- 2024.11.30
【2024年冬最新版!】ベトナム/年末年始の宴会におすすめしたい鍋屋さん特集≪ホーチミン編≫
ホーチミンに住んでいる日本人や旅行中の方にとって、無性に「鍋」が恋しくなることはありませんか? 鍋料理は、日本人にとって心温まる家庭料理のひとつですよね。 ホーチミンでは日本式の鍋料理はもちろん、ベトナムや他国のスタイルの鍋も気軽に楽しむことができます。 こちらの記事ではホーチミンに住む筆者が、日本人にとって馴染みやすい味わいやスタイルを提供する本当にホーチミンのおすすめ鍋料理店を5つご紹介します! 2024年冬の最新情報もアップデートしていますので、注目ですよ◎ お鍋というとちゃんこ鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶなど日本式をイメージする方も多いかもしれません。 実はベトナムにもお鍋文化はあり、ベトナム人はお鍋が大好きなのです◎ 野菜たっぷりでヘルシーなベトナム料理ですが、ベトナムのお鍋もまさに野菜たっぷり、海鮮、鶏肉、ヤギ肉など様々な種類があります。 ハノイで外せないお鍋といえばチャーカー(Cha Ca)。ネギなどと一緒に白身魚を油で炒めて食べるお鍋ですが、ビールが進む日本人の口に合うおすすめのお鍋です。 一方南部ホーチミンエリアでは牡蠣やカニのお鍋やヤギ肉のお鍋をよく食べられます。常夏の路上で暑い中食べるお鍋も風情があってとてもおすすめです◎ また、ベトナムでは練り物もよく食べるため、日本のおでんのようなものもあります。 ベトナムのコンビニでは年中おでんが売っているのですが、お出汁はベトナム風のエスニックなお味です。具材がほぼ練りもので(笑)、ベトナムの若者を中心に人気ですよ◎ 日本とはまた異なるベトナムのお鍋も是非試してみてくださいね! ホーチミン3区の路地裏にある牡蠣&牛肉のお鍋が絶品のお店◎ サイゴン時代の古民家のような雰囲気で、特に現地の食材を活かしたベトナム風鍋を楽しめるお店です。 「Nha Tu」という名前はベトナム語で「家」を意味し、その名の通り、家庭的な雰囲気で親しみやすく、家族や友人とわいわいお鍋を囲んで楽しめますよ! 屋内席と屋外のお席がありますが、特に屋外は人気で連日にぎわっているので予約することをおすすめします。 春巻きや厚揚げなどのベトナム家庭料理も美味しいのですが、お勧めのメニューは何と言っても牡蠣&牛肉のお鍋。 なんとも贅沢なボリュームの牡蠣と牛肉に優しいお出汁がとっても美味しく、日本人の方にも大人気です◎ お鍋はボリューム満点なので3人~4人くらいで訪れるのがおすすめです。 なんとこちらのNha Tuさんはミシュラン2024のビブグルマンにも選ばれた程。 ホーチミン在住の方や王道ではないベトナム料理を食べてみたい旅行者にはおすすめです! ヤギ肉が食べてみたいけど美味しく食べたい…そんな方におすすめのお店がLau De 214です! ヤギ肉の焼肉とお鍋を楽しめるお店で、路上に座って炭火で焼いて食べるヤギ肉は絶品です。 焼き肉を楽しんだ後にお次はお鍋!と両方を楽しめる一度に二度美味しいのが嬉しいですね◎ こちらのヤギ肉は臭みがなく、味付けも日本人の口に合うので初めて挑戦する方にもおすすめです。 ベトナム人から超人気のきのこ鍋のお店がAshimaです! きのこたっぷりの薬膳鍋で、1区に3店舗、2区タオディエンエリアに1店舗、その他にも7区などにも複数店舗を構える程の人気ぶりです◎ 日本では見たことのない種類のキノコもそろえており、お肉や野菜も好きな物をチョイスできるので自分のお気に入りの具材で鍋を食べることができます。 お値段はベトナムでは高級になりますが、1人2000~3000円程度で食べることができるので、たくさんの野菜を食べたい時には是非足を運んでみてください。 ベトナム女子からも大人気ですので、ベトナム女子とのお食事にも喜ばれますよ◎ 恋しくなる日本のお鍋といえば、ちゃんこ鍋。 ほっこりしみわたる優しいお出汁と野菜、お肉、〆とバランスの良いお鍋がホーチミンでも食べられるのです◎ そんなちゃんこ鍋やさんが1区レタントンのヘムの中にある時津洋さん。 ちゃんこ鍋は塩味、しょうゆ味、味噌味、カレー味の4種類があり、〆のそうめんや雑炊などのセットもあります。 筆者のおすすめは塩味ですが、変わり種カレー味も気になるところですね。 そしてこちらのお店は、ちゃんこ鍋だけでなく一品やお刺身などのおつまみメニューも豊富で美味しいのが特徴◎ 飲み会にも、お鍋が食べたい時にも使いやすいので、日本のお鍋が恋しくなったら是非試してみてくださいね! 2024年10月にオープンしたばかりのすき焼き屋さんの黒家さん。 元々福岡にお店を構えており、その後シンガポールに進出し人気を博していた黒屋さんが、いざホーチミンに出店されました。 すき焼きとトマトすき焼きがあるのですが、こちらのトマトすき焼きが絶品すぎるのです!!! 王道和食が食べられるだけでも十分嬉しいのに、トマトすき焼きまで食べられてしまうなんて… ホーチミンの日本食ブームには感謝です笑 そしてトマトすき焼きの最後に〆で選べるチーズリゾットがたまりません… トマトと牛肉のお出汁が染み出た割り下で作るチーズリゾットはお箸が止まらないですよ◎ コースメニューとなっており、小鉢、サラダ、すき焼き、デザートとなっており、すき焼きと〆の種類(麺orお米)を選ぶことができます。 2階建ての店舗は1Fが大人数、2Fは半個室で2名から使えるのでデートや接待にもおすすめですよ◎ コースはお肉の量で変わりますが150gで1,800,000VND、200gで2,300,000VNDです。お祝いや記念日などにもってこいですね! 常夏のホーチミンでも冬の時期になるともつ鍋で一杯飲みたくなる… そんな時におすすめなもつ鍋屋さんが楽天地さんです! あの本場福岡で創業約50年の楽天地さんが、ホーチミンにも店舗を出しているのです◎ しっかりとした醤油ベースのお出汁に、たっぷりのニラともつが入ったもつ鍋は、博多で食べるお味さながら◎ 濃い目の味付けで、お酒が進む逸品です! もつ焼きやカルビなどの焼肉も食べることができて、おつまみメニューも豊富なので友達や同僚とわいわい行くのにおすすめです。 さて、こちらの記事ではホーチミンに住む筆者が、数あるお鍋屋さんからおすすめだけを厳選しましたがいかがでしたか? ベトナムにはお鍋を食べる文化があり、ベトナム鍋も海鮮からお肉まで様々な種類があります。 そして、ちゃんこ鍋、もつ鍋、すき焼きにしゃぶしゃぶなど様々な日本のお鍋も食べることができるのも在住日本人からすると感動です! 日本でも食べられるお店が限られるトマトすき焼きまで出てくるとはホーチミン…恐るべしです。 お値段も日本で食べるのと変わらないくらいの料金で頂けるのがさらに嬉しいポイントです◎ お鍋が恋しくなったら、是非ご紹介したお店に足を運んでみてくださいね! こちらの記事がホーチミンを訪れる皆様にとって、有益な情報となれば嬉しい限りです🍲
- 2024.11.27
ベトナム建国の父『ホーチミン』氏の経歴・愛される理由を解説!
ベトナムで最も有名かつ、今もなお国の象徴かつベトナム国民の父として根強い人気を持っているホー・チ・ミン氏。 街の名前になる程のホー・チ・ミン氏ですが、実際にどんなことをしたのか、なぜ人気があるのかを知っている方は少ないのではないでしょうか? そこでこちらの記事ではホー・チ・ミン氏の経歴や人気の理由をこちらの記事で大解剖していきたいと思います◎ ホー・チ・ミン(Ho Chi Minh)氏はベトナムの独立運動の象徴的存在であり、ベトナム民主共和国(北ベトナム)の初代大統領です。 生涯は、植民地支配からの解放を求める強い意志をって活動し、その過程で培われた数々の政治経験や強い思想を持ち国民を扇動してきました。 特にベトナム国民からの支持は圧倒的で、『真の愛国者であり、賢明な革命家で、天才的な指導者である』と言われています。 ホー・チ・ミン氏は、その人格や信念、そして独立への献身から「人民の父」として愛され、今日でもベトナム国内外で尊敬を集めているのです。 ホー・チ・ミン氏は、1890年5月19日にフランス領インドシナ(現ベトナム)の中心部であるゲアン省のナムダン県キムリエン村に生まれました。 熱心な儒学者の父を持ち、幼いころから家庭内で中国語を学び、愛国心や慈悲の教えを学んでいました。 国の文化と政治の中心地であるフエに 10 年間住んでいた間、彼は多くのフランスの本や新聞、新しい文化、愛国的な学者による反フランス運動についての議論に触れました。 ホー・チ・ミンと呼ばれていますが、本名はグエン・シン・クン(Nguyễn Sinh Cung)で、後にいくつかの名を使い分けながら活動を続けました。 当時のベトナムはフランスの植民地であり、多くのベトナム人が貧困と差別に苦しむ中、ホー・チ・ミン氏もその影響を強く受けました。 青年時代、ホー・チ・ミン氏は労働者の貧困とフランス植民地支配者の贅沢を目の当たりにし、植民地支配に対する不満を抱き、独立への思いを強くします。 そして、独立のために実際にフランスや西側諸国に赴き、彼らが何をするのか考えた後にベトナムに戻りたいと決意しました。 こうして20代の時に外国に渡り、パリやモスクワ・広東など多くの国を旅しながら約30年もの間、西洋の思想や社会主義を学びました。 特に、その中でもフランスでの経験が彼に大きな影響を与えました。パリで働きながらフランス共産党に参加し、マルクス主義やレーニン主義に触れることで、自らの政治的信念をさらに強固なものにしました。 当時フランスでロシア人ジャーナリストにインタビューをした際に『自由・平等・博愛』というフランス語の3つの言葉を初めて聞いたことをきっかけに、現在ベトナムの方針である「独立・自由・幸福」ができました。 1920年代から1930年代にかけて、ホー・チ・ミン氏はベトナム独立を目指して様々な活動を行います。 1922年には革命活動家たちとともに『Le Paria』という新聞を発行し、人類解放のために戦うことを呼びかけました。 1925年にはフランスの植民地主義を非難する著書の執筆などを通して、マルクス・レーニン主義を広め、労働運動や愛国運動を展開していくのでした。 その後も中国、ソ連、タイなどを転々としながら、アジア各地で独立運動家と交流し、独立運動を支持するネットワークを構築しました。 1930年には、インドシナ共産党を設立し、植民地支配に対抗するための組織的な動きを始めます。 ホー・チ・ミン氏の戦略の一つは、ベトナムの農民を中心とした大衆を動員し、彼らの支援を得ることでした。 農民たちはフランスの支配によって重税や貧困に苦しんでおり、ホー・チ・ミン氏の思想に共感する人々が増えていきました。 彼は常に「人民の幸福」を第一に考え、具体的な改革や福祉の改善を提案し、農民たちの生活を向上させるために尽力しました。 このインドシナ共産党の誕生は国家の歴史に新たな時代を開き、抑圧された民族との独立と自由を求める闘争、民族解放の闘争に導いていったのです。 このように、ホー・チ・ミン氏はベトナムの人々に信頼され、愛される指導者として成長していったのです。 1934年にレーニン国際学校に入学し、マルクス・レーニン主義を徹底的に学びます。 その後戦争の激化により思うように学習が進まない中、ベトナムに戻ることを熱望していました。 帝国刑務所に投獄されるなどの日々を乗り越え、ついに1941年1月に30年もの海外生活を経て帰国を果たします。 1940年代には、日本がインドシナ半島を占領し、フランスの支配が一時的に弱まります。この時期にホー・チ・ミン氏は、独立運動を強化する絶好の機会と捉えました。 彼は1941年にベトナム独立同盟(ベトミン)を結成し、ベトナムの完全独立を目指して活動を展開しました。 1945年の日本敗戦後、ホー・チ・ミン氏はすぐに行動を起こし、9月2日にハノイで歴史的なベトナム民主共和国の独立を宣言します。 これにより、待望のベトナム民主共和国が誕生することとなりました。 この出来事は、ベトナムの歴史における重要な転機となり、ホー・チ・ミン氏はベトナムの「建国の父」として一躍注目を集めました。 ベトナムは独立を宣言したものの、フランスは再びベトナムを支配しようとし、これが第一次インドシナ戦争(1946年-1954年)へとつながります。 ホー・チ・ミン氏は、フランスに対抗してゲリラ戦術を駆使し、ベトナムの軍事力を強化しました。 この戦争は長期化し、多くの犠牲が生まれましたが、最終的に1954年のディエンビエンフーの戦いでベトナム側が勝利し、ジュネーブ協定によりフランスは撤退を余儀なくされました。 この戦いでの勝利は、ホー・チ・ミン氏が率いる独立運動の大きな成果であり、ベトナムの独立を確固たるものにしました。 その後、北ベトナムと南ベトナムに分断された状態で、アメリカが介入するベトナム戦争が始まります。 ホー・チ・ミン氏は戦争中も一貫して独立を訴え、平和的な統一を目指しました。 そんな中アメリカ帝国主義による残忍な侵略行為のエスカレートに直面して、彼は「たとえ5年、10年、20年、あるいはそれ以上戦わなければならないとしても、我々は完全勝利まで断固として戦う」と宣言しました。 全国の兵士たちに向けて、「戦争は5年、10年、20年、あるいはそれ以上続く可能性がある。荒廃しましたが、ベトナム国民は恐れることはないと決意しています! 独立と自由よりも貴重なものはありません。 勝利の日には、我が国の人々はより威厳のある美しい国を再建するでしょう!」と語ったのです。 1969年に亡くなるまで戦争が終結することはありませんでしたが、ホー・チ・ミン氏の国民への強い愛情と熱意のこもった言葉により一丸となり戦いは進みました。 そして彼の死後、北ベトナムと南ベトナムは最終的に統一され、1975年にベトナム戦争が終結しました。 その後、南部の都市サイゴンは「ホー・チ・ミン市」と改名され、彼の名は今もベトナムの地に刻まれています。 これらがホー・チ・ミン氏の経歴であり、ベトナムの独立という大きな転機となる歴史なのです。 参考元: Ministry of Culture, Sports and Tourism ホー・チ・ミン氏がベトナムで深く愛され続ける理由は、彼の生涯にわたる献身的な行動と、人民を第一に考える姿勢にあります。 上記の経歴にもあるように、彼は決して権力や富を求めることなく、常にベトナムの人々の幸福と独立を最優先に考えました。 その質素な生活様式や謙虚な態度も、人々からの敬意を集めています。 ホー・チ・ミン氏は、人民のために全身全霊を注いだ指導者として、今日でもベトナムの人々の心の中に生き続けています。 さらに、ホー・チ・ミン氏の思想と行動は、国際的にも影響力を持ちました。 彼はベトナム国内だけでなく、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどの植民地支配に苦しむ国々に勇気を与え、彼らの独立運動にも大きなインスピレーションを与えました。 ホー・チ・ミン氏の「自主独立」の精神は、今日も多くの人々にとって模範であり、彼の遺産は多くの国で尊敬されています。 ホー・チ・ミン氏の人生は、ベトナムの独立を求め続けた情熱と、人民への愛情に満ちていました。 彼は、ベトナムの歴史の中で最も尊敬される指導者の一人であり、ベトナムの至るところで敬われています。 そんなホー・チ・ミン氏は、50年経った今もなおハノイのホーチミン廟にて遺体が冷凍保存されています。 ホーチミン廟への入場は私たちも可能で、ホー・チ・ミン氏を見ることもできます。 入場できる日や時間は季節により変わりますが、基本的には午前中のみで行列に並ぶことも多いため訪れたい方は一度確認をしてから行くようにしてくださいね。 筆者も一度行きましたが、荘厳な空間で背筋が伸びる張り詰めた空間でした。 生涯をかけた戦いと国民への献身的な行動で今もなお愛され続けるホー・チ・ミン氏。きっとこの先も敬われ続けることでしょう。
- 2024.11.24
【ベトナムの未来を支える!】輸出産業の現状と成長性について
ベトナムは近年、急速な経済成長を遂げ、特に輸出産業がその成長を牽引しています。 地理的条件の優位性、労働コストの低さ、政府の支援政策など、さまざまな要因が結びつき、ベトナムは国際的な貿易の中心地としての地位を確立しつつあります。 こちらの記事では、ベトナムの輸出産業の現状の強みや課題と将来の成長可能性について公開します! 繊維・アパレル産業は、ベトナムの主要な輸出品目の一つです。豊富な労働力と比較的低コストな生産体制により、アメリカやヨーロッパ諸国への輸出が拡大しています。 NikeやAdidasなどのスポーツブランド、アウトドアブランドThe North Face、Calvin KleinやTommy Hilfigerなどのハイブランドなど様々な有名アパレルブランドがベトナムに製造拠点を置いています。 ベトナムの縫製工場が持つ高い技術力と品質管理の徹底が人気の秘訣となっています。 輸出国の中でも特に、アメリカ合衆国との二国間貿易協定(TPPなど)により、ベトナムは関税の削減といった恩恵を受け、より多くの製品を輸出できるようになりました。 エレクトロニクス産業は、特にスマートフォンや家電の生産において急成長しています。 2023年の輸出額は573億2,500万ドルと、輸出品目の中でもトップです。 サムスンやLGといった大手韓国企業がベトナムに生産拠点を設置したことにより、ベトナムは電子機器の一大生産地となり、アメリカ、ヨーロッパ、日本など多様な市場に輸出が増加しています。 韓国企業のベトナム進出は非常に進んでおり、現在ベトナム在住韓国人は10万人以上とベトナム在住日本人の5倍を超えています。 ベトナムは米の輸出でも有名で、タイに次いで世界有数の米輸出国です。2024年の夏に起きた日本の米不足の際には、ベトナムのお米を販売している店舗もありました。 また、コーヒーやカシューナッツ、胡椒などの農産物も主要な輸出品であり、特にコーヒーはブラジルに次ぐ世界第2位の生産国です。 こうした農業製品は、アメリカやヨーロッパ、中国などの大市場に輸出されています。 ベトナムは国の東側全てが海に面しており、非常に長い海岸線を持つため、漁業・水産業が盛んな国でもあります。 エビや白身魚(バサ、トラなど)の養殖が特に盛んであり、米国や日本、欧州向けに大量に輸出されています。 日本人の食卓には欠かせない海産物はベトナムによって支えられているのです◎ 水産業は、ベトナムの輸出収入の大きな柱であり、国内の農村部の雇用を支える重要な産業です。 しかし、国際的な基準を満たすための品質管理や持続可能な養殖方法の導入が課題とされています。 参考文献:JETRO ベトナムは近年急激な輸出産業の成長が見られますが、それには様々な背景があります。 こちらではその理由について、紹介していきます◎ ベトナムの労働力は非常に安価で、かつ若い世代が多いことから、多国籍企業が製造拠点としてベトナムを選択する大きな要因となっています。 現在のベトナムは平均年齢31歳、人口ピラミッドは25歳~40歳の割合が多いつぼ型になっており、実際にベトナムで働いてみると労働力の若さに驚きます。 また、中国の人件費が上昇したことで、多くの企業が生産コスト削減のためにベトナムへ移転してきました。このことが、電子機器やアパレル産業の急成長に繋がっています。 ベトナム政府は多国間・二国間の貿易協定の締結に積極的であり、これが輸出産業の拡大を後押ししています。 特に2020年にEUとの自由貿易協定(EVFTA)、2019年の環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)への参加が、近年のベトナムの輸出市場の拡大に大きく影響を与えています。 これにより、関税が削減されたことで、輸出製品がより競争力を持つようになりました。 ベトナム政府は工業化と近代化を推進する政策を掲げ、製造業の発展を強く支援しています。 例えば、一定の基準を満たす外資企業には、法人税の減免や税率の優遇措置を適用しています。特に、IT産業やハイテク産業などの分野では優遇措置が拡大されています。 ベトナム政府は、これまでの労働集約型産業からハイテク産業への転換を目指しており、ハノイやホーチミン市周辺では、ハイテク工業団地が整備され、ITや電子機器、医療機器などの企業が集まっています。 また、工業団地や経済特区の整備、物流インフラの改善を通じて、外資企業が拠点を築きやすい環境を提供しています。 主要都市周辺では、物流の効率化や輸送コストの削減が進められています。 ベトナムは世界最大の製造業拠点である中国と国境を接しており、原料や部品の輸入が容易に行われます。 また、東南アジアの中心でありアジア太平洋地域の主要貿易ルートに隣接しているため、貿易の利便性がとても高いのが特徴です。 これにより、東南アジア地域全体やその他のアジア市場に向けた輸出が容易となり、効率的な輸出体制が整っています。 さて、ここまでは輸出産業の成長についてまとめましたが、ここからはさらなる輸出産業の成長に向けての現在の課題についてお伝えします◎ ベトナムの経済成長とともに、労働者の賃金も上昇しています。これにより、これまでのように安価な労働力に頼った輸出産業の成長は限界を迎えつつあります。 筆者が住んでいる5年間でも賃金上昇率は平均7.4%と、毎年ベースアップが当たり前の状態が続いています。 特に中国やその他の新興国が同様の戦略で輸出産業を拡大しているため、ベトナムは人件費の上昇に対処しながら、競争力を維持する必要があります。 最近ではさらなる安価な労働力を求めて、カンボジアやラオスなどに拠点を移す工場なども出てきているのが現状です。。 急速な経済成長と工業化により、環境問題が深刻化しています。都市部では大気汚染なども申告で、世界でもトップクラスの大気汚染指数が出ることもしばしばあります。 特に、繊維産業や電子機器産業は大量の廃水や廃棄物を排出し、環境に悪影響を及ぼすことが指摘されています。 各国が高度経済成長期に直面する課題がベトナムでも起きており、環境問題に加えて国民の健康問題などにも直結してるのが懸念点です。 持続可能な発展が求められている中、ベトナムは環境保護と経済成長のバランスを取る必要に迫られています。 輸出産業の競争力を向上させるためには、技術革新と人材育成が不可欠です。 しかし、ベトナムでは高度なスキルを持つ労働者の不足が課題となっており、特に技術職や管理職においては教育と研修が追いついていません。 これにより、付加価値の高い製品の製造や技術革新が難しい状況にあります。 ただ、こちらは外国からの専門家による教育や国内企業でも研修などの重要性が認識され始めています。 ベトナムの超大手企業VIN GROUPでは、自社の路線バスやタクシードライバーにサービスの教育を実施しています。 これまでの交通機関のサービスとは一線を画したサービス提供を先駆けて行っており、今後は他の分野においても波及していくことが期待されます。 ベトナムの輸出産業についての歩みと課題についてまとめました。 直近5年のGDP成長率が平均約6%と急速に経済成長を遂げているベトナムは、今後もさらなる成長に期待がかかります。 そのためには課題である技術革新を推し測り、管理職層の教育に力を入れていくことが求められます。 それと同時に環境問題を食い止める施策を進め、共存していくことが今後の継続的に発展を続けていく鍵となるでしょう。 素晴らしい発展を遂げているベトナムに今後も目が離せませんね!
- 2024.11.21
気になる!ベトナムの空気について解説:都市別情報と対策方法について
数々の日系企業が進出し、多くの日本人が在住するベトナムは海外の中でも住みやすい国の一つです。 筆者もかれこれ5年ベトナムに住んでいますが日常生活で不自由することはほとんどなく、快適なベトナライフを過ごしています◎ その一方で、ベトナムで気になることといわれば空気の問題でしょうか… 実際のベトナムの空気がどのような状況なのか、健康を守るためのおすすめ対策などをこちらの記事では紹介していきたいと思います! 実はベトナムの空気事情が気になる…と一言で言ってもエリアによって全く状況は異なります! そこで、こちらでは都市別の実際の状況をお伝えしていきたいと思います。 ベトナムで一番の商業都市といえばホーチミンですが、空気は比較的良い日が多く、まれにスモッグが気になる日もあります。 空気がきれいな時はくっきりとした青空と澄んだ空気で、お出掛けしたくなる気持ちの良い気候です。 一方で悪い時はもやがかかったような状態になり、高い建物の上の方が見えない日もまれにあります。 ただ、年間を通じてそこまで空気の悪い日は多くありませんので、健康に大きな影響を及ぼすほどではないでしょう。 ただ、世界の各都市を空気質状況を数値化したアプリを見ると、世界のトップ20にランクインしている時もあるので、特にバイクに乗る方は排気ガスの影響もあるので、マスクをつけることをお勧めします。 ベトナムで空気の悪い都市No.1と言われているのがハノイです。 工場排気、バイクの排気ガスに加えて、大気が滞留しやすい地形であることが大きな理由といえるでしょう。 日本から来たばかりの方は、空気が良くない日と湿度の高さ、気温の高さなどの条件が重なると体調を崩しやすくなることもあるでしょう。 ただ、筆者を含め1万人近い日本人が住んでいますが、大きな問題もなく過ごすことができています◎ 特に、最近では中心部へのバイクの乗り入れを制限する動きや電車の開発が進んでおり、今後改善されていくことに期待です◎ 5月や11月は空気がきれいで、きれいな青空が見えることも多く、とても良い季節なので筆者のおすすめの季節です! 一方空気の滞留しやすい12月~2月頃はどんよりとした天気と空気の悪さを感じやすい時期ですのでご注意ください。 ダナンは人や工場が比較的少なく、3大都市の中で最も空気がきれいな都市です◎ 夏場にはきれいな海と空気、自然を体感しにダナンへ!というベトナム人の方も多くいます。 ハノイやホーチミンと異なり、工場やオフィスが多くないことで排気ガスなどが少ないことが大きな理由のひとつでしょう。 ハノイから2時間程で到着する港町ハイフォン。港町ということもあり商業が栄え工場も増えていますが、自然が多く空気は比較的きれいな街です。 日系工場などが増えているため日本人在住者もいますが、治安がよく空気がきれいで物価が安く住みやすいと評判ですよ◎ ベトナムに住む日本人の欠かせないアプリの一つと言っても過言ではないのが大気汚染のレベルを都市別にチェックすることができるアプリAir Visualです! 筆者も空気が気になる時などはこちらのアプリで空気の状態を調べています。 チェックして空気の状態が良くない時には、外出を控えたりマスクを着用したりするなどの対応を取っていますよ◎ 数値化されていることで対策しやすくなるので、お守り代わりにダウンロードしておくと便利です! 何と言ってもマスクの着用は重要です◎ ベトナムではみんなマスクをつける習慣があり、バイクの運転中などは特にマスクをつけている人の方が多いくらいです。 ベトナムでは布マスクが主流ですが、コロナ後は不織布などの紙マスクもどこでも購入できますのでご安心ください。 基本的にはコンビニや薬局に行けば購入することができて、10枚入りで20,000~30,000VND(120円~200円程度)ですよ◎ 特に気管支が弱い方はできる限りマスクをの着用をおすすめします! 慢性的に空気が悪いと、のどや鼻を悪くしてしまいがちです。それを避けるためにも空気清浄機の設置は非常に有効です。 日本からいらっしゃる方は、まず最初に借りるアパートについていないか確認してみてください◎ サービスアパートなどは予め備品として設置されているケースもしばしばあります。 もしなければ次に駐在から帰国される方に譲ってもらうという手もあります。 日本に持って帰らないケースがほとんどですので、安く譲って頂けることがありますよ◎ もしくは実際に購入するとしても日本製のシャープなどの空気清浄機が2万円前後で購入できます。 ハノイであれば除湿器付きの空気清浄機をお勧めいたします! シンプルな方法ですが、現地の方たちは空気が悪い時には外出を控えて、室内で過ごすようにしています。 特に外での運動などは状況に応じて控えた方が良いでしょう。 ジムや自宅でのんびり過ごす時間に切り替えることをおすすめします◎ ハノイ人民委員会の計画では2030年までにハノイ中心部の12地区にバイクの乗り入れを禁止する計画が上がっています。 十分な公共交通機関やインフラを整えたうえで、バイクの乗りいれを禁止することで大気汚染の改善や混雑解消が図れる試算です。 これらの12地区には、ホアンマイ、ロンビエン、タンスアン、バクトゥーリエム、バーディン、カウザイ、ドンダー、ハイバチュン、ホアンキエム、ハドン、タイホー、ナムトゥーリエムが含まれています。 既に2024年ということであと6年で完全に乗り入れを禁止することは難しいかもしれませんが、バイクの乗り入れが減ることが期待されています◎ (参考文献:Vietnam net global) 現在ホーチミンとハノイではメトロの開発が日々進んでいます。 ハノイではすでに一号線が2021年11月に開通したのを皮切りに、現在3号線まで開通しています。市内の中心部近くにも路線が開通し、今後も順調に路線を増やしていく予定です。 一方でホーチミンはすでにほぼ完成しており今か今かと開通が期待されながらも、2024年11月時点ではまだ開通していません。 ホーチミンメトロは日本が開発に携わっており、数々の日系企業が開通を待ち望んでいます。 今後もメトロが市民の足の要となれば、バイク通勤も減ってくることでしょう。 こちらの記事では2024年のベトナムの空気事情について解説をしましたが、いかがでしたでしょうか? 現在ベトナムは世界的にみても急速に経済発展を遂げている国の一つです。 国の発展の過渡期において必然的に起る大気汚染事情ですが、ベトナムでは公共交通機関などの発展と共に改善を図ろうと試みています。 少し時間はかかるかもしれませんが、ホーチミンやハノイの交通事情の変化と共に生活の質がより良くなることを期待しています◎ また、筆者は実際に5年以上ベトナムにて生活をしていますが、大きな病気などもなく過ごせています。 これからベトナムに来る予定の方は、状況を知ったうえで対策をすることで生活の質を上げることができます。 こちらの記事がベトナム生活をされる方にとって参考になれば嬉しい限りです◎
- 2024.11.16
【ダナン/ローカルフード】ダナン旅行で食べておきたいベトナム名物料理4選
ベトナム中部のビーチリゾート地ダナン。 漁港があるダナンは新鮮なシーフードが有名ですが、その他ベトナム料理も美味しいのです! 今回は初めてダナンに訪れる方向けに、ダナンの名物料理とおすすめのお店をご紹介します。 平たい米粉麺を使った混ぜそばです。 魚介ベースの出汁とウコンの入った甘辛タレに、野菜、砕いたピーナッツ、お肉やエビ、ゆで卵、煎餅などがのっています。 お好みで豚肉、鶏肉、雷魚、エビ、カエルなどの具材を選んでオーダーできるお店も多いです。 食べる際には、チリソース、ライム、香草を加えます。 フォーよりも平たい麺で日本の“きしめん”にも似ているので、日本人にも食べやすいと思います。 米粉の丸い細麺・ブンを使った麺料理です。 あっさりとした魚介と野菜の出汁に、海辺の街ならではのチャーカーという魚の練り物(さつま揚げ)がのっているのが特徴です。 食べる際には、唐辛子、ライム、ピクルス、ヌクマム、香草などを加えます。 さらっと食べられてヘルシーなので、個人的には二日酔いの時などにおすすめです。 ベトナムのチキンライスです。 コムガーには揚げた鶏肉がのった「コムガークアイ(Com ga quay)」と茹でた鶏肉がのった「コム・ガー・ルオック(Com ga luoc)」、茹でた鶏肉を裂いたものがのった「コムガーセー(Com ga xe)」の三種類があり、ダナンではコムガークアイ、ホイアンではコムガーセーが主流です。 またコムガーのご飯はウコンで色付けしたものや、鶏と一緒に蒸して風味付けしたものなど、お店によってさまざまなのも面白いところ。大体のお店でコムガーと一緒に出てくるチキンスープやキムチもおいしいです。 特にダナンでの人気店「Com ga A.Hai」のコムガークアイはガックという赤い実で色付けした鶏肉とご飯が特徴で、クセもないのでお子様でも安心して食べられます。 自分で包んで食べるスタイルの豚肉春巻きです。 薄くスライスされた茹で豚肉、野菜、香草、ライスペーパー、フォーの平麺などがそれぞれ提供されるので、自分で好きな具材を包んでいただきます。 バイン・チャン・クオン・ティット・ヘオは基本的に“マムネム”という発酵魚醤をつけて食べるのですが、匂いが独特なので苦手な方はヌクマム(ベトナム醤油)や塩胡椒にライムを絞ったもので食べるのがおすすめです。 ここではダナン以外の都市でも食べられるベトナム料理の中でも、筆者が「ダナンのこのお店がおいしい!」と思うスポットをご紹介します。 ベトナム中南部で食べられる中太麺料理。 お店によって麺はタピオカ麺や米粉麺のところがありますが、個人的にはつるつる・もちもちのタピオカ麺推しです。 優しい味のスープにメジャーなトッピング具材は、エビ、カニ、豚肉、雷魚などがあります。 特にダナン市内の「Banh Canh Nga」の「バインカンクア(Banh Canh Cua)」はカニの身がたくさん入っていて、いつ食べても美味しいです。 バインカンクアは地元民にも人気なので、夕方には売り切れになることも多いので注意してください。 ベトナム風のお好み焼きです。 ウコンやココナッツミルクを混ぜた米粉の生地にもやし、エビ、豚ひき肉などの具材が包まれています。 食べ方はバインセオと好みの野菜や香草をライスペーパーで包み、ピーナッツソースにつけて食べます。 ダナンの老舗バインセオ専門店「Banh Xeo Ba Duong」のバインセオと自家製ピーナッツソースは絶品です! 一緒に出てくるネムルイ(豚つくね串)も日本人好みの味で、お子様やベトナム料理初心者でも食べやすいと思います。 色々な料理を一気に食べてみたい・ローカルレストランが不安、という方にはダナン市街地・ハン川沿にある「Madame Lan(マダムラン)」がおすすめです。 観光客向けのベトナム料理レストランなので写真付きメニューがあり、ダナンやホイアン名物からベトナム全土でメジャーなベトナム料理がいただけます。 料金も比較的手頃で店内も綺麗なので、お子様連れやお年寄りでも安心して利用できます。 また敷地も広く席数が多いので、大人数での会食やパーティーにも利用しやすいです。 こちらの記事ではダナン在住者おすすめのダナン名物とその他ベトナム料理をご紹介しました。 ご紹介したお店以外にも、それぞれの料理の専門店がダナン市内にはたくさんあります。 是非お気に入りのお店を見つけ、素敵なひと時を過ごしてくださいね。
- 2024.11.13
ダナンおすすめホテル13選!【2024年最新版】
ベトナム・ダナンでの旅行をもっとお得に、そして快適に楽しみたいなら、高級感とコスパを兼ね備えたホテルに滞在するのが理想的。 そこで今回は、観光とリラックスの両方を満喫できるダナンのおすすめ高級ホテルやビーチ周辺の宿泊先を厳選してご紹介します。 ダナンを訪れる際に、「ここに泊まって良かった!」と思える、ホテルを見つけましょう! ダナンで快適なステイを楽しめるコスパ抜群のホテルをご紹介します! 1万円前後で泊まれるので、連泊にもおすすめですよ。 ブリリアントホテルは、ダナンの中心地にあるバクダン通り沿いの4つ星ホテルで、観光やビジネス滞在にぴったりの立地です。 ミーケービーチまで車で約10分、人気のハン市場へは徒歩5分とアクセスも抜群。 また、ダナン国際空港への送迎サービスも提供しており、利便性が高いのも魅力の1つです。 ブリリアントホテルの客室は開放感あふれるデザインで、広い窓からハン川を望む素晴らしい眺望を楽しめます。 Wi-Fiも無料で高速回線を利用でき、観光プランの調整も快適。 朝食も宿泊プランに含まれているため、朝からエネルギーをチャージして観光をスタートできます。 バスルームにはバスタブとシャワーが完備されており、広い洗面台付きの設計が家族連れや友人同士の旅行にも最適です。 料金: 約8,000円~/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: brillianthotel.vn バンダホテルは、ダナンのランドマークであるドラゴンブリッジのすぐそばにある4つ星ホテル。 ダナン国際空港から車で約10分という好立地に位置していて、観光アクセスに便利です。 全館で無料Wi-Fiを利用できるため、観光情報を調べたり、急な仕事対応にも困りません。 19階にあるTop View Barは、ダナンの美しい夜景を一望できるスポットです。 特製のカクテルや軽食を味わいながら、ドラゴンブリッジを見渡す絶景を楽しめるため、夜のひとときを彩ってくれます。 営業時間が23時までのため、ディナーの後にゆっくり利用できるのも嬉しいポイントです。 料金: 約6,000円~/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: vandahotel.vn ベトナム・ダナンで人気のビーチ「ミーケービーチ」。 美しい海を眺めながらのんびりと過ごせるこのエリアには、リラックスできるホテルがたくさんあります。 ここからは、ミーケービーチ周辺で特に評判の高いホテル4選をご紹介。 それぞれのホテルの魅力とおすすめポイントをチェックして、理想の滞在先を見つけましょう! プルマン ダナン ビーチ リゾートは、ミーケービーチに面した好立地にある4つ星ホテル。 観光やショッピングにもアクセスが良く、白砂のプライベートビーチでのんびりと過ごせます。 ロビーから広がるビーチビューが、到着した瞬間から開放感あふれるリゾート気分へと誘います。 客室はスーペリアルームでも42㎡のゆとりある広さで、デラックスルームと同等の贅沢な空間が魅力。 周辺にはレストランやショップも多く、ビーチから少し足を延ばしてローカルな雰囲気も味わってみてはいかがでしょうか。 料金: 約15,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: pullman-danang.com TIAウェルネスリゾート(旧フュージョン マイア リゾート)は、全室プライベートプール付きの5つ星ホテルです。 ビーチリゾートにいながらも、心身をリフレッシュできるリラクゼーション特化型のリゾートとして大人気。 ダナン空港からもわずか15分とアクセスが良く、移動のストレスも少ないのが魅力です。 滞在中、1日2回まで無料でスパを受けられるのがTIAならではの特徴。 日本人スタッフも常駐しているため、言葉の不安もありません。 料金: 約22,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: tiawellnessresort.com ダナンで最も歴史のある5つ星ホテル、フラマリゾート ダナンは、クラシカルなデザインとワールドクラスの設備が魅力の老舗リゾート。 ビーチリゾートらしい贅沢な空間で、特別な時間を過ごせます。 ウェルカムドリンクには新鮮なドラゴンフルーツジュースが提供され、特別な体験を楽しめるヘリコプターアクティビティもあります。 敷地内には2つのプールがあり、カジノ「Club99」も併設。 ビーチ沿いでリラックスしながら、大人のリゾートタイムを満喫できるでしょう。 料金: 約18,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: furamavietnam.com アラカルト ダナン ビーチ リゾートは、全室スイートルームの広々としたお部屋とリーズナブルな料金設定が特徴。 屋上のインフィニティプールから眺める朝日や夕焼けが美しく、ミーケービーチを一望しながらのんびりと過ごすのに最適なホテルです。 東向きのインフィニティプールは朝焼けとダナンの夜景を楽しむのにぴったり。 ルーフトップバーでカクテル片手に優雅なひと時を過ごすのもおすすめです。 全室にキッチンが備わっているため、長期滞在や自炊にも便利。 キッズルームもあり、家族連れにも安心して利用できます。 料金: 約12,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: alacartedanangbeach.com ダナンの静かで美しい「ノンヌォックビーチ」。 その周辺にある、リゾート気分を満喫できるおすすめのホテル4選をご紹介します。 それぞれのホテルならではの魅力や楽しみ方をチェックして、素敵なバカンスの参考にしてみてください。 スペインの名門ブランド「メリア」が運営する4つ星リゾート「メリア ダナン」は、370mにわたる広いプライベートビーチが特徴。 ビーチの目の前でのんびり過ごせ、徒歩圏内には有名な観光スポット「五行山」もあり、観光とリラックスの両方が楽しめる立地が魅力です。 メリア ダナンでは、スタンダード客室に加え、2階建ての独立型ヴィラ「レベルルーム」が用意されています。 こちらに宿泊すると専用ラウンジが利用でき、朝食やアフタヌーンティー、カクテルタイムなどが無料で楽しめるほか、スパも一部自由に使えるという贅沢なサービス付き。 プライベートなひとときを重視する方にぴったりです。 料金: 約15,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: melia.com 広大な敷地に点在する豪華なプライベートヴィラが特徴の「ナマン リトリート」は、5つ星のラグジュアリーリゾートです。 周囲には東南アジアトップクラスのゴルフコースもあり、ゴルフを楽しむ人や、特別な旅行を過ごしたい人にもおすすめ。 特にプライベートプール付きのヴィラが人気で、家族旅行やカップルでの滞在にもぴったりです。 ナマン リトリートに宿泊すると、1泊1回無料で伝統的なナマンマッサージを楽しめます。 さらに、ヨガやデトックスコースなども充実。 スパでの贅沢な時間が、非日常を感じさせてくれ、日々の疲れを癒してくれます。 心と体をリフレッシュしたい方には特におすすめです。 料金: 約18,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: namretreat.com 5つの多彩なプールと広大な敷地を誇る「ハイアット リージェンシー ダナン リゾート&スパ」は、ノンウォックビーチに位置する5つ星ホテル。 ファミリー向けのキッズプールや、五行山までのアクセスも便利な点が人気です。 「VIEスパ」では、ベトナムの伝統的なマッサージをベースにしたメニューが豊富に揃っており、大人のための癒しのひとときを提供します。 リゾート内だけで1日が過ごせるほど充実した施設が揃っているので、家族での滞在にもおすすめです。 料金: 約20,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: hyatt.com 「ザ オーシャン ヴィラズ」は、全室が2階建てのヴィラタイプで、各客室にバルコニーがついている贅沢なリゾート。 敷地内にはゴルフコースも併設され、広大な敷地を持つため、バギーでの移動も可能です。 友人や家族とゆっくり過ごしたい方に最適な「ザ オーシャン ヴィラズ」には、キッチンやリビングルーム、プライベートビーチが備わり、プライベートコテージのように快適に過ごせます。 まるで別荘に滞在しているかのような、自由なリゾート体験が楽しめます。 料金: 約22,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: https://theoceanvillas.com.vn/ ダナンには、心と体を癒し、日常を離れた特別な時間を過ごせるリゾートホテルがたくさんあります。 その中でも、「ここに泊まれたら最高!」と思えるラグジュアリーな5つ星リゾート3選をご紹介します。 特別な記念日を楽しみたい方におすすめです! ダナン郊外、ソンチャ半島に位置する「インターコンチネンタル ダナン サン ペニンシュラ リゾート」。 ここは美しい自然に囲まれた、静かで特別なリゾートです。 日常から離れて、心ゆくまでリラックスできるロケーションが魅力です。 このリゾートの客室はすべてオーシャンビュー。 特にヴィラタイプの客室は、プライベート感抜群で、贅沢なインテリアが広がるお部屋です。 記念日やハネムーンにもぴったりで、ホテルにいながら海と自然を思いきり楽しめます。 レストランやスパも充実しているので、ホテルステイだけで素敵な時間が過ごせますよ。 料金: 約85,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: danang.intercontinental.com 「フォーシーズンズ ナムハイ」は、ダナンとホイアンの間に広がる広大なビーチリゾート。 リニューアルされた美しい敷地には、100棟のヴィラが点在し、リゾート内でゆっくり過ごしたい方にぴったりです。 ホテルに足を踏み入れた瞬間、ベトナムの自然美と高級感が広がり、心を奪われるような景色が広がります。 各ヴィラは80㎡以上と広々していて、静かでプライベートな時間を楽しめます。 また、観光名所のホイアン旧市街や五行山へも近く、観光もリゾートステイも両方楽しみたい方にはおすすめ。 フォーシーズンズならではの丁寧なホスピタリティも評判で、滞在中のひとときが特別なものになります。 料金: 約 120,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: fourseasons.com/hoian 「バンヤンツリー ランコー」は、ダナンとフエの間に位置する静かなビーチエリア「ランコー」に建つリゾート。 シンガポール発のバンヤンツリーブランドが手掛けるこのリゾートは、自然に囲まれた静かな環境の中で、ゆったりとしたリゾートライフを過ごせると評判です。 全ヴィラにはプライベートプールがついており、広々とした贅沢な空間でリラックスできます。 バンヤンツリーならではのアクティビティも豊富で、ゴルフやスパ、カヤックなどが楽しめるので、アクティブに過ごしたい方にもおすすめ。 静かなビーチで心を癒したい、特別な休暇を過ごしたい方にぴったりです。 料金: 約60,000円〜/1泊(2024年10月時点) 公式サイト: banyantree.com/vietnam/lang-co ベトナム旅行を計画中なら、ホテルの予約も簡単にできる便利なアプリを知っておくと安心ですよね。 ここからは、ベトナム滞在をより快適にしてくれる人気のホテル予約アプリを3つご紹介します。 口コミ情報や料金比較機能が充実しているものから、旅の計画をしやすくする機能がついたものまで、あなたの旅スタイルにぴったりのアプリがきっと見つかります! 豊富な口コミ情報 料金比較機能 観光情報の充実 TripAdvisorは、世界中の旅行者が投稿する口コミ情報が豊富な大手旅行サイトで、ホテル予約にも便利に使えるアプリです。 ベトナム滞在を計画する際、口コミを重視して宿泊先を選びたい方には特におすすめです。 TripAdvisorには、ベトナムの観光スポットやレストラン情報も充実しているので、ホテルだけでなく現地の見どころも一緒にリサーチでき、旅行全体のプランニングがスムーズになります。 このアプリの特徴として、宿泊者のリアルな口コミが多数集まっているので、実際の滞在体験を細かく確認できる点が大きなメリットです。 清潔さやサービスの質、食事内容といった気になるポイントも把握しやすく、事前に期待値を調整しやすいのが魅力です。 また、TripAdvisorでは複数の予約サイトからの料金比較が可能で、最もお得な料金を選んで予約できます。 旅行が初めての方や、ホテル選びに迷っている方にとって、宿泊先や観光情報を一気にリサーチできる点で非常に頼りになるアプリです。 シンプルでわかりやすい操作画面 リーズナブルな料金 現地通貨での支払い trip.comは中国発の旅行アプリですが、リーズナブルな料金設定と使いやすい操作画面でアジア圏内の旅行者に特に人気です。 ホテルだけでなく、航空券や現地の移動手段も一緒に予約できるので、旅の手配を一度に済ませたい方におすすめです。 アジア圏の宿泊施設に強みを持つため、ベトナムでも手軽に宿泊先が見つかります。 さらに、他の予約アプリに比べてリーズナブルな料金が提示されることが多く、旅費を抑えたい方にもぴったりです。 また、現地通貨での支払いが可能なため、ベトナムドンや日本円での料金が確認でき、通貨の管理がしやすくなります。 コストパフォーマンスを重視してベトナムの宿を探したい方や、短期出張などで効率的に準備を済ませたい方に最適なアプリです。 幅広い宿泊施設 柔軟なキャンセルポリシー 充実の検索機能 Booking.comは、豊富な宿泊施設の中から選べる大手予約サイトで、ベトナムでも多彩なラインナップを提供しています。 高級リゾートから手頃なゲストハウスまで、さまざまな予算に合わせて選べるので、自分の旅のスタイルや予算に合わせた宿泊先が見つかるのが魅力です。 Booking.comの最大の魅力は、無料キャンセルのオプションが充実していることです。 多くの宿泊施設がキャンセル無料に対応しているため、急な予定変更にも安心して対応できます。 また、検索機能も非常に充実しており、プールや朝食付き、ビーチフロントなど細かい条件で絞り込めるので、自分が求める条件にぴったりの宿を簡単に見つけられます。 ベトナムで複数エリアを周遊したい方や、予定が変更しやすい旅行者にとっては、柔軟なキャンセル対応と多彩な宿泊施設が魅力的です。 ダナンでの旅をさらに魅力的にしてくれるおすすめホテルをご紹介しました。 それぞれのホテルには、リゾートらしい贅沢さと充実したサービスが揃っており、心ゆくまでリラックスできるでしょう。 ぜひご自身の旅スタイルに合ったホテルを選んで、ダナンでの滞在を最高のひとときにしてみてくださいね。 特別な時間を過ごすための素敵なホテル選びの参考になれば幸いです。
- 2024.11.10
お米で知るベトナムの食文化!お米を使った絶品料理9選
ベトナムに旅行するなら、現地の「お米文化」をぜひ体験してみてください。 ベトナムではお米が食卓の中心にあり、国全体の食文化を支える重要な存在です。 広大な農地で育てられたお米は、フォーやブン、コムタムといったバラエティ豊かな料理に使われ、どれも観光客を魅了するおいしさです。 この記事では、ベトナムのお米が持つ特徴や、お米を使った絶品料理の数々を紹介していきます。 これから紹介するお米料理をチェックして、ベトナム旅行の楽しみをさらに広げましょう! ベトナムの食文化に欠かせない存在、それがお米です。 広大な農地と豊富な水資源に恵まれたベトナムでは、稲作が国の基盤となり、経済や生活を支えています。 特に、南部のメコンデルタ地域は稲作の中心地であり、圧倒的な収穫量を誇ります。 米がベトナムをどう支えているのか、詳しく見ていきましょう。 ベトナムは世界有数の米輸出国としても知られており、2021年にはインドに次いで世界第2位の米輸出国にランクインしました。 例えば、2020年には616万トンもの米を輸出し、タイの570万トンを上回る実績を残しています。 この輸出の成功の背景には、メコンデルタでの農業機械化や、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)の影響があります。 こうした成長は、ベトナムの経済に大きな貢献をしており、今後も注目される分野です。 ベトナムは輸出量だけでなく、お米の品質にも力を入れており、世界的にも評価されています。 特に「ST25」という品種は、2019年にInternational World Rice Conference Summit(世界で最も美味しいお米コンテスト)で優勝し、一躍注目を集めました。 このお米は、ベトナム南部のソクチャン省で開発され、パイナップルのような香りと、適度な粘り気が特徴です。 国内外で高い評価を受け、ベトナムの農業技術が世界に認められる一例となっています。 ベトナムでは、お米は毎日の食事に欠かせない主食です。 白米を炊いて食べるのはもちろんのこと、米粉を使った料理も多く存在します。 代表的な料理に「フォー」や「ブン」があり、米粉で作った麺をスープと一緒に食べることで、あっさりとした味わいを楽しめます。 これらの麺料理は、ヘルシーでありながら満足感も得られるため、地元の人々にも観光客にも愛されています。 また、「コムタム」という料理も見逃せません。 これは割れたお米を使用した庶民的な料理で、南部を中心に親しまれています。 もともとは副産物として扱われていた割れたお米を使った料理ですが、今では高級レストランでも提供されるほど人気があり、ベトナム料理の魅力のひとつとなっています。 「Cơm Tấm Sà Bì Chưởng」というコムタム専門のチェーン店もあり、ハノイやホーチミンでも同じ味を食べられるようになりました。 ベトナムは、稲作が盛んな国として知られ、国内には多様なお米が栽培されています。 ベトナムの家庭ではもちろん、レストランや屋台でもお米を使った料理が数多く楽しめます。 ここからは、ベトナムでよく食べられている米の種類を見ていきましょう。 白米は、ベトナムの食卓に欠かせない主食で、ほとんどの家庭で日常的に食べられています。 ベトナムで主に栽培されているのはインディカ米と呼ばれる細長い形の米で、日本のジャポニカ米とは異なり、炊き上がりがパラっとしていてやや乾いた食感が特徴です。 このため、スープやソースと一緒に食べる料理にぴったりです。 特に、炒めご飯(コムザン)として使われることが多く、どんな料理にも合わせやすい万能な存在です。 ベトナムの農家は一年に三回も米を収穫できるため、白米の生産量は豊富で、特にメコンデルタでは輸出向けに大量生産されています。 赤玄米は、その赤い色が特徴で、特に抗酸化作用の高いアントシアニンを多く含んでいます。 この成分は、心臓病や糖尿病のリスクを軽減する効果があるとされ、ベトナムでも健康食品として注目されています。 赤玄米は特別な行事やお祝いの席で使われることが多く、ベトナムの伝統的な料理であるおこわにもよく使われています。 もちもちとした食感が魅力で、家庭料理だけでなく、高級料理としても人気です。 近年では都市部でも手軽に購入できるようになり、健康志向の高い人々に広く受け入れられています。 黒玄米は、独特な黒い色を持ち、炊くと紫色に変わることで知られています。 ベトナムでは伝統料理やデザートに使われています。 例えば、甘く煮た黒玄米をデザートとして楽しんだり、もち米と一緒に蒸しておこわにしたりすることが多いです。 また、黒玄米を混ぜたおかゆは、体調を整えたいときに食べる人も多く、栄養価の高さから特別な一品として愛されています。 もち米は、ベトナム料理に欠かせない材料で、その粘り気と豊かな味わいが特徴です。 特にお祝い事や祭りの際に使われることが多く、「バインチュン」や「バインザイ」など、ベトナムの伝統料理には欠かせません。 また、日常生活でももち米は広く利用されており、甘いデザートやおこわ、さらにはスナック菓子としても大人気です。 ベトナムの街中の屋台では、もち米を使ったスナックが手軽に買えるため、軽食として多くの人に親しまれています。 ベトナムは「お米の国」として知られ、多彩なお米料理が楽しめます。 お米は、主食としてだけでなく、麺やデザート、軽食など、さまざまな形で日常的に使われています。 ここからは、ベトナムを代表するお米料理9選を見ていきましょう。 フォーはベトナムを代表する米麺料理で、世界的にも有名です。 フォーは香り高いスープが最大の魅力で、ネギや香草(パクチー)、ライム、唐辛子を加えることで、さっぱりとした味わいと爽やかな香りを楽しめます。 代表的なフォーにはフォー・ボー(牛肉のフォー)とフォー・ガー(鶏肉のフォー)の2種類があり、それぞれ異なる風味を持っています。 フォー・ボーは濃厚なビーフスープが特徴で、フォー・ガーは軽やかな鶏のスープが魅力です。 フォーは朝食として人気が高く、ベトナム全土で好まれていますが、特にハノイ発祥の料理として知られています。 旅行者だけでなく、現地の人々の日常にも深く根付いている料理です。 ブンは、細く丸い形状の米麺を使った料理で、フォーと並んでベトナムで人気の麺料理です。 ブンはスープ麺としても、スープを使わない料理としても楽しめ、さまざまなバリエーションがあります。 代表的なブン料理には、ブンチャーやブンボーフエがあります。 ブンチャーは、焼き豚とハーブをトッピングした米麺で、甘辛いタレを絡めて食べるのが特徴です。 特にハノイの名物料理として有名で、観光客にも大変人気があります。 焼き豚の香ばしさと、ライムやハーブの爽やかな風味が絶妙にマッチしています。 一方、ブンボーフエはベトナム中部フエ発祥のスパイシーなスープ麺です。 牛肉やレモングラス、唐辛子、そして特有の香辛料が入ったピリ辛のスープが特徴で、濃厚な味わいが楽しめます。 ブンの細い麺はスープによく絡み、食欲をそそる一品です。 バインカインは、太くてもちもちした食感の米麺を使ったスープ料理です。 他の米麺料理と比べて、バインカインは麺自体がやや太く、噛みごたえがあります。 この麺は小麦粉、タピオカ粉、米粉、もち米などをブレンドして作られています。 バインカインのスープは、あっさりとしたものから濃厚な海鮮ベースのものまでさまざまです。 例えば、バインカイン・トムはエビを使った風味豊かなスープが特徴で、シーフード好きにおすすめです。 スープの深い旨味と、麺のもちっとした食感が絶妙なバランスを生み出しています。 また、バインカイン・クアはカニの旨味が凝縮された濃厚なスープが特徴で、豪華な一品です。 カニの身がたっぷり入ったスープと太い米麺が絡み合い、食べ応えがあり、地元でも特に人気の高い料理です。 ソイは、もち米を使ったベトナムの伝統的な料理で、朝食や軽食として親しまれています。 ベトナムの屋台や市場では、ソイを売る店が数多く並んでおり、手軽に購入できるため、忙しい朝の時間にもぴったりです。 代表的なソイには「ソイ・ガー」があります。 もち米の上に鶏肉をトッピングして食べるシンプルながらも風味豊かな料理です。 特に朝食として人気が高く、腹持ちもいいため、忙しいベトナムの人々にとっては欠かせない一品となっています。 バインチュンは、ベトナムの旧正月「テト」で欠かせない伝統的なもち米料理です。 この四角い形をしたバインチュンは、もち米、豚肉、緑豆をバナナの葉で包み、じっくりと蒸し上げて作られます。 テトの期間中、家族や友人が集まって一緒にバインチュンを食べるのが伝統的な風習です。 バナナの葉の殺菌効果によって保存が効くため、テトの期間中、少しずつ食べ続けることができるのも特徴です。 ライスペーパーは、ベトナム料理に欠かせない食材で、米粉と水を混ぜて薄く伸ばし、乾燥させたものです。 ライスペーパーは、その柔軟性と軽さから、さまざまなベトナム料理に活用され、特に生春巻き(ゴイクン)はヘルシーで人気のある料理です。 生春巻きでは、エビや豚肉、ハーブ、野菜、ビーフン(米麺)などをライスペーパーで包み、ヌクチャムという甘酸っぱいタレにつけて食べます。 生春巻きは具材を変えることでバリエーションも楽しめるため、家庭でもよく食べられています。 特にベトナムの伝統的な食文化では、家庭での団欒の場でも登場することが多く、家族で包んで楽しむスタイルが一般的です。 また、揚げ春巻き(チャーゾー)では、ライスペーパーに豚肉やエビ、野菜を詰めて巻き、油で揚げてカリッとした食感に仕上げます。 外はカリカリ、中はジューシーな揚げ春巻きは、食欲をそそる一品です。 ヌイは、ベトナム風のライスマカロニで、主に子どもや忙しい日の簡単な食事として人気です。 イタリアのペンネに似た形状のヌイは、米粉で作られており、パスタのように使える万能な食材です。 通常は、スープや炒め物にして食べられ、ベトナムの家庭料理として広く親しまれています。 例えば、野菜や鶏肉、豚肉を加えて炒める「ヌイ・サオ」は、手軽で栄養バランスの良い料理です。 軽い味付けのベトナム風ソースで炒め、具材が絡んだヌイは、食べやすくボリュームもあります。 さらに、クリーミーなソースやトマトソースを使った洋風アレンジもあり、さまざまな料理に応用が利くのが魅力です。 コムタムは、割れたお米を使ったベトナム南部、特にホーチミンで有名な料理です。 もともとお米の加工過程で生まれる副産物としての「割れ米」を活用して作られた料理ですが、現在ではベトナム全土で人気を博しています。 コムタムは、炊いた割れ米の上にグリルした豚肉や揚げた魚、目玉焼きなどをのせ、ヌクマム(魚醤)ベースの甘辛いタレをかけて食べます。 特に香ばしい豚肉の炭火焼きとヌクマムの相性が抜群で、ベトナムの定番料理として、地元の人々や観光客に広く愛されています。 チェーは、ベトナムの伝統的なデザートで、お米や豆類、果物、ゼリー、ココナッツミルクなどを組み合わせた甘いスイーツです。 チェーには温かいチェーと冷たいチェーの2種類があります。 中でも、暑い気候にぴったりの冷たいチェーが人気で、食後のデザートやおやつとして広く親しまれています。 また、市場や屋台でも人気のチェーですが、近年ではおしゃれを意識した、チェーが増えています。 「Miss Đác」や「Little Bowl」、「Tào phớ Jelly Bean」などの有名店も増えているため、SNS映えを狙いたい方にもおすすめです。 ベトナムのお米は、国の基盤であるだけでなく、豊かな食文化を支える重要な要素です。 世界第2位の米輸出国としての地位を確立する一方で、ST25のような高品質な品種が世界的に評価されるなど、ベトナムの農業技術は日々進化を遂げています。 さらに、フォーやブンをはじめとする多彩なお米料理は、ベトナムの食卓に欠かせない存在です。 ベトナム旅行をする際は、様々な米料理を食べてみましょう。
- 2024.11.07
【ダナン/ネイル】駐在妻さんにも人気の日系ネイルサロン「lol’s nail in Da Nang」
みなさんはネイルをされていますか? ベトナムでもネイルは人気があり、日本の相場よりも安く施術が受けられるため、日本人在住者や旅行者にも人気です。 私が住んでいるダナンもローカルのネイルサロンから日系や韓国系など、ネイルサロンがたくさんあります。 そんなネイルサロンで気になるのはクオリティ・料金のほか、海外なので言語や自分の希望通りの施術が受けられるのか?ではないでしょうか。 今回は、ダナンの駐在妻さんを中心に日本人在住者人気のネイルサロンをご紹介します! 「lol’s nail in Da Nang(ロルズネイル・イン・ダナン)」は2023年にダナンで開業した日系ネイルサロンです。 日本でサロン経営されている日本人女性オーナーが監修&日本留学経験があり、日本語対応が可能なマネージャーのDung(ユン)さんが常駐しており、安心して施術を受けることができます。 ミーケビーチから歩いて約10分の海沿いエリアに位置しており、アクセスもしやすい立地です。 施術の流れはデザインを決める→料金見積もり→施術スタート、といった流れです。 ネイルデザインは店舗の見本から選ぶもよし、事前にネットで探していたものでも大丈夫です。 爪の状態や形に合わせてネイリストさんも提案してくださり、その場で料金見積もりも提示されます。 3Dネイルやミラーネイル、マグネットネイル、キャラクターネイルなど豊富なパーツやシールも取り揃えており、さまざまなジェルネイルを楽しむことができます。 そして持ち込み画像やサンプルの再現度も高く、施術中もその都度色味やパーツの位置など、細かく確認してもらえます。 日本人のお客さんに対しては必ず通訳をしてもらえるので、英語やベトナム語が苦手な方でも希望を伝えやすいです。 日本語対応だと、料金も高いのでは…?と思われる方も多いかもしれませんが、気になる料金はこちら! ジェルネイル(ハンドorフット)1色、180,000VND~ アートデザイン、1本20,000VND~ チャーム、1本20,000VND~ ミラーネイル(こちらでは「クローム」と言います)、1本40,000VND~ ジェルオフ、50,000VND 先日友人がジェルネイル(ミラー&アートあり)を施術した際は全部で350,000VNDだったそうです。 日本だと大体5000円以上するジェルネイルが、こちらだと約2000円! 通いやすい価格帯も在住者に人気のポイントです。 ジェル以外にもマニキュアは40,000VND~、シャンプーやフェイシャルなどのメニューもあります。 安心の日本語対応・丁寧な施術と日本の約1/3の料金でネイルができる、コスパ最強の「lol’s」ですが、その他にもユニークなおすすめポイントがあります! lol’sは可愛らしいキャラクターパーツも豊富で、POPなネイルデザインも可能です。 また、素材がないパーツはネイリストさんがその場で作って対応してくれることも。 さすが手先の器用なベトナム人ですね…! lol’sは爪の割れや薄さなど状態に応じて補強なども行なってくださり、丁寧な施術に定評があります。 ケアもしっかりしてもらえるので、ネイルの持ちも◎ 短い爪の場合でもかわいらしく仕上げてもらえ、爪の長さだしも可能です。 lol’sではジェルネイルだけでなく、ネイルケアやキッズネイルにも対応しているので、同行者やお子様連れの方も待ち時間の間にちょっとしたケアや施術も可能です。※スタッフの空き状況にもよるので、同行者も施術を受ける場合は事前にご相談を! 日本語対応・丁寧な施術・豊富なネイルパーツだけでなく、こちらには看板猫の“Khanhちゃん”もいるのです…! 猫好きにはたまらないです。タイミングが合えば会えるかも…?! 住所:2F, 106 Nguyễn Văn Thoại, Bắc Mỹ Phú, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng 営業時間:8:00~20:00 電話番号:0906566123 Instagram:https://www.instagram.com/lols.nail_in_danang/ Facebook: https://www.facebook.com/lolsnailsindanang 今回はダナンの人気ネイルサロン「lol’s nail in Da Nang」をご紹介しました。 lol’sでは、シンプルなネイルからユニークなデザインまで最新のトレンドを取り入れたネイルが可能です。 清潔感のある、落ち着いた雰囲気のサロンでネイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。 興味がある方はぜひ、InstagramやFBから予約をして訪れてみてくださいね。 この記事が、ダナン旅行や在住者の方の役に立ちましたら幸いです。
- 2024.11.04
ベトナムでアイランドホッピング!定番・穴場スポットのオススメ5選!
ベトナムの美しい島々を巡る「アイランドホッピング」は、透き通った海と手つかずの自然を存分に楽しめる人気のアクティビティです。 フィリピンやタイなどのリゾート地でも有名ですが、最近ではベトナムでも注目を集めています。 ニャチャンやフーコック島をはじめ、大小さまざまな島々が点在し、それぞれに異なる魅力を持っています。 この記事では、ベトナムでアイランドホッピングを楽しむためのおすすめエリアとその魅力、注意点についてご紹介します。 アイランドホッピングとは、ボートに乗ってビーチリゾート周辺の美しい島々を巡るアクティビティのこと。 アイランドホッピングの醍醐味は、観光客が多いメインのビーチリゾートを離れて、より透明度の高い海や手つかずの自然を満喫できるところにあります。 人が少ない静かな島で、シュノーケリングを楽しんだり、ビーチでバーベキューをしたり、まるでプライベートな時間を過ごしているかのような特別な体験です。 最近では、ベトナムでもアイランドホッピングが注目を集めており、例えば、南部にあるフーコック島周辺には、大小さまざまな島が点在しています。 無人島に足を踏み入れたり、クリスタルブルーに輝く海でシュノーケリングやダイビングを楽しめます! サンゴ礁が広がる海中の世界は、まるで水族館の中を泳いでいるかのような美しさ。 こうした大自然に触れる体験は、ベトナムならではの魅力といえるでしょう。 ベトナムには美しいビーチや島々が点在しており、アイランドホッピングを楽しむのに絶好の場所がたくさんあります。 今回は、その中でも特におすすめのエリアを5つご紹介します。 ベトナム南部にあるニャチャンは、美しいビーチと豊富なアクティビティが楽しめる人気のリゾート地です。 エメラルドグリーンの海と周囲に点在する島々が、リラックスしたい人にも、冒険を求める人にも理想的な環境を提供しています。 ニャチャンには、他のリゾート地ではなかなか味わえないユニークなアクティビティがいくつかあります。 特にThap Ba Mud Bathの「泥温泉」は、訪れた人々の間で大人気! 天然の泥を使ったスパ体験は、肌をなめらかにするだけでなく、体を芯から温め、旅の疲れを癒してくれます。 リラックスした時間を過ごすのにぴったりのアクティビティです。 さらに、ニャチャンのもう1つの魅力は、海洋保護区であることです。 ここでは、シュノーケリングやダイビングを通して、カラフルなサンゴ礁や熱帯魚たちを間近で観察できます。 透明度の高い海で、豊かな生態系を体験できるこの海洋保護区は、自然と触れ合いたい人にとって最高のスポットです。 また、ニャチャンは、高級リゾート地としての魅力も満載です。 「Vinpearl Luxury Nha Trang」や「Villa Le Corail, a Gran Meliá Hotel」などの数多くの5つ星ホテルが並び、どれも一流のサービスと贅沢な滞在を提供しています。 広々としたプライベートビーチや、リラックスできるスパ、そして洗練されたレストランでの食事を楽しめるホテルが多く、非日常な贅沢を味わえる場所です。 都会の喧騒を忘れて、穏やかな海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのは、まさに至福のひとときです。 ただし、ニャチャンを訪れる際にはいくつか注意点もあります。 まず、主要都市からニャチャンへアクセスするには、飛行機の乗り継ぎが必要なことが多く、少し手間がかかるかもしれません。 また、雨季には海が濁り、美しいエメラルドグリーンの海がクリアに見えにくくなることもあります。 天候や旅行シーズンを事前に確認して、最適な時期に訪れるのがおすすめです。 フーコック島は、ベトナム最大の島で、豊かな自然と高級リゾートが魅力の人気リゾート地です。 青い海と白い砂浜に囲まれたこの美しい島は、家族旅行やカップルのロマンチックな休暇にぴったり。 フーコック島の大きな魅力の1つは、豪華なリゾート施設が豊富に揃っていることです。 「Ocean Bay Resort & Spa Phu Quoc」や「Mövenpick Resort Waverly Phu Quoc」などの5つ星ホテルやヴィラタイプの宿泊施設が島全体に点在しており、どのリゾートでも贅沢で快適な滞在を楽しめます。 プライベートビーチ付きのリゾートも多く、波の音を聞きながらゆっくりと寛ぐひとときは、日常を忘れさせてくれる特別な体験です。 また、フーコック島は、自然が好きな人にとっても理想的な場所です。 島の約半分が自然保護区に指定されており、手つかずの森林や美しいビーチが広がっています。 ハイキングやバードウォッチング、さらにはSuoi Tranhと呼ばれる滝を巡るエコツアーなど、自然と触れ合うアクティビティも充実しています。 フーコックの魅力が高まる一方で、観光客の増加により一部のエリアでは混雑が目立つようになってきました。 特にハイシーズンにはビーチや観光スポットが多くの旅行者で賑わい、静かで落ち着いた雰囲気を求める人には少し不向きな時期もあります。 カットバ島は、ベトナム北部のハロン湾に浮かぶ大きな島で、自然をこよなく愛する人にとってまさに天国のような場所です。 島の約半分は国立公園として保護されており、手つかずの自然や希少な動植物が今も生息しています。 特に、カットバ島固有の「カットバラングール」と呼ばれるサルは、世界でもこの場所でしか見られない貴重な存在です。 カットバ島で特におすすめなのが、ハロン湾とその周辺を巡るクルーズやカヤックツアーです。 世界文化遺産に登録されたハロン湾をクルーズで進みながら、大小さまざまな岩が海に浮かぶ幻想的な風景を堪能するのは、この島ならではの体験です。 また、カヤックで洞窟を探索したり、ボートでしか行けない隠れたビーチに立ち寄ったりと、まさに冒険気分を味わえるのもこのエリアならではの魅力です。 自然に囲まれたビーチで、ひとり静かに過ごす時間は、まるでプライベートビーチを独り占めしているかのような贅沢な体験ですよ。 自然豊かな観光地として有名ですが、ベトナム北部に位置しており、冬は寒さが厳しいです。 海に入るのに適さない時期なので、海でのアクティビティを楽しみたい方は旅行の時期を慎重に選ぶことが大切です。 ベトナム南部に位置するコンダオ諸島は、16の小さな島々から成る静かなリゾート地です。 フランス統治時代には政治犯を収容する刑務所があったことで知られていますが、現在ではその過去を学びながら、贅沢なリゾートライフを満喫できる特別な場所となっています。 コンダオ諸島の最大の魅力は、その美しい海。 特にダイビングやシュノーケリングを楽しみたい方には理想的なスポットです。 周辺の海域は海洋保護区に指定されており、ベトナム屈指のサンゴ礁が広がっています。 ジンベイザメに出会えるチャンスがあるのも、このエリアならではです。 また、コンダオ諸島では、ウミガメの保護活動が盛んに行われていることも注目ポイントです。 5月~10月にかけてのウミガメの産卵シーズンには、ウミガメを観察したり、赤ちゃんウミガメの放流を体験できるツアーが開催されます。 コンダオ諸島は、自然だけでなく、歴史に興味のある人にも人気のスポットです。 フランス統治時代やベトナム戦争中に使用されたコンダオ刑務所は、今でも保存状態が良く、見学できます。 島全体に広がる歴史的なスポットを巡ることで、ベトナムの壮絶な過去を知る機会を得られます。 コンダオ諸島は美しい自然と静かな環境が魅力ですが、アクセスが不便な点に注意が必要です。 コンダオへの移動手段は、ホーチミンからの国内線飛行機が主な方法となり、飛行機の便数が限られているため、事前にしっかりとスケジュールを確認し、早めに予約を取ることが重要です。 また、天候の影響でフライトが遅延したり、キャンセルされることもあるため、スケジュールには余裕を持たせましょう。 さらに、船でアクセスする場合も、海の状態によっては欠航することがあるため、特に雨季には渡航が難しい場合があります。 ボートの運航状況を事前に確認し、天候に左右されるリスクも頭に入れておくと安心です。 チャム島は、ベトナム中部のホイアン沖に浮かぶ、美しい自然保護区に指定された島々です。 手つかずの自然が残るこのエリアは、海洋生物が豊かで、持続可能な観光が推進されている生物圏保護区にも登録されています。 ホイアンからボートでわずか1時間で到着するチャム島は、シュノーケリングやダイビングを気軽に楽しむのに最適な場所です。 特に、ダイビング初心者にもおすすめのポイントが多く、美しいサンゴ礁や色鮮やかな魚たちに出会えます。 ライセンスがなくても楽しめる環境なので、初めてのダイビングに挑戦するにはぴったりです。 また、チャム島では、リゾート体験だけでなく、ローカルな体験も楽しめます。 島内には小さな漁村が点在しており、地元の漁師たちの暮らしに触れられます。 特におすすめなのは、地元の家庭で提供される海鮮料理。 漁師たちがその日に獲った新鮮な魚介類をそのまま楽しめるのは、チャム島ならではの贅沢です。 採れたての魚を使った料理は、どれも新鮮で味わい深く、心に残るひとときになるでしょう。 チャム島は、美しい自然とローカルな体験が楽しめる素晴らしい場所ですが、いくつか注意点があります。 まず、宿泊施設が限られているため、島での滞在を希望する場合は事前に宿泊先を確保しておくことが重要です。 選べる宿泊先が少なく、特にハイシーズンには早く満室になることもありますので、早めの予約をおすすめします。 また、宿泊施設の設備がシンプルな場合が多いため、快適な滞在を望む場合はダナンやホイアンからの日帰り旅行にするのも良いでしょう。 さらに、雨季(9月〜12月頃)は波が高く、ボートの運航が不安定になることがあります。 このため、渡航が難しくなる可能性もあり、天候や海の状況に注意して計画を立てる必要があります。 特に雨季に訪れる際は、天候に柔軟に対応できるよう、スケジュールに余裕を持たせると安心です。 アイランドホッピングは、自然の美しさを楽しみながら複数の島を巡る魅力的なアクティビティです。 ただし、快適で安全に楽しむためには、いくつか気を付けておきたいポイントがあります。 ここでは、その中でも特に重要な注意点をご紹介します。 ベトナムの地元料理を楽しむのもアイランドホッピングの醍醐味ですが、食あたりには十分気を付けたいところです。 特にフーコック島やニャチャンの屋台やローカルなレストランでは、衛生基準が異なる場合もあります。 新鮮な魚介類が多く提供される一方で、食べ慣れない食材や調理法によって体調を崩すこともあるかもしれません。 食あたりを防ぐためには、評判の良いレストランを選び、できるだけ火の通った料理を選ぶことがポイントです。 生水や氷は避け、ミネラルウォーターやボトル入りの飲料を選ぶのが安全です。 また、整腸剤や食あたり用の薬を持参しておくと、万が一の体調不良にも対応できます。 特に、医療施設が十分に整っていない小さな島々では、医薬品が手に入りにくいこともありますので、事前の準備が安心につながります。 ベトナムの美味しい料理を存分に楽しむためにも、健康管理をしっかり行いましょう。 観光地では、観光客を狙ったぼったくりや盗難が起こることがあります。 ベトナムのリゾート地でも、観光客に対して通常より高い料金を請求されることがあります。 レストランやお店での支払い時には、必ず料金を確認し、必要に応じて値段交渉を行うことが大切です。 特に屋台や露店では、価格があいまいなことも多いため、遠慮せずに交渉することをおすすめします。 また、貴重品の管理にも十分な注意が必要です。 観光中には、必要最低限の現金やクレジットカードのみを持ち歩き、パスポートや大金などの貴重品は、宿泊施設のセーフティーボックスに預けるのが安心です。 ビーチやボートでの移動中も、荷物から目を離さないように注意し、盗難対策をしっかりと行いましょう。 ベトナムのアイランドホッピングは、自然の美しさと冒険心を満たす特別な体験を提供してくれます。 ニャチャンやフーコック、カットバ島など、それぞれの島々が持つ個性的な魅力は、訪れる人々を飽きさせません。 美しい海でのシュノーケリングやエコツーリズム、そして静かなビーチでのひとときは、都会の喧騒を忘れ、心身ともにリフレッシュする時間を与えてくれるでしょう。 アクセスや時期に注意しつつ、ぜひ次の休暇にはベトナムのアイランドホッピングに挑戦してみてください。
- 2024.10.30
【ベトナム/フーコック】おすすめ観光スポットをご紹介!
“ベトナム最後の秘境”といわれるフーコック島は、ベトナム南部・タイランド湾に浮かぶ島です。 美しいビーチや大自然が豊富なこの地は、黒胡椒やヌックマム、真珠の生産などで有名です。 近年リゾート地としても注目されており、高級リゾートホテルが続々と開業しています。 今回はそんな秘境感のあるフーコックならではの「気候とアクセス方法」「おすすめ観光スポット」をご紹介します! フーコックへのご旅行や滞在を検討されている方の参考になれば幸いです。 フーコック島の気候は一年を通して温暖な熱帯性モンスーン気候で、 乾季、雨季、暑季 の3つの季節に季節に分けることができます。 乾季が11月~3月中旬から4月はじめ、雨季が6月~10月、暑季が4月~5月となっており、乾季は雨が少なく、気温も25度前後で観光のベストシーズンと言われています。 フーコック島へは日本からの直行便はありません。 ベトナム国内からだと、飛行機でホーチミンから約1時間・ハノイからは約2時間です。 ダナンからは1時間45分ですが、オンシーズン以外は直行便がないこともあるので要確認です。 手付かずの自然とビーチ、名産品工場や海鮮など多くのスポットがあります。 ここでは、フーコックで訪れるべき主要な観光地をいくつかご紹介します。 「ヴィンパール・フーコック・リゾート」併設の「ヴィンワンダーズ」は遊園地・水族館・ウォーターパークなど屋内屋外のアクティビティが楽しめるベトナム最大級のテーマパークです。 6エリアからなる遊園地では大人から子供まで楽しめるアトラクションが100種類以上あり、ウォーターパークでは波の出るプールやウォータースライダーも充実しています。 園内にはレストランやカフェも多く、大人から子供まで1日楽しめる施設となっています。 「ヴィンワンダーズ」と同じ、ヴィングループによって運営されている「ヴィンパールサファリ」もおすすめです。 ベトナム初のサファリパークで、380ヘクタールの敷地内には世界中から集めたれた動物が150種以上見ることができます。 餌やり体験や動物によるショー、日中だけでなくナイトサファリも運行されています。 フーコック島で有名なビーチといえば島南東部に位置する「サオビーチ」です。 白い砂浜が1km以上も続いており、乾季や暑季は透明度の高い海が楽しめます。 ジェットスキーやパラセーリングなどのマリンスポーツも体験でき、遠浅な地形なのでお子様でも遊びやすいことが特徴です。 ビーチ沿いにはレストランやバーも立ち並んでいるので、ゆっくり過ごすこともできます。 フーコックの特産品といえば「ヌクマム(魚醤)」と「胡椒」です。 フーコック島にはいくつか工場があり、ツアーだけではなく個人での見学も可能です。(基本予約不要) 個人旅行の場合はホテルスタッフにおすすめの工場を聞いてみてもいいかもしれません。 フーコックのヌクマムは国内最高品質と言われており、ベトナム人にもお土産に人気です。 注意点はヌクマムは刺激臭がする調味料となり、機内持ち込みができません。 預け入れ荷物の中でも、万が一見つかった際は没収対象となります。工場で購入したヌクマムは別途運送になるので、受け取りまで日数がかかります。 胡椒畑見学の場合は採れたての胡椒を試食できる場所もあり、気に入った胡椒を併設の直売所で購入することができます。 ・真珠養殖場 フーコック島には真珠の養殖場も多く、真珠養殖・加工工場の見学では、真珠貝から美しい真珠が取れる様子などを見ることができます。また工場内では質の高い真珠を低価格で購入できます。 ・養蜂場 ハチミツの産地としても有名なフーコック。養蜂場では実際に養蜂箱や巣の中にあるハチミツを見学することができます。希望者は養蜂箱を持っての写真撮影も。併設の店舗ではハチミツの試飲から生ハチミツ(加熱処理やろ過処理を行っていない、自然完熟したハチミツ。本来の効果や成分がそのままなので栄養価が高いと言われている)も購入可能です。 ・シムの実酒醸造所 シムの実酒とはシムの実を2年以上発酵させて米焼酎と混ぜて作るお酒です。シムの実は消化促進や疲労回復などに効果があると言われており、フーコックの人々に古くから親しまれています。お酒が好きな方は試飲から購入も可能で、お子様はシムの実のシロップを入れたジュースが試飲できます。シムのお酒以外にもシムの実で作ったジャムやチョコレートなどの菓子類もあります。 2021年4月にオープンした複合施設です。イタリアのベニスを彷彿させる造りで、カラフルな街並みが特徴です。 特に夜のライトアップが綺麗で、ウォーターショーやナイトマーケットなどもあるので、夕方〜夜訪れるのがおすすめです。 広い敷地内にはレンタルスクーターや電気カートもあり、そちらで回ることも可能です。 フーコック島の市街の中心部にある「フーコック・ナイトマーケット」では海鮮を中心とした屋台やレストラン、マッサージ店などが所狭しと並んでいます。規模はそこまで大きくないですが、東南アジアの活気が感じられ、毎晩盛り上がっています。 フーコック島北部にはベトナム最大級のカジノ「CORONA Casino」があります。 ベトナムで初となるベトナム人も合法で入場できるカジノで、バカラ、ルーレット、スロット、ブラックジャック、ポーカーなどがプレイできます。 入場は18歳以上、パスポートの提示、セミフォーマルな服装(そこまで厳しくはないですが、短パンやビーチサンダルは控えた方がいいです)が条件となりますのでご注意を。 近年リゾート開発が進んでいるフーコックですが、ビーチや山々など自然が残っているところも多く、ゆったりした旅行におすすめです。 高級ホテルなども比較的安く泊まれるので、リゾート好きさんはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
- 2024.10.28
ベトナムでの生活や旅行の際に注意するべき14のポイント
ベトナム移住や旅行を考えている方にとって、日本とベトナムの違いは事前にリサーチしておきたい重要項目です。 短期間の滞在であっても文化や治安の違いに驚くことがたくさんあるでしょう。 また、文化の違いを理解していないために危険な目にあってしまったり、マナー違反の行動をしてしまう可能性もあります。 こちらの記事では、ベトナム移住・旅行が初心者の方でも安心してベトナムライフを送れるよう、知っておきたいベトナムでの注意点を14個ご紹介していきます◎ 是非最後まで読んでみてくださいね! 本記事で取り上げる注意点14個 ①麺類は音を立ててすすらない! ②おしぼりや水・お茶は有料! ③お会計は絶対にチェックする ④器に口をつけない ⑤箸やスプーンは使う前にしっかりと拭く ⑥信号はあってないようなもの ⑦タクシーメーターの動きに注意!おすすめはGRAB◎ ⑧道路で強い順番は“バス>車>バイク>歩行者” ⑨水道水は飲まない✕ ⑩トイレットペーパーは流さない ⑪スリ、路上のひったくりに注意! ⑫政府関連施設・警察などの写真撮影は禁止 ⑬詐欺に注意 ⑭航空機内で窃盗に注意 日本でラーメンやうどんを食べる時はズズズッとすすって食べる方が美味しそうに感じますよね。 でもここベトナムではすすって食べるのはマナー違反なのです。ましてや音をたててすすって食べるのは、行儀が悪いと嫌な顔をされる可能性が高いので注意してください✕ ベトナムの代表料理フォーを食べる時、ベトナムの方はスプーンに麺を乗せて一口ずつ口に運びます。 郷に入っては郷に従え。皆さんも真似してベトナム流の食べ方で味わいましょう◎ 日本にいると当たり前に、無料で出てくるおしぼりやお茶。 実はおしぼりやお水はローカル店では有料なところがほとんどです。おしぼりは机に置かれますが、使わずに未開封のまま置いておけばお金はかかりません。 使用した場合、1枚につき2,000~5,000VND (15~30円程度)料金が加算されますが、基本的には記載がなく自動的にお会計に追加されているので知っておきましょう。 未使用にもかかわらず、お会計に含まれている場合もあるので注意してください。 備え付けのティッシュペーパーやナフキンなどの乾いたペーパーは、基本的に無料です。 日本にいても注文内容のチェックはした方が良いですが、ベトナムではお会計ミスはよくあります。 意図的ではなくても店員さんが間違えてしまうことも多々あるので、寛容な気持ちでこちら側がチェックしましょう。 不明な注文やミスがあれば支払い前に伝え、修正してもらうようにしてください。支払い後に伝えても交渉がうまくいかない可能性が高いので、必ず支払い前に確認しましょう! ごめんね~!と笑いながら正しいお会計を持ってきてくれますよ◎ 日本ではお味噌汁や丼を食べる時など、器に口をつけて食べることはよくありますよね。 ここベトナムではご法度です!慣れるまでは少し食べづらいかもしれませんが、スプーンで一口ずつすくって飲むようにしてください。 フォーが美味し過ぎるあまりに、丼を持ち上げて口をつけてスープを飲む…というのは避けてくださいね!笑 ベトナムでは東南アジアの雰囲気を存分に感じることのできる、ローカル屋台がいたるところで営業しています。美味しいB級グルメがたくさんありますが、食べる前には注意が必要です。 一見きれいに見えるお箸やスプーンであっても、ウェットティッシュなどで一度拭き取ってから使うようにしてください。 日本ほど衛生に関する意識が進んでおらず、店舗によっては食器を洗った洗剤などが残留している可能性があります。 ホーチミンやハノイの大通りなどは比較的信号が守られますが、一本通りに入ると青信号だから大丈夫と思って渡っていてもバイクや車が来る可能性があるので注意してください。 正直なところ、ベトナムでは信号無視は日常的にみられる光景です。赤信号でも車やバイクが来ていなければ渡っていく、身の安全は自分で守るというのがベトナムのスタイルです。 また、日本では横断歩道・歩道橋がないところで道路を横断することはまずないと思いますが、ベトナムでは比較的どこでも横断してしまう習慣があります。 車やバイクが来る方向を見ながら一定のペースで歩いていると、彼らが避けてくれますので慣れるとどこでも渡れるようになります◎ 初めは急がなければと思い走ってしまいそうになりますが、車やバイクが避けることができるようにベトナムではゆっくり渡るのが鉄則です。 筆者は慣れ過ぎてしまい、日本から訪れた友人がなかなか渡れずにいたところを置いていきそうになってしまいました!笑 日本人がベトナムに住むとなると、日常的にタクシーを利用することでしょう。 マイリンタクシー、ビナサンタクシーなど比較的安心して乗れると言われるタクシーもありますが、それらを模したタクシーや流しのタクシーには要注意です。 一般的なタクシーの数倍のスピードでどんどんメーターが上がり、正規価格の数倍の料金を請求されました…なんとこともしばしばあります。 そのため筆者のおすすめは、配車サービスアプリGRABでGRABタクシーを呼ぶこと◎ 予め乗車場所・目的地を設定すると料金が表示されたうえで予約することができるので、明瞭会計で安心です! 支払いも事前にカード決済登録をしておけばその場でキャッシュのやりとりがないのでスムーズですよ。 日本では歩行者が何よりも優先されますよね。横断歩道は歩行者が渡りきるまで待たなければいけないのが当たり前。 しかしここベトナムでは、大きい乗り物がより強い弱肉強食の世界です。 バスは専用レーンがあったり、猛スピードで走っていくので歩行者やバイクや自ら避けてぶつからないように注意する必要があります。 また、横断歩道の表記は各所にありますが、車やバイクは一時停止することはほぼないため実際に横断歩道を渡る歩行者はあまり見かけません。 信号や交通ルールよりも自分の目で見て車やバイクが来たら避ける、という行動が非常に重要です◎ ベトナムでは水道水は飲めませんので、飲み水はミネラルウォーターを購入しましょう。 最近はあまり聞きませんが、ローカルレストランの生野菜などは水道水で洗ったものを出していることがほとんどなのでお腹が弱い方は注意してください。 レストランやカフェは氷を購入しているところが多いので安心して飲めることがほとんどです。 500mlのペットボトルが20~30円程度で購入でき、自宅用の20Lボトルでも400円前後ととてもリーズナブルですよ◎ 筆者は自宅での料理には全てミネラルウォーターを使用していますが、人によってはスープやお米を炊くなどの火を通すものは水道水を使用しているという方もいます。 お水についての詳細記事は下記をご参照ください。 ベトナムの水道水は安全?気になる現地の水事情について解説 ベトナムの多くのトイレではトイレットペーパーを流さずに、ごみ箱に捨てます。 トイレの排水管が細く、水圧も弱いため流すと詰まってしまうことがしばしばあります。 “トイレットペーパーを流さないでください”と記載があるトイレでは、備え付けのごみ箱に捨てるようにしましょう。 ベトナムは比較的治安がよく重犯罪はあまりありませんが、観光客が多いエリアでのスリやひったくりはたまに耳にします。 筆者は4年近くベトナムに住んでいますが、幸いにもスリやひったくり、ぼったくりなどにあったことはありませんが、路上でスマートフォンを取られてしまった知人がいます。 アプリでタクシーを呼び、路上ドライバーの位置情報をスマホで見ているところを、バイクで通り過ぎるひったくり犯に持っていかれるという手口が多いようです。 外国人は言語の壁があり泣き寝入りしやすいと思われており狙われやすいのかもしれません。 路上でスマホを見る時には道路に背を向けて確認するようにしましょう! ベトナムは社会主義国です。政府関連施設・軍事関連施設や路上に立っている警察の写真を撮ることはご法度ですので注意しましょう。 もし知らずに撮っていたら撮影NGと言われますので、速やかに言うことを聞くようにしてください。 ベトナムで警察や政府の方とトラブルは禁物ですよ! 昨今被害が急増しているのが「イカサマ賭博被害」です。日本人が好き、日本が好きなど親近感を与えるような言葉を巧みにかけ、賭博に誘い込み、ある程度勝たせたところで、すべての掛け金を失わせるような事案が発生しています。 ベトナムにおいては賭博は法令違反で、被害を受けても警察などへ相談がしにくく反対に被疑者として捉えられてしまうケースもあります。 以下はベトナムの日本国総領事館が発表している被害の実例です。日本での普段の生活同様に、知らない人にはついていかない、賭け事には参加しないといった意識を徹底してきましょう。 ・ケース1 ホーチミン市内を歩行中、「日本が好きだ」と言う外国人男性に英語で声を掛けられ、徐々に親近感を覚え、その人物に誘われるがまま自宅に付いて行った。その後、ブラックジャックの必勝法があるとの話を聞きゲームに参加したところ、最後の1ゲームで全ての掛け金を失った。その後、掛け金が上がり、付近の宝石屋にて邦貨約70万円のキャッシングを強要された。 ・ケース2 ホーチミン市内を観光中、片言の日本語を話す外国人男性に声を掛けられ、その人物の自宅で昼食に招かれた。その後、カジノのディーラーをしているという男性が現れ、ブラックジャックの必勝法の説明を受けた。説明後、タイミング良く、宝石商をしているという女性が現れるが、一切のギャンブルへの参加を拒絶したことから、金銭被害を受けることはなかった。 引用:イカサマ賭博被害に係る注意喚起について | 在ホーチミン日本国総領事館 ベトナムでは昨今、航空機の頭上の収納棚に入れたバッグや土産品が盗まれる、トイレに行った際に座席に置いておいた貴重品が盗まれるといった被害が発生しています。 海外で生活する際や旅行の際には、日本の感覚は忘れ、身の回りの物については常に注意を払う必要があることを覚えておきましょう。 日本領事館からは以下のような対策が紹介されています。 ・頭上の収納棚に貴重品を入れることなく、肌身離さずご自身の見える範囲で保管する。 ・トイレ等をご利用される際に、貴重品を座席付近に置きっ放しにしない。 ・機内の電灯が消灯した後は、より一層、貴重品の管理を行う。 大きな荷物などは収納棚に保管せざるをえませんが、スマートフォンやお財布などは肌見放さず身につけておきましょう。 また飛行機だけではなく、飲食店での食事中や観光の際にも同様の注意が必要です。 引用:航空機内での窃盗被害に係る注意喚起について | 在ホーチミン日本国総領事館 ベトナムでの生活や旅行中に万が一犯罪の被害に巻き込まれてしまった場合は、関係系機関へ速やかに連絡することが重要です。言葉や文化の違うベトナムでは決して自身で解決しようとするのではなく、公的機関を頼るようにしてください。 以下が万が一の際にサポートを受けることのできる、公的機関連絡先の一例です。 ・公安連絡先一覧:https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/anzen/chui_kanki.htm ※ベトナム語での対応になるため、ホテルの従業員などのベトナム人にサポートを求めることをお勧めします。 ・ホーチミン市観光局( http://visithcmc.vn/ ) ※「1022」に架電し、自動音声で「8」を押す(英語対応も可) ・ベトナム空港会社( https://vietnamairport.vn/en/ ) 電話:3848-5383 引用:犯罪被害に遭ってしまったら | 在ホーチミン日本国総領事館 ベトナムのマナーについてご紹介しましたが、いかがでしょうか? ベトナムは親日国家で、人懐っこい性格の陽気な人がとても多い国です。彼らの優しさに何度も救われ、ベトナムが大好きになった筆者は、気付けば住み始めて4年が経過していました。 そんなベトナムですが、日本とは異なる文化がたくさんあり、驚くことも多々あります。 ベトナムに足を運んでいる以上、相手の文化を尊重しルールを守って楽しみたいものですよね◎ 来越前に現地のルールやマナーを知っておくことで、不安も解消されスムーズに生活のスタートや楽しい旅行が可能です。 滞在するうえでの心構えをして、皆様の来越がトラブルのないスムーズな新生活や旅行になることを願っております。
- 2024.10.26
シンガポール特集!基礎データからおすすめ観光地まで総まとめ
世界的な金融センターとして知られるシンガポール共和国。 わずか東京23区ほどの面積という小さな国ですが、そこには魅力が詰まっています。 旅行に訪れるもよし、住むにもよし、そんなシンガポールの魅力について、一挙公開していきたいと思います。 移住や旅行を検討している方は要チェックです! ◆シンガポール共和国、首都なし ◆面積:約720平方キロメートル(東京23区よりやや大きい) ◆民族:中華系74%、マレー系14%、インド系9%(2022年) ◆言語:国語はマレー語。公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語。 ※基本的にはどこに行っても英語が通じますが、中国語が第一言語の人も多い。 ◆通貨:シンガポールドル(1ドル=114.15円/2024年10月20日現在) マレー半島の南端に位置するシンガポールは本島のシンガポール島と大小50程の島々からなる独立国家です。 都市国家と呼ばれ、都市全体で一つの国として成り立っており、面積は東京都23区程度となっています。 上記の通り、シンガポールは中華系、マレー系、インド系の多様な民族が入り交じる国です。 シンガポール国内では中華タウン、リトルインディアと呼ばれるインドタウンなどのようにエリアが分かれており、場所によって人種や聞こえてくる言語が変わります。 シンガポールは、低い法人税率(17%)やキャピタル・ゲインの非課税、英語がビジネスで使われる環境、そして人的資本への投資などを通じて弱みを強みに変え、世界的な金融・商業・観光の中心地として成長してきました。 東南アジア最大の株式市場があり、2023年5月末時点で643社が上場し、時価総額は約83兆円に達しています。 さまざまな企業がシンガポールに進出していますが、その中でも時価総額の上位はDBS銀行、OCBC銀行、UOB銀行の3つのメガバンクが占めており金融業の強さがうかがえます。 そのほか高度なインフラ、安定した政治、先進技術を備え、地域および国際的に重要な地位を確立しています。 観光で訪れるとなると心配なのが現地の治安ではないでしょうか。 シンガポールは日本よりも治安のよい国とも言われているくらい、世界的にみてもトップクラスに治安の良い国です。 筆者はベトナムやインドネシアなどのアジア圏に在住経験がありますが、出来るだけバッグは首から掛けてお腹の前で持っています。 しかしシンガポールを訪れた時に街を歩いてみて安全な空気を実感することができ、自然とバッグを背中側に持っている自分に驚きました! その治安の良さには町中に監視カメラがあること、警察の厳しい監視があることが理由としてあげられます。 シンガポールは日本人にとっては非常に住みやすい国の一つだといえるでしょう。 治安の良さに加えて、公共交通機関の発展があげられます。東京のメトロを彷彿させる地下鉄、少し離れたエリアにもアクセス便利なバス、GRABという配車アプリもあるため移動に困ることはありません。 また、ごみのポイ捨て禁止、夜22:30以降の公共の場での飲酒・販売禁止✖など、治安よく美しい街が保たれるルールが敷かれているため、安全レベルが高いのが特徴◎ 日本のものは何でもと言っていいくらい購入できますが、値段は日本で購入する2~3倍はするのでご注意です。 レストランやカフェ、お買い物の支払いは銀行送金のシステム導入が増えており、カードも利用できるお店が多いです。 バスや電車もそのままクレジットカードをかざすだけで乗れるという優れもの!切符を買う手間がなく便利ですね✨ ただ、ローカルのレストランは現金のみ対応というところもありますので、少し持っておくと安心ですよ◎ 商業の街として発展してきたシンガポールですが、観光地の側面としてはいかがでしょうか? シンガポールにはマーライオンやマリーナベイサンズといった有名な観光スポットから、穴場スポットまで様々あります。 こちらでは筆者おすすめの観光地をご紹介! なんといっても初めてシンガポールに来たら欠かせないのはマーライオン! MRT(電車)のRaffles Place(ラッフルズプレイス)駅を降りて10分程歩くとマーライオンパークに辿り着きます。 マーライオン自体は写真を撮るくらいなので数十分で満足できると思いますが、筆者のおすすめは駅を降りてからマーライオンへ向かうまでの蒼々たる景色です。 ラッフルズプレイスはシンガポールの金融街の中心地ですので、東京でいう丸の内のような超高層ビル群となっており圧倒されますよ◎ シンガポールといえばマーライオンやベイサンズ…? いえいえ、それだけではありません!筆者一押しのエリアがカトンです。 中心地からは少し離れており、バスでの移動もしくはタクシーがお勧めです◎ このエリアにはプラナカン建築と呼ばれるパステルカラーの色鮮やかなタイルが特徴的な建物が残っており、可愛く写真映えするスポットなんです♡ そして壁画アートや様々なレストランや伝統スイーツなどが立ち並んでおり、見て歩くだけで異国感を味わえます! 可愛いプラナカングッズを手に入れたい方は、こちらのエリアに足を運ぶことをおすすめします◎ シンガポールは物価が高い…!とイメージされている方も多くいらっしゃると思います。 実はシンガポールのホーカーと呼ばれるローカル屋台飯では一食500円以下で食べられちゃいます◎ その中でも一押しがシンガポールラクサ。 ココナッツミルクベースのスープにスパイスを入れてエビ出汁で作ったラクサは、日本人好みでとってもおすすめ。 筆者のおすすめは『Marine Parade Laksa』というRoxy Squareの中に入っているお店です◎ 有名店など他にもありますが、こちらがローカルの方にも大人気で行列必至の絶品です! シンガポールのB級グルメといえばチキンライス! 日本人の口にも合いやすく、好きな方も多いのではないでしょうか? 本場シンガポールで食べるならおすすめのチキンライスのお店が『Nam Kee Chicken Rice Restaurant』。 観光エリアからは少し外れた場所にありますが、こちらのお店は絶品です◎ チキンとお米のシンプル料理ですが、柔らかくふっくらと仕上がったチキンを付け合わせの生姜のタレやソースで味変しながら楽しめる逸品です! シンガポールといえばTWGなどの紅茶が有名ですが、実は最近BACHA COFFEEという高級コーヒーが人気急上昇中なのです! 元々モロッコのマラケシュのコーヒーショップなのですが、シンガポールに初の海外進出を果たしたこともあり現在人気沸騰しています◎ 日本にも上陸しておらず、シンガポールに行った際には是非試してほしいコーヒーやさんです。 各国の上質なアラビカ種を厳選したスペシャリティコーヒーや、フレーバーコーヒーなど他ではのめないラインナップがたくさんあります。 筆者のお気に入りは『I love Paris』というフレーバーコーヒーです。お湯を注いだ瞬間にベリーの香りが漂い贅沢な気持ちになれます。 頑張った日のご褒美にお家でのむと至福の時間が過ごせますよ! シンガポール紅茶といえばTWG!という方も多いでしょう。 TWGももちろんおすすめなのですが、筆者のおすすめはThe 1872 Clipper Tea Co.という紅茶屋さんです。 手軽に淹れられるティーバックタイプのものがお土産におすすめです◎ また、お店を訪問されたら是非店頭でオーダーできるドリンクを試してみてください! 砂糖の量も調整してくれますので、筆者はいつもChelsea’s Earl greyのレスシュガーを頼んでいます。 自分のお気に入りを見つけてみてくださいね◎ こちらの記事ではシンガポールの基礎情報から生活情報まで、まるごと分かるようまとめてみましたがいかがでしたか? シンガポールは非常に世界的にみても暮らしやすく、旅行にも住むにもおすすめです。 これらの情報がシンガポール渡航を検討されている方にとって、有益な情報となっていれば嬉しい限りです◎