗ってきた頃に自社オフィスを構えるのがいいのではないでしょうか。 レンタルオフィスは他の日系企業も入っており、隣り合わせで利用しているため建物内で顔を合わせる機会があります。 ベトナムに来て間もないと現地に知り合いも少なく、不安ですよね。 レンタルオフィスを借りている企業同士で同じフロアにいるため、日本人と顔を合わせることもしばしば。ベトナムで日本人の知り合いができると心強いですよね。 一足先にスタートアップをしている先輩企業の方に情報を教えてもらうことができたり、新たな顧客となる可能性もあります。 コミュニケーションの場としてもレンタルオフィスは有効ですよ! ※写真引用元:SEN OFFICE Facebookより 1区の日本人街レタントンからすぐに位置するSEN OFFICEではバーチャルオフィスからレンタルオフィスサービスまで提供しています。 起業時に住所を置きたい場合から、オフィスを設けたい場合まで様々な用途で利用できるので便利です。 レンタルオフィスとして借りる場合は25,000,000VND/月~と少し割高ですが、デスクや椅子など予めセッティングされておりすぐに事業開始できます。 英語でのやりとりであれば直接連絡を取るか、日本語でのやり取りを希望される方は、この後紹介するレンタルオフィスの仲介業者を通してレンタルするとスムーズです◎ ※写真引用元:FUJI BUSINESS CENTER Facebookより ハノイの日本人街キンマーエリアに日系のシェアオフィスサービスがあります。 こちらでは、窓口として日本人駐在員がいるため契約や相談など日本語で依頼することができるため、ベトナムへ来たばかりでも安心ですね。 机や椅子、ホワイトボードに加えてインターネットサービスも備え付けられているため、借りたらすぐに事業をスタートできますよ! こちらの住所で法人登記も可能です。 ベトナムでは日系・ベトナム企業問わず、レンタルオフィス事業やシェアオフィスの仲介業をしている企業がたくさんあります。 こちらでは日本語対応しているレンタルオフィス仲介業者を3社ご紹介します! ベトナムの各都市にて住居やオフィスの賃貸仲介事業を手掛けるN-ASSET VIETNAMは、レンタルオフィスの仲介もしています。 ホーチミンやハノイ、ダナンなどベトナム国内にて手広く仲介業を行っているため、情報量も多いです。 また、日系企業のため日本語での問い合わせもできるため、相談もしやすく安心ですね。 ベトナムへの進出サポートやコンサル業を実施しているPRONEXUS VIETNAMは、ホーチミンにてレンタルオフィスやコワーキングスペースの賃貸業も行っています。 ホーチミンの商業エリアである9月23日公園近くに位置するZEN PLAZAにて、2名~8名程度のオフィスを提供しています。 進出時の法人設立やビザ取得などのサポートを行っている会社なので、進出時の相談も含めてワンストップでできるのが嬉しいですね。 ハノイに本社があるISN Vietnam Housingはハノイを中心に展開しているレンタルオフィス仲介業者です。 ベトナム企業ですが、日本語対応しているため安心して相談できますね。 多くの物件を抱えているISN Vietnam Housingは、複数の物件を比較して決めたい方にはいいかもしれませんね◎ ベトナムでは起業のハードルが低く、ベトナム人、外国人問わず多くの起業家がいます。 また、コロナ禍を経てリモートワークが進んでいることからも、近年シェアオフィスの需要が高まっているため、綺麗で仕事が捗る空間が点在しています。 日本人がベトナムで起業をする場合、現地の方よりもリスクやハードシップが高まるため、できる限り初期投資を抑えながらスタートアップしたいですよね。 そのような方々にとって、こちらの記事が参考になれば幸いです。
- 2023.10.23
【2024年度版】ベトナムの祝日カレンダー
ベトナムでお仕事や生活される際に、ベトナムの祝日、カレンダーはどうなっているか気になる方も多いのではないでしょうか? 土曜日・日曜日とあわせた連休などで、ゆっくりお休みの期間にリフレッシュしたい方も多いかと思います。 本記事ではベトナム祝日についての解説を含め、2024年の祝日カレンダーを公開します。 ベトナムの祝日は、年間11日となっており、日本の16日と比べて少し少ないです。 日本で祝日がない月は6月だけですが、ベトナムは3月、6月~8月、10月~12月と祝日がない月が多くあり、ベトナムで生活していると日本の祝日の多さを羨むこともあります。 その一方で貴重なお休み・連休の有難みは大きく、ベトナム在住の日本人の皆さんは、とても充実した日を過ごしているのも事実です。 ベトナムは中国やシンガポールと同様に旧暦を採用しておりますが、新暦の1月1日にも新年をお祝いします。 企業によっては新暦の大晦日を会社の休業日にしているところもありますが、多くは大晦日が土曜日や日曜日でない限りは通常営業しています。 新暦正月、1月1日に新年を迎えると同時に各所でカウントダウンイベントがあり、花火が打ち上がるので、市街地の中心部などでは身動きが出来ないくらい混雑します。 テトは、旧暦の12月30日(大晦日)と旧暦の1月1日(元旦)から1月3日の3日間を含む前後の5日間です。 この5日間や、前後の期間を総称してテトと言われています。 テト期間は、毎年ベトナム政府機関によって調整・決定されております。 毎年のカレンダー(土曜日・日曜日)の関係により休暇の長さが変わってきます。 ベトナムの祝日の中で、ベトナム国民が最も大切にしているのが旧正月を祝うテトです。 テト前には、街の至るところでテトの飾り付けが行われ、街中が華やいでいて、一年の中で最も活気が溢れています。 その一方で、旧暦元旦のカウントダウンが終わると、観光施設やレストランなどの商業施設がしばらくの間休業するので、テト期間中はいつもの日常とは違う閑散とした街を見ることができます。 新暦正月と同様に旧暦元旦には新年を迎えるためのカウントダウンイベントや花火が打ち上がります。 バンラン王国の国王であるフン王を祀る日です。 フン王は伝説上の王様といわれており、情報によっては初代国王とされていますが18代続いた王の総称とも言われています。 ベトナムの東北部にあるフート省のフン寺では、毎年旧暦3月10日にはフン王のお祭りが催されており、毎年400万人以上が参加するこのフン王のお祭りとフン王信仰がユネスコの無形文化遺産になっています。 1965年11月以降、北ベトナムと南ベトナムの間で行われていたベトナム戦争の終結を記念した祝日です。 1975年4月30日に南ベトナムの首都であるサイゴンが陥落し、南ベトナムの無条件降伏を経てベトナム戦争が終わりました。 新暦元旦や旧暦元旦同様にベトナム各地で花火が打ち上げられます。 世界各国で労働者の日とされる5月1日はベトナムでも祝日となっています。 1946年ハノイ市で労働者2万人が集まる大規模な集会が行われたことを機にベトナムの祝日になりました。 日本ではメーデーという呼称を用いられることが多いですが、ベトナムでは英語で表記する際はレイバーデーやレイバーズデーとされます。 太平洋戦争時、日本の植民地下にあったベトナムは、日本の終戦後の1945年9月2日に「独立宣言」を発表し、社会主義国家としてベトナム民主共和国が誕生しました。 ベトナムでは建国記念日としている一方、日本からの独立という一面もあります。 また建国記念日は、ベトナム1年の最後にある祝日になっています。 お待たせしました! 2024年度のベトナムの祝日は以下の通りです。 ※ベトナムの祝日は、日本と同様に祝日が休日と重なった場合は振替休日があります。 1月1日(月):新暦元旦 2月8日(木):旧暦12月29日 2月9日(金):旧暦大晦日 2月10日(土):旧暦元旦 2月11日(日):テト休暇 2月12日(月):テト休暇 2月13日(火):テト休暇 2月14日(水):振替休日 4月18日(木):フン王の命日 4月30日(火):南部解放記念日 5月1日(水):メーデー(レイバーデー) 9月2日(月):建国記念日 ※2月のテト休暇の日程は政府の発表により変更する可能性がありますのでご注意ください。 事前に祝日をチェックして、ご旅行や日本への一時帰国など、素敵な休暇となることを願っています。
- 2023.10.20
【ベトナム/交通】ドライバー付きレンタカーサービス会社を一挙紹介!
ベトナムに移住してきた方々の移動手段では、勤務先のドライバー付き送迎車、もしくはタクシーやGRABなどの配車サービスを利用される方が多いのではないでしょうか? ベトナムに進出して長い企業は会社でドライバー制度が整っているところも多いですが、進出して間もない企業や駐在員が少数の企業はこれから現地のドライバー付きレンタカーを探してみるという声をよく聞きます。 そこで、こちらの記事では『今後会社の制度としてドライバー付きレンタカーを取り入れたい。』『ゴルフの送迎に1日レンタカーを依頼したい』などを検討中の方に向けて、ベトナムで安心のレンタカーサービス会社を紹介していきます。 日本で車を借りる場合、事前に予約をしてその時間に店舗に取りに行くというのが主流ではないでしょうか? 近年都市ではタイムズカーなどが実施しているカーシェアリングで借りる方法も増えてきていますね。 レンタカーもカーシェアリングも車を借りて自身で運転するというのが日本レンタカーですが、ベトナムでは外国人が車を借りる場合、ドライバーも付いているのが主流です! 異国の地では国際運転免許証を持っていなかったり、交通ルールも異なる点があるため、運転のハードルが高いのでドライバーがついていると安心ですね◎ ではドライバー付きレンタカーサービスとは具体的にどのようなサービスなのでしょうか? ≪ドライバー付きレンタカーサービスとは…?🚗≫ ベトナムではレンタカーを借りる際に、ドライバーがついており運転をしてくれるサービスが主流です。 交通事情は非常に複雑で、日常的に渋滞は発生しますし、バイクの多さとその近さにも驚愕します。 免許を持っていたとしても慣れていない日本人が運転するのは難しいです。 それに加えてベトナムの道路は右側通行で、日本とは逆であるためドライバーがいてくれるのは安心です。 ベトナムのドライバー付きレンタカーサービスには、ドライバー代・ガソリン代・保険料などが費用に含まれていることが多く、明瞭会計です。 ※ベトナムの道路に慣れている方でしたら、日本のレンタカーの様に車だけを借りられるサービスもありますよ。 ※Green Leaf Vietnam FB写真 2013年より10年に渡り、日系企業向けにドライバー付きレンタカーサービスを提供しているGREEN LEAF VIET NAM。 サービス内容は下記の通りです。 ①スポットサービス 工業団地の視察や企業訪問、ゴルフ送迎など1日単位から利用できるプランです。 AM7時~PM6時を超える場合でも、時間外料金を支払えば利用可能です。 車種 INNOVAタイプ(7席) TRANSITタイプ(16席) 基本料金(月曜~土曜日) 1,800,000VND 2,200,000VND 基本料金(日曜日) 2,300,000VND 2,600,000VND ※ゴルフ場への送迎の場合、ゴルフ場毎に1,800,000VND~2,400,000VND(INNOVAタイプ)の料金で値段設定されているので、詳細はホームページから確認してください。 ※上記料金にはドライバー、ガソリン代、保険が含まれているので安心です◎ ※ドライバーへのチップは不要です。 ②マンスリーサービス(年間契約) 通勤や営業で毎日利用する方向けのプランがマンスリーサービスです。 基本料金内で月曜~土曜のAM8時からPM6時は使い放題、日曜に利用したいときは下記の日曜利用料金を+@で支払えば利用可能です。 車種 INNOVAタイプ(7席) TRANSITタイプ(16席) 基本料金(月曜~土曜日) 32,000,000VND/月~ 35,000,000VND/月~ 日曜日利用料金 1,500,000VND/日 2,000,000VND/月~ ベトナムでは雨や渋滞によりタクシーやGRABが確保しにくい時間帯もあるため、毎日通勤や営業で外回りをする方にとっては手間がかかりますよね。 GREEN LEAF VIET NAMは長年日本人顧客向けに展開している実績があり、契約などは日本語対応もしてくれるため安心です。 またドライバーさんが一定レベルの英語が通じるのも嬉しいポイントで、意思の疎通が図りやすいため、“行先がうまく伝えられない” “時間が伝わっていなかった”などのトラブルが起こりにくいです。 月に15回以上利用する場合はマンスリープランがお勧めだそうです◎ なお、1か月あたりの料金はGREEN LEAF VIET NAMが最も安く提供しています。 ※Sufex Trading Facebook写真 日系企業の海外展開サポート事業をメインとするSufex Tradingが手掛ける、日系のレンタカーサービスがあります。 サポートに日本人が入ってくれるため、やりとりがスムーズで安心ですね。 サービス内容は下記の通りです。 ①1日のレンタル料金 車種 INNOVAタイプ(7席) HCM / Hanoi TRANSITタイプ(16席)HCM / Hanoi 料金 1,650,000VND/1,700,000VND 1,980,000VND/2,100,000VND ②1か月のレンタル料金 車種 INNOVAタイプ(7席) TRANSITタイプ(16席) 基本料金(月曜~土曜日) 34,000,000VND/月~ 38,000,000VND/月~ 日曜日利用料金 1,500,000VND/日 2,000,000VND/月~ 1日あたりの7人乗りの料金は今回ご紹介する会社の中で最も低価格で、1日あたり1,650,000VNDです。 ハノイとホーチミンで料金が異なるので、詳しくはメールや電話にてお問い合わせください。 ※LOGITEM GROUP Facebook写真 総合物流事業をメインとするLOGITEM VIETNAMでもレンタカー事業を展開しています。 会社自体は知っている方も多いと思いますが、意外とレンタカー事業は知られていないのでサービスを比較してみてはいかがでしょうか。 サービス内容は下記の通りです。 ①1日の利用料金 車種 INNOVAタイプ(7席) HCM / Hanoi TRANSITタイプ(16席)HCM / Hanoi 料金 1,950,000VND 1,950,000VND ②1か月の利用料金 ※1か月利用の料金記載はありませんので、その都度問い合わせをして契約内容を確認してください。 1日あたりの16人乗りの料金は今回ご紹介する会社の中で最も低価格で、1日あたり7人乗りの車で1,950,000VNDです。 大人数で1日借りたい時にはLOGITEM VIETNAMで借りるといいかもしれませんね◎ 祝日の利用は50%割り増しとなりますので、使用する際には気を付けるようにしてください。 ※NTD Travel Facebook写真 NTD TRAVELはベトナム企業ですが、レンタカー事業や社員旅行やツアーなどを日本人顧客向けに提供している会社です。 2003年から事業を開始し、日系の大手企業も利用しているため安心ですね。 ホームページから車種や利用期間や乗車場所を選択すると、その後連絡が来て見積もりを送ってくれます。 いくつか見積もりを取って比較したい方は、NTD TRAVELにも依頼を出してみるといいでしょう。 NTD TRAVELのwebサイトは英語対応で、日本語サイトはありません。 普段はタクシーやGRABで移動している方も遠方へのお出かけや丸1日移動が続く日は、お抱えのドライバーがいた方が安心ですよね。 筆者はベトナムに来た最初の頃にドライバー付きサービスの存在を知らず、遠くへ出かける日の朝にGRABで一か八かドライバーを見つけたこともあります。笑 また、これから会社で車の長期契約を検討している方も、ご自身の会社に合ったサービスを提供している一社を見つけてみてくださいね。 こちらの記事が役に立ち、ベトナムでのお仕事やプライベートがスムーズに運ぶことを願っております!
- 2023.10.11
【ベトナム 文化】男性必見!女性の日の重要性を現地在住者が徹底解説★
今回はベトナムの文化の中でも一大イベントの『女性の日』についてご紹介いたします。 日本ではまだ馴染みの少ない日ですが、ベトナムではとても大切な日です。 日本でいうクリスマスやバレンタインデーに匹敵する規模で、女性はこの日を心待ちにしていますので、男性陣は仕事でもプライベートでもその期待に応えたいところですね! この記事では、 ・ベトナム女性の日って? ・ベトナム女性の日の由来 ・国際女性の日もお祝いする? ・何を贈ったらいい? という疑問にお答えいたします。 女性の日をどう攻略するか、ベトナム生活ではとっても大切なので男性の皆様!必見です! ベトナム女性の日はベトナム語で「Ngày Phụ nữ Việt Nam(ガイ フーヌー ヴィエットナム)」と言います。この日は日頃からお世話になっている家族や同僚・友人・大切な人に男性から女性に花束をはじめとしたプレゼントを感謝とともに贈る日です。 「Ngày」は「日」 「Phụ nữ」は「女性」 を意味しています。 1927 年以来、多くの女性大衆組織が結成され始め、多くの女性が参加するようになりました。フランス侵攻以来、女性たちは「カン・ヴオン運動」「ドン・キン・ギア・トゥック運動」「ドン・ドゥ運動」などの愛国運動やフランスの侵略に反対する運動に積極的に参加していきました。 共産党は「女性が革命の重要な力であること」に気づき、「民族解放と階級解放と関連して女性を解放しなければならない」という課題を設定し、1930 年 2 月 3 日の党の最初の綱領「男女の平等」で確認されました。 こうして「ベトナム反帝国主義女性協会」が設立され、後に「ベトナム女性(婦人)同盟」と改名され、戦時中も平時でも社会的政治的役割を果たす組織となりました。 「ベトナム女性の日」は当初は単なる党の記念日でしたが、ドイモイ政策が本格化した1990年頃から「女性に感謝する日」として北部の人たちに広まっていったようです。2023年で結成から93周年を迎え、ベトナムでは1世紀近く男女の平等が認められているということはベトナムに住む私たち日本人も理解しておくべきことですね。 1976年にベトナム南北統一がなされるまで、南ベトナムでは南ベトナム政府による政治が行なわれていたため、統一されるまでは南部にはあまり「ベトナム女性の日」が浸透していませんでした。代わりに1世紀に中国支配に抵抗したハイ バー チュン(Hai bà Trưng、2人のチュンという女性)の命日とされている旧暦2月6日が「ベトナム女性の日」になっていました。 南ベトナム政府の崩壊により、この女性の日はなくなってしまいました。しかし、現在は旧暦の2月6日に近い国際婦人デー(3月8日)の機会に、ハイバーチュンの功績を称えています。 「国際女性の日」は1904年にニューヨークで起こった婦人参政権を求めたデモを受け、ドイツの社会主義者が「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念日を提唱したことが起源とされ、1977年の国連総会によって議決されました。日付は「国際女性デー」が国連総会で提唱された1975年3月8日に由来しています。 ベトナムでも、先ほど紹介した「ハイバーチュン」の功績と共にベトナム女性を尊重する精神性に沿っているとして盛大にお祝いされます。 「国際女性の日」は世界的に浸透しつつありますが、日本ではあまり馴染みがありませんよね。残念ながら日本のジェンダーギャップ指数総合順位は、146か国中116位(前回は156か国中120位)と先進国の中では低く、ジェンダー平等の意識が浸透しているとは言えない状況です。 日本では馴染みの薄い「女性の日」に何をプレゼントすればよいのか悩んでしまいますよね。以下の記事を参考にベストなプレゼントを選ばれてみてください。 プレゼントを貰うことで贈り主からの気遣いを感じ、信頼関係の構築やモチベーションアップに繋がります。予算を決めて、相手の好きなものや生活状況に応じてプレゼントを決めるとよいでしょう。日常生活が豊かになるものや実用的なものが喜ばれる傾向があります。 お店に並ぶ女性の日のギフトセットは、およそ200,000VND~の価格帯が多い印象です。プレゼントを贈る相手との関係性を考慮して選ぶとよいでしょう。さらにプレゼントを渡す際、一言添えるとプライスレスな感謝の気持ちが伝わるはずです。 「女性の日おめでとう!」: Chúc mừng ngày phụ nữ Việt Nam! 「(同僚に)いつもありがとうございます」:Rất chân thành cảm ơn bạn 「愛してるよ」:Anh yêu em! 職場では、女性職員に男性職員達がお金を出し合って、花とプレゼントを買ってあげたり、食事をごちそうしてあげたりするのが一般的です。職場でイベントを企画することもあるようです。 恋人に対しては、花とプレゼントやいつもより良いディナーに連れて行ってあげたり、遊びに行ったりすることが一般的とされています。最近では、ブランドや宝飾品など高額のプレゼントを贈る場合も増えているそうです。サプライズの演出や想いのこもったプレゼントが喜ばれる傾向にあります。 妻や母親なら、花と一緒に洋服・化粧品・ジュエリーなど、相手が好きなプレゼントを贈ります。また、この日は食事の準備など家事を全て男性が引き受け、妻を休ませてあげるということもあり、ベトナムに住む男性にとっては一大イベントとなっています。 プレゼント選びにはこちらの記事もご参照ください▼ 【男性必見!】年2回あるベトナム女性の日を徹底解説 「ハンカチ」や「刃物などの鋭利なもの」は別れを連想させ不吉とされているようです。日本でもこうした風習が見られることがありますよね。ベトナム人も気にする人はいるようですので、避けた方が無難と言えるでしょう。 日本では現金を直接プレゼントすることに抵抗がある人の方が多いですが、ベトナム人にとっては現金を貰うことは「送り主にも自分にも幸運をもたらすこと」と考えられているそうです。「物よりも現金をもらった方が嬉しい」と思うベトナム人は多くいます。 「マネーフラワーブーケ」と呼ばれる、現金を花束に見立てて贈れるサービスもあり、文化の違いを感じることができます。「何を贈っていいのかわからない」という場合は、ギフトカードや商品券なども選択肢にいれるとよいでしょう。 ベトナム就職した日本人女性も「女性の日」にはもれなくプレゼントを受け取ることができます。例えば、買い物先やレストランでバラの花束やプチギフトをもらえるところもあれば、お店で割引セールを実施していたり、ホテルではスイーツのサービスがあったりします。 日頃「働くことが当たり前」になっていますが、こうして改めて感謝を伝えられると思わず嬉しい気分になり「明日からも頑張ろう」と思えますよね。 ベトナム統計総局によると、2020年時点の15歳以上の女性の労働参加率は68.7%と世界平均の49%を大幅に上回り、社会労働力の45.4%が女性であるそうです。また、女性の管理職の割合も39%と高く、これは世界的に見てもフィリピン、ブラジルに次ぐ3番目だそうです。 女性が活躍しているベトナムでは「経営者や管理職が女性」ということは珍しくなく、女性の働きが評価されています。さらに「ベビーシッター」や「家事代行」などが利用しやすく、「ワークライフバランス」をとりやすいという点からも女性が安心して働ける国であると言えるでしょう。 前述したように、歴史的な経緯からベトナムではレディーファーストの習慣が根付いています。 ドアを開けてあげる 荷物を持ってあげる 食べ物を取り分けてあげる ベトナム人男性はこういった行動をスマートにできる人が多い印象です。このように、ベトナムでは女性に対するリスペクトを感じられる場面をよく見かけることできます。 ベトナムは歴史的に女性が尊重されており、プレゼントを贈ったり感謝の気持ちを伝えたりと女性を大切にする素晴らしい文化があることがわかります。「SDGs」が掲げる「ジェンダー平等社会の実現」の一歩先を行くベトナムでの生活は未来の視野を広げていくはずです。この記事が参考になりましたら幸いです。
- 2023.10.04
【ベトナム/ホーチミン】ノマド向けカフェ&
コワーキングスペース
コミュニティサイト「Digital Nomads」は「デジタルノマドに最適な16の都市」を発表し、ホーチミン市が「手頃な生活費でリモートワークができる場所」として6位に選出され、ベトナムでのノマドワークが注目されています。 この記事では「ホーチミン市内でノマドワークをしたい」という方に向けて、PC作業ができるおすすめのカフェ・コワーキングスペースをご紹介いたします。ノマドワークをする際の注意点も解説しますので、ベトナムノマドを検討している人はぜひチェックしてみてください。 煉瓦造りのおしゃれな空間でノマドカフェといえばここ!というくらいに人気のカフェです。2人掛けの小さな木のテーブルから4~6人掛けの大きな木のテーブルまで、様々な種類のテーブルが並べられています。また、ドリンクを飲むエリア、個人的な仕事をするエリア、顧客が会議やワークショップを事前に予約できるエリアなどに分かれています。 住所:27 Ngô Đức Kế, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh Web:Facebook 価格:50,000VND- 80,000VND 有名な統一会堂にほど近いこちらのカフェは、築70年の別荘をリノベーションして作られたモダンでおしゃれな雰囲気です。コンセントのある席がいくつかあり、おしゃれなドリンクメニューやケーキ、軽食をいただくことができるので作業の合間のリフレッシュにおすすめです。 住所:152 Đ. Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh Web:Facebook 価格:50,000VND-100,000VND 先ほど紹介した「Paper & I」と同じ建物にあるNam Thi Houseは、日本でいうところの「ブックラウンジ」です。時間制で読書スぺースや作業スペースを利用することができます。私語厳禁のため、とても集中しやすい空間となっています。曜日ごとにワークショップなども開催しています。 住所:152 Đ. Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh Web:Facebook 公式サイト 価格:60,000VND/4時間 中心区だけでも数店舗ある「The Coffee House」はWi-Fiの速度やコンセントの数においてノマドがしやすいと定評があるカフェです。どの店舗もアクセスがよく、外国人の利用客も多いため利用しやすいでしょう。 住所:223 Võ Văn Tần, Phường 5, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh Web:公式サイト 価格:35,000VND-70,000VND ホーチミン市3区のヴァンキエム寺にほど近いコーヒーショップです。お店の名前の通りコーヒーを飲みに来る人だけでなく、学生やサラリーマンなどが作業をするのに最適な空間としても評判のカフェです。 住所:384/7 Đ. Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Phường 8, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh Web:Facebook 価格:350,00VND-65,000VND 先ほどご紹介した「Work’in Saigon Café」の近くに位置するコワーキングスペースを備えたカフェです。エアコン、電源、高速インターネットが完備されており、静かな空間で仕事が捗ります。ドリンクが安価で気軽におかわりができ、つい長居してしまいそうですね。 住所:519 Đ. Hoàng Sa, Phường 8, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh Web:Facebook 公式サイト 価格:20,000VND-40,000VND 1区のサイゴン川にほど近い電源、Wi-Fiを備えたコワーキングスペースのようなカフェ。現地の方を中心に人気で、時間帯によっては満席で利用できないこともあるようです。ドリンクの種類が豊富で、軽食やアルコールの提供もあります。 住所:Bitexco Financial Tower, Tầng 2, 02 Đ. Hải Triều, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh Web:公式サイト 価格:65,000VND-300,000VND 「電源のある席が全て埋まっていた」「確実に通信が安定したところで作業したい」という場合は、コワーキングスペースでの作業がおすすめです。 1区のLe Van Tam 公園近くにあるセレポクタワー内にあるコワーキングスペースです。アジア 7 か国に拠点を置くコワーキング スペース システムで、充実した設備が備わっています。屋上にあるテラスではホーチミンの街並みを一望でき、リフレッシュにも最適です。 住所:26 Huỳnh Khương Ninh, Đa Kao, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh Web:公式サイト 価格:190,000VND/1日 2,500,000VND/月~ 1区にありアクセスしやすく、利用料金も比較的安価な点も高評価です。利用客のニーズに合わせて豊富なレンタルパッケージから選択することができます。特にベトナムのスタートアップコミュニティのフォローアップを優先することを掲げているため、熱心で、エネルギーに満ちた利用客が多いそうです。 住所:62 Đ. Trần Quang Khải, Phường Tân Định, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh Web:公式サイト 価格:150,000VNDデスク/1日 600,000VND/5日間 1,800,000VND/月 市内に数店舗のコワーキングスペースがあります。個人から企業、従業員 1 名から 30 名までのあらゆる人々に適した会議室、ビジネス ルームなどの充実した設備に加え、Wi-Fi、図書室、バスルーム、仮眠室などの一連の設備を提供しています。 住所:188 Đ. Võ Thị Sáu, Võ Thị Sáu, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh Web:公式サイト 価格: 1,900,000 VND/月~ 市内に数か所あり、中心地に位置しながらもユーザーに安くてリーズナブルな料金を提供しています。最新設備を備えたスペースに加え、セキュリティと衛生システムにも重点を置いています。 住所:63A Đ. Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Phường Bến Thành, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh Web:公式サイト 価格:1,800,000 VND/月~ 世界120都市、828拠点で展開するWeWorkのコワーキングスペースです。市内に数店舗展開していますが、トゥーティエム新都市区(Thu Thiem)にあるオフィスはクチコミでの満足度が高いです。 住所:11 Đoàn Văn Bơ, Phường 12, Quận 4, Thành phố Hồ Chí Minh Web:公式サイト 価格:要HPにて問い合わせ 2023年8月15日から、滞在期間が15日から45日に変更となり、ビザなしでベトナムに滞在できる日数が長くなりました。 45日以上滞在することになった場合は延長の手続きかビザの切替が必要となります。「ビザ発給措置」で一定の要件を満たせば空港での発給又は電子申請も可能ですので一度、駐日ベトナム大使館に問い合わせましょう。 電子ビザ (E-ビザ)を取得すれば最大90日間滞在することができるようになります。 申請料金は25USDで申請用のHPから申請することができます。 もし90日以上滞在することになった場合は、期限が過ぎる前に一度出国しなければなりません。そのままベトナム滞在中にビザの更新申請を行うことはできません。出国後に再入国する場合、最低経過してなくてはならない日数についての規定は現時点ではありませんが、最新の「在ベトナム日本大使館/ベトナム出入国情報」を確認するようにしましょう。 在ベトナム日本大使館/ベトナム出入国情報 比較的治安が良いと言われているホーチミンでも、置き引きやスリには念のため注意してください。日本のように席をとるために貴重品を置く、トイレに立つ際に荷物を置いたままにしておくなどはしないよう、リスク回避をしていきましょう。 道を歩いていると外国人をターゲットにした「靴磨き屋」や「ココナッツ売り」に声をかけられることがあります。 ベトナムではよくある商売なのですが、「靴を磨いてあげるから」「ココナッツウォーターをあげるよ」と声をかけられ、戸惑っているうちに相手が勝手にサービスを始めてしまい、言われるまま市場価格より高い金額を払ってしまう。ということが稀にあります。 こういった人に声をかけられた際は立ち止まらず、足早に立ち去るようにしましょう。 ホーチミン市内では、バインミー(ベトナム風サンドイッチ)やブン(麵料理)などの屋台を多く見つけることができます。現地の人たちが食事時に、こういった屋台に集まりプラスチックの椅子に座って食べながら談笑している様子はとても和やかです。 安くて美味しい屋台の食事は魅力的なのですが、渡航直後は食事や水に慣れておらず体調不良を起こしてしまう人も少なくありません。 現地の方は「屋台はお店が開く時間に行って、すぐに食べてください」と話していました。屋台にチャレンジする際は回転率の高いお店を選び、閉店直前の時間は避けるようにしましょう。 ベトナムの紙幣は500~500,000VNDと日本の紙幣に比べゼロの桁が多く、慣れないうちは支払いに戸惑うことがあります。お店では1,000の桁を省略したり「K」と表示したりすることがあります。 例えば50,000VNDのドリンクは「50」または「50K」と表示 支払いに戸惑っていると店員さんがお財布を覗き込んでお札を数えてくれることもあります。親切心から手伝ってくれますが、お札を勝手に抜き取られると日本人は驚いてしまいますよね。慣れるまでは焦らずゆっくり確実に支払いするようにしましょう。 また、お釣りが1,000VND以下の場合、お釣りはほとんどかえってきません。 逆に、500VND以下の端数は切り捨てて、支払わなくても良いです。これは500VND紙幣の流通量が少ないことが理由でしょう。稀に店員さんもお釣りを間違えてしまうことがあるため、お釣りはその場で確認するようにしましょう。 さらに日本とは「コンマ」の表示が異なり、例えば日本で「 1,234.56 」と書くところを、ベトナムでは「 1.234,56 」と表示します。これは1VNDだと思っていて実は1234VNDだったという勘違いに繋がり、特にクレジットカードなどで買い物をする際は注意が必要です。購入する前に落ち着いて金額を確認するようにしましょう。 ホーチミン市内はたくさんのおしゃれなカフェやコワーキングスペースがある上、滞在費が安くノマドワーカーにおすすめです。またベトナム国内にはリゾート地のダナンや世界遺産のあるハノイなど見どころはたくさんあります。 実際にベトナムで過ごすと、ベトナム人の気さくさや優しさに触れられる機会が多くあるでしょう。ノマドワークを終えた後、ベトナムに住んでみたいなと思われた際はぜひ「HRnavi べとわーく」にご相談ください。
- 2023.09.20
【ベトナム/ホーチミン】おすすめ!出張ホテル10選
ホーチミン出張の際に悩ましいのが「ホテル選び」です。特に、初めての方はどこのエリアがいいのか迷ってしまいますよね。今回はホーチミン滞在ホテルの選び方、人気エリアとおすすめのホテルをご紹介いたします。 出張先のオフィス等から近いエリアのホテルがおすすめです。理由としては、ホーチミン市内は朝7時頃~9時頃、夕方5時頃~7時頃までの通勤通学ラッシュは主要道路はバイクと車で大混雑してしまうからです。混雑時は移動に時間がかかってしまうこともあります。 また、一部の中心地以外では歩道があまり整備されていなかったり、横断が難しかったりすることから慣れていない方の15分以上の徒歩での移動はあまりおすすめできません。 例えば、ホーチミン5区の中華街として知られる「チョロン」は観光地として有名ですが、まだまだローカル感が強く、中心地からも少し離れているため不慣れな方には過ごしにくいエリアです。 さらに、多くのローカルレストランが22時ごろには閉店してしまうため、観光客が多く集まる繫華街エリアの方が過ごしやすいでしょう。 タンソンニャット空港周辺から1区まで車で通常時は30分程度ですが、前述したように混雑時は30分以上かかってしまうこともあります。 また、周辺には飲食店が少なく出張者には寂しさを感じるエリアです。 出張が数か月にも及ぶ長期の場合は、自宅のように過ごせるサービスアパートも選択肢としておすすめです。サービスアパートとはキッチンや洗濯機などが備えられた宿泊施設です。ホテルでもランドリーサービス付きのお部屋もありますが「洗濯を何枚もしたい」という方や、「袋麵などを調理したい」など希望がある場合は便利です。 ホーチミン市は16区、新都市1市、郊外県5県の構成となり(2020年にトゥードゥック区、2区、9区が合併)2095平方キロメートル(ベトナムの0.63%の広さ)で、東京都と殆ど同じ大きさです。 2021年の都市人口は約900万人(人口の10%)を占めており、首都ハノイを凌いで全国で最も人口が多い市です。 ホーチミン1区にあるレタントン通りを中心としたエリアです。レタントンは「日本人街」として知られ、深夜でも食事を楽しむことができる飲食店やバーなどが数多くあります。オフィスビルも周辺に多くあるため出張者には人気と利便性の高いエリアです。 全51部屋、露天風呂、和朝食ビュッフェ、フットマッサージ、居酒屋「テン」、全室に洗浄機能付きトイレ、日本語放送を完備。館内にはリピート率90%以上を誇る自慢の東屋マッサージを併設。午後10:45がラストオーダー。また深夜2時までオープンしている日本食居酒屋「テン」では日本酒、焼酎、刺身を含む居酒屋メニューが豊富。一人でも気軽に入れる雰囲気です。 露天風呂に浸かり、居酒屋テンで一杯、マッサージを受けて、部屋でスポーツニュースを観て一日の疲れを癒す、東屋が誇るワンストッブサービスを提供しています。 立地もタイバンルン2号店向かい、レタントン店へも徒歩3分ほどの抜群のロケーションです。 (参照)東屋ホテル 2023年7月オープンにした築浅ホテルです。 ホテルまではタンソンニャット国際空港から車(タクシー)で約30分~40分かかり、ホーチミン市中心部レタントン通りから徒歩で約2分、ドンコイ通りから徒歩で約8分と立地も文句なし。 徒歩圏内にショッピング施設やレストランが充実で、ビジネスだけでなく観光にも便利な立地です。 (参照)相鉄グランドフレッササイゴン 最高ランク5つ星のロッテホテルサイゴンは、目の前には、悠々と流れるサイゴン河を臨み、また、わずか徒歩2分から5分で、有名なオペラハウスや、賑やかなドンコイ通り(ショッピング通り)、レタントン通り(日本人街通り)等、ショッピング、ナイトスポット、各国のレストラン街へと、大変に便利なロケーションで、根強い人気があります。 (参照)ロッテホテルサイゴン ホーチミン1区の「ホーチミン歌劇場」前のドンコイ通りを中心としたエリアです。ハイブランドショップが立ち並び、ホーチミンの中心部として最も華やかで多くの人が集まります。歩行者天国の「グエンフエ通り」や高層タワーの「ビテクスコフィナンシャルタワー」があり観光では外すことのできないエリアです。 ホーチミン歌劇場から徒歩6分に位置する日系ホテル。 日本語での受付対応や、客室内の日本語でのインフォメーションなどホーチミンに滞在する際にこころ強いことや、立地の良さも日本人客から人気の理由です。 (参照)江戸家ホテル プロスタイルホテルホーチミンは、ホーチミン市の中心ヴィンコムセンターから徒歩3分、Le Thanh Ton(レタントン)の日本人街に隣接しており、タンソンニャット国際空港から車で24分ととても便利な場所です。 ビンズン省、ドンナイ省と行った日系工場も多い近郊に行かれる際には、プロスタイルホテルホーチミンからは高速道路への入口へのアクセスが非常に便利です。 (参照)プロスタイルホテルホーチミン バックパッカー街として知られ、9月23日公園にほど近いブイビエン通りを中心としたエリアです。安宿やツアー会社、スパが立ち並び、夜になると通り一体のクラブやバーが開店し賑やかなナイトスポットです。特に週末の夜は爆音の中で現地の若者達が夜通し踊っている賑やかな地域です。 イエロー ハウス サイゴン ホテルでは、無料の朝食、フレンドリーなスタッフ、静かで安全で快適な客室を提供しています。 2012年11月に新築された客室は、居心地が良く、エレガントでとても清潔で、エアコン、冷蔵庫、ヘアドライヤー、電話、無料Wi-Fiインターネット、コーヒー/紅茶メーカー、専用バスルーム(温冷水シャワー付)、ケーブルテレビが備わっています。 (参照)Yellow House Saigon Hotel ブイビエン通りから近く、立地はとても良いです。 建物は新しくは無いものの、清掃が行き届いており綺麗です。 何よりもスタッフがとても親切かつフレンドリーなのも人気なポイントです。 (引用)agoda/Bich Duyen Hotel 優雅で洗練された日本のおもてなしを代表するホテルニッコーサイゴンはホーチミンシティーの中心1区に位置し、ビジネスにも観光にも便利な立地を誇る5つ星ホテルです。 シンプル且つ洗練されたデザインでご滞在に必要な全ての設備が揃います。 日本と変わらない温かい“おもてなし”を感じられます。 (参照)ホテルニッコーサイゴン サイゴンコートは兼松株式会社とDaklak投資輸出入会社の合弁会社によって建設、運営されているサービスアパートメント&ホテルです。 12階建て58室の快適なお部屋は全室ウォッシュレットを備え、質の高い安らぎの暮らしをご提供しています。 空港・各工業団地にもアクセスの良い3区にあり1区中心部にも車で10分の暮らし易い環境にあります。 (参照)サイゴンコート ホーチミン市の中でも古くから日本人街とされるレタントン通り周辺には数多くのレストランや商業施設がありベトナムに居ながら日本のような生活を楽しめる場所です。 ホーチミン市の重要施設や有名観光施設もほぼ3キロ以内に点在し5分あれば必要な物を手に入れられます。日本語対応のスタッフチームと、敷地内にセブンイレブン、日本人医師による診療所ロータスクリニックがあり、またQUIラウンジバー楽しい雰囲気で充実したお酒類を提供されています。 (参照)ランカスターレタントン 今回はホーチミン出張におすすめのホテルをご紹介いたしました。ホーチミン出張が初めての方は飲食店やお土産店が豊富なレタントンエリア、ドンコイエリアがおすすめです。今回の記事が出張の際のホテル選びの参考になりましたら幸いです。
- 2023.09.13
【ベトナム/ホーチミン】おすすめの日本食レストラン16選
安くて美味しいと言われるベトナム料理。しかし海外にいると日本食が恋しくなることがありますよね。 今回はホーチミンの中でも日本食レストランの多い1区、3区、ビンタイン区(ファンビッチャン)エリアで食べられるおすすめレストランをご紹介いたします。 1区はホーチミンの中心部です。ベンタイン市場や聖母マリア教会などの観光地と共に、オフィスビルが立ち並び経済の中心として最も活気あるエリアです。日本人街として知られるレタントンにはヘムと呼ばれる路地を入ると数々の日本人向け飲食店が立ち並んでいます。 1区にある日本人街の「レタントン」はLe Thanh Ton通りと、その周辺の日系飲食店が立ち並ぶエリアのことを指します。入り組んだ路地を進むと、ラーメンやうどん、海鮮など数多くの日本食レストランが立ち並び思わず迷ってしまうほどです。 ベトナム語で路地のことを「ヘム(hẻm)」と言い、ベトナム生活、特にホーチミン滞在の長い在住者は「○○通りのヘム」と場所を説明する際によく使われます。 刺身などの新鮮な海鮮料理からうどん、丼物や日本の居酒屋のようなおつまみメニューが豊富に揃っています。夜はもちろん、ランチメニューではおよそ1000円程度で日本食をいただくことができます。 長崎本場のちゃんぽん・皿うどんを中心にメニューが豊富です。なんと「たい焼き」までメニューにあるのは驚きです。ランチの営業もしているので、一人でも立ち寄りやすいのが良いですね。 店内が綺麗で個室があり接待や会食にもおすすめの日本食レストランです。寿司や海鮮料理など高級感のあるメニューが並びます。店構えは料亭のような高級感がありますが、値段は比較的抑えられていると好評です。こちらのレストランもランチ営業をしていますので、気軽に食事を楽しむことができます。 レタントンのヘムにある日本食処です。定食メニューを中心にオムライスや明太クリームパスタ、中華丼など日本的な味付けがうれしいメニューが揃います。個室もあり、気兼ねなく日本食を味わえる空間として在住者に好評です。 東京で展開しているつけ麵がメインのラーメン店。魚介系とんこつの濃厚なスープでたべる太めの麵は食べ応えがあります。食べ終わった後の割りスープはあっさりしていて出汁が恋しくなったときに沁みる味です。つけ麵以外のメニューも豊富にあります。 レタントンにあるうどん店。コシのある讃岐うどんやおにぎり、おでん、天ぷらなどを提供しています。出汁が効いたつゆが日本への恋しさを満たしてくれること間違いなしです。汁なしの釜揚げうどんのメニューも充実しており、暑い日でも美味しくいただくことができます。 大きなビリケン様がお出迎えをしてくれます。串カツやお好み焼きなど粉もの、刺身などの海鮮が揃います。店員さんの威勢の良さはまさに大阪に来たのではと思うほど。値段もリーズナブルで現地のベトナム人も多く来店しています。 3区はタンソンニャット空港から1区に向かう途中に位置しています。ホーチミンの旧名”サイゴン”は1区と3区を意味しており、1区と同様に歴史的、地理的にもホーチミンの中心地です。在ホーチミン日本国総領事館や各国の公館が集まっています。1区中心からは混雑時以外は車で10分程度の距離です。「ピンクの教会」で有名なタンディン教会や、タンディン市場があるのもホーチミン3区です。 ロート製薬が出店している「薬膳料理」をコンセプトにした日本食レストラン。洗練されたカフェのような雰囲気の店内です。なんと、アプリで自分の体質を診断することができ、診断結果を参考にメニューを選ぶこともできます。ランチメニューが充実しており、特に土日限定のランチメニューでは寿司やうなぎのセットメニューを楽しむことができます。 在ホーチミン日本国総領事館の隣にある、言わずと知れた日本食チェーン店です。高級感のある内装で個室があり接待や会食にもおすすめです。一品物や寿司、鍋などなどあらゆる日本食をいただくことができ、ランチメニューも定食やうどんなど数種類から選ぶことができます。 カフェのようなおしゃれな雰囲気の日本食レストラン。カレーや定食などのメニューが充実し、リーズナブルで居心地がよい所が在住者からの好評ポイントです。 ちよだ鮨は日本国内で200店舗以上を展開する、すしチェーンストアで、ホーチミン市内に2店舗展開しています。(1区の店舗はベンタイン市場から徒歩3分程度)日本から輸送した新鮮な海鮮料理をはじめこだわりの食材をいただくことができます。ランチセットの寿司御前や刺身御膳が200K以下なのは驚きです。 日本でも有名な高級焼肉店。隠れ家のような入口から高級店の雰囲気が漂っています。店内は個室やボックス席などがありデートや接待、家族での食事など落ち着いて食事ができます。17時から営業のためランチメニューはありませんが、特別な日のディナーにおすすめです。 特別な日や接待におすすめの鉄板焼きレストラン。洋館を改装した落ち着いた雰囲気です。目の前で肉や海鮮を焼いてくれるパフォーマンスを見ながら食事を楽しむことができます。価格はお高めですが、サービスや落ち着いた空間でのひと時は特別なものになるでしょう。1区にも店舗があります。 ホーチミン1区の東側に位置し、ランドマーク81を中心に高層マンションが立ち並び、外国人も多く住むエリアです。第2の日本人街と言われる「ファンビッチャン(Pham Viet Chanh)通り」には日本食レストランが数多く立ち並んでいます。ホーチミンの西側に位置するビンタン区(Bình Tân)と発音が紛らわしいためタクシーなどの移動では口頭で伝える際に注意が必要です。 福岡に本店を構える博多焼き鳥店。おしゃれな雰囲気の店内はデートにもおすすめ。焼きたてのつくね串に生の卵黄を絡めて食べるとビールが思わず進みます。メニューに載っていないラーメンはシメにおすすめの一品です。またランチでは明太子がどーんと乗っためんから重が在住者の間で好評です。店内の席が限られているため予約をしての来店がおすすめです。 ファンビッチャンエリアにある板前寿司店。食通の在住者も唸る美味しいお寿司が食べられるお店と評判で、お寿司をコースでいただくことができます。(21時以降はアラカルトの注文も可)特別な日のディナーや接待の際におすすめのお店です。 ファンビッチャンエリアの中でも落ち着いた雰囲気のMe Linh通りにあります。おしゃれで落ち着いた雰囲気の店内は半個室もあり接待やデートにおすすめです。在住者の間でも「鮮魚が食べれて、味付けが優しく出汁が効いて美味しい」と評判です。人気のお店のため事前の予約をした方がよいでしょう。 今回はホーチミン市内にある日本食レストランをご紹介しました。日本食が恋しくなっても、これだけのレストランがあれば飽きることなく日本食を楽しむことができそうですね。この他にも市内には「吉野家」「8番らーめん」「ココ壱番屋」「名代 宇奈とと」「牛繫」「ラーメン暖暮」など馴染みのあるお店も数多くあります。この記事を参考に、ぜひお気に入りのお店を見つけてみてくださいね。 ホーチミンでの会食・接待レストランをお探しの方はこちらの記事もぜひご参照ください▼ 【2023年最新版/ホーチミン】おすすめの会食・接待レストラン













