- ベトナム観光情報
- 2024.08.22
ベトナムの古都フエは、ベトナム中部にあり1802年に阮福暎(かりゅうてい)が阮朝(グエンちょう)を成立させ、ベトナム全土を統一したの政治の中心地でした。かつてベトナムの皇帝たちが治めていたこの地は、歴史と文化が息づく魅力的な街です。
その壮麗な宮殿や神聖な寺院、風情ある街並みで訪れる人々を魅了し続けています。
今回はそんな歴史あるフエの「見どころスポット」やフエならではの「ご当地グルメ」「フエへのアクセス方法」「フエ観光の注意点」などを徹底的にご紹介します!
フエへのご旅行や滞在を検討されている方の参考になれば幸いです。
フエの歴史と背景

グエン王朝を開いた阮福暎
昔のベトナムは王朝を立てて中国などの周辺国への抵抗と独立を繰り返していました。1428年、地方豪族の(レ=ロイ)が挙兵し中国の明を破り黎朝を建国して独立を果たし、中国の歴代王朝との間で朝貢関係を維持するようになります。しかし、黎朝が実権を失っていた18世紀には複数の勢力による争いが絶えなくなりました。
このような中で、シャム王(現在のタイ)やフランス人からの支援を受けて1802年に阮福暎(かりゅうてい)がベトナム全国を統一しグエン王朝をフエに開きました。
フエが都として選ばれた理由は
ベトナムの中心に位置する(南北にアクセスしやすい)
川と山に囲まれた攻められにくい平野の地形
ダナン港から近く交易に適している
と考えられています※
しかし、1847年植民地支配を広げるフランスがベトナム・ダナンを侵攻し、グエン朝は事実上実権を失いました。
グエン王朝は中国やフランスの影響を受け豪華でオリエンタルな独自文化を築き上げ数々の遺産を残しました。1945年の日本敗戦・ベトナム八月革命によりベトナム民主共和国が建国されたことからグエン王朝第13代バオダイ帝は退位し、グエン王朝は滅亡しました。
フエの見どころスポット
フエは、ベトナムの歴史と文化が豊かに息づく都市で、多くの見どころスポットがあります。
ここでは、フエで訪れるべき主要な観光地をいくつか紹介します。
フエの遺跡群
グエン朝王宮 (Đại Nội)

グエン朝王宮はフエの遺産群の中で最も有名な皇城です。その広さは東京ディズニーランドとほぼ同じという広大さです。
ユネスコの世界遺産に登録されており、その広大な敷地内には美しい宮殿、寺院、門が点在しています。皇宮内の「太和殿」(Thế Miếu)や「日常殿」(Nghiễm Định)は、当時の建築技術と豪華さを物語っています。歴史的な価値が高く、写真映えするスポットもたくさんあることも合わせて、フエの象徴的な観光地として多くの観光客に人気です。
※観光所要時間:2~3時間
カイディン帝廟(Lăng Khải Định)

カイディン帝廟は、グエン朝の第12代皇帝カイディン皇帝のために建設された霊廟で、ベトナムの宮殿建築の中で特徴的な遺跡の一つとなっています。
フランスの統治下の影響から西洋と東洋のデザインが融合した霊廟は、豪華な装飾が施されており精緻なモザイクタイルや彫刻は必見です。その豪華な見た目からフエの観光地の中でも人気スポットとなっています。
※観光所要時間:1~2時間
トゥードック帝廟(Lăng mộ Hoàng đế Tự Đức)

トゥードック帝廟は、グエン朝最長在位の第4代皇帝トゥードック皇帝を祀る廟であり、その広大な敷地と精緻な建築が特徴で、フエの観光名所の一つとして知られています。
詩と哲学を愛したというトゥードック皇帝の廟ということもあり、帝廟の周辺には、歴史的な彫刻や碑文が多く、蓮池や中国風の釣殿を配した美しい庭園があります。
※観光所要時間:1~2時間
ミンマン帝陵(Lăng vua Minh Mãn)

ミンマン帝陵は、ミンマン皇帝の霊廟で、フエの南部に位置しています。広大な敷地には、寺院、湖、庭園が美しく配置されており、皇帝の偉大さと自然の調和を感じさせる場所です。
庭園内の池や橋、彫刻が施された門など歴史と自然が融合した景観を楽しむことができます。
※観光所要時間:1~2時間
ティエンムー寺(Chùa Thiên Mụ)

ティエンムー寺は、フエのシンボルとも言える美しい仏教寺院で、フオン川の西岸に位置しています。寺の敷地内には、七重の塔があり、仏教徒の巡礼地としても知られています。
静かな環境と美しい景観が魅力的なスポットです。
※観光所要時間:1~2時間
複数巡る方向けのセットチケット
遺跡の入場チケットは、各遺跡の入り口で購入することができます。(オーディオガイドは別料金)
グエン朝王宮横のチケットセンターには遺跡が複数セットになったセットチケットも販売されており、複数の遺跡を観光する予定の方はこちらがお得です。窓口での支払いは「現金のみ」となっていますので現金の用意が必要です。
しかし、2022年からオンラインのチケット販売も行っており、チケットの予約購入も可能です。メールで受け取ったQRコードを見せて入場します。
宮廷衣装を着て写真撮影も

フエのアオザイは他の地域で見られる身体にフィットしたアオザイのデザインとは少し異なり、ふんわりとした袖のシルエットや、頭に帽子やカチューシャに似た飾りをつけるなどの特徴があります。近年では「フエのアオザイ」を伝統衣装として保存する動きも広がっています。
フエではこのようなアオザイをレンタルできるお店がいくつかあり、ベトナムの人たちもレンタルして写真撮影するなど、親しまれています。
グエン朝王宮など遺跡には写真映えスポットも数多くありますので、フエの伝統衣装をレンタルして遺跡を巡るのもおすすめの過ごし方です。
フエ市内の観光地
ドンバ市場(Chợ Đông Ba)

ドンバ市場は、フエの中心にある市場で、地元の特産品や食材が豊富に揃っています。
1階は主に食品や屋台の店舗が立ち並び、2階は主に服やアオザイなどの布市場となっており、地元の人たちの活気で溢れています。
ローカル感がある市場は観光客にも人気のスポットで、フエの雰囲気と食文化を体験するには最適な場所です。
※観光所要時間:1~2時間
チャンティエン橋(Cầu Tràng Tiền)

チャンティエン橋は、フエ市内を流れるフオン川に架かる美しい橋です。フランス植民地時代に建設されたこの橋は、なんとエッフェル塔の設計者でもあるギュスターブ・エッフェルによるものです。
夜にはライトアップされますので、特に夕方や夜の散策がおすすめです。また近くにある「Hue Night Walking Street」にはバーやレストラン、お土産店などがあるので立ち寄るのもオススメです。
ソングラボフエ(Sống Lab Huế)

2023年10月にオープンした「ソングラボ」は、ベトナム初のデジタルアート体験ができるスポットです。1000平方メートルの広さを誇り、プロジェクションマッピングを活用した新たな写真映えスポットとして注目を集めています。
室内の観光スポットですので、雨の日や暑い日の休憩もかねて訪れるのも良いですね。
入場料(観光客):大人/200.000VND・子ども/120.000VND
※観光所要時間:1時間程度
フエのご当地グルメ
フエにはグエン朝時代の宮廷料理の影響を受けた料理から、地元の新鮮な食材を活かしたものまで多彩な名物料理があります。ここからは、フエでぜひ味わってみたい代表的なご当地グルメを紹介していきます。
ブン・ボー・フエ(Bún bò Huế)

フエの代表的な料理で、スパイシーな牛肉のスープに米の細麺が入った麵料理です。スープは牛肉と豚肉の骨でじっくり煮込まれ、香り高いレモングラスと唐辛子が効いています。辛味とレモングラスの風味が絶妙に組み合わさった一品で、フエでの食事には欠かせません。
ネムルイ(Nem Lụi)

豚ひき肉と香草を混ぜて串に刺し、炭火で焼いたものです。つくねのような味わいが特徴で、そのままかじるのではなく、串から外して付け合わせの野菜と薄めのライスペーパーで巻いて、ヌクマムの甘酸っぱいタレにつけていただきます。
バインベオ(Bánh Bèo)

小さな小皿で蒸された米粉の料理で、プルンとした食感と、上に乾燥エビやフライドオニオン、刻んだ豚肉、パクチーなどのトッピングが特徴です。ヌクマムのタレにつけて食べると絶品です。
バイン・ボッ・ロック(Bánh bột lọc)

もち米の粉で作られた透明な皮の中に、豚肉やエビが包まれた蒸し料理です。もちもちとした食感と、中の具材の旨味がしっかりと感じられ、一口食べるとその美味しさが広がります。
バインナム(Bánh nậm)

もち米粉を薄く広げ、豚肉やエビ、きのこなどを包み込んで蒸した、平たい形の蒸し料理です。お店によって中身の具材もそれぞれ個性がありますので食べ比べてみるのもおすすめです。
風味豊かな具材が口の中で溶け合う一品です。こちらにも好みでヌクマムのタレをつけていただきます。
塩コーヒー(cà phê muối)
いまやベトナム全国で流行している塩コーヒーは、フエ発祥といわれています。コーヒーにクリーム・塩を少量加えることで、まろやかで深い味わいが楽しめます。味はティラミスのようなイメージで、甘さと塩気が絶妙なクリームとコーヒーが合わさり、デザートのような飲み物です。
宮廷茶(Trà cung đình)

グエン朝時代の宮廷で飲まれていたとされる伝統的なお茶で、なつめ等のフルーツやアーティチョーク、ジャスミン、菊など様々な種類の材料をブレンドしています。味は、ほんのりと甘く女性の健康や解毒など身体にも良い飲み物とされています※。フエでは、宮廷茶を専門に扱う店舗があり、お土産にもおすすめです。
宮廷茶(Trà cung đình)を購入するなら
グエン朝王宮内の売店でも宮廷茶などのお土産が販売しています。またフエの空港「フバイ国際空港」のお土産店(制限エリア内外)でも宮廷茶を取り扱っています。
フエ市内では、
Quán Trà Cung Đình Thông Hương
Đặc sản Cung Đình Thiên Hương
などのお店が有名です。お店にはお茶だけでなく、白ごまをまぶしたお菓子やココナッツクッキーなどフエ名物のお菓子もありますので、お土産選びにもおすすめです。
フエのおすすめレストラン
Nhà hàng Bánh Gánh
フエの伝統的な料理を楽しむことができる人気のレストランです。このレストランでは、フエの名物料理を本格的に味わうことができると評判です。フエの中心部からは徒歩圏内で、観光地にも近いため、観光の合間に立ち寄りやすい立地です。
住所:51A Võ Thị Sáu, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế 49118
Bún Bò Huế Sen – Quán ăn sáng chất lượng tại Huế
フエの名物料理であるブン・ボー・フエを中心に提供するレストランです。スパイシーで風味豊かな牛肉のスープと、細い米の麺が特徴です。清潔感のあるレストランで楽しむことができます。
住所:69 Võ Thị Sáu, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế
Original Hàng Me
バイン・ロック、バイン・ベオなどフエ名物の米粉を使った蒸し料理が評判のお店です。観光客でも気軽に入りやすい雰囲気のローカル店で、手頃な価格で楽しむことができることから多くの支持を集めています。
住所:29 Nguyễn Công Trứ, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế
Nhà Hàng Cung Đình
フエの宮廷料理を味わいたい方におすすめのレストランです。グエン朝時代の宮廷料理を再現したレストランで、料理はもちろん豪華な盛り付けやインテリアからもフエの伝統を感じることができます。
住所:03 Nguyễn Sinh Sắc, Vỹ Dạ, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế
フエのおすすめ滞在日数は?
チケットを購入して入場できるフエの遺跡は少なくとも10箇所以上あります。
またそれぞれの遺跡は広大なところも多いため、フエをじっくり観光したい方は1日目は遺跡観光・2日目は街を散策といったように2泊3日にすると、余裕を持った旅程になるでしょう。
フエの半日観光モデルコース
周辺の人気スポットのダナンなどと合わせて観光したいと考える方で「あまり観光の時間がとれない」というような場合でも、半日観光で十分フエの雰囲気を味わうことができます。
各遺跡の拝観時間は
となっていますので閉館時間に注意して遺跡観光を完了させましょう。以下のおすすめの半日観光モデルコースを参考にフエ観光を満喫してくださいね。
12:00 ドンハ市場で観光・地元ランチ
13:00 グエン朝王宮を観光
15:30 カフェで休憩
16:00 カイディン帝廟を観光
18:00 お土産・宮廷茶を購入
18:30 宮廷料理を堪能
20:00 チャンティエン橋を見ながら散策
フエへのアクセス方法
フエへのアクセスは「飛行機」「電車」などがあります。旅程に合わせてアクセス方法を選ぶのが良いでしょう。
飛行機
フエの空港は「フバイ国際空港」で市内からおよそ15㎞です。タクシーやエアポートバスがあります。
空港から市内までは車でおよそ30分で移動することができます。
電車

ダナンとフエの観光を一気にするなら、電車での移動がおすすめです。フエ―ダナン間を移動する観光列車「Connecting Central Heritage」が2024年3月から運行を開始しました。ダナン―フエ間の車窓は「ベトナムで最も美しい景色」とされており、多くの観光客で賑わっています。この観光列車の運行スケジュールは
フエからは
7:45フエ駅(出発)―10:35ダナン駅(到着)
14:25フエ駅(出発)―17:40ダナン駅(到着)
ダナンからは
07:50ダナン駅(出発)―11:05フエ駅(到着)
15:00ダナン駅(出発)―17:45フエ駅(到着)
となっており、所要時間はおよそ3時間・片道210.000VNDです。
フエ駅構内に荷物を預けられるロッカー(利用料金50.000VND) がありますので半日観光も可能です。改札を出る前に駅員さんに声をかけて預かってもらいましょう。
電車の眺めのいい席は?
チケットは駅窓口や公式サイトでの購入が可能です。当日には売り切れてしまうこともあるため、事前の予約がおすすめです。

オンラインで購入する場合「ダナン発フエ行きの列車」は、5両目が先頭進行方向を向いており、1両目が最後尾車両となっています。
また、画面上部の列が海側で、画面下部が山側となっています。ランコー湾など海側の景色を車窓から眺めたい方は上側の列を選択しましょう。
座席は「1~28」は進行方向と逆側を向いており「29~56」は進行方向を向いたシートになっています。
また「25.26/31.32」・「27.28/29.30」のみ向い合せのボックス席(テーブルあり)になっているのでグループでの乗車される方々にはおすすめです。
実際に乗車した私のおすすめは「49」シートです。「48」シートは窓枠があり景色が見づらいこともありますのでできれば避けたほうが良いでしょう。
音楽の演奏や食事・ドリンクの提供(有料)のサービスを1両目側で行っているため、1両目や2両目が人気となっています。座席から景色が見づらくても、サービス車両では自由に移動できますので安心してくださいね。
フエ観光での注意点
フエは歴史的建造物が多く、ベトナム全国から観光客が訪れる観光スポットです。フエ観光をする時に気を付けたいこととしては、
日差し対策、水分補給をする
フエは乾季(2月~9月)と雨季(10月~1月)に分かれており、最も暑い6~8月には気温35度前後と暑くなります。日差し対策をしっかりと行い、グエン朝王宮など遺跡内にある売店で飲み物やアイスクリームを販売していますが、飲み物は沢山持ち歩くようにしましょう。
声掛けに気を付ける
フエ駅など観光客が集まるところでは特にタクシーやシクロ、観光案内客引きの声掛けが多くなっています。移動では基本的には「Grab」などの配車アプリを利用し、客引きや案内を利用しない場合は、はっきりと断り落ち着いて対応するようにしましょう。
肌を露出しすぎないようにする
遺跡には帝廟やお寺などの宗教的な施設もあります。特にノースリーブやミニスカートなどの露出が大きい服装は見学を禁止されることもあります※ので、大きめのスカーフや上着など肌を隠すものを持参するか。予め露出の少ない服装にしましょう。
まとめ

フエは、ベトナムの歴史と文化の豊かさを体感できる魅力的な観光スポットです。壮麗な宮殿や神聖な寺院、歴史的な街並みを堪能しながら、フエの魅力を深く味わうことができます。
また、ご当地グルメも多彩で、フエならではの味覚を楽しむことができるでしょう。
次の休日は歴史溢れるフエをぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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