グローバル化が進む今日、外国人とコミュニケーションをとる機会はますます増えています。しかし、外国人とコミュニケーションをとるのは、文化や言語の違いが原因で難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは外国人、特にベトナム人とのコミュニケーションを円滑にする10のコツをご紹介します。
1. 相手の文化を理解する
大前提として、ベトナムで生活する以上、ベトナムの文化を理解することは、円滑なコミュニケーションをとるために欠かせません。相手の文化の価値観や習慣を学び、配慮するようにしましょう。
相手の文化を理解することで、相手の言動の意図を理解することもできます。
例えば、日本では、目上の人に対して敬語を使わないのは失礼とされています。また、アメリカでは、初対面の人に対して握手をするのが一般的です。このような文化の違いを理解しておくことで、相手に失礼な態度をとってしまうことを防ぐことができます。
また、中国では、相手の欠点を指摘することは、信頼関係を築くための方法とされています。しかし、日本では、相手の欠点を指摘することは失礼とされています。このような文化の違いを理解することで、相手の言動に腹を立てたり、誤解したりすることも防ぐことができます。
ベトナムで生活する際には、他人に対して敬意を払うことが大切です。当たり前のことですが、挨拶をする、目を見て話す、お礼を言う、など礼儀正しい態度を心がけましょう。
また、とりわけ年長者を敬う文化は日本以上に高いため、覚えておくとよいでしょう。
2. 相手の言語を学ぶ
相手の言語を学ぶことは、コミュニケーションをとる上で大きなアドバンテージとなります。
たとえ流暢に話せなくても、簡単な挨拶やフレーズを覚えておくだけで、相手との距離を縮めることができます。
また、相手の言語を学ぶことで、相手の文化や価値観をより深く理解することができます。ベトナム語での挨拶は昼夜問わず、シンチャオが主流なので使いやすいです。
- こんにちは: Xin chào! (シンチャオ!)
- さようなら: Xin chào tạm biệt! (シンチャオタムビエット!)
- ありがとう: Cám ơn (カムオン)
- どういたしまして: Không có gì, (コーンコーギ)
- はい: Vâng! (ヴァン)
- いいえ: Không! (コーン)
- さようなら: Tạm biệt! (タムビエット!)
簡単な挨拶
3. オープンマインドで接する
ベトナム人とコミュニケーションをとる際には、オープンマインドで接することが大切です。相手の文化や価値観を受け入れ、自分とは違う意見を尊重しましょう。
例えば、アメリカでは、個人主義が重視されており、自分の意見をはっきりと言うことが一般的です。しかし、日本では、集団主義が重視されており、自分の意見を押し通すことはタブー視されてきました。このような文化の違いを理解し、相手の意見に耳を傾ける姿勢を持つことで、相手との信頼関係を築くことができます。
ベトナムでは、回りくどい表現や、オブラートに包んだような物言いの人は少なく、日常会話や恋愛事情においても、ストレートな表現が主流です。
日本と比較すると、好き嫌いがはっきりしていますし、プライベートな内容も話題になりやすいです。
それが普通なのだと理解できれば、すぐに仲良くなること間違いなしです◎
4. ジェスチャーやボディランゲージを使う
言葉がうまく伝わらない時には、ジェスチャーやボディランゲージを使って、自分の意思を伝えましょう。ジェスチャーやボディランゲージは、言葉の代わりに自分の気持ちを表現したり、相手の気持ちを理解したりするのに役立ちます。
筆者も時折ローカル市場で買い物をしたり旅先で訛りの強いベトナム語が一切、聞き取れず困ることがありますが、ベトナム人は本当に優しい人が多いので、ほとんどの場合がジェスチャーで何とかなります。
このように、ジェスチャーやボディランゲージを上手に使うことで、言葉の壁を超えてコミュニケーションを取ることもできます。
国によって同じジェスチャーでも異なる意味を表すことがありますので、失礼にあたらないか事前に調べておくことをお勧めします。
5. ゆっくりと話す
ベトナムに住んでいる以上、ベトナム語ができるに越したことはありません。
しかしベトナムは日本語学習人数が世界トップクラスのため、日本語が話せる方にお世話になることも多々あります。
ハノイやホーチミンにある日本人街と呼ばれるエリアに行けば、レストランでもスーパーでも日本語が通じます。しかし、私たちがネイティブの英語が早くて聞き取りづらい様に、スタッフの方は母国語を話すネイティブスピーカーと同じスピードで話せないかもしれません。ゆっくりと話すことで、相手にあなたの言葉を聞き取りやすくすることができます。
また、ゆっくりと話すことで、発音やアクセントが間違っていても、相手があなたの話していることを理解しようとしてくれます。汲み取ろうとする気持ちが相手とのコミュニケーションを円滑にするコツの一つです。
なによりも、ベトナムの地に住みながら日本語で助けてもらえることに感謝したいものですね◎
6. 相手の話を聞く
相手の話を聞くことは、コミュニケーションの基本です。相手の話を遮らず、最後まで聞き入れましょう。
相手の話をよく聞くことで、相手の考えや気持ちを理解することができます。さらに、相手との信頼関係を築くことができます。
7. 質問する
相手のことをよく知るためには、”質問をすること”が大切です。質問することで、相手のことをより深く知ることができ、沢山共通の話題を持つことができます。
ベトナム人の方と仲良くなりたい時には、家族の話を聞いてみることがとてもおすすめです。彼らは非常に家族の結びつきが強く、大切にしています。そのため、相手の家族のことを質問すると喜んで答えてくれ、距離が近づくので気付けば家族のパーティーに呼ばれることもよくあります。
筆者は、ベトナム人の友人のお父さんの誕生日パーティーでカラオケを披露するほど、家族ぐるみでお世話になっています。
8. 笑顔で接する
笑顔は、相手との距離を縮めるのに最適な方法です。たとえ緊張していても、できるだけ笑顔で接するようにしましょう。相手に安心感を与えることができます。
更に、エンドルフィンの放出を引き起こす笑顔は「幸せホルモン」の生成を促します。ストレスや不安を軽減し、全体的な幸福感を高めるのにも役立ちます。
ベトナム人はニコニコ明るい人が多いため、こちらも元気に笑顔で接すると喜んでもらえます。
笑顔は、世界共通の最高の武器ですね◎
9. 失敗を恐れない
外国人とコミュニケーションをとる中で、失敗することは誰にでもあることです。失敗を恐れて話さない、返事をしない、顔をそむけるなど、やってしまいがちですが、アウトプットの機会を失うだけでなく、相手を不快にさせてしまうかもしれません。
ベトナム人はお喋りが大好きです。失敗を恐れずどんどんコミュニケーションを取りましょう。
10・心理学も時には大切
心理学は、人々の行動や思考を理解し、予測しようとする学問です。心理学には、人々をよりよく理解し、コミュニケーションを円滑にするための多くの応用があります。頼り過ぎはいけませんが、心理学はビジネスシーンでも多く活用されているので、覚えておいても損はないでしょう。
1.ミラーリング効果
ミラーリング効果とは、相手の仕草や表情を真似することで、相手との親近感を高める効果です。外国人とコミュニケーションをとる際には、相手の仕草や表情を真似してみましょう。そうすることで、相手はあなたに親しみを覚え、コミュニケーションが円滑になります。
2.ベクトル法則
ベクトル法則とは、人の視線の方向に自分の視線を合わせることで、相手との信頼関係を築くことができるという法則です。外国人とコミュニケーションをとる際には、相手の視線の方向に自分の視線を合わせてみましょう。そうすることで、相手はあなたを信頼し、コミュニケーションを取りやすくなります。
3.ハロー効果
ハロー効果とは、人の第一印象が、その後の印象に影響を与えるという効果です。外国人とコミュニケーションをとる際には、第一印象を良くするように心がけましょう。そうすることで、相手はあなたに対して好印象を抱き、会話をするチャンスが増えるかもしれません。
4.カタルシス効果
カタルシス効果とは、自分の気持ちを相手に話すことで、気持ちが楽になるという効果です。外国人とコミュニケーションをとる際には、自分の気持ちを素直に話しましょう。そうすることで、コミュニケーションが円滑になります。
5.自己一致性原理
自己一致性原理とは、自分の行動や言動が一貫していることで、相手から信頼されるという原理です。外国人とコミュニケーションをとる際には、自分の行動や言動に一貫性を持たせるようにしましょう。しかし柔軟性は必要なので、頑固になりすぎないように注意しましょう。
まとめ
子どもの頃は簡単だった友達作り、歳を取るにつれて、なぜか、新しい友人を作るのは難しく感じてしまうものです。しかし、陽気な人が多いベトナムなら、すぐに仲良くなれること間違いなし!!
お酒を飲む方は、ビアホイと呼ばれるベトナムのローカル居酒屋でベトナム流の乾杯をしてみると、距離がぐっと近づきます。
非常に初歩的な内容が多いですが、それだけ素直に向き合ってくれるのがベトナムの国民性です。つい忘れがちなコミュニケーション。毎日の通勤、通学路や買い物の際にちょっとしたお話をしてみると、素晴らしい出会いがあるかもしれませんね。
ベトナム情報週刊コラム
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- 2025.10.15
- ベトナムでの最適なSIMカード購入方法
- 海外に行く時に何よりも手放せないものは、”携帯電話”ではないでしょうか…? ガイドブック片手に右往左往しながら知らない土地を歩くのも一興ですが、今となっては地図を見るのも、レストランを探すのも、レートの計算をするのも、翻訳するのも、なにもかもスマートフォン一つで済んでしまう便利な世の中になりました。 言葉も通じない異国の地で、なによりも味方になってくれる携帯電話。 ベトナムは日本よりも街中でwifiが使える環境が整っておりますが、不安な方が多いと思います。実際に旅行で来越した友人や日本から移住してきた筆者の知り合いにも、100%聞かれるのがベトナムのネット環境についてでした。 そこで、この記事ではベトナム到着後スムーズかつ、お得にSIMカードを購入するための情報をお届けします。 ベトナムに着いてから、『現地のSIMカードが使えない!』なんてことにならないよう、日本で購入したスマホは日本でSIMロックの解除をする必要があります。 SIMロックとは…?📱 SIM ロックとは、特定の携帯電話会社と契約を結んだ際にその会社の回線のみを利用できるようにするため、ロックをかけることです。 例えば、A 社の SIM ロックがかかっている場合は、B 社の SIM カードを差し込んでもを通話やデータ通信ができません。 そのため海外渡航時に現地の通信事業者の SIM カードを利用することが不可能です。 日本の大手キャリアと契約を結び、SIMロックがかかったスマホをお持ちの方は、渡航前にそのキャリアの店舗に行きSIMロック解除の手続きをする必要があります。 日本の大手キャリアのSIMロック解除方法は下記のリンクより確認してみてください◎ ①docomo ②au ③Softbank 渡航前の準備が済んだら、気になるのは現地のインターネット事情ですよね。 実はベトナムは、超インターネット大国! 街中のカフェやレストランに入り、wifiがない店舗はないと言っても過言ではないくらい、至る所に無料wifiが完備されています。 筆者の生活圏内ではカフェ、レストラン、習い事のセンター内、ネイルショップ、などほぼ全てにあるので、自身が契約しているデータを使用するのは街中でマップを見る時くらいです。 そのため1か月で使用する契約しているSIMのデータ使用量は2G程度です。常にスマホが手放せないベトナム人の友人たちも3~5G/月を契約を使用し、wifiを使用していることがほとんどです。 ただ、ベトナムのwifiはスピードが遅かったり、混雑状況によってスムーズに使用できないときもあるので、少し多めのデータ量を購入しておく方がいざという時に安心です。 ここではベトナムの大手通信会社3選をお伝えします。 日本で代表される大手通信会社といえばdocomo・au・Softabankなどがあげられますが、ベトナムではこれから紹介する三つの会社で、実に全体の通信会社のシェアの90%を締めています。 ※画像参照元:Viettel Telecom FACEBOOK Viettelは国防省が所有・運営している国営企業で国内シェアNo.1の会社です。基地局が最も多いViettelは、郊外などに行っても通信が最も安定しているキャリアの一つとなっています。 筆者のプライベート携帯はViettelを使用していますが、様々なプランがあり、スマホのアプリから簡単にプラン変更や料金のチャージもできて便利です。 画像参照元:mobifone FACEBOOK 画像にもある通り、mobifoneは今年創業30周年を誇る、ハノイの情報通信省傘下の通信会社です。3社の中でも最も老舗のmobifoneは、Viettelの次に高いシェアを持っています。 筆者が会社で使用しているSIMはmobifoneですが、Viettel同様通信状況も問題なくアプリを使用してチャージやプラン変更が可能です。 ※画像参照元:vinaphone FACEBOOK vinaphoneは3番目にシェアを誇る通信会社で、ベトナム郵電公社傘下の会社です。シェアは大手3社の中で見ると3番手ですが、最も早く5Gの導入を試みた会社でもあり今後のさらなる躍進が期待されます。 2021年に3200人のハノイとホーチミン在住の方にアンケートを取った結果、mobifoneはネットワークのサービス品質を最も高く評価され、コストと安全性やセキュリティ面ではViettelが最も高い評価となりました。 ※参照元:SOCIALIST REPUBLIC OF VIET NAM Government News 次に、短期でベトナムに渡航した際の携帯電話の使用方法を3つ紹介します。それぞれのメリット/デメリットを確認して、自分のスタイルに合った方法を選んでください。 旅行や出張のために短期滞在で来る方には、ポケットwifiを日本でレンタルするという方法があります。 1日あたりの使用上限によって料金が異なりますが、300~2000円/日が標準的な料金となっています。『ベトナムに着いたらすぐにインターネットが使用できる状態にしたい!』『面倒なやりとりを現地でしたくない!』という方には日本側でレンタルしていけるポケットwifiのレンタルは便利ですよね。 ≪メリット≫ 到着後すぐにインターネットが使用できる SIMロックが罹った状態でも使用できる 現地でのやり取りが不要なので英語やベトナム語ができなくても安心 ≪デメリット≫ 常に端末を持ち歩かなければいけない 端末の充電がなくなったら使用できない 料金がかさむ可能性が高い ...
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- 2025.10.14
- ハノイに住むなら絶対おすすめのエリア6選
- ハノイには、様々なエリアがあります。どこに住むべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 何を重視して住む場所を決めるのかを少し考えてみましょう。例えば、家賃、交通の便、治安、買い物、休日の過ごし方など、人によって重視するポイントは異なります。 以前、【ハノイ生活】賃貸物件を選ぶ際のポイントで紹介した注意点やチェックポイントを参考に本記事ではエリアごとの特徴を紹介していきたいと思います。 中心地に住むメリットはたくさんあります。新しいお店やイベントが多かったり、買い物や食事を楽しむのに便利だったり、文化や芸術に触れやすかったり。 今から紹介する6つの地区がハノイの中心エリアと呼ばれているのでぜひ、参考にしてみてください。 バーディン地区は、ベトナムの革命家であり政治家であるホーチミンの墓があります。また、ハノイの象徴であるホーチミン廟、ベトナムの国会議事堂、ベトナム軍事博物館など、多くの歴史的建造物や観光名所があります。 ハノイの中心部に位置するため、交通の便が非常に良いです。その反面、渋滞も発生しやすいですが、ハノイの中心駅であるハノイ駅や、ベトナムの主要な空港であるノイバイ国際空港に簡単にアクセスできます。 また、治安も良く、生活しやすい地区です。多くの外国人居住者が住んでいるため、英語を話す人も多く、国際的な雰囲気があります。 バーディン区には、ベトナムの国民的英雄ホーチミンの偉業を称えるために1975年に建てられたホーチミン廟があります。こちらは、ベトナムの建国の父、ホーチミンが眠る廟です。 バーディン区の西側には日本人街と呼ばれる、日本食レストラン・日本食材が売られるスーパーマーケット・日本人向けアパートなどが立ち並ぶキンマー(Kim Ma)エリア・リンランエリア(Linh Lang)と呼ばれるエリアがあります。 大きなスーパーマーケットやCHANELなどのハイブランドコスメが購入できるLotte Center、UNIQLOや無印が入るVincom Metropolisなども目と鼻の先にあり、生活には困らないのがバーディン区の西側エリアです。 バーディン区はこんな人におすすめ!☟☟☟ 日本の商品が買えるスーパーで買い物したい。 日本のアパートのような設備が整ったアパートに住みたい! 1人暮らしで手軽に日本食が食べたい! 「カウザイ」「コウザイ」とも呼ばれるエリアです。コウザイは、ベトナム戦争中に米軍の爆撃により大きな被害を受けましたが、戦後復興し、現在はハノイで最も活気のある地区の一つとなっています。分譲タイプのコンドミニアムに大型のショッピングモールが併設されている施設が多数あります。また近年は都市開発が活発に行われており、IT企業など近年進出してきた日系企業が多数存在します。 ビジネス街に住宅地が混在しているので、多くの公園や緑地もあり、散策やジョギングに最適な場所です。特にコウザイ公園はお子様連れのお散歩におすすめで、公園内のローラースケート場にはレンタルのキックボードやローラースケートもあるので手ぶらでも楽しめます。 ハノイ大学やベトナム科学技術大学などの大学が集積する学術都市でもあるコウザイは、ハノイ市の中心部からアクセスが良く、住環境も良いことから、ベトナム国内でも人気の高い居住地です。西隣のナムトゥリエム区には日本人学校もあり、家族で滞在されている方を中心に人気なエリアです。 紅河が氾濫してできたとされている「ホアンキエム湖」。金融・行政機関・大使館・観光名所などが集まる地域で通称は旧市街。 街の中心にあるハノイを象徴する湖で、ハノイの人々が一日中、集う憩いの場でもあります。面積は約13ヘクタール、周囲は約2㎞。遊歩道が整備されており、湖の周りには、巨大な亀の像が鎮座するホアンキエム湖にある小さな島にある寺、玉山祠(ぎょくさんじ)、ホアンキエム寺、ハノイ大教会などの歴史的建造物や、公園、レストラン、ショップなどが立ち並んでいます。 ホアンキエム湖は、ハノイのランドマークとして知られており、地元の人々のみならず観光客にも愛されています。湖の周りを散歩したり、ボートに乗ったり、お茶を飲んだり、食事をしたりと、さまざまな楽しみ方があります。 上記画像の「ハノイ大教会」は、アーチを描く高い天井を持ち、荘厳な雰囲気が漂います。仏領時代の1868年、仏教寺院の跡地に建設された後、現在のネオ・ゴシック様式に改築された教会です。 このように、観光地が近いため、ローカルアパートやサービスアパートよりホテルが多いエリアです。大変便利なエリアですが賃料が他の地域より高価格帯の物件が多いです。 そしてホアンキエム湖を取り囲む道は金曜の夜から日曜の夜の週末、歩行者天国になりますので周囲の車道は多くの車と人でいっぱいに。まるでお祭りのような雰囲気ですが渋滞も起こりやすいエリアとなります。 ホアンキエムエリアは見どころが満載なので、休日の散策などでお出かけエリアとして利用するのがおすすめかもしれません◎ ハイ バー・チュンの語源は、二人(hai)のチュン(Trưng 徴)姉妹という意味で、bàは女性の敬称です。祖国の防衛のために立ち上がった「ベトナムのジャンヌダルク」と例えられる果敢な姉妹の名前が由来で、今も区内には姉妹を祭る祠が残っています。 ハイバーチュン区には、ハノイ外国語大学、ベトナム工科大学などの大学や高等学校が集積する教育の中心地でもあります。 大きなショッピングセンターや日本人向け飲食店などもあるので日本人に好まれるエリアです。中心地にも近く日本人も多いため便利なロケーションです。下町情緒もあり、ハノイ本来のゆったりした時間を感じることができます。 せっかくだからローカルな感じで生活したい!と言う方はハイバーチュン区にある「ホム市場」がおすすめです。 生鮮食品、衣料品、雑貨など、さまざまな商品が販売されています。朝7時00分~18時30分前後までが営業時間ですが、衣料品や雑貨は、夕方前に店じまいをしているお店をよく見かけるので、お目当ての物がある場合は時間に余裕をもって行きましょう。 ローカルな雰囲気も楽しみつつ、日本食レストランもあるため単身者の方に非常に人気なエリアです。 コロナ禍で閉まった飲食店もありましたが、再開発が進んでおり、高級レストランや日本食レストランが増えていますので、これから狙い目のエリアかもしれません◎ 地図で見るとハノイ中心地のさにらに中央にあるドンダー区。 ベトナム鉄道の「ハノイ駅」などがあるエリアです。ハノイ駅はホーチミンとハノイを結ぶ「南北統一鉄道」や少数民族が暮らす山岳地帯「サパ」との発着地点でとても重要な駅です。 旅情あふれるハノイ駅は観光地としても有名で日本では非常に珍しいディーゼル機関車が整然と並んでいます。筆者も哀愁漂う独特な雰囲気が好きで何度も見に行ったり、違う駅のほうがアクセスが良いのに、わざわざハノイ駅から乗車したこともあります。 2011年から建設が始まったハノイ市メトロ計画。ドンダー区のカトリン駅から南西のイェンギア駅まで全12駅が設置されています。現在、2A号線と呼ばれるカトリン線は、工事の殆どが完了しており、すでに試運転が開始されています。ハノイのメトロ計画は全10路線が計画されており、全長は13.1km、その中で現在2路線が建設中です。 ノイバイ国際空港と市内を結ぶ路線(2号線、6号線)も計画されているそうです。 ハノイの中心部まで渋滞があると通勤に30分以上かかっていたエリアでも、メトロが開業するとカトリン駅まで10分前後で到達できるようになるため、一気に利便性が向上すると考えられます。 古き良きが残るハノイ。時代の移り変わりを感じ、寂しく感じますが発展の速度には目を見張るものがあります。開通すれば勿論、土地の価値は上がり賃料も上がるので、今後の値上がりが想定される地区です。今ならまだお手頃に契約できるチャンスがあるかもしれませんね。 タイホーエリアには、湖に面した閑静なエリアで、湖畔には高層マンションや高級ホテルが多く、外国人や富裕層が多く住んでいます。高級ホテルやレストラン、スーパーなどの施設も充実しています。ノイバイ国際空港からアクセスも良いので観光客にも人気です。 特にタイ湖の東側エリアは西洋人や欧米人が多く住むエリアのため、レストランやカフェもベトナムを感じるお店は少なく異国情緒が漂うエリアです。 また、コンビニやレストランで比較的英語が通じやすい非常に便利なエリアです。 全てがハイクラスに感じるタイホーですが、路地に入ればサービスアパートやローカルアパートもありお洒落でハイセンスな街に格安で住むこともできます。 また、ベトナムの政府関係者や各国の大使館関係者が多く住むエリアなので安心、安全なロケーションになります。 幼稚園も数件あり、日本人学校のスクールバスも送迎ルートに含まれます。 夜は湖を見下ろせるお洒落なBarや、湖を囲むようにとても賑わっているお店も多く、やはりこちらも西洋人や欧米人が多いです。ベトナム人のデートスポットにもなっているので、湖を眺めるカップルもたくさん見かけます。 とてもロマンティックで落ち着いたタイホー区は、個人的に一番おすすめなエリアです。 ファミリーで住みやすい大きなレジデンスもあり、女性の一人暮らしからファミリーでの生活まで幅広くおすすめのエリアです。 タイホー区はこんな人におすすめ☟☟☟ おしゃれなカフェやレストランに囲まれて暮らしたい! 子供もいるので、ファミリーで安心して住めるアパートに住みたい! 英語の勉強をしているので、英語を日常的に使えるエリアに住みたい。 ご紹介したエリアが、ハノイに住むうえでの日本人の方が住む中心エリアとなります。 なによりも自分のライフスタイルに合ったエリアを選ぶことが、海外生活を快適に過ごすための重要なポイントです。 皆さんのベトナムライフの第一歩として、こちらの記事が参考になれば幸いです。
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- 2025.10.13
- ベトナム・ハノイでの休日の過ごし方
- お休みは、自分をリラックスさせ、充電するのに必要な時間です。普段の生活から離れて、ゆっくりと過ごしたりどこかに行こう!と考えていても、いざ休みになると、腰が重くなったり、休みの日をどのように過ごしたらよいか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 せっかくの休みなので自分の好きなように過ごすのが一番ですが、新しい趣味を始めたり、旅に出てみたり、何か新しいことに挑戦してみたりすることで、自分の視野を広げ、ベトナムライフをより豊かにすることができるかもしれません。 休みの日の過ごし方には、さまざまな方法がありますが、観光地を一通りまわり終えたハノイ在住の筆者のライフスタイルに基づき、いくつかの例を挙げてみましょう。 ハノイ旧市街は、ベトナムの首都ハノイの中心部に位置する歴史的な地区です。10世紀に建てられたタンロン城の城下町として発展し、19世紀にはベトナム最大の商業都市となった古き良き街を感じるハノイの代表的な観光地です。 旧市街は、当時を支えた36の職人組合別の通りに区切られています。例えば、ハンコアイ通りは金属製品、ハンガイ通りはシルク製品など商品ごとに区分され、これらの通りには、昔ながらの職人や商品が軒を連ね、活気に満ちているのでランチや買い物がてら散歩するだけで楽しく、筆者は休日このエリアに行くことが大半です。 日常生活で足りない物が出た時には休みを利用して買い物へ行きます。商品ごとに分かれているので、見つけやすく、街並みを眺めながら観光して、お土産なども購入しやすいです。 まさに、観光者には一石二鳥なスポットです。たくさんの通りがあり、1日では観光しきれないので好みの通りを見つけるか、数日に分けて散策することをお勧めいたします。人気の観光スポットの玉山祠(ぎょくさんじ)や、ホーチミン廟、ホーチミン博物館、ハノイ大教会なども近いので、観光したい場所に合わせて通りを選ぶのも楽しいです。 このエリアは金、土、日曜日の夜間にはナイトマーケットが開催され歩行者天国になります。夏季は19:00~24:00、冬季は18:00~24:00ですが時間通り開催されるかはご愛敬。時間に余裕を持っていくと良いでしょう。 ナイトマーケットも色々な物が売っており、小物や洋服、靴におもちゃなど、掘り出し物があったりします。価格は全体的に低めですが、観光客価格は存在するので価格交渉をするかベトナム人の友人に同行してもらうと驚くほど安く買える品も多々あります。 毎週行われているので混雑具合にはかなりばらつきがあり、歩行者の数が多過ぎてすれ違うのも一苦労の日もあれば、状況変わり人が少ない日もあります。地元民も観光客も一気に集まるので、異国情緒漂うお祭りのような雰囲気です。 先ほど紹介したエリアから目と鼻の先にあるドンスアン市場。ハノイ市街地では最大規模の面積を誇る3階建ての屋内市場です。5つのアーチ型の屋根が特徴的な巨大な建物で、地元の人たちの暮らしに密接した市場です。 衣料品、雑貨、食品、お土産など、あらゆる商品が揃っているドンスアン市場は、観光客にも人気のスポットで入場は無料です。朝7:00~夜18:00頃まで開いているのですが、お昼の時間はお店の人たちがランチ休憩で外出していたり、店内の商品の上で寝ているのが日常です。そんな「ゆるさ」も理解してから行くと、より楽しく散策できると思います。 1階は靴や雑貨、2階は衣料品、3階は子供服がメインです。また、外回りには食品関係のお店が多く並んでいます。 観光客も多いので英語でコミュニケーションがとれる人もいますが、観光客には高めの値段を提示されることがあります。食材や日用品は誤差の範囲ですが、某メーカーの人気イヤフォンなどは言い値なので、違うところで聞いたら3倍近くぼったくられていた、なんてことも筆者はありました。 逆もしかりで、すごく安く購入出来ていたこともあり、事前にしっかりと相場を調べて値段交渉をすることが必要です。相場がわかって交渉するのと、そうでないのとでは雲泥の差となります。元々の値段がとてもリーズナブルなので、良心的な価格を提示してくれてるにも関わらず値切ってしまい、現地の友人に笑われたこともありました。 さらに値引きもしやすくなるコツはまとめ買いです。値段が安すぎる場合には追加で量を増やしてくれたり、違うものをプレゼントしてくれたりと、ベトナム人はとても気前が良く優しい人が多いです。 こちらもナイトマーケットのエリアに含まれるので、昼と夜では雰囲気が全く違います。厳密にいえばどちらも36通りのナイトマーケットの一部ですが、どちらも渋滞がすごいので帰りは歩いて少し離れてからタクシーを呼ぶと良いでしょう。 日々の疲れを癒すなら間違いなくマッサージですよね。できることなら毎日だって受けたいストレス解消法。 ベトナムのマッサージは、東洋医学に基づいた指圧マッサージやオイルマッサージが主流です。手のひらや指先を使って、筋肉や骨格のツボを刺激し、血行を促進します。ベトナムのマッサージは、痛みがなく、リラックス効果が高いのが特徴で、価格も日本に比べると安価です。 街の格安マッサージからラグジュアリーなスパまで幅広くありますが、一般的に日本のマッサージでは10分1,000円が相場と言われています。 一方でベトナムではお店や施術内容によって異なりますが、一般的に、1時間のマッサージで、200,000VND(1,193円/2023.6.5レート)~500,000VND(2,982円)です。日本の半額から5分の1程の料金で施術が受けられます。 マッサージのメニューは大きく分けて下記の3種類に分類され、ボディマッサージにはでホットストーンやオイルなども選択できます。 フットマッサージ: 足のツボを刺激することで、疲労回復やむくみ解消に効果的です。ソファに座って30分から受けられるので、時間がない時におすすめです◎ ボディマッサージ: 全身の筋肉をほぐし、血行を促進します。60分からのコースが多く、上半身もしっかりマッサージされたい時にはこちら。 ヘッドマッサージ: 頭皮や顔のツボを刺激することで、リラックス効果や美容効果が期待できます。ボディマッサージに組み込まれていることも多いですが、ヘッドマッサージのみやボディマッサージ+ヘッドマッサージも可能です。 ※日常生活ではチップ文化はありませんが、マッサージではチップが必要なことが多いです。料金メニューの5~10%が相場とされております。基本的には施術をしてくれたマッサージ師に直接渡しますが、お会計で一緒に支払うシステムもあります。強制ではありませんが、チップ込みの記載がない店舗ではよほどひどい施術ではない限り、渡した方がスムーズです。 店舗により、伝統的なベトナム式マッサージやタイ古式、アロママッサージなど、さまざまなマッサージを受けることができます。また、サウナやジャグジーなどの設備も充実しています。ヘッドスパやフェイシャルなどのエステメニューも充実していて、店舗内は広々としており清潔に保たれ且つラグジュアリーなところも多いです。 ざっくりとした、マッサージのカテゴリーは下記の通りです。 格安マッサージ(100,000~300,000VND):最低限の清潔さでサービスやラグジュアリーさには欠けるが、格安。毎日行くなら◎60分100,000VND(約500円)~ ラグジュアリー街スパ(500,000~1,200,000VND):街中にあるラグジュアリーで接客レベルや清潔感の高いスパ。リラクゼーションを求める女性にはおすすめ。 高級ホテルスパ(1,000,000~3,000,000VND):五つ星ホテルなどに併設された、最高級スパ。ベトナムの中では最高級ですが、日本の5つ星ホテルのスパと比較すると、リーズナブルなのでたまには自分へのご褒美に! 上記から用途や頻度に合わせて、お気に入りのお店を見つけるとベトナムでの快適生活が待っているのではないでしょうか。 バッチャン村は、ベトナム北部、ハノイ市の中心部から南東約15kmに位置する村で、ベトナム観光の人気スポットの一つです。1,000年以上の歴史を誇る陶器の産地で、ベトナムでも有数の陶器の産地にも関わらず人口は5000人ほど。 バッチャン村で作られる陶器は、土の質が良く、その作業のほとんどが手作りで作られているのが特徴です。バッチャン村の陶器は、ベトナム国内だけでなく、フランス、日本、韓国、ロシア、イタリアなど世界中で人気があります。 その多くは白地に青や緑の絵付けが施されたものが特徴で、絵付けには、自然のモチーフや伝統的な文様が用いられます。素朴で温かみのある風合いが魅力でしたが最近では近代的なデザインも増え、新たなファンを獲得し続けている。 バッチャン村の中には、多くの陶器の工房やお店があります。工房では、陶器の製造過程を見学したり、陶器作り体験をすることができます。お店では、バッチャン村で作られた陶器を買うことができます。 タクシーやバスで簡単に行くことができ、ハノイ市内からバッチャン村までの所要時間は、約30分~40分と上記と比べると気持ち遠いですが小旅行気分が味わえ、気晴らしになります。 女性に人気なスポットですが、カップ、皿、陶器の絵、陶磁器のアクセサリーなどの陶器製品は多様なので、男性も楽しめるスポットです。ぜひ陶器の工房やお店を訪れてみてください。 現代社会は、常に何かに追われているような感覚があります。仕事、家事、育児、人間関係など、私たちは常に何かしらのプレッシャーを感じています。そのため、つい肩に力が入り、知らぬ間に緊張状態となっている場面も多いと思います。 肩に力が入っていると、身体にも心にも悪影響が出てきます。イライラ、不安、焦りなどの感情を抱きやすくなってしまい日常でストレスを感じやすくなります。 そうなる前に休日ぐらい好きなことを好きなだけして、日頃の自分にご褒美をあげるのはどうでしょう?ハノイはリーズナブルに贅沢ができるのでおすすめです。紹介したエリアやマッサージ&スパの店舗紹介は観光地紹介と共に別記事で詳細に紹介していきますのでお楽しみに。それでは皆様に良い休日が訪れますように。