近年注目されるベトナムでの海外投資 その市場動向と成功のポイントに迫る

近年注目されるベトナムでの海外投資 その市場動向と成功のポイントに迫る

近年、東南アジアの中でも特に注目を集めているのがベトナム経済です。急速な経済成長とともに、株式市場や不動産市場の発展が進み、国内外の投資家にとって魅力的な投資先となっています。特に、実質GDP成長率の高さや、海外直接投資(FDI)の増加若年層を中心とした労働力の豊富さなどが、今後のさらなる発展を支える要因となっています。さらに、VN100指数をはじめとする株式市場の動向や、安定した為替政策による投資環境の整備も進んでおり、長期的な資産運用の選択肢としても注目されています。本記事では、ベトナム株投資の魅力や不動産市場の利回り、株価や為替の動向などについて詳しく見ていきましょう。

ベトナム株投資の魅力1 世界トップクラスの経済成長率

ベトナムは、新興国の中でも特に高い経済成長を遂げている国の一つです。安定した成長を維持しながら、今後もさらなる発展が期待されており、投資対象として非常に注目されています。特に株式市場は、経済の拡大とともに成長する可能性が高く、中長期的なリターンを狙う投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

実質GDP成長率

ベトナム経済の成長を最も端的に示すのが実質GDP成長率です。IMF(国際通貨基金)のデータによると、2010年以降、ベトナムは安定した成長を続けており、2024年以降も引き続き高い成長率が予測されています。この勢いは、過去に急成長を遂げた国々の経済発展と重なる部分が多く、今後のさらなる拡大を期待させます。

また、ベトナムの1人当たりGDPは2022年時点4,102米ドルに達しており、これは高度経済成長期の1970年代前半の日本や、2010年頃の中国と同程度の水準です。さらに、他のアジア新興国と比較しても、ベトナムの1人当たりGDPはまだ低い水準にあり、これからの経済発展の余地が大きいことを示しています。

ベトナム経済が伸びている理由

ベトナムの経済成長の背景には、いくつかの重要な要因があります。その中でも特に影響が大きいのが、1986年に導入されたドイモイ政策海外からの直接投資(FDI)の増加、そして若く活発な労働人口の存在です。これらの要素が組み合わさることで、ベトナムは長期的に安定した成長を続ける力を持っているのです。

ドイモイ政策

ドイモイ(Doi Moi)とは、ベトナム語で刷新改革を意味する言葉です。ベトナムは1976年に南北統一を果たし、社会主義体制を確立しました。しかし、その後の経済は低迷し、東欧諸国からの援助も減少したことで、国の財政は厳しい状況に追い込まれました。

この危機を乗り越えるため、1986年に導入されたのがドイモイ政策です。社会主義体制を維持しながら市場経済の要素を取り入れるという大きな方針転換を行い、個人営業私企業の設立が認められるようになりました。これにより、国民の経済活動が活発化し、労働意欲が高まり、生活水準も向上しました。

また、農業部門の改革が進められ、生産性が向上したことで、農村部の発展も促進されます。さらに、製造業が拡大し、国内産業の多様性が増したことで、ベトナム製品の国際競争力が強化され、輸出産業が急成長しました。

海外直接投資(FDI)の増加

ベトナム経済の成長を支えているもう一つの大きな要因が、海外からの直接投資(FDI)の増加です。1988年には外国投資法が公布され、海外企業がベトナムで自由に活動できるようになりました。これにより、多くの外資系企業が進出し、製造業やサービス業の発展が加速しました。

特に、近年では中国のチャイナプラスワン戦略の影響もあり、多くの企業が生産拠点を中国からベトナムへ移しています。これにより、ベトナムの産業基盤はさらに強化され、輸出産業の拡大につながっています。

また、政府も積極的に外資誘致を進めており、税制優遇措置やインフラ整備を通じて、海外投資家にとって魅力的な環境を整えています。その結果、多くの国際企業がベトナムに拠点を構え、経済の成長をさらに後押ししているのです。

若く活発な労働人口

ベトナムのもう一つの強みは、人口の構成にあります。2023年には人口が1億人を超え、その多くが若年層で構成されています。労働力の供給が豊富であることは、経済の持続的な成長にとって大きな強みとなります。

特に、ベトナムの労働力は生産年齢人口(15〜64歳)の割合が高く、今後も長期間にわたって労働力を確保できる見込みです。これは、製造業を中心とした産業の発展にとって極めて重要な要素であり、低コストで優秀な労働力を確保できることが、外資系企業の進出を促す要因にもなっています。

さらに、教育水準の向上により、高度な技術やスキルを持った労働者も増えています。特にIT分野では、若く優秀なエンジニアが多く育成されており、今後の産業発展に大きな貢献をすると期待されています。

ベトナム株価・為替の動向

ベトナム経済の急成長に伴い、同国の株式市場にも世界中の投資家から注目が集まっています。ベトナムはASEAN(東南アジア諸国連合)WTO(世界貿易機関)への加盟をきっかけに、海外からの投資が拡大し、特に近年ではチャイナプラスワン戦略の影響もあり、製造業を中心に外資の流入が加速しています。

ベトナムの株価動向

ベトナムの株式市場は、2000年にホーチミン証券取引所が開設されて以降、着実に成長を続けています。特に近年は、海外からの直接投資の増加や、国内消費市場の拡大を背景に、多くの企業が株式市場に上場し、流動性が高まっています。

ベトナム株の特徴として、市場全体のボラティリティ(価格変動の大きさ)が比較的高いことです。これは、成長市場ならではのダイナミックな動きとも言えますが、短期的な値動きに注意しつつ、中長期的な視点で投資を検討することが重要です。

VN100指数の推移

VN100指数は、ホーチミン証券取引所に上場する企業のうち、時価総額の大きい大型株と中型株を中心に構成された株価指数です。この指数は、ベトナムの成長を牽引する代表的な企業の動向を示しており、同国の株式市場の全体的な流れを把握するのに適した指標となっています。

近年のVN100指数の推移を見てみると、ベトナム経済の成長に伴い、長期的には上昇傾向を続けていることが分かります。特に、米中貿易摩擦の影響により、AppleやAmazon、TOYOTAといったグローバル企業がベトナムへ生産拠点を移す動きを見せたことは、同国の株式市場にもポジティブな影響を与えました。

また、ベトナム政府の積極的な経済政策やインフラ整備の進展も、VN100指数の成長を後押しする要因となっています。例えば、交通網の整備やエネルギー政策の強化により、国内産業の生産性が向上し、企業の競争力が高まることで、株価の安定的な上昇が期待されています。

ベトナムの為替動向

ベトナム経済の発展とともに、通貨であるベトナムドン(VND)の動向にも注目が集まっています。近年、ベトナムドンは比較的安定した推移を見せていますが、過去には大きな変動を経験してきました。また、米国財務省による「為替操作国」指定とその後の除外など、ベトナムの為替政策は国際的にも議論の的となってきました。ベトナムドンの推移と、為替政策にまつわる国際的な動きについて詳しく見ていきましょう。

ベトナムドンの推移

ベトナムドンは、2000年代前半までは1米ドル=15,000~16,000VNDの範囲で安定的に推移していました。しかし、2008年のリーマンショックを機に米ドル高・ベトナムドン安の流れが強まり、その後もベトナムの金融政策や国際的な経済状況に影響を受けながら変動を続けています。

また、ベトナムでは、中央銀行や商業銀行が提示する公式レートと、市中の両替商やゴールドショップが提示する実勢レート(闇レート)との乖離が問題となることがありました。この二重レートの存在は、外貨準備の減少を招く要因ともなり、ベトナム当局にとって頭を悩ませる課題となっていました。

こうした問題への対応として、ベトナム中央銀行は2016年に新たな為替レートの算定基準を導入します。この新しい仕組みでは、国内銀行間市場の加重平均レート、国際市場でのベトナムの貿易相手国との為替レート、マクロ経済指標、金融政策の目標などを総合的に考慮して公定レートが決定されるようになりました。

さらに、2024年には中央銀行がベトナムドンの安定を図るため、大規模な為替介入を実施します。米ドル売り・ドン買いの介入により、周辺諸国と比較してベトナムドンの下落幅は抑えられました。例えば、2024年12月22日時点でのベトナムドンの下落幅は年初比約4.6%にとどまり、韓国ウォン(11.6%)、日本円(10.9%)、フィリピンペソ(6.1%)、インドネシアルピア(5.2%)よりも安定した推移を見せています。

為替操作国に指定されたベトナム

ベトナムの為替政策は、国際的な視点からも注目されてきました。特に大きな話題となったのが、2020年12月に米国財務省がベトナムを為替操作国に指定したことです。

米国は、ベトナム政府が意図的にベトナムドンの価値を低く抑え、輸出競争力を高めることで米国の貿易赤字を拡大させたと主張しました。しかし、ベトナム政府はこれに対し、為替介入はあくまで為替市場の安定を目的としたものであり、米国との貿易不均衡を生み出す意図はなかったと反論します。

その後、2021年4月に米国財務省は「ベトナムが不当な為替介入を行った明確な証拠はない」と判断し、ベトナムを為替操作国リストから除外しました。そして同年12月には、米国はベトナムを「為替操作国には該当しない」と最終評価を下しました。

この一連の動きは、一見するとネガティブなニュースに思えるかもしれません。しかし、実際には、これをきっかけに世界中の投資家がベトナムドンの動向に注目するようになり、ベトナムの経済成長のポテンシャルが広く認識される機会となりました。

ベトナム不動産投資

ベトナム経済の成長に伴い、不動産市場も活況を呈しています。特にホーチミンハノイなどの主要都市では、住宅や商業用不動産の価格が上昇傾向にあり、国内外の投資家から注目を集めています。新型コロナウイルスの影響を受けた2020年前後も大きく価格が落ち込むことはなく、その後も上昇を続けており、今後も市場の拡大が期待されています。

ベトナム不動産投資の利回りは平均3~5%

ベトナムの不動産投資における平均的な利回りは3~5%とされています。これは、日本の不動産投資の平均利回り(約2.5%前後)と比較すると高く、投資対象として魅力的な水準です。

特に、ホーチミンやハノイといった主要都市では、外国人駐在員や富裕層向けの高級物件の需要が高まっており、賃貸市場も安定しています。また、エリアによって利回りには差があり、ホーチミンの中心部では約3.0%、郊外では4.2%程度の利回りです。一方、ハノイでは中心部で約4.1%、郊外で5.0%とやや高めの利回りを維持しています。さらに、観光地として人気が高まっているダナンでは、中心部で5.2%、郊外では6.6%と、特に高い利回りを誇っています。

ホーチミンの利回りがやや低めなのは、不動産価格がすでに上昇しているためですが、それでも賃料も上昇傾向にあり、不動産収益自体はハノイよりも27%ほど高いとされています。

アジアの周辺諸国と比較して高い

ベトナムの不動産投資利回りは、アジアの周辺諸国と比較しても高水準を維持しています。世界の不動産市場データを提供する「Global Property Guide」の調査によると、アジア12ヶ国の不動産利回りを比較した際、ベトナムは第5位にランクインしています。

例えば、不動産投資が盛んなマレーシアやシンガポールと比較すると、ベトナムの利回りは0.6~1.0ポイントほど高く、投資効率の良さが際立っています。シンガポールや香港のような成熟した市場では、不動産価格が高騰し利回りが低下しているのに対し、ベトナムはまだ成長段階にあるため、今後の価格上昇とともに高い利回りを維持できる可能性があるのです。

まとめ

ベトナムは、世界トップクラスの経済成長率を誇る国の一つであり、株式市場や不動産市場においても高い成長ポテンシャルを秘めています。実質GDPの継続的な成長海外直接投資(FDI)の増加、そして豊富な若年層による労働力の供給が、経済の持続的な発展を後押ししています。また、VN100指数をはじめとする株式市場の成長や、不動産投資における高い利回りも、投資家にとって魅力的なポイントです。為替市場においても、中央銀行の適切な政策により安定した推移を見せており、国際的な信用を高めています。これらの要因を踏まえると、ベトナムは今後も有望な投資先として注目され続けることでしょう。

HRnavi べとわーく編集部

執筆者HRnavi べとわーく編集部

べとわーくを運営するHRnaviは、創業15年、ベトナムで唯一日系企業に特化したローカル人材会社です。また、べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。ベトナムにおけるお仕事、生活情報など、在住歴が長い人しかわからないようなコアな情報をお届けします。

有料職業紹介事業者の登録番号:No. 21862/SLĐTBXH-GP(更新日:2020年8月10日)

ベトナム情報週刊コラム

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ベトナムでの転職を考えている方々にとって、最も気になるのが現地での生活費ではないでしょうか。 東南アジア・ベトナムはまだまだ発展途上の国で、日本と比較すると物価は安いイメージをお持ちの方がおそらく多いですよね。 旅行に行ってみるとなんとなく分かる現地の相場ですが、住んでみると新たな発見がたくさんあります。 そこで、ハノイ在住4年目の筆者の、超リアルな1か月の生活費を大公開! さらには現地でのお得な情報も紹介していきます◎ベトナム生活を楽しく賢く、始めましょう!   まず、現地の物価感をつかむために分かりやすい、ベトナム人の平均所得についてお話していきます。 2022年7月のJETROの発表によると、ベトナム人の平均月収は6,600,000VND=約3万8,280円、年収にすると約79,200,000VND=約46万465円となります。 とはいえ、筆者の住むハノイやホーチミンの日系企業で働くオフィススタッフは1.5~2倍近く、さらには副業をしているベトナム人がほとんどなので実質の可処分所得は上記より高いと思われます。 ベトナムの労働法では原則副業を禁止としていないため、副業は当たり前の文化です。彼らはタクシーの運転手や塾の講師など多岐に渡り、能力を活かして収入を増やしています。 一方で、ベトナムで働く日本人には『日本人の給与水準』があるので、現地のベトナム人スタッフと同業務にあたらない限り上記給与水準に当てはまらないのが実情です。 そのためベトナム人同様のローカルエリアに住み、ローカルレストランで食事を取り、自分自身でバイクを運転して生活をしていれば給与の大部分を貯金に充てることもできます。   それでは実際のハノイの物価はどの程度なのか、紹介していきます。 食べ物や飲み物は現地のものを調達すると、日本の物価の3分の1程度で購入することができます。 一方で、日本の調味料や食材や輸入品等を購入する場合、3~5倍近くするものが多々あります。こちらはベトナムの関税の高さが大きな要因となっています。 水(500ml) 30円(5,000VND)/本(スーパーマーケット) ビール(生ビール)@レストラン 200円(35,000VND)/杯 缶ビール  @スーパーマーケット 90円(15,000VND)/缶 フォー(ベトナム風うどん)(@ローカルレストラン) 約250円(40,000VND)/杯 バインミー(ベトナム風サンドイッチ) 約150円(25,000VND)/個 なす 約20円(5,000VND)/本 スイカ 200円~300円(35,000~50,000VND)/玉 マンゴー 80~100円(13,000VND~17,000VND)/個 鶏むね肉 100g 80円(14,000VND)/100g   ベトナムは大家族の世帯が多いため、日本と比較すると1つずつの日用品の容量が大きく、その分価格も割安となっています。 しかし食品と比べると意外と高く、日本と同程度の価格帯となっています。 食器用洗剤 150円(25,000VND)/個 シャンプー 500~1000円(80,000~15,000VND) 洗濯洗剤 2kg 900円(150,000VND)/ 2kg ティッシュペーパー 120円(20,000VND)/個 歯磨き粉 200円(30,000VND)/個   上記でベトナムの物価水準を紹介しましたが、ここからは筆者・日本人女性のリアルな1か月の生活費を公開していきます。 物価は安いと言っても、やはり日本のクオリティやサービスを求めたいものもあります。 美容室やネイル・まつ毛エクステ、化粧品などには惜しまず、クオリティで納得のいくものを選択しています。 日系サービスを求めると日本と同価格かそれ以上かかるものもありますので、現地のものと日本の物を両方取り入れながら、できる限りコスパよく生活することを心がけています◎ それではここで、リアルな一人暮らし女子の1か月の生活費を大公開!! 家賃(1 Bed room/50㎡/築4年) 50,000円 食費 15,000円 交際費 30,000円 美容院 4,000円 まつ毛・ネイル 3,500円 電気代 ...
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本記事では、ベトナムの南部ホーチミン市で暮らす際の生活用品の種類や価格、購入できる場所について解説していきたいと思います。 どんな生活用品が必要なのか? どこで購入できるのか? 日本から持ち込んだ方がよい生活用品は?     ホーチミン市の年間平均気温は30℃前後で、常夏の街です。また、4月~10月頃が雨季、11月~3月頃が乾期といったように雨が多く降る時期とそうでない時期の2シーズンに分けられています。 雨季といっても日本の梅雨のように「ずっと雨が降り続く」というわけではなく、いわゆる「ゲリラ豪雨」のような雨が30分~1時間程度続くというような天候が多いです。まれに雨が降り続いた場合は浸水する箇所がありニュースになることもあります。 © WeatherSpark.com © WeatherSpark.com 日本 100V(Aタイプコンセント) ベトナム 220~240V(Cタイプコンセント) 日本で使っている電化製品をそのままベトナムで使おうとすると、コンセントが合わなかったり壊れてしまったりことがあるため、コンセント変換プラグを準備し、変圧器が必要かどうか事前に確認する必要があります。特に大型の家電の場合は、変圧器の容量の確認が必要になります。     入居する住居に「掃除サービス」や「洗濯サービス」が付いている場合は、掃除用品や洗剤などを購入する必要はありません。「ベッドメイキングサービス」が付いている場合は、シーツを洗う手間もかかりません。こういったサービスが付いていると面倒な家事が減った分、自分の時間に充てられそうです。 また、日本人向けの住居は食器や調理器具、家具、家電が据え置きされているところが多く、入居してすぐに生活を始められるところがほとんどです。 したがって、ほとんどの方が必要になるのは、 各種消耗品 据え置きされていない小物や家電 こだわりの日用品 が多いのではないでしょうか。   ホーチミンの中心部から車で20分ほどの場所にある、ホーチミンのコストコといわれる「MM メガマーケット アンフー」で実際に調査してみました。こちらは、ホームセンターのように日用品から食品、衣料品、文具、バイク用品など幅広い品揃えが特徴です。ホーチミンに住む日本人の方もよく買い物に来るスポットです。(おおよその価格を、1円≒168VND換算で表記。) パンテーンやダウ、クリアなどがありました。値段は130000~270000VND(約771~1601円)です。 ボディーソープはダヴやジョンソンアンドジョンソン、ライフブイがありました。およそ132000VND(約782円)~。 石鹼は一つおよそ13000VND(約77円)~。ライフブイ(lifebuoy)はホーチミンでよく見かける商品で、ボディーソープや石鹼、ハンドソープなど幅広く展開しています。 ハンドソープは64000VND(約379円)~。450gと大容量なのでしばらく使えそうです。 ボディタオル79000VND~(約468円)やボディスポンジ41000VND(約243円)~。こちらも好みによって選べるほど品揃え豊富です。お風呂の桶は30000VND(約177円)でした。 ドライヤーが199000VND(約1182円)~。 シャンプーなどの収納棚が183000VND(約1085円)~でした。スーパーですが浴室用雑貨も充実していますね。 歯磨き粉は約18000~92000VND(約106~525円)。歯磨き粉もアクアフレッシュなど日本人にお馴染みのブランドがあります。歯ブラシは32000VND(約189円)~。   キッチンスポンジが26000VND(約154円)~。 食器用洗剤が23000VND(約136円)~。写真の食器用洗剤も800gとこちらも大容量です。 キッチンペーパーが24000VND(約142円)~。 東芝の炊飯器が699000VND(約4150円)。ベトナム人も炊飯器を使うので、初めからお部屋に設置されていることも。ちなみに、電気ケトルは99000VND(約588円)~。 こちらの食品保存容器が45000VND(約266円)~。しっかりとした作りで頑丈そうです。フライ返しなどの調理器具が87000VND(約515円)~。 お皿が19000VND(約112円)~。   洗濯洗剤はアリエール、OMOが主に売られています。120000~230000VND(約714~1369円)。縦型洗濯機用、ドラム洗濯機用と用途が分かれています。香りはフラワー系の香りやパウダー系の香りが人気のようで、種類も様々です。 柔軟剤入り洗剤は日本でもお馴染みのダウニーが210000VND(約1250円)。衣類用消臭剤が99000VND(約589円)でした。 大きな衣類物干しが599000VND(約3566円)~。乾燥機付きの物件が多いようですが、部屋干しや外干しが必要になったときでも調達可能です。この他にハンガー10本セットが39000VND(約232円)~。アイロン台が399000VND(約2375円)~でした。   メガマートオリジナルブランドのトイレットペーパーが6個入55000VND(約327円)でした。 こちらにはよくデパートなどで見かける業務用のトイレットペーパーが。700gで37500VND(約223円)でした。品揃えに圧倒されてしまいます。 トイレ用洗剤が27000VND(約160円)~。トイレに入れるだけのタブレットタイプの洗剤もありました。 トイレ用たわしが50000VND(約297円)。 トイレの芳香剤も種類が豊富で30000VND(約178円)~。   床用のモップが120000~200000VND(約714~1190円)。マイクロファイバーのふきんを使って床掃除をする場合がほとんどのようです。 ゴム手袋が30000VND(約177円)~。   髭剃りが35000~240000VND(約208~1428円)。 シェービングフォームが86000VND(約512円)。一般的なスーパーではこちらの商品をよく見かけます。   日本のソフィーやロリエといった商品が多く並んでいます。普通の日用20枚入りが32000VND(約190円)~。 コットンが80枚入りで23000VND(約137円)~。メイクアップ用品をメガマートで見つけることができませんでした。コスメ用品はホーチミン市内のドラッグストアで多く扱っており、日本のキャンメイクやセザンヌ、ケイト、資生堂など馴染み深い商品も多数ありますのでご安心ください。スーパーによっては日焼け止めやリップクリームなど取り扱っていることがあります。   ポケットテッシュ10個入が26000VND(約155円)ボックスティッシュが3個組で29000VND(約232円)~。 ベビー用品として販売されていますがウエットシートが29000VND(約172円)~。   ベトナムでは飲み薬や湿布、塗り薬などは、スーパーでは購入できず一般的には薬局で購入するようです。薬局で症状を伝えると簡単に一回分から処方してもらえるそうです。今回調査した「MM メガマーケット ...
初めての海外転職!ベトナムに行くために日本の住民票は抜くべき…?
2025.10.20
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  海外移住をする際に検討する項目の一つが、“住民票を抜くか否か” 住民票を残しておかなければ、受けられないサービスはあるのだろうか?逆に住民票を抜いてしまったら、何か問題はあるのだろうか? そのような渡航前の住民票に係る疑問を解消すべく、こちらの記事では住民票を抜くことによるメリット・デメリットを紹介します。 『それぞれのメリット・デメリットがよく分からない。』『自分はどうするのが最も適しているのだろう?』と、お悩みの方は是非こちらの記事を参考にしてみてください。   住民票とは『住民基本台帳』を指し、氏名、生年月日、性別、住所などが記載された住民票を編成したもので、住民の方々に関する事務処理の基礎となるものです。 下記の通り、国民保険や手当、年金の受給などに深く関わり、日本に住むうえで重要な情報となっています。 選挙人名簿への登録 国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、国民年金の被保険者の資格の確認 児童手当の受給資格の確認 学齢簿の作成 生活保護及び予防接種に関する事務 印鑑登録に関する事務 参照元:総務省基本台帳 そのため、海外移住に伴い、自分自身の立場では抜くべきか残すべきかをしっかりと見極める必要があります。   住民票を抜くか否かを決める前に、住民票の有無は自分の意志で決めてよいものなのでしょうか? 筆者はベトナムに移住する前に東京都の文京区に住んでいましたが、自身が転出届を提出する際に得られた回答は下記の通りでした。 1年を超える長期滞在の場合には、国外転出の手続きをしていただく必要があります。1年未満であればそのまま残しておいても構いませんが、1年を超える場合は届けを提出してください。 こちらの期間に関しては、お住まいの市区町村により差がありますので市役所で確認をすることをお勧めします。 実際に文京区が作成するウェブサイトにも、下記の通り同様の記載がありました。 質問:しばらくの間海外で暮らすことになりそうですが、住民票はそのままでよいのでしょうか。 回答: 海外に滞在する期間がごく短期間の場合は、住民票をそのままにしても構いません。 長期の滞在(おおむね1年以上)になる場合には、生活の本拠地が日本にあるとはいえないため、国外転出の手続きをしていただく必要があります。 住民票を置いたままにしておきますと、住民税、国民健康保険料等も負担していただくことになります。 参照元:文京区サイト抜粋 1年以上の海外滞在となる方は、基本的には住民票を抜くことを前提に考えておくとよいでしょう。 不安がある方は、お住まいの地方自治体へお問い合わせください。   では、ここからは住民票を抜くか迷っている方に向けて、メリット・デメリットを紹介していきます。 住民税を納付する義務がなくなることは一番のメリットではないでしょうか。 住民税は前年度の所得に応じ翌年支払う税金ですが、原則として1月1日現在の住所地で課税されます。そのため1月1日時点で住民票を抜いていれば住民税を支払う必要はありません。 住民票は引っ越し日の14日以内に転出届を提出することが推奨されています。 筆者は1月10日頃に引っ越しをしましたが、12月28日に住民票を抜いたため住民税を支払う必要がありませんでした。当時このルールを知らずに区役所を訪れた際に、区役所の担当者から教えてもらいありがたかったことを今でも覚えています。 住民税の金額は前年の所得により異なりますが、おかげで30万円ほどの支払いが必要なくなりました。   厚生年金は住民票を抜くことで、支払いの義務がなくなります。 将来の年金受給額が減ることを避けるために加入しておきたいという方は、個人での加入や継続が可能ですので手続きをしておくとよいでしょう。   国民健康保険料を納付する義務がなくなるという一方で、帰国した際に日本で治療を受けても控除されないため10割負担で医療費を支払わなければいけません。 持病がある方や、日本に定期的に帰国して通院予定のある方は、住民票を抜かずに健康保険に加入している状態の方が安心かもしれませんね。 また、海外で病院にかかると、治療費が高額になるケースが多く見受けられます。 ベトナムでは働く労働者の権利と義務確保のために、2022年1月より外国人の社会保険の加入が強制となり保険料率が引き上げられました。それにより外国人もベトナム人と同様の医療保険を受けることができます。 ただ、現実的にはローカルの限られた病院にて2割負担で治療が受けられるというもので、日本語や英語が通じる病院は対象外です。 多くの日本人にとっては入院や怪我をした場合、ベトナムの社会保険の範囲内の治療では水準が低く不安も多いと思いますので、現地で加入できる保険などを事前に調べておくことをおすすめします。   住民票を抜くことで、マイナンバーが失効します。オンラインでのスムーズな行政手続きや本人確認書類として使用ができなくなるため、日本と行き来しながら生活をする方にとっては不便になる可能性があります。 政府も今後は銀行口座との紐づけなど、よりマイナンバー利用を促進すること発表していますので、慎重に考えた方がいいかもしれません。   結局のところ住民票は抜いたほうがいいの…?  ≪住民票を抜いたほうが良い方≫ 住民税などの税金の支払いを減らしたい方 ベトナムで保険に加入しており、医療が安心の方 1年以上海外滞在予定の方 ≪住民票を残した方が良い方≫ ※例外があります 日本で定期的に通院予定がある方 日本での行政手続きが多い方 マイナンバーを利用したい方   ・身分が証明できるもの(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード(個人番号カード)、住民基本台帳カード、在留カード、健康保険証等) ・マイナンバーカード(個人番号カード)または住民基本台帳カード(交付を受けている異動者の方全員分) ・住民異動届(各役所のホームページよりダウンロードもしくは現地にて記入)   海外転出届は上記を持参し、持参し住民登録窓口を訪れて届を出すと完了します。 最近では郵送でも完了するので、渡航前の忙しい時期に役所を訪れる手間が省けるので便利です。区ごとに手続きの流れが変わるため、お住いの役所のウェブサイトで事前に確認するとスムーズに手続きを進めることができます。 手続きが完了すると住民登録がなくなり、住民票が取得できなくなりますのでその他の手続に住民票が必要な方は注意が必要です。   日本で転出届を出し、無事ベトナムに到着したら在留届を提出することも必要です。 ...

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