ベトナム観光情報

2024.01.08

【ベトナム 食文化】現地在住者がお届け!地元の味を楽しむためのガイド(ホーチミン編)

【ベトナム 食文化】現地在住者がお届け!地元の味を楽しむためのガイド(ホーチミン編)
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

中国と植民地時代のフランスの影響を受けて発達したベトナム料理。 東南アジアの料理というとスパイシー・香草などのイメージが強いですが、ベトナム料理は辛すぎず、甘すぎないマイルドな食事が多いのがポイント。 また、新鮮な野菜やフルーツ、種類豊富なハーブをたっぷりと使い、お肉や海鮮も豊富でヘルシーなメニューがたくさんあります。 世界肥満度調査でもベトナムは堂々の最下位でスレンダーな人が多い国なのは、ベトナム料理のヘルシーさに起因しているのかもしれませんね◎ そんなベトナム料理ですが、日本で聞き馴染みがあるのはフォーや生春巻きくらいでしょうか? でも実はそれだけではありません!日本にいるとなかなか聞いたことのないであろう数々の美味しい料理がベトナムにはあります。 そこで、こちらの記事ではホーチミンでおすすめのベトナム料理やそれらが食べられるローカルレストランを紹介していきますので、ホーチミン来訪予定者は必見です!!   まず初めに、ベトナム料理は長年諸外国の支配下にあったことからも外国の料理の影響を大きく受けており、特に中国料理のルーツは大きく、またフランスの植民地であった経験から、フランス料理の影響も大きく受けています。 ※ベトナム料理の歴史やハノイの料理については☞☞ハノイ編の記事☜☜をご覧ください◎ ここでは、ホーチミンを中心とするベトナム南部の食文化について紹介していきます。 ベトナム南部はカンボジアやタイと隣接する地域であり、一年を通して暑い熱帯モンスーン気候のエリアです。 周辺諸国の影響を受けながら独自の食文化を築いてきた南部は、砂糖やココナッツミルクなどを多く使用し濃厚で甘い味付けが多くなっています。 また海が近いため、海老やイカや貝などの海鮮が豊富に使用されたシーフード料理が数多くあります。 フォーなどのスープも砂糖が多く使われた、甘味の強いスープとなっており、常夏ならではの汗をかいて流出した糖分を補える甘味の強い濃厚な味付けです。 カンボジアから伝わったとされるフーティウ(米粉麺)など、ハノイなどの北部ではあまり見られない料理もありますよ。   ベトナムの朝は非常に早く、朝食を提供するフォー屋さんなどは5時~6時には開いています。 そして、外食文化が盛んなベトナムでは朝ごはんを外で食べることが非常に多いです。 ホーチミンでは朝ごはんには海鮮やうずらなどが入ったフーティウという米粉麺料理や、コムタム(ご飯+お肉や目玉焼きなどの定食)、バインミーなどがよく食べられています。 ベトナム料理の定番フォーは、ハノイには多くありますが、意外とホーチミンでは店舗を見かけません。   どこを歩いてもカフェが見つかるベトナム。ベトナム人はとにかくカフェが大好きなんです! ホーチミンの街中ではおしゃれなカフェがたくさんあり、様々なカフェが建物一棟の中に入ったカフェアパートメントと呼ばれている建物まである程です。 デートの定番はもちろんカフェ。写真撮影スポットはおしゃれなカフェ。ベトナムに来たら是非カフェを楽しんでみてくださいね☕ ベトナムコーヒーと呼ばれるコーヒーは、苦みの強いロブスタ豆が使用されており、朝すっきりしたい方にはおすすめです◎ 濃く苦みが強いため、砂糖ではなく練乳で甘味を出します。日本人がイメージしているコーヒーとは異なるので一度試してみてくださいね。 ロブスタ豆のベトナムコーヒーとアラビカ豆のアメリカンコーヒーの両方を提供しているお店も多いので、注文時にはメニューをよくチェックしてください。   日本では食事を残すのは礼儀がなっていない、ご飯粒には神様いるから残してはいけない、などと子供のころから教育されますよね。 しかしベトナムではお客様が来た時に食べきれない程の量を出し、お客様も全てを平らげずに残すのがおもてなしとされています。 これは中国の食文化から来ている習わしで、全て食べてしまうと足りなかったと思われてしまうので要注意ですね! また、残ったものを持ち帰ることができる文化があるので、レストランで頼みすぎてしまった場合には『mang về(マンベー)=テイクアウト』と伝えると持ち帰り用の箱や袋をもらえますよ◎   ベトナムにはたくさんの汁物料理があります。日本では蕎麦やラーメンを食べる際にはズズズとすすって食べるのが当たりまえ。 しかしここベトナムでは、フォーの出汁を飲むときも、すすってはいけません!一口ずつスプーンですくって飲むようにしてくださいね。 フーティウなどの汁物にも蓮華ではなくスプーンがついており、少々飲みづらいのはご愛敬。笑 どんぶりに口をつけてスープを飲むこと、麺をずるずる進むのもご法度です✕   ベトナムの飲み会といえば、ビール。 ベトナムで飲み会に行くと、いろんなところから『1(モッ),2(ハイ),3(バー)ヨー!』という掛け声が聞こえてきます。 北部ではアルコール度数40~50%くらいのウォッカが良く出てくるのですが、ホーチミンではとにかくビールが多いです。 グラスに氷を入れてビールを注いで飲むスタイルに、筆者もビールに氷…!?と思っていましたが、今となっては氷がなくなるとオーダーするほど笑 暑いホーチミンではビール×氷がとにかく合います◎ また、日本では最初と最後に乾杯の音頭があるくらいで、毎回乾杯してお酒を飲むことはありませんよね。 ベトナムにいると、一人でお酒に口をつけることは少なく、毎回飲みたいなと思いグラスを持つとどこからともなく乾杯の声が始まり、飲むという流れがあります。 お酒を飲むときの掛け声もいろいろありますが、『một trăm phần trăm(モッ チャム ファン チャム)』một trăm=100%、phần trăm=飲み干してという掛け声がよく聞こえてきます。   ホーチミンで人気の麺料理といえばフーティウ。 筆者もベトナムに住み始めるまでは聞いたことのない料理でしたが、こちらは南部の定番料理です。 一度半乾燥させてからカットされた麵はコシがあり、フォーの麺の様に柔らかくはありません! 豚骨ベースのクリアなスープに海老やイカなどの海鮮、レバー、挽肉などの具がたっぷりと入っているHủ Tiếu Nuoc(Nuoc=スープ)と、甘じょっぱい角煮のタレのようなソースを絡めて食べるHủ Tiếu Kho(Kho=乾燥した)があります。 スープありのフーティウは甘味もありますが、あっさり目で癖もなく日本人の口によく合う味付けです。 タレを絡めて食べる汁なしフーティウは濃厚なタレで、ジャンキーさもありますが病みつきになりどちらもおすすめの一品です。 Hủ Tiếu Nam Vang Thành Đạtのフーティウは超人気店で、いつ行っても混雑しており汁ありも汁なしもどちらもお勧めです! ハノイではほとんど見かけないフーティウは、是非ホーチミンで食べてほしい一品です◎   続いてお勧めしたいのがコムタムです。 コムタム(Cơm Tấm)は本来”砕き米”を意味するベトナム語なのですが、ホーチミンではコムタムといえば白ご飯+甘じょっぱいポークステーキやチキンステーキ+目玉焼きの定食を指します。 こちらも南部ではよく食べられるのですが、北部ではあまり見かけません。 豚肉や鶏肉の部位が選べて、+トッピングで目玉焼きやお漬物などが選べるワンプレート定食になっています。 メインのお肉料理が日本の照り焼きに近い味付けでごはんが進む、とっても美味しい一品です◎ ローカル店も沢山ありますが、初めての方はCơm Tấm Mộcというお洒落で涼しい店内でゆっくり食べてみることをお勧めします! 筆者も日本から友人が来た際によく連れて行くお店の一つですよ。   ベトナム風お好み焼と言われるバインセオ。 ターメリックで色付けされた薄い黄色の生地をぱりぱりに焼き、中に海老やもやし、豚肉などをたっぷり入れて挟んだ料理です。 それを野菜とライスペーパーで巻いて、ヌクマムというベトナムの魚醤と砂糖やにんにくなどを混ぜて作ったタレにつけて食べます。 このバインセオ。なぜ日本で知られていないのかと思うほど美味しくて筆者も大好きな逸品なのです! 特にBánh Xèo 46Aのバインセオはとても大きく、外はぱりぱり、中は大きな海老などがたっぷりで癖が少なく食べやすくて非常にお勧めです◎ 1人では食べきれないので2人以上で行くことをお勧めします。   こちらの記事ではホーチミンの食文化ついて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? ベトナムは南北に長い国であり、北部と南部では食文化も大きく異なります。 南部は常夏の国らしく、甘く濃厚な味の料理が多いのが特徴です。 日本でも大阪ではお好み焼、東京ではもんじゃ焼きなどとその土地独自の食べ物がありますが、ベトナムの食文化も同様です。 是非ベトナムで一括りにするのではなく各地の違いや特徴を知り、その地その地の郷土料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。 こちらの記事がこれからホーチミンを訪れる皆様にとって、参考になれば嬉しい限りです。  

2023.10.16

【ベトナム 土産】これで安心★喜ばれるベトナム土産10選!~2023年度(※最新版)~

【ベトナム 土産】これで安心★喜ばれるベトナム土産10選!~2023年度(※最新版)~
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ベトナム在住者にとって、悩みの種になるのが一時帰国時のお土産選び。 筆者も長年ベトナムに住んでいるため、知人からおすすめのお土産を聞かれることもしばしばあります。 ガイドブックに載っている定番のドライフルーツやココナッツのお菓子などももちろん良いのですが、何度も帰国を重ねるうちにもう買うものがない!というお声をよく聞きます。 そこでこちらの記事では定番のお土産から、帰国を重ねる方にとっても有益となるようまだあまり知られていないお土産まで幅広くご紹介していきます。 日本の家族や友人にこれまで喜ばれたお土産だけを厳選していますので、ベトナム在住期間が長い方も必見です◎   実はベトナムは世界でも有数のカカオ生産国。 生産量は突出して多い訳ではありませんが、ベトナム南部のベンチェ省、雄大なメコンデルタで作られるカカオは高品質で世界的にも評価されています。 そんなベトナムのカカオを使ったチョコレートは、お土産に最適です◎ 美味しいだけでなく、お土産に持って帰ると喜ばれるパッケージの可愛さなどセンスも抜群のチョコレート屋さんを一挙ご紹介!   ◆MAISON MAROU(ホーチミン/ハノイ) 言わずとしれたベトナムのおしゃれで高品質なチョコレート屋さんと言えば、MAROUのチョコレートです。 最近では日本の百貨店でもBean to Barのチョコレートコーナーに並んでおり、チョコレートフェアの際に見かけることも増えてきたMAROUのチョコレートは、カカオの含有量が高く甘みを抑えた大人のチョコレートが売りです。 ハロウィンやクリスマスなどのイベントに合わせて限定のチョコレートも登場するので、何度訪れても楽しいですよ! 店内にはカフェが併設されており、お店でしか味わえないチョコレートドリンクやケーキ等の飲食も可能です。 筆者いち推しは、甘すぎずカカオの香りが広がるホットチョコレートです。 是非お店を訪れる際には試してみてくださいね◎   ◆Pheva Chocolate(ハノイ/ダナン) ベトナムのカカオを中心に、フランスの伝統的な技術を用いて丁寧につくられているPheva Chocolate。 フレーバーに使用される胡椒やピスタチオなども選りすぐりのベトナム原産のものを使用し、ユニークなものがたくさんあります。 写真のようにフレーバーによって色が異なり、美味しいだけでなくパッケージがカラフルですがシンプルで洗練されています。 6個、12個、24個、40個の中から箱を選び、好きなフレーバーを詰めることができるので個人へも会社などのお土産にも便利ですよ◎ MAROUよりも甘めのチョコレートなので、広く多くの方に喜ばれる一品です。   ◆SAVALL(ダナン)*ホーチミン・ハノイはAnnam Gourmet marketで一部購入可 ダナンがメインになりますが、筆者の一押しのチョコレートがSAVALLのチョコレート。 店舗はダナンのみですが、最近ではホーチミンやハノイのアンナムグルメマーケット(日本の成城石井のような高級スーパーマーケット)にて見かけることができます。 スペイン人オーナーがバルセロナの昔ながらの技法を駆使して一つ一つ丁寧に作るチョコレートは絶品です◎ カシューナッツをチョコレートコーティングやチョコレートペーストなどもあり、ダナンの店頭に行くとアイスクリームがあるのですがこれがまた美味しい!! アイスはお土産に難しいですが(笑)、お土産を買いに行く時には試してみてくださいね。   やはりベトナムといえばナッツ。 最近ではヘルシーなおやつとして、サラダに、ヨーグルトに、あらゆるところで人気なナッツですが、日本で購入すると高級ですよね。 コンビニでは80グラムで300円以上もするので、ベトナムの高品質で格安なナッツ類はとにかくおすすめ! 現在ホーチミンに住む筆者はいつもタンディン市場のA MUOIさんで購入をしています。 カシューナッツ、ピスタチオ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツなどもありますよ◎ 100gから購入できますが、200g以上の購入の場合写真の右のカシューナッツのように真空パックにしてくれますので新鮮さを保てますね◎ 左下のワサビ味カシュ―ナッツや、左上、おつまみにぴったりの海苔ピーナッツなども喜ばれること間違いなしです! 少し割高にはなりますが市内のスーパーマーケットなどでも広く購入できますので、日本ではあまり多くない皮付きカシューナッツはおすすめです。   そしてベトナムといえばドライフルーツ!日本でも最近はコンビニで売られていたり女性を中心に人気ですよね◎ マンゴーやパイナップルのドライフルーツ、筆者のお気に入りはいちじくのドライフルーツです。 そのまま食べてもサラダやヨーグルトに入れても美味しく万能で、粒が大きいものがとてもお買い得ですよ。 こちらもホーチミンではナッツと同じA MUOIさんで購入可能です。   ベトナムといえばコーヒー大国。街の至るところにはカフェがあり、バリスタがいたり、スペシャリティコーヒーが飲めたりするカフェも沢山あります。 ベトナムコーヒーは苦みの強いロブスタ豆が主流ですが、最近では日本人が飲み慣れているアラビカ種もダラット産の高品質なものがたくさん作られています。 スーパーマーケットなどでも購入は可能ですが、ここではコーヒー好きな方におすすめなコーヒー豆をご紹介します◎ Black Bird Cofee(ハノイ) 旧市街にあるおしゃれなハノイっ子が集まるカフェBlack Bird Coffeeではダラット産のコーヒー豆が販売されています。 ブラックで飲んでもラテにして飲んでも美味しいコーヒーなので、コーヒー好きさんにはおすすめですよ◎   The Workshop Coffee(ホーチミン) バリスタが何人も常駐しているスペシャリティコーヒーが飲めるカフェThe Workshop Coffee。 こちらのカフェはお料理もコーヒーもとても美味しいのですが、自宅用にコーヒー豆を購入することができます。 美味しいコーヒー豆のお土産を購入したい方は、こちらの店舗での購入をおすすめします◎   ビールが安い国といえばベトナム! 333(バーバーバー)、Saigon Beer(サイゴンビール)、Beer Hanoi (ビアハノイ)などのスーパーで60円程度で購入できるビールから、おしゃれなクラフトビールまで様々あります。 お酒が好きな友人や家族にはクラフトビールをお土産に買って帰ったところ、非常に喜んでもらいました。 ベトナムクラフトビールの先駆けPASTEUR STREETのビールは缶も可愛く、美味しいクラフトビールでお土産におすすめですよ◎ PASTEUR STREETのレストランに行けばテイクアウトも可能ですし、webサイトからデリバリーも可能です。 Pasteur Street Brewing Coのデリバリーはこちらから   ベトナムでは沢山はちみつが取れるので、はちみつのお土産もおすすめです。 また、ベトナムの南国フルーツマンゴーやグアバなどを使ったジャムも小瓶で1個100円以下で購入できますので、ばらまき用のお土産にぴったりです◎ グアバやパッションフルーツのジャムはなかなか日本では出会えないので、ベトナムらしさもあっていいですね。 特におすすめは、Le fruitのジャム!アンナムグルメマーケットで購入することができます。   男性のばらまき土産には、インスタントラーメンがお手軽でおすすめです。 インスタントフォーやカップ麺のHao Haoなどは一個50~60円で購入でき、実用的です。 Acecook(エースコック)のインスタントラーメンは知っている会社なので、安心感があって嬉しいというお声が多かったですよ◎   ベトナムは刺繍バッグやポーチ、巾着などがとても人気です。 日本で購入すると1000円以上する華やかなお花などの刺繍が施されたポーチが200~500円程度で買えるので、ばらまき土産にもおすすめです。   ベトナムで歯磨き粉…?と思われる方も多いかもしれませんが、こちらのColgate OPTIC WHITEはベトナムで購入すると200円程で買えますが、日本ではネット販売で1000円以上します。 ホワイトニング効果が高くベトナムでは人気ですが、日本では未発売なのでお土産にしてみてはいかがでしょうか? 食べ物など好き嫌いなど難しいという方も、実用品で男女問わず渡せるお手軽にお土産です!   市場へ行くと、パタゴニアやスターバックスなどのロゴマークをモチーフにしたものや、ビールや国旗などのベトナムらしいロゴをあしらったTシャツがたくさん売れられています。 これが意外と可愛いものが多く、交渉次第で1枚500~700円程度になります◎ 家族にお揃いのTシャツを買って帰ったらとても喜んでくれましたので、交渉も楽しみつつお土産にしてみてはいかがでしょうか?   何度も一時帰国の際に筆者が購入している選りすぐりのお土産をご紹介しました。 ベトナム在住の方だと、何度も一時帰国の度にお土産を購入しているのでもうレパートリーがないよ~という声もよく聞きます。 そんな方々のお土産の参考になれば嬉しい限りです。是非まだ購入したことがない方は、試してみてくださいね◎

2022.09.08

祝日を利用してバオロク&ダラット旅行

祝日を利用してバオロク&ダラット旅行
ベトナム観光情報

数少ないベトナムの祝日を利用してバイクでバオロク&ダラットを旅行してきましたので、観光スポットなどの見どころを紹介致します。 前回は雲海を見るべくバオロクへ旅行しましたが、今回はあくまでも目的地はダラットだったので雲海はお預けでした。その代わり、バオロクといえば”お茶”が有名なので茶畑を見に行ってきました。 バオロクの茶畑で有名なのは、ダラットへ行く途中に見える山手か、Danbri滝の近くだと思います。 今回は景色も良いと聞いていたDanbri滝の近くへ行ってきました。 日本だと茶畑で有名な場所だと観光スポット化されているかと思いますが、バオロクの茶畑には観光スポット的なものはなく、茶畑が広がっているという感じでした。直売所があれば、お土産にお茶を買おうと思いましたが、そういったものもなく、ただただ広い茶畑がありました。 ちなみに”バオロク産のお茶”は中心部(下記参照)で買うことが出来ます。 住所:452A Trần Phú, Nguyễn Văn Trỗi, Phường 2, Bảo Lộc, Lâm Đồng 住所:498 Trần Phú, QL20, Phường 2, Bảo Lộc, Lâm Đồng *この近くにĐôi Dép直営のカフェがあり、カフェの横にもお店があります。 雲海が見えるバオロクは、早朝の朝靄が凄かったです。 早い時間だと『何事かと!?』と思うくらい視界がありませんでした。 バオロクからダラットへ向かう途中にベトナムでも有数の滝の名所があります。そこは『ポングール滝』という場所で、周りに何もないために観光客が少ないものの、滝が好きではない人でも見応えがあるかと思います。 近くには、養蜂場が無料で見学出来るカフェもあって、穴場的な観光スポットです。 ダラットの空港(実際はダラットの近く)から車で30分程なので、ダラットへ飛行機で行く場合は、往復のどちらかで時間を作って訪れても十分に価値があると思います。 住所:Đức Trọng District, Lam Dong *近隣に目立つ看板がないので、もしバイクで向かう時は滝へと向かう道をGoogle Mapsで探しながらQL20号線を進むのが良いです。ただ、滝へと向かう道に入ってしまえば、ほぼ道なりに進むだけなのでQL20から迷うことはないです。 住所:Phú Hội, Đức Trọng, Lâm Đồng ダラットは言わずと知れたベトナムの人気観光スポットです。花が有名ですが、その他にも多くの野菜や果物(イチゴや柿が有名)が育てられています。 バイクでダラットへ訪れると、見慣れない道路標識が飛び込んできます。 馬車通行禁止の看板です。 『この時代に馬車って』と思うかも知れませんが、湖周辺は馬車に乗って観光が出来るようです。 ダラット中心部より車で30分。バイクだと40分〜50分。ダラットへ行ったことがある人でも、クレイトンネルと名前を聞いてわかる人は少ないものの、ベトナム人の写真スポットとしては超がつくほど有名な観光スポットです。入場料は大人9万ドン。 園内には、土(粘土)で作られた立体構造物が多く見られます。 初めは、写真を撮りまくっていても同じような構造物を見ていると少し飽きてくるかも知れません。 『もう、お腹いっぱい』と感じたところ、終盤でこの有名な写真スポットが現れます。 インスタグラムやフェイスブックをしている人ならば、この写真を見てピンと来る人がいるかも知れません。 この立体物の正面は急接近出来るものの、写真は一組ずつしか取れないので、凄い行列が出来ていました。 住所:Phường 4, Dalat, Lam Dong ダラットのケーブルカー駅に隣接する有名な写真スポット。カフェとレストランが併設されており、カフェやレストランを利用する目的であっても入場料が10万ドン必要です。空いていると誰もが羨む絶景をバックにインスタ映えする写真が撮れるらしいのですが、訪れた時はツアーの観光客が写真スポットを独占していたので入場料10万ドン払っても写真スポットで撮影が出来ませんでした。 仕方なくレストランエリアで写真を撮りました。 ちなみにレストランは少し割高です。 住所:Đà Lạt Telpher- Starting Point, Phường 3, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng ダラットの大自然を一望出来るケーブルカー。ダラットの街とは反対方向に進むので、ダラットの街を眺めることが出来るのは少しだけ、しかし大自然を一望することが出来ます。 住所:Đồi Robin, Phường 3, Lâm Đồng *ケーブルカー駅の周辺には、ダラットの街が一望出来るおしゃれなカフェやレストラン、ホテルやバーが集まっています。 ドラえもんのアニメに出てくるような家や空き地がコンセプトになっている写真スポット。 入場料は5万5千ドンで、飲み物の料金は安いです。飲み物を頼まなくても大丈夫なのですが、ドリンク片手に敷地内の写真スポットをあちこち回るのがおすすめです。ちなみに飲み物を注文して、その場で待たずとも、店員さんが探して持ってきてくれます。 住所:36 Đ. Nam Hồ, Phường 11, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng *この近くには、映画『Em va Trinh』に出てくるような場所があり写真スポットになっていました。 ダラットのナイトマーケットはダラットでも有名なスポットになっているので、夜になると観光客が一斉にこの場所に集まると言っても過言ではないくらい、昼間の各スポットで見かけた人たちを、このナイトマーケットで再び見かけるというくらい。 ダラット市場の建物までの道は歩行者天国になっておらず、周辺にホテルやレストランが多く集まっていることから、バイクや車の往来があるので注意して歩く必要があります。 旅行すると各地のナイトマーケットに行くのですが、ダラットのナイトマーケットは至るところでイチゴを扱った商品が売られていたのが印象的でした。 住所:6b Nguyễn Thị Minh Khai, Phường 1, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng ダラット中心部にあるスァンフォン湖、朝はジョギングやウォーキングスポットになっており、汗を流す多くの人を見ることが出来ます。夜は対岸の夜景が綺麗に見えるので、1周しなくても湖の周りにあるベンチに座って夜景を楽しむのも良いと思います。 住所:Dalat, Lam Dong ダラットには、今回、紹介出来なかった場所以外に多くの観光スポットがあります。そして、ベトナムの観光地は『お土産をどこで買う?』問題がつきまとうのが常ですが、ここダラットにおいては国内外問わず観光客が訪れる場所ということもあって、街の至るところにお土産物屋さんがあります。そのため、お土産物屋さんを探す必要がないくらいでした。

2022.08.04

ベトナムの鉄道に乗ろう

ベトナムの鉄道に乗ろう
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

ベトナムに数少ない長期休暇は、飛行機やドライバー付きレンタカーサービスを利用した旅も良いですが、移動時間をゆっくりと過ごせる情報溢れる列車の旅がおすすめです。ベトナム南北鉄道以外にも、ベトナムには鉄道路線が走っています。そんなベトナム鉄道の路線やチケットの買い方について紹介します。 ベトナムの首都があるハノイのハノイ駅とベトナム最大都市のホーチミンにあるサイゴン駅間を結ぶ長距離路線で、南北鉄道や(南北)統一鉄道と呼ばれています。ベトナムでは最長の路線で、全長約1,726kmとなっています。途中、ベトナム屈指のリゾート地 ニャチャン(ニャチャン駅)や中部最大の都市であるダナン(ダナン駅)、ベトナムの古都フエ(フエ駅)を通ります。 便数は1日4往復の列車が設定されており、ハノイ駅とサイゴン駅間を30時間〜36時間で結んでいます。 ハノイ駅からランソン省のドンダン駅までの区間163kmを結ぶ路線です。 ハノイ駅から2駅目のザーラム駅から中国南寧駅までを結ぶ中越国際列車が出ており、ベトナム国内はハノイ・ドンダン線を通っています。 (ベトナムから陸路で中国へと行く人たちは、南北鉄道一つで行けるような紹介の仕方をされていますが、実際は、ハノイでドンダン線に乗り換え、そしてこのザーラム駅で乗り換えます。) ハノイ駅とハイフォン駅間までの約102kmを結ぶ路線です。 ハノイ駅とラオカイ省のラオカイ駅との約296kmを結ぶ路線です。終点のラオカイ駅からは徒歩で中国国境の街 河口へ行くことが出来ます。 ハノイ駅とタイグエン省のクワンチュウ駅を結ぶ路線です。途中、ノイバイ国際空港の近くを通ることから、将来的には空港連絡鉄道とする計画があります。 ホーチミンのサイゴン駅からビーチリゾートで有名なムイネー・ファンティエットがあるファンティエット駅を結ぶ路線です。途中のビントゥアン駅までは南北線(ハノイ・ホーチミン線)と同じ線となっています。 *これらの路線の他に貨物専用の路線や主要路線の支線、現在運行が中止されている路線があります。 *ホーチミン市のサイゴン駅とカインホア省ニャチャン市のニャチャン駅の区間に走っている「五つ星列車」は南北線(ハノイ・ホーチミン線)を走っています。 ベトナム鉄道のチケットを買う時には必ず身分証(パスポートやベトナム国内の運転免許証など)を携帯しておきましょう。ベトナム人だけでなく外国人も身分証の確認をされます。 一番オーソドックスな方法ですが、英語が出来ないスタッフさんが多いのでベトナム語が話せないとハードルが高めです。気合いで行く場合は、事前に時刻表を確認し、Google翻訳を駆使して臨むのがお勧めです。 ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)のホームページの下部にある『mua vé trực tuyến(Online Ticket)』(リンク:公式オンラインチケット購入ページ)をクリックすると、オンライン予約サイトに行きます。 *Googleなどの検索エンジンで検索をすると旅行会社の予約ページが上に表示されるので注意。公式サイトは英語表示にしても注意書きやバナーなどはベトナム語のままですが、旅行会社のページでは英語表示にすると全て英語に切り替わります。 出発地、目的地、出発日、(往復の場合は)到着日を入力し検索ボタンを押します。 列車の絵が表示されるので、寝台車にするか座席にするかを列車の絵を横にスライドさせます。白い部分が空席です。白い部分をクリックして選択。2席以上買うときは、欲しい分だけ選択します。 座席が決まると、右上の『Your cart』と書かれている部分に車両と出発時間席種が書かれているので問題なければ、『Buy Ticket』をクリックします。 画面に表示されている必要事項を入力後、最後に支払い方法を選択します。 基本的には外国人はインターネット決済が出来ない仕様になっているので最下部にある『Thanh toán trả sau(後払い)』にチェックを入れて『NEXT』ボタンを押します。 すると、予約確認メールが送られてくるので、それを持って書かれている期限までに駅のチケット売り場に行き発券します。

2022.04.21

ドンナイ省のチュアチャン山

ドンナイ省のチュアチャン山
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

ベトナムでは数少ない3連休の中日である4月10日 フンブンの日(リンク:ベトナムの祝日カレンダー)に、彼女と一緒にバイクツーリングを兼ねてドンナイ省のチュアチャン山へ行ってきました。 チュアチャン山は、ドンナイ省スアンロクにある標高837mの山で、登山が趣味のような人には名の知れた山です。但し、登山が趣味ではないと、あまり知られていない山でもあります。 私自身、登山が趣味ではないものの、過去にボーイスカウトをやっていたことがあり、それをふと飲み会で話したことがきっかけで、「ボーイスカウト=山やキャンプ」というイメージがあるようで、何度かお誘いを受けたことがあります。履き物は革靴とクロックスしかないので、そのためにトレッキングシューズを買うのも嫌だなと思い、断ったことがあります。 ちなみにタイニン省のバーデン山は、クロックスで山頂まで登ったことがありますが、これはここだけの話です。 ホーチミン市からチュアチャン山までの道は意外にも簡単でQL1A(国道1号線)をハノイ方面へと進み、左手に大きな山が見えたら、それがチュアチャン山です。 文章にすると2行足らずですが、バイクだとスピードにもよりますが、3時間くらいかかります。 家を出てドンナイ省を気持ち良く走ってた時に、彼女から「湖より山が良い」と言われ、途中で目的地を変更したので、実際は5時間弱かかりました。 彼女から「チュアチャン山に行きたい」と言われた時、互いに軽装だったことから、山を見て終わるというオチを想定していたものの、山の麓についた時に彼女から「(ケーブルカーが)あるはずなんだけど」とケーブルカーの写真を見せられました。 しかし、QL1A(国道1号線)から見える山には、ケーブルカーらしいものはありません。 Google Mapsで地図を確認しても、そこに見える大きな山はチュアチャン 山で間違いありません。また観光地化されているようなところなら看板があるのが普通なのに、それすらもありません。 その時、たまたま通りかかった地元の方と思しきおじさんが話しかけてくれて、QL1A(国道1号線)から見ると逆側にケーブルカーがあることを教えてもらいました。 教えてもらった道をひたすら進んでようやくたどり着きました。 ケーブルカーの山頂駅には庭園とお寺がありました。 案内板には滑り台やスカイダイビングなど自然の景観を生かしたアトラクションの写真が掲示されていたので、それらを目指すことになったのですが、最初のお寺にたどり着くまでが修羅の道。アップダウンが激しく、階段が急でアトラクションのある場所へ行く半分にも満たないところで彼女がギブアップ。 結局は、ケーブルカーの山頂駅に戻り、山頂駅周辺の庭園散策を行って下山しました。 ケーブルカーからカシューナッツの木を多く見たのですが、山頂にも多くのカシューナッツの木があり、実がなっていました。 ちなみにカシューナッツは、実の部分も食べることができて、カシューアップルと呼ばれています。

2022.04.07

ホーチミン近郊のおすすめ観光スポット

ホーチミン近郊のおすすめ観光スポット
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今回のバオロク旅行の一番の目的は先週のブログでも記載した雲海(詳細はこちら)でした。 そのため、目的以外の情報は調べずに訪れたのですが、調べるとたくさん出て来ました。その中でも訪れて良かったと思った場所について紹介します。 バオロク中心部からだと、QL20をホーチミン方面へと戻ったWind Hillと呼ばれる丘の上に素敵なカフェがありました。 QL20からDoi Gio通りというヘムのような細い道に入ります。 この写真のような車が一台通れるくらいの広さの未舗装を進むと、広い空き地に出ます。 その空き地が駐車場になっていて、見上げると、カフェがあります。 従業員専用の心許ない昇降機がありますが、お客さんは細い階段を登って丘の上に登ります。 バオロクの街が一望出来る場所で、晴れていたら夕焼けが綺麗に見えるようです。 Hẻm 963 Trần Phú, P. Blao, Bảo Lộc, Lâm Đồng, Vietnam 夕焼けを見てお腹が空いて来たところで、バオロクの街に戻ります。 ホーチミン市だと汁なしフーティウのお店はありますが、汁なしフォーのお店はなかなか見つけられません。 バオロクでは、それが名物なのか、専門店がありました。 お店はバオロクの中心部に位置しているので、とてもわかりやすいのですが、交通量が少ないにも関わらず、一方通行の道があって宿泊していたホテルからは、かなり回ることになりました。(帰りは一瞬でしたが) 写真を見てもわかるようにスープが入っていません。 器の底にタレがあるので天地返しをして食べるのがオーソドックスなようで、どこのテーブルを見ても、食事を提供されたら皆が天地返しをしてました。 125 Nguyễn Công Trứ, Phường 2, Bảo Lộc, Lâm Đồng, Vietnam 7年前に訪れた時は、バオロクの中心部の外れ(QL20通り沿い)にある池の周りは公園として整備されており、屋台が多く出店し、人々で賑わっていました。 7年ぶりに訪れた今回は、池の周りにカフェやレストランが出来ており、屋台が少なくなっていたものの、多くの人が集まるのは変わっていませんでした。 地図で見ても、実際に訪れても二つの池があるように思うのですが、どちらも同じ名前「Hồ Đồng Nai」でした。 先述したように池の周りにはカフェやレストランが多く集まっていました。 その中でも訪れたのは、まるでバーのような雰囲気の照明を落としたカフェで、池を臨むテラス席は風が気持ちよく心地良かったです。 Mặt sau, 29 Lý Tự Trọng, Phường 1, Bảo Lộc, Lâm Đồng, Vietnam カフェから徒歩30秒のところにフレンドリーなバーがあります。 店員さんは、ほとんどが英語が話せるようで、終始英語で話しかけられました。 営業時間は、深夜1時までのお店ですが、「翌朝、雲海を見に行くので11時に帰る」と言ったところ、店員さん「お客さんが帰るまで営業しているので、朝まで飲んでも大丈夫」と言ってました。 カクテルもしっかりしていて美味しかったのと、たまたま訪れた日のカウンターにいた人たちが皆ホーチミンで働いている人ばかりで、しかも英語が話せて素敵な出会いがありました。 19 Lý Tự Trọng, mặt sau, Bảo Lộc, Lâm Đồng, Vietnam 今回訪問しませんでしたが、バオロクにもディスコがあるようです。

2022.03.31

雲海を見にバオロクへ

雲海を見にバオロクへ
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ホーチミン市からダラットへと向かう手前にあるバオロクでは、雲海が見れると知り、土日を利用して1泊2日のバオロク旅行へ行ってきました。 ベトナム中部の高原地帯にあるラムドン省バオロクは、お茶の産地として有名です。 同じラムドン省のダラットは、有名な観光地ということから、バイクでダラット旅行に行ったことがある人は街の名前くらいは知っていても、宿泊したことがある人は少ないと思います。それはバオロクとダラットが100KMほどしか離れていないことから、休憩はしても宿泊せずに通過しているからです。 バオロクで雲海が見れると知り、バオロクについて調べたところ、魅力的な街だと知りました。今回、日曜日にベトナム人の知人の結婚式があり、タイトなスケジュールだったので行くのを断念したスポットを紹介します。 バオロクは、ダラットの近くにある高地なので景色の良い場所が観光スポットとして有名です。 ここで紹介する場所以外にもバオロクは高原地帯なので、景色の良いスポットが多く、地形を生かしたオシャレなカフェが散在しています。 バオロク市街からは約15KMのところにある落差57mもある大きな滝で、ラムドン省内では一番大きいです。メインのダンブリ滝以外にも、いくつかの滝が見られます。また観光地として開発がされているので、ちょっとしたテーマパークになっています。 この滝には、男女の悲哀にまつわる伝説が残されています。勇敢な少年ダムと美しい少女ブリがお互いに惹かれ愛し合うも、互いの村は対立する村同士ということで結婚が出来ませんでした。そしてダムは村を出ることを決心して森に行くのですが、行ったきり帰ってきませんでした。ブリは森の中で彼を探すものの見つからず、泣き崩れてしまいました。 ブリは、ダムが帰ってくるのをひたすら泣きながら待っていると、身体は岩になり、涙は滝となりました。やがて、その滝はダンブリ滝と呼ばれ、対立していた村同士のわだかまりもなくなったそうです。 バオロク市街からだと、ダンブリ滝の手前にある丘陵地帯で、斜面を利用して一面にバオロクの名産となっているお茶畑が広がっています。 私が雲海を見るために目指したのはChùa Linh Quy Pháp Ấnです。 名前を聞いても知らない人が多いと思いますが、先ずは、こちらのYoutubeを見て下さい。 Son Tung M-TPのLac Troiという歌のミュージックビデオです。Son Tung M-TPは、Netflixでライブドキュメント映像が作られるくらいベトナムで知らない人がいない人気のアイドル歌手です。ベトナム在住歴が5年以上の人なら、ベトナムの音楽を知らなくても、聞いたことがあるのではないでしょうか。 このミュージックビデオに出てくる、鳥居のあるところが、今回の目的地としたChùa Linh Quy Pháp Ấnです。 起床時間は朝4時30分 朝4時30分に目覚ましを鳴らして、目覚めました。身支度をしてホテルを出たのは4時50分。 街灯に照らされた国道20号線を走ります。途中で、坂を下り始めたところで右折します。地図上では、チャンフンダオ通りとなっていますが、暗いせいか通り名が書かれた看板を見つけられずGoogle Mapsで確認してから曲がりました。 そこからは、街灯がなくなり真っ暗な道、そして未舗装路なんかをひたすら道なりに進むこと30分、三叉路(バオロク市街地からだとY字の二股に分かれている)に出たところで、右側に折れます。人が住んでいるエリアのようで、何本も脇道が出てきますが、どれも細いので迷うことはありません。また途中で行き先表示の看板がありました。 三叉路から10分くらいで、駐車場にたどり着きます。車やバス利用者は、これ以上、先には進めないようですが、バイクだと山門まで行くことが出来るようです。 しかし、事前情報では、山門までの道はとても険しくバイクの運転技術に自信があっても躊躇するくらいのレベルと聞いていたので、迷わずバイクを駐めました。 駐車場にスタンバイしているセオムに声を掛けて、山門まで連れて行ってもらいます。 山門までの道は、細く急な上り坂となっており、セオムを選んで正解と思えるくらい、後ろに乗っていても、いつ転ぶのかと不安になるくらいに険しい道でした。(セオムのおじさんは慣れているので、転ぶこともなく無事にたどり着けました) 山門からは徒歩になります。バイクを降りるとセオムのおじさんがベトナム語で本堂までの位置を説明してくれますが、早すぎて全く聞き取れませんでした。しかし、山門を潜り、本堂までの道は何とか迷わずにたどり着けました。 本堂の手前が舞台となっており、訪れた日はイベント日だったようで、偉いお坊さんと信者の方が多かったです。 舞台から写真を撮りたいと思っていましたが、それは叶わず。しかし、目当ての雲海を見ることが出来ました。 何とか舞台から写真を撮りたいと思いつつ、偉いお坊さんの有難いお話を拝聴しつつ待つこと朝7時。終わりそうで、終わらなさそうだったので、諦めて下山。 山門まで降りてきたら、セオムのおじさんへ電話をする必要があるのですが、タイミングよく、山門まで送ってきたタイミングだったので、その帰りのついでに乗せてもらうことが出来ました。 駐車場に戻ってきてから、駐車場代とセオム代の合計6万ドンを支払いました。 バオロクの中で雲海が見られる場所は多くあるようで、宿泊したホテルのスタッフから「朝早くバオロク市街地よりも高い山を登れば、大体見れる。」と言われました。