【ベトナム 離職率】日本とベトナム/転職に対する意識の違い

【ベトナム 離職率】日本とベトナム/転職に対する意識の違い

今回は、ベトナムでかなり身近に耳にする転職について紹介します。

現在ベトナムで働く日本人が増えています

働く場所が自由に選択できる時代になった今、思っている以上にベトナムで働くことが実現しやすくなりました。しかし、実際、ベトナムで働いてみると、文化や習慣、意識の違いに不安を感じることもあります。

本記事ではベトナムの転職事情、特に、日本とベトナムにおける仕事への意識の違いと離職の関係について紹介します。

 

離職率について

ベトナムの離職率

ベトナムの離職率は年々増加する傾向にあり、2019年11%、2020年16%、2022年には19%と離職する人が増えています※1

コロナ明けの現在、不景気による会社の倒産による失業、事業縮小による解雇、また、転職により離職率は更に上昇しており、実際の離職率は20%を超えるとも言われています。

また、就職動向調査※2でも、75%のベトナム人が働きながらも「離職を考えたことがある」、「今後、きっと離職する」と考えており、6か月以内には離職をしたいと回答しています。

総じて、ベトナムの離職は年々増加しており、離職する人が増えていますまた、離職に至らないまでも、積極的に新しい仕事を探している、または、仕事探しを始めている人が多いようです。ランチやコーヒーを飲みながら、新しい仕事について、情報交換をしていることがよくあります。

※1 Zing news 6/5/2023

※2ベトナムの就職動向調査:thanhnien.vn 05/01/2023

 

日本の離職率

日本国内の一般労働者の離職率は2019年11.4%、 2020年10.7%、2021年11.1%と報告されています※3

離職率は2001年の14.2%から徐々に低下傾向にあり、近年まで離職する人は年々減少していました※3

総じて、日本の離職率は近年、11%前後とほぼ一定しています。しかし、近年までは、経年的に離職率は減少しており離職する人は減少していたようです。日本の離職者は年々増加していると考えていましたので改めて調べてみると意外な事実に驚きました。

※3   厚生労働省 雇用動向調査

 

離職について まとめ

近年、ベトナムの離職率は日本と比べてとても高いことがわかります。

また、離職率は年を追うごとにベトナムでは増加傾向、逆に、日本では低下傾向であることも両国の特徴的な違いではないでしょうか。

また、離職に至らないまでも、ベトナムでは、仕事を持っている人でも、いまよりも良い条件、もっと自分に合った仕事はないかと離職を積極的に考えているようです。

 

意識の違いについて

 

ベトナムと日本で、仕事への意識がどのように違うのかについて、紹介してみたいと思います。

 給与や報酬への関心に違いがあります

ベトナムでは、給与の改善や成果に対する報酬が重要視され、経済的な面でのメリットを求めて離職を検討することがあります。

一方、日本では経済的な安定を追求する傾向があります。日本人は報酬面においても安定を求めるため、離職する意欲は低いようです。

 

ベトナム:報酬面で満足できない場合はすぐに離職を検討する

毎月の給与が低い、ボーナスや昇給が少ないなど、報酬面に不満を抱くことがあります。報酬面で満足できない場合に離職を検討し、他の会社に離職する可能性が高くなります。

日本でも卵をはじめ多くの食料品、サービスの値段が高くなったとニュースで報道されていますが、ベトナムも同様です。毎月の家賃、バイクのガソリン代、毎日食べる屋台のバインミー、フォーの値段も含めて物価が上がっています。

物価高の影響でベトナム人の日々の暮らしは決して楽なものではありません。よって、どんどん高くなる生活費をまかなえる給料やボーナスを会社に期待します。

特に、テト休暇(旧正月)前に支払われるテトボーナスはさらに大きな期待を寄せています。

そのため、テトボーナスの支給金額が少ないと感じる社員は、テト休暇明けには他の求人に応募し離職してしまっていることもあります。報酬面で満足できない場合に離職するケースは多いようです。


日本:安定した報酬を求める

多くの日本人は一つの企業に長く勤めることを望み、安定した収入や福利厚生を得ることを重要視します。報酬は努力や実績に応じて与えられるので、報酬の不満を感じた場合でも、自身の努力やスキルアップによって報酬を改善しようとします。上下関係やヒエラルキーが強く、報酬に不満があっても、上司の判断や決定に従って我慢する傾向があります。最近では報酬に対する不満が大きくなると離職を考えるケースも増えています。

 

職場環境の不満に対する行動が違います

ベトナム人では直接的に不満を伝えることや離職を検討することが一般的です。日本では不満があっても我慢する、自己主張を控える傾向があります。

 

ベトナム:職場環境はとても重要

ベトナム人は職場環境をとても大切にします。みんな楽しいことが大好きです。一緒に働く同僚と和気あいあいの明るい風通しのよい職場を好みます。そのため、職場のストレスや上司とのコミュニケーション不足、上司や同僚からのハラスメントなど、職場環境に不満をもつことも離職の原因となっています。

 

日本:不満がある職場でも我慢する

日本では、職場環境の不満について、感情や不満を表現することを控えようとする傾向があります。職場では他人に迷惑をかけないようにする文化が根付いています。日本の職場では不満や問題を上司や人事部などの内部に報告し、改善を促すことが一般的です。そのため、不満を抱いても自己主張を控え、上司の指示に従って我慢する傾向があります。不満を抱いても職場を辞めることをためらう場合があります。

ワークライフバランスへの意識に違いがあります

ベトナムでは、ワークライフバランスの改善やプライベートの時間を重視する風潮が徐々に広まっています。

日本では、仕事に対する責任感や忠誠心が強く、ワークライフバランスよりも職務を果たすことを優先する傾向があります。

 

ベトナム:プライベートの時間を重視する

仕事のオンとオフをはっきり区別します。出勤時刻ぎりぎりに出社してきて退勤時刻ぴったりに帰っていきます。ベトナム人は家族や友人との時間を大切にする傾向があり、仕事とプライベートのバランスを取ることが重要視されています。仕事時間中は仕事に集中し、退勤後は自分のやりたいことや、家族や恋人など大切な人と時間を過ごす人が多いです。働きすぎや仕事への過度のプレッシャーにより、家族や趣味、自己の時間に充てる余裕がないことに不満を感じます。それゆえに、サービス残業や長時間労働など労働条件の悪化には不満を持ちます。労働時間に不満がたまってくると離職につながります

 

日本:職務を果たすことを優先する

近年でこそ、ワークライフバランスの重視や働き方改革の取り組みが進んでおり、長時間労働の是正や労働環境の改善に向けた取り組みも行われていますが、勤勉さや忠誠心が重要視される職場もまだまだあるように思います。多くの日本人は与えられた仕事の量や期限に対してプレッシャーを感じ、責任感を持って仕事をするために時間や労力を惜しまない傾向があります。一部の企業や業種ではまだ改善が進んでいないため、サービス残業や長時間労働が見られる場合もあります

 

意識のちがいについて まとめ

日本とベトナムの意識はかなり違いがあります

ベトナムは直接的なコミュニケーションを好み、職場での不満や問題を直接上司や同僚と話し合う傾向があります。問題を解決するために率直な意見や要望を伝えることが一般的です。

それでも、職場環境や問題に不満がある場合、他の企業や組織への離職を検討することが多いです。新しい職場でより良い環境やキャリア成長の機会を求める傾向があります。

まとめ


ベトナムの離職率は日本と比べて高く
、離職して転職を目指す人が年々増えています。その背景には、日本人とは異なるベトナム人の意識が関係しているようです。

ベトナム人は職場の不満を直接的に伝えることやその不満を解決するために離職を検討することが一般的なようです。一方、日本人は職場の不満に対して、我慢や内部改善の促進を重視するという意識の違いが、ベトナムと日本の離職率の違いになってあらわれているのではないでしょうか。

 

 あとがき

余談ですが、ベトナムでは、自分の考えや意見をはっきりと伝え仕事をするほうが、職場の上司、同僚から好まれる傾向があるように思います。

また、ベトナムでも日本人のような意識で仕事をしているベトナム人もいます。そして、ベトナムで、ベトナム人のような意識をもって、積極的に離職活動をおこない、新たな職場で活躍している日本人もいますので個人の性格や状況によって異なる場合もあるかとも思います。

HRnavi べとわーく編集部

執筆者HRnavi べとわーく編集部

べとわーくを運営するHRnaviは、創業15年、ベトナムで唯一日系企業に特化したローカル人材会社です。また、べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。ベトナムにおけるお仕事、生活情報など、在住歴が長い人しかわからないようなコアな情報をお届けします。

有料職業紹介事業者の登録番号:No. 21862/SLĐTBXH-GP(更新日:2020年8月10日)

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