ハノイ編

2024.01.29

【ベトナムで運転したい方必見】免許の取得方法を解説!

【ベトナムで運転したい方必見】免許の取得方法を解説!
ベトナム生活情報

日本の都心部では、電車やバスなどが移動手段の中心となりますが、海外へ移住した場合、現地にてその土地での移動手段が必要ですよね。 ベトナムへ移住すると、移動手段の中心は電車ではなくバクシーやバイクとなります。 ベトナムはバイク天国なので、どこへ移動するにもバイクでの移動が便利です。 特に日本でも車やバイクを運転していた方であれば、ベトナムに来ても自分で運転できると行動範囲が広がりますよね◎ そこで、こちらの記事では日本で持っている免許をベトナムで使用するための方法や、ベトナムで免許を取得する方法について徹底解説していきたいと思います!   ベトナムで自動車免許を新規取得するには、3カ月以上の滞在ビザが必要です。 取得方法については、免許センターに代理で申し込みをする窓口業者に依頼が可能であり、申し込みをすると後日試験日が通知されます。(目安:1~2週間後) また、申し込み時に指定の病院が知らされるので、健康診断を試験日までに受診する必要があります。 試験は基本的に学科試験と実技試験の両方あります。(※受ける免許の種類によっては学科免除、実技のみ) 学科試験は、パソコンで回答する選択形式で25問出題され、そのうち21問以上の正解で合格となります。 ※学科試験はベトナム語のみで、英語や日本語での受験はできませんので、ベトナム語ができないとハードルは急激にあがります。 また、実技試験のコースは八の字コース、幅狭直進、ジグザグ運転、でこぼこ道の4つに分かれており、八の字コースが一番の難関です。 先日ベトナム人の友人が実技を受けて、まさに難関の八の字コースから外れてしまい不合格となりました… ※試験はマニュアル車での実施が多いので、オートマのみしか運転できない方は事前に確認しましょう。 ≪ベトナム運転免許試験のポイント≫ ・学科試験はベトナム語のみ! ・実技試験はマニュアル車の可能性有!事前確認しましょう! 上記の内容より、日本人が一からベトナムで免許を取得するのは少々難しいかもしれません。 一方で、日本で取得するよりもはるかに料金が安いので、ベトナム語を習得しており免許を持っていない方は挑戦してみてもいいかもしれませんね◎   続いては、もうすでに日本の免許を持っている方が、ベトナムの免許に切り替える方法について紹介していきます。 ベトナムと日本では加盟する国際条約が異なるため、日本で発行された国際運転免許証は使用できません。 ただし、日本の運転免許から書き換えることでベトナムの免許取得が可能です。 上記理由から、ベトナムで免許切り替えの手続きをしなければいけません。切り替え方法の手順をチェックしていきましょう!   免許を切り替えるにあたり、事前に揃えなければいけない書類があります。 何か一つでも不足している場合、ベトナムの機関は容赦なく突き返してきますのでご注意ください。 コピーが1枚必要なはずなのに、急遽2枚と言われたり突然の変更が多いので、特に各書類のコピーは多めにとっておいて損はありません。 必要書類一覧は下記をご参照ください☟ ① 運転免許切替申請書 ② 日本の運転免許証(原本・コピー2部)および翻訳文(ベトナム公証役場での公証済みのもの) ③ パスポート(原本・コピー2部) ④ ベトナム滞在許可書(原本・コピー2部) ⑤ 顔写真(カラー、縦4cm×横3cm) ※各種書類のコピーの提出は1部と言われていますが、その時により2部必要だと言われるケースがあるので念のため2部用意しておくことをお勧めします。 また、上記の②の運転免許証の公証も事前に済ませましょう。 運転免許証の公証に必要な書類は下記の通り☟ ①日本の運転免許証(原本) ②日本の運転免許証のコピー(3部) ③パスポート(原本) 翻訳と公証にかかる費用は100,000VNDです。書類提出時料金の支払いもありますので、現金を持っていくことも忘れずに! 免許証のコピーは2部と言われたり、3部と言われたりすることがあります。 また、原本は提出することになるため、パスポートが手元にない期間に使用することも考えて追加2部ほど予備としてコピー・所持頂くのがお勧めです。 ホーチミン・ハノイの公証役場は下記の場所にあります。 公証は約3日程掛かるので、時間に余裕を持っていきましょう。 ※ホーチミン公証役場   ※ハノイ公証役場   ①で揃えた全ての書類を持ち、いざ!免許書き換えのため交通運輸局へ行きます。 交通運輸局では簡単な英語が通じるので、ベトナム語が話せなくても手続きは問題なくできるでしょう。 申請は書類の提出が済んだら終わりです。 申請してから5営業日、約1週間程で切り替えが完了するので、申請時に渡される引換用紙を提出すると免許証を受け取ることができます。 免許証を受け取る際に、書き換え料金135,000VNDも併せて支払ってください。 ※日本の普通車のみの運転免許でベトナムでバイクを運転することはできませんので注意してください。 →バイクを運転する場合は、日本の自動二輪運転免許から切り替えるか、もしくは普通車のみの運転免許から切り替えた後、バイクの実技試験(筆記試験は免除)に合格しバイクの運転免許を取得する必要があります。 ※日本のオートマ限定の免許証からベトナムの免許証に切り替えはできません。 ホーチミン・ハノイの交通運輸局は下記の通りです。 ※ホーチミン交通運輸局 ※ハノイ交通運輸局   日本の道路は左側通行ですが、世界的にみると右側通行が多く、ベトナムも右側通行です。 最初は左折の難しさやどのように流れに乗ればよいのか戸惑いましたが、意外とすぐに慣れることができます。 筆者は今では日本に帰ると逆に違和感を感じます笑   日本では信号を守ることは当たり前。対向車線がきていなくても、きちんと青信号になるまで待ちますよね。 しかしベトナムの運転は自由奔放で、一方通行の道が多いのも影響してか、逆走する自動車を見ることもしばしば。 日本と同じ感覚で運転ぜす、信号+自分の目でしっかりと四方から車が来ないかをチェックしてから進むようにしましょう。   日本では歩行者が最優先、車と歩行者が事故に遭うとほとんどの場合、過失割合は車が多くなりますよね。 しかし、ベトナムでは大きい車両が優先のため、その点を十分に理解しておくことが大切です。 市内は大型バスの通行が多く、バス停への停留等の動きも頻繁にあるため、車間距離を詰めすぎないなど注意しましょう。   ベトナムにいると、とにかくクラクションの音をよく聞きます。 日本ではクラクションは極力避け、本当に危険な場合にのみ鳴らすものとされているので、街中でクラクションを聞くことはなかなかありませんよね。 ベトナムではここにバイクがいますよ、車が通りますよ、の合図としてクラクションを鳴らします。 そのため、街中では常にクラクションが響き渡っています。 数か月現地に住んでしまえば、クラクションの音は気にならなくなり、むしろ後ろからクラクションが聞こえてきたら車両が来るから気を付けよう、と思えるようになりますよ。 そのため運転していて小道から大通りに出る際などは、周囲への注意合図としてクラクションを鳴らすことを忘れずに◎   街中を走っているとバイクや車が公安に捕まっている姿をよく見かけます。ベージュの制服を着た公安が交通警察なので、スピードや飲酒などには要注意です。 特にテト休暇前の12月や1月は、1年の中でも最も取締が強化される時期です。 なにかと声を掛けられ、罰金を要求されるケースが多発しています。罰金かバイクの没収になるため、多額の罰金を支払う羽目になってしまうこともしばしば…。 運転ルールは守り、違反しないよう注意しましょう!   こちらの記事ではベトナムでの免許の取得方法についてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか? ベトナムでは圧倒的にバイクや車での移動が多くなりますので、自分で運転できると行動範囲も広がり生活もとても便利になります。 こちらの記事がベトナム生活を始めるみなさまにとって、有益な情報となっていれば嬉しい限りです◎ ぜひ免許も取得し、快適なベトナムライフを送ってくださいね!

2024.01.22

【ハノイ/習い事】子ども向けレッスン情報をお届け

【ハノイ/習い事】子ども向けレッスン情報をお届け
ベトナム生活情報

お子様も含めたご家族帯同で海外移住される場合、「子どもの現地での過ごし方」について気になる方も多いのではないでしょうか。 学校や生活環境の他、日本でやっていた習い事は続けられる?新しい習い事にも挑戦できるか? そんな疑問にお答えすべく、「ベトナム/ハノイでの子ども向け習い事」について詳しくご紹介していきます!   ハノイでの子ども向け習い事をご紹介する前に、まずはベトナムでの生活について解説いたします。 ベトナムは南北に長く、日本の4/5の国土面積で「北海道から本州まで」と同じぐらいの大きさです。そのため、都市によって気候が異なります。 都市名 最高気温 最低気温 特徴 北部 ハノイ(首都) 30℃前後 10℃前後 四季がある 中部 ダナン 30℃前後 20℃前後 乾季と雨季 南部 ホーチミン 30℃前後 25℃前後 乾季と雨季 北部にあるハノイはベトナムの首都。国会・最高裁・官公庁が集まる「政治・文化の中心地」です。「ベトナム=熱帯」というイメージがありますが、ハノイは日本のように四季を感じることができます。   ベトナムは大規模なテロや銃を使った凶悪犯罪が比較的少なく、外国人に対するヘイトもありません。女性の一人歩きや夜間外出も問題なく、親切な人が多いなど実際に住んでみて治安が良いと感じる場面がたくさんあります。   基本的にタクシーやドライバー付きの社用車を使った車移動になるため、特に、買い物で大きな荷物がある時や小さな子どもを連れている時の移動が楽に感じます。 また、イオンモールや業務スーパー等、日経食材を扱うスーパーが多数あり、日本と比較してもべトナムではデリバリーや配送サービスが非常に充実しています。配送料が安く、品揃えも充実しているため「小さな子どもがいて、なかなか外出できない」という方も安心で便利な買い物環境があります。   住まいも建物内にプール、プレイグラウンド、ジム付きの選択肢も多くあります。 「ホテルのような設備を備えた住居」が一般的で、コンドミニアム等では自宅の敷地内で子どもを遊ばせることもできます。 この他にもサービスアパートタイプの物件では「掃除」や「ベッドメイク」のサービスがあり、家事の負担を減らすこともできます。 住居に関する情報はこちらのコラムで詳しくご説明していますのでご参照ください。 【ハノイ/不動産】ベトナムでの家探しのポイント(賃貸)   ここからは、ベトナム/ハノイ市にある日本人の子ども向け習い事をご紹介していきます。 ベトナム(ハノイ・ホーチミン)に拠点をおく、日系サッカースクール。 ハノイ市内ではカウザイ区、タイホー区で練習しています。 幼稚園のキッズクラスから中学生対象のジュニアユースコースまで、年齢とレベルに合わせてトレーニングを行っており練習会場までの送迎もあるため安心です。 Web:https://advancefc-hcm.com/ 開校時間:各曜日・コースによって異なります。 休校日:火曜日   ハノイリトルブルージェイズは、ベトナムの首都ハノイの日本人学校、近隣のインターナショナルスクールに所属する日本の少年少女を中心に構成された軟式野球クラブです。小学校1年生から中学校3年生までの選手たちがハノイ日本人学校グラウンドで元気に活動しています。 「高学年チーム」と「低学年チーム」に分かれて練習をし、初心者はボールの握り方から練習します。体験レッスンもあるため、参加しやすいですね。 Web:https://bluejs.mystrikingly.com/ 開校時間:日曜日<夏季>午前7:45~11:00、<冬季>午前8:15~11:30/土曜日<夏季>午後3:00~5:00、<冬季>午後2:30~4:30/月曜日午後3:25~4:45(6時限終了後)   A-LIFE Dance Schoolはベトナム・ハノイを拠点に活動しているダンススクールです。ジャンルはヒップホップ・ハウスを中心に懐かしいJPOPを取り入れており、幼児(年中以上)~大人まで幅広いクラスから自分に合ったクラスを選ぶことができます。 体験レッスンで講師から自分に合うクラスを選定してもらえるため、初心者でも安心ですね。 Web:http://adsj-vnm.com/ 開校時間:各コースによって異なります。   Sakura Sports Academy はベトナムの首都ハノイを拠点に活動する日系スポーツスクールです。SSAスクールは「サッカー」「空手」「チアダンス」を通して、楽しいことはもちろん、健康な体づくり・礼儀作法・成功失敗の体験・自ら考える力・協調性・リーダーシップ・チャレンジ精神など、お子様の成長過程で必要な人間力を養う、教育型スポーツスクールです。 チケット制のダンスサークルやパーソナルトレーニングなど幅広くハノイに住む日本人の健康づくりをサポートしています。 Web:https://www.sakurasportsacademy.com/ 開校時間:各コースによって異なります。   LKSはベトナムのハノイ、ホーチミンで日本人が運営するフィットネスジムです。 パーソナルトレーニング、パーソナルストレッチ、サプリメント販売、美容脱毛、キッズ向けスポーツ教室を行っています。 LKSが開催する「キッズスポーツ教室」はハノイに住む子ども向けに「バスケットボール」や「運動教室」を開催しています。 ハノイにある「なかよし幼稚園」と提携した運動教室も行っており、地域に根差したスポーツ教室となっています。 Web:https://lks-vietnam.com/kidssportsschool.html 開校時間:バスケットボールは日曜日9:00AM – 12:00PM/運動教室は要問合せ   1973年から日本(S&Fco,.Ltd)で行ってきた水泳プログラムを元にホーチミン、ダナン、ハノイの3都市でスイミングスクールを運営しています。 3歳から10歳までのコースと11歳から15歳までのコースがあり、毎月開催される進級テストにチャレンジし、泳力を向上させていきます。 生徒の自宅または希望のプールでのパーソナルレッスンも行なっています。 Web:https://jp.fujiswimmingclub.com/ Facebook:https://www.facebook.com/FujiSwimmingClubSaigon/ 開校時間:コースにより異なります。   ハノイのキンマーとタイホーエリアにあるマンツーマンの英語・ベトナム語教室。 大人向けのコースだけでなく、キッズコースや英検コースもあります。 英語だけでなく、ベトナム語もマンツーマンで学べる教室なのは魅力的ですね。 Web:https://brilliant-vn.com/ 開校時間:各校により異なります。 休校日:ベトナム祝日   青葉セミナーハノイ校は、2009年にハノイで初めての日本人小中学生向けの学習塾として開講しました。 小学部、中学受験部、中学部、FC速読教室の4つの講座に加えて、プログラム教室を設けています。この他にも、TOEICや英検対策、漢字検定対策、小論文(日本語、英語)、面接なども可能です。 個別指導・少数指導を中心とした学習スタイルが魅力的ですね。無料体験授業や受験相談、学習に関する相談も随時受け付けています。 Web:https://www.aosemihanoi.net/ 開校時間:コースにより異なります。   ZENセンターはハノイに2007年創業。15年以上の豊富な実績のベトナム語レッスン教室です。基本的にすべてマンツーマンレッスンで、好きな曜日や時間にレッスンを設定することができます。 初心者~上級者向けまでコースがあり、大人から子どもまでベトナム語を習得することができるのが魅力的ですね。   Web:https://zen.kosaidovn.com/language/vn-lesson/ Facebook:https://www.facebook.com/vietnamesecourses/ 開校時間:コースにより異なります。   中学受験や高校受験を目指して生徒一人ひとりの状況や志望校に合わせてカリキュラムを組んでいます。「ロボットアカデミー」や「サイエンスラボ」といったプログラミング教室等を受講することもできます。 日本人学校からハノイ校までのシャトルバスが運行しているため、安心して学校から塾に通えますね。 Web:https://peraichi.com/landing_pages/view/eikohseminarhanoi/ 開校時間:コースにより異なります。   JOBA Internatinal ハノイ校は、「帰国枠中学受験」や「帰国枠高校受験」に向けた専門塾です。集団指導と個別指導の2つの指導形態で、授業を進めていきます。 昨今の帰国枠高校入試、大学入試で重用され始めている「英語資格試験」の取得に目標を定めたコースもあります。 Web:https://joba-hanoi.jolnet.com/ 開校時間:コースにより異なります。   使用する教科書はすべて日本の進学塾で現在使用されている最新のもので、日本国内の学習塾と全く同じ内容の授業をベトナムで受けることができます。指導方法は、1:2または1:1の完全担任制の個別指導塾です。 ハノイロッテホテルやトゥーレ湖に位置し、講師は千葉県内および東京都内の進学塾で長年講師を勤めていた有能な講師が揃っています。 Web:https://waseshin.jp/hanoi.html 開校時間:コースにより異なります。   IT企業が作ったこども向けプログラミング教室。2023年にハノイ教室が日本大使館から徒歩約5分、にぎやかなDoi Can通りの一角に開校。動画クリエイターコース、AIアルゴリズムコースなどもあります。 Web:https://ga-school.jp/blog/2023/04/03/hanoi/ 開校時間:コースにより異なります。   掲示板やFacebookを利用して個人で習い事や先生を探したり募集したりすることができます。 「ベトナム掲示板」はベトナムに在住している人、ベトナムに興味がある人のためのクラシファイドサイトです。無料で、会員登録など必要なく自由に投稿でき、習い事でも思いがけずマッチする情報があるかもしれません。   ベトナムは人件費が安く、ベビーシッターを「時給300~600円程度でお願いできる」ということがあります。 子守り以外にも掃除や洗濯、人によってはお料理まで対応可能で、言語も英語話者や日本語話者などによって価格帯がかわってきます。 シッターさんがいると自分の時間を作ることができ、とても頼もしいですね。   子どもが遊んでいる間、大人がお茶できる「キッズカフェ」も多くあります。ベトナムでは子連れでどんどん外食に行けるのも魅力の一つです。 ベトナム人は子ども好きが多く、飲食店で子どもがうるさくしてしまっても肩身が狭くなるような雰囲気は一切ありません。   大きめのショッピングモールには日本でもお馴染みのキッズコーナーがあります。 ボールプールや遊具が充実しており、利用料金も良心的です。買い物のついでに利用できるのもポイントです。   ハノイ日本人学校の始業時間は8時、下校時間は遅くて16時30分頃と日本の学校とさほど変わりありません。子どもはスクールバスで通学するため保護者の送迎は基本的に必要なく安心して見送ることができます。 子どもが学校に通ったり習い事をしたるする間、日本人ママたちはどんな風に過ごしているのかいくつかご紹介します。   ハノイ市内には、おしゃれなカフェが数多くあります。ドリンクは日本の価格の1/2程度と安く、電源やWi-Fiも完備されているカフェが多いため、カフェで勉強をしたり作業をしたりすることができます◎ 日本人のママ友会では「5つ星ホテルでランチ」ということもあり、ホテルランチも2,000円程度~と日本よりもリーズナブルです。   ベトナムはデザインネイルが安くできることも有名です。 価格は1000円程度~で日本では少々贅沢に感じるネイルも気軽にチャレンジすることができます。 お店によっては自宅やホテルに出張してくれるサービスがあります。   マッサージも90分2000円程度~と格安です。 ベトナム式のマッサージだけでなくタイ式や日本式など種類も様々です。 日々の喧騒を忘れて癒しの時間を過ごすことができそうですね◎   運動不足解消のため「住居に併設されたジムで汗を流す」という方も多くいらっしゃいます。 住居にジムが併設しており、ランニングマシンやウエイトトレーニングの器具など一通り揃っていることが多いです。 そこにパーソナルトレーナーを招いてパーソナルトレーニングをすることも可能です。   日本人ママに人気なのは「ベトナム語教室」や「英語教室」で、ベトナムに住み始めた事をきっかけに習ってみようと思われる方が多いようです。 また日本でやっていた趣味を再開したり、ベトナムでの生活をSNSで発信したりする方もいます。   ベトナム・ハノイでは子ども向けの習い事が充実しており、スポーツ、語学、学習塾などの習い事があります。 「治安が良い」「買い物環境が充実している」「ベトナム人は子ども好きな人が多い」等から子育てがしやすい国だといえます。 海外で過ごすことで、子どもの将来の選択肢がぐんと広がるかもしれませんね。 ベトナム就職について興味のある方はぜひ「HRnavi べとわーく」にご相談ください!

2024.01.18

【ベトナム/宗教事情】多い宗派や宗教観について解説!

【ベトナム/宗教事情】多い宗派や宗教観について解説!
ベトナム生活情報

国の宗教観は異文化を理解する上で一つの指標となり、気になる方も多いのではないでしょうか。 ベトナムは多宗教国家で憲法上も信仰および宗教の自由に対する権利が認められています。 今回は、ベトナムの宗教について詳しく解説していきます!   仏教(主に大乗仏教)は2021年時点で信者数が最も多く、信者数は1,400万人を超え、礼拝施設は1万8,544か所あります。 次はカトリックで、信者数は 700 万人を超え、礼拝所は 7,771 か所あります。 信者数の第 3 位と第 4 位は、それぞれプロテスタントとカオダイ教です。※政府宗教問題委員会2023年3月発表「宗教と政治に関する白書」より 大乗仏教とは? 「大乗」とは「大きな乗り物」という意味で、全ての人が救われるとされる教え。   ベトナム人の8割が「無宗教」とするデータもありますが、これは無宗教を「敬虔な信者ではない人」としたデータです。 実際に在住してみると、ベトナム人は日本人と同様に「多宗教を受け入れている」と感じます。中国の儒教や道教の思想も強く「年配者」や「祖先」を大切にする文化があり、クリスマスやハロウィン、旧正月等の多宗教のイベントを楽しむなど日本と共通点を感じることができます。 日本と同様に仏教を信仰する人が多いため、肉食等の食事に対する禁忌はありません。また、タイ仏教(上座部仏教)のように厳しい戒律がないのでお酒の販売・購入規制などはありません。 つまり「ベトナムの宗教観はかなり日本と似ている」と言えるでしょう。   日本人は「仏教」以外に「神道」を信仰する文化もありますが、ベトナムではどうでしょうか? ベトナムでもお金や商売繁盛の神様や土地を守る神様をお祀りします。家の中やお店の片隅に仏壇のような見た目の祠を置いて信仰します。このように神様を祀っている様子は街中のどこでも見つけることができ、ベトナム人があらゆる神様を大切にしているということが伝わってきます。   thần tài(タン タイ)はお金や商売繁盛の神様、白いひげの老人で金の延べ棒を持つ。 ông địa(オン ディア)は土地を守ってくれる神様、大きなお腹で扇子を持つ。 2つの神様がセットで祀られている理由は「富の神と土の神は人生と密接な関係があり、人の運勢に影響を与える」という意味があるからと言われています。お店に祀られている神様は主にこの2つの神様であることが多いです。   Ong Tao(オンタオ)は3人の台所の神様です。 テト(旧正月)前に各家庭に宿る神はこの日、天に戻って上帝にその家であった良いこと・悪いことを報告し、大晦日の日にまた家に戻ってくるとされており、旧暦の12月23日に魚や果物や鶏など色々な物をお供えするという習慣が残っています。   ベトナムでは「道でお札に似た紙切れを燃やしている」光景を多々見かけます。 ゴミを燃やしているわけではなく、実はお供え物の冥銭を燃やして神様やご先祖様に届ける儀式なのです。 旧暦の1日と15日に燃やすと決まっています。もちろん冥銭はお供え物用に作られた偽のお金で、市場やスーパー等で購入することができます。   ベトナムでは西暦の新年よりも、旧暦の新年(テト)を大切にする文化の地域です。 ベトナム人も日本人と同じようにテトの新年を迎えると、お寺や神社に初詣に行きます。   タンクトップやミニスカートなど露出が多すぎる服装での参拝は控え、できるだけ服装はシンプルさと礼儀正しさを重視し、明るすぎる服や鮮やかな色の服を着ないように心がけましょう。   線香をたき、複数回お辞儀をして供える(奇数本にする) お堂に入る場合は靴を脱ぐ 仏前で手を合わせ、複数回お辞儀をする 仏前に膝をついて祈りを捧げる参拝方法もありますが、外国人に寛容なベトナムでは、誠意をもって参拝すれば多少作法を間違えてしまっても大丈夫です。近くにいるベトナム人を見習って参拝するのもよいでしょう。   メコンデルタ地域で有名な永長寺(ヴィンチャン寺) 上記写真の永長寺(ヴィンチャン寺)は、1849年に建てられた中国とフランスの建築様式が取り入れられており、外見はフランス様式、内部は中国やタイ・カンボジア等のオリエンタルな雰囲気が感じられる豪華な作りです。メコン川クルーズのツアーに組み込まれていることが多く、観光客も多く訪れます。 敷地は広く美しい花や木が植えられ、弥勒菩薩や観音菩薩、寝釈迦などの巨大な像があります。30分程度で見学することができます。   ベトナムの一般的なお葬式は日本の静かな葬儀とは異なり「歌や音楽」などを流し、食事を振舞うなど「故人のあの世への旅立ちを祝う」という文化があります。葬儀場のそばを通ると「宴会でもやっているのかな?」というほどの盛り上がりもしばしば。霊柩車も派手な飾り付けをした車で華やかに故人を見送ります。 参列時の服装も日本のように厳格ではありませんが、親族は白い服を着ます。親族でない場合は、派手なものを避けたきれいめの服装が選ばれます。 もちろん故人の宗教によって葬儀方法が異なるため、参列する際は事前の確認が必要です。   ベトナムの昔ながらの埋葬方法は土葬です。故人を埋めた後、数年後に掘り返し遺骨を取り出して再度埋葬するという伝統的な方法が今でも行われている葬儀もあるようです。 しかし、土地の問題・遺体が骨になりにくい・費用がかかる・感染症を防ぐという観点から、現代では火葬が主流になっています。 参考記事URL   ベトナムの結婚式について気になる方はこちらの記事をご覧ください! 【ベトナム/結婚式】日本との文化の違いは!?   1926 年にゴ・ミン・チェンによって唱えられたベトナムの新興宗教で信者数は約300万人~500万人いるとされています。カオダイ教最大の特徴は宗教の混合で、五教(キリスト、仏教、儒教、ヒンズー教、道教)の教えを土台としたことから「カオダイ(高台)」の名がつきました。 ベトナム南部で設立されたカオダイ教の総本山はホーチミン市から約 100kmのタイニン省にあり、豪華で色彩豊かな寺院は観光地として訪れることができます。   ベトナムにキリスト教が広まったのは、16世紀ごろにポルトガルの宣教師がベトナムに入ってきたことがきっかけとされています。そしてフランスの植民地支配の影響を受け、ベトナムにキリスト教が広まりました。現在は人口の9%がカトリック、2%がプロテスタントという内訳になっています。 ハノイには「ハノイ大教会」ホーチミンには「サイゴン大教会」など100年以上の歴史をもつ教会があり、これらは観光名所として有名です。 タイミングによっては内部の見学も可能です。夜もライトアップされており歴史的な外観はとても美しく、一度は訪れておきたい場所です。   ベトナム中部にある世界遺産ミーソン遺跡では、2世紀~14世紀にかけてチャンパ王国歴代の王達が残したヒンドゥーの神々を祀る宗教彫刻や祠堂、祭壇を今でも見ることができます。 チャンパ王国は東西交易の要所を抑えインド・クメール・ジャワとの海洋貿易を通じて、隆盛を極めたため、ミーソン遺跡ではヒンドゥー教の影響を強く受けた遺跡を見ることができます。 また、ホーチミンの街中でもヒンドゥー教寺院を見かけることができます。Agodaのデータによるとベトナムへのインド人観光客は2023年に225%増加(2019年比)しています。インド人観光客増加の一方で、ベトナムではインド人観光客向けのレストランが少ないなどの課題解決に苦戦しています。   ホーチミン1区のグエンアンニン通りにあるヒジャブ店 イスラム教は、19世紀頃ベトナムに伝わったと言われています。現在、ベトナム全国には、イスラム教信者が約2万5000人強で、南部各省に住んでいます。 ベンタイン市場の西側に位置するグエンアンニン通り(Nguyễn An Ninh)は、「ホーチミンのマレー街」といわれており、多くの観光客で賑わう通りです。 シルク製のヒジャブやニカブなどを販売する商店が多く、ムスリム系のレストランもたくさんあります。   今回は、ベトナムの主な宗教や宗教観について解説しました。ベトナムでは信仰の自由が認められており「お寺と神様を大切にする」「初詣をする」「年配者を敬う」など日本との共通点が多くあります。それぞれの宗教の価値観を尊重し合い、理解することが大切です。 ベトナムにはお寺や教会など歴史的に価値のある建築物や世界遺産が数多くあります。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。      

2024.01.15

ベトナムの治安情報/安全な滞在のためのアドバイス【2024年最新版】

ベトナムの治安情報/安全な滞在のためのアドバイス【2024年最新版】
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

海外へ行く時に事前に知っておきたいのがその国の治安。 これからベトナムへ旅行や出張、移住を検討している方にとって、ベトナムの治安や住みやすさは非常に重要なポイントです。 ベトナムの治安について、みなさんはどのようなイメージを持たれているでしょうか? 筆者が日本から遊びに来る友人によく聞かれることは『東南アジアの発展途上国だからひったくりとか強盗とかあるの…?』『夜に出歩いても大丈夫なの?』といった治安面に関して少し不安に感じられている質問が多いです。 そこでこちらの記事ではそんな皆さまに、ベトナムに長く住む筆者がリアルなベトナムの治安情報について徹底解説をしていきます!   外務省が出している、ベトナムの安全情報によると、2021年のベトナム国内の犯罪発生件数は41,728件となっております。(日本の同年検挙件数は約25万件) ひったくりやスリなど件数として数えられていない犯罪は多数あると思われますが、それでもベトナムは比較的犯罪の少ない国と言えるでしょう。 また、ベトナム国内にテロや反政府活動などの組織は存在しないと言われており、テロ活動などはありません。デモ活動などもほとんどなく、日常生活において危険を感じることはあまり多くありません。 一般人の銃の携行や薬物も厳しく禁止されており、街中で薬物の乱用者などを見かけることもありません。 一方で、スリひったくりなどの軽犯罪は多発しており、特に観光客や外国人が多いエリアでは注意が必要です。 筆者は実際に4年以上ハノイとホーチミンで生活をしていて、危険な目に遭ったことはありません。 身を守るためにバッグは肩から掛けて前で持つ、携帯電話を外で無防備に使用しない、個人タクシーには乗らないなどの最低限の予防策は行っていますが、びくびくしながら生活する必要性は感じません◎ ですが、もちろん事前に気を付けるべき情報を知っておくことは、被害に遭わないために非常に重要です。 また、ベトナムでもエリアによって治安や気を付けるべきことの違いもあるのでご紹介していきます◎   首都ハノイは政治のお膝元ということもあり、他都市と比較すると街中で警察を見かけることが非常に多いです。 また、規制も厳しいためベトナムの中でも安全度は高いエリアと言えるでしょう。 ホーチミンでは深夜遅くまで様々な歓楽街が賑わっていますが、ハノイでは基本的に12時を超えるとお店は閉まり、深夜営業は非常に限られたエリアのみとなります。 ハノイで日本人が特に気を付けるべき箇所は2つです。  ①旧市街内でのスリ・ぼったくり 観光客の多い旧市街では人混みにまぎれたスリの被害に気を付けましょう。 観光客は無防備なことが多いことからも、ポケットに入れている携帯電話や背中にかけているリュックからお財布を盗られるなどが発生しています。 ②キンマー・リンランエリアのひったくり 日本食レストランやスーパーなど日本人が多いエリアでスマートフォンのひったくりを警戒しましょう。 アプリでタクシーを呼び、道路で携帯電話を使用しているところを、バイクに乗った人にひったくられるなどの被害です。 また、突然路上で女性に抱きつかれて何事だ!?と思っている間に携帯電話や財布を盗られているという被害も発生しています。   ホーチミンは日本人にとって最も注意が必要なエリアです。観光客や外国人の人数が多いこともあり、外国人を狙った犯罪が起こりやすいです。 そうはいっても筆者は現在ホーチミンに住んでおりますが、一度も危険な目に遭ったことはありません。それどころか先日落としたクレジットカードを誰かが拾って届けていただき無事に戻ってくるという出来事もありました。 ハノイに住んでいた時より身近で被害に遭った話を聞くことも多いので、気を付けるようにしています。  ①歓楽街でのぼったくり ホーチミンは歓楽街が盛んで、日本人の方からぼったくりに合ってしまった話をしばしば聞きます。 明瞭会計で安心できるところへ行くようにしましょう。 ②空港から市内へのタクシーぼったくり 空港に待機している個人タクシーに乗り、メーターが通常の何倍ものスピードで上がっていき高額請求をされることが頻発しています。 ③路上での靴磨き(レタントン周辺) 路上で靴磨きを勝手に行い、その後料金を請求してくるという被害が起こっています。   ダナンはリゾート地として知られておりますが、比較的治安も良好な地域です。 ハノイやホーチミンの様に人口も多くないので、人混みの中スリに合うということも少ないのかもしれませんね◎ のんびりとした街でぼったくりなども多くはないですが、観光客の多いエリアでのスリなどには気を付けるようにしましょう。   街中、特に日本人が多いエリア(ホーチミンのレタントンやハノイのリンラン・キンマー)ではスマートフォンのひったくりに注意しましょう。 被害の典型的なパターンは、GRABで帰りの車を呼んで画面を見ながら路上で待っていたら、バイクの後ろに座っている人にひったくられ、そのまま逃げて行かれるというケースです。 ≪予防策≫ 路上で携帯電話を見る必要がある際は、しっかり抱えるように持ちながら道路と逆側を向いて使用するようにしましょう。   コロナが落ち着いて観光が再開されてからはホーチミンの空港から市内への移動でのタクシーぼったくりをよく聞きます。 メーターが動いておらず、降りる際に高額請求をされるパターン、メーターが通常の何倍ものスピードで上がっていくパターンなどがあります。 それに加えて、外国人で慣れていないことが分かると、お財布を見せるように言ってきて、高額紙幣を抜き取りお釣りを返さないというケースもあります。 ≪予防策≫  ①メーターが正常に動いているかをチェックする。 メーターを隠している時は、つけるように促す。どんどん異常なスピードで上がっていく場合には降りると伝える。 ②タクシーは絶対に正規の乗車場から乗る。 空港内で声をかけてくるドライバーのタクシーには絶対乗らないようにしましょう。③お財布は見せない!空港から1区のレタントン周辺までは12~25万VND程度です。 40万、50万VNDになることはありませんので目安を知っておくことも重要です◎ ④タクシーではなくGRABなどの配車サービスを利用する。 予め金額が決まっている配車サービスを利用するのもぼったくりに合わないコツです。   ホーチミンのレタントン周辺でよく見かける路上の靴磨きには気を付けましょう。 靴磨きセットを持ち歩き、路上で信号などで止まっている外国人に対して勝手に靴磨きを始めます。抵抗しないとそのまま靴を脱がされ、勝手に磨かれ、その後高額料金を請求されるという手法です。 ≪予防策≫  路上で靴磨きの装備が入った箱を持って足元に近づいてくる人からは離れる。決して靴磨きを始めようとしてもNoとはっきり言い、素早く立ち去りましょう。   どのエリアでも観光客が集まり人口密度が上がる場所にはスリが横行します。 ハノイであれば旧市街、ホーチミンではベンタイン市場やブイビエン通り、ダナンのミーケビーチやホイアンの旧市街などは要注意です! またカフェやレストランで椅子の上にバッグを置いたり、バッグを置いてお手洗いに立つ時には置いて行かないようにしましょう。 ≪予防策≫ ①チャックのあるバッグを持ち、前に抱える。リュックなどを背中に持っていたり、口が開いているバッグはスリに合いやすいので控えた方が安心です。 ②レストランやカフェでもバッグは肌身離さず持っておく。椅子に置いたままトイレへ立つことは避けましょう。   こちらの記事ではベトナムの治安について、また現地でトラブルに巻き込まれないよう気を付けるべきポイントをまとめました。 スリやぼったくりなどと不安に感じることもあると思いますが、ベトナムは総じて治安のよい国だと感じています。 筆者は4年間一度も被害に遭ったこともなく、なくしたクレジットカードが戻ってきたり、日本から遊びに来た友人も含めて危険なことはありません。 しかし、気を緩めると被害に遭う可能性も高まりますし、ベトナムに来てスリやひったくりにあうとせっかくの旅行が台無しですよね。 そのような事態を招かないようにするためにも、最低限の注意を払って行動することをおすすめします◎ 日本より重犯罪は少なく、痴漢などの犯罪もないベトナムは女性の一人暮らしも比較的安心です。 日頃から少し意識を向けるだけで快適で安全な生活を送れるベトナムは旅行にも移住にもおすすめな素敵な国ですよ! こちらの記事がベトナムを訪れる方にとって有益な情報となっていれば幸いです。  

2024.01.11

【ベトナム 食文化】現地在住者がお届け!地元の味を楽しむためのガイド(ハノイ編)

【ベトナム 食文化】現地在住者がお届け!地元の味を楽しむためのガイド(ハノイ編)
ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

中国と植民地時代のフランスの影響を受けて発達したベトナム料理。 東南アジアの料理というとスパイシー、香草、などのイメージが強いですが、ベトナム料理は辛すぎず、甘すぎないマイルドな食事が多いのがポイント。 また、新鮮な野菜やフルーツ、種類豊富なハーブをたっぷりと使い、お肉や海鮮も豊富でヘルシーなメニューがたくさんあります。 世界肥満度調査でもベトナムは堂々の最下位というスレンダーな人が多い国なのは、ベトナム料理のヘルシーさに起因しているのかもしれませんね◎ そんなベトナム料理ですが、日本で聞き馴染みがあるのはフォーや生春巻きくらいでしょうか? でも実はそれだけではありません!日本にいるとなかなか聞いたことのない数々の美味しい料理がベトナムにはあります。 そこで、こちらの記事ではハノイでおすすめのベトナム料理やローカルレストランを紹介していきますので、ハノイ来訪予定者は必見です!! ぜひベトナムの味を楽しんでください。   ベトナム料理と一言で言っても数えきれないほどの料理があります。 まず初めにベトナムの主食はお米ですが、そのルーツは北部の紅河デルタと南部のメコンデルタの肥沃な土壌により形成され、紀元前8~7世紀頃、稲作が始まったことにあります。 その後ベトナムの食文化は、諸外国からの植民地時代の歴史の中で築かれました。 約1000年もの間、中国の支配下に置かれ、その中で米食文化や、炒める、蒸す、煮る、出汁をとるなどの料理工程が定着していきました。その後フランスの支配下に置かれた時期もあり、パン食などのフランス文化の影響も大きく受けています。 そのため、フランスパンを使ったサンドイッチ(バインミー)やビーフシチュー(ボーコー)とパンのセットなどを販売するローカルレストランがたくさんあります。 また、お粥や揚げ春巻きなどの中華料理を連想する料理も多く、ベトナム料理の幅の広さが分かりますね。 世界でも3大料理にあげられる中華料理とフランス料理の両方を掛け合わせて、独自に発展したベトナムの食文化が豊かなことは想像に難くないですね◎   ハノイが位置するベトナム北部とホーチミンがある南部では気候も違えば方言も違いますが、食文化も大きく異なります。 ハノイがある北部は中国と隣接しているため、醤油や塩を使った中国の料理をルーツとした調理法や味付けが多いです。 日本食と味付けが似ているものも多く、日本人にとって馴染みのある味付けはハノイの料理が多いでしょう。 例えばベトナム国内ではどこでも食べられるフォー。鶏などの出汁を感じられる、優しい味のスープは北部のフォーだと言われます。 また、ハノイは内陸にあるため海鮮料理の名物は少なく、お肉や野菜や川魚を使った名物料理が多いのが特徴です。   ベトナムの朝は非常に早く、朝食を提供するフォー屋さんなどは5時~6時には開いています。 そして、外食文化が盛んなベトナムでは朝ごはんを外で食べることが非常に多いです。朝6~7時頃にフォー屋やお粥屋さんなどを訪れると出勤前の人々で賑わっているのが見られますよ。 また出勤時間が早く、7時半~8時頃から仕事を開始する会社が多いため、出勤後少し仕事をして9時過ぎに同僚と朝ごはんに出かけるということもしばしばあります。 フランスパンで作るサンドイッチのようなバインミー、肉まんなどのパン料理から、フォーやブンという米粉の麺料理、お粥などのお米料理と多岐に渡るラインナップが楽しめます◎   とにかくそこら中にカフェがあるベトナム。 特にハノイでは、路上に小さなプラスチック椅子が置いてあるカフェがたくさんあります。 そして朝から晩まで常に誰かがコーヒーを飲んでいる様子を見ることができます。 筆者が朝通勤した際に見た男性を、仕事終わりに同じ場所で見かけるということもありました笑 ロブスタ豆の苦みの強いベトナムコーヒーを飲むと朝から目がすっきりしますよ◎ また、甘いベトナムコーヒーを頼むと練乳が入っていることが多く、苦みの強いコーヒーとあまい練乳のマッチにはまる人も少なくありません。   日本では食事を残すのは礼儀がなっていない、ご飯粒には神様いるから残してはいけない、などと子供のころから教育されますよね。 しかしベトナムではお客様が来た時に食べきれないたくさんの量を出し、お客様も全てを平らげずに残すのがおもてなしとされています。 これは中国の食文化から来ている習わしで、全て食べてしまうと足りなかったと思われてしまうので要注意です。 お腹いっぱいになるほどおもてなしを頂いたという考え方ですね。   ベトナムにはたくさんの汁物料理、麺料理があります。 日本では蕎麦やラーメンを食べる際にはズズズとすすって食べるのが当たりまえ。 しかしここベトナムでは、フォーの出汁を飲むときも、すすってはいけません!一口ずつスプーンですくって飲むようにしてくださいね。 麺をすするのも、どんぶりに口をつけてスープを飲むのもご法度です✕   ベトナムの飲み会に行くと、いろんなところから『1(モッ),2(ハイ),3(バー)ヨー!』という掛け声が聞こえてきます。 ベトナムの飲み会といえば、ビール。そして40~50%程のウォッカを飲むことがとても多いです。 日本では最初と最後に乾杯の音頭があるくらいで、毎回乾杯してお酒を飲むことはありませんよね。 ベトナムにいると、一人でお酒に口をつけることは少なく、毎回飲みたいなと思いグラスを持つとどこからともなく乾杯の声が始まり、飲むという流れがあります。 お酒を飲むときの掛け声もいろいろありますが、『một trăm phần trăm(モッ チャム ファン チャム)』một trăm=100%、phần trăm=飲み干してという掛け声をよく聞くことと思います。 ベトナムならではの掛け声は迫力もあり現地で聞くととても勢いがありますよ。   言わずと知れたフォー。 フォーとはそもそも米粉の平麵のことを指しており、汁ありのフォーもあれば汁なしのフォーもあります。 石焼きフォーもあったりと、日本人がイメージするスープのフォーはフォーという麺料理の中の一つに過ぎないのです! また、牛肉が入ったフォーや鶏肉が入ったフォーなど、お店によってお肉等の具の中身が違います。 その中でも一番オーソドックスなものは牛肉のフォー。 その中でもハノイにある名店といえばPho Thin 13 Lo Ducです。 実は東京の池袋に分店を出しているのですが、ハノイが本店となります。 一般的なフォーボーと比べるとお味は少し濃い目でネギたっぷり。こくのあるこってりとしたスープが特徴です。 フォーボー一品で勝負するこちらのお店はハノイでは訪問必須ですよ◎   つづいてはブンチャーというベトナムの肉つけ麵と言われる料理です。 ブンとは先ほどのフォーの様に米粉麺の一種のことですが、つるっとした丸い細麺でのど越しが良いのが特徴です。 ブンはフォー以上によく食べられる国民食で、スープにいれたり、お鍋に入れたり、つけ麵風にしたりと様々な食べ方があります。 チャー(Chả)は豚肉のつくねを意味しており、たっぷりの生野菜とつくねや炭火で焼いたお肉と共にブンを甘酸っぱいスープにつけて食べる料理です。 こちらは日本人の口にも合いやすく、なぜ日本にいる時に知らなかったのか…という声をしばしば聞くほど日本人に大人気の料理です。 ブンチャーハノイが特に有名ですので、ハノイに来たら絶対に食べてほしい一品です。 たくさん美味しいお店はありますが、その中でも人気の高いお店がBún Chả Đắc Kim! 旧市街ど真ん中にあり、道を挟んで向かいにはそっくりな店舗がありますが、全く別のお店ですので注意してくださいね笑   ブンチャー同様、ブンの料理ですがこちらは蟹とトマトの出汁で旨味たっぷりのスープに入った麺料理です。 こちらは現地に住んでいる日本人でも知らない人も多いのですが、筆者は最も好きな料理です。 ハノイの冬の寒い日に朝から蟹トマトの出汁でできたスープにあげ豆腐や牛肉、たっぷりの野菜が入ったブンジウクアは身体に染み渡りますよ◎ 是非ハノイに来たら食べていて頂きたい一品です!     ベトナムでは実は有名で日本人にも食べやすく人気な料理がチャーカー。 Chaは揚げた、Caは魚という意味で、その名の通り揚げた白身魚をネギなど共に油で炒める料理なのですが、これが絶品◎ ベトナムでは高級料理としておもてなしに使われることも多い、ちょっと特別な料理です。 老舗チャーカー専門店チャーカータンロンというお店はとっても美味しくてお勧めです。いつも開店と同時に満員になるので、予約をしていくことをお勧めします◎ ハノイに行ったら是非食べてみてくださいね!   ハノイはベトナム南部に比べると甘さ控えめで、優しい味わいの料理が多く、日本人の口にも合いやすいと言われています。 筆者もハノイとホーチミン両市に住んだことがありますが、個人的にはベトナム料理の味付けはハノイの方が好みです! ホーチミンは常夏の暑い国であるため甘味を良く取ると言われており、スープなども甘い味付けになっているものが多いです。 一方、中国と隣接しているハノイなどの北部では中国料理のルーツが強くなっています。ベトナムに来てみないと知ることのなかったベトナムの食文化、是非一度味わってみてくださいね◎ こちらの記事がハノイを訪れる方にとって参考になれば嬉しい限りです。

2023.12.18

【ベトナム/生活】現地の日本人コミュニティ事情ってどうなの?気になるその種類とメリットを紹介!

【ベトナム/生活】現地の日本人コミュニティ事情ってどうなの?気になるその種類とメリットを紹介!
ベトナム生活情報

ベトナムでの生活を検討されている方、また生活を始めた方は「海外に住んでから現地で友達や知り合いができる?」という心配される事もあるのではないでしょうか? 今回は「日本人コミュニティ」についてご紹介していきます。 日本人コミュニティとは 海外に住んでいる日本人が趣味やボランティアなどの活動、情報交換や交流を図るために有志で結成する団体。開催は定期的もしくは不定期でコミュニティの活動状況により異なります。   ハノイ・フンイエン・ハイフォン・ダナン・ドンナイ・ビンズオン・ホーチミンと、ベトナム全国各地に日本人コミュニティが存在しコミュニティの種類もかなり豊富です。   スポーツ系(テニス、サッカー、フットサル、野球、卓球、バレーボール、ゴルフ、ダンス、剣道、空手、弓道、ランニング、ボーリング、サーフィン…など) 趣味系(楽器、合唱、写真、そろばん、旅行、映画、写生、天文、茶道、釣り、麻雀…など) 勉強会系(ベトナム語、FX…など) 県人会系 同年代系 同窓会系 その他 などがありスポーツによっては「初心者向け専門」のコミュニティがあるほどです。 その他にも「ハノイで働く女子会」「ローカル食探究会」「サイゴン夜遊び情報シェアの会」「サイゴンワーキングママの会」「ベトナム人奥さん旦那の会」などコミュニティ名を見るだけでも「参加してみたい!」と思うようなコミュニティがたくさんあり、その楽しさが伝わってきますね。   ベトナムで発行されているフリーペーパーには、毎号各地域のコミュニティの情報が掲載されています。フリーペーパーは日系レストランや日系スーパー、ホテルなどで配布されています。 また、インターネット上でフリーペーパーのバックナンバーを閲覧できます。その他にも、クラシファイドサイトやFacebookでもコミュニティを探すことができます。   ベトナム生活情報総合サイト。ニュースだけでなく住宅・食事・教育・健康美容など、より生活に密接した情報が豊富です。クラシファイド(掲示板)の求人・不動産・悩み相談などを簡単に検索することもできます。   同名のフリーペーパーがあり、グルメ、文化、旅行、ビジネス、暮らしなどに関する情報が豊富。ホームページ上でもバックナンバーを読むことができます。   同名のフリーペーパーがあり、ベトナムのニュース・ビジネス・生活情報が豊富。メールマガジンや公式LINEもあります。   ベトナム掲示板はベトナムに在住している人、ベトナムに興味がある人のためのクラシファイドサイトです。無料で、会員登録など必要なく自由に投稿でき、不用品売買・住居シェア・習い事・求人など思いがけずマッチする情報があるかもしれません。   ベトナムには幅広いジャンルのスポーツや趣味のコミュニティが存在します。「ベトナムで働き始めた事をきっかけにスポーツや趣味を再開した」ということもあるようです。また「初心者向け」のコミュニティもあるため、初めての活動でも参加しやすい雰囲気があります。   「ベトナムで暮らす日本人同士」というだけで親近感が湧いてくるもの。日本にいる友達には共感されづらい悩みも共感し合うことができます。さらに同じ趣味やスポーツを通してコミュニケーションできるので、仲良くなりやすいというメリットがあります。   「一つのコミュニティで知り合った友人が別のコミュニティの人を紹介してくれる」ということもよくあります。ベトナムに在住する日本人は2万人程度と諸外国と比較すると少ないかもしてませんが、それゆえ人との距離が縮まりやすくなっているようです。日本に住んでいては知り合えないような人と知り合いになるということもあるかもしれません。   インターネットで何でも情報を手に入れられる現代ですが、意外と知られていないローカル情報や専門分野に詳しい人からの情報やアドバイスなど「人づてからでしか得られない情報」を知ることができる場面が多くあります。   例えば、2020年コロナ禍のロックダウンの際では食料調達の方法を情報交換したり体調を気遣いあったりと、日本人コミュニティの大切さを痛感した人は少なくないようです。 日頃から悩みを共有したり、世間話をしたりすることでストレス解消できるというメリットもあります。たまに日本語でコミュニケーションするとホッとするものだなと実感しています。   海外で住み始めると「周りに知り合いや友人がいない」という状態でスタートする方がほとんどです。単身者や子どもがいない夫婦の場合、ベトナムでは自分から進んで交流の場に出かけていかなければ、なかなか交友関係は広がりません。 一方で、子どもがいる家庭の場合は、子ども関係のコミュニティが自然とできやすく、同じ学校や同じ住居内での知り合いも増えていきます。 「人付き合いが苦手」という人は「日本人と極力関わらない生活をする」ということも可能です。しかし、ふとした現地の疑問や悩みを日本語で話せる人間関係があると、心理的に安定することもあるでしょう。日本人コミュニティは趣味や趣向が似ている人が多く集まるため、友達づくりのハードルが低くおすすめです。 日本人コミュニティに参加する以外にも「日系飲食店」「習い事」「SNS」などで繋がりを作ることも可能です。 他にも、日本人コミュニティではありませんが言語交換コミュニケーションアプリでは「日本語や英語を勉強したいベトナム人」とアプリ上で連絡することができ、現地での疑問や悩みに答えてくれることもあります。英語でやり取りをすれば、英語の勉強にもなりますね。   言語交換アプリTandem: 外国語ネイティブと語学勉強 開発元:Tripod Technology 無料 posted withアプリーチ 言語交換コミュニケーションアプリ。現在地や学習言語に応じて語学学習の仲間にメッセージや音声通話等ができます。日本語や英語を学びたいベトナム人と友達になれるかもしれません。   HelloTalkハロートーク – 英語韓国語勉強&言語交換 開発元:HELLOTALK FOREIGN LANGUAGE EXCHANGE LEARNING TALK CHAT APP 無料 posted withアプリーチ 言語交換コミュニケーションアプリ。タイムライン投稿でお互いの学習をサポートすることができます。日本語を学習したいベトナム人が多数登録しているとの情報もあり、友達が気軽に見つかるかもしれません。   せっかくベトナムに住んでいても「日本人コミュニティにどっぷり浸ってしまう」と、日本語のみで生活できてしまい「日本にいるのと似た状態」になることもあるようです。 語学力をアップさせたい人の場合は、意識して英語やベトナム語を使う環境に身を置くといいかもしれません。   海外で知り合った日本人同士、親近感が湧きやすく何でも話したり聞いたりということがあるかもしれませんが、狭いコミュニティがゆえのうわさ話などは広がりやすく、人間関係に影響を及ぼすということを理解してきましょう。 海外でも相手を尊重するしご縁を大切にすること、初めは距離感を大切にすることをお勧めします。   「海外だから日本語がわかる人はいないだろう」と思って、カフェやレストランなどで大声で好き勝手なことを話すのは控えた方がよいでしょう。特に現地の人を悲しい気持ちにさせるような事は控えましょう。 「日本語が理解できる人も周りにいるかもしれない」ということを忘れないでください。   フリーペーパーでは、以下のようにコミュニティの情報が掲載されています。 ○○会 日時(○曜日)○○~○○ 場所○○ 住所○○ 電話番号○○ メールアドレス○○(主催者名) 気になるコミュニティがあれば、連絡先となっているメールアドレスなどへ連絡をして主催者と直接やり取りをし参加します。簡単な自己紹介文と参加したい日時を伝えるとスムーズです。会費や持参物など気になることは事前に質問しておくと安心ですね。   ベトナムにある日本人コミュニティについてご紹介しました。ベトナムにはスポーツ系、趣味系、出身地系など幅広い種類の日本人コミュニティが存在し、自分にあったものを選択することができます。 ベトナムでも、趣味やスポーツを通して交友関係を広げ、大いに楽しんでいきましょう。

2023.12.04

急速に普及するベトナムでのキャッシュレス事情 ~QRコード決済、カード決済など~

急速に普及するベトナムでのキャッシュレス事情 ~QRコード決済、カード決済など~
ベトナム生活情報

ベトナムではキャッシュレス決済が急速に発展しています。キャッシュレス決済の中でも特に「QRコード決済」の利用者数が増えています。そこで今回は、ベトナムでのオンライン決済・キャッシュレス決済について解説していきます。   2018年頃からキャッシュレス決済がトレンドとして取り上げられ、コロナ禍を経てさらにベトナムでも急速に広まったキャッシュレス決済ですが、ベトナムでは特に「QRコード決済」が人気です。理由としては スマホの普及 非接触型の決済 早く、安全で正確な決済 ということが挙げられます。 Statistaのデータによると、2022年のベトナムのスマートフォンユーザー数は6,548万人で、世界第15位、東南アジアでは第3位となり、インドネシアの1億8,770万人、フィリピンの6,970万人に次ぐ利用数です。 さらに、導入店舗側からしても「専門的な機材が不必要のため投資コストが非常に安く、迅速に導入できる」ということもQRコード決済の利用可能店舗が広まった一因と言えます。   2021年10月首相決定No.1813/QDTTgとして「2021~2025年のベトナムの キャッシュレス決済の発展枠組みに関する合意」が発表され、多くの目標が示されました。 例えば、 2025年までにeコマースにおけるキャッシュレス決済比率を50%以上とすること。 15歳以上の成人の銀行口座保有比率 を80%以上とすること。 キャッシュレス決済の件数・金額の伸び率を年平均20~25%とすること。 モバイル決済の取引件数の伸び率を年平均50~80%、金額の伸び率を同80~100%とすること。 キャッ シュレス決済を行う個人や企業の比率を40% 以上とすること などを掲げています。 国全体でキャッシュレス決済を推し進めていく政策がとられています。   ベトナムのQRコード決済は、映画や飛行機のチケット購入、通信費、光熱費や水道料金の支払い、衣類、化粧品、家電製品の購入に至るまであらゆるサービスで利用可能です。 州立銀行の統計によるとベトナムにて、QR コードによる決済は、2023年1-7月は2022 年の同時期と比較してQRコードでの決済数が124.15%、金額で16.12%増加しています。   2023 年5月にベトナム国立銀行 (SBV) が開催したイベントでは、ベトナム国立銀行のグエン・ティ・ホン総裁が「ベトナムの成人の約74.63%が銀行口座を持っている」と発表しました。 2017年には3割台だった銀行口座保有率のため「ベトナム人の銀行口座保有率は低い」と言われてきましたが、ここ数年で急速に保有率が伸びてきています。 現在ベトナムではモバイルマネー口座が広く一般的に開設され、日常生活の一部となっています。都市部のみならず田舎にもサービスが浸透しています。   国家銀行(SBV)が労働新聞社と協力して開催したワークショップ「ベトナムにおける電子決済市場の発展促進」で発表されたデータによると、2023年7月時点で国内で流通しているクレジットカードの枚数は81万1,400枚以上に達し、2022年の同時期と比べて42.5%増加しました。 2023年7月末時点で、ベトナムには国内クレジットカードを発行するカード発行会社が15社あり、それらの平均成長率は 29.6%/年で、国際クレジットカード会社の平均成長率17.72%/年よりも高くなりました。 しかし現時点では、ベトナムでは国内クレジットカードの普及率が低いとされており、農村部に約6,300万人の人口を抱えるベトナムでは、ベトナムの人口のわずか4%強しかクレジットカードを所有していません。 同ワークショップでは今後、国内クレジットカードを「国民的クレジットカード」として、学生や非熟練労働者、季節労働者など収入源が少なく不安定な顧客層を含む、あらゆる顧客層・あらゆる分野に普及を目指すとしました。   以上のようにベトナムに浸透しつつある便利なキャッシュレス決済ですが、ベトナム旅行中の外国人やベトナムで就労する外国人は、キャッシュレス決済の恩恵を受けることができるのでしょうか? 以下より、ベトナムにおける外国人のキャッシュレス決済について解説していきます。   ベトナムでは2019年まで旅行者でも銀行口座開設が可能でしたが、2020年以降は法規制が厳しくなり、旅行者や非居住者の口座開設は不可となりました。 2023年現在も銀行口座開設ができるのは12ヶ月以上のベトナム滞在許可を取得している方のみです。 オンライン決済の利用登録はどのアプリも基本的に「ベトナムの携帯番号」「ベトナムの銀行口座」が必要となるため、QRコード決済などのオンライン決済の利用は基本的には長期滞在者向けとなっています。   都市部の大きな店舗を中心にクレジットカードが利用できるところが数多くあります。最近では、クレジットカードに付帯したタッチ決済が可能な店舗もあり、パスワードの入力などがなく迅速に支払いを済ませることができます。 ベトナムではクレジットカードよりもデビットカードが主流。支払いがすぐに確認できるデビットカードでの決済が安心でスムーズです。 しかし、市場や個人商店・昔ながらのローカルレストランなどではクレジットカード支払いが普及していないところもあるため、小額紙幣を中心に現金を持ち歩くと安心でしょう。   2021年に開業したハノイメトロではICカードでの入場方式も導入されています。チャージは駅に設置されたチャージ機を通して行います。 ホーチミン市都市鉄道管理局(MAUR)は2024年開業を控えているホーチミン市内地下鉄では、「乗車券として、ICカードを導入する」と発表しています。 ベトナムでは交通系ICカードはあるものの、日本のようにコンビニ等では利用できません。今後ベトナムの公共交通機関の発展に伴って、交通系ICカードの利用場面も広がっていくのかもしれませんね。   2023年3月からMBBankアプリのQRコード決済サービスが日本での支払いに利用できるようになったとニュースになりました。 MBBankアプリのユーザーは「訪日時に、MB Bank決済対応を申し込んだStarPay加盟店にて、MBBankアプリを使って、デビッド方式にて日本で支払いができる」ということです。利用可能店は「ホームセンターコーナン」「コーナンPRO」「キャンプデポ」や「アルペン」「スポーツデポ」「ゴルフ5」などです。 ベトナムで働く長期滞在者にとっては、ベトナムで利用している決済アプリが日本国内でも使用できるようになったことで利便性が高まりすね。今後も、訪日ベトナム人の増加に伴って加盟店が増えることが期待されています。 また、ベトナムの大手銀行の発行するキャッシュカードには、デビットカードの機能もついていることがほとんどです。 ベトナム国内での使用はもちろん、日本を含むベトナム国外でATMからのキャッシング、デビットカードとしてのお買い物が可能です! ベトナム現地で生活する方にとっては、敢えて日本に行くからといって日本円を準備する必要がなく、そして円安などの為替の影響も受けなくてすむのは魅力的で非常に便利です!   今回はベトナムのオンライン決済・キャッシュレス決済事情について解説しました。国を挙げてキャッシュレス社会を目指すベトナム。銀行口座普及率の大幅な上昇など、その成長は目が離せません。 その一方でキャッシュレス決済の増加に伴い金融犯罪などリスクがあることも利用の際にはお忘れなく! ベトナムで働く人はオンライン決済に登録するとクーポンやキャンペーンなどの恩恵が受けられ、より便利で暮らしやすくなることは間違いないでしょう。 この記事が参考になりましたら幸いです。  

2023.11.30

【ベトナム 生活】アフターコロナ到来!変貌するベトナムの現状を解説!

【ベトナム 生活】アフターコロナ到来!変貌するベトナムの現状を解説!
ベトナム生活情報

日本でも新型コロナウイルスの5類移行により、ようやく「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」に転換しつつあります。現在は、これまで考えていた海外旅行や海外留学、海外就業を検討・実現する方も少なくないのではないでしょうか? ベトナムも日本と同様に街中では外国人の姿が増え、観光地はコロナ禍と比較して活況さを取り戻しています。今回は、気になるベトナムの「アフターコロナ」の変化について詳しく解説していきます。   政府と保健省の最新の決定により、2023年 10月20日の時点で、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の分類は緩和されています。   現在までにベトナムでは4回の大きな流行を経験し、11,624,065人の新型コロナウイルス感染者を記録しています。ベトナムにおける新型コロナウイルス感染症による死者総数は4万3206人で、総感染者数の0.4%を占めています。   ・ロックダウンの実施 ・区をまたぐ移動の禁止令 ・商店や工場などの休業命令 ・18時以降の外出禁止令 ・軍からの食料品や必需品配給 ・公共の場でマスクを着用しない場合は罰金 など、特に2020年3 月下旬から 4 月下旬、2021年7月から10月までの大都市を中心に大規模なロックダウンが実施され、最も厳しい体制がとられていました。出稼ぎ労働者が生活困窮を理由に帰郷する事態が続き、正常化に向けて「労働力不足」が大きな問題としてクローズアップされました。   保健省は、今年初めから現在までの月間平均感染者数が2022年と比較して1/68(月間約81万6,000人)減少したと発表しました。新型コロナウイルス感染症による死亡率は、ベトナムで一般的に記録されている一部のグループB感染症の死亡率と同等かそれより低い状況です。 また、保健省によると「新型コロナウイルス感染症の症例数は最近急激に減少しており、ほとんどの症例は軽症である」 とのことです。   ベトナムでは2022年末頃から本格的に旅行客の受け入れが解禁し、多くの外国人観光客が訪れるようになっています。 2023年11月現在、ベトナム入国時における「接種証明書の提出」や「陰性証明書」の提出義務はありません。   新型コロナウイルスの感染症分類引き下げにより、旅行、観光、会議などが完全に緩和されています。デパートやレストラン等でマスク着用の義務はなく、建物の中ではほとんどの人がノーマスクです。 しかし、バイクに乗る現地の人たちはコロナ禍以前から「防塵・日焼け防止」のためにマスク着用をする習慣があり、バイクに乗っているときはマスクを使う様子を今でもかなり見かけます。 医療機関では、新型コロナウイルス感染症患者が出た場合、別のエリアに隔離されるのではなく、患者が治療を受けている病棟内でのみ隔離されるなど、治療体制も緩やかになっています。 国内の感染症の流行状況やご自身の体調により「マスク着用」が義務付けられる場合があるため、渡航の際は念のためマスクを持参しておくと安心です。   パンデミックを受けて「旅行客や外交人客向け」のレストランや商店、土産物店の一部が閉店や休業のままということも。旅行客が戻ってきた現在、営業を再開している店もありますが、新しいお店に入れ替わっている場合もあります。 具体的にホーチミン市内では「旅行客向けのお土産が揃うスーパー」として知られる1区の「サトラマートタックススーパー」は2023年11月現在、閉業中です。 中心街では特にお店の入れ替わりが激しく「数年前の観光ガイドやブログを見た」と訪れたお店が閉店していることもあるため、事前にグーグルマップやFacebookなどで情報を確認しておくと安心です。 新しくオープンしたレストランやカフェ、土産物店もあります。街歩きをして気になるお店にチャレンジしてみるのも楽しみの一つです。   2022年6月初めにVISA社が発表した消費者の支払い態度に関する調査では、ベトナムの消費者の65%は財布に現金を持ち歩くことが減り、32%がパンデミック後は現金の使用をやめるだろうと答えたそうです。 また、VISAによると「ベトナムのユーザーの 2/3 はパンデミック中にオンライン ショッピングを試み、ユーザーの 1/2 は初めてソーシャル ネットワーキング プラットフォームを通じてショッピングを経験した」ということです。さらに、「消費者の 10 人中 9 人が宅配サービスを利用しており、ほぼ全員がパンデミック前よりも頻繁に利用している」と回答しました。 新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響により「消費者の80%以上がカード、QRコードによる支払い、電子ウォレットを少なくとも週に1回は利用している。」という調査結果もあります。 ベトナムでは、観光客の多いレストランや大きめの商店やGrab等の配車アプリなどのほとんどの場面で「クレジットカード」等での支払いが可能です。しかし、個人商店や昔ながらのローカルレストランではクレジットカード等の決済が断られることもあるため小額紙幣を持ち歩くと安心です。   最近の新型コロナウイルス感染症の流行中、電子顧客識別法 (eKYC) を使用した支払い口座開設に関する規制の導入により、まだ銀行サービスにアクセスしたことのない多くの新規顧客がリモート口座を開設できるようになりました。その結果、QR コード決済は2021 年の同時期と比べて56.52% と 111.62% 増加しました。 州立銀行の統計によると、約 340 万の口座と 130 万枚の新しい銀行カードが電子的方法 (eKYC) を介してオンラインで開設されました。現在、決済アカウントを持つ成人の割合は約 66% で、年々その割合は増加傾向にあります。 コロナ禍でオンラインツールが浸透したこともベトナムのキャッシュレス化が加速した一因であると言えるでしょう。個人商店や小さなカフェでも「MoMo」や「Zaropay」「Moca」などQRコード決済アプリの利用範囲が広がっています。 日本人がこれらの電子決済を利用登録する場合は『ベトナムの電話番号と銀行口座』が必要となるので、基本的に長期滞在者向けとなります。   2020年、新型コロナウイルス感染症の抑制による経済活動の早期再開,公共投資の支出促進による成長下支えなどにより,2.91%のプラス成長となりました。 2021年の実質GDP(国内総生産)成長率は2.58%であり、コロナ禍の影響を受け、2011年から21年までの間で最も低い水準となりました。 しかしながら、2022年のGDP国内総生産成長率は8.02%に達し、2011年~2022年までの期間で最高となったとしています。農林水産業が3.36%と安定した成長率となり、鉱工業・建設業が7.78%と前年の2倍近くの成長をみせました。中でもサービス業が9.99%とコロナ禍からの回復を受けてGDPを牽引する成長率となりました。 2023年ベトナム統計総局は9月29日、2023年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(推計値)を前年同期比5.33%と発表しています。  しかし、1~9月の成長率は4.24%にとどまり、2023年当初の政府の通年GDP成長率目標(6.5%)の達成は厳しい見込みとなりました。 2022年はここ10年で一番の成長率となり、コロナ禍の影響を受けてもベトナム経済は堅調に成長を続けているという見方もできます。しかし、2023年の成長率が近年で2番目に低い成長率と望ましいものではなかったことや不動産市場への信頼が依然として回復しないことから不安視する見方もあります。 今後は、外需の回復、外資系企業の参入、電力等のインフラ拡充などで国内経済の更なる活性化を期待する声もあり、引き続き、国際情勢やベトナム政府の動きを確認し今後の見通しを立てていくことが大切です。   ベトナムでも苦しいコロナ禍を乗り越え、キャッシュレス決済の広まりなど「ニューノーマル」の時代へと突入しました。今後のベトナムの成長が期待されています。この記事が参考になりましたら幸いです。

2023.11.23

ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(経済・衛生)

ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(経済・衛生)
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今回は、ベトナムに住んでみて見えてきた、ベトナムのイメージと実際の感想についてご紹介します。 「ベトナム料理」「バイク」「アオザイ」「ベトナム戦争」「ベトナムの産業」については下記の記事にて実際の感想をお伝えしています。 ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(生活・産業)   ベトナム統計総局が公表した、2022年第2四半期のベトナム全国の平均月収は660万ドン(約3万8,280円)、年収にすると79,200,000ドン(約459,360円)です。現時点で市内にも地下鉄や都市ガスなどの充分なインフラがないことや、公共医療環境から発展途上国だと考えられています。 しかし、2020年にアメリカが貿易相手国の発展途上国優遇リストからベトナムを除外したことがニュースになりました。またベトナム統計総局は2023年第3四半期(7~9月)の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同期比2.89%と発表しました。 実際にベトナムの物価は毎年上昇を続けており、それに伴い賃金も上昇を続けています。   英ワールドデータラボWorldDataLab=WDLの調査によると、ベトナムは2030年までに新たに2320万人が中流階級に分類され、中流階級の人口が10年間で最も増加する国の1つになると予想されているそう。 ホーチミン市内にも新しい分譲マンションが立ち並び、1区などの中心街のカフェやレストランの飲食費の値段は日本と変わらないかそれ以上が多い印象です。 全国の給与平均が低いため「何でも安く、貧しい暮らしをしているのでは?」と思っていましたが、農村部と都市部では生活水準も大きく異なるようです。 【実際の状況は?】ベトナムの生活水準を理解する4つのデータと在住者の声   物価が上昇しているとはいえ、日本よりも割安に感じるものもあります。90分のマッサージが2000円程度~、デザインネイルが1000円程度~と日本と比較して格安でサービスを受けることができます。 カフェは200円程度~でフラペチーノやフルーツジュースを飲むことができ、カフェ激戦区の市内繁華街では、内装に凝ったおしゃれなカフェもたくさんあります。 ビールは1缶50円程度~。お店で飲んでも200円程度~と晩酌が捗ってしまう価格帯です。味も暑い気候に合うさっぱりとしたものが多く、フレーバー付きや輸入ビールなどその選択肢も豊富です。   ベトナムで救急車を呼ぶ場合はお金がかかります。また交通状況などからすぐに駆け付けることが難しく、ベトナムの公共医療では診察時間がかかったり、高度な治療ができなかったりする場合もあるそうです。 個人で医療保険に入っておくと、英語や日本語が通じる・高度な医療が受けられるという安心感があるため、長期間ベトナムに滞在する際は医療保険に加入するのが安心だと実感しています。   ベトナムでは物乞い行為が禁止されており「見かけた場合は社会保護部に連絡するように」と通達がされています。 交通量の多い市内では子どもや高齢者・障害者の物乞いを稀に見かけることがありますが、筆者の感覚では周辺の東南アジア国と比較してもその数は少ないと感じます。 物乞い行為をする人の多くはすれ違いに軽く声をかけたり、手を差し伸べたりする程度で、いつまでも付きまとったり車の窓をしつこく叩いたりすることはありません。   2022年の厚生労働省の発表では、日本に在籍している外国人の中でベトナムが最も多く 462,384 人(外国人労働者数全体の25.4%)となっています。令和4年版 犯罪白書によると窃盗は、ベトナムが2,653件(検挙人員937人)と最も多くなっています。 日本のニュースでもベトナム人の犯罪がたびたび取り上げられ、日本国内の技能実習生の待遇や就労後のケアが問題となっています。このようなことから「ベトナム人は犯罪者が多いというイメージ」に繋がるのかもしれません。   ベトナムでは外国人を巻き込んだ大規模なデモやテロ行為が比較的少ないと言われています。スリやひったくりは稀に報告されますが、銃や凶器で脅されるということはありません。 また、女性だけでも街中を移動することができ、特に一人でタクシーに乗ることも安全だとされています。周りを確認する、持ち物をしっかりと身に着けるなど対策をしていれば大丈夫です。実際に住んでいても、街中では緊張感や危険を感じたことはなく、素朴で平和な街だと感じる場面が多いです。 夜間も明るい地区を歩くのは大丈夫です。ですが、「暗い」「周りに人がいない」「道をまり知らない」などの場合はタクシーを利用するのが安心ですね。   人が多く集まる観光地や繫華街で、不慣れな旅行客は特に狙われやすいと感じます。その理由としては お金を持っていると思われる 人が良くNOと言えない 防犯対策が緩く狙いやすい 旅行中で注意力が散漫になっている 旅行中のため泣き寝入りしてしまう 知らずに治安の悪い場所に入ってしまう などが挙げられます。「外国人」だというだけで狙われやすくなるため、日頃から犯罪に合わないよう自衛していくことが大切だと感じています。   ベトナムは外食文化のため屋台がたくさん立ち並んでいます。常温で保存された食材をその場で調理して路上でいすに座って食事をとる様子はどこでも見られます。 食べかすやゴミをそのまま放置したり、道にゴミを捨てたりする光景も当たり前です。ゴミの回収が間に合わず「道路が臭う」なんていうことも。このような習慣はキレイ好きな日本人にとっては違和感を感じる方もいるかもしれません。 ベトナム人は「後でお店の人が一気に片づけた方が効率的」「道を掃除する人がいるから大丈夫」といった感覚のようです。   500㎖の水が約50~60円程度で、自宅用のウォーターサーバーの水(16L前後)は1つ300円程度で購入することができます。 ベトナムで生活をし始めた当初は、水道水とミネラルウォーターを使い分けること悩むこともありました。しかし、今ではすっかり慣れてしまいました。日本の多くの都市は水道水がそのまま飲めるので、世界でも数少ない国だということに改めて気づかされ、そのありがたみを実感しています。 ベトナムの水道水は安全?気になる現地の水事情について解説   現地の人たちが美味しそうに食べている屋台メシにチャレンジしてみたいと思っても「食中毒」を恐れてなかなかチャレンジできないことが多々あります。特に、渡航直後は環境に慣れておらず食中毒を起こしやすく、生食や氷を避けた方が言われることもあります。 道路が臭うことについては、ベトナムの屋台では「発酵調味料」のヌクマムを使用していることが多く、その独特な発酵臭が慣れないにおいの為、日本人にとって「腐った臭い」と感じてしまうこともあるかもしれません。 一般的に恐れられている狂犬病やデング熱ですが、ハノイやホーチミン市内にいる限りは被害にあうことは少ないと感じます。郊外に行く場合は虫よけを使うなど、十分に注意した方がよいでしょう。 渡航前の予防接種の実施や怪しいと思ったものは食べ進めない、衛生面で気にかかる環境を避けるといった自己防衛が有効だと感じます。   海外で心配になってしまう事のひとつが「トイレ事情」ではないでしょうか。ベトナムでは「基本的にトイレットペーパーは流さない」というのがマナーになっています。 気になるトイレの衛生状態はというと、筆者が行ったことのあるホーチミンの中心街のデパートやカフェのトイレは綺麗でした。昔ながらのトイレでは手桶の水で流すところもあるそうですが、見かけたことはなく「床が水浸しで困る」ということに遭遇したことはありません。デパートのトイレが無料というのも海外では嬉しいポイントです。 トイレットペーパーを流すかどうか迷っていた際、ベトナム人にトイレ事情を尋ねたところ「ペーパーを流さないでと注意書きがされてなければ流しても大丈夫」「私もうっかり流してしまうことがある」と話してくれました。トイレによっては詰まってしまうため外出先ではゴミ箱に捨てて、ホテルや自宅では「トイレットペーパーを流せるか」あらかじめ確認すると良いでしょう。   ベトナムの正式国名は「ベトナム社会主義共和国」ベトナムの政治は、日本のように与党や野党がなく、共産党の一党独裁です。ベトナムが一党独裁政治をとったのは、フランスからの植民地支配から独立するためという歴史的経緯があります。戦争に勝つために、国全体が団結する必要がありました。そこで、独立運動の主導者ホー・チ・ミン氏は、ベトナムの北側の地域を中心に、ソ連や中国から学んだ社会主義を浸透させました。 社会主義とは 国民で作り出した利益は国のものであり、これにより国民全員が平等になるという考え方です。社会主義の考えが生まれたきっかけは、資本主義の失敗があったからです。社会主義の考えが生まれる前の世界は、資本主義が主流でしたが、資本主義の拡大は、雇用者と労働者の貧富の格差を生み出してしまいました。 そこで、ロシアのマルクスとエンゲルスは、作り出された利益を個人が持つのではなく、国が所有することで、国民全員が平等に恩恵を受けられるようにしようと考えます。この考えをもとに、20世紀初め、ロシア革命が起こり、社会主義が生まれました。 共産主義をわかりやすくいうと、資本や財産をみんなで共有する平等な社会体制で社会主義の進化版ともいえます。旧ソ連が崩壊すると、共産主義と社会主義の違いは曖昧となり、現代ではほぼ同じような意味として捉えられている部分もあります。   一党独裁について「自由がない」「警察が厳しい」などのイメージを持つ方も多いかもしれません。しかしベトナムでは1986年からドイモイ政策を導入し、社会主義の緩和を行うことで、市場経済の導入し、自由な経済を取り入れ、また国際社会への参加を進めることを目標にし、経済成長を遂げてきました。 「公の場で国の批判をしてはいけない」「警察や軍の写真を撮ってはいけない」などの厳しい法律がありますが、実際に住んでみると「警察や軍が厳しい」という場面を見るたり感じたりすることはありません。 ベトナム人も休日はカフェでおしゃべりをしたり、ショッピングモールで買い物をしたり、ネットフリックスやYouTubeを見たりして過ごしています。   ベトナムの祝日は年間11日で日本の16日と比べると少なく、旧正月の時期にある大型連休の公式な日程も毎年11月~12月頃に発表されます。 一方でベトナムでは従業員に年間12日の有給休暇を取ることができると法律で定められていることもあり、多くの方が祝日以外にも有休を使って思い思いのタイミングで連休を取っているようです。   ベトナム人は家族やワークライフバランスを大切にする文化が根強く就業時間が来たらすぐに帰宅する人がほとんどです。アフターファイブは、家族で食事をとったりカフェで友達と話したり、自分のスキルアップのために勉強したりと思い思いに過ごします。 「就業時間以外に働くのは能率が下がる」と考えるベトナム人も少なくないようです。ベトナムの労働法では平日の残業代は給与の150%以上、休日は200%以上と定められており、ある意味会社のことも考えた合理的な考え方なのかもしれませんね。   2023年のベトナム政府発表によると役職における汚職犯罪が51%増加しており、2022年10月1日から2023年9月30日までに、前年同期と比較して、経済管理秩序に関連した犯罪が5,715件(11.69%増)、汚職と地位に関連した犯罪が793件(51.63%増)摘発されたそうです。 ベトナムでは役人へ賄賂を渡すことが昔から横行しており「賄賂を渡すことによって手続きを滞りなくしてもらう」ということがよくあると言われています。 一方で、ベトナム人に差し入れやプレゼントを渡すと思い切り喜んでくれます。友達や知り合いなどと良好な関係を築きたいと思う場合にはプレゼントが有効な手段なのは間違いないと実感しています。   お店などで情報が更新されていなかったり、店員が暇な時はお喋りしたりスマホを触ったりという場面をよく見かけます。日本人は使う人の視点に立ったサービス提供やルール作りが得意ですが、ベトナム人はあまり得意ではなく、はっきりとしたルール作りや約束事を避ける傾向にあると感じます。 ベトナム人の性格をひとまとめに語ることはできませんが、筆者の周りには「分からないことや困ったことは聞いて!」「終わり良ければすべて良し」というスタンスのベトナム人が多いと感じます。 求めると親切に対応してくれる人が多く、ベトナムでは恥ずかしがらずに根気強くはっきり話すコミュニケーションが大切だと実感しています。   日本人は「ベトナムは共産主義で中国寄りなのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、1978年のベトナムによるカンボジア侵攻によって対立を深め、翌年、中国軍がベトナム北部の国境地帯に侵攻する「中越戦争」をきっかけに、ベトナムの中国への警戒心は強いと言われています。 最近でも公開された映画で「中国が南シナ海の権益主張に用いる独自の境界線のようなものが映っている」ということを理由に、ベトナムで上映禁止にするなど毅然とした対応をしています。 また、ベトナム戦争時に南ベトナム政府に干渉したアメリカとの関係ですが、2023年9月の外交会談では、ベトナムは米国との外交関係を最上位に引き上げました。 2022年のベトナムの貿易相手国ランキングは1位が中国、次いで米国となっており、両者ともよい距離感で関係を築いている外交上手な国であると感じています。   ベトナムは南北に長く、日本の4/5の国土面積で「北海道から本州まで」と同じぐらいの大きさです。そのため、都市によって気候が異なります。 都市名 最高気温 最低気温 特徴 北部 ハノイ(首都) 30℃前後 10℃前後 四季がある 中部 ダナン 30℃前後 20℃前後 乾季と雨季 南部 ホーチミン 30℃前後 25℃前後 乾季と雨季 ホーチミンは年中常夏で2シーズンに分けられ、「4~10月の雨季」「11月~3月の乾季」となっています。年間平均気温は28℃で、近年の日本の夏よりも涼しく感じる日が多く、とても過ごしやすいです。 南国の気候のせいかホーチミンの人たちは「陽気で親切な人が多い」といわれています。夜になると中心街の「グエンフエ通り」には食事やおしゃべり、カラオケなどをしにたくさんの人が集まり、毎日お祭りのような活気があります。 中部のダナンは冬には最低20度程になり、肌寒く感じる日もあります。 北部のハノイは日本のように四季を感じることが出来、冬場はコートが必要なほど寒くなります。   比較的ベトナムの雨は「短時間の豪雨」の割合が多く、日本の梅雨のように1日中雨ということはめったにありません。在住歴が長くなると「気圧が重いな」「風が強くなってきたな」と感覚で雨が降りそうだと分かるようになってきました。 雨季の場合、午後から降ることが多いため午前中からの活動がおすすめです。雨が降ったときは、カフェなどでしばらく過ごせば止んでしまうので、実はホーチミンで傘の出番はあまりありません。   陽気な人が多いホーチミン。路上で音楽を鳴らしたり、カラオケをしたりするのは日常的な光景です。しかし、その音量はおそらく日本人の想像よりもかなり大音量です。 クラクションも「通ります」という合図で頻繫に鳴らします。また喋り声が大きい人も多く、バイクに乗って喋っている人の声が車の中からでもはっきり聞こえてくるほど。 「夜中まで大音量」ということはありませんが、静かに日常を過ごしたい場合は繫華街の中心での滞在を避けると良いでしょう。   「バッグの蓋が開いているよ!」「スマホとられないようにね」など知らない人でも気さくに教えてくれます。おおらかな人が多く、間違えたり失敗したりしても厳しい目線を向けられるという経験はありません。 また、子ども好きな人が多い印象で、子どもが泣いたりうるさくしたりしても日本のように責められることがありません。お店では子どもをあやす従業員の姿もよく見られます。 いい意味で「人のことを気にしない」タイプの人が多く、日本の優しさとは違う「優しさ」を実感しています。   ベトナムのイメージと現地在住者の忖度なしの感想をお伝えしました。 ホーチミンにはいい意味で「おおらか」で「気にしない」人が多く、外国人にも寛容です。南国ならではの開放的な雰囲気を味わえ、日本で閉塞感を感じている方におすすめと言えます。 一方で、経済成長を続けるベトナムにおいては、日本人ならではの感性も求められていると実感します。日本で培ったキャリアがベトナムで活かされるということも珍しくありません。 ベトナム転職について専門的なアドバイスが欲しいという方は、HRnaviのコンサルタントに気軽にご相談ください。

2023.11.20

【2024年最新版】ベトナム テト休暇スケジュール★ 文化風習と過ごし方を解説!

【2024年最新版】ベトナム テト休暇スケジュール★ 文化風習と過ごし方を解説!
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ベトナムで働いている方の多くが、ベトナムの暦に合わせてお休みを取っているのではないでしょうか? そんな方々にとって、1年で一番長い大型連休となるのが旧正月に合わせて祝日となるテト休暇。 ベトナム人の方々にとってはテトは非常に重要なイベントとなりますが、同じアジアでも新暦を用いている日本では、あまりなじみがないですよね。 そこで、こちらの記事では旧正月(テト)がどのようなイベントなのか、ベトナム人の方の旧正月の過ごし方、文化について解説していきたいと思います。   現在世界的には太陽暦に基づいて、年間のスケジュールが作られている国がほとんどですが、アジアを中心とした一部の国では太陰暦に基づいたカレンダーが採用されています。 そしてベトナムでも太陰暦に基づいてイベント等が実施されますが、太陰暦の正月にあたるのがテト(Tết Nguyên đán)です。 ベトナムでは新暦での正月(=1月1日)はほぼお祝いすることはなく、祝日も1月1日の元旦のみで会社なども通常営業となりますが、旧正月は盛大にお祝いします。 ベトナムでは、旧正月になるとみんな一斉に地元へ帰り家族と過ごすため、ホーチミンやハノイなどの街中は静かになり、お店なども大半が閉まります。 スーパーやレストランも閉まってしまうため、買い物をしておかないとご飯難民になりかねないので注意してくださいね! そして、太陰暦は日にちの計算方法が新暦とは異なるため、新暦のカレンダーでは毎年日にちが変わります。   旧暦は新暦とはカレンダーが異なるため、お正月も毎年日にちが変わるとご紹介しました。 毎年11月頃に翌年のテト休暇日程が確定するベトナムでは、その時期になるとテトの日程が気になってそわそわしている方も多いのではないでしょうか。 テト休暇は基本的に5日間と決まっていますが、企業の一般的な休暇の土日と合わせて1週間程度になることが例年のテトです。 そして、つい先日2024年のテト日程が決まりました! 2月10日(土)がテト元旦となり、2月8日(木)~2月14日(水)の7日間が2024年のテト休暇となります。   さて、ここからはベトナムの一般的なテト休暇の過ごし方について紹介していきます◎ 日本でも帰省したり紅白歌合戦を見たり、お正月ならではの過ごし方があるように、ベトナムのテトもお正月ならではの過ごし方があります。   ※旧暦 12月23日(24日とも): 台所の掃除をして、Ông Táo(オンタオ)と呼ばれる台所の神さまをを送ります。 12月28日〜29日:大掃除をする、食べ物の準備、飾り物(鉢植えやお供え)の準備 12月30日:大晦日 ご先祖にお参り・お供え 1月1日~3日:お参り、家族で食事をとる、お年玉をもらう 1月4日以降:友人と過ごす   テト休暇になると地元へ帰り、家族と過ごすのが一般的な過ごし方となります。家族の結びつきが強いベトナムでは日本以上に故郷へ帰る人が多く、ホーチミンやハノイの街中はタクシーも捕まえるのが難しくなるほどです。 大晦日から元旦に変わるタイミングで街では花火があがるので、それを見に出かける若い人もたくさんいますよ!   ベトナムでは日本同様にお正月にはお節料理を食べる習慣があります。お節料理と言っても日本のおせちとは一味違う料理の数々が食卓に並びます。 ここではテトに食べる伝統的な料理を紹介します!   バインチュンは、テトの時に最も欠かせない食べ物の一つです。 もち米の中に緑豆と豚肉などを入れて、バナナの葉やラドンの葉で包んで約10時間程茹でて作ります。 いわゆる日本のちまきのような食べ物で、各家庭で作られるためそれぞれ家庭の味があるのでベトナム人の友人の家で食べ比べてみるのも面白いですよ◎ バインチュンのBánhは米や小麦から作られたパンを意味し、chưngは蒸すという意味があります。 ヌクマム(ベトナムの魚醤)で作られたお漬物と一緒にバインチュンを食べるのが一般的です。 揚げたバインチュンもあり、テト明けの職場では、ベトナム人スタッフがバインチュンを持ってきてくれることもよくありますよ!   先ほどのバインチュンと共に食べるお漬物がこのズアモンです。 大根、ニンジン、コールラビ、パパイヤなどの野菜を乾燥させて、ベトナムの魚醤ヌクマムと砂糖を煮立たせて唐辛子を入れた汁で3日程漬けます。 ピクルスのようなお漬物で、バインチュンに飽きてくると食べたくなるさっぱりとした一品です! お漬物があるなんて、日本と似ている食文化で心をほっとさせてくれますね◎   そして、テトのごちそうの定番といえば豚の角煮を薄切りにしたチャーシューのような伝統料理! こちらはヌクマムで煮込まれた豚の煮物で、ココナッツで煮るのが特徴的です。 ベトナムの中部や南部で特に有名な伝統料理で、バインチュンと一緒に食べたりライスペーパーに野菜と巻いて食べたりします。 筆者がハノイにいた時は角煮というよりさっぱりしたゆで豚のようなものが出てきましたが、南部ではもう少しこってり甘い角煮のようなものが出てきて南北での味付けの違いを感じました。   テト休暇前になると街があわただしくなります。特に会社の営業マンなどは年末のあいさつ回りに贈り物を持ってお客様を訪問します。 贈り物として人気があるのは、健康によい高級食材(つばめの巣やふかひれなど)やお菓子やお酒などです。 スーパーや百貨店ではテトのお歳暮商戦があり、お菓子の詰め合わせなどのお歳暮がたくさん販売されます。 これをもって、テト休暇前にあいさつ回りをするのがベトナムの習わし。 テト休暇の準備で買い出しに行く人、あいさつ回りで出かける人が増えるため、テト前の道は非常に混雑するので、時間に余裕をもって行動することをおすすめします◎   子供のお正月の楽しみといえばお年玉ですよね。実はこのお年玉の文化はベトナムにもあります。 ベトナムでは子供だけではなく大人ももらうこのお年玉。家族内でも渡しますが、会社の社長から部下へも渡すことも多く、筆者も毎年テト明け初日にポチ袋をもらうことを楽しみにしています◎ ベトナムでは赤いお金が縁起がいいとされているため、5万VNDもしくは20万VNDを渡すのが一般的です。 もちろん50万VNDをもらうのが一番みんな喜びますが。笑 この習慣があるため、テト前になると5万VNDと20万VNDが少なくなり、多くの人がボーナスをもらいお金をおろすためどのATMからもお金がなくなるという現象が起こります。 そのため、少し早めにお金の準備をすることをお勧めします。   テトが近づいてくると街中に桃の木や金柑の鉢植えが市場に並び、立派なものとなると非常に高価格で取引されます。 縁起物として自宅に飾るのが一般的で、北部では桃の木(Hoa đào)、南部や中部では黄色の梅の花(Hoa Mai)が一般的です。 富、幸運、希望などの意味があるため、一年の始まりを希望に満ちたものになるよう願って飾ります。 テト前になるとバイクの後ろに鉢植えを乗せて運ぶ姿が街中で見られるのは風物詩ですね◎   こちらの記事ではベトナムのお正月『テト』の紹介をしました。 テトは年に1度の大型連休!ベトナム在住日本人の方は、一時帰国をしたり海外旅行をする方も多いのではないでしょうか。 もしベトナムに残る方は、一度ベトナム人の友人や同僚の方の家にお邪魔してベトナムのお正月を楽しんでみてはいかがでしょうか? お正月に招く人は大切な人なので、ベトナムの方にお正月に呼んでもらえることはとても光栄なことです◎ ベトナムのお正月を満喫してくださいね。  

2023.11.16

ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(生活・産業)

ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(生活・産業)
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突然ですが、皆さんはベトナムに対してどんなイメージを持っていますか? 今回はベトナム、ホーチミンに在住する筆者が生活する筆者がよくあるベトナムのイメージに対して住んで感じたことを忖度なしでご紹介していきます! ベトナム料理はあっさりとしていて、日本人にも親しみやすいと言われています。実はフォーは北部発祥。ホーチミンのフォーは北部に比べて甘く、ハーブをたくさん入れて食べます。 対してバインミーは南部発祥とされ、起源はフランス統治時代にフランス料理から取り入れられたことが始まりだそうです。バゲットは驚くほど軽く、サクサクでフワフワの食感です。中身の具材はハムや牛肉・つくねなど、店ごとに異なっています。 生春巻きも南部の発祥。北部では揚げ春巻きがよく食べられるそうです。地域やお店によってそれぞれの味があるため食べ比べてみるのもおすすめです。   ベトナム料理といえば「パクチー」を連想される方も少なくはないでしょう。実際にホーチミンのいくつかのローカルレストランを訪れてみて感じたのがパクチーだけではなく「様々な種類のハーブ野菜を付け合わせとして食べる」ということ。料理に直接トッピングされず、別皿に「ノコギリコリアンダー」「オリエンタルバジル」「ドクダミ」「シソ」「レタス」などのハーブ野菜が山盛りで添えられることが一般的。辛味も自分で調整できるように唐辛子や辛味調味料が別添えになっていることが大半です。 筆者が大好きなのは、熱々のフォーに「ノコギリコリアンダー」と「オリエンタルバジル」をたっぷり入れること。香りがよく、食欲が湧いてどんどん食べられます。もちろん好みでトッピングできるので、ハーブが苦手であれば残しても大丈夫です。   ベトナム料理ももちろん美味しいですが、ホーチミンにはフレンチ、イタリアン、和食、中華、メキシコ、タイ、インドなど食の選択肢に困らないほどレストランの種類が豊富です。特に、和食は「名代宇奈とと」「丸亀製麵」「吉野家」「牛繫」など有名チェーン店を始めとして様々なジャンルの和食レストランがあり、日本食が食べられなくて困るということはありません。   食について「毎日ベトナム料理を食べているの?」「お米はどうしてるの?」と聞かれることがありますが、実は和食の自炊も可能です。 ホーチミン市内にはいくつもの日本食材店があり「イオンモール」や「業務スーパー」もあります。また、ベトナムはお米文化。現地でも日本米を生産しているためお米を安く簡単に手に入れることができます。もちろん日本産の米を専門に売っているところもあり、選択肢は豊富です。 ローカルスーパーの雰囲気も日本のスーパーとほぼ変わらず、「お豆腐」や「サバ」「レンコン」など日本でもよく食べる物が売られています。現地で生産された野菜や肉類は安価なため筆者もベトナムにいながら、日本にいたころとほぼ変わらない食生活を送りかなり節約できています。 「ベトナムで自炊すると食費はいくら?」ベトナム在住者による生活費大解剖!   ベトナムオートバイ製造業者協会(VAMM)の最新データによると、2022年では1年間に300万3160台のオートバイが販売されています。 日本での2022年の二輪車販売台数は40万5千台のため、ベトナムでは日本に比べて10倍に近いバイクが販売されていると分かりその台数の多さに驚いてしまいますね。   ベトナムでは「バス・車>バイク>歩行者」の順で優先され、日本の歩行者優先の交通環境と大違いです。また「信号が赤でも右折は走行可能」「歩道をバイクが走ってもいい」などその道独特の交通ルールがあるため、ベトナムに来たばかりの人は道を歩くだけでも一苦労です。道路を渡るときは手を前に出しながらゆっくり進むとバイクの方からよけてくれます。 また、ベトナムに来て驚いたことは、「バイクの3人乗り、4人乗りは当たり前」ということ!街中では「バイクの上でお昼寝」をすることもあり、ベトナム人は空間認知力やバランス感覚に優れている人が多いのかもしれないと感じています。   朝や夕方の通勤ラッシュにはバイクと車が大渋滞します。そのため、ラッシュ時には余裕を持って出かけないと約束の時間に遅刻してしまうということもあります。今後、ホーチミン市内では2024年に地下鉄が開業を控えており、公共交通機関の発達で渋滞が緩和することが期待されています。   「Grab」を筆頭に配車アプリが発達しており、日本よりも安価でタクシーやバイクで移動することができます。旅行者を狙ったタクシーのぼったくりを心配するかもしれませんが、配車アプリなら事前に料金が設定されているうえ、カードでの決済もできるため安心です。   ベトナムの2023年現在の平均年齢は33歳。国全体が若々しく、活気にあふれています。ベトナムと言えば、美しい民族衣装の「アオザイ」南部のホーチミンでは「アオヤイ」と発音されます。アオザイを着るタイミングは 会社のセレモニーや結婚式、旧正月 学校で決められた日 会社の制服として毎日 とベトナム人女性にとって身近です。身体にフィットした作りになっているため、現地の人たちも採寸してオーダメイドで製作してもらうそうです。旅行者も1日でアオザイをオーダメイドできるお店もあるため、気軽にアオザイにチャレンジできそうですね。   日本人は、着物を特別なシーンにしか着ないため、日常で着物姿を見かけることは少なくなりました。しかしベトナムでは銀行や会社、レストランの制服にアオザイが取り入れられている所もあり、日本の着物よりも見かける割合はかなり高いです。 また「白いアオザイ」は一般的に高校などの制服で、毎日着るわけではなく学校ごとに着用日が決められているということを聞いて驚きました。   日本では、ショートカットやパーマの女性をよく見かけますが、ホーチミンでは圧倒的に黒髪ロングの女性が多いと感じます。ベトナム人の知り合いに尋ねたところ「黒髪のロングは伝統的な髪型だから人気」と教えてくれました。ボブカットブームも数年前はあったそうです。   日中のホーチミンでは、女性たちのほとんどがパーカーや長袖・長いスカートで紫外線を完全にガードして、バイクに乗っている様子をよく見かけます。「暑くないのかな?」を思うほど完全防備な姿ですが、これも美白を守るためだそう。 日が暮れると、若い人を中心に短いスカートや露出の高い服装が目立ちます。中でも韓国スタイルのファッションが多く、日本人のようなカジュアルスタイルよりもボリュームのあるフリルやタイトなデザイン、かわいいデザインの服が好まれるようです。一方で、ストリートファッション系の服も人気です。中高年の女性は、派手な柄物のセットアップスタイルにノンラー(葉で編んだ笠)姿をよく見かけます。   1975年まで続いたベトナム戦争。枯葉剤の使用やその後遺症などがメディアで報道され、印象深い方も多いようです。ホーチミン市の中心部にある戦争証跡博物館ではその悲惨さや残酷さを今も多くの人に伝えています。 メコン川ツアーでは攻防の拠点として利用されたクチトンネルを見学できるプランもあり、当時の様子を知ることもできます。現在、ハノイやホーチミン市内には戦争の悲劇の跡形はなく、賑やかな街の風景が広がっています。   諸国からの独立運動において女性の活動が重要視され、ベトナムでは約1世紀以上前から法律での「男女平等」が定められています。こういった経緯から女性が大切にされる文化があり、年に2回ある女性の日はベトナム人にとって大きなイベントのひとつになっています。 ベトナムに住んでいると日常的に車のドアを開けてもらったり、女性の日には「プチギフト」をもらったりと女性として大切にされていることを実感する機会が多くあります。 【ベトナム 文化】男性必見!女性の日の重要性を現地在住者が徹底解説★   「戦争中、夫がいない中で女性が家庭を支えていたという歴史的背景から女性が頼もしい」と言われていますが、現代のベトナム人女性も働き者が多い印象です。 ベトナムでは、経営者や上司が女性ということは珍しくなく女性も活躍できる環境が整っています。   農林水産省によると2021年ベトナムではコーヒーの生産がブラジルに次ぐ2位。この他にも、米やエビの輸出、繊維産業などが有名で、機械製造業も盛んです。 ホーチミン郊外には工業団地がいくつかあり、日本の企業も多く進出しています。こうした日系企業の工場では、生産管理や品質管理、人材育成ができるポジションの人材が求められています。   ベトナム人が乗っているバイクは「ホンダ」や「ヤマハ」など日本製が大半を占めています。その中でもホンダ製のバイクは市場の80%を占めているそうです。(参考記事URL) ベトナム人は長持ちして品質のよい日本製品が大好き。日本人の使う人に立った視点や改善思考、勤勉さを学びたいと思っている人が多いと実感します。こういった理由からベトナム人に技術を伝え、指導できる日本人の存在がベトナムでは必要とされています。 また、ベトナムは海外勤務の第一歩としてステップを踏みやすいのが特徴といわれています。理由としては 日本を含めた海外企業の投資・進出が増加しており多種多様なポジションの求人がある 言語/スキルでの求人応募条件が他国と比べてもそこまで高くない 物価が安いため新生活を始めるためのコストが比較的安い が挙げられ、海外勤務経験のない方にもスタートを踏み出しやすくなっているのが魅力です。 「HRnavi べとわーく」では、ホーチミン勤務の求人のご紹介も行っております。SkypeまたはLINE、Zoom等オンラインでのキャリアコンサルタント面談では、現地の情報や生活面に関するご質問についてもお答えできますので、まずはお気軽にお問い合わせください。   ベトナム労働・傷病兵・社会問題省傘下の海外労働管理局によると、2022年のベトナムから海外への労働者派遣総数は日本が6万7,295人で、最大の派遣先となりました。 2016-2017学年度では、ハノイの3つの小学校で3年生からの生徒を対象に試験的に日本語教育を実施し、試験結果に基づいて日本語教育は拡大され、学校のカリキュラムに正式に組み込まれる予定です。 生活していると「以前、日本で働いていた」「日本アニメが好き」と日本語で話かけてくれる人もいます。観光地では、日本語でコミュニケーションができるベトナム人も多い印象です。   以上、「ベトナム料理」「バイク」「アオザイ」「ベトナム戦争」「ベトナムの産業」についてイメージと実際の感想をお伝えしました。 ベトナムに住んでみて感じるのは「想像よりも都会」「昔ながらの素朴な雰囲気と先進的な文化が入り混じっている」ということです。食についても、日本と共通点を感じる部分もあり日系企業が多く進出しているため不自由を感じることがないというのも実際に住んでみて分かりました。 下記のでは「ベトナムは発展途上国?」「共産主義って?」「治安は?」「人柄は?」などイメージと実際に住んでみて感じたことをお伝えしていきます。 ベトナムってどんなとこ?イメージと実態!現地在住者が回答(経済・衛生)  

2023.11.13

【ハノイ/交通事情】気になる現地での交通手段を一挙紹介!

【ハノイ/交通事情】気になる現地での交通手段を一挙紹介!
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ベトナムのハノイにこれから住む方にとって、欠かせない情報の一つが交通手段ですね。 数日間の旅行であれば全てタクシーで済ませるのが便利ですが、住むとなると毎日の利用となるためコストや安全面など気になることがたくさんありますよね。 ベトナム人はバイクでの移動が主となりますが、日本人の私たちにとってハノイでバイクを乗りこなすのはハードルが高いですね。 筆者はハノイに3年間住んでいますが、その時の状況や行きたい場所によって交通機関を使い分けています。 そこで、こちらの記事ではハノイの様々な交通機関をご紹介していきたいと思います◎   在住日本人の方が最も身近に利用する機会があるのは、タクシーではないでしょうか。 会社でタクシーカードを利用している方も多く、目的地までdoor to doorで到着できるタクシーは便利かつ安全ですね。 ただ、安心できるタクシー会社を選択して利用するようにしましょう。今回紹介するタクシー会社は比較的安心して乗れると言われています。 どこの会社か分からない流しのタクシーはぼったくりなども多いので、乗らないように注意してください。 ベトナムのタクシーの初乗り料金は10,000~15,000VND(約60~95円)と日本と比較するととても安いですね◎ 乗ったら目的地を伝えて、メーターがしっかり動いているか確認してください。 ※もしあまりに早くメーターが動く場合は、ぼったくりですのでその場で停め降りるようにしましょう。   ※タクシーメーターについて また、タクシーのメーターが『12.0』などと表示されていることがあります。 こちらは『12,000』の意味となり、桁数が多いベトナムドンの金額表示をシンプルにしています。 慣れるまでは金額が分からないことがありますが、小数点の後には0が3つつくと覚えてくださいね!   ①TAXI GROUP(タクシーグループ) 白の車体に赤のラインが目印のタクシーです。屋根に青い背景でTAXI GROUPと書いてあるのを確認してください。 専用の配車アプリがあり、今いる場所を知らせて予約もできます◎   ②Mai Linh Taxi(マイリンタクシー) とてもわかりやすい緑のタクシーがMai Linhタクシーです! 見た目も分かりやすく、見つけやすいので安心して乗れますね。ハノイではこちらのマイリンタクシーを見かけることが多いです!   ③Vinasun Taxi(ビナサンタクシー) 白い車体に緑と赤のラインが入ったタクシーで、こちらも比較的安心して乗れるタクシーです。 ビナサンタクシーはホーチミンで多く見かけるタクシーの1つです。  ベトナムのタクシーは自動ドアではありません!待っていても開きませんので、自分でドアを開けて乗りましょう。   日本ではあまり馴染みがないですが、ベトナムでは最も便利ともいえるのが配車サービスのGRABです。 専用のGRABアプリから予約を行いますが、バイクもしくは車を選ぶことができます。 そしてお迎えの場所と目的地を入れて検索すると、近くにいる車やバイクが来てくれます。 お迎えの場所に到着するとドライバーから電話もしくはメッセージが来るので、車のナンバーを確認して乗るだけです! 支払方法は、カード、電子マネー、現金から選べるので予めカード登録をしておくと現金の受け渡しもないため手軽で安心です◎ 目的地を指定した時点で利用金額が確定しており、有料道路を使用しない限り基本的に金額の変動がない点、またGrabサポート体制が万全で何かトラブルがあった際には、カスタマーサポートがしっかり対応してくれます。(英語対応) 利便性が非常に高く、在住者の方であればプライベートに関しては、タクシー会社の利用よりGrab利用者の方が圧倒的に多いのが現状です。 Grabのような配車サービスは他にも多くあります。 『Be』『Gojek』『Goviet』等が有名で、専用のアプリからGrab同様の操作で目的地までの利用が可能です。 決先方法の選択肢はGrabが一番多く、万が一問題があった際のカスタマーサポートも手厚いので、基本的にはGrabをメイン利用に、Grabでドライバーが確保できない時などには他のアプリを使用されるのがオススメです。   ハノイ市内には路線バスが張り巡らされており、市内の中心部であれば徒歩圏内にバス停を見つけられることがほとんどです。 ベトナム人の多くはバイクを利用しますが、学生やバイクの運転が苦手な方は路線バスが移動の中心手段になっています。 バスは主に①ハノイ市が運営する公共バス ②Vingroupが運営するVinbus の2つに分けることができます。 ※Vinbusはベトナムの自動車会社Vinfastが製造しているEV車を使用し環境に優しく、2021年12月に運航開始したばかりでとてもきれいな車体です。 また、バスに乗るとチケット代金を徴収する担当者がいるのですが。Vinbusの徴収係は挨拶やお礼を言ってくれるなど教育も徹底していますよ◎ ≪バスの運賃≫ 市バス・Vinbusともに一律7,000VND(約40円) ・乗り降りする場所に関わらず料金は一律です。 ・走行距離が長い区間のバスは8,000VNDもしくは9,000VNDの場合もあります。 ・乗り換えた場合は再度料金を支払う必要があります。 ◆乗車するバスの探し方◆ まず、ハノイのバスには番号がふられており、その番号によって走る区間が異なります。 最も簡単な乗車方法はGoogle mapで現在地から行きたい場所を検索し、下記画像のバスの項目(赤い四角参照)をクリックしておすすめのバス番号を確認する方法です。 黄色の下線を引いている箇所の様に、バスの番号【146】などと表示されますので、案内されているバス停から同じ番号のバスに乗れば目的地まで到着することができます。   専用のアプリなどもありますが、ベトナム語での仕様になっているためベトナム語初心者には少し使いづらいかもしれません。 アプリで検索をしたい場合は、下記のTim Buytというアプリがお勧めです。 こちらのアプリは、時刻表(何分間隔で運行しているか)や現在バスがどこを運行しているかリアルタイムで確認できます。 ※Vinbusの検索は2023年11月現在Google mapではできないため、Vinbus乗車を希望する方は専用のアプリ(Xanh SM)で検索する必要があります。 ◆バスの乗り方◆ ①バス停で手を上げて乗車希望アピール バス停に自分の乗りたいバスが来たら、立ち上がり手をあげるなど乗りたい素振りをしましょう◎ ※バス停に座っていると、乗らないと運転手が判断してそのまま過ぎ去ってしまうこともあります。 ②バスに乗って料金を渡す 基本的には前ドアからの乗車ですが、乗降車時間はほとんどないので、お近くの空いたドアところから乗って問題ありません。 乗車した後、料金を徴収する担当者が座席まで来るので、7,000VNDを渡しましょう。 お金を渡すとピンクの紙がもらえるので、支払い完了です◎ 大きいお金はお釣りが足りないこともあるため、10,000VND or 20,000VNDを持っておくことをお勧めします。 ③降車時は『SOS』ボタンを押してドライバーか料金徴収者に伝える 降りたいバス停の1つ前のバス停を過ぎた後、バス内についている赤い『SOS』ボタンを押しましょう! 緊急ボタンかと思われがちですが、バスドライバ―への降車の合図になります。 また、ボタンが上手く作動しないこともあるので、次降りたいよ!とバスの運転手や料金を徴収する担当者にアピールしましょう。 降りることを伝えないと一瞬バス停に寄って、一時停止することなく次へ進んでしまうことがあります。 伝えたうえで、降りるドアの前に立っておくのが一番安心です◎ 慣れてくるとドライバーや料金係が話しかけてき、『どこ出身だ?』『彼氏はいるのか?』『なんで住んでるんだ?』などといろんな質問が飛んでくるのもベトナムのバスの面白いところです。 ベトナム語の勉強にもなり、筆者はいつもバスの中で話すのを楽しみにしています笑 市内バスは1か月間乗り放題のパスを購入することもできますので、毎日通勤などで利用する方には乗り放題パスを購入することをお勧めします◎   2021年11月にベトナム初のメトロがハノイに開通しました。 メトロと言っても開通した路線は「ハノイメトロ2A号線」という1区画のみで「Cat Linh Station(カットリン駅)」から「Yên nghĩa(イェンギア駅)」までの路線です。 ハノイの南西を通っており、タイホー、キンマー、旧市街などの日本人が多いエリアには重なっていません。 始発のCat Linh Station(カットリン駅)はドンダー区にあり、ハノイ在住日本人で日々使う方はあまりいないかもしれませんね。 通勤や通学に毎日利用するというよりは、現在はアトラクション感覚でベトナム人の若者が試しに乗っていることが多いようです。 今後7路線開通予定とのことですので、より中心部の路線が開通すればバイクに代わって市民の足となる日が来るかもしれませんね◎ ◆メトロの乗り方◆  ①切符を購入する 日本の券売機の様な機械があり、そちらから切符を購入することができます。 券売機の言語を英語に変更することもできるのでご安心ください◎ 料金は始発駅から終点まで乗っても15,000VND(約90円)! タクシーで行くと120,000VND程度かかるのでとってもお得です◎②ICカードを受け取る 券売機からICカードを受け取りましょう。お釣りも受け取るのを忘れずに★③ICカードをかざして構内に入り電車に乗車! 電車はラッシュ時は6分間隔、通常時は10分間隔で来るため、待ち時間はとっても短いです。 メトロは現在はまだ限定的ですが、今後の路線増に期待ですね◎     こちらの記事ではハノイで生活するうえで欠かせない交通機関をご紹介しました。 筆者は普段の移動はGRABを利用することが多いですが、時間がある時や遠くへ出かける際には節約にもなるためバスを利用しています。 皆さんの生活スタイルに合わせた交通機関の選択肢を見つけるために、こちらの記事が参考になれば幸いです。