工業団地での営業としてマルチに活躍
(転職成功インタビュー vol.3/西さん)

工業団地での営業としてマルチに活躍(転職成功インタビュー vol.3/西さん)

自己紹介

出身は兵庫県です。ベトナムは7年目になります。妻と子供2人の4人で暮らしています。

 

職務経歴

関西大学を卒業後、17年間食品商社で勤務していました。そこでは製造、生産管理、資材調達、営業を経験しました。2017年よりベトナムに赴任し、ベトナム現地法人の代表を務めました。現地法人では、設立からパートナー企業探しや、品質管理、パートナー企業への指導、販売先開拓などを行い、ホーチミン支店の開設も行いました。その後、ベトナムで2回転職し、現在に至ります。

 

Q1.海外転職を目指した理由は何ですか。

もともと海外に興味はあったのですが、前職で海外に駐在する機会があり、ベトナムに来ました。その後、一度帰任を受けましたが、日本とは違うベトナムの文化に興味を持ち、日本よりも活力を持ったベトナムで転職しようと思いました。

 

Q2.どのような海外転職活動をされていましたか、また、転職の軸、国の優先順位など教えてください。

今回の転職については家族も一緒ですので、勤務地がハノイであることを優先として、職種には拘りはありませんでした。業種は製造業以外で働いてみたいということはありました。外に出て人と話す仕事が好きなので、営業の経験が活かせる営業職を希望しました。

 

Q3.現在の会社で働くことに決められた理由は何ですか。

第一にお客様のサポートが出来る業種が希望でした。現職のポジションのお話を聞いた時、建築・内装業に興味があった事と、新しく進出された企業のサポートをしてみたい、また、法人設立、工場の立ち上げを経験してきているのでその経験が活かせるのでは、と思い、応募することに決めました。
前職で色々経験させていただいたことが今に繋がっていると思います。

 

Q4.現在の会社ではどのようなポジション、業務を担当されてますか。

テクニカルマーケティングというポジションで、視察のお客様のアテンドや、レンタル工場のご案内、コンサルタント業務(法人設立の手続きや各種ライセンス取得代行)、新規工場建設や内装工事のプラン作成、見積作成、仕様の調整など幅広い業務を担当しています。

 

Q5.これまでの業務経験で活かせているポイントはございますか。

まず一番は投資ライセンス取得(IRC、ERC)の流れを一通りわかっていたこと、法人を立ち上げた経験があるため、書類の作成、提出する手順・機関について知識と要領を得ていたこと、ベトナムでの建築・内装工事に関しては前職で工場立ち上げに設計段階から関わっていたこと、また、日本で2工場の立ち上げにも携わり、建築会社との折衝・交渉も経験しておりました。建物以外にもインフラ設備なども含めて、必要なことがわかっていたことが現職に活かせているポイントだと思います。
それでも入社して2カ月はずっと勉強していました。

 

Q6.ベトナムにお越しなられて、仕事面、プライベートとも第一印象はいかがでしたか、また日本とのギャップで驚いたことはどんなことですか?

始めはやはり不便な印象がありました。当時はGrabも日系スーパーもありませんでしたので、欲しいものが手に入らないことが多々ありました。例えば、調味料・文房具や生活必需品です。日本だと当たり前のことが、当たり前ではないというか。郵便を送るのも最初は難しかったという印象があります。意外だったのは、日本食屋さんが割と多く、値段も高くないところです。
プラスに感じた点は、平均年齢が低くて若い人が多く、国全体にエネルギーがあるという点です。また、日本で普通のサービスが整っていないので、文化の違いもありますが、ビジネスチャンスがたくさんあるなと感じました。逆に、デリバリーの充実など、日本より便利な事がある点も不思議なところです。社会主義国ですが、中国ほど規制は無い印象です。

 

 

SMBC新規赴任者セミナー参加者でのゴルフ)

Q7.お仕事で問題に直面した際に、ご自身で克服に向けてどのように取り組まれましたか。

ベトナムで働いてみて感じたのは、教育されている文化の違いもあり、日本では当たり前とされている確認することであったり、フォローアップであったり、報告であったり・・・。日本とは全然違うなと思います。
ベトナム人スタッフを見ていると、自分の成果ありきで仕事をしているイメージといいいますか。製造業でいうと作ったものがその先でどこでどのように使われるのか、営業職でいうと自分の提案がお客様にどう評価されるのか、をあまり深く追求しないように思います。
その反面、意外と真面目で、いい意味で純粋で、自分の持ち場、担当業務をずっとやり続けることができるというプラスの面もあります。何かトラブルが発生した時に、自分で心掛けていることは、色々な人の意見をきちんと聞いて、客観的に判断することです。
人の問題、プロセスの問題、管理の問題など色々とトラブルは出てきますが、経営層・管理職・スタッフ・ワーカーによって視点と意見が変わってくるので、周りの意見を取り込みつつ、柔軟な発想を持って自分の中で解決策を見つけるように心がけています。

 

Q8.ベトナム転職を実現されて、現在に至るまでの感想フィードバック

ベトナムでの転職をして、現職については業務内容だけでなく、自身の成長も含めて、自分に合った転職をできたなと感じています。
転職する際は、海外だから、ベトナムだからどこでもいいというのではなく、ある程度の軸を持ってなるべく自分の思っている理想に近い、納得できる条件で応募する方がいいと思います。軸というのは給料、勤務地、待遇、職種、業種など人それぞれです。何を基準・希望にするか、また、許容できる範囲も人それぞれだと思います。その上で、入社してみないとわからないところはありますし、入ってから違っていたとか、仕事の内容が合わないということもあると思いますので、入社後、10年先もこの会社で働けるかを想像した時、無理だなと感じるのであれば転職するのもありだなと思います。

 

Q9.今後のキャリアプランについてどのようにお考えですか。

将来的には自分の事業を立ち上げるのを目標としていますが、今のところは現職で経験とキャリアを積んでいけたらと考えています。

 

Q10.ベトナム生活におけるプライベートの過ごし方

サッカー、ゴルフなどのスポーツコミュニティに参加していました。他には、仕事関係や日本人の友人、ご近所の方と食事に行ったりしていました。
赴任当時は県人会、異業種交流会などにも参加しておりました。
現在は平日はお客さんとの会食や、友人との食事にもたまに行きますが、ほぼ家族との時間を中心に過ごしています。

 

Q11.海外転職を目指される方にアドバイス

海外で働くと日本を外から見ることができて、今までと少し違った視点から日本の働き方を見ることが出来るようになるように思います。日本の良いところも悪いところも見えてきて、仕事に対する取組み方が変わったり、視野が広がると思います。
また、年齢に関係なく、意欲があれば成長できるという点が海外で働く魅力のひとつだと思います。日本では組織の一部になって狭い視野の中で過ごしてしまうことが多い印象ですが、海外で働くという気持ちがあれば、転職・独立・異業種への挑戦も含め、自分の意思次第で進む方向を設定しやすいというのも海外で働く面白味だと思います。

 

嶋村 拓史(パートナー、ハノイ支店代表)

取材担当者嶋村 拓史(パートナー、ハノイ支店代表)

「2017年4月からHRnaviで勤務、ベトナムで人材コンサルタントとして第二の人生をスタートしました。現在は当社代表パートナー兼ハノイ事務所責任者として業務に従事。弊社では現地に根付いた専門コンサルタントが常駐しており、現在まで長年にわたり数多くの方に現地での就業、生活でのアドバイスを行ってきました。ベトナム就業に興味をお持ちの方いましたらぜひ当社までご相談くださいませ☆」

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