ベトナム生活情報

2025.09.19

【ホーチミンから週末小旅行】家族で楽しむ「Suối Camp(スオイ・キャンプ)」

【ホーチミンから週末小旅行】家族で楽しむ「Suối Camp(スオイ・キャンプ)」
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

ベトナムで暮らしていると、時々「都会の喧騒を離れて自然に癒されたい」と思うことはありませんか? そんな時にぴったりなのが、ホーチミン市内1区から約60km、車で約2~3時間の場所にある 「Suối Camp」 です。住所:Láng Lớn, Châu Đức, Bà Rịa – Vũng Tàu, Việt Nam。大自然の中でキャンプ体験やバーベキュー、川遊びなどを楽しめるスポットとして、近年注目を集めています。  🚗 アクセス(ホーチミンからの移動)  出発地:ホーチミン中心部(1区) 移動手段:車またはバスチャーター 距離:約60km 所要時間:およそ2〜3時間(交通状況により変動) ドライブ途中では、地元のカフェに立ち寄り休憩するのもおすすめです。 🏕 宿泊・施設 Suối Campは「キャンプ場」ですが、テントや設備が整っているため、初心者でも安心です。 宿泊:常設テントやコテージ(ファミリー向け) 設備:共有バスルーム、食事スペース、バーベキューセットレンタル 雰囲気:自然に囲まれた静かな環境で、夜は満点の星空が広がります。 特徴:敷地内は広い「ぶどう園」と「文旦園」に囲まれており、採れたての甘いグレープフルーツを 無料で味わえる のも魅力。葉も爽やかな香りが漂い、リラックス効果抜群です。さらに、川のせせらぎが常に聞こえ、空気は澄んでいて虫も少ないため、快適に過ごせます。 そして、ここでは年齢を問わず楽しめるのも魅力。若者からお年寄りまで、本を片手に自然の中で静かな時間を過ごしたり、サイクリングを楽しんだり、昼寝をしたりと、それぞれのスタイルでゆったりとした時間を満喫できます。 🌿 アクティビティ(2日1泊モデルプラン) 1日目 午前:ホーチミンを出発 昼頃:Suối Camp到着 → チェックイン 午後:川遊び、ハイキングで自然を満喫 夕方:家族でバーベキューやキャンプファイヤー 夜:星空観賞、焚き火を囲んで語らいのひととき 2日目 朝:鳥の声で目覚め、森林の中で朝散歩 朝食後:カヤックやアクティビティ体験 午前中:子供向けの自然遊び体験(昆虫探し・水遊びなど) 昼:フレッシュなグレープフルーツを味わいながらランチを楽しみ、帰路へ 夕方:ホーチミン到着 🎒 ポイント&持ち物アドバイス 動きやすい服装とスニーカー 水着やサンダル(川遊び用) 虫よけスプレー・日焼け止め(必要最低限でOK、虫は少なめ) 小さなお子様連れなら、お気に入りのおもちゃもあると安心です 本を持参すると、木陰やハンモックでのんびり読書もおすすめです 🌸 まとめ Suối Campは「手軽に行ける自然体験」と「家族での思い出作り」に最適な場所です。ホーチミンから約60km、少し足を伸ばすだけで、まるで別世界のような自然に触れることができます。甘いグレープフルーツや清らかなせせらぎに包まれて、心身ともにリフレッシュしてみませんか?若者から子供、お年寄りまで、誰もがそれぞれのペースで自然を楽しめるのも魅力です。 👉 「次の週末はどこに行こう?」と思った時に、ぜひ候補の一つにしてみてください。    

2025.05.07

日本人女性向け!ベトナムで購入できる本当におすすめなアパレルショップ5選

日本人女性向け!ベトナムで購入できる本当におすすめなアパレルショップ5選
ベトナム生活情報、お役立ち情報

ベトナムに住み始めた日本人女性からよく聞くお悩みが、服を購入する場所がない… 日本にいれば様々なアパレルショップがあり、どれを買おうか決めきれないくらい洋服に溢れていますがベトナムで日本人の趣味に合う服はあまり多くありません。 というのも、ベトナム人と日本人の服の好みが大きく異なり、ベトナム人はシルエットがぴったり出る洋服でカラーも赤などのはっきりしたものが人気です。 ふんわりしたシルエットやモノトーン、ナチュラルなタイプの洋服があまり好まれないため、日本人女性が好むお店には限りがある… そこで、ベトナムに長く住むおしゃれ大好きな筆者がお勧めのアパレルショップを紹介していきます! そもそもベトナムと日本ではファッションにどのような違いがあるのでしょうか? 少し先述しましたが、ベトナム人女性と日本人女性ではファッションの好みが大きく異なります! 日本人女性の間ではnico and…、GRL、UNITED ARROWS、earth music&ecologyのような比較的ナチュラルでシンプルなスタイルが人気です。 色も黒、ベージュ、ブラウン、グレー、などのモノトーンの洋服が多いですよね。 一方ベトナムでは日本人が見るとバブリーだ!と感じるパフスリーブにタイトなシルエットなワンピースなどが人気です。 いわゆる、ゆるふわな格好をしている女性を見かけることはほとんどありません。 色も赤、緑、黄色、などカラフルで鮮やかなものが好まれます。 筆者が驚いたのはH&MやZARAなどの日本にも出店しているアパレルショップでも、ベトナムと日本では置いているデザインが大きく異なるということ。 それぞれの国で好まれるデザイン中心にディスプレイされているため、日本にいた頃はよくZARAでお買い物していた筆者もあまり入らなくなってしまいました。 この様にトレンドが全く異なるベトナムでも、日本人女性の好みにあった可愛い洋服を買いたい!!!という方は必見です。 5年以上ベトナムに住む筆者が本当におすすめのアパレルブランドをご紹介していきます◎   フランスとオランダで栽培されたリネンや、インド産のオーガニックコットンをベトナムで手織りした生地を使う、シンプルおしゃれな洋服屋さん。 質の良いリネンやコットンなど、常夏のホーチミンにぴったりの涼しい素材で作られたThe 31の洋服は、シルエットもぴったりし過ぎず体形を拾いにくい優れもの。 白やベージュなどのナチュラルなカラーバリエーションが豊富で、日常使いにもリゾートにも使えるデザインなのです◎ ナチュラル系のスタイルやリネン素材が好きな日本人女性はおすすめのショップです! 洋服だけでなくブランケットやクッションカバー、バスタオルなどの寝具も沢山あり、ベッド周りを心地よくしたい方も是非一度行ってみてはいかがでしょうか? 香水や質の良いコットンタオルなどもあり、人と違うお洒落なギフトをしたい方や出産祝いなどにもおすすめです! ベトナム文化を愛するフランス人夫婦によってつくられたスローファッションブランド。 ベトナムの美しい風景や伝統民族からインスピレーションを得てデザインされたユニークな柄が特徴的で、鮮やかなデザインから繊細なデザインまで幅広くあります。 柄物だと派手に見えやすいですが、Metisecoのワンピースやトップスは華やかさと上品さを兼ね備えており日本人女性にも着こなしやすいです◎ また、ロングワンピースやロンパースなどさらっと一枚でおしゃれに着こなせるアイテムがたくさんあるので、お出掛けにも自宅でも使えますよ! 生地にも非常に高いこだわりをもっており、一部の衣類のインド綿を除き、ベトナムのラムドン省バオロク産の100%シルク生地が使用されています。 着心地がいいだけでなく、ベトナムの質の良い素材にこだわっているところも、ベトナム在住者としては見逃せませんね◎ 日本帰国前に自分へのお土産としてもおすすめです。 ホーチミンにもハノイにも店舗がありますので、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか? ホーチミン7区にあるtimtayはサステナブルで自然の亜麻繊維、綿、シルクから作られたリネン生地で作られています。 快適さや着心地の良さにこだわってデザインされており、素材を活かしたシンプルな洋服が多いのが特徴です◎ 筆者のおすすめはリネンワンピースやロンパースで、形が上品できれいなためさらっと1枚で着てもおしゃれに見えますよ! 丁寧に作られたtimtayの洋服は作りの良さも、デザインも長く愛用できるおすすめ品。 お値段も5,000~10,000円程度ですので、買いやすい価格帯ですよ! ベトナムと言えば夏!夏と言えばワンピース!あつーいベトナムの夏を涼しく過ごせる可愛いワンピースが欲しい。 そんな方におすすめしたいのがSinhtolina。 シンプルなデザインにほんの少しユニークさを+したロングワンピースやロンパースがとにかく可愛い! ベトナム人が小柄なこともあり、では背が高い方はなかなかセレクトショップで良い服が見つからないことも多いのではないでしょうか? こちらのロングワンピースは背の高い方でも、丈が足りないなんてことはなく着こなしやすいので是非一度店舗に訪れてみてくださいね◎ 筆者はこちらで普段使いからリゾート用まで沢山購入していますが、デザインも着心地もとてもお気に入りです✨ 現在一時的にShopeeからの購入は中断されていますが、直接InstagramかFacbookで連絡をすれば配送もしてくれるのでホーチミンに住んでいない方でも購入可能ですよ! 定期的にセールも実施しており、3000円程で可愛いワンピースが手に入ることもありますので、SNSをチェックしてみてくださいね。 インスタグラムのフォロワー60万人を誇る、ベトナムで大人気のアパレルブランドLIBE。 デザイン幅の広さとお値段のお手頃さからベトナム人の20代女性を中心に支持を得ています◎ カラーバリエーションは豊富ですが、比較的シンプルなデザインが多くトップス、ボトムス、ワンピースなど種類が豊富です。 デザインはパフスリーブや少しタイトなデザインでベトナム人女性が好むスタイルが多いですが、幅広い分自分のお気に入りに出会える可能性も高いです◎ そして、嬉しいポイント2つ目がお値段! ベトナムでは日本でプチプラと言われているH&Mなどの外資系ファストファッションブランドは価格が2倍近くしますよね… 日本での値段を知っているとなかなか手が出しにくい…そのためプチプラ難民になっている方は多いのではないでしょうか? そんな中まさにトップス、ワンピース、ボトムスが3,000円程度で購入できるので、プチプラで十分なんだよな~というアイテムはLIBEを一度チェックしてみてください! Tシャツなどのカジュアルなトップスから仕事でつかえるシャツやボトムスまで揃っているので、洋服に困ったら一度訪れてみてはいかがでしょうか? こちらの記事ではベトナムでおすすめのアパレルショップをご紹介しましたが、いかがでしたか? ベトナムにも探せば可愛い洋服屋さんもたくさんあるのですが、ベトナム語で検索しないとなかなか出てこない… ベトナム人の友人に聞いてもなかなか好みが合わない…などお悩みの方も多いのではないでしょうか。 掲載しているお店に足を運んでみて頂き、お気に入りの一着が見つかれば嬉しい限りです◎

2025.05.05

ダナンで理想の住まいを見つける!おすすめエリアと物件タイプまとめ

ダナンで理想の住まいを見つける!おすすめエリアと物件タイプまとめ
ベトナム生活情報

ベトナム中部に位置するダナンは、急速に発展を遂げる近代都市でありながら、豊かな自然や歴史的な名所も楽しめる魅力的な街です。首都ハノイ、経済の中心ホーチミンに次ぐベトナム第3の都市として、観光地としてはもちろん、ビジネスや移住先としても注目を集めています。世界的に有名なビーチ、発展を続けるインフラ、そして住みやすい環境が整うダナンは、訪れる人々を魅了し続けています。本記事では、ダナンの魅力やおすすめエリア、さらには住まい探しのポイントまで詳しく見ていきましょう。 ベトナム中部に位置するダナンは、近代的な都市開発が進む一方で、美しいビーチや歴史的な名所を誇る、バランスの取れた魅力的な都市です。首都ハノイ、経済都市ホーチミンに次ぐ「ベトナム第3の都市」として知られ、ビジネスと観光の両面で注目を集めています。 そんなダナンの魅力を、近代都市としての成長、観光地としての魅力、住みやすさの3つの視点からご紹介します。 ダナンは、もともと小さな漁村でしたが、18世紀に港湾都市として発展し、フランス植民地時代やベトナム戦争を経て、経済の中心地へと成長しました。現在では、国際空港や大型の深水港を備え、南北鉄道や国道1A号線といった主要交通網に位置するなど、ベトナム有数の交通ハブとなっています。 近年の経済発展も目覚ましく、ハイテクパークやITパークの開発が進められ、外国企業の進出も増加しています。特に、情報通信技術の分野ではベトナム国内でもトップクラスの対応力を誇り、ビジネスの拠点としての可能性も広がっています。 ダナンは観光地としても大変魅力的なエリアです。特にビーチエリアには、世界でも有数の美しい白い砂浜が約70kmにわたって続いています。その中でも、ハイヴァン峠は「世界で最も美しい海岸道路」と称される絶景スポットとして有名です。 また、中世フランスの街並みを再現したテーマパーク「バーナーヒルズ」や、神秘的な洞窟や仏像が点在する「五行山」、エコツーリズムが楽しめる「ソンチャー島」など、自然と歴史を感じられるスポットも豊富です。ダナンから車で約40分の距離には世界遺産の街・ホイアンもあり、古き良きベトナムの風情を堪能することもできます。 ダナンは観光地としてだけでなく、住みやすい都市としても人気があります。物価が安く、ビールは1缶50円ほど、交通費も片道30分〜1時間で約1,500円と、日本と比べて生活費を抑えられます。また、海が近くにあることで、リラックスした生活を送れるという声も多く聞かれます。 街の規模もコンパクトで、主要エリアは15分圏内にまとまっているため、移動がしやすいのも魅力の一つです。地下鉄はないものの、道路の整備が進み、バスやタクシー、バイクタクシーなどの交通手段も充実しています。 ビジネスの面でも、ダナンは魅力的な都市の一つです。ベトナム国内の競争力ランキングで何度も1位を獲得し、起業を考える人々にとっても有望な場所とされています。不動産市場も活発で、地価が急上昇している地域のひとつとなっており、投資対象としても注目されています。 近年、急速な発展を遂げているダナンは、観光地としてだけでなく、不動産投資先としても注目を集めています。2015年11月に外国人の不動産購入が解禁されて以来、多くの投資家がダナンに関心を寄せています。特に、2017年のAPEC開催をきっかけに世界中からの注目度が高まり、都市開発も一層加速しました。 ダナンの不動産市場で人気があるのは、市街地エリア、ビーチエリア、ビーチリゾートエリアの3つのエリアです。それぞれのエリアには特徴があり、ライフスタイルや投資目的に応じて選択肢が広がります。 ダナンの中心部に位置する市街地エリアは、商業施設やオフィス、高層コンドミニアムが立ち並ぶ活気あるエリアです。市街地はハン川を中心に広がり、大きくハン川北西岸エリアと、ハン川東岸エリアの2つに分かれています。 ハン川北西岸エリアは、ダウンタウンから北へ向かう商業地域で、高層ビルやレストランが立ち並びます。庶民的な雰囲気が残るドンダー市場周辺とは異なり、広々とした道路や整備された街並みが特徴的です。一方、ソンハン橋の東側に位置するハン川東岸エリアは、近年の都市開発が進むエリアで、大型ショッピングセンターや高級コンドミニアムが増えています。 ハン川を挟んで西側に広がるビーチエリアは、観光客だけでなく、外国人居住者にも人気の高いエリアです。中でもミーケービーチ周辺は、ヤシの木が並ぶ美しい通りや、欧米資本のリゾートホテル、レストランが軒を連ねる洗練された雰囲気が特徴です。 このエリアの中心となるボーグエンザップ通りは、高級ホテルやカフェ、バーが立ち並び、特に欧米系の外国人が多く住んでいるエリアとして知られています。市街地エリアからはタクシーで約15分とアクセスも良く、観光客だけでなく、ダナンに長期滞在する人々にも人気のエリアです。 ミーケービーチ南側からホイアンにかけてのエリアは、大型のビーチリゾートが集中するビーチリゾートエリアとして注目されています。このエリアでは、世界的なホテルブランドによる開発が進んでおり、高級リゾートが次々とオープンしています。 2017年のAPEC開催に伴い、マリオットやヒルトン、シェラトンといった有名ホテルが進出し、2016年から2018年の3年間で16件のラグジュアリーホテルが建設されました。これらのホテルの90%以上がビーチ沿いに位置しており、今後もリゾートエリアのさらなる発展が期待されています。 また、未開発の土地や建設中のホテルも多く、今後の成長が見込まれるエリアです。こうしたビーチ周辺の開発が進むにつれて、今後は海沿いのコンドミニアムの需要もさらに高まっていくと考えられています。 ベトナムでの住まいの選択肢は多様で、主にアパート、コンドミニアムが主流ですが、地域によっては一軒家やホテルの1ルームに住むケースも見られます。住まいの種類によって、設備やサービスの有無、費用感が異なるため、自分のライフスタイルに合った物件を選ぶことが大切です。ここからは、それぞれの住居タイプの特徴と注意点についてご紹介します。 ベトナムで一般的にアパートと呼ばれる住居の中でも、特に外国人に人気が高いのがサービスアパートです。これは、掃除や洗濯のサービスが含まれており、プールやジムなどの共用施設が充実している物件を指します。光熱費が家賃に含まれていることも多く、手軽に快適な生活を送れるのが特徴です。 管理は個人オーナーや法人が行っており、物件によって設備やサービスの質には大きな差があります。低層階の小規模なアパートから、ホテルのような設備を備えた高層アパートまで、幅広い選択肢が揃っています。また、プライバシーを重視したい場合は、掃除や洗濯のサービスを利用しないことも可能です。 一方で、管理人や清掃員とのトラブルが発生することもあり、物件選びの際にはオーナーの対応やセキュリティの状況を確認することが重要です。 コンドミニアムは、分譲型の大型集合住宅で、日本の高層マンションに近い住居スタイルです。ベトナムでは、投資会社が開発した物件を個人が購入し、それを賃貸として貸し出しているケースが多いため、部屋ごとにオーナーが異なり、内装や設備に違いがあるのが特徴です。 基本的にサービスアパートのようなメイドサービス(掃除・洗濯)は付帯していませんが、建物の共用部分の清掃や管理はしっかり行われています。住民向けにプールやジムなどの設備を備えた物件も多く、長期滞在に適した快適な住環境が整っています。 ベトナムでは、一軒家を借りて住む日本人も一定数います。個人オーナーから直接借りる形が一般的で、アパートと比べても自由度が高く、自分のライフスタイルに合わせた住まいを実現できるのが魅力です。 ただし、サービスアパートのような家事サービスはなく、掃除や洗濯は自分で行う必要があります。必要に応じて家政婦を雇うこともできますが、その場合は費用や雇用契約について慎重に検討する必要があります。また、アパートやコンドミニアムと異なり、警備員が常駐していないため、立地によってはセキュリティ面での不安が残ることもあります。 近年、ベトナムの都市部ではホテルの1ルームを長期契約して住むという選択肢も増えています。特にダナンのようなリゾート都市では、海に面したホテルの一室に住むことで、贅沢な環境の中で暮らせます。 ホテル住まいの最大の魅力は、静かで落ち着いた環境と充実した設備です。清掃やリネン交換のサービスが提供されるため、日常の家事負担が軽減されるのも大きなメリットです。また、多くのホテルにはプールやジムが備わっており、高級感のある生活を楽しめます。 しかし、ホテルの1ルームは長期滞在向けに設計されていないため、キッチンがない、洗濯機が備え付けられていないといった点がデメリットとなることがあります。そのため、食事は外食中心になりがちで、洗濯はホテルのランドリーサービスを利用する必要がある場合もあります。 ベトナムでの住まい探しは、日本と比べてフレキシブルに行えるのが特徴です。賃貸市場は希望条件を伝えればスピーディーに部屋を見つけられます。ただし、日本のように厳格な契約システムが整っているわけではないため、現地の探し方や注意点を知っておくことが大切です。ベトナムで実際に日本人が活用している住まい探しの方法をいくつかご紹介します。 ベトナムでは、物件探しの際にFacebookや賃貸サイト(Cho Tot Nhaなど)がよく利用されています。Facebookにはオーナーが直接投稿する物件情報が多く、リアルタイムで空き状況を確認できるのがメリットです。特に外国人向けのコミュニティグループでは、実際に住んでいた人が次の入居者を探しているケースもあり、信頼できる情報を得られます。 ベトナムには外国人向けの不動産仲介業者も多く存在します。希望条件を伝えれば、インターネットには載っていない物件も含めて紹介してもらえるため、効率的に部屋を探せます。さらに、内見スケジュールの調整も行ってくれるため、短期間で複数の物件を比較検討したい人におすすめです。 希望のエリアを歩きながら、気になったアパートに直接連絡を取る方法もあります。アパートの軒先に貼られた連絡先に電話をするか、Zalo(ベトナムで一般的なメッセージアプリ)を使ってオーナーとやり取りするのが一般的です。Facebookで物件名を検索し、オーナーに直接メッセージを送る方法もあります。 現地に知り合いがいる場合、そのネットワークを活用するのも一つの手です。実際に住んでいる人の紹介であれば、信頼性が高く、スムーズに契約を進められます。また、知人が引っ越す際に、空いた部屋を紹介してもらえることもあります。 ベトナムでの住まい探しは、物件情報が豊富で、比較的柔軟に契約できるのが特徴です。しかし、日本とは異なる習慣や契約ルールがあるため、事前に注意点を理解しておくことが大切です。特に、物件の状態や契約内容をしっかり確認しないと、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。ここでは、部屋探しの際に気を付けるべきポイントを詳しく解説します。 インターネットの情報だけを頼りに契約するのは避けたほうがよいでしょう。物件の写真や動画と実際の部屋の状態が異なることは珍しくなく、可能な限り内見を行うことで後悔を防げます。部屋の状態だけでなく、建物の管理状況や周辺環境も確認することが大切です。例えば、壁や床の汚れや傷の有無、冷蔵庫やエアコンなどの設備の動作、水圧やお湯の出方、Wi-Fiの契約会社と速度、騒音の有無などをチェックするとよいでしょう。また、トイレットペーパーを流せるかどうか、大家さんがどこに住んでいるのかといった点も、快適に暮らすために重要なポイントとなります。 部屋の条件だけでなく、建物全体のルールも事前に確認することが大切です。契約時に説明されなかったルールが後から発覚し、不便を感じることも少なくありません。特に、セキュリティの有無や警備員の勤務時間、アパートの出入りが自由にできるかどうかは重要なポイントです。夜間に入口が施錠される物件もあるため、施錠のルールや緊急時の対応方法を確認しておくと安心です。また、友人や恋人を部屋に招く際のルールも、アパートによって異なるため注意が必要です。一部の物件では、訪問者のパスポート提出が求められることもあり、気軽に人を呼べない可能性があります。ゴミ出しのルールや、共用施設(プールやジムなど)の利用条件、掃除サービスの頻度についても、事前に把握しておくと、より快適な生活を送れます。 ベトナムでは、日本と比べて建物のメンテナンスが行き届いていないことも多く、住み始めてから思わぬトラブルに遭遇する可能性があります。例えば、雨漏りや窓の隙間からの浸水、エアコンの故障や水漏れ、Wi-Fiの接続不良、排水管の詰まり、害虫の発生などがよくある問題として挙げられます。さらに、鍵の紛失や盗難といったトラブルも発生する可能性があるため、契約時にトラブルが起きた場合に誰に連絡すればよいのか、修理費用はオーナー負担か入居者負担かといった点を確認しておくことが重要です。 ダナンは、観光・ビジネス・移住のいずれの面においても大きな可能性を秘めた都市です。美しいビーチや歴史的な観光名所が楽しめるだけでなく、経済成長に伴い、住みやすさや投資先としての魅力も高まっています。市街地エリアの利便性、ビーチエリアの開放感、そして高級リゾートが広がるビーチリゾートエリアと、目的に応じた多様な住環境も選べます。これからますます発展が期待されるダナンで、あなたにぴったりのライフスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか?

2025.04.28

【ダナン/スパ・マッサージ】現地在住の著者がおすすめするお店4選をご紹介【2025年最新版】

【ダナン/スパ・マッサージ】現地在住の著者がおすすめするお店4選をご紹介【2025年最新版】
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

ベトナムへ来たら、身体を労う時間としてマッサージやスパへ行く方も多いのではないでしょうか。 毎日行けるリーズナブルなマッサージ屋さんから、少しラグジュアリーなスパまで、様々なお店があります。 リーズナブルな価格帯なので、ベトナム在住日本人でも定期的に通っている方は多いですよね。 こちらの記事ではベトナム在住者や旅行でダナンに来る方に、筆者が自らが利用した中でもお勧めのスパ4選をご紹介していきたいと思います。 ぜひチェックしてみてくださいね! フットマッサージやボディマッサージを60分300,000VND(約1600円)程度で受けることができる格安マッサージ店がいくつかあります。 サービスや内装などの設備は必要最低限ですが、格安で毎日でも受けられる価格帯とふらっと入っても空いていればすぐに案内してくれるなど、予約を取らずに入れることも多いのです。 しかし格安店の中には高額なチップの要求や不当な追加料金などのトラブルが発生することも。 ネットの情報や外観などだけでは見極めが難しいので、慎重に選ぶことをおすすめします。 街中の観光地エリアやミーケビーチから少し入ったエリアに多い価格帯の街スパと呼ばれるマッサージ店です。 90分700,000VND前後ですので、日本で格安マッサージを受ける価格帯で少しラグジュアリーなスパが受けられるイメージです。 内装や音楽がゆったりと過ごせる空間で比較的ラグジュアリーになっており、入店するとドリンクやマッサージオイルを選択できるなどのサービスがついていることが多いです。 シャワーやサウナなどが併設で、マッサージ後に利用できるお店も多く、旅行の最終日に使用するのもお勧めです。 スパによっては食事のサービスがついていたり、歯ブラシなどのアメニティを置いていたりしますので、サービス内容が気になる方は予約前に確認すると良いでしょう。 ゆったりとした空間で快適なサービスを受けたい方は、街スパの価格帯を選ぶと良いかもしれません。 五つ星ホテルなどに併設されているスパ。 ダナンであれば市街地やビーチ沿いの五つ星ホテルに併設されたスパ施設は、ラグジュアリーかつサービスも最高級です。 日本だと五つ星ホテルのスパは数万円からですが、ベトナムでは高級ホテルのスパは半額程度で受けられて手が届きやすい価格です! 10,000円程度から体験できるので、せっかくベトナムでのひと時を優雅に過ごしたい!という方にはホテルスパがおすすめです。 ダナンで人気のスパ「ハーバルスパ」は、日本人リピーターも多い優良店です。 全メニューにシャワー・サウナが含まれており、観光前後や帰国前にも気軽に利用できます。 店内はハーブの香りに包まれ、天然素材の化粧水を使用するなど、細部までこだわりが感じられます。 価格はボディマッサージ60分550,000VND~で、タイ式ボディマッサージ60分600,000VND、フットマッサージ60分550,000VNDとなっています。 特に2人のセラピストが同時に施術を行う「4ハンドマッサージ(90分1,200,000VND)」は人気のメニューで、深いリラックス効果が得られると好評です。 ダナン国際空港から約20分とアクセスも良好です。 日本語対応の公式HPやFacebookもあり、LINEでの予約も可能なので気になる方はチェックしてみてください! Herbal Spaの予約はこちらからどうぞ! 「ゴールデン ロータス オリエンタル オーガニック スパ」はダナンに3店舗、ホーチミンにも数店舗を展開する人気スパです。 英語対応のHPやFacebookがあり、予約や問い合わせもスムーズにできます。 ダナンの1号店はハン市場やダナン大聖堂近く、2号店はミーケビーチ沿い、3号店はコン市場や大型スーパーGO!の近くに位置し、観光やショッピングの合間にも立ち寄りやすいロケーションです。 メニューはホットストーンやアロママッサージをはじめ、妊婦さん向けマッサージやキッズマッサージ、フットマッサージなど多彩なラインナップ。 特にフットマッサージの技術向上に力を入れており、高品質な施術を求める方におすすめです。 料金は、フットマッサージ60分350,000VND、アロマテラピーオイルマッサージ60分390,000VND、フェイシャルケア付き120分コース650,000VND。※チップ含まれていません(目安:約50,000VND~/60分) 妊娠中の方向けプランも430,000VNDから用意されており、女子旅、カップル、家族連れにも人気のスパです! Golden lotus Oriental Organic Spaの予約はこちらからどうぞ! グランドメルキュールダナンの4階のウェルネスフロアにある「カルマ・スパ」では、上質なスパトリートメントを体験できます。 セラピストは高品質な天然オイルを使用し、伝統技法と最新の手法を融合したハイクオリティな施術が魅力です。 ボディマッサージは750,000VND++〜で、贅沢なパッケージプランもあります。 カッピングや指圧、強押しを組み合わせたベトナム式マッサージも人気です。 施術室は広々として清潔感があり、落ち着いた空間になっています。 シャワー室も完備されているため、施術前後に利用できるのも嬉しいポイントです。 営業時間は10:00〜20:00、※要事前予約 大人がゆっくりくつろげる上質な空間で、極上のリラックスを体験してみてはいかがでしょうか? Karma Spaの予約はこちらからどうぞ! ハン川のそばに建つ高層ホテル「ノボテル」直営のスパ「In Balance」は、6階に位置するラグジュアリーなスパ施設です。 全室完全個室という高級ホテルならではの贅沢な空間が魅力です。 ボディマッサージは60分990,000VND++〜。 豊富なメニューの中でも特に人気なのが、全身の角質除去やマッサージが含まれた「インドシン・ウェルネス・リチュアル(2時間)」。ジャグジーとサウナ付き個室利用で、価格は2,390,000VNDと贅沢な時間を過ごせます。 営業時間は9:00〜21:00でジャグジー・サウナ利用は19:30まで。※要事前予約 特に、サウナ・お風呂・シャワールームを完備した限定2部屋の特別室は、パッケージコースを予約すると利用可能です。 パッケージは2名で予約するとお得になるため、女子旅や母娘での利用、カップル・夫婦での思い出作りにもおすすめです。 In Balance Spaの予約はこちらからどうぞ! こちらの記事ではダナンでおすすめのスパ4選を紹介しましたが、いかがでしたか? 予定のない休日には、ゆっくりスパで日頃の仕事の疲れを癒してみてはいかがでしょうか? 上記は筆者の友人や出張者が来たときにも自信を持っておすすめしているスパですので、皆さまにも気に入っていただければ嬉しい限りです。

2025.04.14

【ダナン 家族旅行】お子様連れも安心!現地在住日本人主婦おすすめのキッズカフェをご紹介

【ダナン 家族旅行】お子様連れも安心!現地在住日本人主婦おすすめのキッズカフェをご紹介
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ベトナム・ダナンでは暑さが厳しい乾季の日中や雨季の時期は外で遊ぶのが難しくなるため、室内の遊び場の需要がとても高くなります。 また家族旅行では観光地巡りだけでなく、子どもと一緒に楽しい時間を過ごすことも大切ですよね。 ダナンには小さな子どもがいても安心して遊べるスポットがたくさんあります。 本記事では、お子様がいる在住者の方からの情報を元に日本よりもリーズナブルな料金で利用でき、設備も充実しているダナンの屋内キッズカフェをご紹介します。 在住の方はもちろん、お子様連れの旅行者の方も、ぜひ参考にしてみてください! カフェと子どもの遊び場が一体となったキッズカフェです。 店内にはスポーツエリア、コスプレコーナー、釣り遊び、ボールプール、滑り台、キッチンハウスなど、多彩な遊び場が揃っています。 おもちゃの数が多く、広々とした空間で思いっきり遊べるのが魅力で、おむつの交換台があるのも嬉しいポイントです。 席数も多く食事もできるため、親子でゆっくり過ごせます。 誕生日パーティーでの貸切利用や、子ども向けワークショップイベントも開催されています。 ただし、土日は大混雑するので要注意! 2階には系列店の「ABC ICE Cream」もあります(別途料金)。 こちらはアイス食べ放題のスタイルで、映えるスポットとしても地元若者にも人気のようです。 「RAINBOW KIDS COFFEE」は、2階建ての小ぢんまりとしたキッズカフェです。 ティエンソン橋の近くにあり、川の反対側にはロッテマートが見えます。 店内には風船作り、砂遊び、ボールプール、滑り台、絵本など、子どもが楽しめるエリアが充実。 しかし滑り台が2階から降りるタイプなので、小さい子の付き添いが必要な場合は少し大変かもしれません。 保護者向けの食事エリアは屋内と屋外の2カ所あり、親子でくつろげる空間になっています。 Skyy Coffee – Kids Zone(ビーチエリア・ハン川沿い) 「Skyy Coffee – Kids Zone」は比較的新しいキッズカフェです。 一階がカフェで、2階にカフェスペースと遊び場、3階にもカフェスペースと色塗りなどの遊び場があります。 遊び場自体はかなりコンパクトですが、その分あまり混雑しないため、貸切気分で遊べることも。 落ち着いた雰囲気で、のんびり過ごしたい親子にはちょうどいいかもしれません。 「Namto Premium Kids Cafe」は時間制のキッズカフェです。 入場料は平日1時間50,000VND、休日・週末は1時間60,000VND、大人は1ドリンクオーダー制となっています。 他のプレイグラウンドとは違い、最後にまとめて精算されるシステムなので、長居すると結構高くなる点に注意。 ダナン市内に2店舗あり、どちらも親の目が行き届きやすい設計になっているのが特徴です。 遊具やおもちゃの種類も豊富で、滑り台、ボールプール、おままごとキッチン、コスチューム遊びなどが楽しめます。 特に韓国系の可愛いおもちゃが多く、女の子に人気のスポットです。 アクセスの良さもあり、気軽に立ち寄れるキッズカフェとしておすすめです。 DD Wonderland は2階建ての屋内キッズパークで、さまざまな遊具やアクティビティが充実しています。 併設のドーナツ屋もあり、遊びの合間に軽食を楽しめるのもポイント。 施設内には、1階と2階をつなぐボールハウス、メイクルーム、トランポリンエリア、ボルダリング、空中ケーブル(ターザンロープ)、釣りコーナーなど、子どもたちが思い切り楽しめる遊具が揃っています。 また、カメラシステムが導入されているため、保護者は屋内や屋外のカフェエリアでコーヒーを飲みながら、子どもたちの様子を見守ることができます。 ローカルの利用者が中心のため観光客はあまり見かけませんが、ベトナムならではの雰囲気を楽しみたい方にはおすすめのスポットです! 「NICKY KIDS」は、1階がカフェ、2階がキッズスペースになっているキッズカフェです。 遊び場には色々なおもちゃが揃っていて、子どもが楽しめる空間になっています。 比較的こぢんまりとした空間なので、親が子どもをしっかり見守りやすい造りになっています。 休日は地元ベトナム人のお子様が多く混雑するので、平日の空いている時間帯を狙って行くのがおすすめです。 また、キッズスペース内には飲み物の持ち込みができないルールがあるので注意が必要です。   ベトナムのキッズカフェは、時間制・飲食代込み・フリープレイなど、お店によって料金システムが異なります。 時間制 … 1時間〇万VNDで最後にまとめて精算 フリープレイ制 … 一定料金を支払えば時間無制限で遊べる 飲食代込み … カフェメニューを頼むとキッズスペースが無料で使える 「遊んだ後に思ったより高かった…!」ということにならないよう、入店時に料金を確認するのがベストです。 「エアコンをつけているのに暑い」という口コミも多く、特に屋外遊び場があるお店では店内が蒸し暑いことも想定されます。 涼しい時間帯・午前中や夕方を狙う 飲み物を持参(持ち込みNGの店もあるので注意) なるべく風通しの良い席を確保 週末や祝日はスタッフが少なく、子どもの安全管理が行き届かないことも。 混雑時は親の見守りが必須 おもちゃの取り合いやトラブルが起こる可能性も なるべく空いている時間帯を狙う キッズスペースに飲食持ち込みNG の店がある 大人は1ドリンクオーダー制の店が多い カフェの食事が子ども向けではないこともある メニューを事前にチェックし、必要なら子ども用の軽食を持参するのもあり※持ち込みOKかは要確認 おもちゃや遊具の清掃が行き届いていないことがある フードの衛生管理が甘い店もあるので口コミを確認する 手洗いや除菌シートを持参しておくと安心 替えの靴下を持参する 床に直接座ることもあるので、長ズボンやレギンス着用が安心 滑り台や遊具のメンテナンスが不十分なことも 小さい子向けスペースと大きい子向けスペースが混ざっている場合、ぶつかる・転ぶなどの危険も 事前に遊具の安全性をチェックし、目を離さないことが大切 ベトナムのキッズカフェは可愛くて楽しい場所も多いですが、お店ごとにルールや設備の質に差があるので、事前に確認しておくと安心です。 天候や気温に左右されず、親子で楽しく過ごせるスポットばかりなので、ぜひダナン旅行の参考にしてみてくださいね!

2025.04.07

円安でも楽しめる!ベトナムの人気観光スポット10選を紹介【2025年最新版】

円安でも楽しめる!ベトナムの人気観光スポット10選を紹介【2025年最新版】
ベトナム生活情報

海外旅行が趣味の方には辛く長かったコロナ禍の自粛生活も明け、ようやく自由に世界を飛び回れる日々が戻りました。 コロナが落ち着いたにもかかわらず今度は円安により、海外旅行にも行きづらい‥‥ そんな中、東南アジアに位置するベトナムは日本からわずか5時間で行けて、物価も安い海外旅行にとってもおすすめな国なんです! また、多くの世界遺産や注目の観光地があり、ベトナムに住んでいる方にも国内旅行におすすめしたい場所がたくさんあります! そこで、こちらの記事ではベトナムに長く住む筆者がおすすめの観光地や世界遺産を紹介していきたいと思います◎     ベトナムの人気観光地をご紹介する前に、まずはベトナムの観光に関する基本情報をご紹介します。初めてベトナムへ行く方は事前にしっかりと頭に入れておきましょう。   国名 ベトナム社会主義共和国 首都 ハノイ 通貨 ベトナムドン(VND) 100,000VND=約600円 言語 ベトナム語 (ハノイ・ダナン・ホーチミンなどの主要都市では、英語も通じやすい) 時差 日本より2時間遅れ(日本が正午ならベトナムは午前10時) パスポート・ビザ ※日本国籍の場合 ・ベトナム滞在期間が45日以内であれば不要 ・パスポートは、ベトナム入国の時点で有効期間が6か月以上必要。 観光のベストシーズン ・北部(ハノイ、サパ): 10〜4月が快適 ・中部(ダナン、フエ、ホイアン): 2〜8月が晴天が多い ・南部(ホーチミン、メコンデルタ): 11〜4月がベスト   観光の際に気になる現地通貨に関してはベトナムドンです。2025年2月のレートで1VND=0.0060円となっています。円換算をする際は、100,000VND=約600円程度と覚えておきましょう。 またビザやパスポートに関しては、2023年8月15日から入国に際してのルール変更が行われ、日本国籍の方であれば従来の15日から45日間までビザ無しで滞在が可能となりました。 1ヶ月位上の長期でベトナム観光を楽しむ事もできるため、南北横断旅行などの計画を立ててみてはいかがでしょうか。   言わずと知れた世界遺産ハロン湾。ベトナム北部の首都ハノイから車で約4時間のところにある2000を超える奇岩が湾の中ににそびえたつ姿が神秘的で圧巻です。 ベトナムに住んでいる方は訪れたことがある方も多いかもしれませんが、是非一度は訪れて頂きたい観光地です。 筆者は5回以上訪れていますが、お勧めはハノイ市内から出ている6時間滞在コースのツアーです。 というのも日帰りツアーの場合、4時間滞在コースが標準的でハロン湾のより壮大な奥地まで進むことができません。 6時間滞在、もしくは1泊2日のクルーズ船に乗り、世界遺産で一晩を過ごしてみることをおすすめします◎ 神秘的な奇岩の間から出てくる朝陽は圧巻ですよ。 住所:Thành phố Hạ Long, クアンニン アクセス方法: ハノイ市内から高速道路を利用して、車で約2時間40分 日本人旅行者向けの旅行プラン: 旅行会社が主催する、ハノイ市内から出発のツアーに参加するのが一般的です。ハロン湾での船の手配も必要となるため、公共交通機関でのアクセスはおすすめはできません。 参考サイト:ハロン湾 | 観光・オプショナルツアー予約専門 VELTRA   ハノイからバスで6時間程走ると、中国との国境あたりに位置するラオカイ省にサパという多数の少数民族が住む村があります。 高原地帯で涼しく、ベトナム人からは避暑地として人気があります。美しい棚田が広がり、伝統の民族衣装を着た黒モン族や花モン族などに出会えるノスタルジックな観光地です。 トレッキングができる場所としても有名で、初心者でも挑戦できるコースもあるため、トレッキングが好きな方にもおすすめです◎ ロープウェーで登ることができるファンシーパン山は3,000m超えの山にも関わらず、わずか20分程で到着できるのです! そして驚くことなかれ…!なんと観光だけでなく、トレッキングで美しい風景を楽しんだ後には温泉に入ることもできるという日本人には嬉しいポイントもあります! 是非ベトナムに住んでいる方は、その間に一度訪れることをお勧めします! 住所: Sa Pa, Lào Cai アクセス方法: ハノイ駅からラオカイ駅まで寝台列車を利用して、約8時間。ラオカイ駅からサパまでは車で約1時間 日本人旅行者向けの旅行プラン: 英語のみとなりますが、鉄道はChapa Expressのオフィシャルサイトから予約をするのが便利です。またベトナム語がわかる友人や同僚がいる場合は、予約のサポートをしてもらうことをおすすめします。 季節によっては、日系の旅行会社がハノイやホーチミンから現地滞在者向けのツアーも販売しています。   ベトナムで初の世界複合遺産(文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えていると認定された遺産)に認定されたニンビンにあるチャンアン景観遺跡群。 世界に39件しかない世界複合遺産の一つであり、東南アジアでは唯一チャンアンのみが認定されています。 陸のハロン湾とも言われており、奇岩に囲まれた渓谷は圧巻で、その壮大な渓谷を小舟に乗って観光することができます。 映画『キングコング髑髏島の巨神』のロケ地にもなった秘境です。しかしハロン湾は知っていても意外と知られていないのがこちらのニンビン。 筆者はニンビンにも何度も訪れていますが、実はハロン湾よりもお気に入りの観光地です。 小舟で鍾乳洞のある洞窟を潜り抜けたり、渓谷の広大な景色を見ながら1時間半ほど過ごすことができ、のんびりとした雰囲気も素敵です◎ チャンアン渓谷の周辺にはホアルー遺跡というベトナム最初の王朝が置かれたことがあったり、歴史的な寺院などもたくさんあります。 ハノイから車で2時間程度なので、日帰りで行くこともできますが、見どころも多いため、時間に余裕のある方は宿泊で観光されることをお勧めします! 住所:Tràng An, Hoa Lư District, Ninh Bình アクセス方法: ハノイ市内から高速道路を利用して、車で約1時間50分 日本人旅行者向けの旅行プラン: 旅行会社が主催する、ハノイ市内から出発のツアーに参加するのが一般的です。チャンアンでの小型ボートの手配も観光には必要となるため、公共交通機関でのアクセスはおすすめはできません。 参考サイト:チャンアン | ベトナム観光・オプショナルツアー予約専門 VELTRA   ベトナムのリゾート地の定番と言えばダナン。 タイのプーケットやフィリピンのセブ島など、東南アジアには有数のリゾート地がありますが、ダナンは近年日本からも観光客が増えている注目のリゾート地です。 ベトナム在住日本人であれば誰もが一度は行ったことのあるほど有名なダナンですが、日本からの旅行だと知らない方もまだまだ多いでしょう。 ダナンは10kmにも及ぶ長いビーチがあり、ビーチ沿いにはおしゃれなカフェや新鮮料理が安く食べられるお店などが立ち並びます。 まだまだ開発の最中であり、おしゃれさと素朴さが入り交じるのどかなビーチです。 そしてダナンから車で40分程行くと、雰囲気ががらっと変わるホイアンという古都があります。 歴史的な建造物とカラフルなランタンがインスタ映えスポットとして注目を浴びています。ホイアン名物の料理も多くあり、ダナンに行った際には是非足を運んでいただきたい場所です! 懐かしいベトナムを感じられて、リゾートも楽しめるダナン・ホイアンは一度に二度お得で筆者も大のおすすめです★ 日本では高くてなかなか手が出ない有名な五つ星ホテルも10,000円台で泊まれちゃう…!?というコスパの良さもお勧めの理由。 ダナンは11~3月の間は肌寒くなり海やプールにも入りにくい時期となりますので、美しいビーチが見たい方は4月~10月に行くようにしてくださいね!   住所(ダナン空港):Đ Nguyễn Văn Linh, Hòa Thuận Tây, Hải Châu, Đà Nẵng アクセス方法: ダナン:日本からの直行便あり。フライトは6時間程度。ホーチミン、ハノイからも飛行機で1時間15分〜30分程度でアクセス可能です。 ホイアン:ダナン市内から車で40分〜50分程度 日本人旅行者向けの旅行プラン: ダナンは日本からも直行便が運行しているため、気軽に訪れることのできるベトナムのリゾート地です。ツアー、個人旅行どちらを利用して訪れても問題ありません。 ホイアンに関してはダナンからはツアーで訪れる他、タクシーで行くことも可能です。外国人観光客が多いエリアであるため、ベトナム初心者でも気軽に観光を楽しめます。   ベトナム中部にある世界遺産フォンニャケバン国立公園をご存じでしょうか? 4億年以上かけて石灰岩が雨水に侵食されてできたアジア最古のカルスト地形を有する国立公園。 1990年にイギリス人の洞窟探検家ハワード・リムバート氏がベトナム人と共に訪れ、洞窟を探検し数々の洞窟や新ルートが発見されており、今でも多くが未開の地です。 大小合わせると500や1,000を超えるかもしれないと言われている洞窟の数々、多くの動植物が生息していることから探検家に人気のスポットです。 一般の観光としても入れる洞窟もあり、フォンニャ洞窟とティエンソン洞窟は日帰りツアーで訪れることができます。 洞窟内にはボートで入り、その後歩いて探検をしていくスタイルが一般的で、冒険心をくすぐりますよね。 また、テントなどを持参し宿泊を伴いフォンニャケバンの奥地を訪れる冒険スタイルのツアーもあり、欧米人に人気です。 宿泊ツアーは基本的に英語ツアーのみになりますので、興味がある方が一度調べてみてくださいね◎ 9月~11月は雨季となり川が増水するため、洞窟に入れない期間もありますので訪れる時期には注意です! 住所:Quang Binh Province アクセス方法: ハノイ・ホーチミンからは飛行機を利用し、ドンホイ空港へ向かう。空港からは車で約1時間。 日本人旅行者向けの旅行プラン: フォンニャケバン国立公園はベトナムの中部に位置し、アクセスはあまり良くありません。 また洞窟探検などを楽しむ際には、専門のガイドと一緒に観光をする必要もあります。 個人での旅行ではなく、旅行会社などが主催するツアーに参加をするのがおすすめです。 参考サイト:世界遺産フォンニャケバン国立公園(フォンニャ洞窟/天国の洞窟) | ベトナムの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)   ベトナム南部に位置するリゾート地で長い海岸線が似ていることから、ベトナムのハワイとも言われているニャチャン。 観光地化がまだあまり進んでいないこともあり、ぼったくりなども少なくのんびりと過ごすことができます。 ミネラル成分豊富な泥温泉も有名で、美容好き女子には絶対おすすめ!泥の温泉に浸かってお肌すべすべ、その後はでプールやジャグジーを楽しむことができる施設がありますよ。 また、ダイビングスポットしても有名なニャチャンですが、2022年には台風などの影響でサンゴが白化してしまう現象が起こってしまいましたが、2025年現在では一部ダイビングも再開しており、サンゴや小魚を見て楽しむことができますよ。 ベトナムのリゾート地でも海鮮がトップクラスに美味しいと言われており、ロブスターやイカ焼き、はまぐりなどの海鮮がリーズナブルに楽しめるのも嬉しいポイント。 店先に並ぶ生け簀から好きな海鮮を選んで調理してもらえる、ローカルシーフード屋さんが多くあります!是非行ってみてくださいね◎ 住所(カムラン空港):Nguyễn Tất Thành, Cam Nghĩa, Cam Ranh, Khánh Hòa アクセス方法: カムラン国際空港まで、ホーチミンからは飛行機で1時間10分、ハノイからは1時間50分。 カムラン国際空港からニャチャン市内中心部までは、車で約1時間。 日本人旅行者向けの旅行プラン: ニャチャンの最寄りの空港は、カムラン国際空港です。国際空港ではありますが、日本からの直行便は就航していません。ホーチミンもしくはハノイの空港からアクセスをするのが一般的です。 空港から市内中心部までは、ローカルバス、もしくはタクシーを使って移動します。中国やロシアからの外国人観光客が多いエリアのため、ツアーでなくとも観光が可能です。   フランス植民地時代に避暑地として開発されたダラット高原地帯はベトナムの軽井沢と言われています。 1年を通して30度前後の気温で推移するエリアが多い中で、ダラットは平均気温20度前後。 教会や駅など様々な建築物がフランス建築でできており、異国の雰囲気を感じることができるエリアです。 イタリアンやフレンチのレストラン、おしゃれなカフェがたくさんあり、ダラット高原で採れる高原野菜がふんだんに使われたお料理を頂くことができます◎ ベトナム国内にいながら、涼しい場所で美しい建築物を見て過ごす、そんな異国情緒漂う雰囲気を感じたい方は、ダラットへ行くことをおすすめします! ルミエールダラット-光の庭園-/-Light Garden-という光の投影技術とプロジェクションマッピングを融合させたアート美術館が2019年に誕生し、最新技術を用いたアートに触れることもできますよ。 ダラットは5月から10月までが雨季となり、ほぼ毎日午後に雨が降ります。雨が降ってきたらルミエールダラットの室内でアートにも触れるというのはいかがでしょうか? 住所:Đ. Trần Quốc Toản, Phường 1, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng, アクセス方法: ホーチミンの空港から飛行機で50分、ホーチミン市内からの夜行バスを利用すると約7時間 日本人旅行者向けの旅行プラン: 現地にお住まいの方であれば、ホーチミン市内から運行している夜行バスを利用するのがおすすめ。寝台仕様になっているバスが有り、長い移動時間も快適に過ごすことができます。 バスの運行会社には、Xe Khách THÀNH BƯỞI 、PHUONG TRANGなどがあります。   タンディン教会は1876年に建てられた歴史ある建築物で、フランス植民地時代の影響を色濃く残すゴシック様式のデザインが特徴です。街の喧騒の中に突然現れる美しいピンク色の建物が特徴的で、その可愛らしさから「ピンクの教会」として多くの観光客から親しまれています。 実際に使われている教会のため中に立ち入ることは難しいですが、周辺からの写真撮影は可能です。また、道路を挟んだ向かい側にあるカフェにはテラス席が設けられており、ドリンクなどを注文すればSNSなどでよく見かける、きれいな1枚を収めることができます。 夜間のライトアップ、クリスマスの時期には装飾も施されるため、日中だけでなくいつ訪れても楽しめる観光スポットです。 住所:289 Hai Bà Trưng, Phường 8, Quận 3, Hồ Chí Minh アクセス方法: ホーチミン市中心部(1区)から車で約10〜15分。Grabタクシーが便利です。 日本人旅行者向けの旅行プラン: ホーチミン市内中心部から気軽に足を運べるエリアに位置しています。人混みや混雑を避けるのであれば、早朝の観光がおすすめです。 日中から夜にかけては、教会正面の道路の交通量が多く、写真撮影をするには少し苦労します。 一方で、気を付けてさえいれば問題ないため基本的にいつ訪れても楽しめる観光スポットです。   ホーチミン市の新たなランドマークとして世界中から注目を集める「ランドマーク81(Landmark 81)」は、2018年7月に完成したベトナムで最も高い超高層ビルです。その高さは461.2メートルを誇り、アジア屈指の摩天楼として都市の発展を象徴する存在となっています。 内部には、市内を一望できるスカイデッキ展望台、ホテル、衣料品店や飲食店等が集まる商業施設が営業しており、天候を気にすることなく1日中楽しめるスポットです。食品などのお土産選びにもおすすめです。 また、建物周辺には緑豊かな公園も整備されており、お散歩などを楽しむことも可能です。近代的なホーチミンの魅力をぜひ体験してみてください。 住所:720A Điện Biên Phủ, Vinhomes Tân Cảng, Bình Thạnh, Hồ Chí Minh アクセス方法: ホーチミン市中心部(1区)から車で約15〜20分。Grabタクシーが便利です。 日本人旅行者向けの旅行プラン: ランドマーク81はホーチミン市内中心部からタクシーで15分〜20分程度と少し離れた場所に位置しています。朝・夕方は、出勤・帰宅の方々で道が混雑するため、それ以外の時間を狙ってアクセスをするのがおすすめです。 また、2024年に開業したメトロを利用した場合、最寄りの駅は「Điện Biên Phủ」です。駅からは徒歩15分程度でアクセスできます。 ベトナム最後の楽園、コンダオ島。 島全体が国立公園に指定されたコンダオ島は手つかずの自然が残るまだ開発前のリゾート地です。 日本から訪れる場合は、ホーチミンもしくはハノイからを経由して訪れることができます。 エメラルドグリーンの美しい海と多種多様な動植物、広大な自然を体中で感じられる島です。 ベストシーズンは2月~6月で、ジュゴンやウミガメにも出会えるかもしれませんよ◎ 一方で、植民地時代に最も危険とされる人々をコンダオ島の刑務所に投獄していた過去もあり、2万人が獄死したと言われている悲しい歴史が残る側面もあります。 何と言ってもコンダオ島に行ったのなら宿泊したいのがSix Sensesです。 あの有名なブラッドピッドとアンジェリーナジョリーがプライベートでコンダオ島のSix Sensesに宿泊した超VIPなヴィラなです!一度泊まってみたいですよね。 定番リゾートに飽きてきた方にはコンダオ島をおすすめします! 住所(コンダオ空港):Đường Cỏ Ống, tiểu khu 1, Côn Đảo, Bà Rịa – Vũng Tàu アクセス方法: ホーチミンからは飛行機で約1時間10分。 もしくはホーチミンから高速船で約4時間。(別途、市街地から乗車場までの移動約1時間) 日本人旅行者向けの旅行プラン: コンダオ島へは、ホーチミンから飛行機でアクセスをするのが便利です。 市内中心部までは車で20分程度、宿泊をするホテルによっては空港からの送迎車も運行されています。   こちらの記事ではベトナム国内でおすすめの観光地10選をご紹介しました。 定番のダナンやハロン湾から、少しディープなフォンニャケバンやコンダオ島まで、ベトナムに住む筆者のおすすめを選り抜きましたがいかがでしたか? ベトナムにはまだまだ知られていない魅力がたくさんあります。 日本からベトナムを訪れる方も、ハノイやホーチミンだけでなく少し足を伸ばしてみるとより素敵な場所が見つけられるかもしれません。 こちらの記事を読んでいる方にとって旅行先の選択肢が増え、素敵な経験ができれば嬉しい限りです◎

2025.04.03

【誕生日・記念日におすすめ】ダナンでバースデーケーキが買えるお店5選をご紹介! 

【誕生日・記念日におすすめ】ダナンでバースデーケーキが買えるお店5選をご紹介! 
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報、お役立ち情報

お誕生日や特別なお祝いには、美味しいケーキを準備したくなりますよね。 ダナンにも素敵なケーキ屋さんがたくさんありますが、ベトナムのローカルケーキは日本のものとは少し違い、バタークリームが主流で、色鮮やかなデコレーションが特徴です。 暑い気候の影響で、生クリームを使ったケーキは少なく、スポンジもやや硬めなことが多いので、日本のケーキに慣れていると驚くことも。 そこで今回はダナン在住の筆者がおすすめする、日本人の口にも合う美味しいケーキが買えるお店をご紹介します! お店の特徴や注文方法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 こちらのお店は近年ダナンで注目を集める アントゥンエリア に位置し、ホーチミンの有名カフェ出身のベトナム人オーナーが営んでいます。 生クリームを使ったケーキが豊富で、定番のフルーツショートケーキはもちろん、チョコ生クリームのケーキもおすすめ。 ショーケースには常にホールケーキが並んでおり、比較的遅い時間まで営業しているので、「今日◯◯さんの誕生日だった!」と急にケーキが必要になった時にもすぐに購入できて便利です。※その時の在庫にもよりますが、ショーケースに並んでいない場合はスタッフに聞くと出してくれます。 店内ではパン、焼き菓子、甘いペストリー、ケーキ、誕生日ケーキなど、50種類以上のメニュー を提供しています。 2階建ての広々とした店内で、カフェ利用にもぴったりのお店です。 Paris Levainのホールケーキの予約はこちらからどうぞ! アメリカ人オーナーが手がける Jeremy’s Kitchenは2015年からある、地元ベトナム人にも外国人在住者にも人気のあるお店です。 ケーキはボリュームたっぷりで見た目も華やかなものが多いです。本場アメリカの豪快なケーキを楽しみたい方にぴったりです。 公式Facebookには写真付きのケーキカタログも掲載されているので、仕上がりのイメージもしやすいです。 ミニケーキやブラウニーの詰め合わせボックスもあるので、いろいろな味を楽しみたい方におすすめです。 英語対応で、ネットから簡単に注文できるので旅行者でも安心して利用できます。 カフェではケーキやドーナツはもちろん、アメリカンスタイルの朝食やランチも楽しめます。 Jeremy’s Kitchenのホールケーキの予約はこちらからどうぞ! ダナン市内に複数店舗あり、どこもアクセスしやすいのがポイントのお店です。 ケーキはホールからワンカットや1人用サイズがあり、見た目が可愛らいしいものが多く、価格も比較的手頃(260,000VND~)なことから地元ベトナム人に人気です。 コーヒーの風味がしっかり効いたクリーミーなティラミスや定番のフルーツショートケーキはもちろん、チョコ生クリームのケーキもおすすめ。 ショーケースには一人用サイズのケーキの種類は基本的に豊富ですが、ホールケーキは種類が少ない場合があるので予約をしておくと安心です。 店内ではケーキの他にパン、焼き菓子、甘いペストリー、プリン、バインバオ(ベトナムの肉まん)など販売メニューが豊富です。 店内も広々していて、イートインやカフェ利用をする人も多いお店です。 BonPas Bakery & Coffeeのホールケーキの予約はこちらからどうぞ! 「VÀNG NÂU」は、地元で人気のあるベトナム人経営のケーキ屋さんです。 軽めの生クリームを使ったケーキが特徴で、種類や可愛らしいデザインが豊富に揃っています。 価格もホールケーキが250,000VND〜とリーズナブルで、手軽に楽しめます。 予約も可能ですがショーケースには常にケーキが並んでいるので、実際にお店に行って、人数や好みに合わせてサイズやケーキを選ぶのもおすすめです。 ベトナムで年2回ある女性の日やバレンタインなどのイベント時には、可愛らしく梱包された小分けの焼き菓子セットの予約販売も行っています。 会社などでスタッフにプレゼントを贈る際にもぴったりなので、ぜひ利用してみてください。 VÀNG NÂU Cake Studioのホールケーキ・ギフトの予約はこちらからどうぞ! このケーキショップは、在住のベトナム人や外国人に人気が高いお店です。 基本的にバタークリームを使ったケーキがメインですが、見た目だけでなく、味にも定評があります。 もともとはオンライン注文のみで人気を集め、現在は店舗を構えたお店です。 ホールケーキのサイズは10cmからあり、どのケーキも可愛らしい見た目が特徴。 記念日のお祝いだけでなく、お子様がいるご家庭での普段使いにもぴったりです。 こちらもバレンタインなどのイベント時には、可愛らしく梱包された小分けのケーキセットの予約販売も行っています。 La Dulce Bakeryのホールケーキ・ギフトの予約はこちらからどうぞ! 「Chewy Junior (チューイージュニア)」は、食べやすい一口サイズのプチシュークリームが人気のスイーツブランドです。 シンガポール発祥で、ベトナム各地にも店舗があります。 チョコレートやジャムがトッピングされたさまざまな種類が楽しめ、プチシューのセットは6個から36個入りまであります。 また、誕生日やイベント用のケーキを模したプチシューも販売されています。 公式Facebookにさまざまなデザインの写真が掲載されているので、気に入ったデザインを参考に注文するといいと思います。 切り分けの必要がないので屋外でのイベントや普段のおやつ、大人数でのパーティーにもおすすめです。 Chewy Juniorのミニシューセットの予約はこちらからどうぞ! いかがでしたでしょうか? 今回はお誕生日や記念日のお祝いにおすすめなケーキ屋さんをご紹介しました。 ダナン旅行中にイベントが重なる方は、ぜひ友人やパートナー、ご家族と現地でお祝いしてみてください。 気になるケーキがあれば、ぜひ直接お問い合わせやご予約をして、特別なひとときをお楽しみください。 みなさんのダナン滞在が素敵な思い出となりますように!

2025.03.28

【ベトナム/ダナン】近年注目されるノマドワーク★作業が快適にできるおすすめのカフェ7選

【ベトナム/ダナン】近年注目されるノマドワーク★作業が快適にできるおすすめのカフェ7選
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ベトナムは世界有数のコーヒー生産国であり、特にロブスタ種の生産量は世界最大を誇ります。 そんなコーヒー大国では、カフェ文化が人々の生活に深く根付いており、街中にはおしゃれで個性豊かなカフェが数多く点在しています。 近年ベトナムではコロナ禍をきっかけに、時間や場所に縛られない働き方が広がり、フリーランスやノマドワーカーが急増。 その流れを受け、カフェもワークスペースとしての機能を強化し、快適に作業ができる環境を整えています。 またコーヒーの価格が手頃なのも魅力のひとつです。 1杯あたり約30,000VND〜と日本と比べてもリーズナブルなため、仕事の合間やリラックスタイムに気軽に訪れることができます。 今回はそんなカフェ文化が根付くベトナムの人気都市・ダナンにスポットを当て、出張者の作業やノマドワーカーに特におすすめのカフェ を以下のポイントを基準に厳選してご紹介します! 作業しやすいカフェって? Wi-Fi環境が整っている 音楽がうるさすぎず、集中しやすい 十分な席数があり、混雑しにくい 落ち着いた客層で、快適に過ごせる ダナンに2店舗を展開する、欧米人に人気のカフェ。 こじんまりとした造りで席数はそこまで多くないですが、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと過ごせるのが魅力です。 パスタやサンドイッチなどの食事メニューに加え、おしゃれなドリンクも豊富。 訪れる人の多くはノマドワーカーや読書を楽しむ人、少人数で静かに会話をする人たちが多い印象です。 1人でも入りやすく、心地よい空間でリラックスしたい方におすすめのカフェです。 ミーケービーチの目の前に位置する、ビーチフロントのレストラン&バー。 絶景の海を眺めながら、食事やカフェタイムを楽しめる人気スポットです。 価格はビーチフロントならではの設定なので安価ではありませんが、多くの観光客や在住外国人がカフェ利用として訪れる場所でもあります。 夜は音楽イベントが開催されることもありますが、日中は落ち着いた雰囲気で席数も多いので、ゆったりと作業したい人にもおすすめです。 「Tropical Coffee」は快適な空間と安定したWi-Fi環境から、ノマドワーカーにも大人気のカフェです。 ベトナムのカフェのWi-Fiは当たり外れがあるものの、こちらは終日スムーズに使えるのが魅力。 作業に集中したい方にはぴったりの環境です。 また、1日中仕事をしたい方向けにコーヒー飲み放題のプランも用意されており、フードメニューも充実。 唐揚げ定食やカレーなど、日本食が恋しくなったときにもおすすめです! ダナンの中でも韓国料理店が多いリトルプサンエリアにひっそりと佇む「Lighthouse」。 ヨーロッパ風の外観が印象的で、建物の右側には開放的なテラス席もあります。 店内は天井が高く、広々としたおしゃれな空間になっています。 Wi-Fi完備はもちろん、充電可能な席もあり、セルフサービスで無料の水も提供していてとても快適に過ごせます。 お客さんの半数ほどがPCを広げて仕事をしており、欧米系の利用者も多いのが特徴。 落ち着いた環境で作業をしたい方にぴったりのカフェです。 観光客に人気のアントゥンエリアにある、ヘルシー志向のカフェ。 2階建ての広々とした空間で、白と木目を基調とした南国らしい落ち着いた雰囲気が魅力です。 店内の壁側の席にはコンセントがあり、作業にも便利。 欧米人を中心に、ノマドワーカーや読書を楽しむ人が多く訪れています。 さらに、ビーガン料理が充実しているのもポイント。 美味しくてヘルシーなメニューが豊富なので、ベジタリアンやビーガンの方にもおすすめのカフェです! 「Mot.zone」は、落ち着いて作業ができるおしゃれなカフェです。 美味しいドリンクやカフェメニューが揃っており、リラックスした時間を過ごせます。 2階建ての店舗で、1階にはビーズクッションがある畳エリアや、6人掛けの大きなテーブル、半個室のテーブルが3箇所あります。 2階には2つのエリアがあり、どちらも漫画喫茶のような雰囲気で、壁際にはたくさんの漫画が並んでいるワークスペースです。 勉強している学生が多く、音楽も控えめで静かな環境。 作業にも最適な場所で、落ち着いて過ごせます。 「Danasol」は、食事、カフェ、そしてワークスペースを兼ね備えたおしゃれなカフェです。 店内は広々としており、落ち着いた雰囲気の中で作業や会話を楽しめます。 Wi-Fiは安定しており、充電可能な席も多いため、長時間作業するのにぴったり。 また、カフェのメニューには美味しい料理やドリンクが揃っており、軽食やフードを楽しみながら作業ができます。 店内には、集中できるワークスペースもあり、個別の席や共用スペースが分かれているため、用途に合わせて使いやすいのが特徴です。 食事も楽しみつつ作業にも集中できますが、営業時間が18:00までと比較的短めのカフェなので、夕方から作業したい方はご注意を。 Zone Sixはダナンで人気の24時間営業のカフェで、作業や勉強に最適な環境を提供しています。 特に魅力的なのは、席の種類の豊富さです。 各店舗によって異なりますが、基本的にボックスタイプの席とオープンスペース席の2種類を用意しており、作業スタイルに合わせて自由に選ぶことができます。 ボックスタイプの席は集中したい方に、オープンスペースは開放感を感じながら作業したい方にぴったりです。 さらに、Zone Sixは多店舗展開しており、ダナン内の複数のエリアで利用することができます。 Wi-Fiも安定しており電源完備で長時間の作業にも最適ですが、時間帯によっては大変混み合っているのでご注意を。 店舗はこちらからご確認を! 24時間営業のカフェ「HI4 COFFEE & WORKSPACE」は、勉強や仕事に最適なワークスペース を提供するお店です。 一人用から大人数向けのスペースまで完備されており、用途に合わせて利用できます。 ドリンクメニューも充実しており、コーヒーやミルクティー、フルーツティーなど約30種類 を提供。 価格も25,000VND~ とリーズナブルです。 持ち込みは不可ですが、軽食メニューも用意されているので、小腹が空いたときにも安心。 深夜や早朝でも作業でき、先にご紹介したZone Sixよりも比較的空いていて利用しやすいです。   今回はご紹介したカフェは、実際にノマドワーカーが多く利用しているお店です。 仕事や作業に集中できる、安心の空間が整っています。 ご紹介した以外にもダナン市内はたくさんのおしゃれなカフェやコワーキングスペースがあるので、出張者やノマドワーカーにおすすめです。 ぜひ、あなたのお気に入りのカフェを見つけてみてくださいね。

2025.03.21

近年注目されるベトナムでの海外投資 その市場動向と成功のポイントに迫る

近年注目されるベトナムでの海外投資 その市場動向と成功のポイントに迫る
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近年、東南アジアの中でも特に注目を集めているのがベトナム経済です。急速な経済成長とともに、株式市場や不動産市場の発展が進み、国内外の投資家にとって魅力的な投資先となっています。特に、実質GDP成長率の高さや、海外直接投資(FDI)の増加、若年層を中心とした労働力の豊富さなどが、今後のさらなる発展を支える要因となっています。さらに、VN100指数をはじめとする株式市場の動向や、安定した為替政策による投資環境の整備も進んでおり、長期的な資産運用の選択肢としても注目されています。本記事では、ベトナム株投資の魅力や不動産市場の利回り、株価や為替の動向などについて詳しく見ていきましょう。 ベトナムは、新興国の中でも特に高い経済成長を遂げている国の一つです。安定した成長を維持しながら、今後もさらなる発展が期待されており、投資対象として非常に注目されています。特に株式市場は、経済の拡大とともに成長する可能性が高く、中長期的なリターンを狙う投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。 ベトナム経済の成長を最も端的に示すのが実質GDP成長率です。IMF(国際通貨基金)のデータによると、2010年以降、ベトナムは安定した成長を続けており、2024年以降も引き続き高い成長率が予測されています。この勢いは、過去に急成長を遂げた国々の経済発展と重なる部分が多く、今後のさらなる拡大を期待させます。 また、ベトナムの1人当たりGDPは2022年時点で4,102米ドルに達しており、これは高度経済成長期の1970年代前半の日本や、2010年頃の中国と同程度の水準です。さらに、他のアジア新興国と比較しても、ベトナムの1人当たりGDPはまだ低い水準にあり、これからの経済発展の余地が大きいことを示しています。 ベトナムの経済成長の背景には、いくつかの重要な要因があります。その中でも特に影響が大きいのが、1986年に導入されたドイモイ政策、海外からの直接投資(FDI)の増加、そして若く活発な労働人口の存在です。これらの要素が組み合わさることで、ベトナムは長期的に安定した成長を続ける力を持っているのです。 ドイモイ(Doi Moi)とは、ベトナム語で刷新や改革を意味する言葉です。ベトナムは1976年に南北統一を果たし、社会主義体制を確立しました。しかし、その後の経済は低迷し、東欧諸国からの援助も減少したことで、国の財政は厳しい状況に追い込まれました。 この危機を乗り越えるため、1986年に導入されたのがドイモイ政策です。社会主義体制を維持しながらも市場経済の要素を取り入れるという大きな方針転換を行い、個人営業や私企業の設立が認められるようになりました。これにより、国民の経済活動が活発化し、労働意欲が高まり、生活水準も向上しました。 また、農業部門の改革が進められ、生産性が向上したことで、農村部の発展も促進されます。さらに、製造業が拡大し、国内産業の多様性が増したことで、ベトナム製品の国際競争力が強化され、輸出産業が急成長しました。 ベトナム経済の成長を支えているもう一つの大きな要因が、海外からの直接投資(FDI)の増加です。1988年には外国投資法が公布され、海外企業がベトナムで自由に活動できるようになりました。これにより、多くの外資系企業が進出し、製造業やサービス業の発展が加速しました。 特に、近年では中国のチャイナプラスワン戦略の影響もあり、多くの企業が生産拠点を中国からベトナムへ移しています。これにより、ベトナムの産業基盤はさらに強化され、輸出産業の拡大につながっています。 また、政府も積極的に外資誘致を進めており、税制優遇措置やインフラ整備を通じて、海外投資家にとって魅力的な環境を整えています。その結果、多くの国際企業がベトナムに拠点を構え、経済の成長をさらに後押ししているのです。 ベトナムのもう一つの強みは、人口の構成にあります。2023年には人口が1億人を超え、その多くが若年層で構成されています。労働力の供給が豊富であることは、経済の持続的な成長にとって大きな強みとなります。 特に、ベトナムの労働力は生産年齢人口(15〜64歳)の割合が高く、今後も長期間にわたって労働力を確保できる見込みです。これは、製造業を中心とした産業の発展にとって極めて重要な要素であり、低コストで優秀な労働力を確保できることが、外資系企業の進出を促す要因にもなっています。 さらに、教育水準の向上により、高度な技術やスキルを持った労働者も増えています。特にIT分野では、若く優秀なエンジニアが多く育成されており、今後の産業発展に大きな貢献をすると期待されています。 ベトナム経済の急成長に伴い、同国の株式市場にも世界中の投資家から注目が集まっています。ベトナムはASEAN(東南アジア諸国連合)やWTO(世界貿易機関)への加盟をきっかけに、海外からの投資が拡大し、特に近年ではチャイナプラスワン戦略の影響もあり、製造業を中心に外資の流入が加速しています。 ベトナムの株式市場は、2000年にホーチミン証券取引所が開設されて以降、着実に成長を続けています。特に近年は、海外からの直接投資の増加や、国内消費市場の拡大を背景に、多くの企業が株式市場に上場し、流動性が高まっています。 ベトナム株の特徴として、市場全体のボラティリティ(価格変動の大きさ)が比較的高いことです。これは、成長市場ならではのダイナミックな動きとも言えますが、短期的な値動きに注意しつつ、中長期的な視点で投資を検討することが重要です。 VN100指数は、ホーチミン証券取引所に上場する企業のうち、時価総額の大きい大型株と中型株を中心に構成された株価指数です。この指数は、ベトナムの成長を牽引する代表的な企業の動向を示しており、同国の株式市場の全体的な流れを把握するのに適した指標となっています。 近年のVN100指数の推移を見てみると、ベトナム経済の成長に伴い、長期的には上昇傾向を続けていることが分かります。特に、米中貿易摩擦の影響により、AppleやAmazon、TOYOTAといったグローバル企業がベトナムへ生産拠点を移す動きを見せたことは、同国の株式市場にもポジティブな影響を与えました。 また、ベトナム政府の積極的な経済政策やインフラ整備の進展も、VN100指数の成長を後押しする要因となっています。例えば、交通網の整備やエネルギー政策の強化により、国内産業の生産性が向上し、企業の競争力が高まることで、株価の安定的な上昇が期待されています。 ベトナム経済の発展とともに、通貨であるベトナムドン(VND)の動向にも注目が集まっています。近年、ベトナムドンは比較的安定した推移を見せていますが、過去には大きな変動を経験してきました。また、米国財務省による「為替操作国」指定とその後の除外など、ベトナムの為替政策は国際的にも議論の的となってきました。ベトナムドンの推移と、為替政策にまつわる国際的な動きについて詳しく見ていきましょう。 ベトナムドンは、2000年代前半までは1米ドル=15,000~16,000VNDの範囲で安定的に推移していました。しかし、2008年のリーマンショックを機に米ドル高・ベトナムドン安の流れが強まり、その後もベトナムの金融政策や国際的な経済状況に影響を受けながら変動を続けています。 また、ベトナムでは、中央銀行や商業銀行が提示する公式レートと、市中の両替商やゴールドショップが提示する実勢レート(闇レート)との乖離が問題となることがありました。この二重レートの存在は、外貨準備の減少を招く要因ともなり、ベトナム当局にとって頭を悩ませる課題となっていました。 こうした問題への対応として、ベトナム中央銀行は2016年に新たな為替レートの算定基準を導入します。この新しい仕組みでは、国内銀行間市場の加重平均レート、国際市場でのベトナムの貿易相手国との為替レート、マクロ経済指標、金融政策の目標などを総合的に考慮して公定レートが決定されるようになりました。 さらに、2024年には中央銀行がベトナムドンの安定を図るため、大規模な為替介入を実施します。米ドル売り・ドン買いの介入により、周辺諸国と比較してベトナムドンの下落幅は抑えられました。例えば、2024年12月22日時点でのベトナムドンの下落幅は年初比約4.6%にとどまり、韓国ウォン(11.6%)、日本円(10.9%)、フィリピンペソ(6.1%)、インドネシアルピア(5.2%)よりも安定した推移を見せています。 ベトナムの為替政策は、国際的な視点からも注目されてきました。特に大きな話題となったのが、2020年12月に米国財務省がベトナムを為替操作国に指定したことです。 米国は、ベトナム政府が意図的にベトナムドンの価値を低く抑え、輸出競争力を高めることで米国の貿易赤字を拡大させたと主張しました。しかし、ベトナム政府はこれに対し、為替介入はあくまで為替市場の安定を目的としたものであり、米国との貿易不均衡を生み出す意図はなかったと反論します。 その後、2021年4月に米国財務省は「ベトナムが不当な為替介入を行った明確な証拠はない」と判断し、ベトナムを為替操作国リストから除外しました。そして同年12月には、米国はベトナムを「為替操作国には該当しない」と最終評価を下しました。 この一連の動きは、一見するとネガティブなニュースに思えるかもしれません。しかし、実際には、これをきっかけに世界中の投資家がベトナムドンの動向に注目するようになり、ベトナムの経済成長のポテンシャルが広く認識される機会となりました。 ベトナム経済の成長に伴い、不動産市場も活況を呈しています。特にホーチミンやハノイなどの主要都市では、住宅や商業用不動産の価格が上昇傾向にあり、国内外の投資家から注目を集めています。新型コロナウイルスの影響を受けた2020年前後も大きく価格が落ち込むことはなく、その後も上昇を続けており、今後も市場の拡大が期待されています。 ベトナムの不動産投資における平均的な利回りは3~5%とされています。これは、日本の不動産投資の平均利回り(約2.5%前後)と比較すると高く、投資対象として魅力的な水準です。 特に、ホーチミンやハノイといった主要都市では、外国人駐在員や富裕層向けの高級物件の需要が高まっており、賃貸市場も安定しています。また、エリアによって利回りには差があり、ホーチミンの中心部では約3.0%、郊外では4.2%程度の利回りです。一方、ハノイでは中心部で約4.1%、郊外で5.0%とやや高めの利回りを維持しています。さらに、観光地として人気が高まっているダナンでは、中心部で5.2%、郊外では6.6%と、特に高い利回りを誇っています。 ホーチミンの利回りがやや低めなのは、不動産価格がすでに上昇しているためですが、それでも賃料も上昇傾向にあり、不動産収益自体はハノイよりも27%ほど高いとされています。 ベトナムの不動産投資利回りは、アジアの周辺諸国と比較しても高水準を維持しています。世界の不動産市場データを提供する「Global Property Guide」の調査によると、アジア12ヶ国の不動産利回りを比較した際、ベトナムは第5位にランクインしています。 例えば、不動産投資が盛んなマレーシアやシンガポールと比較すると、ベトナムの利回りは0.6~1.0ポイントほど高く、投資効率の良さが際立っています。シンガポールや香港のような成熟した市場では、不動産価格が高騰し利回りが低下しているのに対し、ベトナムはまだ成長段階にあるため、今後の価格上昇とともに高い利回りを維持できる可能性があるのです。 ベトナムは、世界トップクラスの経済成長率を誇る国の一つであり、株式市場や不動産市場においても高い成長ポテンシャルを秘めています。実質GDPの継続的な成長、海外直接投資(FDI)の増加、そして豊富な若年層による労働力の供給が、経済の持続的な発展を後押ししています。また、VN100指数をはじめとする株式市場の成長や、不動産投資における高い利回りも、投資家にとって魅力的なポイントです。為替市場においても、中央銀行の適切な政策により安定した推移を見せており、国際的な信用を高めています。これらの要因を踏まえると、ベトナムは今後も有望な投資先として注目され続けることでしょう。

2025.03.12

【ダナン/交通事情】旅行者の方必見!気になる現地での交通手段を一挙紹介!

【ダナン/交通事情】旅行者の方必見!気になる現地での交通手段を一挙紹介!
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ベトナム・ダナンにこれから来る方にとって、欠かせない情報の一つが交通手段ですね。 筆者はダナンに10年住んでいるので地元ベトナム人同様主にバイクで移動していますが、日本人の旅行者や出張者にとって海外でバイクを乗りこなすのはハードルが高いと思います。 こちらの記事ではダナンの様々な交通機関をご紹介していきたいと思います。 ベトナムではタクシーが便利で安全な移動手段の一つですが、利用時には注意が必要です。 特に流しのタクシーはぼったくりのリスクが高いため、信頼できるタクシー会社を選んで利用しましょう。 初乗り料金:9,500~15,000VND(約60~95円)と、日本に比べて非常に安いです。 4シートと7シートで初乗り料金は異なります。 乗車時の注意点:ベトナム・ダナンのタクシーは、日本と同じく初乗り料金が設定されており、一定の距離を超えると1kmごとに追加料金が加算される仕組みです。 メーター制なので、乗車時にはメーターが正しく作動しているかを確認しましょう。 タクシーのメーターには「12.0」などと表示されることがありますが、これは「12,000VND」を意味します。 ベトナムドンは桁数が多いため、表示が簡略化されています。慣れるまでは「小数点の後に0が3つつく」と覚えておくと安心です。 安全で快適なタクシー利用のために、信頼できる会社を選び、メーターをしっかり確認しましょう! 安心して利用するためにも、信頼できるタクシー会社を選ぶことが大切です。 今回紹介するタクシー会社は、ダナンのタクシー会社の中でも比較的安心して利用できると評判の良い会社です。 VINASUNはベトナムの主要タクシー会社のひとつで、特にホーチミン市を中心に多くのタクシーが走っています。 特徴:清潔な車両・教育されたドライバー 車体デザイン:白色の車体に赤と緑のストライプが入っている MAI LINHはベトナム全土で展開しており、特にホーチミンやハノイなどの大都市で多く見かけます。 特徴:サービスの質が高く、外国人観光客にも評判が良い 車体デザイン:鮮やかな緑色が目印 Xanh SMは比較的新しいタクシー会社ですが、環境に配慮したエコ車両を採用しており、サービスの質も高いです。 特徴:電気自動車を導入し、環境に優しい 車体デザイン:鮮やかな青色が目印 展開エリア:都市部を中心に急速に拡大中 Tien Saタクシーは、ダナンを中心に運行している地元のタクシー会社です。 ホイアンやフエなどの周辺エリアでも見かけることがあります。 特徴:ダナンを中心に運行しているため、観光客にも利用しやすい 車体デザイン:鮮やかな黄色が目印 比較的リーズナブルな料金設定だが大手のMai LinhやVinasunと比べると、サービスの質にばらつきがあるとの声もある ベトナムでは、大手タクシー会社(Mai Linh・Vinasun・Tien Saなど)の車体デザインに似せた偽物のタクシーが存在します。見た目が本物にそっくりなため、特に観光客は見分けがつかず、ぼったくりの被害に遭うケースが多いです。 ベトナムでは、大手タクシー会社の車体デザインに似せた偽物のタクシーが存在します。 見た目が本物にそっくりなため、特に観光客は見分けがつかず、ぼったくりの被害に遭うケースが多いです。 ▪️偽タクシーを見分けるポイント 正式な会社名とロゴが正しく表示されているか確認 ドアや車体の電話番号が公式のものと一致しているかチェック メーターがしっかり作動しているかを確認(異常に早く料金が上がる場合は危険!) ホテルや空港でスタッフが手配したタクシーを利用するのが安全 偽物のタクシーに乗ってしまうと、法外な料金を請求されたり、安全面でのリスクもあります。 公式アプリを利用するか、信頼できるタクシー会社を選ぶことで、安全に移動しましょう! ベトナムは比較的治安が良く親日的な国ですが、一部のタクシーでは法外な料金の請求や、メーターの細工、遠回りなどのぼったくり被害が報告されています。 安全に移動するためには、ダナンでも人気の配車アプリ「Grab」の利用がおすすめです。 Grabグラブはマレーシア発の配車アプリで、Uberのようにアプリで車やバイクタクシーを手配できます。 ベトナムだけでなく東南アジア全土に展開しているので、筆者はタイやシンガポールに行く時にも重宝しています。  アカウント登録が必要(電話番号が必要なため、日本出国前に登録しておくと便利)  マップ上で乗車場所と目的地を指定し、配車可能な車を選ぶだけ  料金が事前に確認できるので、ぼったくりの心配なし 事前のクレジットカード登録で電子決済も可能 「Grab」は街中では自由にピックアップ場所を指定できますが、空港では専用の乗り場があるため注意しましょう。 📍 ダナン国際空港では、Grab専用の乗り場が駐車場内に設置されています。緑色のパラソルが目印です! ベトナムの空港からタクシーやGrabを利用する際には、「空港入場料」が加算されている場合がほとんどです。 これは車が空港に入場するための手数料で、通常ドライバーが立て替えて支払っています。 「空港入場料」は法定の料金でありぼったくりではないので、乗車後に請求された場合は支払いに応じることが必要です。 車体にもよりますが「空港入場料」の目安は10,000VND〜15,000VNDです。 安心して移動するために、信頼できるタクシー会社や配車アプリを活用しましょう! ダナンでは、市営バスが安価な移動手段として地元民には利用されています。 主要観光地や市内各所を結んでおり、料金もリーズナブルなため、ローカルな移動を楽しみたい方や時間に余裕がある方は利用してみてもいいかもしれません。  バス停を探す 市内各所にバス停が設置されており、路線ごとに停車位置が決まっています。 バス停には、ルート番号や行き先の表示があるので確認しましょう。 乗車時に運賃を支払う 運賃は一律6,000~15,000VNDと非常に安いです。 現金払いが基本なので、少額紙幣を準備しておきましょう。 時刻表はないのでアプリ「Bus Map」「DanaBus」で到着予定時刻の確認が必要 運行時間に注意(通常6:00~18:00) バスの本数が少ないため、時間に余裕を持って移動 目的地によってはバスの乗り換えが必要 路線など詳しくは公式サイトで確認してください。 「TNGO」は、ダナンで便利に使える自転車シェアサービスです。 アプリを使って簡単に自転車をレンタルし、観光地やビーチを自由に巡ることができます。 簡単にレンタル:スマホアプリで自転車をピックアップ、返却も簡単。 安価:料金は時間制でリーズナブル。30分5,000VND〜 複数のステーション:観光地周辺にステーションが多く、使いやすい。 エコ:環境に優しい移動手段。 自転車の状態をチェックして、問題があれば別の自転車を選びましょう。 返却場所が混んでいる場合、他のステーションに返却することも。 こちらの記事ではダナンで利用できる交通機関をご紹介しました。 筆者は友人が来た際の移動はGrabを利用することが多いですが、その時の状況や行きたい場所によって交通機関を使い分けてみてくださいね。 皆さんのスタイルに合わせた交通機関の選択肢を見つけるために、こちらの記事が参考になれば幸いです。

2025.03.10

祝!ホーチミンにもついに地下鉄が開通!観光にも便利な路線とその魅力をご紹介

祝!ホーチミンにもついに地下鉄が開通!観光にも便利な路線とその魅力をご紹介
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ホーチミンの経済発展に伴い、交通インフラの整備が急速に進んでいます。その象徴的なプロジェクトがホーチミンメトロ1号線です。多くのメディアやニュースでも大きく取り上げられていますが、本記事では、ホーチミンメトロの概要、駅ごとの特徴、料金体系、さらに主な観光スポットまで詳しく解説します!ホーチミンを訪れる方や日常的に利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。   ホーチミンメトロとは、ホーチミン市内を走る都市鉄道(地下鉄)のことです。その一部は地下区間(ベンタイン駅〜バーソン駅)で、その他の区間は高架線として運行される構造になっています。 近年の経済成長により、ホーチミンは急速に都市化が進み、バイクや自動車の増加によって深刻な交通渋滞と大気汚染が社会問題となっています。これらの問題に対処するための都市インフラ整備の一環として、ホーチミンメトロが建設されました。メトロの導入により、交通の効率化と市内環境の改善が期待されています。 ホーチミンメトロ1号線の建設は、2012年に開始されました。このプロジェクトは、総額約43兆7000億VND(ベトナムドン)もの巨額な投資が必要とされ、ベトナム政府と日本の協力によって進められています。 メトロ1号線の車両は日本の大手企業である日立製作所が製造し、国際協力機構(JICA)も技術支援や融資を通じて全面的にサポートしています。 ホーチミンメトロ1号線は、ホーチミン中心部から新興エリアや郊外に向けて伸びる重要な都市鉄道です。中心部の地下区間(ベンタイン駅~バソン駅)と高架区間を組み合わせた路線は、市民の日常利用だけでなく、観光やビジネスシーンでも活躍することが期待されています。ここからが利用しやすい駅について見ていきましょう。 ベンタイン駅は、ホーチミンメトロの核となる駅であり、複数の路線が交差するターミナル駅として発展が予定されています。駅は大きな天窓が特徴で、自然光が差し込む開放感のあるデザインです。 駅周辺には観光名所として知られるベンタイン市場があり、多くの観光客で賑わいます。また、路線バスターミナルが近接しているため、地下鉄とバスの乗り換えも便利です。ホーチミン高島屋やドンコイ通りのショッピングモールへもアクセスしやすく、買い物や観光の拠点としても利用価値が高い駅です。 ホーチミン民劇場駅は、その名の通り、市民劇場(オペラハウス)の目の前に位置します。劇場や歴史的建造物が多いこのエリアは観光スポットの宝庫で、訪れる人にとって便利な駅です。 駅周辺には、ホーチミン人民委員会庁舎、サイゴン大聖堂、ホーチミン中央郵便局などが徒歩圏内にあります。また、グエンフエ大通りの歩行者天国や、高級ブランド店が並ぶドンコイ通りも近く、観光とショッピングを同時に楽しめるスポットです。 バソン駅は、サイゴン川沿いに位置し、地下駅としてはこの駅が終点になります。周辺にはオフィスビルや高層マンションが建ち並び、特に通勤者の利用が見込まれています。 近くには高級住宅地Golden River Saigonがあり、ラグジュアリーな雰囲気が漂います。また、バソン橋を渡ると新しい都市開発エリアへアクセスできるため、将来的にさらなる利用拡大が期待される駅です。 ここからは高架区間に入ります。ヴァンタイン公園駅は、駅名にもなっている自然豊かなヴァンタイン公園の近くに位置しており、都会のオアシスとして市民の憩いの場となっています。 周辺にはおしゃれなカフェやオフィスビルが点在し、日常のリラックスや通勤で利用されることが多いです。また、近隣のPearl Plazaをはじめとする商業施設へのアクセスにも便利です。 タンカン駅は、ホーチミンでひと際目を引くランドマーク81や、VinHomes Central Parkの最寄り駅です。周辺には高層マンションやオフィスビルが立ち並び、住宅地としてもビジネスエリアとしても賑わいを見せています。 ただし、駅周辺のインフラ整備はまだ進行中で、一部は未舗装のエリアも残っています。それでもランドマーク81を中心にした今後の開発により、さらなる需要が見込まれる駅です。 タオディエン駅は、日本人を含む多くの外国人が住むエリアに位置しています。周辺にはおしゃれなカフェやレストラン、ブティックなどが立ち並び、在住者から観光客まで幅広い利用が期待されています。 また、駅近くには高級住宅地やショッピングモールがあり、日常生活に必要な施設が充実しています。一方で、エリアによってはまだローカル色が濃く、ベトナムらしい雰囲気も楽しめるのが魅力です。 タオディエン駅からほど近い位置にあるアンフー駅も、外国人居住者に人気のエリアです。駅とほぼ直結する形でVincom Mega Mallがあり、ショッピングや飲食には困りません。また、Masteri Thao Dienなどの高級マンションが多く建ち並び、快適な生活環境が整っています。 駅のすぐ近くにはコストコのような大型スーパーであるMega Marketもあり、日用品の購入には最適です。開発が進むにつれ、今後さらに便利で魅力的なスポットになることが予想されます。 ホーチミンメトロ1号線の料金は、日本の電車と同様に、基本料金に基づいて距離に応じて増加する仕組みです。観光客や市民にとって使いやすいフリーパスや、長期滞在者向けの定期券も導入されており、日常の足として非常に便利なシステムが整っています。 フリーパスは短期間の利用者や観光客に特におすすめの選択肢です。1日券はホーチミン内を気軽に移動したい場合に最適で、1枚のチケットで1日中乗り放題です。さらに、3日間連続で利用できるチケットもあり、観光で複数日間滞在する場合に非常にお得です。市内観光やショッピングなど、さまざまな場所を効率よく回るのに便利なため、訪れる観光客には欠かせないアイテムとなっています。 長期的にホーチミンメトロを利用する人にとっては、定期券が非常にお得です。一般の通勤者向けの定期券と、学割が適用された学生向けの定期券が用意されています。学生向けの料金は半額になっているため、通学にかかる負担を大幅に軽減できます。毎日の通勤・通学にかかる交通費を抑えられるため、ホーチミン内に住む多くの市民にとって重要な選択肢となっています。 区間別の料金は、公式サイトにて詳細が公開されています。各駅間の距離に応じて運賃が変動するため、短距離であれば15,000VND(約75円)ほど、長距離になると40,000VND(約200円)程度まで上がります。具体的な料金については、乗車する前に駅の案内板や公式アプリ「HCMC Metro」で確認しましょう。   ホーチミンメトロの乗り方は日本の地下鉄とほぼ同じで、初めて利用する人でもスムーズに乗車できます。チケットの購入から改札の通過、電車の乗り降りまで、一連の流れを事前に把握しておくことで、さらに快適に利用できるでしょう。 ホーチミンメトロのチケットは、駅構内にある券売機または窓口で購入できます。券売機はタッチパネル方式で、画面の案内に従って進めば簡単にチケットを買えます。 クレジットカードのタッチ決済を利用する場合は、券売機でのチケット購入は不要で、そのまま改札に向かえます。また、メトロのアプリを使ってQRコードで乗車できるので、事前にアプリをダウンロードしておくと便利です。 チケットを購入したら改札へ向かいましょう。改札はICカードをタッチするだけで通過できるシンプルなシステムになっています。クレジットカードのタッチ決済を利用する場合も、同じく改札機にカードをかざすだけでゲートが開きます。 改札を通ったら、ホームへ向かいます。上り列車と下り列車は構内の案内板や矢印表示によって分かりやすく示されているため、迷うことは少ないでしょう。目的地行きのホームを確認しながら進んでください。 ホーチミンメトロ1号線は、ホーチミン内の主要エリアを効率よく巡れるため、観光客にとって非常に便利な交通手段です。1号線の駅周辺には、有名な観光地が多数点在し、歴史や文化、都市の発展を感じられるスポットが揃っています。ここからは、メトロ沿いで必見の観光スポットを詳しく見ていきましょう。 ホーチミンのランドマーク的存在であるベンタイン市場は、ベンタイン駅から徒歩わずか1分の場所にあり、観光やショッピングに最適なスポットです。約2,000軒の店舗が集まり、地元の新鮮な食材、ベトナムの伝統工芸品、衣類、雑貨、お土産など、あらゆるものが揃っています。 朝は4時から営業し、地元住民の買い物客と観光客で賑わいを見せます。夕方以降にはナイトマーケットも開催され、ストリートフードの屋台が並び、活気ある雰囲気の中で地元料理を堪能できます。ベトナム特有の香りや熱気を感じながら買い物を楽しめるこの市場は、ホーチミン観光のハイライトとして見逃せません。 サイゴンオペラハウスは、ホーチミン民劇場駅から徒歩約1分の場所にある歴史的建造物で、フランス植民地時代の1900年に完成しました。フランス建築の美しさが随所に見られ、優雅な外観と内装が訪れる人々を魅了します。 現在も劇場として機能しており、オペラや演劇、コンサートなどさまざまなイベントが開催されています。劇場前のドンコイ通りはホーチミンのメインストリートで、高級ホテルやブティック、レストランが立ち並び、観光客で賑わう人気エリアです。オペラハウスを訪れた後は、周辺の観光地やショッピングスポットも楽しめます。 タンカン駅から徒歩約4分の場所にあるランドマーク81は、ベトナム国内で最も高い超高層ビルです。その高さは461.3mで、東南アジアでも屈指の高さを誇ります。ランドマーク81には、豪華なショッピングモール、レストラン、カフェ、ホテル、さらにはアイススケートリンクや展望台があり、観光客や地元住民に人気です。 特に、最上階の展望台から見るホーチミンのパノラマビューは絶景で、日中も夜も異なる魅力を楽しめます。ベトナムの近代的な一面を感じられるこのスポットは、インスタ映えする写真を撮りたい人にもおすすめです。 スオイティエン駅から徒歩10分の場所にあるスイティエン公園は、ベトナムの神話や仏教をテーマにしたユニークなテーマパークです。広大な敷地内には遊園地、プール、動物園、奇妙なオブジェなど、ベトナム文化と娯楽が融合した空間が広がっています。 目玉アトラクションの1つであるワニ釣りは、実際に生きたワニを釣り上げるスリリングな体験ができることで知られています。また、ベトナム神話に基づく巨大なモニュメントやオブジェも多数あり、まるで別世界に迷い込んだかのような異次元の雰囲気が楽しめます。家族連れからアドベンチャー好きの観光客まで、幅広い層に人気です。 ホーチミンメトロ1号線は、市内の重要なエリアをつなぐ交通インフラとして、市民生活や観光の利便性を大幅に向上させています。ベンタイン市場やランドマーク81など、沿線にはホーチミンを象徴する観光地が多数点在しており、旅行者にとっても便利な移動手段です。今後の路線拡張と都市開発が進むことで、さらにその重要性は増していくでしょう。ホーチミンメトロを活用すれば、快適かつ効率的に市内観光を楽しめます。

2025.03.04

【2025年最新版】ベトナムの誕生日&女性の日に贈るおすすめギフト!

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ベトナムに来ると男性から女性にプレゼントを贈るお祝いごとがたくさんあります。 世界女性の日、ベトナム女性の日、バレンタインデー(ベトナムでは男性から女性にプレゼントを贈るのが主流です!)、クリスマスに誕生日… いざギフトを贈るタイミングが来た時に何をプレゼントすればいいか分からない… ましてやベトナム人女性に贈るとなると、好みもどこで買えばいいかもわからなくてお手上げ… そんなことにならないよう、こちらの記事では女性に好まれる最新のギフトトレンドをご紹介していきます◎ これから来るイベントに備えてチェックしてみてくださいね! やはり今ベトナムで人気のプレゼントをしたい!2025年の今、何がプレゼントにはおすすめなのでしょうか? キーワードは『健康』『華やか』『実用的』が挙げれられます。 年々高まるベトナム国内の健康意識や美容意識。それに従って、サプリやコスメなどの美容や健康を高めるグッズの需要が年々あがっています。 また、それに加えて働く女性が多いこの国ならではの、日々の時短や効率をアップさせてくれる実用的なガジェット。 若い世代には映える華やかなコスメやお花であれば、写真に撮ってSNSにアップするところまでがセットです◎ 30代後半から40代50代の方にはより実用的なものや健康に直結するプレゼントが喜ばれやすいですよ! なんといってもコスメ。年齢層によって人気は異なりますが、10代・20代の若い層には韓国系のブランド、パッケージの可愛いプチプラコスメが人気で“美白”がキーワードです。 韓国のThe Face Shop やLaneigeなどのリップなどはプレゼントしやすい価格帯でおすすめです◎ ベトナム人の方へのプレゼントであればはっきりとした鮮やかな赤色が好まれますよ! 30代・40代の富裕層にはハイブランドのコスメや“アンチエイジング”がキーワードとなっているスキンケアなどが人気です。 デパートで購入するコスメ、デパコスであれば、Estee Lauder , 資生堂 , Cliniqueなどは人気が高く、エイジングケアのスキンケアセットなどは喜ばれること間違いなし! 2024年の冬に日本にも上陸したベトナム初のヴィーガンコスメCocoon。 2024年の「ELLE BEAUTY AWARDS」では「ベストスキンケア製品」「ベストナチュラルブランド」「ベストイノベーション」の3部門を受賞した今大注目のコスメブランドなのです◎ ターメリックやコーヒー、ポメロなどの地元ベトナムで育まれた植物由来の成分を活用し、高品質な製品をつくっており毎日安心して使える設計。 筆者もCocoon製品愛用者の一人で、ダクラク産のコーヒーを使用したボディスクラブが特におすすめ◎ 容器を開けた瞬間コーヒーの良い香りが漂いリラックスでき、使い心地も肌に優しく不要な角質だけを落としてくれます。 コスメ感度の高い女性へのプレゼントには今注目度No.1のCocoonのコスメを是非贈ってみてくださいね!   現実的ですが、特に30代以降の働く女性には喜ばれるのはスマート家電。 特にルンバのようなロボット掃除機を欲しいという女性の声をよく聞きます◎ ベトナムでは様々なブランドのロボット掃除機が出ており、ゴミを掃除してくれるだけのものであれば2,000,000vnd(約12,000円)程度で購入することができます。 最近では水拭きとごみを回収してくれるハイテクロボットも出ており、そちらであれば8,000,000vnd(約48,000円)~購入できますよ! 購入はLAZADAなどのオンラインショッピングでの購入がスムーズかつ低価格です◎ オンラインショッピングで調べる際には『robot vacuum cleaner』などと検索すると様々なブランドが出てきます。 ベトナムは健康志向でサプリや健康食品が大好き人が多いです!特に日本のサプリは大人気。 なぜか数年前に大ブームになったスピルリナに加えて、ビタミンやコラーゲンなどの美容サプリ、背が伸びるサプリなど多岐にわたり日本のサプリは知られています。 DHCは有名で、日本への一時帰国の際にベトナム人の友人から頼まれることもあります! 日本で購入するより割高ですがホーチミンやハノイのマツモトキヨシでも購入ができるので、健康志向の方へのプレゼントにはサプリはいかがでしょうか? お値段は張りますが喜んでもらえるのがAppleのスマートフォンやタブレットです。 ベトナムではとにかくAppleのiphoneやipadの人気が高く、憧れている人が非常に多いです。 多くがアンドロイドやサムスンを利用しており、Appleはなかなか手が出せない高級品です。 基本的にブランド志向の高いベトナムでは身につけるものや見えるものにお金をかける傾向が高く、スマホもApple神話が根強くあります。 大切な人に送ると喜ばれるギフトといえばジュエリー💍 ベトナム人の方に贈る場合と日本人の方に贈る場合では、好まれる形やブランド大きく異なります。 ベトナム人女性に贈られる場合は、ネームバリューの高いブランドでゴージャスなダイヤなどの宝石(下記写真参照)がはっきりと大きくついているものが好まれる傾向にあります。 特別な贈り物であれば指輪、日常使いをしてもらいたいのであればネックレスが人気ですよ◎ 一方で日本人女性はあまり宝石が目立つようなものではなく、年を重ねても飽きずに長くつけられるシンプルなジュエリーが好まれる傾向にあります。 イタリア人とベトナム人が作ったベトナムのジュエリーブランドで、日本人女性にもベトナム人女性にもおすすめのブランドです◎ 大きめの宝石がついたゴージャスなデザインから、カジュアルな洋服にぴったりなシルバーリングやピアスなどユニークで繊細なデザインがとても素敵。 人と違うプレゼントをしたいなという方はぜひ一度お店に足を運んでみてくださいね! やはりなんといってもプレゼントしてもらって嬉しいのはお花。 ベトナム人女性であれば、セルフィ―が大好きですので華やかで大きな花束やテディベアなどが一緒に添えられた花束などが人気◎ やはり赤いバラの花束は人気が高いですね。 イベントシーズンとなれば街中の至る所で販売していますが、売り切れることもしばしば…予約をしておくことをおすすめします。 トランクのようなスケルトンのボックスに入ったお花など様々なお花がありますよ!   一方、日本人女性であれば優しい色合いの花束や、多肉植物などが多く入ったナチュラルな花束を好む方が多いです。 もちろんそれぞれ好みがありますので、贈る相手の好みをリサーチしたり服装や好きな色をイメージをして選ぶとよいでしょう◎ そしてなんと…ベトナムではお花は日本の1/3程度の価格で購入できます! ギフト用の小さな花束であれば100,000~200,000vnd(600~1200円程度)、両手に抱える大きな花束でも300,000~500,000vnd(1,800~3000円程度)です。 日本ではお花を贈る習慣がなかった方も、せっかくなのでベトナムでプレゼントしてみてはいかがでしょうか? 喜ばれること間違いなし! こちらの記事ではベトナムでおすすめのギフトをご紹介しましたがいかがでしたか? ベトナムに住んでいると、男性から女性へのプレゼントの機会が日本にいた時より増えます。 せっかくプレゼントを贈るのであれば、相手に喜んでもらえる素敵なプレゼントを贈りたいものですよね。 こちらの記事がそんな方々の参考になれば嬉しい限りです!