東京国際映画祭 2022に出展されるベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」

東京国際映画祭 2022に出展されるベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」

2022年10月末に東京で行われる国際映画祭である東京国際映画祭2022に唯一のベトナム映画として「輝かしき灰(邦題)」(ベトナム語:Tro Tàn Rực Rỡ)が出展されます。ベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」について紹介します。

東京国際映画祭とは

東京国際映画祭とは、毎年10月下旬頃から東京で開催される国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の国際映画祭です。
公益財団法人ユニジャパンが主催で、経済産業省、国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)、東京都(コンペティション部門)が共催として参加しています。日本で唯一のFIAPF公認のコンペティティブ長編映画祭となっており、アジア最大級の映画祭となっています。
1985年のつくば万博開催を受けて開始され、隔年で開催された時期もありますが、今年で35回目を迎えます。
国際審査員が選出する『東京グランプリ』(優秀作品賞)候補が出展される「コンペティション」、日本国外の映画祭で話題になり日本公開前の作品が出展される「ガラ・セレクション」、アジアにおける新鋭監督(長編映画3作まで)の作品が出展される「アジアの未来」などの部門に分かれており、出展されている映画は期間中に東京都内の映画館で鑑賞することが出来ます。
ちなみにベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」は、「コンペティション」部門に、ベトナム映画として最初の作品として出展されます。

ベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」とは

ベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」のベトナム語題名は「Tro Tàn Rực Rỡ」で、英語題名は「Glorious Ashes」となります。
この映画は、小説家 Nguyen Ngoc Tu(グエン ゴック トゥ)の二つの短編小説『Tro tàn rực rỡ』と『Củi mục trôi về』から再構成された作品です。ベトナムを代表する監督、ベトナムの人気女優が主演を務め、東南アジア共同制作助成金によって製作された、ベトナム南部の海沿いの村を舞台に3人のヒロインとそれぞれの男性との関係を描いた映画作品で、ベトナム・フランス・シンガポール合作となっています。

注目ポイント① ブイ タック チェエン監督

2000年のカンヌ映画祭 短編部門で賞を受賞し、また2009年のベネチア国際映画祭ではジャーナリスト賞を受賞したBui Thac Chuyen(ブイ タック チェエン)を迎え、東南アジア共同制作助成金を受けて制作されています。なお、現在 ハノイで後進育成を行なっているブイ タック チェエン監督は、『Lời nguyền huyết ngải(2012年)』以来、約10年ぶりの監督作品となります。

注目ポイント② 出演者

出演者には、Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)、Lê Công Hoàng(レ・コン・ホアン)、Bảo Ngọc Doling(バオ・ゴック・ゾリン), Ngô Quang Tuấn(ゴ・クァン・トゥアン)、Hạnh Thúy(ハン・トゥイ)が名を連ねています。
Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)とHạnh Thúy(ハン・トゥイ)の3人は名前くらいは聞いたことある人がいるかも知れないくらいかなり有名な人だと思います。Lê Công Hoàng(レ・コン・ホアン)はベトナムでは有名だと思いますが、私は知らなかっtです。
ただ、映画紹介でヒロインと書かれていたので、私の知っているHạnh Thúy(ハン・トゥイ)は年配の方なのもあって間違えていると良くないので触れないでおきます。

女優 Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)

出演者の中で一番有名な人は、Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)だと思います。
ネットフリックスでも配信されている北海道を舞台にした日越合作映画「目を閉じれば夏が見える(2018年)」(ベトナム語題名:Nhắm mắt thấy mùa hè)で主演を務めていた女優です。日本語のウィキペディアもあるので、日本人でも知っている女優の一人だと思います。
2018年にはハノイ国際映画祭でベストアクトレスを受賞しました。

注目ポイント③ 東南アジア共同制作助成金

この映画の注目すべきポイントの一つとして、Singapore Film Commission(シンガポール・フィルム・コミッション)による初の東南アジア共同制作助成金を受け取って制作された映画作品ということです。

東南アジア共同制作助成金とは

Southeast Asia Co-Production Grant(東南アジア共同制作助成金)とは、Singapore Film Commission(シンガポール・フィルム・コミッション)によって創設されたプロジェクトで、最初の助成金対象となった作品は2019年11月に選ばれた8つの作品となっており、ベトナムは「Tro Tàn Rực Rỡ」のみが対象として選出されました。
東南アジア共同制作助成金は、シンガポールと東南アジア地域の映画界の才能を世界に向けて質の高い映画を制作することを奨励しています。シンガポール人のプロデューサーとシンガポール以外の東南アジア人のプロデューサーと共に、シンガポール人以外の東南アジア人の監督によって映画を制作しないといけませんが、制作資金として25万シンガポールドル(2022年9月29日現在のレート、日本円で約2500万円)の助成金が支給されます。

東南アジア共同制作助成金以外にも、2017年釜山映画祭の枠組みの中にあるアジア・プロジェクト・マーケット・プログラムで15,000USドル(2022年9月29日現在のレート、日本円で約220万円)の賞金を獲得しました。

まとめ

『東京グランプリ』を受賞されたら、結構な人気になりそうな映画なのではと思います。
ベトナムでの公開日は、調べた限り出てきませんでしたが、早く見たくなりました。

*カバー写真はvnexpressより参照

HRnaviスタッフ

執筆者HRnaviスタッフ

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