【日本並みに快適?】ベトナムが暮らしやすいと感じる6つのポイントを紹介

【日本並みに快適?】ベトナムが暮らしやすいと感じる6つのポイントを紹介

ベトナム就職や移住先としてベトナムを検討される時暮らしやすいかどうか気になるでしょう。 

そこで本記事では、

  • 「ベトナムって暮らしやすいの?」
  • 「ベトナムと聞くと、日本や他の国より生活が不便なイメージだけど、実際は?」
  • 「在住者の、生の意見を聞いてみたい」

こうした疑問や要望にお応えできるよう、ベトナム在住8年目の筆者が実感する、「ベトナムの暮らしやすさ」を解説していきます。

在住者が、ベトナムの暮らしやすさを、「5つの要素」から評価

「暮らしやすさ」を考える際に以下の5つの要素は外せません。


  1. お金
  2. 旅行

上記の「衣」「食」「住」「お金」「旅行」において、「ベトナムの方が暮らしやすいな」と感じた点6つ分けてお伝えします。

今回の記事を読み、ベトナムでの暮らしを、少しでもイメージ出来るきっかけになれば嬉しいです。

「ベトナムが暮らしやすい」と感じた事6つ

1つ目「1年の2/3以上を夏服で過ごせる」

ベトナムが暮らしやすいと感じる点の1つ目は、「1年の2/3以上を夏服で過ごせる」事です。

ベトナム全土において、1年の内、少なくとも2/3は、気温が30度前後となるからです。

もちろん仕事上、顧客訪問や、式典などのイベント時には、スーツ着用が求められる場合もあるでしょう。
ただ、ベトナム現地の日本企業においても、通常勤務時は、概して上は半袖を着用している場合が多く見られます。
IT系などにおいては、よりラフな格好を許可している会社もあります。

この、1年で多くの時期を薄着で過ごすことが出来る点は、筆者も実際に生活するまで、感じていなかったメリットでした。
「毎朝の準備が早い」や「冬服を多く買う必要が無い」という点は、想像以上に心理的なストレスが和らぐことを実感しています。

2つ目「選択肢が豊富なローカルフードと日本食」

ベトナムが暮らしやすいと感じる点の2つ目は、「選択肢が豊富なローカルフードと和食(日本食)」です。
日本よりもリーズナブルな本場の「ベトナム料理」を味わえる事はもちろん、日本と同水準の「和食(日本食)」が楽しめるのです。

「和食(日本食)」に関して言えば、数年前までは和食(日本食)全般を扱うお店が主でした。
しかし、最近では「焼き鳥」「モツ鍋」「寿司」から「〜〜県居酒屋」など、特化したお店の選択肢も豊富になってきました。
日本食レストランの数が増え、特にハノイやホーチミンでは、競争が激しくなっている影響と考えられます。

自炊派の人にとっても、「あくるひ」「富分」など、日本食品スーパーで和食用調味料も手に入れやすい環境です。

したがって、日本のような食生活を維持しながらも、本場のベトナム料理も同時に楽しめるのです。
よって、食については、選択肢が多く、日々新しい料理を楽しめる点が、よりベトナムが「暮らしやすい」と感じる点です。

3つ目「日本企業の実店舗進出により、買い物に困らない」

3つ目は、「日本企業の実店舗進出により、買い物に困らない」点です。

まず食品については、ほぼ日本と同じ環境で買い物可能、と考えて良いでしょう。
スーパーは、上述した日本食品スーパーにより、たいていの日本食品は手に入れることができます。
コンビニについても、ハノイとホーチミン、共に24時間営業のチェーン店が複数進出しています。
特にホーチミンにおいては、日本から「ファミリーマート」「ミニストップ」「セブンイレブン」が出店しており、スーパーに行かずとも、日本人好みの物の購入が可能です。

また、食品以外の買い物も、便利になりつつあります。
以下の3企業を始めとした大手日系企業の進出により、私たちに馴染みのある衣類や日用品が、大変入手しやすくなりました。

  • ユニクロ
  • 無印良品
  • コーナン

筆者個人の実感でも、ベトナムにおいて、「欲しい物を手に入れるのに苦労するな」と感じたことがほとんどありません。
もちろん、日本と比べると「若干価格が高い」「日本で発売されたばかりの新商品が手に入らない」といった事はあります。
ただ、日常多く使用する物については、日本と変わらない環境で買い物が出来るのです。

この「買い物に困らない」点も、ベトナムでの暮らしやすさを感じることの1つです。

4つ目「日本の都市圏と同水準の家賃で、より良い家に住むことができる」

4つ目は、「日本の都市圏と同水準の家賃で、より良い家に住むことができる」ことです。

例えば、東京23区内で1LDKの家を借りるとすれば、おおむね、毎月8〜12万円の家賃が掛かるでしょう。
一方、ハノイやホーチミンの都市圏では、同額の8〜12万円を支払えば、より良いマンションに住むこともできます。

日本と比べて、ベトナムで家を借りる時、特に「良い」と感じるのは以下の点です。

  • 家具、家電付き
  • 週に数回のクリーニング、洗濯サービス有り
  • プール、ジム併設

もちろん、選ぶマンションによって、サービスの有無は異なります。

ただ、「家具購入や家事は全部任せて、仕事に集中したい」「配偶者の家事をラクにしたい」「日本よりも良い家に住んでみたい」といった要望が、日本と同水準の費用で叶うことは魅力と言えるでしょう。

5つ目「貯金とちょっとした贅沢を、無理なく両立しやすい」

5つ目は、「貯金とちょっとした贅沢を、無理なく両立しやすい」事です。
日本よりもやや低い水準の「物価」により、出費を抑える事ができる一方、近年増加する、先進国水準のレストランやサービスを楽しめるためです。

「出費、貯金」と「ちょっとした贅沢」の2つを、分けて解説していきます。
尚、今回は生活費において大きな割合を占める「食費」を中心に取り上げます。

自炊中心にすれば、日本よりも貯金がしやすい。

ベトナム生活の実体験として、「自炊中心にすれば、日本よりも貯金がしやすい」と感じています。
以下は、ハノイやホーチミン等の都市圏における、スーパーの食品価格の一例です。

  • 鶏のむね肉 100g当たり40〜50円
  • ほうれん草 1パック400g当たり150〜200円
  • 人参 1本当たり15〜20円
  • 白米(ベトナム産の日本米) 5kg当たり1,000〜1,200円
  • 白米(ベトナム米) 5kg当たり600〜800円

総じて、日本よりも価格が安いことが分かります。
よって、自炊を増やし、外食を抑えることで節約をすれば、日本よりも貯金がしやすい環境なのです。

高級レストランやサービスなどの「ちょっとした贅沢」も可能

とは言え、ちょっとした贅沢も楽しめます。

近年、価格やサービス水準が高いお店の選択肢が急速に増えているからです。
分野もレストラン、カフェ等の飲食店から、ホテル、マッサージ、旅行のパッケージ等、あらゆるサービスにおいて、筆者も現地で実感している事です。

ホテルを例に上げると、2013年、筆者が初めてホーチミンへ就職をした際、「最も有名な5つ星ホテルはどこか?」と聞けば、誰もが「ニューワールドホテルサイゴン(The New World Hotel)」と答えていました。

一方で現在、ホーチミン市内には少なくとも10軒を超える5つ星ホテルがあり、6つ星ホテル(ザ・レヴェリー・サイゴン、The Reverie Saigon)もある程です。

これはホテルにおける一例ですが、食事や旅行、娯楽など、あらゆる分野で「ちょっとした贅沢」を楽しめる環境が揃っているのです。

この「物価水準の安さ」と「高レベルのレストランやサービス」が両立することで、ベトナムでは「貯金とちょっとした贅沢」を両方楽しめるのです。

6つ目「年中楽しめる『海』と豊かな四季を持つ『山』」

ベトナムが暮らしやすいと感じる点の6つ目は、「年中楽しめる『海』と豊かな四季を持つ『山』」です。
週末や長期休暇には、ベトナム全土を見れば、1年を通して「海」と「山」への旅行を楽しむことができるのです。

日本の場合、「海」「山」どちらも豊富にありますが、それぞれ楽しめる季節が限られるでしょう。

ベトナムだと、「海」のシーズンとも言える夏が、約7ヶ月間(4月〜10月)あります。
この時期は、基本的に、海岸沿いの場所はどこでも海を楽しむことができます。
もちろん、中国やラオス、カンボジアとの国境沿いの山に行くことも可能です。

一方で、ベトナムにもハノイ等の「北部地方」やダナンなどの「中部地方」には、冬(11月〜3月)があります。
この期間、海に入るには肌寒く、旅行先の中心は「山」となります。

ただ、同時期のホーチミンを中心とした「南部地方」では、11月〜3月においても気温は30度以上。
「海」「山」どちらも楽しめるのです。

「ハノイなどの北部と、ホーチミンなどの南部の間を移動するのは大変では?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ハノイ・ホーチミン間の飛行機での所要時間は、約2時間。
東京から福岡へ、飛行機で行く(2時間5分)位の時間で、東京・沖縄間(3時間)、大阪・沖縄間(2時間20分)よりも短い時間で済みます。
加えて、ベトジェット(Vietjet)やバンブー航空(Bamboo airways)といったLCC拡大の恩恵もあり、混雑するシーズンを除けば、往復1万円以下で往復可能なのです。

よって、ハノイとホーチミンのどちらに住んでいても、1年を通して、ベトナム国内旅行を楽しむことが出来ます。

まとめ「日本並みの快適さと、東南アジアならではの暮らしの両立ならベトナムへ」

今回は、「ベトナムの暮らしやすさ」について、日本と比較した、在住者の実感をお伝えしてきました。

少々、住みにくさを感じる点もある一方で、ベトナムは「日本と同じ水準での暮らしができる国」と言っても過言ではありません、
その上、服装や旅行先などから、「東南アジアならではの暮らし」も楽しめる、と言えるでしょう。

今回の記事が、ベトナム居住についてのイメージを鮮明にする、きっかけとなれば嬉しいです。

「ベトナムの暮らしやすさを知り、ベトナム転職に興味を持った!」という人は、この機会にHRnaviのコンサルタントに声を掛けてみて下さい。

HRnavi べとわーく編集部

執筆者HRnavi べとわーく編集部

べとわーくを運営するHRnaviは、創業15年、ベトナムで唯一日系企業に特化したローカル人材会社です。また、べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。ベトナムにおけるお仕事、生活情報など、在住歴が長い人しかわからないようなコアな情報をお届けします。

有料職業紹介事業者の登録番号:No. 21862/SLĐTBXH-GP(更新日:2020年8月10日)

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