世界中で今や人気の日本食の一つといえばラーメンですが、海外で食べるラーメンは日本で食べるラーメンとは何か違う…ということもしばしば。
しかし実はベトナム・ホーチミンは、世界でもトップクラスのラーメン激戦区と言われており、日本かと錯覚するような美味しいラーメン屋さんがたくさんあります。
ホーチミンのラーメン屋の多さとクオリティの高さのあまり、近隣諸国に住む日本人がわざわざホーチミンまで足を運ぶほどなのです。
そんな屈指のラーメン都市ホーチミンで食べることのできるラーメン屋さんを、こちらの記事ではドドンと紹介していきます。
ラーメン好きは必見ですよ◎
豚骨ラーメン
①一番軒(いちばんけん)/1区レタントン
2024年1月にオープンしたばかりの最新のラーメン屋「一番軒」。名古屋で25店舗展開する大人気店です。
そんな名古屋の豚骨ラーメン、長浜ラーメンがついにホーチミンに上陸しました。
一番軒の豚骨ラーメンは豚骨特有のにおいを取り除き、まろやかでクリーミーなスープは女性やお子様でも食べやすくおすすめですよ◎
白とんこつ、黒とんこつ、麻辣とんこつがあり、まずはオーソドックスの白から、がっつりにんにくの気分の時には黒とんこつを!
筆者は白豚骨がお気に入りで、お値段も120,000VNDとお手頃なのも嬉しいポイント。
カウンタ―とテーブル席が両方あり、1人でも複数でも入りやすく、QRコードでの注文で分かりやすいので外国人の友人にも紹介しやすいお店です。
②豚骨一燈(とんこついっとう)/1区レタントン
ホーチミン一と呼び声の高いラーメン屋といえば「一燈」。2010年に麵屋一燈が日本で誕生したのを皮切りに15店舗を構えるお店。
濃厚な魚介豚骨が始まりですが、ホーチミンの一燈は醤油ラーメンもつけ麵もまぜそばもどれも一級品。
定期的に出る中華そばなどの期間限定ラーメンも、毎回すぐに売り切れてしまうほどの人気店です◎
一燈は筆者がハノイに住んでいた頃ホーチミンに来るたび訪問していましたが、そのようなファンが多くいます。
ホーチミンで一軒しかラーメン屋に行く時間がない!という方は一燈に行ってみてはいかがでしょうか?
③ラーメン暖暮(ラーメンだんぼ)/1区レタントン&2区タオディエン
福岡発祥の博多豚骨ラーメンが人気が一押しの「ラーメン暖暮」は、日本や海外含め20店舗以上ある人気ラーメン店。
近年新しいラーメン店の進出が激しいホーチミンの中でも、2015年からオープンし今もなおNo.1と言う声も多く聞かれます。
清潔な店内は女性でも入りやすく、本場博多のとんこつが食べたい方には是非とも訪れてほしい名店です◎
辛いラーメンが好きな方は烈火ラーメンもおすすめですよ!
④一風堂(いっぷうどう)/1区レタントン
言わずと知れた博多豚骨の名店と言えば「一風堂」。
日本でもインスタントラーメンとしてコラボをしていたり、ラーメン職人選手権で優勝をするなど知らない日本人はいないのではないでしょうか?
そんな一風堂がホーチミンにも2019年から進出しており、日本と同じ味がベトナムでも食べられると大人気です。
日本から進出してきた店舗は現地に来ると味が変わってしまうことも多い中、一風堂は変らぬ味と安定感がなんといっても人気の秘訣。
一時は7区のみの営業でしたが、2024年2月に1区レタントン通りに店舗をオープンしました。
あの日本の味が食べたい、と恋しくなった時にはぜひ行ってみてくださいね◎
⑤CHOI OI NOODLE
レタントンのヘムの中にある「CHOI OI NOODLE」は泡立つ濃厚豚骨スープ。豚骨カプチーノ呼ばれるクリーミーな豚骨ラーメンが有名。
ベトナムで豚骨カプチーノまで食べられるとはおそるべし…
そして侮ることなかれ!CHOI OI NOODLEで食べられるのはとんこつカプチーノだけではありません!
筆者の一押しは1~10まで辛さの選べる旨辛タンタンメン。神奈川のニュータンタンメンを彷彿させる辛さが後ひくやみつきになる一品です。
深夜3時までやっているので、酔っぱらった後のタンタンメンはたまりませんが、翌日のむくみは避けられませんのでご注意を◎笑
⑥横浜家系ラーメンICHIBANYA(いちばんや)/1区レタントン
豚骨醤油ベースの太麺、横浜家系ラーメンを出すのがレタントンにある「ICHIBANYA」。
横浜家系と聞くとちょっと重めのこってりをイメージしますが、こちらはベトナム人の趣向も意識しており、とんこつでも比較的あっさりめで食べやすい一品。
濃厚好きには少し物足りないかもしれませんが、しょっぱいのが苦手なベトナム人の友人を連れて行きやすいお店です。
家系が食べたくなったらICHIBANYAへgo!
塩ラーメン
①鶏そばムタヒロ(むたひろ)/1区レタントン
東京・国分寺発祥の中華そばを頂けるのが「ムタヒロ」。醤油と塩の鶏そばが二大人気メニューですが、特に塩ラーメンは一級品!
ホーチミンのラーメン店は豚骨やみそのこってりが多いなか、あっさりした醤油や塩が食べられる貴重なお店です◎
定期的にオーナーが日本からやってきて、限定メニューを出している期間もあり、昨年は特に濃厚海老そばが絶品で人気でした。
また、レタントンのヘム内で深夜2時までやっているのも嬉しいポイントで、飲み会終わりの〆ラーメンといえばムタヒロと言っても過言ではありません。
是非あっさりとした醤油や塩が食べたくなったら、ムタヒロへ!
味噌ラーメン
①千蔵(ちくら)/1区レタントン
ホーチミンの味噌ラーメンと言えばなんといっても「千蔵」!濃厚な味噌ラーメンがやみつきに。
千葉県で20年以上ラーメン屋を営んでいた店主がベトナムにてオープンさせたこのお店。
北海道から仕入れた味噌で作るこだわりの一品は、ぜひ一度は食べて頂きたい逸品です◎
味噌ラーメンを最も売り出しているラーメン屋はホーチミンでも千蔵くらいです。
トッピングされた生姜がさっぱりと味を変えてくれて、濃厚なのにペロッと食べてしまえるラーメンで筆者も大好きなおすすめ店です!
醤油ラーメン
①ラーメンとみだや/ビンタイン区ファンビッチャン
第二の日本人街ファンビッチャンにある東京醤油ラーメンの「とみだや」。
和風の出汁が効いたあっさりとした醤油ラーメンが絶品!ホーチミンでも数少ない麺が自家製のお店の一つです◎
レタントンにあった時代から連日行列ができており、ファンビッチャンに移ってからは外国人のお客様も増えています。
実は醤油ラーメンだけではなく、鶏のから揚げと東京豚骨ラーメンもおすすめです!
あっさりさらっとしたスープなので、とんこつラーメンは好きだけど濃厚な豚骨ラーメンは苦手。と言う方におすすめです。
②初代(しょだい)/1区ゴーヴァンナム
2023年9月にオープンしたばかりの北海道発祥のラーメン店「初代」は、特に醤油ラーメンがおすすめ◎
味噌や塩ラーメンもありますが、ほんのり甘味と香ばしさのある醤油が一押しです。
また、麺が特徴的で、数日寝かした熟成麺を使用することでコシのあるつるっとした麺になり、スープにも絡んでのどごし抜群です!
レタントンエリアで醤油ラーメンが食べたくなったら、ぜひ初代へ。
まとめ
さて、こちらの記事では激戦区ベトナム・ホーチミンで本当におすすめのラーメン屋10選を紹介いたしました。
世界でもここまでレベルの高いラーメン屋が数多くあるのはタイのバンコクかベトナムのホーチミンと言われています。
海外に住んでいると日本食のありがたみを改めて感じますが、選択肢がたくさんあるホーチミンはとても住みやすく嬉しいかぎりです◎
どちらのお店も料金も良心的で、足を運びやすい価格ですので是非気になる方は全店制覇してみてくださいね!
ベトナム情報週刊コラム
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- 2025.10.14
- ハノイに住むなら絶対おすすめのエリア6選
- ハノイには、様々なエリアがあります。どこに住むべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 何を重視して住む場所を決めるのかを少し考えてみましょう。例えば、家賃、交通の便、治安、買い物、休日の過ごし方など、人によって重視するポイントは異なります。 以前、【ハノイ生活】賃貸物件を選ぶ際のポイントで紹介した注意点やチェックポイントを参考に本記事ではエリアごとの特徴を紹介していきたいと思います。 中心地に住むメリットはたくさんあります。新しいお店やイベントが多かったり、買い物や食事を楽しむのに便利だったり、文化や芸術に触れやすかったり。 今から紹介する6つの地区がハノイの中心エリアと呼ばれているのでぜひ、参考にしてみてください。 バーディン地区は、ベトナムの革命家であり政治家であるホーチミンの墓があります。また、ハノイの象徴であるホーチミン廟、ベトナムの国会議事堂、ベトナム軍事博物館など、多くの歴史的建造物や観光名所があります。 ハノイの中心部に位置するため、交通の便が非常に良いです。その反面、渋滞も発生しやすいですが、ハノイの中心駅であるハノイ駅や、ベトナムの主要な空港であるノイバイ国際空港に簡単にアクセスできます。 また、治安も良く、生活しやすい地区です。多くの外国人居住者が住んでいるため、英語を話す人も多く、国際的な雰囲気があります。 バーディン区には、ベトナムの国民的英雄ホーチミンの偉業を称えるために1975年に建てられたホーチミン廟があります。こちらは、ベトナムの建国の父、ホーチミンが眠る廟です。 バーディン区の西側には日本人街と呼ばれる、日本食レストラン・日本食材が売られるスーパーマーケット・日本人向けアパートなどが立ち並ぶキンマー(Kim Ma)エリア・リンランエリア(Linh Lang)と呼ばれるエリアがあります。 大きなスーパーマーケットやCHANELなどのハイブランドコスメが購入できるLotte Center、UNIQLOや無印が入るVincom Metropolisなども目と鼻の先にあり、生活には困らないのがバーディン区の西側エリアです。 バーディン区はこんな人におすすめ!☟☟☟ 日本の商品が買えるスーパーで買い物したい。 日本のアパートのような設備が整ったアパートに住みたい! 1人暮らしで手軽に日本食が食べたい! 「カウザイ」「コウザイ」とも呼ばれるエリアです。コウザイは、ベトナム戦争中に米軍の爆撃により大きな被害を受けましたが、戦後復興し、現在はハノイで最も活気のある地区の一つとなっています。分譲タイプのコンドミニアムに大型のショッピングモールが併設されている施設が多数あります。また近年は都市開発が活発に行われており、IT企業など近年進出してきた日系企業が多数存在します。 ビジネス街に住宅地が混在しているので、多くの公園や緑地もあり、散策やジョギングに最適な場所です。特にコウザイ公園はお子様連れのお散歩におすすめで、公園内のローラースケート場にはレンタルのキックボードやローラースケートもあるので手ぶらでも楽しめます。 ハノイ大学やベトナム科学技術大学などの大学が集積する学術都市でもあるコウザイは、ハノイ市の中心部からアクセスが良く、住環境も良いことから、ベトナム国内でも人気の高い居住地です。西隣のナムトゥリエム区には日本人学校もあり、家族で滞在されている方を中心に人気なエリアです。 紅河が氾濫してできたとされている「ホアンキエム湖」。金融・行政機関・大使館・観光名所などが集まる地域で通称は旧市街。 街の中心にあるハノイを象徴する湖で、ハノイの人々が一日中、集う憩いの場でもあります。面積は約13ヘクタール、周囲は約2㎞。遊歩道が整備されており、湖の周りには、巨大な亀の像が鎮座するホアンキエム湖にある小さな島にある寺、玉山祠(ぎょくさんじ)、ホアンキエム寺、ハノイ大教会などの歴史的建造物や、公園、レストラン、ショップなどが立ち並んでいます。 ホアンキエム湖は、ハノイのランドマークとして知られており、地元の人々のみならず観光客にも愛されています。湖の周りを散歩したり、ボートに乗ったり、お茶を飲んだり、食事をしたりと、さまざまな楽しみ方があります。 上記画像の「ハノイ大教会」は、アーチを描く高い天井を持ち、荘厳な雰囲気が漂います。仏領時代の1868年、仏教寺院の跡地に建設された後、現在のネオ・ゴシック様式に改築された教会です。 このように、観光地が近いため、ローカルアパートやサービスアパートよりホテルが多いエリアです。大変便利なエリアですが賃料が他の地域より高価格帯の物件が多いです。 そしてホアンキエム湖を取り囲む道は金曜の夜から日曜の夜の週末、歩行者天国になりますので周囲の車道は多くの車と人でいっぱいに。まるでお祭りのような雰囲気ですが渋滞も起こりやすいエリアとなります。 ホアンキエムエリアは見どころが満載なので、休日の散策などでお出かけエリアとして利用するのがおすすめかもしれません◎ ハイ バー・チュンの語源は、二人(hai)のチュン(Trưng 徴)姉妹という意味で、bàは女性の敬称です。祖国の防衛のために立ち上がった「ベトナムのジャンヌダルク」と例えられる果敢な姉妹の名前が由来で、今も区内には姉妹を祭る祠が残っています。 ハイバーチュン区には、ハノイ外国語大学、ベトナム工科大学などの大学や高等学校が集積する教育の中心地でもあります。 大きなショッピングセンターや日本人向け飲食店などもあるので日本人に好まれるエリアです。中心地にも近く日本人も多いため便利なロケーションです。下町情緒もあり、ハノイ本来のゆったりした時間を感じることができます。 せっかくだからローカルな感じで生活したい!と言う方はハイバーチュン区にある「ホム市場」がおすすめです。 生鮮食品、衣料品、雑貨など、さまざまな商品が販売されています。朝7時00分~18時30分前後までが営業時間ですが、衣料品や雑貨は、夕方前に店じまいをしているお店をよく見かけるので、お目当ての物がある場合は時間に余裕をもって行きましょう。 ローカルな雰囲気も楽しみつつ、日本食レストランもあるため単身者の方に非常に人気なエリアです。 コロナ禍で閉まった飲食店もありましたが、再開発が進んでおり、高級レストランや日本食レストランが増えていますので、これから狙い目のエリアかもしれません◎ 地図で見るとハノイ中心地のさにらに中央にあるドンダー区。 ベトナム鉄道の「ハノイ駅」などがあるエリアです。ハノイ駅はホーチミンとハノイを結ぶ「南北統一鉄道」や少数民族が暮らす山岳地帯「サパ」との発着地点でとても重要な駅です。 旅情あふれるハノイ駅は観光地としても有名で日本では非常に珍しいディーゼル機関車が整然と並んでいます。筆者も哀愁漂う独特な雰囲気が好きで何度も見に行ったり、違う駅のほうがアクセスが良いのに、わざわざハノイ駅から乗車したこともあります。 2011年から建設が始まったハノイ市メトロ計画。ドンダー区のカトリン駅から南西のイェンギア駅まで全12駅が設置されています。現在、2A号線と呼ばれるカトリン線は、工事の殆どが完了しており、すでに試運転が開始されています。ハノイのメトロ計画は全10路線が計画されており、全長は13.1km、その中で現在2路線が建設中です。 ノイバイ国際空港と市内を結ぶ路線(2号線、6号線)も計画されているそうです。 ハノイの中心部まで渋滞があると通勤に30分以上かかっていたエリアでも、メトロが開業するとカトリン駅まで10分前後で到達できるようになるため、一気に利便性が向上すると考えられます。 古き良きが残るハノイ。時代の移り変わりを感じ、寂しく感じますが発展の速度には目を見張るものがあります。開通すれば勿論、土地の価値は上がり賃料も上がるので、今後の値上がりが想定される地区です。今ならまだお手頃に契約できるチャンスがあるかもしれませんね。 タイホーエリアには、湖に面した閑静なエリアで、湖畔には高層マンションや高級ホテルが多く、外国人や富裕層が多く住んでいます。高級ホテルやレストラン、スーパーなどの施設も充実しています。ノイバイ国際空港からアクセスも良いので観光客にも人気です。 特にタイ湖の東側エリアは西洋人や欧米人が多く住むエリアのため、レストランやカフェもベトナムを感じるお店は少なく異国情緒が漂うエリアです。 また、コンビニやレストランで比較的英語が通じやすい非常に便利なエリアです。 全てがハイクラスに感じるタイホーですが、路地に入ればサービスアパートやローカルアパートもありお洒落でハイセンスな街に格安で住むこともできます。 また、ベトナムの政府関係者や各国の大使館関係者が多く住むエリアなので安心、安全なロケーションになります。 幼稚園も数件あり、日本人学校のスクールバスも送迎ルートに含まれます。 夜は湖を見下ろせるお洒落なBarや、湖を囲むようにとても賑わっているお店も多く、やはりこちらも西洋人や欧米人が多いです。ベトナム人のデートスポットにもなっているので、湖を眺めるカップルもたくさん見かけます。 とてもロマンティックで落ち着いたタイホー区は、個人的に一番おすすめなエリアです。 ファミリーで住みやすい大きなレジデンスもあり、女性の一人暮らしからファミリーでの生活まで幅広くおすすめのエリアです。 タイホー区はこんな人におすすめ☟☟☟ おしゃれなカフェやレストランに囲まれて暮らしたい! 子供もいるので、ファミリーで安心して住めるアパートに住みたい! 英語の勉強をしているので、英語を日常的に使えるエリアに住みたい。 ご紹介したエリアが、ハノイに住むうえでの日本人の方が住む中心エリアとなります。 なによりも自分のライフスタイルに合ったエリアを選ぶことが、海外生活を快適に過ごすための重要なポイントです。 皆さんのベトナムライフの第一歩として、こちらの記事が参考になれば幸いです。
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- 2025.10.13
- ベトナム・ハノイでの休日の過ごし方
- お休みは、自分をリラックスさせ、充電するのに必要な時間です。普段の生活から離れて、ゆっくりと過ごしたりどこかに行こう!と考えていても、いざ休みになると、腰が重くなったり、休みの日をどのように過ごしたらよいか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 せっかくの休みなので自分の好きなように過ごすのが一番ですが、新しい趣味を始めたり、旅に出てみたり、何か新しいことに挑戦してみたりすることで、自分の視野を広げ、ベトナムライフをより豊かにすることができるかもしれません。 休みの日の過ごし方には、さまざまな方法がありますが、観光地を一通りまわり終えたハノイ在住の筆者のライフスタイルに基づき、いくつかの例を挙げてみましょう。 ハノイ旧市街は、ベトナムの首都ハノイの中心部に位置する歴史的な地区です。10世紀に建てられたタンロン城の城下町として発展し、19世紀にはベトナム最大の商業都市となった古き良き街を感じるハノイの代表的な観光地です。 旧市街は、当時を支えた36の職人組合別の通りに区切られています。例えば、ハンコアイ通りは金属製品、ハンガイ通りはシルク製品など商品ごとに区分され、これらの通りには、昔ながらの職人や商品が軒を連ね、活気に満ちているのでランチや買い物がてら散歩するだけで楽しく、筆者は休日このエリアに行くことが大半です。 日常生活で足りない物が出た時には休みを利用して買い物へ行きます。商品ごとに分かれているので、見つけやすく、街並みを眺めながら観光して、お土産なども購入しやすいです。 まさに、観光者には一石二鳥なスポットです。たくさんの通りがあり、1日では観光しきれないので好みの通りを見つけるか、数日に分けて散策することをお勧めいたします。人気の観光スポットの玉山祠(ぎょくさんじ)や、ホーチミン廟、ホーチミン博物館、ハノイ大教会なども近いので、観光したい場所に合わせて通りを選ぶのも楽しいです。 このエリアは金、土、日曜日の夜間にはナイトマーケットが開催され歩行者天国になります。夏季は19:00~24:00、冬季は18:00~24:00ですが時間通り開催されるかはご愛敬。時間に余裕を持っていくと良いでしょう。 ナイトマーケットも色々な物が売っており、小物や洋服、靴におもちゃなど、掘り出し物があったりします。価格は全体的に低めですが、観光客価格は存在するので価格交渉をするかベトナム人の友人に同行してもらうと驚くほど安く買える品も多々あります。 毎週行われているので混雑具合にはかなりばらつきがあり、歩行者の数が多過ぎてすれ違うのも一苦労の日もあれば、状況変わり人が少ない日もあります。地元民も観光客も一気に集まるので、異国情緒漂うお祭りのような雰囲気です。 先ほど紹介したエリアから目と鼻の先にあるドンスアン市場。ハノイ市街地では最大規模の面積を誇る3階建ての屋内市場です。5つのアーチ型の屋根が特徴的な巨大な建物で、地元の人たちの暮らしに密接した市場です。 衣料品、雑貨、食品、お土産など、あらゆる商品が揃っているドンスアン市場は、観光客にも人気のスポットで入場は無料です。朝7:00~夜18:00頃まで開いているのですが、お昼の時間はお店の人たちがランチ休憩で外出していたり、店内の商品の上で寝ているのが日常です。そんな「ゆるさ」も理解してから行くと、より楽しく散策できると思います。 1階は靴や雑貨、2階は衣料品、3階は子供服がメインです。また、外回りには食品関係のお店が多く並んでいます。 観光客も多いので英語でコミュニケーションがとれる人もいますが、観光客には高めの値段を提示されることがあります。食材や日用品は誤差の範囲ですが、某メーカーの人気イヤフォンなどは言い値なので、違うところで聞いたら3倍近くぼったくられていた、なんてことも筆者はありました。 逆もしかりで、すごく安く購入出来ていたこともあり、事前にしっかりと相場を調べて値段交渉をすることが必要です。相場がわかって交渉するのと、そうでないのとでは雲泥の差となります。元々の値段がとてもリーズナブルなので、良心的な価格を提示してくれてるにも関わらず値切ってしまい、現地の友人に笑われたこともありました。 さらに値引きもしやすくなるコツはまとめ買いです。値段が安すぎる場合には追加で量を増やしてくれたり、違うものをプレゼントしてくれたりと、ベトナム人はとても気前が良く優しい人が多いです。 こちらもナイトマーケットのエリアに含まれるので、昼と夜では雰囲気が全く違います。厳密にいえばどちらも36通りのナイトマーケットの一部ですが、どちらも渋滞がすごいので帰りは歩いて少し離れてからタクシーを呼ぶと良いでしょう。 日々の疲れを癒すなら間違いなくマッサージですよね。できることなら毎日だって受けたいストレス解消法。 ベトナムのマッサージは、東洋医学に基づいた指圧マッサージやオイルマッサージが主流です。手のひらや指先を使って、筋肉や骨格のツボを刺激し、血行を促進します。ベトナムのマッサージは、痛みがなく、リラックス効果が高いのが特徴で、価格も日本に比べると安価です。 街の格安マッサージからラグジュアリーなスパまで幅広くありますが、一般的に日本のマッサージでは10分1,000円が相場と言われています。 一方でベトナムではお店や施術内容によって異なりますが、一般的に、1時間のマッサージで、200,000VND(1,193円/2023.6.5レート)~500,000VND(2,982円)です。日本の半額から5分の1程の料金で施術が受けられます。 マッサージのメニューは大きく分けて下記の3種類に分類され、ボディマッサージにはでホットストーンやオイルなども選択できます。 フットマッサージ: 足のツボを刺激することで、疲労回復やむくみ解消に効果的です。ソファに座って30分から受けられるので、時間がない時におすすめです◎ ボディマッサージ: 全身の筋肉をほぐし、血行を促進します。60分からのコースが多く、上半身もしっかりマッサージされたい時にはこちら。 ヘッドマッサージ: 頭皮や顔のツボを刺激することで、リラックス効果や美容効果が期待できます。ボディマッサージに組み込まれていることも多いですが、ヘッドマッサージのみやボディマッサージ+ヘッドマッサージも可能です。 ※日常生活ではチップ文化はありませんが、マッサージではチップが必要なことが多いです。料金メニューの5~10%が相場とされております。基本的には施術をしてくれたマッサージ師に直接渡しますが、お会計で一緒に支払うシステムもあります。強制ではありませんが、チップ込みの記載がない店舗ではよほどひどい施術ではない限り、渡した方がスムーズです。 店舗により、伝統的なベトナム式マッサージやタイ古式、アロママッサージなど、さまざまなマッサージを受けることができます。また、サウナやジャグジーなどの設備も充実しています。ヘッドスパやフェイシャルなどのエステメニューも充実していて、店舗内は広々としており清潔に保たれ且つラグジュアリーなところも多いです。 ざっくりとした、マッサージのカテゴリーは下記の通りです。 格安マッサージ(100,000~300,000VND):最低限の清潔さでサービスやラグジュアリーさには欠けるが、格安。毎日行くなら◎60分100,000VND(約500円)~ ラグジュアリー街スパ(500,000~1,200,000VND):街中にあるラグジュアリーで接客レベルや清潔感の高いスパ。リラクゼーションを求める女性にはおすすめ。 高級ホテルスパ(1,000,000~3,000,000VND):五つ星ホテルなどに併設された、最高級スパ。ベトナムの中では最高級ですが、日本の5つ星ホテルのスパと比較すると、リーズナブルなのでたまには自分へのご褒美に! 上記から用途や頻度に合わせて、お気に入りのお店を見つけるとベトナムでの快適生活が待っているのではないでしょうか。 バッチャン村は、ベトナム北部、ハノイ市の中心部から南東約15kmに位置する村で、ベトナム観光の人気スポットの一つです。1,000年以上の歴史を誇る陶器の産地で、ベトナムでも有数の陶器の産地にも関わらず人口は5000人ほど。 バッチャン村で作られる陶器は、土の質が良く、その作業のほとんどが手作りで作られているのが特徴です。バッチャン村の陶器は、ベトナム国内だけでなく、フランス、日本、韓国、ロシア、イタリアなど世界中で人気があります。 その多くは白地に青や緑の絵付けが施されたものが特徴で、絵付けには、自然のモチーフや伝統的な文様が用いられます。素朴で温かみのある風合いが魅力でしたが最近では近代的なデザインも増え、新たなファンを獲得し続けている。 バッチャン村の中には、多くの陶器の工房やお店があります。工房では、陶器の製造過程を見学したり、陶器作り体験をすることができます。お店では、バッチャン村で作られた陶器を買うことができます。 タクシーやバスで簡単に行くことができ、ハノイ市内からバッチャン村までの所要時間は、約30分~40分と上記と比べると気持ち遠いですが小旅行気分が味わえ、気晴らしになります。 女性に人気なスポットですが、カップ、皿、陶器の絵、陶磁器のアクセサリーなどの陶器製品は多様なので、男性も楽しめるスポットです。ぜひ陶器の工房やお店を訪れてみてください。 現代社会は、常に何かに追われているような感覚があります。仕事、家事、育児、人間関係など、私たちは常に何かしらのプレッシャーを感じています。そのため、つい肩に力が入り、知らぬ間に緊張状態となっている場面も多いと思います。 肩に力が入っていると、身体にも心にも悪影響が出てきます。イライラ、不安、焦りなどの感情を抱きやすくなってしまい日常でストレスを感じやすくなります。 そうなる前に休日ぐらい好きなことを好きなだけして、日頃の自分にご褒美をあげるのはどうでしょう?ハノイはリーズナブルに贅沢ができるのでおすすめです。紹介したエリアやマッサージ&スパの店舗紹介は観光地紹介と共に別記事で詳細に紹介していきますのでお楽しみに。それでは皆様に良い休日が訪れますように。
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- 2025.10.10
- 国際女性の日との違いも紹介!ベトナム女性の日の...
- さて今年もこの時期がやってきました。ベトナムに住まれている読者の皆さんならすでにご存じかと思いますが、10月20日は「ベトナム女性の日」です。ベトナムにお住まいの方や旅行を考えている方なら、毎年この日に祝われる「ベトナム女性の日」を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、日本でも知られている「国際女性の日(3月8日)」とどう違うのか、また現地ではどのように過ごされているのかはあまり知られていません。この記事では、ベトナム女性の日の歴史や国際女性の日との違い、現地での雰囲気や過ごし方を詳しく解説します。 ベトナム女性の日とは? 歴史と由来 ベトナム女性の日(Vietnamese Women’s Day)は、毎年10月20日に祝われます。この日は1946年に設立された**「ベトナム女性連盟(Vietnam Women’s Union)」**を記念して定められた日です。ベトナム女性連盟は、女性の社会進出や権利向上を目的として活動しており、女性の社会的地位や貢献を称える日として、国民に広く認知されています。 意味合い 単に「女性を祝う日」というだけでなく、家庭や職場で女性が果たす役割に感謝を示す日でもあります。男性は日頃の感謝を形にしてプレゼントや花を贈ることが一般的です。 国際女性の日との違い 項目 国際女性の日(3月8日) ベトナム女性の日(10月20日) 起源 1900年代初頭、女性の権利向上を目的に国際的に制定 1946年設立のベトナム女性連盟を記念 目的 ジェンダー平等・女性の社会進出 家庭や社会における女性の貢献を称える 祝う雰囲気 世界的に政治的・社会的イベントが中心 贈り物や花で感謝を表す、祝祭的 ベトナムでの認知度 ほぼ知られていない 国民的に広く認知され、祝日扱いではないが大切にされる ポイントは、国際女性の日は女性の権利や社会的地位に焦点を当てる「政治的・社会的な日」であるのに対し、ベトナム女性の日は「女性への感謝と祝福」が中心ということです。現地では家族や職場でのお祝いムードが強く、非常に温かい雰囲気があります。 ベトナムでの過ごし方 1. 花やプレゼントを贈る ベトナム女性の日には、男性が女性に感謝の意を込めて花束やギフトを贈るのが一般的です。特に人気の花はカーネーション、バラ、胡蝶蘭など。職場では同僚同士でちょっとした贈り物を用意することも多く、家庭では夫や子どもから母親へ感謝の言葉とともにプレゼントが渡されます。 2. 職場でのイベント 会社や学校では、女性社員や女性学生に対してお祝いのスピーチや小さなパーティーが行われます。多くの企業ではケーキや軽食を用意し、写真撮影を行うこともあり、職場全体が華やかな雰囲気に包まれます。 3. 外食やカフェでの祝福 都市部では、家族やカップルでレストランやカフェに出かける人も多いです。特に10月は涼しく過ごしやすい季節なので、外での食事や散策を兼ねたお祝いも一般的です。カフェやレストランでは女性向けの割引キャンペーンや特別メニューが登場することもあります。 日本人がベトナム女性の日を体験するには? 現地の友人や職場で参加 ベトナムに住む日本人の場合、同僚や友人が女性の日を祝うことが多いため、一緒にイベントや食事に参加することで現地文化を体験できます。 花や小物を贈る ベトナムでは贈り物の習慣が強く、小さな花束やチョコレートでも十分に喜ばれます。特に会社の女性へのお祝いとして渡すと、交流が深まります。 SNSで祝福メッセージを送る 近年はSNSで「#VietnameseWomensDay」や「#NgàyPhụNữViệtNam」とタグを付けて投稿する人も増えています。日本からでも簡単に文化体験の一環として楽しめます。 <現地の雰囲気と注意点> ベトナム女性の日は、国民的に明るく華やかな日ですが、祝日ではないため、学校や会社は通常通り開いています。そのため、仕事や授業と並行してお祝いを行う形です。また、贈り物を選ぶ際は宗教的・文化的なタブーに注意する必要があります。例えば、白い花は葬式を連想させるため避けるのが無難です。 まとめ ベトナム女性の日は、女性への感謝と尊敬を表す日として、国民的に広く認知されています。国際女性の日が社会的・政治的な意味合いが強いのに対し、ベトナム女性の日は家庭や職場での温かい祝福が中心です。 現地では花やプレゼント、食事会などでお祝いが行われ、男性も女性も特別な1日を楽しみます。日本人が現地でこの文化を体験する際は、花や小物のプレゼントや食事会への参加が簡単でおすすめです。 ベトナム女性の日を理解することで、現地の文化や人々の温かい心に触れることができ、旅行や仕事の経験がより豊かになります。