【ホーチミン/ゴルフ】2024年最新版!日本との違い・料金・コースまで徹底解剖!

【ホーチミン/ゴルフ】2024年最新版!日本との違い・料金・コースまで徹底解剖!

ベトナムでは近年ゴルフ人気が高まっており、東南アジアの中でもタイに次ぐゴルフ大国です。

ベトナム人富裕層からの人気に加えて、ベトナムに在住する韓国人や日本人駐在員も週末はゴルフする方が非常に多くいらっしゃいます。

実際に現在ベトナムには50以上のコースがありますが、ゴルフ人気の影響もあり年々料金は上がってきています。

そこで、こちらの記事ではベトナムのゴルフ事情についてどどんと紹介していきます◎

ベトナムでゴルフに行きたいと考えている方は必見です!

 

ベトナムのゴルフ事情

①料金相場は平日1.5万円、休日2~2.5万円

物価の安いイメージがあるベトナムですが、実はゴルフは日本よりも割高…

近年のゴルフ人気が相まって、ゴルフ場の料金が年々上がっていることもありますが、相場は平日で1.5万円、休日は2~2.5万円程度です。

そうはいっても、会社で会員権を持っている方も沢山いるので、メンバーを利用させてもらうと半額近くでプレーできることもしばしばあります◎

プレー料金に加えてキャディーさんへのチップが発生しますので、別途キャッシュを持っていくこともお忘れなく◎

プレー代は基本的にカード払いが可能なゴルフ場がほとんどです。

 

②一人ずつキャディーが付く

日本でプレーするとセルフプレーの方も多いのではないでしょうか?

しかしここベトナムでは、基本的にプレーヤー一人につき一人のキャディがつきます。

キャディーの実力はまちまちですが、クラブの選定、打つ際のアドバイス、女性やゴルフ初心者にはボールのセッティングや打ち方を教えてくれたりもしますよ◎

筆者はキャディーさんがいることが当たり前になってしまったので、もう日本ではラウンドを周れない気がしています…笑

 

③スループレー(朝6時~8時頃スタート or 午後12時~1時スタート)

日本でゴルフをすると途中にお昼休憩を挟むことが多いですよね。そのためゴルフとなれば一日掛かり!

ベトナムのゴルフは基本的にラウンドの途中で休憩がないので、朝6時~8時頃にスタートして、18ホール終わるのが11~12時頃となります。

その後みんなでランチをして帰宅すると14時くらいになるのが恒例の流れです。

午後スタートは暑いので好まない方も多いですが、朝はゆっくりできるがいいですよね◎

スループレーのためラウンドが終わってもまだ午後の時間をゆっくり過ごせるので得した気分になれます!

 

④チップ相場は40~50万VND

先述しましたが、ベトナムでのゴルフはキャディーがつくので、プレーが終わったらチップを渡す必要があります。

チップ相場もコロナ前は30万VNDからでしたが、現在は最低40万VND、50万VND渡すと喜ばれる印象です。

もちろんチップですので、働きに対するこちらの気持ちとして支払うものですが、気持ちよくプレーさせてもらえた場合には40~50万VNDが相場と覚えておくとよいでしょう。

チップ用のキャッシュを忘れずに持っていくようにしてくださいね◎

 

⑤カートは料金に含まれているか1台5,000円程度

プレーフィーに併せて掛かるのがカート代金ですね。ゴルフ料金に最初から含まれているゴルフ場とカート代金が別のところがあります。

カートはおおよそ1台5,000円程度なので2人でシェアすれば2,500円程ですね◎

ベトナムのゴルフ場はカートの乗り入れが禁止されているところが多いので、まだまだ練習中の筆者は歩く時間が長くなります笑

山の中にあり、高低差が大きい山道のようなゴルフ場もあるので、カートがなしだと厳しいところも多いです。

また、カートなしにするとキャディーさんからクレームをもらうこともありますので気を付けましょう!

 

⑥クラブ・靴・傘は有料貸し出し可能

初心者の方や、クラブや靴がまだ届いていない方はゴルフ場でレンタルすることができます。

レンタルはできますが、クラブセットも靴も古い型の物が多く、靴に至ってはフルサイズ揃えていないこともしばしばありますのであまり期待はしない方が良いでしょう。

傘の無料貸し出しはありませんので、キャディーさんが好意で貸してくれるか、レンタルもしくは購入となります。

ベトナムの紫外線は日本の3倍と言われていますので、傘は必須ですよ!用意しておくことをおすすめします◎

 

ホーチミンのゴルフ場

ロイヤル アイランド ゴルフ&ヴィラズ/ROYAL ISLAND GOLF & VILLAS

ホーチミン市から約45キロ、1区中心部から1時間15分程で到着するロイヤルアイランド。

こちらは2018年にできた新しいゴルフ場なのですが、なんといっても嬉しいのが料金のお手頃さ◎

ホーチミン近郊にあるゴルフ場では最も安いゴルフ場の一つで、2024年3月現在平日は1,600,000VND、週末は2,400,000VND(カート代込み)です。

18ホール全てに池があります。

 

ハーモニー・ゴルフ・パーク/Harmonie Golf Park

こちらも2018年10月にソフトオープンしたホーチミンでは新しいゴルフコースの一つ。

東南アジア一のホールが3つあるのが特徴で、①280ヤードのショートホール、②170ヤードの長いグリーン、③最大のバンカー、となっており中上級者向けのコースです。

ゴルフ好きには挑戦したくなるコースではないでしょうか?

コースは2つあり、平日は2,400,000VND、週末は3,150,000VND(午後は3,000,000VND)でランチブッフェ、カート、お水代金が含まれています。

カートの乗り入れがOKなので、初心者にも優しいですね◎

 

ドンナイ ゴルフ リゾート/DONG NAI GOLF RESORT

ホーチミン中心部から約1時間ほどのところにある、ドンナイゴルフリゾート。

27ホールある丘陵コースで、東南アジアでトップ10に入る美しい景色であり挑戦的なコースだと言われています!

平日は2,300,000VND、週末は3,260,000VNDと少々お高めですね。

 

ツイン ダボス ゴルフクラブ/TWIN DOVES GOLF CLUB

こちらも中心地から約1時間15分ほどのところに位置するゴルフ場ツインダボス。

LUNA(月)、STELLA(星)、SOLE(太陽)と名前がつけられた27ホールで、女子の心をくすぐるネーミングですね◎

大浴場がついていて、ゴルフ終わりに入浴できるのも嬉しいポイント。

日本人のプレーヤーも多く、ホーチミン在住の日本人がよく利用するゴルフ場の一つです。

料金は曜日により異なりますが、基本的に平日2,400,000VND、週末は3,200,000~3,800,000VNDです。

 

ソンベ ゴルフリゾート/SONG BE GOLF RESORT

ソンべゴルフリゾートはホーチミン中心部から40分程で着く近場で便利なゴルフ場です。

会員権を持っている日系企業も数多く、好立地なことも加えて日本人在住者も御用達。

コースはデザートコース、ロータスコース、パームコースの3つがあり、デザートコースはその名の通りメキシコの砂漠のようなコースとなっています。

サボテンが植えられていたり、バンカーではないのに砂漠のような砂場となっているエリアが点在する少し変わったコースです。

筆者も何度か回ったことがありますが、面白いコースです。一緒に回ったプロ級の方は砂でクラブが傷つくのが気になると言っていたのも印象的でした。

料金は平日が2,310,000VND、週末の午前は3,350,000VND(午前と午後で異なる)です。

 

ロン タン ゴルフ クラブ/Long Thanh Golf Club

ロンタンゴルフクラブはホーチミン中心部から1時間弱のところにあります。

ヒルコースとレイクコースの2コース、36ホールがあり名前の通りのヒルコースは勾配のあるコース、レイクコースは池が多いコースとなっています。

レイクコースは狭いホールも多く、ショットに正確性が求められるため飛距離はあるが左右に打ってしまうパワーのある方はチャレンジコースですよ。

料金は平日が2,100,000VND、週末が3,100,000VNDとなっています。

 

テクワン ジョンサン カントリーゴルフクラブ/TAEKWANG JEONGSAN COUNTRY CLUB

テクワンジョンサンカントリーゴルフクラブはホーチミン中心部から車もしくはフェリーで1時間弱のところにあり、ドンナイ川の中州に位置しています。

その名の通り、韓国人のプロゴルファーがマネージメントしており、全体的にリゾートのようなフラットなコースとなっているのが特徴。

初心者には挑戦しやすいコースですが、上級者には物足りないと感じる方もいるかも…?

筆者は好きなコースで、女性人気が高い印象です。韓国人の奥様同士でよく行っていると聞くコースです◎

料金は平日が2,200,000VND、週末が3,000,000VNDが基本で、月曜日は1,800,000VNDとお得ですよ!

月曜日は割引をしているゴルフ場も多いので、時間に余裕のある方にはおすすめです!

 

ベトナム ゴルフ&カントリー クラブ/VIETNAM GOLF & COUNTRY CLUB

ベトナムゴルフカントリークラブはホーチミン中心部から30分程で到着する近場のゴルフ場です◎

Vietnam Open(Asian PGA Tour Event) が行われた名門コースで、ホーチミンでもトップクラスの人気ゴルフ場。

料金も名門だけあり、平日2,500,000VND、週末は3,600,000VNDとお高めの設定となっています。

せっかくだから一度は行っておきたいコースですね!

 

タンソン ニャット ゴルフ コース/TAN SON NHAT GOLF COURSE

中心部より最も近くて便利なゴルフ場で、空港のそばにあるタンソンニャットゴルフコースは、日系企業などのコンペなどにもよく使われるゴルフ場。

タンソンニャットは36ホールあり、ナイター用の設備が整っているのがポイント。夕方からのプレーもできるため、金夜仕事終わりでラウンドへ!なんてこともできちゃうのが嬉しいですね◎

ベトナムでは数少ないキャディーさんが一律男性なゴルフ場でもあります。

料金は平日2,487,000VND、週末は3,596,000VNDとこちらもお高めの設定です。

 

ウェスト レイクス ゴルフ&ヴィラス/WEST LAKES GOLF & VILLAS

ウェストレイクスゴルフ&ヴィラスはホーチミンから1時間半ほど車で走ったところにあるゴルフ場です。

2018年にオープンしたばかりの新しいゴルフ場で芝の手入れが行き届いており、きれいなんです。

ベトナムのゴルフ場はしばしば芝が荒れていたり、グリーン上に土が見えてしまっているところなどもあるため意外と重要なポイントなのです◎

料金は平日1,800,000VND、週末は2,900,000VNDですが、月曜日と火曜日は少しお安くなりますよ!

 

まとめ

 

こちらの記事ではベトナムでゴルフをする上での違いやポイントと、ホーチミンから行けるゴルフ場の紹介をしました。

日本とベトナムではゴルフ場でのルールも異なることがありますので、事前に知っておくとスムーズですよね◎

ベトナム・ホーチミンでゴルフを始めたいと思っている方にとって、こちらの記事が有益な情報となっていたら嬉しい限りです!

 

HRnavi べとわーく編集部

執筆者HRnavi べとわーく編集部

べとわーくを運営するHRnaviは、創業15年、ベトナムで唯一日系企業に特化したローカル人材会社です。また、べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。ベトナムにおけるお仕事、生活情報など、在住歴が長い人しかわからないようなコアな情報をお届けします。

有料職業紹介事業者の登録番号:No. 21862/SLĐTBXH-GP(更新日:2020年8月10日)

ベトナム情報週刊コラム

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2025.10.16
【ベトナム経済】現在のGDP成長率になるまでの歴史...
自分の育った国でも案外と知らない「歴史と経済」 歴史と経済は、無縁なようで私たちの生活に密接に関係しています。経済は、歴史の中でどのように変化し、経済は、歴史にどのような影響を与えてきたのでしょうか? 私たちの生活は「歴史」、つまりは過去の出来事によって形作られています。 歴史は主に国家や文明など人間の社会を対象とする文章や記録、その出来事のことで、例えば、私たちが使っている言葉や文化、法律、制度なども、すべて過去の出来事によって生まれてきました。 そして「経済」とは、物やサービスの生産、流通、消費などの総称です。経済も私たちの生活に密接に関わっており、経済の仕組みを理解することは、私たちの生活を豊かにする上で重要です。 このブログでは、難しくて敬遠しがちな歴史や経済を基礎から解説することで、ベトナムの歴史への理解を深め、経済の動向を把握するお手伝いができれば幸いです。   ベトナムの歴史は、約4000年の歴史があると言われており、ベトナム人の祖先は、紀元前2000年頃に中国からベトナムに移住して来たそうです。 紀元前1世紀に成立した紅河文明は、ベトナム北部に栄えた青銅器時代の文明で、中国の支配を長い間受けたこともあり、中国の黄河文明の影響を強く受けていました。 紅河文明の衰退後、ベトナムには、漢、唐、宋、元、明、清などの中国王朝が侵攻し、ベトナムは中国の属国となりました。 しかし、ベトナム人は中国の支配に抵抗し、1428年には、黎朝を建国して独立を果たし、その後、ベトナムは多くの王朝が続くことになります。 黎朝(れいちょう)とはベトナムの王朝の一つ。 前黎朝と後黎朝とがあるが、一般に後者をさす。 1428年、黎利が明の支配を脱して建てた王朝で、ハノイを首都とし、国号を大越とした。 1527年、臣の莫登庸によって王位を奪われ、1533年復興したが、以後ハノイの鄭氏とユエの阮氏との抗争を経て、1789年西山党の阮氏によって滅ぼされた。  ※参考文献;goo辞書 黎朝は、ベトナム文化の黄金期を築き、ベトナム語の文字であるチュノムや、書道を確立させて行きます。ベトナムで有名なアオザイもこの頃から発展したと言われています。 アオザイとは、ベトナムの伝統衣装です。中国のチャイナドレスから派生した通常、シルクや綿などの生地で作られる膝丈のワンピースです。 ベトナムの文化と伝統を象徴する衣装として、ベトナムの女性の間で人気があり、日常生活やフォーマルな場面でも着用されています。 いくつかの種類がありますが、最も一般的な種類のアオザイは、単色の布で作られたアオザイです。また、花柄や模様の入ったアオザイもあります。 そしてベトナム王朝は、1800年代後半、フランスがスペインと共にベトナムへの攻撃を開始し、占領しを植民地化したことにより幕を閉じます。 その後は、ベトナム史上最も悲しい出来事が起こります。 そう、ベトナム戦争です。   ベトナム戦争は、1954年から1975年まで続いた戦争です。 フランスの植民地時代から独立を勝ち取ろうと戦っていたベトナム北部と、アメリカの支援を受けたベトナム南部との間で戦われました。ベトナム戦争は、アメリカにとってもベトナムにとっても大規模な死傷者を出した戦争であり、その影響は現在まで続いています。 ベトナム戦争のきっかけは、1954年にインドシナ戦争でフランスが敗北したことだと言われています。 ベトナム建国の父と呼ばれ、現在までベトナム国民に愛されているホーチミンさんの活躍があって、ベトナム独立が叶いました。 フランスがベトナムを去った後は、北ベトナムと南ベトナムでは共産主義を掲げる北ベトナムと、反共主義を掲げる南ベトナムとの間で対立が深まりました。 アメリカは、ベトナム南部が共産主義化されるのを防ぐために、南ベトナム政府を支援しました。 ベトナム戦争は、1965年にアメリカ軍が本格的に参戦したことで激化し、アメリカ軍は、北ベトナムへの空爆や南ベトナム軍への地上支援を行いました。しかし、ベトナム戦争は泥沼化し、アメリカ軍の死傷者も増加していきます。 1968年には、ベトナム共産党が南ベトナム全土で大規模な攻勢をかける「テト攻勢」が行われました。この攻勢は失敗に終わりましたが、アメリカ国内でベトナム戦争に対する反対運動が広がっていきました。 1973年、アメリカはベトナムから撤退しました。しかし、ベトナム戦争はその後も続けられ、1975年にベトナム共産党が南ベトナムを制圧して戦争は終結しました。 ベトナム戦争は、アメリカにとってもベトナムにとっても大規模な死傷者を出した戦争です。アメリカ軍の死傷者は約58,000人、ベトナム人の死傷者は約300万人と推定されています。ベトナム戦争は、アメリカ国内に大きな反戦運動を引き起こし、アメリカの国際的地位にも影響を与えました。 20世紀の最も悲惨な戦争の一つであるベトナム戦争は、私たちに平和の尊さ、そして戦争の悲惨さを今もなお教えてくれています。   ドイモイ政策(ベトナム語:Đổi Mới)は、1986年にベトナム共産党が打ち出した経済改革政策です。 社会思想において新方向への転換を目指すものにあたるので、直訳すれば「新しい物に換える」となります。日本語では日本語では「刷新」や「改革」と訳されます。 ドイモイ政策以前のベトナムは、ソ連型の計画経済を採用していましたが計画経済は効率が悪く、経済成長が停滞していました。そのため、ベトナム共産党は、ドイモイ政策を打ち出し、市場経済への移行を開始しました。 ドイモイ政策の主要な内容は、次のとおりです。 農業生産の自由化 農業分野における規制を緩和し、自由な競争を促進することです。これにより、農業生産の効率化が図られ、農業価格の低下が期待できます。 企業の民営化 政府が所有する企業を民間に売却したり新たに法人を設立することです。企業の経営効率化が図られ、経済成長につながることが期待できます。 外国投資の受け入れ 外国からの投資を呼び込むことです。これにより、外国企業の技術やノウハウが導入され、経済成長につながることが期待できます。 インフラの整備 道路、鉄道、電力、水道などのインフラを整備することです。企業活動や生活の利便性が向上し、経済成長につながることが期待できます。 教育・医療の改善 教育水準や医療水準を向上させることです。これにより、労働力の質が向上し、経済成長につながることが期待できます。 ドイモイ政策は、ベトナムの経済成長に大きな効果をもたらしました。1986年以降、ベトナムの経済成長率は年平均7%で成長し、世界でも有数の経済成長国となりました。また、ドイモイ政策により、ベトナムの貧困率は大幅に減少しました。 1995年にASEANへの加盟を果たしたベトナム。国際社会への協調を強めヒト・カネ・モノの稼働がより自由になりました。 ベトナムの社会にも大きな変化をもたらし、市場経済の導入により、人々の生活水準は向上し、自由な経済活動が活発になりました。また、ベトナムは国際社会に積極的に参加し、国際的な地位を高めています。 ドイモイ政策は、ベトナムにとって大きな成功を収めた経済改革政策です。ドイモイ政策により、ベトナムは経済成長と貧困削減を達成し、国際社会で重要な役割を果たす国へと成長しています。   ベトナム経済は、インフレや金利上昇、世界経済の減速などの逆風にもかかわらず、堅調に推移しています。 特に、海外から高度な人材・技術・豊富な資金を呼び込む対内直接投資は堅調に推移しており、工業部門や建設部門の生産を下支えしています。 自動車販売台数は大きく鈍化するなど金利上昇が足かせとなっている動きもみられますが、農林漁業関連も大きく底入れの動きを強めており、生産全体は上向きです。 また、国境再開を追い風に外国人観光客数は増加しており、観光関連や小売関連を中心にサービス業の生産が再開し、業界としても上向きな傾向です。 インフレや金利上昇、世界経済の減速などの影響はあるものの、ベトナム経済は、コロナ禍の影響を完全に克服し、勢いを取り戻しています。 実質GDPの水準は、コロナ禍の影響が及ぶ直前の2019年末時点と比較して15.6%上回っており、昨年通年の経済成長率は8.02%と1997年(8.15%)以来の高い伸びを記録しました。 これは、ベトナム政府の経済政策が功を奏していることを示しています。世界経済の動向や原油価格など、不透明な要因が多く、予断を許さない状況ではありますが、ベトナム経済は、今後も成長を続ける可能性が高いと考えられます。   ベトナムではもともと外国人による不動産購入が認められていませんでしたが2015年7月1日、ベトナムの不動産事業法および改正住宅法施行されビザを所有したすべての外国人による不動産の所有が可能になりました。 今までの法律では一定の条件を満たした外国人しか購入ができず、所有期間は50年間、居住目的のみ購入が可能でしたが、改正法では賃貸目的での購入をみとめ、所有の期間も50年間と延長アリに緩和されました。 ただし、ベトナムでは不動産、土地に関する法律や制度はかなり複雑であり、頻繁に変更される政策や運用、法の規定の修正を正確かつ適時に理解することは、簡単なことではありません。 ※「不動産事業法および改正住宅法」については専用の記事を掲載予定です。 こうしたベトナム不動産制度・規制の複雑さを回避するために多くの日本人含む外国人投資家や個人や投資家の中には知り合いや共通の友人を介しベトナム人の名義を借りて不動産を購入するなどの方法で、不動産投資をするケースも見受けられます。 名義借しによる不動産投資は、トラブルを誘発し、結果として不動産投資が失敗に終わるケースも多いので、十分に留意してください。 この改正法は、有効な手段の一つで、結果的に多くの日本人含む外国人投資家を呼び込み海外資本が流れ込み、経済が動き出したのも事実です。ベトナム経済の大幅な底上げを図りました。 ...
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海外に行く時に何よりも手放せないものは、”携帯電話”ではないでしょうか…? ガイドブック片手に右往左往しながら知らない土地を歩くのも一興ですが、今となっては地図を見るのも、レストランを探すのも、レートの計算をするのも、翻訳するのも、なにもかもスマートフォン一つで済んでしまう便利な世の中になりました。 言葉も通じない異国の地で、なによりも味方になってくれる携帯電話。 ベトナムは日本よりも街中でwifiが使える環境が整っておりますが、不安な方が多いと思います。実際に旅行で来越した友人や日本から移住してきた筆者の知り合いにも、100%聞かれるのがベトナムのネット環境についてでした。 そこで、この記事ではベトナム到着後スムーズかつ、お得にSIMカードを購入するための情報をお届けします。   ベトナムに着いてから、『現地のSIMカードが使えない!』なんてことにならないよう、日本で購入したスマホは日本でSIMロックの解除をする必要があります。 SIMロックとは…?📱 SIM ロックとは、特定の携帯電話会社と契約を結んだ際にその会社の回線のみを利用できるようにするため、ロックをかけることです。 例えば、A 社の SIM ロックがかかっている場合は、B 社の SIM カードを差し込んでもを通話やデータ通信ができません。 そのため海外渡航時に現地の通信事業者の SIM カードを利用することが不可能です。 日本の大手キャリアと契約を結び、SIMロックがかかったスマホをお持ちの方は、渡航前にそのキャリアの店舗に行きSIMロック解除の手続きをする必要があります。 日本の大手キャリアのSIMロック解除方法は下記のリンクより確認してみてください◎ ①docomo ②au ③Softbank   渡航前の準備が済んだら、気になるのは現地のインターネット事情ですよね。 実はベトナムは、超インターネット大国! 街中のカフェやレストランに入り、wifiがない店舗はないと言っても過言ではないくらい、至る所に無料wifiが完備されています。 筆者の生活圏内ではカフェ、レストラン、習い事のセンター内、ネイルショップ、などほぼ全てにあるので、自身が契約しているデータを使用するのは街中でマップを見る時くらいです。 そのため1か月で使用する契約しているSIMのデータ使用量は2G程度です。常にスマホが手放せないベトナム人の友人たちも3~5G/月を契約を使用し、wifiを使用していることがほとんどです。 ただ、ベトナムのwifiはスピードが遅かったり、混雑状況によってスムーズに使用できないときもあるので、少し多めのデータ量を購入しておく方がいざという時に安心です。   ここではベトナムの大手通信会社3選をお伝えします。 日本で代表される大手通信会社といえばdocomo・au・Softabankなどがあげられますが、ベトナムではこれから紹介する三つの会社で、実に全体の通信会社のシェアの90%を締めています。   ※画像参照元:Viettel Telecom FACEBOOK Viettelは国防省が所有・運営している国営企業で国内シェアNo.1の会社です。基地局が最も多いViettelは、郊外などに行っても通信が最も安定しているキャリアの一つとなっています。 筆者のプライベート携帯はViettelを使用していますが、様々なプランがあり、スマホのアプリから簡単にプラン変更や料金のチャージもできて便利です。   画像参照元:mobifone FACEBOOK 画像にもある通り、mobifoneは今年創業30周年を誇る、ハノイの情報通信省傘下の通信会社です。3社の中でも最も老舗のmobifoneは、Viettelの次に高いシェアを持っています。 筆者が会社で使用しているSIMはmobifoneですが、Viettel同様通信状況も問題なくアプリを使用してチャージやプラン変更が可能です。   ※画像参照元:vinaphone FACEBOOK vinaphoneは3番目にシェアを誇る通信会社で、ベトナム郵電公社傘下の会社です。シェアは大手3社の中で見ると3番手ですが、最も早く5Gの導入を試みた会社でもあり今後のさらなる躍進が期待されます。 2021年に3200人のハノイとホーチミン在住の方にアンケートを取った結果、mobifoneはネットワークのサービス品質を最も高く評価され、コストと安全性やセキュリティ面ではViettelが最も高い評価となりました。 ※参照元:SOCIALIST REPUBLIC OF VIET NAM Government News   次に、短期でベトナムに渡航した際の携帯電話の使用方法を3つ紹介します。それぞれのメリット/デメリットを確認して、自分のスタイルに合った方法を選んでください。 旅行や出張のために短期滞在で来る方には、ポケットwifiを日本でレンタルするという方法があります。 1日あたりの使用上限によって料金が異なりますが、300~2000円/日が標準的な料金となっています。『ベトナムに着いたらすぐにインターネットが使用できる状態にしたい!』『面倒なやりとりを現地でしたくない!』という方には日本側でレンタルしていけるポケットwifiのレンタルは便利ですよね。 ≪メリット≫ 到着後すぐにインターネットが使用できる SIMロックが罹った状態でも使用できる 現地でのやり取りが不要なので英語やベトナム語ができなくても安心 ≪デメリット≫ 常に端末を持ち歩かなければいけない 端末の充電がなくなったら使用できない 料金がかさむ可能性が高い ...
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2025.10.14
ハノイに住むなら絶対おすすめのエリア6選
ハノイには、様々なエリアがあります。どこに住むべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 何を重視して住む場所を決めるのかを少し考えてみましょう。例えば、家賃、交通の便、治安、買い物、休日の過ごし方など、人によって重視するポイントは異なります。 以前、【ハノイ生活】賃貸物件を選ぶ際のポイントで紹介した注意点やチェックポイントを参考に本記事ではエリアごとの特徴を紹介していきたいと思います。 中心地に住むメリットはたくさんあります。新しいお店やイベントが多かったり、買い物や食事を楽しむのに便利だったり、文化や芸術に触れやすかったり。 今から紹介する6つの地区がハノイの中心エリアと呼ばれているのでぜひ、参考にしてみてください。   バーディン地区は、ベトナムの革命家であり政治家であるホーチミンの墓があります。また、ハノイの象徴であるホーチミン廟、ベトナムの国会議事堂、ベトナム軍事博物館など、多くの歴史的建造物や観光名所があります。 ハノイの中心部に位置するため、交通の便が非常に良いです。その反面、渋滞も発生しやすいですが、ハノイの中心駅であるハノイ駅や、ベトナムの主要な空港であるノイバイ国際空港に簡単にアクセスできます。 また、治安も良く、生活しやすい地区です。多くの外国人居住者が住んでいるため、英語を話す人も多く、国際的な雰囲気があります。 バーディン区には、ベトナムの国民的英雄ホーチミンの偉業を称えるために1975年に建てられたホーチミン廟があります。こちらは、ベトナムの建国の父、ホーチミンが眠る廟です。 バーディン区の西側には日本人街と呼ばれる、日本食レストラン・日本食材が売られるスーパーマーケット・日本人向けアパートなどが立ち並ぶキンマー(Kim Ma)エリア・リンランエリア(Linh Lang)と呼ばれるエリアがあります。 大きなスーパーマーケットやCHANELなどのハイブランドコスメが購入できるLotte Center、UNIQLOや無印が入るVincom Metropolisなども目と鼻の先にあり、生活には困らないのがバーディン区の西側エリアです。 バーディン区はこんな人におすすめ!☟☟☟ 日本の商品が買えるスーパーで買い物したい。 日本のアパートのような設備が整ったアパートに住みたい! 1人暮らしで手軽に日本食が食べたい! 「カウザイ」「コウザイ」とも呼ばれるエリアです。コウザイは、ベトナム戦争中に米軍の爆撃により大きな被害を受けましたが、戦後復興し、現在はハノイで最も活気のある地区の一つとなっています。分譲タイプのコンドミニアムに大型のショッピングモールが併設されている施設が多数あります。また近年は都市開発が活発に行われており、IT企業など近年進出してきた日系企業が多数存在します。 ビジネス街に住宅地が混在しているので、多くの公園や緑地もあり、散策やジョギングに最適な場所です。特にコウザイ公園はお子様連れのお散歩におすすめで、公園内のローラースケート場にはレンタルのキックボードやローラースケートもあるので手ぶらでも楽しめます。 ハノイ大学やベトナム科学技術大学などの大学が集積する学術都市でもあるコウザイは、ハノイ市の中心部からアクセスが良く、住環境も良いことから、ベトナム国内でも人気の高い居住地です。西隣のナムトゥリエム区には日本人学校もあり、家族で滞在されている方を中心に人気なエリアです。   紅河が氾濫してできたとされている「ホアンキエム湖」。金融・行政機関・大使館・観光名所などが集まる地域で通称は旧市街。 街の中心にあるハノイを象徴する湖で、ハノイの人々が一日中、集う憩いの場でもあります。面積は約13ヘクタール、周囲は約2㎞。遊歩道が整備されており、湖の周りには、巨大な亀の像が鎮座するホアンキエム湖にある小さな島にある寺、玉山祠(ぎょくさんじ)、ホアンキエム寺、ハノイ大教会などの歴史的建造物や、公園、レストラン、ショップなどが立ち並んでいます。 ホアンキエム湖は、ハノイのランドマークとして知られており、地元の人々のみならず観光客にも愛されています。湖の周りを散歩したり、ボートに乗ったり、お茶を飲んだり、食事をしたりと、さまざまな楽しみ方があります。 上記画像の「ハノイ大教会」は、アーチを描く高い天井を持ち、荘厳な雰囲気が漂います。仏領時代の1868年、仏教寺院の跡地に建設された後、現在のネオ・ゴシック様式に改築された教会です。 このように、観光地が近いため、ローカルアパートやサービスアパートよりホテルが多いエリアです。大変便利なエリアですが賃料が他の地域より高価格帯の物件が多いです。 そしてホアンキエム湖を取り囲む道は金曜の夜から日曜の夜の週末、歩行者天国になりますので周囲の車道は多くの車と人でいっぱいに。まるでお祭りのような雰囲気ですが渋滞も起こりやすいエリアとなります。 ホアンキエムエリアは見どころが満載なので、休日の散策などでお出かけエリアとして利用するのがおすすめかもしれません◎   ハイ バー・チュンの語源は、二人(hai)のチュン(Trưng 徴)姉妹という意味で、bàは女性の敬称です。祖国の防衛のために立ち上がった「ベトナムのジャンヌダルク」と例えられる果敢な姉妹の名前が由来で、今も区内には姉妹を祭る祠が残っています。 ハイバーチュン区には、ハノイ外国語大学、ベトナム工科大学などの大学や高等学校が集積する教育の中心地でもあります。 大きなショッピングセンターや日本人向け飲食店などもあるので日本人に好まれるエリアです。中心地にも近く日本人も多いため便利なロケーションです。下町情緒もあり、ハノイ本来のゆったりした時間を感じることができます。 せっかくだからローカルな感じで生活したい!と言う方はハイバーチュン区にある「ホム市場」がおすすめです。 生鮮食品、衣料品、雑貨など、さまざまな商品が販売されています。朝7時00分~18時30分前後までが営業時間ですが、衣料品や雑貨は、夕方前に店じまいをしているお店をよく見かけるので、お目当ての物がある場合は時間に余裕をもって行きましょう。 ローカルな雰囲気も楽しみつつ、日本食レストランもあるため単身者の方に非常に人気なエリアです。 コロナ禍で閉まった飲食店もありましたが、再開発が進んでおり、高級レストランや日本食レストランが増えていますので、これから狙い目のエリアかもしれません◎   地図で見るとハノイ中心地のさにらに中央にあるドンダー区。 ベトナム鉄道の「ハノイ駅」などがあるエリアです。ハノイ駅はホーチミンとハノイを結ぶ「南北統一鉄道」や少数民族が暮らす山岳地帯「サパ」との発着地点でとても重要な駅です。 旅情あふれるハノイ駅は観光地としても有名で日本では非常に珍しいディーゼル機関車が整然と並んでいます。筆者も哀愁漂う独特な雰囲気が好きで何度も見に行ったり、違う駅のほうがアクセスが良いのに、わざわざハノイ駅から乗車したこともあります。 2011年から建設が始まったハノイ市メトロ計画。ドンダー区のカトリン駅から南西のイェンギア駅まで全12駅が設置されています。現在、2A号線と呼ばれるカトリン線は、工事の殆どが完了しており、すでに試運転が開始されています。ハノイのメトロ計画は全10路線が計画されており、全長は13.1km、その中で現在2路線が建設中です。 ノイバイ国際空港と市内を結ぶ路線(2号線、6号線)も計画されているそうです。 ハノイの中心部まで渋滞があると通勤に30分以上かかっていたエリアでも、メトロが開業するとカトリン駅まで10分前後で到達できるようになるため、一気に利便性が向上すると考えられます。 古き良きが残るハノイ。時代の移り変わりを感じ、寂しく感じますが発展の速度には目を見張るものがあります。開通すれば勿論、土地の価値は上がり賃料も上がるので、今後の値上がりが想定される地区です。今ならまだお手頃に契約できるチャンスがあるかもしれませんね。   タイホーエリアには、湖に面した閑静なエリアで、湖畔には高層マンションや高級ホテルが多く、外国人や富裕層が多く住んでいます。高級ホテルやレストラン、スーパーなどの施設も充実しています。ノイバイ国際空港からアクセスも良いので観光客にも人気です。 特にタイ湖の東側エリアは西洋人や欧米人が多く住むエリアのため、レストランやカフェもベトナムを感じるお店は少なく異国情緒が漂うエリアです。 また、コンビニやレストランで比較的英語が通じやすい非常に便利なエリアです。 全てがハイクラスに感じるタイホーですが、路地に入ればサービスアパートやローカルアパートもありお洒落でハイセンスな街に格安で住むこともできます。 また、ベトナムの政府関係者や各国の大使館関係者が多く住むエリアなので安心、安全なロケーションになります。 幼稚園も数件あり、日本人学校のスクールバスも送迎ルートに含まれます。 夜は湖を見下ろせるお洒落なBarや、湖を囲むようにとても賑わっているお店も多く、やはりこちらも西洋人や欧米人が多いです。ベトナム人のデートスポットにもなっているので、湖を眺めるカップルもたくさん見かけます。 とてもロマンティックで落ち着いたタイホー区は、個人的に一番おすすめなエリアです。 ファミリーで住みやすい大きなレジデンスもあり、女性の一人暮らしからファミリーでの生活まで幅広くおすすめのエリアです。 タイホー区はこんな人におすすめ☟☟☟ おしゃれなカフェやレストランに囲まれて暮らしたい! 子供もいるので、ファミリーで安心して住めるアパートに住みたい! 英語の勉強をしているので、英語を日常的に使えるエリアに住みたい。 ご紹介したエリアが、ハノイに住むうえでの日本人の方が住む中心エリアとなります。 なによりも自分のライフスタイルに合ったエリアを選ぶことが、海外生活を快適に過ごすための重要なポイントです。 皆さんのベトナムライフの第一歩として、こちらの記事が参考になれば幸いです。

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