- ベトナム観光情報
- 2024.03.18
近年注目を集めるベトナム。日本からわずか5時間で行けるため「気軽に行ける海外」としても人気上昇中です。
世界遺産巡りにショッピング、ローカルグルメの食べ歩き、ビーチでのんびりバケーション…ベトナムは選択肢が多く、自分好みの旅行プランを立てやすいのも大きな魅力。
ベトナムには、ハノイやホーチミン以外にもまだまだ知られざるリゾートや観光地がたくさんあります。
今回はベトナム在住10年以上のスタッフが集まるべとわーく編集部が、本当におすすめしたいスポットをエリア別に24選で紹介していきます。
ベトナム旅行予定の方や、ベトナム在住の方は週末旅の参考にしていただけたら幸いです♪
北部
ハノイ
ベトナムの首都であり、政治・文化の街といわれるハノイ。
古きよきベトナムの雰囲気が随所に残る、ベトナム北部を代表する都市です。
旅行に行き慣れていない方でも、ショッピングに観光スポット巡りや美味しい食べ物を楽しめるのも大きな魅力。
世界遺産のハロン湾にも日帰りでアクセスでき、サパやニンビンなど他都市へのアクセスも抜群。ハノイを拠点にベトナム各地を巡るのもおすすめですよ。
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ハロン湾
ベトナム語で「空飛ぶ龍が降り立った場所」を意味するハロン湾。約1,600もの島々が点在し、その美しい景観はユネスコの世界遺産にも登録されています。
ここでの楽しみ方は、伝統的なボートでのクルーズ。大小さまざまの奇岩が生み出す幻想的な世界は、一生忘れられない思い出となることでしょう。
あまり知られていませんが、エメラルド色の海ではマリンアクティビティも楽しめます。ハロン湾にはベトナム固有の魚や珊瑚礁が生息しており、ダイビングやシュノーケリング目当てに世界中から観光客が訪れてくるんですよ。
ベストシーズンは、11月から3月。マリンアクティビティを楽しみたい方は5~10月ですが、雨季のため激しいスコールに見舞われることも。事前に天気予報の確認が必須です。
ティートップ島
ハロン湾に浮かぶティートップ島は、クルーズツアー中に立ち寄る人気のスポット。
島にある約400段の階段を登った先にはハロン湾全体を見晴らせる展望台があり、そこからの絶景はため息ものの美しさです。
島には小さなビーチもあり、海水浴も楽しめるためハロン湾クルーズの休憩スポットとして穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ドンラム村
ベトナムの国指定文化遺産ともなった、ドンラム村。ハノイから車で1時間ほどで行けるため、ハノイからの日帰り旅行にもおすすめのスポットです。
1200年以上もの歴史を持つドンラム村は、どこを歩いても絵になる風景が広がるノスタルジックな雰囲気に包まれています。また、ベトナムを独立へ導いた2人の英雄の出身地としても知られています。
細く入り組んだ道に連なるのは、レンガ造りの街並み。行く当てもなくブラブラと散策する中で、自分だけのお気に入りスポットを見つけてみてはいかがでしょうか。
古き良きベトナムの空気感を感じてみたい方に、特に!行ってみてほしい場所です。
チャンアン
ベトナム初のユネスコ世界複合遺産となった、 “ベトナムの秘境”チャンアン。
ハノイから車で2時間、電車で3時間でアクセス可能。次に紹介する古都ホアルーとセットで訪れてほしい、ベトナム北部でもイチオシのスポットとなっています。
チャンアンで絶対にしてほしいこと、それは手漕ぎボートでの川下り!
林立する奇岩や48もの鍾乳洞を眺めながら、手漕ぎボートでのんびりと揺られるひとときは本当に神秘的な体験となること間違いなしですよ。
古都ホアルー
ベトナム初の独立王朝の都が置かれた「古都ホアルー」。チャンアンと共にユネスコの世界複合遺産を構成している歴史ある地です。
見どころは城壁跡や門、初代王と2代目王を祀った2つの祠。伝統的な建築様式やその存在感から、ベトナムの歴史を感じさせてくれます。
歴史上もっとも重要な地でありながら、現在は田舎のゆるやかな雰囲気に包まれているのも面白いところ。
水牛と歩くローカルの人々や田園風景など、人々の生活感を大いに感じられる不思議な魅力に溢れた場所なのです。
こぢんまりとした街なので、全体を見て回るにはそれほど時間はかかりません。先ほどご紹介したチャンアン観光とセットでの訪問がおすすめですよ。
サパ
「世界で最も美しい棚田」にも選ばれた、絶景の村として知られるサパ。
標高1600mの山間部にあり、今でも多くの少数民族が暮らしています。
この街の中心地にあるロープウェーに乗って到着するのが、インドシナ最高峰のファンシーパン山の頂上付近です。
展望台から眺める一面に広がる棚田は、唯一無二の美しさ。心に残る絶景となることでしょう。
ハノイからサパへは、直通バスで約5時間ほどです。
サパの街の散策もマストですよ。フランス統治時代に避暑地として作られたそうで、その面影が残った街並みはとてもキュート!それぞれの民族の繊細な刺繍が施されたお土産も、女子心をくすぐります。
バッチャン村
ベトナム名物の陶磁器「バッチャン焼き」で知られるバッチャン村は、ハノイから車で約30分ほどの場所にある小さな村です。
バッチャン焼きがはじまったのは、およそ700年前。それから現在に至るまで、ベトナムを代表する名産品であり続けています。
そして驚くべきことに、人口5000人ほどの村民のなんと90%以上が今でも陶磁器業に従事。ベトナムをはじめ世界に流通するバッチャン焼きはすべてこの村で製作されているんですよ。
ショッピングを楽しみたい方は、たくさんのお店で賑わう陶器市場へ。乱雑に積まれた陶器の山にテンションUPすること間違いなし。じっくりと自分だけの宝物を探しましょう。
バッチャン焼きの陶芸体験もおすすめアクティビティの一つです。ろくろ回しや絵付けなどを気軽に体験することができるお店がたくさんあるので、時間に余裕のある方はぜひ。
中部
ダナン
ベトナムで1番人気の観光地とも言われるリゾート都市・ダナン。美しいビーチ、歴史的な建造物、活気あるナイトライフなどが楽しめるとあって世界中から観光客が訪れます。
ハノイやホーチミンから飛行機で1時間半の距離なので、アクセスも抜群。(電車やバスでもアクセスできますが15~18時間と長時間かかる)
「世界の美しいビーチ6選」にもランクインしたミーケビーチは、真っ白い砂と透き通った水が美しく、ダナンに数あるビーチの中でも最も人気のビーチです。
ダナンのランドマークとして知られるダナン大聖堂をはじめ、タンハイ城、ダナン博物館など歴史的建造物が数多く残る街並み散策も外せません。屋台街や市場なども昼夜問わず楽しめます。
ナイトライフも活気があり、特に高層階のルーフトップバーは1度は行ってほしい場所。きらびやかな夜景が見られ、極上のナイトライフを味わえますよ。
バーナーヒルズ

バーナーヒルズ公式サイトより
SNSから人気に火が付いたバーナーヒルズは、ダナン郊外に位置するテーマパーク。ここではなんといっても「神の手」と呼ばれる巨大な手に支えられた橋が有名です。
2018年に登場した新スポットなのですが、その強烈でユニークな外観から世界中から観光客が押し寄せるようになり、今ではベトナムの新名所となっています。

バーナーヒルズ公式サイトより
標高1487mの佇むバーナーヒルズには、世界最長のロープウェイ「バーナーヒルズケーブルカー」をはじめ、フランスの街並みを再現した「フランス村」や遊園地、庭園など見どころも多く1日中楽しむことができます。
五行山
パワースポットとして知られる五行山。ダナンから車で15分ほどで行ける人気の観光地です。
名前の通り5つの山で構成されていて、山全体がなんと大理石でできています。
仏像が安置された洞窟寺院を巡ったり、展望台からダナンのパノラマを見るもよし。都会の喧騒を離れて、静かで神聖な空気感に浸ってみるのはいかがでしょうか。
ちなみに、『西遊記』の孫悟空が閉じ込められた山はこの五行山なんですよ。
ホイアン
ランタンの街として有名な「古都ホイアン」。幻想的なランタンの光で彩られる神秘的な光景は、1度は見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ダナンから車で1時間程なので、ダナン観光とセットで気軽に行ける人気スポットとなっています。
細い路地が入り組んだ迷路のような旧市街には、西洋・中国・日本風の建築物が混在しており独特の雰囲気を醸し出しています。
ノスタルジックな古都の世界感を見るなら、満月の日(毎月14日)に行われるランタン祭りは必見ですよ。
※グーグルマップで旧市街と設定すると観光街ではないエリアに到着してしまうため、ナイトマーケットを到着地に設定することをおすすめします。
ミーソン遺跡
「チャンパ王国の聖地」として知られる神秘的なミーソン遺跡。2~13世紀にベトナム中部で栄えたチャンパ王国の遺跡で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
ダナンやホイアンから車で1時間ほどで行けるので、日帰り旅行先として人気のスポットです。
何百年ものあいだ人目に触れることがなかったのですが、20世紀にフランス人によって発見。
歴史資料も残されておらずいまだ多くのことが謎に包まれたミーソン遺跡。美しいヒンドゥー教の建築物が自然に溶け込んだ姿は、神々しさまで感じます。
フエ
ベトナム最後の王朝がおかれた歴史あるフエ。街中には今でも当時の建造物が多く残り、世界遺産にも登録されているベトナム屈指の観光地です。
ダナンから車で2時間ほどのため、ツアー参加や1泊以上の訪問がおすすめ。
多くの歴史的建造物の中でも最高峰の大きさを誇る「グエン朝王宮」は、フエを象徴する観光名所となっています。王宮内にある閲是堂では、ユネスコの無形文化遺産に認定された宮廷雅楽を観賞することもできます。
フエは伝統を重んじる文化の中心地である一方、時の流れがゆるやかに感じる場所。きっと都会の喧騒を忘れさせてくれリラックスできる旅となることでしょう。
南部
ホーチミン
ホーチミンは人口900万人を超えるベトナム最大の街で、経済の中心地。
ベトナム随一の近代都市であり、なかでも目抜き通りのドンコイ通りには有名なレストランや人気ショップが集まり、観光客が絶えないスポットとなっています。
フランス領だった面影が色濃く残る街並みには、たくさんのフランス建築を見かけることもでき、他の都市とは違った独特の雰囲気が楽しめます。
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ニャチャン
ベトナム屈指のビーチリゾート地として知られるニャチャン。
ハノイやホーチミンから飛行機で約1時間半と手軽にアクセスできます。
1年中温暖な気候で、早くからリゾート開発で注目を浴びている人気の街。サンゴ礁に囲まれたダイビングスポットや美しいビーチ、温泉、寺院、博物館など見どころも多く世界中から観光客が訪ねてきます。
ベストシーズンは7,8月で、この時期は海の透明度がUP!
多くの見どころの中でも、べとわーく編集部がおすすめするのは「泥温泉」。ニャチャンの泥には皮膚の角質を落とす効果や、血行を促進する効果があるといわれています。美容や健康維持に、ぜひ一度体験してみてください。
ミトー(メコン川クルーズ)
メコン川クルーズの拠点であるミトー。
ホーチミンから車で約2時間なので、日帰り旅行も可能です。
ホーチミン近郊で1番人気のアトラクションである『メコン川クルーズ』は、ベトナムに来たからにはぜひ体験してほしいところ。
ジャングルの中を手漕ぎボートで巡るツアーは、都市部とはまったくの別世界が広がっています。
メコン川のご当地グルメ「エレファントフィッシュ」を堪能したり、名産のココナッツキャンディー工場見学や、ヘビを首に巻く体験まで、ここでしかできないことの目白押しです。
ボートではベトナムの傘帽子を貸してくれるので、ローカル気分で写真撮影を楽しむのも最高の思い出になりますよ。
ダラット
「花の都」とも呼ばれる高原リゾート・ダラット。ベトナム中部高地に位置しており、ベトナムの避暑地として知られています。
ホーチミンからは飛行機で約1時間(または夜行バスで約7時間)、ハノイからは飛行機で2時間の距離にあります。
中国とフランスの文化が融合した霊福寺 (リン・フオック寺)や毎夜開催されるナイトマーケットなど、人気の観光スポットも多数。
在住者おすすめのダラットの観光スポットを知りたい方は→祝日を利用してバオロク&ダラット旅行
バオロク
お茶の産地として知られるバオロクは、ホーチミンからダラットへ向かう途中にある小さな街。
日本人にはほとんど知られていませんが、「知る人ぞ知る」おすすめスポットなのです。
観光スポットは街の中心に集まっているので、数時間もあればすべて回ることができます。
ただ、バオロクを訪れるならぜひ1泊して早朝にしか見られない「雲海」を見ることをおすすめします!
べとわーく編集部のスタッフが、1泊2日のバオロク旅行へ行ってきたときの様子は→雲海を見にバオロクへ
ブンタウ
山の頂上に立つ巨大なキリスト像で有名なブンタウ。ホーチミンから車や直通バスで約2時間半で行ける、人気の観光スポットです。
港町のため、美味しいシーフード料理や海水浴も楽しめ、週末には多くのベトナム人で賑わいます。
1番の見どころは、完成までに20年以上もかかった巨大なキリスト像。その高さはなんと32メートル!アジア最大級のキリスト像として知られています。現在は、ブンタウのシンボルとして愛されています。
このキリスト像には展望台もあり、そこから眺めるブンタウ市街と海のコントラストは必見の美しさなんですよ。
また、「タウ寺」という中国系の寺院には高さ15メートルもの観音様も。寺院自体も見ごたえがあるので、こちらもあわせて訪れてみてくださいね。
クチトンネル
ベトナム戦争で死闘が繰り広げられた「クチトンネル」。ホーチミンから車で約1時間半の距離にあります。
もとは小さな田舎街だった「クチ」ですが、ベトナム戦争時に巨大な地下トンネルが作られ「難攻不落」の地として世界的に有名になりました。
今ではそのクチトンネルの一部を観光客に開放しており、内部の見物ができます。
森の中にある手掘りの地下トンネルは、なんと総距離約250km。俗に「ベトコン」と呼ばれた南ベトナム解放民族戦線の拠点が置かれた、ベトナム戦争を学ぶ上で欠かせない場所なのです。
実際に訪れてみるからこそ感じられる、ベトナムの歴史。たくさんの学びが得られる旅となることでしょう。
ビーチ
フーコック島
ベトナム最大の島であるフーコック島。
真っ白なビーチとどこまでも続く透明度の高い浅瀬の海。年間平均気温は27度の常夏。都会の喧騒を離れてのんびりした時間を過ごせることから、国内外から多くの観光客がリゾート目的で訪れます。特産品のヌクマムと胡椒はどちらも質が高いと評判なので、お土産にも◎
ホーチミンから飛行機で1時間、ハノイからも飛行機で2時間とアクセスも良好です。
美しいビーチがたくさんありますが、特におすすめはロングビーチ。フーコック島で最も長いビーチで、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が最高に美しいです。
またフーコック島は、美味しいシーフード料理が食べられることでも有名。エビやカニ、イカの他にも、魚のグリル、貝の蒸し物など、様々なシーフード料理を日本よりも安価に楽しむことができるんですよ。
また、島の北部にはフーコック国立公園があり、マングローブ林や熱帯雨林などへのアクセスも可。島の南部には、フーコック海洋公園があり、様々な種類の魚やサンゴを見ることができます。
コンダオ島
「ベトナム最後の楽園」と言われるコンダオ島。
手つかずの自然が多く残り、絶滅危惧種に指定されているウミガメやジュゴンなどの生息地としても知られている、知る人ぞ知るリゾート地なのです。
コンダオ島で最も美しいと名高い「ダムチャウビーチ」は、エメラルドグリーンの透き通った海と白い砂浜が一面に広がります。

Six Senses Con Dao公式サイトより
島一番の高級リゾートホテル「シックスセンシズコンダオ」は、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがバカンスを過ごしたとして世界的に注目度が上がりました。
またコンダオ島にはフランス統治時代に刑務所が作られ、ベトナム戦争が終結するまで100年以上ものあいだ流刑地だったという歴史も残っているのは、なんとも興味深い事実。現在は博物館として一般公開もされています。
ムイネー
のどかな雰囲気の残る漁村ムイネーは、美しいビーチのあるスポットとして近年人気を集めています。
真っ白い砂浜と、透き通った海。そして周辺にはイエローサンデューン(黄砂の砂丘)とホワイトサンデューン(白砂の砂丘)があり、砂丘滑りなどのアクティビティも。
ホーチミンからバスで5時間程度の距離なので、ぜひ1~2泊してのんびりとバケーションを楽しみましょう。
「妖精の渓流」と呼ばれる小川「フェアリーストリーム」へもぜひ足を延ばしてみてください。足のくるぶしまでが浸かる程度の小川を、裸足で歩くのがツウな楽しみ方なんですよ。
ベトナム国内の移動方法
ドライバー付きレンタカーを利用した旅も良いですが、移動時間をゆっくりと過ごせる列車の旅もおすすめ。車窓から眺めるのどかなベトナムの姿には、心から癒されることでしょう。
ベトナム鉄道の路線やチケットの買い方について→ベトナムの鉄道に乗ろう
ベトナムの治安情報
ベトナムへ旅行や出張、移住を検討している方にとって、ベトナムの治安や住みやすさは非常に重要なポイントですよね。
ベトナムの治安について、みなさんはどのようなイメージを持たれているでしょうか?
筆者が日本から遊びに来る友人によく聞かれることは『東南アジアの発展途上国だからひったくりとか強盗とかあるの…?』『夜に出歩いても大丈夫なの?』といった治安面に関して少し不安に感じられている質問が多いです。
在住者によるリアルなベトナムの治安情報について→ベトナムの都市別治安情報/安全な滞在のためのアドバイス
ベトナムのおすすめ土産
可愛いものや美味しいものが集まるベトナムは、旅行者にとってのお買い物天国。お土産探しも楽しみの一つですね。
ガイドブックに載っている定番のドライフルーツやココナッツのお菓子などももちろん◎。でも、本当に美味しいメーカーを知りたい!という方もいるのでは。
ベトナム在住10年以上のべとわーく編集部のスタッフが、日本帰国時に毎回購入している選りすぐりのお土産をご紹介しますね。
観光大国ベトナム
ベトナムには、大都会ホーチミンやハノイ、ダナンなどの有名な観光地がたくさん。
観光地を訪れるもよし、未開拓の山岳エリアへ行くもよし、ビーチでのんびりとしたバケーションを過ごすもよし。さまざまな楽しみ方ができるベトナムは、何年暮らしていても新たな魅力に出会える国です。
今回はベトナムのおすすめ観光地を、エリア別にご紹介しました。ベトナム旅行の際の参考にしていただけたら幸いです。
ベトナム情報週刊コラム
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- 2025.10.16
- 【ベトナム経済】現在のGDP成長率になるまでの歴史...
- 自分の育った国でも案外と知らない「歴史と経済」 歴史と経済は、無縁なようで私たちの生活に密接に関係しています。経済は、歴史の中でどのように変化し、経済は、歴史にどのような影響を与えてきたのでしょうか? 私たちの生活は「歴史」、つまりは過去の出来事によって形作られています。 歴史は主に国家や文明など人間の社会を対象とする文章や記録、その出来事のことで、例えば、私たちが使っている言葉や文化、法律、制度なども、すべて過去の出来事によって生まれてきました。 そして「経済」とは、物やサービスの生産、流通、消費などの総称です。経済も私たちの生活に密接に関わっており、経済の仕組みを理解することは、私たちの生活を豊かにする上で重要です。 このブログでは、難しくて敬遠しがちな歴史や経済を基礎から解説することで、ベトナムの歴史への理解を深め、経済の動向を把握するお手伝いができれば幸いです。 ベトナムの歴史は、約4000年の歴史があると言われており、ベトナム人の祖先は、紀元前2000年頃に中国からベトナムに移住して来たそうです。 紀元前1世紀に成立した紅河文明は、ベトナム北部に栄えた青銅器時代の文明で、中国の支配を長い間受けたこともあり、中国の黄河文明の影響を強く受けていました。 紅河文明の衰退後、ベトナムには、漢、唐、宋、元、明、清などの中国王朝が侵攻し、ベトナムは中国の属国となりました。 しかし、ベトナム人は中国の支配に抵抗し、1428年には、黎朝を建国して独立を果たし、その後、ベトナムは多くの王朝が続くことになります。 黎朝(れいちょう)とはベトナムの王朝の一つ。 前黎朝と後黎朝とがあるが、一般に後者をさす。 1428年、黎利が明の支配を脱して建てた王朝で、ハノイを首都とし、国号を大越とした。 1527年、臣の莫登庸によって王位を奪われ、1533年復興したが、以後ハノイの鄭氏とユエの阮氏との抗争を経て、1789年西山党の阮氏によって滅ぼされた。 ※参考文献;goo辞書 黎朝は、ベトナム文化の黄金期を築き、ベトナム語の文字であるチュノムや、書道を確立させて行きます。ベトナムで有名なアオザイもこの頃から発展したと言われています。 アオザイとは、ベトナムの伝統衣装です。中国のチャイナドレスから派生した通常、シルクや綿などの生地で作られる膝丈のワンピースです。 ベトナムの文化と伝統を象徴する衣装として、ベトナムの女性の間で人気があり、日常生活やフォーマルな場面でも着用されています。 いくつかの種類がありますが、最も一般的な種類のアオザイは、単色の布で作られたアオザイです。また、花柄や模様の入ったアオザイもあります。 そしてベトナム王朝は、1800年代後半、フランスがスペインと共にベトナムへの攻撃を開始し、占領しを植民地化したことにより幕を閉じます。 その後は、ベトナム史上最も悲しい出来事が起こります。 そう、ベトナム戦争です。 ベトナム戦争は、1954年から1975年まで続いた戦争です。 フランスの植民地時代から独立を勝ち取ろうと戦っていたベトナム北部と、アメリカの支援を受けたベトナム南部との間で戦われました。ベトナム戦争は、アメリカにとってもベトナムにとっても大規模な死傷者を出した戦争であり、その影響は現在まで続いています。 ベトナム戦争のきっかけは、1954年にインドシナ戦争でフランスが敗北したことだと言われています。 ベトナム建国の父と呼ばれ、現在までベトナム国民に愛されているホーチミンさんの活躍があって、ベトナム独立が叶いました。 フランスがベトナムを去った後は、北ベトナムと南ベトナムでは共産主義を掲げる北ベトナムと、反共主義を掲げる南ベトナムとの間で対立が深まりました。 アメリカは、ベトナム南部が共産主義化されるのを防ぐために、南ベトナム政府を支援しました。 ベトナム戦争は、1965年にアメリカ軍が本格的に参戦したことで激化し、アメリカ軍は、北ベトナムへの空爆や南ベトナム軍への地上支援を行いました。しかし、ベトナム戦争は泥沼化し、アメリカ軍の死傷者も増加していきます。 1968年には、ベトナム共産党が南ベトナム全土で大規模な攻勢をかける「テト攻勢」が行われました。この攻勢は失敗に終わりましたが、アメリカ国内でベトナム戦争に対する反対運動が広がっていきました。 1973年、アメリカはベトナムから撤退しました。しかし、ベトナム戦争はその後も続けられ、1975年にベトナム共産党が南ベトナムを制圧して戦争は終結しました。 ベトナム戦争は、アメリカにとってもベトナムにとっても大規模な死傷者を出した戦争です。アメリカ軍の死傷者は約58,000人、ベトナム人の死傷者は約300万人と推定されています。ベトナム戦争は、アメリカ国内に大きな反戦運動を引き起こし、アメリカの国際的地位にも影響を与えました。 20世紀の最も悲惨な戦争の一つであるベトナム戦争は、私たちに平和の尊さ、そして戦争の悲惨さを今もなお教えてくれています。 ドイモイ政策(ベトナム語:Đổi Mới)は、1986年にベトナム共産党が打ち出した経済改革政策です。 社会思想において新方向への転換を目指すものにあたるので、直訳すれば「新しい物に換える」となります。日本語では日本語では「刷新」や「改革」と訳されます。 ドイモイ政策以前のベトナムは、ソ連型の計画経済を採用していましたが計画経済は効率が悪く、経済成長が停滞していました。そのため、ベトナム共産党は、ドイモイ政策を打ち出し、市場経済への移行を開始しました。 ドイモイ政策の主要な内容は、次のとおりです。 農業生産の自由化 農業分野における規制を緩和し、自由な競争を促進することです。これにより、農業生産の効率化が図られ、農業価格の低下が期待できます。 企業の民営化 政府が所有する企業を民間に売却したり新たに法人を設立することです。企業の経営効率化が図られ、経済成長につながることが期待できます。 外国投資の受け入れ 外国からの投資を呼び込むことです。これにより、外国企業の技術やノウハウが導入され、経済成長につながることが期待できます。 インフラの整備 道路、鉄道、電力、水道などのインフラを整備することです。企業活動や生活の利便性が向上し、経済成長につながることが期待できます。 教育・医療の改善 教育水準や医療水準を向上させることです。これにより、労働力の質が向上し、経済成長につながることが期待できます。 ドイモイ政策は、ベトナムの経済成長に大きな効果をもたらしました。1986年以降、ベトナムの経済成長率は年平均7%で成長し、世界でも有数の経済成長国となりました。また、ドイモイ政策により、ベトナムの貧困率は大幅に減少しました。 1995年にASEANへの加盟を果たしたベトナム。国際社会への協調を強めヒト・カネ・モノの稼働がより自由になりました。 ベトナムの社会にも大きな変化をもたらし、市場経済の導入により、人々の生活水準は向上し、自由な経済活動が活発になりました。また、ベトナムは国際社会に積極的に参加し、国際的な地位を高めています。 ドイモイ政策は、ベトナムにとって大きな成功を収めた経済改革政策です。ドイモイ政策により、ベトナムは経済成長と貧困削減を達成し、国際社会で重要な役割を果たす国へと成長しています。 ベトナム経済は、インフレや金利上昇、世界経済の減速などの逆風にもかかわらず、堅調に推移しています。 特に、海外から高度な人材・技術・豊富な資金を呼び込む対内直接投資は堅調に推移しており、工業部門や建設部門の生産を下支えしています。 自動車販売台数は大きく鈍化するなど金利上昇が足かせとなっている動きもみられますが、農林漁業関連も大きく底入れの動きを強めており、生産全体は上向きです。 また、国境再開を追い風に外国人観光客数は増加しており、観光関連や小売関連を中心にサービス業の生産が再開し、業界としても上向きな傾向です。 インフレや金利上昇、世界経済の減速などの影響はあるものの、ベトナム経済は、コロナ禍の影響を完全に克服し、勢いを取り戻しています。 実質GDPの水準は、コロナ禍の影響が及ぶ直前の2019年末時点と比較して15.6%上回っており、昨年通年の経済成長率は8.02%と1997年(8.15%)以来の高い伸びを記録しました。 これは、ベトナム政府の経済政策が功を奏していることを示しています。世界経済の動向や原油価格など、不透明な要因が多く、予断を許さない状況ではありますが、ベトナム経済は、今後も成長を続ける可能性が高いと考えられます。 ベトナムではもともと外国人による不動産購入が認められていませんでしたが2015年7月1日、ベトナムの不動産事業法および改正住宅法施行されビザを所有したすべての外国人による不動産の所有が可能になりました。 今までの法律では一定の条件を満たした外国人しか購入ができず、所有期間は50年間、居住目的のみ購入が可能でしたが、改正法では賃貸目的での購入をみとめ、所有の期間も50年間と延長アリに緩和されました。 ただし、ベトナムでは不動産、土地に関する法律や制度はかなり複雑であり、頻繁に変更される政策や運用、法の規定の修正を正確かつ適時に理解することは、簡単なことではありません。 ※「不動産事業法および改正住宅法」については専用の記事を掲載予定です。 こうしたベトナム不動産制度・規制の複雑さを回避するために多くの日本人含む外国人投資家や個人や投資家の中には知り合いや共通の友人を介しベトナム人の名義を借りて不動産を購入するなどの方法で、不動産投資をするケースも見受けられます。 名義借しによる不動産投資は、トラブルを誘発し、結果として不動産投資が失敗に終わるケースも多いので、十分に留意してください。 この改正法は、有効な手段の一つで、結果的に多くの日本人含む外国人投資家を呼び込み海外資本が流れ込み、経済が動き出したのも事実です。ベトナム経済の大幅な底上げを図りました。 ...
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- 2025.10.15
- ベトナムでの最適なSIMカード購入方法
- 海外に行く時に何よりも手放せないものは、”携帯電話”ではないでしょうか…? ガイドブック片手に右往左往しながら知らない土地を歩くのも一興ですが、今となっては地図を見るのも、レストランを探すのも、レートの計算をするのも、翻訳するのも、なにもかもスマートフォン一つで済んでしまう便利な世の中になりました。 言葉も通じない異国の地で、なによりも味方になってくれる携帯電話。 ベトナムは日本よりも街中でwifiが使える環境が整っておりますが、不安な方が多いと思います。実際に旅行で来越した友人や日本から移住してきた筆者の知り合いにも、100%聞かれるのがベトナムのネット環境についてでした。 そこで、この記事ではベトナム到着後スムーズかつ、お得にSIMカードを購入するための情報をお届けします。 ベトナムに着いてから、『現地のSIMカードが使えない!』なんてことにならないよう、日本で購入したスマホは日本でSIMロックの解除をする必要があります。 SIMロックとは…?📱 SIM ロックとは、特定の携帯電話会社と契約を結んだ際にその会社の回線のみを利用できるようにするため、ロックをかけることです。 例えば、A 社の SIM ロックがかかっている場合は、B 社の SIM カードを差し込んでもを通話やデータ通信ができません。 そのため海外渡航時に現地の通信事業者の SIM カードを利用することが不可能です。 日本の大手キャリアと契約を結び、SIMロックがかかったスマホをお持ちの方は、渡航前にそのキャリアの店舗に行きSIMロック解除の手続きをする必要があります。 日本の大手キャリアのSIMロック解除方法は下記のリンクより確認してみてください◎ ①docomo ②au ③Softbank 渡航前の準備が済んだら、気になるのは現地のインターネット事情ですよね。 実はベトナムは、超インターネット大国! 街中のカフェやレストランに入り、wifiがない店舗はないと言っても過言ではないくらい、至る所に無料wifiが完備されています。 筆者の生活圏内ではカフェ、レストラン、習い事のセンター内、ネイルショップ、などほぼ全てにあるので、自身が契約しているデータを使用するのは街中でマップを見る時くらいです。 そのため1か月で使用する契約しているSIMのデータ使用量は2G程度です。常にスマホが手放せないベトナム人の友人たちも3~5G/月を契約を使用し、wifiを使用していることがほとんどです。 ただ、ベトナムのwifiはスピードが遅かったり、混雑状況によってスムーズに使用できないときもあるので、少し多めのデータ量を購入しておく方がいざという時に安心です。 ここではベトナムの大手通信会社3選をお伝えします。 日本で代表される大手通信会社といえばdocomo・au・Softabankなどがあげられますが、ベトナムではこれから紹介する三つの会社で、実に全体の通信会社のシェアの90%を締めています。 ※画像参照元:Viettel Telecom FACEBOOK Viettelは国防省が所有・運営している国営企業で国内シェアNo.1の会社です。基地局が最も多いViettelは、郊外などに行っても通信が最も安定しているキャリアの一つとなっています。 筆者のプライベート携帯はViettelを使用していますが、様々なプランがあり、スマホのアプリから簡単にプラン変更や料金のチャージもできて便利です。 画像参照元:mobifone FACEBOOK 画像にもある通り、mobifoneは今年創業30周年を誇る、ハノイの情報通信省傘下の通信会社です。3社の中でも最も老舗のmobifoneは、Viettelの次に高いシェアを持っています。 筆者が会社で使用しているSIMはmobifoneですが、Viettel同様通信状況も問題なくアプリを使用してチャージやプラン変更が可能です。 ※画像参照元:vinaphone FACEBOOK vinaphoneは3番目にシェアを誇る通信会社で、ベトナム郵電公社傘下の会社です。シェアは大手3社の中で見ると3番手ですが、最も早く5Gの導入を試みた会社でもあり今後のさらなる躍進が期待されます。 2021年に3200人のハノイとホーチミン在住の方にアンケートを取った結果、mobifoneはネットワークのサービス品質を最も高く評価され、コストと安全性やセキュリティ面ではViettelが最も高い評価となりました。 ※参照元:SOCIALIST REPUBLIC OF VIET NAM Government News 次に、短期でベトナムに渡航した際の携帯電話の使用方法を3つ紹介します。それぞれのメリット/デメリットを確認して、自分のスタイルに合った方法を選んでください。 旅行や出張のために短期滞在で来る方には、ポケットwifiを日本でレンタルするという方法があります。 1日あたりの使用上限によって料金が異なりますが、300~2000円/日が標準的な料金となっています。『ベトナムに着いたらすぐにインターネットが使用できる状態にしたい!』『面倒なやりとりを現地でしたくない!』という方には日本側でレンタルしていけるポケットwifiのレンタルは便利ですよね。 ≪メリット≫ 到着後すぐにインターネットが使用できる SIMロックが罹った状態でも使用できる 現地でのやり取りが不要なので英語やベトナム語ができなくても安心 ≪デメリット≫ 常に端末を持ち歩かなければいけない 端末の充電がなくなったら使用できない 料金がかさむ可能性が高い ...
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- 2025.10.14
- ハノイに住むなら絶対おすすめのエリア6選
- ハノイには、様々なエリアがあります。どこに住むべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 何を重視して住む場所を決めるのかを少し考えてみましょう。例えば、家賃、交通の便、治安、買い物、休日の過ごし方など、人によって重視するポイントは異なります。 以前、【ハノイ生活】賃貸物件を選ぶ際のポイントで紹介した注意点やチェックポイントを参考に本記事ではエリアごとの特徴を紹介していきたいと思います。 中心地に住むメリットはたくさんあります。新しいお店やイベントが多かったり、買い物や食事を楽しむのに便利だったり、文化や芸術に触れやすかったり。 今から紹介する6つの地区がハノイの中心エリアと呼ばれているのでぜひ、参考にしてみてください。 バーディン地区は、ベトナムの革命家であり政治家であるホーチミンの墓があります。また、ハノイの象徴であるホーチミン廟、ベトナムの国会議事堂、ベトナム軍事博物館など、多くの歴史的建造物や観光名所があります。 ハノイの中心部に位置するため、交通の便が非常に良いです。その反面、渋滞も発生しやすいですが、ハノイの中心駅であるハノイ駅や、ベトナムの主要な空港であるノイバイ国際空港に簡単にアクセスできます。 また、治安も良く、生活しやすい地区です。多くの外国人居住者が住んでいるため、英語を話す人も多く、国際的な雰囲気があります。 バーディン区には、ベトナムの国民的英雄ホーチミンの偉業を称えるために1975年に建てられたホーチミン廟があります。こちらは、ベトナムの建国の父、ホーチミンが眠る廟です。 バーディン区の西側には日本人街と呼ばれる、日本食レストラン・日本食材が売られるスーパーマーケット・日本人向けアパートなどが立ち並ぶキンマー(Kim Ma)エリア・リンランエリア(Linh Lang)と呼ばれるエリアがあります。 大きなスーパーマーケットやCHANELなどのハイブランドコスメが購入できるLotte Center、UNIQLOや無印が入るVincom Metropolisなども目と鼻の先にあり、生活には困らないのがバーディン区の西側エリアです。 バーディン区はこんな人におすすめ!☟☟☟ 日本の商品が買えるスーパーで買い物したい。 日本のアパートのような設備が整ったアパートに住みたい! 1人暮らしで手軽に日本食が食べたい! 「カウザイ」「コウザイ」とも呼ばれるエリアです。コウザイは、ベトナム戦争中に米軍の爆撃により大きな被害を受けましたが、戦後復興し、現在はハノイで最も活気のある地区の一つとなっています。分譲タイプのコンドミニアムに大型のショッピングモールが併設されている施設が多数あります。また近年は都市開発が活発に行われており、IT企業など近年進出してきた日系企業が多数存在します。 ビジネス街に住宅地が混在しているので、多くの公園や緑地もあり、散策やジョギングに最適な場所です。特にコウザイ公園はお子様連れのお散歩におすすめで、公園内のローラースケート場にはレンタルのキックボードやローラースケートもあるので手ぶらでも楽しめます。 ハノイ大学やベトナム科学技術大学などの大学が集積する学術都市でもあるコウザイは、ハノイ市の中心部からアクセスが良く、住環境も良いことから、ベトナム国内でも人気の高い居住地です。西隣のナムトゥリエム区には日本人学校もあり、家族で滞在されている方を中心に人気なエリアです。 紅河が氾濫してできたとされている「ホアンキエム湖」。金融・行政機関・大使館・観光名所などが集まる地域で通称は旧市街。 街の中心にあるハノイを象徴する湖で、ハノイの人々が一日中、集う憩いの場でもあります。面積は約13ヘクタール、周囲は約2㎞。遊歩道が整備されており、湖の周りには、巨大な亀の像が鎮座するホアンキエム湖にある小さな島にある寺、玉山祠(ぎょくさんじ)、ホアンキエム寺、ハノイ大教会などの歴史的建造物や、公園、レストラン、ショップなどが立ち並んでいます。 ホアンキエム湖は、ハノイのランドマークとして知られており、地元の人々のみならず観光客にも愛されています。湖の周りを散歩したり、ボートに乗ったり、お茶を飲んだり、食事をしたりと、さまざまな楽しみ方があります。 上記画像の「ハノイ大教会」は、アーチを描く高い天井を持ち、荘厳な雰囲気が漂います。仏領時代の1868年、仏教寺院の跡地に建設された後、現在のネオ・ゴシック様式に改築された教会です。 このように、観光地が近いため、ローカルアパートやサービスアパートよりホテルが多いエリアです。大変便利なエリアですが賃料が他の地域より高価格帯の物件が多いです。 そしてホアンキエム湖を取り囲む道は金曜の夜から日曜の夜の週末、歩行者天国になりますので周囲の車道は多くの車と人でいっぱいに。まるでお祭りのような雰囲気ですが渋滞も起こりやすいエリアとなります。 ホアンキエムエリアは見どころが満載なので、休日の散策などでお出かけエリアとして利用するのがおすすめかもしれません◎ ハイ バー・チュンの語源は、二人(hai)のチュン(Trưng 徴)姉妹という意味で、bàは女性の敬称です。祖国の防衛のために立ち上がった「ベトナムのジャンヌダルク」と例えられる果敢な姉妹の名前が由来で、今も区内には姉妹を祭る祠が残っています。 ハイバーチュン区には、ハノイ外国語大学、ベトナム工科大学などの大学や高等学校が集積する教育の中心地でもあります。 大きなショッピングセンターや日本人向け飲食店などもあるので日本人に好まれるエリアです。中心地にも近く日本人も多いため便利なロケーションです。下町情緒もあり、ハノイ本来のゆったりした時間を感じることができます。 せっかくだからローカルな感じで生活したい!と言う方はハイバーチュン区にある「ホム市場」がおすすめです。 生鮮食品、衣料品、雑貨など、さまざまな商品が販売されています。朝7時00分~18時30分前後までが営業時間ですが、衣料品や雑貨は、夕方前に店じまいをしているお店をよく見かけるので、お目当ての物がある場合は時間に余裕をもって行きましょう。 ローカルな雰囲気も楽しみつつ、日本食レストランもあるため単身者の方に非常に人気なエリアです。 コロナ禍で閉まった飲食店もありましたが、再開発が進んでおり、高級レストランや日本食レストランが増えていますので、これから狙い目のエリアかもしれません◎ 地図で見るとハノイ中心地のさにらに中央にあるドンダー区。 ベトナム鉄道の「ハノイ駅」などがあるエリアです。ハノイ駅はホーチミンとハノイを結ぶ「南北統一鉄道」や少数民族が暮らす山岳地帯「サパ」との発着地点でとても重要な駅です。 旅情あふれるハノイ駅は観光地としても有名で日本では非常に珍しいディーゼル機関車が整然と並んでいます。筆者も哀愁漂う独特な雰囲気が好きで何度も見に行ったり、違う駅のほうがアクセスが良いのに、わざわざハノイ駅から乗車したこともあります。 2011年から建設が始まったハノイ市メトロ計画。ドンダー区のカトリン駅から南西のイェンギア駅まで全12駅が設置されています。現在、2A号線と呼ばれるカトリン線は、工事の殆どが完了しており、すでに試運転が開始されています。ハノイのメトロ計画は全10路線が計画されており、全長は13.1km、その中で現在2路線が建設中です。 ノイバイ国際空港と市内を結ぶ路線(2号線、6号線)も計画されているそうです。 ハノイの中心部まで渋滞があると通勤に30分以上かかっていたエリアでも、メトロが開業するとカトリン駅まで10分前後で到達できるようになるため、一気に利便性が向上すると考えられます。 古き良きが残るハノイ。時代の移り変わりを感じ、寂しく感じますが発展の速度には目を見張るものがあります。開通すれば勿論、土地の価値は上がり賃料も上がるので、今後の値上がりが想定される地区です。今ならまだお手頃に契約できるチャンスがあるかもしれませんね。 タイホーエリアには、湖に面した閑静なエリアで、湖畔には高層マンションや高級ホテルが多く、外国人や富裕層が多く住んでいます。高級ホテルやレストラン、スーパーなどの施設も充実しています。ノイバイ国際空港からアクセスも良いので観光客にも人気です。 特にタイ湖の東側エリアは西洋人や欧米人が多く住むエリアのため、レストランやカフェもベトナムを感じるお店は少なく異国情緒が漂うエリアです。 また、コンビニやレストランで比較的英語が通じやすい非常に便利なエリアです。 全てがハイクラスに感じるタイホーですが、路地に入ればサービスアパートやローカルアパートもありお洒落でハイセンスな街に格安で住むこともできます。 また、ベトナムの政府関係者や各国の大使館関係者が多く住むエリアなので安心、安全なロケーションになります。 幼稚園も数件あり、日本人学校のスクールバスも送迎ルートに含まれます。 夜は湖を見下ろせるお洒落なBarや、湖を囲むようにとても賑わっているお店も多く、やはりこちらも西洋人や欧米人が多いです。ベトナム人のデートスポットにもなっているので、湖を眺めるカップルもたくさん見かけます。 とてもロマンティックで落ち着いたタイホー区は、個人的に一番おすすめなエリアです。 ファミリーで住みやすい大きなレジデンスもあり、女性の一人暮らしからファミリーでの生活まで幅広くおすすめのエリアです。 タイホー区はこんな人におすすめ☟☟☟ おしゃれなカフェやレストランに囲まれて暮らしたい! 子供もいるので、ファミリーで安心して住めるアパートに住みたい! 英語の勉強をしているので、英語を日常的に使えるエリアに住みたい。 ご紹介したエリアが、ハノイに住むうえでの日本人の方が住む中心エリアとなります。 なによりも自分のライフスタイルに合ったエリアを選ぶことが、海外生活を快適に過ごすための重要なポイントです。 皆さんのベトナムライフの第一歩として、こちらの記事が参考になれば幸いです。