転職や移住をきっかけにホーチミンに住み始め、休日を満喫できる観光地に行ってみたいものですよね。
ベトナムには、日本では聞き馴染みのない地名でも、隠れた魅力ある街や観光地がたくさんあります。
今回は、ホーチミンを出発地とした日帰り・週末旅におすすめのスポットをご紹介いたします!
ホーチミンからの日帰りスポット
①海と山のリゾート地/ブンタウ

ブンタウは、ホーチミンから南東へ100㎞ほどに位置する港町です。欧米人に人気の観光地として知られ、新鮮なシーフードやブンタウ最大のビーチエリア「バックビーチ(Bãi Sau)」で海水浴を楽しむことができます。
ブンタウのランドマーク的存在の大きな「キリスト像」がある小高い山の山頂からは、ブンタウの街並みを一望できます。
ブンタウへのアクセス
ホーチミンからは高速バスや船で約2時間です。日帰りの場合は、早朝から出発して夕方に戻る便に乗ります。
ブンタウにはナイトマーケット、ホテルに併設されたカジノもあり「日帰りではもったいない」という方もいるほど魅力的な観光地です。海あり、山ありのリゾート地ブンタウを満喫しましょう。
②マングローブの森と自然/カンザー

カンザー(Can Gio)は、ガイドブックなどではあまり取り上げられていませんが、現地のベトナム人からは「ブンタウと並ぶ休日スポット」として挙げられます。ベトナム南部の人たちの発音は「カンヨー」と聞こえます。
ベトナム最大のマングローブの森が残る「カンザー国立公園」では野生の猿やシカなどが多く生息しており、雄大な自然の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。また、カンザーの4月30日ビーチでは海水浴をすることもできますよ。
実は、ベトナム戦争時に使われた枯葉剤によりカンザーのマングローブは壊滅的な被害を受けた過去があり、復興したマングローブの森から歴史を感じ、学ぶことができるスポットでもあります。
カンザーへのアクセス
ホーチミンから南へ60km、路線バスで3時間または船で1時間半程です。個人でマングローブの森に行く場合は現地にある案内業者とのやり取りが必要になります。
効率よく移動したい方はツアーの利用がおすすめです。
③絶景とアクティビティ/ムイネー

日本人にはそれほど知られていない「絶景スポット」が数多くあるムイネーは、欧米人の間では非常に人気の高い観光地です。
白い砂浜のビーチリゾート「ファンティエット」ではサーフィンやシーフードが人気です。また10㎞も続く「ムイネー砂丘」では砂浜をジープで駆け巡るサンドバギーや気球ツアーなどのアクティビティもあります。
石灰石の美しい岩と赤砂の谷である「妖精(スイティエン)の渓谷」でリバーウォーキングを楽しむことができます。アクティビティが豊富なため、家族連れでも楽しめそうですね。
ムイネーへのアクセス
ホーチミンから東に200㎞程、各バス会社を利用すると片道4~5時間です。同じく4~5時間程度でホーチミンから電車でファンティエット駅まで移動し、車でムイネーまで30分で移動することもできます。
ツアーでは各景勝地やアクティビティを効率よく楽しめるプランもありますので、現地でのアクティビティをメインにしたい方はツアーも良いかもしれませんね。
④のんびりしたメコンの街/カイベー

日本人が東南アジアらしさを感じるのは「水上マーケット」ではないでしょうか?多くの水上マーケットが早朝に開催されるため宿泊が必須となりますが、カイベーにある水上マーケットは日帰りでも楽しむことができます。
メコンデルタ地方に暮らす現地の人々の暮らしや、ホーチミンの喧騒から離れたのんびりとした雰囲気を感じられます。
カイベーへのアクセス
ホーチミンから南西におよそ110㎞、車で片道2~3時間程度です。ローカルバスを乗り継いでアクセスすることもできますが、カイベー観光の際はツアーに乗るのがベストです。
カイベーツアーでは「水上マーケット」だけでなく、工場見学やサイクリング、家庭料理体験などのプランが組み込まれているため、ローカルの雰囲気を体験してみたい方にもおすすめです。
⑤メコン川クルーズといえば/ミトー

ミトーはメコンデルタの玄関口といわれる街で、メコン川にある島々を船で移動し、ジャンルに流れる小川をボートに乗って散策したり、各島内にある蜂蜜農園や、ココナッツキャンディー工場を見学したりすることができます。ココナッツキャンディーはもちろんお土産として購入可能です。

市内には、建物が美しい「ヴィッチャン寺」があります。他にも「Dong Tam Snake Farm」には多くのヘビとトラ等の動物がいますので、家族連れでも楽しめます。
ミトーへのアクセス
ホーチミンから南に70㎞、バス会社を利用して片道1時間半程度です。メコン川クルーズに個人で行く場合は現地にある業者との交渉が必要になりますので、初めての方は特にツアーで観光するのがメジャーです。
⑥ベトナム戦争のトンネル跡/クチ

クチはベトナム戦争時に南ベトナム解放戦線の重要拠点とされていました。アメリカ軍の攻撃を翻弄するために掘られた「クチトンネル」は今も保存され当時の戦争の壮絶さや物資が少ない中工夫を凝らしたベトナム人の知恵を伝えています。
クチへのアクセス
ホーチミンから北方向およそ45㎞、路線バスを乗り継いで片道3時間半、車で1時間です。路線バスは乗り継ぎがあり時間もかかるためおすすめできません。また本数も限られているため、ツアーに乗るのがベストです。
⑦仏教テーマパークがある/タイニン

タイニン省はカンボジアとの国境に接した街です。ベトナムの新興宗教であるカオダイ教の総本山があります。カラフルで世界の宗教を凝縮した世界観は、興味深いですね。
また、標高986mの「バーテン山」には仏教モチーフのテーマパークがあります。登山またはロープウェイで山頂を目指しましょう。
山頂にはレストランや仏教をテーマにしたモニュメント、庭園などのフォトスポットの他にもハイキングコースやローラーコースターなどがあり家族連れでも楽しめるスポットになっています。
タイニンへのアクセス
ホーチミンから北西におよそ90㎞、路線バスを乗り継いで片道5時間または、車で2時間程度です。路線バスは乗り継きがあり時間がかかることからおすすめできません。
ツアーでは、カオダイ教寺院とバーテン山を観光できる日帰りプランもありますのでぜひ調べてみてくださいね。
▼ベトナムの新興宗教カオダイ教についても解説しています。
ホーチミンからの旅に使える交通手段
①船

ホーチミン1区にあるバクダン船着場から「GreenlinesDP」という会社が運営する船でブンタウ、カンザー等にアクセスすることができます。
チケットの購入は窓口またはオンラインで行います。便数は少なく、夜の運行はないため帰りの際は注意が必要です。
②長距離バス会社

ホーチミン市内にあるバスターミナル「ミェンタイバスターミナル(Bến xe Miền Tây)」もしくは、「ミエンドン・バスターミナル(Bến Xe Miền Đông)」から出発します。バスターミナルにはチケットを扱う販売所がたくさんあります。
バス会社によって、寝台型や個室のような座席、カプセルホテルのような豪華席など様々ありあすので、比較してみると面白いですね。
③路線バス

ベトナムのローカルバスアプリ「BusMap」を利用すれば、行き先から乗るバスの番号を調べることもでき、バスの接近情報も分かります。乗車料金は距離によって異なり、ホーチミン市内は5,000~7,000VNDです。
BUS MAP/Xe buýt thành phố(ベトナム路線バスアプリ)
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