エンジニアとして製造業の自動化推進に貢献!(転職成功インタビュー vol.7/菊池さん)

エンジニアとして製造業の自動化推進に貢献!(転職成功インタビュー vol.7/菊池さん)

自己紹介

菊池 煕坤と申します。今年34歳です。
韓国全州(チョンジュ)生まれで、13歳から2023年まで日本で生活していました。
ベトナムには2023年9月に来まして、10月から現在の会社働いております。

職務経歴

大学を卒業してからは2年程、車のシート設計や座席を設計する仕事に携わっていました。

その後フィリピンに半年語学留学を経験し、その後は、建設会社で建物の自動制御に関わる業務に2年程、また別の会社で今の仕事と同じような画像処理装置の営業をしていました。そこからベトナムで現在の会社に勤めることになりました。

Q1.海外転職を目指した理由は何ですか。

エンジニア職でスタートして、営業職にキャリアチェンジする27歳くらいのときから海外に関わる仕事をしたいと思っていました。

海外営業や海外駐在できる仕事を探していたのですが、コロナで海外営業活動や駐在の件数も減ったりしてしまい、日本から海外に行ける機会が個人的には少くなかった気がしていました。ですので、だったらもう自ら海外にいってしまおうという気持ちで海外転職しよう決断しました。

Q2.どのような海外転職活動をされていましたか、また、転職の軸、国の優先順位など教えてください。

海外転職を始めたころの優先は中国でした。前職で中国のお客様もいて中国を勉強したこともありましたので、中国で韓国のお客様や日本のお客様相手に仕事をすることで語学力も高められるかと思って探していました。

アメリカや、タイからもオファーをもらったりもしましたので、最終的にはアメリカ、中国、タイなどの東南アジアで考えるようになっていました。

Q3.現在の会社で働くことに決められた理由は何ですか。

実はタイの会社に決まっていたのですが、そこでHRnaviさんからスカウトがきて、紹介してもらったのが現在の会社です。
前職でも経験があった画像処理装置を扱う世界的に有名な企業だったので決めました。

Q4.現在の会社ではどのようなポジション、業務を担当されてますか。

主に韓国企業向けに画像処理装置を販売するセールスエンジニアとして働いておりまして、バクニンとバクザンにある韓国企業をすべて担当しています。

販売している画像処理装置というのは簡単に言うと、パソコンのようなコントローラーがあり、カメラと照明をつけて使うものになります。例えば工場などで不良品を判別するのに、今までですとたくさんの人がたくさんの製品を見て判断していたところを、自動化するような製品になります。

製造業界では人が不足している時代なので、少しでも機械で自動化してくというのは日本でもそうですが、ベトナムでもそういう流れになってきています。

Q5.これまでの業務経験で活かせているポイントはございますか。

職歴の前半はエンジニアとして、途中から営業にキャリアチェンジしましたがその全てが今の仕事につながっていると思います。機械装置についてもずっと携わってきていましたので、元々知識があった部分が多く活かせています。

また韓国出身なのでもちろん韓国語はネイティブですし、日本語も学生時代から社会人としても長年過ごしてきましたので、ネイティブ同様で困ることはありません。合わせて英語力も留学などで培ってきました。3言語を扱えることはコミュニケーションやビジネスの機会を広げられるポイントだと思います。

Q6.ベトナムにお越しなられて、仕事面、プライベートとも第一印象はいかがでしたか、また日本とのギャップで驚いたことはどんなことですか?

仕事面で言うと、現職のやり方についていくのが精いっぱいというところです。過去の営業経験は一回白紙にしないといけない部分がありますが、新しい刺激としていいストレスになっています。これを乗り越えればきっと次の自分がいると思える職場です。

ベトナムで働くことでのギャップは今のところ特にないです。それというのも社員全員が会社のルールに沿って勤務しているので、ベトナムだからという文化的な考えが入ってこないからです。

プライベートでは、ベトナム語が非常に難しくてトラブルが起きた時に言葉の壁を越えられず解決できないことがあります。これまで意思疎通がうまくいかずジムを3回くらい変えたのですが、余計なお金を払ってしまったりした経験があります。

Q7.お仕事で問題に直面した際に、ご自身で克服に向けてどのように取り組まれましたか。

自分で解決できないことがあれば、基本的にはすぐ報連相をする、ということです。
上司、先輩、仲間などみんなで解決するということを目指しています。

(会社の飲み会での1枚)

Q8.ベトナム転職を実現されて、現在に至るまでの感想フィードバック

ベトナム転職がどうこうより、今、この会社に転職ができてよかったです。
今まで知らなかったことをたくさん学べていると実感しており、そこが一番大きいです。

Q9.今後のキャリアプランについてどのようにお考えですか。

まずは現職で営業の極意、自動化のトレンドをしっかり学び、自分のキャリアに繋げられるように成長したいです。
その上でチームリーダーや、マネジメントができるポジションで、会社を支えていける存在にもなりたいです。

個人では最終的にビジネスを立ち上げるなど、そういうことも考えてみたいとは思っています。

Q10.ベトナム生活におけるプライベートの過ごし方

プライベートはジムにキックボクシングやムエタイをしに行ったり、バイクで旅行したりして暇をしないように自分で工夫しています。

バイク旅行ではハザンとドンバンなどに行きました。
バイクで10何時間もかかるところですが、3泊4日くらいの旅程で色々な場所を周りながらの旅行でした。

あと、日本に比べるとマッサージだったり、美容関係の物価がまだ安いので気軽に行けるようになったのはいいですね。他にはたまに会社の同僚と遊んだり、お酒を飲んだりもして楽しんでいます。

(趣味のバイクツーリングでの1枚)

Q11.海外転職を目指される方にアドバイス

どうして海外で仕事をしたいのか、しっかり自分の中で問うてから転職活動をして欲しいなと思います。
海外旅行と海外で仕事するのは全然違いますので、海外旅行の感覚で海外転職すると辛いと思います。

私もベトナムに来ようとは考えていなかったですが、現職でキャリアを伸ばすという目標があるので辛いことも頑張れているところがあります。

なんで海外で仕事をしたいのか、海外で仕事をするなら自分が使える武器は何か、この2点をしっかり頭にいれて活動すれば皆さんもきっと良い海外転職ができると思います。

嶋村 拓史(パートナー、ハノイ支店代表)

取材担当者嶋村 拓史(パートナー、ハノイ支店代表)

「2017年4月からHRnaviで勤務、ベトナムで人材コンサルタントとして第二の人生をスタートしました。現在は当社代表パートナー兼ハノイ事務所責任者として業務に従事。弊社では現地に根付いた専門コンサルタントが常駐しており、現在まで長年にわたり数多くの方に現地での就業、生活でのアドバイスを行ってきました。ベトナム就業に興味をお持ちの方いましたらぜひ当社までご相談くださいませ☆」

ベトナム情報週刊コラム

2025年版|ベトナム生活はいくらかかる?ハノイ・ホーチミンのリアル生活費を徹底解説
2025.12.19
2025年版|ベトナム生活はいくらかかる?ハノイ・...
海外移住や駐在、現地採用など、日本人にとってベトナムは「住みやすい東南アジアの国」として注目を集めています。 物価が安く、食事もおいしい――そんなイメージがありますが、実際のところ2025年のベトナムでの生活費はいくらくらいかかるのでしょうか? この記事では、ハノイとホーチミンの生活費をリアルな数字と現地の声をもとに徹底解説します。 これからベトナムで生活を始めたい方、駐在・現地採用を検討している方にとって、参考になる内容です。   ここ数年、ベトナムでは経済成長とともに物価が上昇しています。特に2023~2025年にかけて、円安と現地インフレの影響で、日本人にとっては「思ったより安くない」と感じる人も増えています。 とはいえ、東京と比べれば依然として生活コストは約半分〜3分の2程度。 家賃・交通費・外食費などは日本の都市部よりかなり安く、生活スタイルを工夫すれば月10〜15万円程度でも十分に暮らせるのが現実です。   ベトナムの生活費で最も大きな割合を占めるのが「家賃」。 まずは代表的な住宅タイプ別に見てみましょう。 住居タイプ ハノイ家賃相場 ホーチミン家賃相場 備考 ローカルアパート(単身用) 250〜400USD(約4万〜6万円) 300〜500USD(約5万〜8万円) キッチン・家具付きが主流 サービスアパート(外国人向け) 500〜800USD(約8万〜13万円) 600〜1,000USD(約10万〜16万円) クリーニング・光熱費込みもあり ファミリー向けマンション 800〜1,500USD(約13万〜24万円) 1,000〜2,000USD(約16万〜32万円) プール・ジム付き高級物件も人気 ホーチミン市(特に1区・2区・7区)は上昇傾向で、外資企業の進出増加により外国人居住者が増えたことが背景です。 一方、ハノイは比較的安定しており、同じグレードなら1〜2割ほど安く借りられます。 💡 現地在住者の声 「ハノイは通勤ラッシュが大変だけど、郊外なら家賃が抑えられて静か。ホーチミンはカフェや外食が多く、便利さを取るなら断然こちら」(30代男性・現地採用)   ベトナムの食費は、どれだけローカルフードを利用するかで大きく変わります。 ● ローカル中心の場合 ・フォーやバインミーなど:1食 約40,000〜70,000ドン(約250〜450円) ・カフェでのコーヒー:25,000〜50,000ドン(約150〜300円) ・屋台や食堂中心で1日3食:月2〜3万円で生活可能 ● 日本食・欧米レストラン中心の場合 ・日本食定食:150,000〜250,000ドン(約900〜1,500円) ・カフェチェーン(スタバなど):60,000ドン〜(約400円〜) ・週2〜3回外食+自炊:月5〜7万円前後 最近では輸入食品や日系スーパーの価格が上がっており、日本の食材を多用すると日本並みの食費になるケースも。 🥢 現地の感覚 「フォー1杯250円は安いけど、週末にイオンの寿司を買うと日本価格。日本食をどれだけ食べるかで月の支出が全然違う」(40代女性・駐在妻)   公共交通機関がまだ整備途上のベトナムでは、バイク・タクシーアプリ(Grab)が主な移動手段です。 手段 相場(片道) 月あたり目安 備考 バイク通勤(自家用) ガソリン代 約400,000ドン(約2,400円) 月1,000円台〜 駐輪場代別 Grabバイク 20,000〜40,000ドン(約130〜250円) 月3,000〜5,000円 短距離移動に便利 Grabカー(4輪) 50,000〜150,000ドン(約300〜900円) 月5,000〜8,000円 雨の日や荷物が多いときに便利 バス・メトロ 7,000〜15,000ドン(約50〜100円) ...
ベトナム在住者必見!今話題の日本発飲食チェーン最新ガイド(2025年版)
2025.12.05
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近年、ベトナムの主要都市では日本発の飲食チェーンが続々と進出し、現地の人々にも人気を集めています。日本の味を恋しく感じる在住日本人にとっても、これらのお店はまさに“心のオアシス”。 今回は、ホーチミン市やハノイ市を中心に展開している代表的な日本発チェーン6店を、商品の特徴や価格帯、所在地情報などとともにご紹介します。   すき家は、ゼンショーグループが展開する日本最大の牛丼チェーン。ベトナムでは2016年にホーチミンに1号店をオープンし、現在ではハノイやダナンにも複数店舗を構えています。 ● 主なメニューと価格 牛丼(並):約59,000〜69,000ドン(約360円) チーズ牛丼:約85,000ドン(約520円) カレーライス:約89,000ドン(約550円) 日本とほぼ変わらない味を、清潔な店内で気軽に楽しめるのが魅力。味噌汁や生卵などのサイドメニューも充実しており、「夜食」「ランチ」「一人ご飯」に最適です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Vincom Center Dong Khoi内 Hanoi:Lotte Center Hanoi   日本でもおなじみの「ココイチ」は、ベトナムでもカレー文化を広めた先駆者的存在。具材・辛さ・ご飯の量を自由にカスタマイズできる点が人気の理由です。 ● 主なメニューと価格 ポークカレー(並):約120,000ドン(約700円) チキンカツカレー:約155,000ドン(約930円) シーフードカレー:約165,000ドン(約980円) 現地では、日本米を使用しながらもカレーの辛さをややマイルドに調整しており、ベトナム人にも好まれています。 日本同様、トッピングメニューの自由度が高く、在住者の“カレー欲”をしっかり満たしてくれる一軒です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Takashimaya Saigon Centre内 Hanoi:Aeon Mall Long Bien   焼肉と言えば「牛角」。日本国内だけでなくアジア各国で人気を集めており、ベトナムでもホーチミンを中心に展開を拡大しています。 ● 主なメニューと価格 牛カルビセット(ご飯・スープ付き):約220,000ドン(約1,300円) 食べ放題コース:約399,000〜499,000ドン(約2,400〜3,000円) 炭火焼スタイルで肉の質も良く、日本クオリティの焼肉をベトナムで体験できるとして、日本人・現地客の双方に支持されています。 店内は清潔でサービスも丁寧。デートや接待利用にも向くお店です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Le Thanh Ton通り、District 1 Hanoi:Vincom Mega Mall Times City   ベトナムのうどんブームを牽引したのが「丸亀製麺」です。現地では2014年にホーチミン1号店がオープン。日本同様にセルフスタイルを採用し、打ち立て・茹でたてのうどんを提供しています。 ● 主なメニューと価格 かけうどん:約59,000ドン(約360円) ぶっかけうどん:約65,000ドン(約400円) 天ぷら各種:1個 約20,000〜35,000ドン(約120〜210円) ...
現地採用・駐在・フリーランスの違い|ベトナムで働く3つの働き方
2025.11.21
現地採用・駐在・フリーランスの違い|ベトナムで...
近年、ベトナムは日本人にとって魅力的な就業先として注目を集めています。ホーチミンやハノイなどの都市では、日本企業の進出が進み、現地採用や駐在員、さらにはフリーランスとして働く日本人も増加しています。しかし、これらの働き方にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあり、どの働き方が自分に合っているのかを理解することが重要です。   現地採用とは、ベトナム国内の企業に直接雇用される形態です。日本からの派遣ではなく、現地法人に所属し、現地の労働法や給与体系に従って働きます。 特徴 雇用契約:ベトナムの企業と直接契約 給与:ベトナムの市場水準に基づく 福利厚生:現地の制度に準拠 メリット 現地の文化や生活に密着した働き方ができる 日本からの派遣ではないため、自由度が高い 現地のネットワークを構築しやすい デメリット 給与水準が日本より低い場合が多い 福利厚生が限定的 キャリアパスが限定される可能性がある   駐在員は、日本の企業から派遣され、ベトナムの拠点で勤務する形態です。給与や福利厚生は日本基準で支給されることが一般的です。 特徴 雇用契約:日本の企業と契約 給与:日本の給与水準 福利厚生:日本の制度に準拠 メリット 高い給与水準と手厚い福利厚生 日本の企業文化やキャリアを維持できる 家族帯同が可能な場合もある デメリット 現地の文化や生活に馴染みにくい 日本の企業文化がそのまま持ち込まれることが多い 現地での自由度が低い場合がある   フリーランスは、企業に雇用されることなく、個人事業主として契約ベースで仕事を受ける形態です。IT、翻訳、教育などの分野で増加しています。 特徴 契約形態:プロジェクト単位や業務委託契約 給与:契約内容に基づく 福利厚生:自己負担 メリット 自由な働き方ができる 高収入の可能性がある(スキル次第) 複数の案件を掛け持ちできる デメリット 安定した収入が得にくい 社会保険や税務処理などの手続きが自己責任 契約の獲得や更新に手間がかかる   以下の表は、現地採用、駐在員、フリーランスの3つの働き方を年収、待遇、生活環境の観点から比較したものです。 項目 現地採用 駐在員 フリーランス 年収(目安) 2,500〜5,000 USD/月 5,000〜8,000 USD/月 + 手当 2,000〜10,000 USD/月(案件次第) ボーナス なし〜あり(企業による) 年2回(日本基準) なし 住宅手当 なし〜あり(企業による) 会社提供または手当あり なし 保険・医療 現地の社会保険加入 日本基準または現地補助あり 自分で手配 ...

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