- 2024.09
東南アジア比較!インドネシアとベトナム:異なる国の魅力を徹底比較
これから東南アジアへの海外移住を検討している方にとって、事前にその国を知ることはとても重要ですね。 東南アジアで圧倒的に日本人在住者が多い国といえばタイですが、タイは近年物価上昇が激しくコストを抑えたい方にとってはあまりおすすめではないかもしれません。 タイに次いで近年日本人が多く住む東南アジアの国と言えば、インドネシアとベトナムがあげられます。 両国とも在住日本人は約2万人と非常に多くなっています。 そんな二国を行き来している筆者が、日本人が住むという視点で徹底的に比較をしていきたいと思います◎ 東南アジア移住を検討している方は是非読んでみてくださいね! インドネシア共和国は東南アジア南部に位置し、人口世界第4位の2億9,000万人を有する何千もの火山島から成る国です。 首都はジャカルタで、公用語はインドネシア語。1100万人以上がジャカルタに住んでいるため交通渋滞が非常に問題となっています。 また、人口の9割近くがイスラム教徒のためヒジャブを被っている女性をよく見かけたり、一部のスーパーやレストラン以外ではお酒の提供が禁止されています。 オオトカゲやゾウやオラウータンなどの動物が生息する広大なジャングル、一大リゾートとして大人気のバリ島など自然に満ち溢れた島国です。 ナシゴレンやサテなど日本人にも人気の高いインドネシア料理もおすすめですよ! ベトナム社会主義共和国は東南アジアの東に位置し、約1億人の人口を有する国です。 首都はハノイで政治のお膝元、経済の中心地は南部ホーチミンにあり発展めがざましい都市です。 世界でも限られた社会主義国ですが、経済は資本主義で自由経済の側面も強く、ホーチミンは特に外資系企業の進出も増えています。 平均年齢32歳と若く勢いがあり、50年間で人口が2倍になった、今後さらなる成長が見込まれている国でもあります。 観光業や工場進出などが増えており、日本からの駐在者や旅行者にも人気の国です。 フォーや春巻きなど近年日本人にも人気のあるヘルシーなベトナム料理は日本人の口にも合うので非常におすすめです! インドネシアのビジネスといえばジャカルタ、ベトナムはホーチミンを中心に様々な項目で比較をしていきたいと思います。 ベトナムはハノイに住む方も多いですが、人柄や気候など異なることも多いため、より多くの日本人が住むホーチミンを中心にみていきましょう◎ それぞれを一言表すと、インドネシア=のんびり、ベトナム=パワフルでしょうか。 穏やかなのんびりした人柄を好む方はインドネシア、ちゃきちゃき仕事を進めてほしい方はベトナムが合っているかもしれません◎ インドネシアの人々はとにかくのんびりいつもにこにこしています☺ 優しい笑顔で挨拶やお礼を言ってくれるので、気付いたらこちらも笑顔になってしまう素敵な国民性です。 誰に挨拶しても笑顔で返してくれ、『Terima kasih☺(ありがとう)』を店員さんや警備員さんがいつも言ってくれるのでほっこりしますよ◎ 一方でのんびりしているがゆえ、仕事の進捗が遅い…という難点があります。笑 お願いした仕事がいつまで経っても終わらないという管理職の嘆きを聞くことがよくあります。 また、インドネシアでは労働者を守る規制が強いことからも、欠勤が非常に多いなどの悩みも絶えません。 ベトナムの人々は北部と南部でも傾向が分かれますが、総じて明るくパワフルな国民性です。 ハノイの方がきっちりと真面目な印象が強く、ホーチミンなどの南部はのんびり大らかな方が多い印象です。 日本でも沖縄はのんびりしている、など暖かいところの方がのんびりしている人が多いのかもしれませんね◎ また、家族や友人をとても大切にするため、一度仲良くなると親の様に心配やお世話をしてくれるとても温かい方が多いです! そうはいってもインドネシア人と比較すると、パワフルで物事をはっきりと言い、自分の主張を通します。 また、自分の非を認めない、言い訳をよくする方もおり、仕事でミスをしても反省しない…などのお困りの声をよく聞きます。 両国とも乾季と雨季に分かれており常夏で年中暑いが、1日中雨が降ることはなく過ごしやすい。 気温も一定なので体調管理がしやすく、花粉がないのが嬉しいポイント! ジャカルタは大気汚染が世界でもトップクラスなので要注意。 1年の中で雨季と乾季に分かれるインドネシア。5月~11月が乾季、12月~4月が雨季シーズンで乾季は雨はあまり降らず、ずっとお天気が続きます。 雨季になると1日のうちの数時間のみスコールが降り、スコールが止むと涼しくなるという繰り返しです。 年間を通して暑く、基本的に1年中半袖で過ごすことができますが、室内は非常に冷房が効いており長袖でも寒いくらいですので、羽織は持っていた方が良いでしょう。 そして、ジャカルタの最大の難点は大気汚染です… 世界でもトップクラスの大気汚染がひどい場所ですので、どんより曇っている日が多く体調を崩しやすいです。 外を歩くときはマスクをしている人が多く、あまりにひどい日は外出を控える方もいる程です。 ただ、ショッピングモールやカフェなどが充実しているので、室内で1日過ごせますのでご安心ください◎ ベトナムは北と南で気候が全く異なり、北部ハノイは日本と同様に四季があります。 一方でホーチミンはインドネシアと似ており乾季と雨季に分かれていますが、時期は真逆の4月~10月が雨季、11月~3月が乾季です。 雨季になると午後から夕方にかけて1~2時間スコールが降り、止むと夕方から涼しくなるという日々です。 乾季は毎日青空で日差しが強烈で、35度前後の日々が続き非常に暑いので日中は室内にいることが多くなります。 雨あがりの涼しくなった夕方のお散歩は気持ち良くておすすめですよ◎ どちらも比較的治安は良いが、インドネシアは特に夜の女性の一人歩きには要注意。 ベトナムはバイクの逆走や信号無視など交通マナーに注意が必要です! インドネシアは9割がイスラム教徒の国ですが、キリスト教徒なども一定数いる多宗教国家です。 比較的治安はよく、昼間であれば、女性がひとりで歩くことはとくに問題ありませんが、人通りの少ない道は避けた方が安心です。 夜間は犯罪に巻き込まれる可能性が高まるため、女性はもちろん男性も夜の外出はできる限り控えた方が良いでしょう。 筆者がジャカルタが来た際には、20時以降の一人歩きは大通りでなければ避けた方が良いと言われています。 人気のない道や特に北部コタエリアでのスリやひったくりなどには注意が必要です。 ...
- 2024.09
旅行者&出張者も必見!日本・ベトナム間の最新フライトスケジュールを一挙公開!(2024年9月時点)
ベトナム在住者にとって、出張や一時帰国で定期的に日本へ帰る方がほとんどではないでしょうか。 コロナ禍には0になったベトナム⇔日本間の飛行機も徐々に増えてきていますが、日々変わるフライト状況。 現在はどんな時刻で運行しているのか、2024年9月現在のベトナム⇔日本間のフライトを拠点別に一挙紹介いたします。 一時帰国の参考になれば嬉しい限りです◎ 現在日本⇔ベトナム間の直行便を運航している航空会社は4つのみです。 2023年10月末まではベトナムの航空会社であるバンブーエアラインが運航していましたが、経営難に陥り国際便を取りやめました。 日本の航空会社2つ(ANAとJAL)、ベトナムの航空会社2つ(Vietnam AirlinesとVietjet Air)となります。 各航空会社の詳細は下記の通りです。 言わずと知れた日本の五つ星航空会社ANA。日本語対応や日本流のサービスで安心ですね◎ 飛行機の楽しみの一つである機内食は、2つの種類から選ぶことのできる点が人気です。 2024年9月から11月期のハノイ→成田線では、豚そぼろと海老のライスヌードル、プレーンオムレツとチキンハムの2つが提供されています。 航空会社公式ホームページ:https://www.ana.co.jp/ja/jp/ ANAと並ぶ日本の航空会社といえばJALですよね。JAL便も複数飛んでおり、JALのマイルを貯めている方にとってはJAL便を選びたいところです! 航空会社公式ホームページ:https://www.jal.co.jp/jp/ja/ そしてベトナムの4つ星認定航空会社で、ベトナム国営の航空会社がベトナム航空です。 日本⇔ベトナム便は日本の航空会社よりも多く、福岡などにも定期運航しているので使い勝手の良い航空会社です。 サービスも一流で、機内食にも定評があるベトナム航空は、運航時刻も数多くあるので利用しやすいです◎ 航空会社公式ホームページ:https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/home 日本⇔ベトナム間を運航している唯一の格安航空会社がこちらのVietjet Airです! なんといってもLCCのため安い時期には2万円台で日本との往復ができることもある航空会社です。 飲み物などのサービスはなく、予約するチケットのランクによっては預け荷物も追加料金が必要となります。 ベトナム国内線の場合遅延が多いですが、国際線の運航の場合は比較的定刻運航となっています。 運航便数も多く各地にフライトが出ているため、希望条件がマッチする可能性が高く、また飛行機代を安く抑えたい方にももちろんべトジェットエアはおすすめです◎ 航空会社公式ホームページ:https://www.vietjetair.com/ja 【ハノイ→東京】 ※1便を除いて全て成田行き 航空会社 出発時刻(HAN) 到着時刻(NRT/HND) Vietnam Airlines 00:10 07:35 Vietjet 00:30 08:00 Vietjet 07:55 07:55 Vietnam Airlines(※羽田便) 08:00 15:05 JAL 23:20 06:35 +1 ANA 23:35 06:45+1 【東京→ハノイ】 ※1便を除いて全て成田発 航空会社 出発時刻(NRT/HND) 到着時刻(HAN) Vietnam Airlines ...
- 2024.09
【2024年最新版】これは知っておきたい!ベトナム語の流行語10選(トレンド)
ベトナム語には、日常生活やオンラインでのコミュニケーションでよく使われるスラングや流行語が豊富に存在します。 特に、ソーシャルメディアの影響が大きい現代のベトナムでは、SNSを通じて新しい言葉やトレンドが瞬時に広まり、新しい流行語も生まれ続けています。 今回は、現在ベトナムでZ世代を中心に流行しているスラングを10個厳選し、「ベトナム語の流行語の意味や使い方」「ベトナム語の流行語の特徴」についてわかりやすく解説します。 ここからは、ベトナムの流行語10選をご紹介します!意味や使われる場面なども合わせて解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 「Trời(=天)」で直訳すると「U là trời=You are Heaven」という意味になりますが、これは奇妙な現象を目撃したときの驚きや驚きの感情を表現するときに使用される感嘆詞になり、2021年頃から使用されています。 英語の「Oh my god」の発音に似ているため「オーマイゴット!」と言いたいときも使われてきているそうです。 「Oh my god」のベトナム語の言い方は、日本人によく知られているベトナム語の「チョイオーイ(Trời ơi )」もありますね。 (参考URL) TiktokerのGo Godさんが「泥の中で6日間横たわるチャレンジ」という動画を拡散した際に、英語の「Let’s go」の発音を間違えて「Gét gô」と言い、笑いと共に広がりました。この言葉は、英語と同様「行こう!」という意味で使われています。 (参考URL) 「Xịt Keo」は直訳すると「ヘアスプレー」という意味ですが、この言葉は『ミス トランスジェンダー ベトナム コンテスト』に参加する出場者のコーチであるMai Ngôさんの言葉で流行語となりました。 彼女の細かく熱心な指導にもかかわらず、出場者のパフォーマンスはそれに値するものではなく無力だったことから、若者たちの間で「驚いたり、恥ずかしくて声が出なくなったりする状態=固まる」という意味で使われています。 (参考URL) これらのフレーズは、ソーシャルメディアで人気を博しているトランスジェンダーのLindaさんから生まれたものです。 「Tái châu」は「tái chanh(素朴な、無邪気な)」の語呂合わせで、素朴なという意味です。冗談ぽっく友達に「Bộ đồ hôm nay làm em nhìn tái châu hơn đấy!=今日の服装は、さらに素朴に見えますね!」のような文で使えるそうです。 「Keo lỳ」は「とても魅力的な人、一目見ただけで魅了される人、噛み付きたくなるような人」という意味で、主にアイドルに対してや友達がいつもより魅力的な時に使われるそうです。 「Chả quyên」は塩味と甘味を表現するのに使われ、スラングとしては「美しさやセクシーさを表すとき」に使われる表現だそうです。 これらは辛辣な表現が面白いと話題になっており、Lindaさんを知らない人には分からないこともあるようです。話題になったときは相手と一層盛り上がれるかもしれませんね! (参考URL) 「Mãi mận(永遠の梅)」は、Facebookで人気のフレーズ「mãi mặn mà(いつまでも塩っぱい)」の口語的表現で「相手の外見やユーモラスな性格を褒めたり、単に素晴らしい行動や出来事を賞賛したりする」ために使用されています。 また、この言葉から派生して、梅以外のフルーツ(ライチやマンゴー)などに言い換えることもあります。 「Mãi keo」はZ世代の造語で、「mãi」は永遠・「keo」は粘着性のある接着剤を意味しており「mãi keo」の意味は「永遠にくっつく」で、2人以上の人々の間の強い絆を表すために使用されます。 「Mãi mận mãi keo」は、これら2つの意味を組み合わせて、「切っても切れない関係」を表し、Z世代が友情や強い感情的なつながりを表現するためによく使うフレーズとなっています。 (参考URL) ...
- 2024.09
【ホーチミン/レストラン】現在注目を集める人気の日本人街 ファンビッチャンをご紹介!
ホーチミン市のファンビッチャンは、ランドマーク81があるビンタイン区にあります。 ファンビッチャンはホーチミン1区のレタントンに次ぐ第2の日本人街として知られており、日本食レストランが多く集まるエリアでおしゃれな店構えの店舗や会食向けの個室のある店舗が多いのが特徴です。 今回は、ファンビッチャンエリアでおすすめの日本食レストランを 個室 半個室 カウンター・テーブル席 ナイトスポット(Bar) とシーンにあわせて一気にご紹介していきます! ホーチミン1区からは車で10分程度でアクセスでき、1区とビンタイン区を結ぶティゲ橋(Cầu Thị Nghè)を渡ったところにあります。 ファンビッチャン通りを中心として日本食レストランが点在しており、歩いて散策するのもおすすめです。 周辺には「Vinhomes Golden River」や「City Garden」など外国人の方も多く住む大型コンドミニアムや、賃料が比較的安いサービスアパートメントも多数あり、中心区にアクセスしやすいことからファンビッチャンエリアに住む日本人も多くいます。 中心区の繫華街と比較すると落ち着いた雰囲気のあるエリアで「お酒を飲みながらゆったりと楽しみたい」という時におすすめです。 ここからは、「ファンビッチャンエリアで会食におすすめの個室がある日本食レストラン」や「ファンビッチャンエリアでデートにおすすめのレストラン」などシーンに合わせたおすすめ日本食レストランを厳選しご紹介していきます! 画像引用元 洗練された雰囲気の中で本格的な寿司を楽しめるレストランで、カウンター8席と5名収容可能な個室があります。 100万ドン〜220万ドンのおまかせコースがメインですが、20時以降はアラカルトでの注文も可能です。 住所:78 Phạm Viết Chánh, Phường 19, Bình Thạnh, Hồ Chí Minh 70000 画像引用元 カウンター席を中心にした落ち着いた雰囲気の店内が特徴で、刺身の鮮度やクオリティが定評のお店です。2階には個室席もあり、会食や記念日のディナーにおすすめです。 住所:53 Phạm Viết Chánh, Phường 19, Bình Thạnh, Hồ Chí Minh 2023年10月にオープンした「寿司 きよ田」の姉妹店で、料理のコストパフォーマンスとクオリティが評判となっています。コース料理以外にも炉端焼きのアラカルトも楽しむことができます。雰囲気が良い個室もあり、会食にもおすすめです。 住所:40/24 Phạm Viết Chánh, Phường 19, Bình Thạnh, Hồ Chí Minh 画像引用元 2024年5月にオープンした焼き鳥店。炭火焼の焼き鳥はもちろん、つまめるメニューや日本酒も豊富です。カウンター席とテーブル席、最大20名まで利用可能な落ち着いた個室を完備し、大人数での会食にもおすすめです。 住所:23A Phạm Viết Chánh, ...
- 2024.08
【ベトナムの古都/フエ】見どころ・ご当地グルメなど必見です!
ベトナムの古都フエは、ベトナム中部にあり1802年に阮福暎(かりゅうてい)が阮朝(グエンちょう)を成立させ、ベトナム全土を統一したの政治の中心地でした。かつてベトナムの皇帝たちが治めていたこの地は、歴史と文化が息づく魅力的な街です。 その壮麗な宮殿や神聖な寺院、風情ある街並みで訪れる人々を魅了し続けています。 今回はそんな歴史あるフエの「見どころスポット」やフエならではの「ご当地グルメ」「フエへのアクセス方法」「フエ観光の注意点」などを徹底的にご紹介します! フエへのご旅行や滞在を検討されている方の参考になれば幸いです。 グエン王朝を開いた阮福暎 昔のベトナムは王朝を立てて中国などの周辺国への抵抗と独立を繰り返していました。1428年、地方豪族の(レ=ロイ)が挙兵し中国の明を破り黎朝を建国して独立を果たし、中国の歴代王朝との間で朝貢関係を維持するようになります。しかし、黎朝が実権を失っていた18世紀には複数の勢力による争いが絶えなくなりました。 このような中で、シャム王(現在のタイ)やフランス人からの支援を受けて1802年に阮福暎(かりゅうてい)がベトナム全国を統一しグエン王朝をフエに開きました。 フエが都として選ばれた理由は ベトナムの中心に位置する(南北にアクセスしやすい) 川と山に囲まれた攻められにくい平野の地形 ダナン港から近く交易に適している と考えられています※ しかし、1847年植民地支配を広げるフランスがベトナム・ダナンを侵攻し、グエン朝は事実上実権を失いました。 グエン王朝は中国やフランスの影響を受け豪華でオリエンタルな独自文化を築き上げ数々の遺産を残しました。1945年の日本敗戦・ベトナム八月革命によりベトナム民主共和国が建国されたことからグエン王朝第13代バオダイ帝は退位し、グエン王朝は滅亡しました。 (※参考URL) フエは、ベトナムの歴史と文化が豊かに息づく都市で、多くの見どころスポットがあります。 ここでは、フエで訪れるべき主要な観光地をいくつか紹介します。 グエン朝王宮はフエの遺産群の中で最も有名な皇城です。その広さは東京ディズニーランドとほぼ同じという広大さです。 ユネスコの世界遺産に登録されており、その広大な敷地内には美しい宮殿、寺院、門が点在しています。皇宮内の「太和殿」(Thế Miếu)や「日常殿」(Nghiễm Định)は、当時の建築技術と豪華さを物語っています。歴史的な価値が高く、写真映えするスポットもたくさんあることも合わせて、フエの象徴的な観光地として多くの観光客に人気です。 ※観光所要時間:2~3時間 カイディン帝廟は、グエン朝の第12代皇帝カイディン皇帝のために建設された霊廟で、ベトナムの宮殿建築の中で特徴的な遺跡の一つとなっています。 フランスの統治下の影響から西洋と東洋のデザインが融合した霊廟は、豪華な装飾が施されており精緻なモザイクタイルや彫刻は必見です。その豪華な見た目からフエの観光地の中でも人気スポットとなっています。 ※観光所要時間:1~2時間 トゥードック帝廟は、グエン朝最長在位の第4代皇帝トゥードック皇帝を祀る廟であり、その広大な敷地と精緻な建築が特徴で、フエの観光名所の一つとして知られています。 詩と哲学を愛したというトゥードック皇帝の廟ということもあり、帝廟の周辺には、歴史的な彫刻や碑文が多く、蓮池や中国風の釣殿を配した美しい庭園があります。 ※観光所要時間:1~2時間 ミンマン帝陵は、ミンマン皇帝の霊廟で、フエの南部に位置しています。広大な敷地には、寺院、湖、庭園が美しく配置されており、皇帝の偉大さと自然の調和を感じさせる場所です。 庭園内の池や橋、彫刻が施された門など歴史と自然が融合した景観を楽しむことができます。 ※観光所要時間:1~2時間 ティエンムー寺は、フエのシンボルとも言える美しい仏教寺院で、フオン川の西岸に位置しています。寺の敷地内には、七重の塔があり、仏教徒の巡礼地としても知られています。 静かな環境と美しい景観が魅力的なスポットです。 ※観光所要時間:1~2時間 遺跡の入場チケットは、各遺跡の入り口で購入することができます。(オーディオガイドは別料金) グエン朝王宮横のチケットセンターには遺跡が複数セットになったセットチケットも販売されており、複数の遺跡を観光する予定の方はこちらがお得です。窓口での支払いは「現金のみ」となっていますので現金の用意が必要です。 しかし、2022年からオンラインのチケット販売も行っており、チケットの予約購入も可能です。メールで受け取ったQRコードを見せて入場します。 フエのアオザイは他の地域で見られる身体にフィットしたアオザイのデザインとは少し異なり、ふんわりとした袖のシルエットや、頭に帽子やカチューシャに似た飾りをつけるなどの特徴があります。近年では「フエのアオザイ」を伝統衣装として保存する動きも広がっています。 フエではこのようなアオザイをレンタルできるお店がいくつかあり、ベトナムの人たちもレンタルして写真撮影するなど、親しまれています。 グエン朝王宮など遺跡には写真映えスポットも数多くありますので、フエの伝統衣装をレンタルして遺跡を巡るのもおすすめの過ごし方です。 ドンバ市場は、フエの中心にある市場で、地元の特産品や食材が豊富に揃っています。 1階は主に食品や屋台の店舗が立ち並び、2階は主に服やアオザイなどの布市場となっており、地元の人たちの活気で溢れています。 ローカル感がある市場は観光客にも人気のスポットで、フエの雰囲気と食文化を体験するには最適な場所です。 ※観光所要時間:1~2時間 チャンティエン橋は、フエ市内を流れるフオン川に架かる美しい橋です。フランス植民地時代に建設されたこの橋は、なんとエッフェル塔の設計者でもあるギュスターブ・エッフェルによるものです。 夜にはライトアップされますので、特に夕方や夜の散策がおすすめです。また近くにある「Hue Night Walking Street」にはバーやレストラン、お土産店などがあるので立ち寄るのもオススメです。 画像引用元URL 2023年10月にオープンした「ソングラボ」は、ベトナム初のデジタルアート体験ができるスポットです。1000平方メートルの広さを誇り、プロジェクションマッピングを活用した新たな写真映えスポットとして注目を集めています。 室内の観光スポットですので、雨の日や暑い日の休憩もかねて訪れるのも良いですね。 入場料(観光客):大人/200.000VND・子ども/120.000VND ※観光所要時間:1時間程度 フエにはグエン朝時代の宮廷料理の影響を受けた料理から、地元の新鮮な食材を活かしたものまで多彩な名物料理があります。ここからは、フエでぜひ味わってみたい代表的なご当地グルメを紹介していきます。 ...
- 2024.08
【ベトナム/中秋節】どこで月餅を買う?ベトナム中秋節の月餅選びガイド
年間の行事の中でも重要なイベントの一つである中秋節。中秋節といえば、もちろん月餅(げっぺい)です。 しかし、ベトナムで暮らす方は「どんな月餅を贈ったらいいかわからない…」「今年はどんな月餅を贈ろう?」と悩まれる方も少なくないのではないでしょうか。 そこで、今回は「贈り先に適した月餅とは?」「月餅を贈るときの注意点は?」という疑問にお答えし、ハノイ・ホーチミン市で購入できるベトナムで贈り物におすすめの月餅のお店を、ホテル仕様のラグジュアリーな月餅から地元に愛されるローカル店まで一気にご紹介します。 ▼中秋節の文化や起源を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 【2024年9月17日】ベトナムの中秋節を徹底解説!月餅が主役!? 顧客や取引先に贈る月餅は、高級な味わいはもちろん、豪華で高級感のある見た目にも気を配ることが大切だと考えるベトナム人が多くいます。 また、豆の餡や塩漬けした卵が入った伝統的な味のものの方が好まれることが多く、月餅だけでなく月餅に合うお茶やワインなどを合わせて贈ることもあるようです。 贈る相手の好みや文化・関係性に合わせることが大切です。 日頃の感謝の気持ちを表す意味で月餅を贈ることもあります。関係性が近い人に個人的に月餅を贈る場合は、相手の好みに合わせるのが良いとされています。 近年では、月餅の種類も甘さ控えめの月餅や健康に配慮した材料を使用した月餅、チョコレートやコーヒー味のものなどバリエーションが豊かです。 もちろん、パッケージが豪華など見た目の華やかさも喜ばれるためのポイントになります。 そもそも月餅には「無病息災や子孫繫栄を祈って、家族で分け合って食べる」という風習があります。 職場のスタッフとも月餅を分け合って食べることで日頃の感謝や団結力を伝える機会にすることもできるでしょう。 職場への月餅には「誰にでも親しみのあるブランドの月餅」が選ばれる傾向にあります。 ベトナムでは両親や親戚などにも月餅を贈る文化があります。「有名なブランドの月餅」「見た目が豪華な月餅」などは喜ばれる傾向にありますが、やはり贈る相手の好みや家族の人数に応じて選ぶことが大切でしょう。 最近では「月餅が苦手」という人もいるため、お花や健康食品などをプレゼントしたり、一緒に食事をしたりすることもあるそうです※。 中秋節の『日ごろの労をねぎらい、家族でゆっくり過ごす日』であるという起源から、感謝の気持ちを伝え合い、家族とのひとときを楽しむと良いでしょう。 (※参考URL) 月餅を贈る際に気を付ける注意点としては「贈る日に気を付ける」ということです。 一般的にベトナムでは月餅を「中秋節の1か月前~2週間前頃」に渡すのが適切だとされています。 「中秋節の当日に贈ってはダメなの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、中秋節が近づくにつれて人気のものは売り切れてしまうこともあります。 また、「中秋節までの期間を盛り上げる」ために月餅の贈り物をする人が多く、中秋節が近づきすぎてからの贈り物は「大切にされていない」と感じる人もいることから、月餅を贈る際は中秋節から遠すぎず、近すぎない日に贈るのが良いとされています※。 ちなみに2024年の中秋節は 2024年9月17日(火) となっています。8月下旬~9月の月初までには月餅を贈りたいですね。 (※参考URL) ベトナムの月餅はベトナム語で「Bánh Trung Thu(バインチュントゥー)」と呼ばれ、大きく 塩漬け玉子や豚肉、カニ等の塩気のある味付けの月餅 インゲン豆やハスの実、ナッツ等を使用した甘みのある味付けの月餅 の2種類に分けられますが「甘みのある餡に塩づけの卵入り」など甘塩っぱい味のものも一般的です。 また近年ではベトナム名産のチョコレートやコーヒーを使用した変わり種の月餅も登場しています。 中秋節は中国から到来した文化ですが、ベトナムでは中国と異なり子どもたちがランタンを持って練り歩くといった特徴もあります※。 (※参考URL) 販売されている月餅をよく見ると「丸い月餅」と「四角い月餅」があります。実はそれぞれに意味があり 丸い月餅―満月、充実した人生、再会の日、家族の豊かさと繁栄 四角い月餅―天地、自由と幸福 を表しています※。この他にもベトナムでは「動物や鯉の形の月餅」など可愛らしいものも販売されており、この動物の形にも子供の成長や家族の繫栄などの意味が込められているそうです。 (※参考URL) ベトナムの月餅において重視されるのは、やはり「有名なブランド」であることや「味が美味しいこと」です。 また食べるまで期間が長くなることから「品質の安全性」を重視する人が多くなっています※。 ここからは、ベトナムの高級ホテルで購入できる月餅とベトナムで有名な地元の月餅店をご紹介します。 (※参考URL) (画像URL) “シェラトン ハノイ ホテルでは、20 年にわたり熟練の職人が月餅を丹精込めて手作りしています。今年、ホテルの特別な「レガシー」コレクションは、その卓越した職人技を味わえます。最高級の材料と昔ながらのレシピで作られた絶妙な味と食感をぜひご堪能ください。シェラトン ハノイ ホテルの「レガシー」月餅で、中秋節のお祝いをしましょう。 ” (引用元URL) 【商品参考価格】 Harmony/月餅3個入,赤ワイン1本:1.999.000VND(net) Serene/月餅6個入:1.199.000VND(net) Moonlit/月餅4個入:969.000VND(net) Luna/月餅4個入:859.000VND(net) (画像URL) ...
- 2024.08
【ホーチミン/交通事情】気になる現地での交通手段を一挙紹介!※2024年度版
ホーチミンに住む方や旅行する方にとって、欠かせない情報の一つが交通手段ですね。 数日間の旅行であれば全てタクシーで済ませることをおすすめですが、住むとなるとコストや安全面、利便性など気になることがたくさんありますよね。 ベトナム人はバイクでの移動が主となりますが、日本人の私たちにとってバイクを乗りこなすのはハードルが高いですね。 筆者は現在ホーチミンに住んでおり、その時の状況や行きたい場所によって交通機関を使い分けています。 そこで、こちらの記事ではホーチミンの様々な交通機関をご紹介していきたいと思います◎ 旅行で来る方におすすめの最近話題のバギーも紹介していきますので、在住者も遊びに来る方も要チェックですよ! バイク大国ベトナムでは移動手段の中心はバイクが最も多く、一家に一台どころか大人は一人一台持っていると言っても過言ではないほどバイクが普及しています。 ベトナムの中でもホーチミンは経済の中心地であり、裕福な方も多いことから最近では車に乗っている方も増えてきています。 学生やバイクの運転ができない人はバスに乗ったり、バイクタクシーに乗っての移動が中心となっています。 ホーチミンメトロはすでに着工から10年以上経っており、試運転も済んでいますが2024年現在もなお未開業の状態です。 中心部ベンタインから北東部のスイティエンバスターミナルを結ぶ約19.7kmのホーチミンメトロ一号線の路線で、郊外から都心へ出てくるのに生活の足として使われる予定です。 2025年には開業が見込まれていますが、来年には開業し、ホーチミン市民の移動手段の要となることを期待します◎ 観光客や在住日本人の方が利用する機会の多いタクシー。 比較的安全と言われているのがVINASUN(ビナサン)タクシー、MAI LINHタクシーです。 VINASUNはホーチミンでは最も見かけるタクシー、白の車体に緑と赤の文字とラインが特徴です。 MAI LINHタクシーは緑色の車体が特徴的で、街で見かけると一目で分かりますね! これらのタクシーは比較的安心と言われておりますが、流しのタクシーや空港から乗る場合には注意が必要です。 特に空港からタクシーに乗ると、ぼったくられたりメーターがどんどん上がっていったりということもしばしばあります。 特にコロナ明けの旅行ブームが再来してから、最近ではタンソンニャット空港から市内へ行く際のぼったくりが増えているようです。 空港を出るとすぐに乗り場があるため便利なのですが、筆者はGRABを予約して乗るようにしています。 ホーチミン市内で乗る場合もタクシーアプリがあるので、予約をして乗った方が安心です! そしてもう一つお勧めしたいのがXanh SM! Xanh SMはベトナムで最も有名企業といっても過言ではないVingroup(ビングループ)が手掛ける電気自動車と電気バイクを使用したタクシーサービスです。 配車サービスは2023年に始まったばかりですが、ドライバーがしっかりと教育されており、車の清潔さや料金の安さ(他のタクシーより低価格)が魅力です。 大気汚染が気になるホーチミンで、電気自動車でエコというのも応援したいポイントです◎ ベトナムといえば最も便利で普及しているのがGRABという配車サービスです。 タイやインドネシアなど東南アジアの広範囲で普及しており、ベトナムもその一つです。 専用のGRABアプリから『乗車地』と『目的地』を入力して検索すると乗車地の近くにいるGRABドライバーとマッチングして迎えに来てくれます。 車だけでなくバイクを選ぶこともでき、バイクの方が安くて早く目的地を到着するので上級者は挑戦してみてくださいね◎ 筆者は晴れているときはGRABバイク、雨の日や遠方に行く時はGRABカーと使い分けています。 予約後は乗車地に到着するとドライバーから電話もしくはメッセージが来るので、車のナンバーや車体を確認して乗るだけ! 支払方法は、カード、電子マネー、現金から選べるので、あらかじめカード登録をしておくと現金の受け渡しがなく手軽で安心です◎ 目的地を指定した時点で利用金額が確定しており、有料道路を使用しない限り基本的に金額の変動がない点、またGrabサポート体制が万全で何かトラブルがあった際には、カスタマーサポートがしっかり対応してくれます。(英語対応) 利便性が非常に高く、在住者の方であればプライベートに関しては、タクシー会社の利用よりGrab利用者の方が圧倒的に多いのが現状です。 Grabのような配車サービスは他にも多くあります。 『Be』『Gojek』等が有名で、専用のアプリからGrab同様の操作で目的地までの利用が可能です。 支払方法の選択肢はGrabが一番多く、万が一問題があった際のカスタマーサポートも手厚いので、基本的にはGrabをメイン利用に、Grabでドライバーが確保できない時などには他のアプリを使用されるのがオススメです。 ホーチミン市内中心部は至る所にバスが走っており、乗り方さえ覚えてしまえばとってもお得に移動できる便利な手段なのです! よくお出掛けする方にとっては、毎回タクシーやGRABを使っていると意外とかさむのが交通費… さらにドアtoドアで移動できてしまうことによる運動不足も気になるところ。 時にはバスを利用して、少しお散歩をしながらお得に移動してみてもいいかもしれませんね◎ 多くの路線が5~20分間隔で走っているため、待ち時間も少ないですよ! まずはgoogle mapで目的地を入れると、バスの項目が出てきます。そこに出てくる路線番号のバス停から乗るだけ。 その後のバスの乗り方は下記の通り。一度乗れるようになれば意外と簡単です! ①バス停で手を上げて乗車希望アピール✋ バス停に自分の乗りたいバスが来たら、立ち上がり手をあげるなど乗りたい素振りをしましょう◎ ※バス停に座っていると、乗らないと運転手が判断してそのまま過ぎ去ってしまうこともあります。 ②バスに乗って料金を渡す 基本的には前ドアからの乗車ですが、乗降車時間はほとんどないので、お近くの空いたドアから乗って問題ありません。 乗車した後、料金を徴収する担当者が座席まで来るので、行先を伝えます。 行先を伝えると、6,000VNDや7,000VNDなどと金額を教えてくれるので、その料金を支払います。 お金を渡すとレシートのような白い乗車券がもらえるので、支払い完了です◎ 大きいお金はお釣りが足りないこともあるため、10,000VNDか20,000VNDを持っておくことをお勧めします! ③降車時は『SOS』ボタンを押してドライバーか料金徴収者に伝える 降りたいバス停の1つ前のバス停を過ぎた後、バス内についているブザーボタン(SOSと書かれているボタン)を押しましょう! バスドライバ―への降車の合図になります。 また、ボタンが上手く作動しないことやボタンがついていない路線バスもあるので、次降りたいよ!とバスの運転手や料金を徴収する担当者にアピールしましょう。 あらかじめ行先を伝えておくと、ここだよ~と教えてくれることも多いので安心ですね。 降りることを伝えないと一瞬バス停に寄って、一時停止することなく次へ進んでしまうことがあります。 ...
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【ベトナム/ビジネス】ベトナム有名企業10選★事業規模/事業内容について徹底解説!
ベトナムは、コスト面や地理的な面から製造拠点として注目されており、特に、電子機器、アパレル、靴などの製造業が盛んで、多国籍企業の製造拠点として選ばれています。また、農産物の加工業も急成長しており、コーヒー、パーム油、缶詰などの食品加工が行われています。 このようにベトナムでは海外企業の進出や海外企業の製造拠点が増加し続けていますが、ベトナムの経済成長と共にベトナムの国内企業も目覚ましい成長を遂げており世界への影響力も高まりつつあります。 今回は「ベトナム国内の有名企業」について業界ごとに事業規模や展開内容についてご紹介し「ベトナム国内企業の成長要因」や「今後の展望について」も解説していきます! 2023年に米系経済誌フォーブス・ベトナム(Forbes Vietnam)が発表した「ベトナム優良上場企業トップ50」によると、トップ10は Petrolimex(ペトロリミックス) Hoa Phat Group (ホア・ファット・グループ) Mobile World Investment Corporation (モバイル・ワールド・インベストメント・コーポレーション) PV GAS(PVガス) Masan Group (マサン・グループ) Vinhomes(ビンホームズ) Vinamilk(ビナミルク) BIDV Vietcombank(ベトコムバンク) Vietinbank (ベティンバンク) となっています。このリストは 2022 年に黒字であること、最低収益と資本金が 5,000 億ドンであることが要件 2018 年から 2022 年までの収益、利益、ROE、ROC 比率、EPS 成長率の複合成長率という 5 つの基準に基づいて企業が定量的にスコアリング Forbes Vietnamによる業界における企業の地位、利益の源泉、コーポレート・ガバナンスの質、業界の見通しなど、ビジネスの持続可能な発展を評価する定性調査を実施 と以上のような基準で選定されています。 ここからは、「ベトナム優良上場企業トップ50」のうちトップ10の企業を業界別に詳しくご紹介していきます。 ベトナム最大の石油・ガス企業で、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料などの燃料を販売しています。国内のガソリンスタンドのネットワークを広範に展開しており、ベトナム全土での燃料供給を行っています。 本社:ハノイ市 設立年:1956 事業内容:石油の輸出入および取引、精製、石油化学製品、Petrolimexが行っている分野での事業を行うための他の事業への資本投資等 連結税引前利益:3.947billion VND(2023) ベトナム最大の乾性ガス輸送業者および供給業者、ベトナム第一の LPG 生産業者および貿易企業で、国営のPetroVietnam(ベトナム国営石油ガスグループ)の傘下にあります。 本社:ホーチミン市 設立年:1990 年 事業内容:ガスおよびガス製品の輸送、ガス工事の設計、建設、設置、運営、保守および修理、ガス輸出入業務の港湾倉庫サービス、ガス産業向け資材・設備の提供、石油・ガス管の塗装(防食塗装、断熱材、鉄筋コンクリート) 連結税引前利益:14.640billion VND(2023) ベトナムの大手工業製造グループで、ベトナムで建設用鋼材および鋼管の市場シェア第 1 位を保持しています。建設機械の販売を専門とする会社としてスタートしたホアファットは、家具、鋼管、建設用鋼材、冷凍、不動産、農業などの他の分野にも徐々に事業を拡大しています。 本社:ハノイ市 設立年:1992年 事業内容:鉄鋼(建設用鋼材、熱間圧延鋼板)、鉄鋼製品(鋼管、亜鉛メッキ鋼板、伸線鋼板、プレストレスト鋼板など)、農業、不動産、不動産家庭用の家電製品の製造 連結税引前利益:6.835 billion ...
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【2024年9月17日】ベトナムの中秋節を徹底解説!月餅が主役!?
ベトナムや旧暦を使用している国、中国や台湾ではよく耳にする“中秋節”という行事。2024年は9月17日が中秋節に当たります。 日本人にとっては馴染みがなく、どのような日か知らない方も多いのではないでしょうか。 ベトナムに住んでいると、1か月以上前から中秋節のお祝いムードが始まり、年間の行事の中でも重要なイベントの一つです。 こちらの記事では中秋節の歴史から、お祝いの方法まで解説します◎ ベトナムに住んでいる方にとっては切っても切り離せないイベントですので、知らない方は要チェックです! 中秋節とは、旧暦の八月十五日にお祝いされる節句の一つで、お月見の風習です。 日本でいうところの、“ 十五夜 ” がこの中秋節にあたります。ススキを飾り、お団子をお供えして月を見る、お月見という習わしがありますよね◎ 日本では盛大にお祝いすることはありませんが、中国や台湾をはじめとして、ベトナムなど旧暦を使用している国では重要な位置づけにあり、毎年お祝いを盛大に行います。中秋節のルーツは中国にありますが、ベトナムと中国では類似点はあるものの、実施される行事も意味合いも異なります。 ベトナムでは紅河デルタ水稲文明から始まったとされ、農作物が収穫された後、休息したり宴を楽しんだりする収穫を祝うお祭りとされています。 お供え物を用意し、家族でお祝いをし、子供たちから両親に贈り物をすることもあります。 また、ベトナムでは子供のためのお祭りとされており、子供たちが灯籠をもって練り歩く催しが各地で行われています。 行事の詳細はこの後の項目でご紹介していきますので、是非チェックしてみてください。 それでは具体的に中秋節はいつなのかを解説します。 中秋節は、旧暦を用いて決められるため毎年日付が変わります。基本的には、9月7日~10月8日あたりになることが多いです。 2024年は冒頭でも触れた通り、9月17日と定められています。 下記に、過去5年と今後5年の中秋節も一覧でご紹介します。ベトナムにお住いの方は、しっかりと把握をしておきましょう。 年 月 2020年 10月01日 2021年 9月21日 2022年 9月10日 2023年 9月29日 2024年 9月17日 2025年 10月06日 2026年 9月25日 2027年 9月15日 2028年 10月03日 2029年 9月22日 出典・参考:暦Wiki/中秋の名月とは – 国立天文台暦計算室 中秋節のはじまりは古代中国(唐の時代)と言われており、その後形を変えながら各国に広まった文化です。 日本では十五夜として、お月見をしながらお団子を食べる風習がベトナムの中秋節にあたります。 ベトナムでは、Tết(テト) =節、Trung=中央、Thu=秋という意味を表す、” Tết Trung Thu(テット・チュン・トゥー) “と呼ばれています。 当時は、月を見ながら家族で円卓を囲んで食事をすることが幸福を運んでくるとされていました。 現在のお祝い方法に至った背景には、各国それぞれ言い伝えがあります。 ベトナムではよく出てくる伝説のおとぎ話が3つあり、その中でも有名なCuoiおじさんのお話をこちらでは紹介します。 ≪中秋節の言い伝え -Cuoiおじさん-≫ ベトナムの中秋節は木こりのCuoi(クオイ)おじさんという男性の伝説が起源となっています。 心優しいCuoiは万病に効くガジュマルの葉で多くの病人を救っていました。この木はきれいな水をやり、しっかり育てなければ月に帰ってしまうと言われていました。 それを聞いたCuoiは、熱心にそのガジュマルの木を守っていました。 しかしある日、忘れっぽいCuoiの妻がその言いつけを忘れて、木に向かって放尿をしてしまったのです。 すると突然地面が動き出し、風が吹き、ガジュマルの木が力強く青空に根を下ろし始めます。 月に帰ってしまわないようCuoiは急いで飛びついて木をつかみましたが、敵わずガジュマルの木が彼を引っ張って月まで飛んでいってしまいました。 それ以来、満月の日、月が最も明るいときに見上げると、古い木の形をした黒い点があり、その下に誰かが座っているのが見えます。 それは、ガジュマルの木の下に座る地球に戻る日を待っているCuoiであると。そんなCuoiおじさんに地球に戻ってくるための道しるべとして、中秋節の日には子供たちが提灯を持って行列を作っているのだと… このような伝説から今でも中秋節になると、子供たちが灯籠を持って仮装をして街を練る歩くのがベトナムでの恒例行事となっています。 ...
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ベトナム・ハノイの人気カフェ!現地在住者によるエリア別おすすめカフェ紹介
『ベトナム旅行』や『ハノイ観光』とSNSを検索するとよく出てくる情報の一つがカフェ巡り。 ベトナムの首都ハノイにはさまざまなカフェがあります。可愛いベトナムのタイルをふんだんに使用したレトロカフェ、細い路地裏を入っていくと突如現れる隠れ家カフェなど・・・ 住んでいるからこそ知っている、筆者がお気に入りの本当におすすめなハノイカフェをこちらの記事ではご紹介していきたいと思います。 ハノイは日々目まぐるしくお店が変わっていくので、2024年8月の最新版の記事は必見ですよ◎ ハノイのカフェを紹介する前に、まずはベトナムのカフェ文化について触れてみましょう。 ベトナムは世界第2位のコーヒー豆生産国であり、その背景には豊かなコーヒー文化が広がっています。多くの方がコロンビアなどの中米や南米を思い浮かべるかもしれませんが、ベトナムも負けていません。 ベトナムではロブスタ種の苦みや渋みを生かしたベトナムコーヒーが主流です。甘さを加えるためにコンデンスミルクを混ぜて楽しむのが一般的で、その独特な風味が人気を集めています。 他にも、ヨーグルトとアイスを組み合わせたヨーグルトコーヒーや、卵の黄身とコンデンスミルクを泡立ててコーヒーに乗せるエッグコーヒーなど、バラエティ豊かな飲み方が存在します。 特にエッグコーヒーはハノイ発祥の飲み物であり、寒い冬の日にそのまろやかな甘さが体を温めてくれる一杯です。ハノイを訪れた際には、ぜひ本場のエッグコーヒーを試してみてください。 ベトナムのローカルカフェでは、アメリカーノやラテなどは少なく、ベトナムコーヒーが主流です。しかし、Highlands Coffeeのようなチェーン店では、ベトナムコーヒーだけでなく、アメリカーノやラテなどのコーヒーも楽しめます。ここでは、伝統的なベトナムコーヒーを愛する方から、若者まで幅広い層に人気です。 筆者自身も、プラスチックの低い椅子に座ってベトナムコーヒーを味わうこともあれば、おしゃれなカフェでゆったりとコーヒーを楽しむこともあり、日々カフェ巡りを楽しんでいます。 では、筆者厳選ハノイのおすすめカフェをご紹介します! ハノイの観光の中心といえばホアンキエムエリアです。 ハノイに観光に訪れた方は一度は足を踏み入れるであろうホアンキエムエリアは、細く入り組んだ昔ながらの街並みが残る路地がひしめくエリアです。 そんなノスタルジックな路地を少し入ると、おしゃれで居心地の良いカフェが現れますよ! ハノイ大教会の目と鼻の先に位置するランニングビーンは、洗練されたおしゃれな空間でインテリアも素敵なカフェです。 ハノイのインスタグラマーが集まる人気のカフェでコーヒーだけでなくケーキやパスタなどの軽食もあります◎ おしゃれな写真を撮りたい方も、ゆっくり読書などを楽しみたい方にもおすすめ。 ホアンキエムエリアはレトロなベトナムカフェが多い中、おしゃれカフェで過ごしたい!という方にはThe Running Beanに是非行ってみてくださいね! ホアンキエムエリアの西側、鉄道付近の眠らない通りトンズイタン通りにあるXofa Cafe&Bistro。 トンズイタン通りは海老チャーハンや美味しいフォーのお店など有名なB級グルメ店がたくさんあり、深夜まで若者であふれる通りです。 そんな通りにあるにふさわしい、Xofa Cafeはなんと24時間営業のカフェビストロなのです…! 基本的に深夜12時までにほぼすべてのお店が閉まるハノイで、とてもめずらしい24時間営業のカフェなので深夜カフェはここ一択◎ パスタやプリンやケーキなどのカフェメニューはもちろん、ココナッツコーヒーなどもあり観光の方もハノイ名物を楽しめるのでおすすめですよ。 ハノイだけでなくホーチミンなどにもある濃い緑がコンセプトカラーのレトロカフェ、コンカフェ。 カフェチェーン店でいくつも店舗があるのですが、その中でも特におすすめしたい店舗がCau Go通りにあります。 ホアンキエム湖を一面見渡すことができて、カフェの真下を何台もバイクが通っていく様子はベトナムを詰めこんだ景色です◎ そんなノスタルジックな景色を見ながらゆったりとコーヒーを飲む時間は、ベトナムにいるんだなあとしみじみ感じさせてくれます。 Cong Ca Pheでの一押しはなんといってもココナッツコーヒーです🥥 筆者はあまり甘い飲み物は得意ではないのですが、コンカフェのココナッツコーヒーは甘さと爽やかさのバランスが絶妙で最高に美味しいので是非試してみてください! また、もう一つのお勧めはコンカフェグッズです。 コンセプトカラーを使用したカップやタンブラー、Tシャツなどがレトロ可愛くてお土産にもぴったり。 筆者もカップを愛用しており、お土産にいくつかグッズを買って帰ったこともあります◎ カフェを訪れた方はグッズも必見ですよ! ハノイのおしゃれエリアといえばタイホーエリア! タイ湖沿いに面した数々のカフェは、ヨーロッパ風で洗練されたデザインがとても多くおしゃれ感度の高いベトナムっ子に大人気。 カフェに加えてフレンチやイタリアンレストラン、パブなどが多く、ベトナム人のデートスポットでもあるエリアです◎ そんなタイホーエリアのおすすめカフェをご紹介していきます! コーヒー大好きな筆者が一押しの美味しいコーヒーが飲めるカフェといえばCapella Coffee Roaster。 世界中の各国からおすすめの豆を厳選し、こだわりのコーヒーを出しているのでコーヒー好きにはたまらないお店。 食事メニューはありませんが、コーヒーに合う自家製ケーキなどが置いてあり純粋にコーヒーとスイーツを楽しみたい方におすすめです◎ 店内も広くゆったりと過ごせるので、仕事や読書もはかどりますよ! カフェの名前の通り”Wellness”をテーマに心身ともに豊かでいられるような食を提供するカフェ、健康のためのスパやヨガスクールを併設するGather Wellness Complex。 ヘルシーな大豆ミートを使用したビーガンメニューや、野菜やフルーツをたっぷり使用したドリンクが豊富なこちらのお店。 店内も白と緑を基調に光がたくさん入るナチュラルな造りになっており、心地よい空間です。 とても人気のお店なため平日のランチ時や週末は特に混み合いますが、平日のランチを外した時間帯にゆっくりお邪魔するのが私の憩いの時間です。 見た目だけで食事は美味しくない…というお店も多い中、しっかりと一つ一つのメニューにこだわりがあり、お食事も楽しるのが嬉しいポイント◎ ヘルシーかつリラックスしたい時はこちらのスパを受けた後にカフェでゆったりランチをすれば、最高の1日になること間違いなし🍀 こちらの記事ではハノイのコーヒー文化や、おすすめカフェをご紹介しましたがいかがでしたか? ...











