- ベトナム就職情報
- 2023.12.11
日本では少子化や物価上昇が続き、日本の未来を不安視する人も多くいます。最近では、記録的な円安を背景に海外へ向かう若者の増加がニュースで取り上げられています。
日本で賃金が上がらない
閉塞感を感じる
スキルアップしたい
英語力を向上させたい
海外に住んでみたい
と「海外出稼ぎ」や「ワーキングホリデー」で日本脱出を考える方も少なくないのではないでしょうか。しかし、一方で
「英語力が低く、仕事がなかなか見つからない」
「アルバイト先が作業中心で英語を話す機会がないかも」
「ワーキングホリデーで渡航したものの、仕事が見つかるか不安」
「留学費用や滞在費が思ったよりも高額になってしまう」
と「ワーキングホリデー」や「海外出稼ぎ」でも何かと不安や心配があるという声も聞かれます。
ワーキングホリデーとは
18歳から30歳までの若年層が協定国29カ国で留学・就業・居住できる制度です。滞在できる期間は最長で1年間です。留学費用や滞在費が自己負担のため、事前の準備が必用とされています。
そこで今回は「海外で働いてみたい…けど心配」という方に向けて「ベトナムでの就労」のおすすめポイントを7つご紹介いたします。
ベトナム就労のおすすめポイント
①渡航は就労が決まってからでOK

ベトナムは現在「ワーキングホリデー協定国」ではありません。そのため、ベトナムで就労するためには「就労ビザ」を取得する必要があります。
内定までの一般的な流れは次のようになります。
- 気になる求人に応募、または転職サポートのご依頼
- キャリアアドバイザーとの面談
- 企業での書類選考
- 面接1回〜数回(オンラインもしくは直接)
- オファーレター(内定通知書)の発行、サイン
- 内定
オンラインでの相談からスタートできるため、日本国内にいながら就業の準備することができます。
ワーキングホリデーのように「海外滞在中に自分で仕事を見つけていく」ということがないため、生活費などの生活の見通しを立てやすいというメリットがあります。
②高い英語力がなくてもOK
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ベトナムには年々多くの日系企業が進出しており、日本人の現地採用枠の採用も多くなっています。このような企業の共通言語は、英語もしくは日本語のどちらかとなります。
ベトナム人との英語での会話は、比較的分かりやすい単語や文法でコミュニケーションを取ることが多く、企業によっては「英語力不問」「英語日常会話レベル」とする所も多数です。
このように「海外未経験」「英語力は低いけど海外で働いてみたい」という方にもベトナムでの就労がおすすめです。
③キャリアアップの可能性

ベトナムの日系企業で就業する場合、日本人の意図を理解した仕事が求められるため、未経験でも現地のベトナム人を取りまとめる「マネージャー」や、日本とベトナムの橋渡しとなる「ブリッジ役」など、責任の大きな仕事や複数業務担当を任せられやすく、キャリアアップができるということがメリットとして挙げられます。
「海外で異なるバックグラウンドの人材を取りまとめた」という経験は、将来の仕事で活かされることでしょう。
④生活費や転居費用が抑えやすい

ベトナムも経済成長を受け年々物価が上昇していますが、現地食材の価格は日本よりも安く、ローカルレストランでは日本の1/3程度で食事をすることができます。
カフェやビールなどの嗜好品は日本の1/2程度。Wi-Fi・電源完備のおしゃれカフェが多いため、勉強や作業もはかどります。
また、一人暮らしの現地採用者向けのアパートの平均価格は350~650USDとなっており、物件によってはジムやプール、掃除のサービスが付くところもあります。より生活費を抑えたい場合は200~350USDのローカル向けのアパートという選択肢も。「Facebookのグループや現地の掲示板で大家さんに直接交渉することで相場よりも安く借りられた」ということもあるようです。
さらに、ベトナムでは不動産会社への仲介手数料が無料というところがほとんどです。加えて外国人向けの物件では、家具や家電などが備え付けられているため、1から家財道具を揃えるは必要なく、転居費用が抑えられるというメリットがあります。
⑤治安が良く住みやすいと感じる

ベトナムは他国と比較して「外国人に対するヘイト」や「大規模なデモ・テロ」はほとんどありません。また、「銃や刃物を使った強盗」は少なく、女性の一人歩きも安心です。
さらに、ベトナム人は親切で親しみやすい人が多いことや、品質のよい日本製品や礼儀正しい日本人に好印象を持っている人が多いことから「日本人にとって居心地がよく、暮らしやすい」と感じます。
ベトナム国内には日本人が2万人以上在住しており、趣味や年代などに応じた「日本人コミュニティ」があります。定期的に集まって活動しているコミュニティもあり、自分の趣向にあった人脈づくりや友達づくりができます。
⑥日本食が豊富

ベトナムには日系レストランが数多く進出しており、日本食に困るということはありません。ベトナム人は特に「お寿司」が大好き。ローカル向けの寿司レストランも多く見られます。
スーパーでも「イオンモール」や「業務スーパー」などが進出しており、日系食品を取り扱うところが多く、日本食の自炊も問題なく可能です。
ローカル向けのスーパーでも日本米や豆腐、サバ、乾燥しいたけなど日本人に馴染みがあるものが売られています。食文化も日本と通じるところがあります。
⑦ベトナムを拠点に旅行ができる

ベトナムは、北部ハノイのハロン湾、中部ダナンのビーチリゾート、ホイアンの古都、南部ホーチミン近郊のブンタウなど国内に多くの観光地があります。日本での知名度はまだまだかもしれませんが、欧米人には人気のバカンス先で、実際に訪れるとアジア人より欧米人の観光客の方が多いのも特徴です。どこも飛行機で1~2時間程度で移動可能のため、土日の小旅行でリフレッシュすることもできますね。
また、タイはホーチミンから飛行機で1時間程度と近く、気軽に行くことができます。「ベトナムを拠点に東南アジアを制覇」なんていうことも叶えられるでしょう。
以上7つベトナムでの就労のおすすめポイントをご紹介しました。以下からは、ベトナムで働くことを考える上での疑問にお答えしていきます。
ベトナムで英語力は向上する?

スイスに本部を置くグローバル教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)が発表した、「EF英語能力指数2023(EF EPI 2023)」ランキングではベトナムは800ポイント中505ポイントで非英語圏113か国・地域中58位となりました。
このランキングでは日本は87位のため、ベトナムは日本より英語力が高いという結果がわかります。
実際に、ベトナムでは若い人や都市部を中心に英語の日常会話が可能な人が日本よりも多い印象です。仕事や生活上で「分かりやすく伝わりやすい英語のコミュニケーション方法」が身につきやすく「今後、多国籍の人が集まる環境で仕事をしたい」と考えている方の場合は、良い経験になるでしょう。また、英語のノンネイティブスピーカー人口が増える中で「伝わる英語」ができるということは大きな強みになると言えます。
たとえ英語圏に住んでいても「学ぶ姿勢がないと英語力は向上しない」と言われるように、生活しているだけで高度な語学力が自然に身につくということはあまりありません。
「さらに英語力を向上させたい!」という方は現地の英会話レッスンを受けたり、英語の問題集に取り組んだりすると良いでしょう。

IELTSの問題集はLAZADA(ベトナムのオンラインショッピング)で170000VND(3冊でおよそ1000円)で購入できました。
円安トレンドで稼げる?

ドル高・円安が続いている現在、USDで給与が支払われる場合は円に換算すると日本にいるよりも「稼げた」と感じます。しかし、為替レートは日々変動するものです。「今、円安だから海外で働く」と安直に考えるよりは、長期的な視点で「海外でスキルアップ・経験を積む」ということを念頭に働くことが重要です。
とはいえ、ベトナムは生活コストを抑えることができるので、貯金が可能です。日本よりも高金利なベトナム銀行預金やベトナム株投資などで上手くお金を増やすこともできます。
面接で重視されるポイントは?
実際に「働こう」と思っても、難しく感じるのが面接対策です。ここからは面接で重視されるポイントを3つご紹介します。
(1)なぜベトナムなのか
なんとなく海外で働いてみたい、海外に憧れがあるからなど、正直これだけの理由では企業も物足りません。海外転職を志す上で、「どうしてベトナムが良いのか」を言葉でしっかり表現できるようにしておきましょう。
(2)この転職で何を実現したいか
職種や業界によっては20代が特に未経験の分野に挑戦できます。幅広い求人に応募して可能性を探ることも良い事ですが、動機の弱い人には面接の知らせは訪れません。どんな時も軸をもって転職活動をしましょう。
(3)キャリアプラン
転職先の内定獲得がゴールではありません。入社して数年後、こんな仕事がしたい、マネジメントがしたい、英語を使って他の国に挑戦したいなど、転職のその先を考えましょう。これらが面接時にPRできれば、面接対策もバッチリです。

「HRnavi べとわーく」では、キャリアコンサルタントがベトナム就職のサポートをいたします。面接日の調整、企業への交渉等、入社までの一連の調整、交渉を弊社が代行します。まずは、お気軽にご相談ください。
まとめ

ベトナムでは「ワーキングホリデー制度」を利用することはできませんが、20代の方から海外就労に挑戦しやすくなっています。また、英語力に自信のない方や海外未経験の方も日本での経歴を活かして活躍することができます。
この記事が皆さんのキャリアの選択に役立ちましたら幸いです。
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