ホーチミンに住む方や旅行する方にとって、欠かせない情報の一つが交通手段ですね。
数日間の旅行であれば全てタクシーで済ませることをおすすめですが、住むとなるとコストや安全面、利便性など気になることがたくさんありますよね。
ベトナム人はバイクでの移動が主となりますが、日本人の私たちにとってバイクを乗りこなすのはハードルが高いですね。
筆者は現在ホーチミンに住んでおり、その時の状況や行きたい場所によって交通機関を使い分けています。
そこで、こちらの記事ではホーチミンの様々な交通機関をご紹介していきたいと思います◎
旅行で来る方におすすめの最近話題のバギーも紹介していきますので、在住者も遊びに来る方も要チェックですよ!
ホーチミンの交通事情

バイク大国ベトナムでは移動手段の中心はバイクが最も多く、一家に一台どころか大人は一人一台持っていると言っても過言ではないほどバイクが普及しています。
ベトナムの中でもホーチミンは経済の中心地であり、裕福な方も多いことから最近では車に乗っている方も増えてきています。
学生やバイクの運転ができない人はバスに乗ったり、バイクタクシーに乗っての移動が中心となっています。
ホーチミンメトロはすでに着工から10年以上経っており、試運転も済んでいますが2024年現在もなお未開業の状態です。
中心部ベンタインから北東部のスイティエンバスターミナルを結ぶ約19.7kmのホーチミンメトロ一号線の路線で、郊外から都心へ出てくるのに生活の足として使われる予定です。
2025年には開業が見込まれていますが、来年には開業し、ホーチミン市民の移動手段の要となることを期待します◎
各種交通機関
タクシー
観光客や在住日本人の方が利用する機会の多いタクシー。
比較的安全と言われているのがVINASUN(ビナサン)タクシー、MAI LINHタクシーです。
VINASUNはホーチミンでは最も見かけるタクシー、白の車体に緑と赤の文字とラインが特徴です。

MAI LINHタクシーは緑色の車体が特徴的で、街で見かけると一目で分かりますね!

これらのタクシーは比較的安心と言われておりますが、流しのタクシーや空港から乗る場合には注意が必要です。
特に空港からタクシーに乗ると、ぼったくられたりメーターがどんどん上がっていったりということもしばしばあります。
特にコロナ明けの旅行ブームが再来してから、最近ではタンソンニャット空港から市内へ行く際のぼったくりが増えているようです。
空港を出るとすぐに乗り場があるため便利なのですが、筆者はGRABを予約して乗るようにしています。
ホーチミン市内で乗る場合もタクシーアプリがあるので、予約をして乗った方が安心です!
そしてもう一つお勧めしたいのがXanh SM!

Xanh SMはベトナムで最も有名企業といっても過言ではないVingroup(ビングループ)が手掛ける電気自動車と電気バイクを使用したタクシーサービスです。
配車サービスは2023年に始まったばかりですが、ドライバーがしっかりと教育されており、車の清潔さや料金の安さ(他のタクシーより低価格)が魅力です。
大気汚染が気になるホーチミンで、電気自動車でエコというのも応援したいポイントです◎
GRAB(グラブ)

ベトナムといえば最も便利で普及しているのがGRABという配車サービスです。
タイやインドネシアなど東南アジアの広範囲で普及しており、ベトナムもその一つです。
専用のGRABアプリから『乗車地』と『目的地』を入力して検索すると乗車地の近くにいるGRABドライバーとマッチングして迎えに来てくれます。

車だけでなくバイクを選ぶこともでき、バイクの方が安くて早く目的地を到着するので上級者は挑戦してみてくださいね◎
筆者は晴れているときはGRABバイク、雨の日や遠方に行く時はGRABカーと使い分けています。
予約後は乗車地に到着するとドライバーから電話もしくはメッセージが来るので、車のナンバーや車体を確認して乗るだけ!
支払方法は、カード、電子マネー、現金から選べるので、あらかじめカード登録をしておくと現金の受け渡しがなく手軽で安心です◎
目的地を指定した時点で利用金額が確定しており、有料道路を使用しない限り基本的に金額の変動がない点、またGrabサポート体制が万全で何かトラブルがあった際には、カスタマーサポートがしっかり対応してくれます。(英語対応)
利便性が非常に高く、在住者の方であればプライベートに関しては、タクシー会社の利用よりGrab利用者の方が圧倒的に多いのが現状です。
Grabのような配車サービスは他にも多くあります。
『Be』『Gojek』等が有名で、専用のアプリからGrab同様の操作で目的地までの利用が可能です。
支払方法の選択肢はGrabが一番多く、万が一問題があった際のカスタマーサポートも手厚いので、基本的にはGrabをメイン利用に、Grabでドライバーが確保できない時などには他のアプリを使用されるのがオススメです。
バス

ホーチミン市内中心部は至る所にバスが走っており、乗り方さえ覚えてしまえばとってもお得に移動できる便利な手段なのです!
よくお出掛けする方にとっては、毎回タクシーやGRABを使っていると意外とかさむのが交通費…
さらにドアtoドアで移動できてしまうことによる運動不足も気になるところ。
時にはバスを利用して、少しお散歩をしながらお得に移動してみてもいいかもしれませんね◎
多くの路線が5~20分間隔で走っているため、待ち時間も少ないですよ!
まずはgoogle mapで目的地を入れると、バスの項目が出てきます。そこに出てくる路線番号のバス停から乗るだけ。
その後のバスの乗り方は下記の通り。一度乗れるようになれば意外と簡単です!
①バス停で手を上げて乗車希望アピール✋
バス停に自分の乗りたいバスが来たら、立ち上がり手をあげるなど乗りたい素振りをしましょう◎
※バス停に座っていると、乗らないと運転手が判断してそのまま過ぎ去ってしまうこともあります。
②バスに乗って料金を渡す
基本的には前ドアからの乗車ですが、乗降車時間はほとんどないので、お近くの空いたドアから乗って問題ありません。
乗車した後、料金を徴収する担当者が座席まで来るので、行先を伝えます。
行先を伝えると、6,000VNDや7,000VNDなどと金額を教えてくれるので、その料金を支払います。
お金を渡すとレシートのような白い乗車券がもらえるので、支払い完了です◎
大きいお金はお釣りが足りないこともあるため、10,000VNDか20,000VNDを持っておくことをお勧めします!
③降車時は『SOS』ボタンを押してドライバーか料金徴収者に伝える
降りたいバス停の1つ前のバス停を過ぎた後、バス内についているブザーボタン(SOSと書かれているボタン)を押しましょう!
バスドライバ―への降車の合図になります。
また、ボタンが上手く作動しないことやボタンがついていない路線バスもあるので、次降りたいよ!とバスの運転手や料金を徴収する担当者にアピールしましょう。
あらかじめ行先を伝えておくと、ここだよ~と教えてくれることも多いので安心ですね。
降りることを伝えないと一瞬バス停に寄って、一時停止することなく次へ進んでしまうことがあります。
伝えたうえで、降りるドアの前に立っておくのが一番安心です◎
最初は降りる場所が分からないと思いますので、google mapを開いて確認しておくと確実ですよ◎
そして降りる時は、忘れ物はしないように気を付けてくださいね!
Mex Buggy Saigon(メックスバギー)

2024年新たな移動手段がホーチミン中心部に登場しました!その名もMex Buggy(メックスバギー)です。
1区を中心に観光などに利用したり、友達と乗り合いで楽しめるバギーがあります。
Mex Buggyの使用にはアプリの登録が必要です。
アプリから行先を予約して他のお客さんと相乗りで行先まで行く乗り方と、貸し切りで自由に好きなところへ連れて行ってもらえる乗り方があります。
1時間貸し切りなどもできるので、観光地で周りたい場所があれば複数箇所連れて行ってもらうこともできます◎
テーブルにドリンクホルダーもあるので、ジュースやお酒とスナックをもってバギーで走りながら街並みを見つつホーチミン観光はいかがでしょうか?
料金は18時までと18時以降で分かれており、MAX7名までで18時までは行き先1つで60,000VND/台、18時以降は120,000VND/台。
時間で貸切る場合は18時までは30分で120,000VND、18時以降が250,000VNDです!
複数での観光ならとってもお得!雨避けもあるので雨の日でも安心です!
気になる方は是非一度利用してみてくださいね◎
まとめ
ホーチミンでの移動手段についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
最も利用しやすいのは配車サービスのGRABだと思いますが、用途によってバギーやバスなども選択肢があると便利ですよね◎
ご自身の生活スタイルに合った交通手段が見つかることを願っております!
ベトナム情報週刊コラム
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