海外旅行が趣味の方には辛く長かったコロナ禍の自粛生活も明け、ようやく自由に世界を飛び回れる日々が戻りました。
コロナが落ち着いたにもかかわらず今度は円安により、海外旅行にも行きづらい‥‥
そんな中、東南アジアに位置するベトナムは日本からわずか5時間で行けて、物価も安い海外旅行にとってもおすすめな国なんです!
また、多くの世界遺産や注目の観光地があり、ベトナムに住んでいる方にも国内旅行におすすめしたい場所がたくさんあります!
そこで、こちらの記事ではベトナムに長く住む筆者がおすすめの観光地や世界遺産を紹介していきたいと思います◎
①ハロン湾/ベトナム北部
言わずと知れた世界遺産ハロン湾。ベトナム北部の首都ハノイから車で約4時間のところにある2000を超える奇岩が湾の中ににそびえたつ姿が神秘的で圧巻です。
ベトナムに住んでいる方は訪れたことがある方も多いかもしれませんが、是非一度は訪れて頂きたい観光地です。
筆者は5回以上訪れていますが、お勧めはハノイ市内から出ている6時間滞在コースのツアーです。
というのも日帰りツアーの場合、4時間滞在コースが標準的でハロン湾のより壮大な奥地まで進むことができません。
6時間滞在、もしくは1泊2日のクルーズ船に乗り、世界遺産で一晩を過ごしてみることをおすすめします◎
神秘的な奇岩の間から出てくる朝陽は圧巻ですよ。
②サパ/ベトナム北部
ハノイからバスで6時間程走ると、中国との国境あたりに位置するラオカイ省にサパという多数の少数民族が住む村があります。
高原地帯で涼しく、ベトナム人からは避暑地として人気があります。美しい棚田が広がり、伝統の民族衣装を着た黒モン族や花モン族などに出会えるノスタルジックな観光地です。
トレッキングができる場所としても有名で、初心者でも挑戦できるコースもあるため、トレッキングが好きな方にもおすすめです◎
ロープウェーで登ることができるファンシーパン山は3,000m超えの山にも関わらず、わずか20分程で到着できるのです!
そして驚くことなかれ…!なんと観光だけでなく、トレッキングで美しい風景を楽しんだ後には温泉に入ることもできるという日本人には嬉しいポイントもあります!
是非ベトナムに住んでいる方は、その間に一度訪れることをお勧めします!
③ニンビン・チャンアン景観遺跡群/ベトナム北部
ベトナムで初の世界複合遺産(文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えていると認定された遺産)に認定されたニンビンにあるチャンアン景観遺跡群。
世界に39件しかない世界複合遺産の一つであり、東南アジアでは唯一チャンアンのみが認定されています。
陸のハロン湾とも言われており、奇岩に囲まれた渓谷は圧巻で、その壮大な渓谷を小舟に乗って観光することができます。
映画『キングコング髑髏島の巨神』のロケ地にもなった秘境です。しかしハロン湾は知っていても意外と知られていないのがこちらのニンビン。
筆者はニンビンにも何度も訪れていますが、実はハロン湾よりもお気に入りの観光地です。
小舟で鍾乳洞のある洞窟を潜り抜けたり、渓谷の広大な景色を見ながら1時間半ほど過ごすことができ、のんびりとした雰囲気も素敵です◎
チャンアン渓谷の周辺にはホアルー遺跡というベトナム最初の王朝が置かれたことがあったり、歴史的な寺院などもたくさんあります。
ハノイから車で2時間程度なので、日帰りで行くこともできますが、見どころも多いため、時間に余裕のある方は宿泊で観光されることをお勧めします!
④ダナン・ホイアン/ベトナム中部
ベトナムのリゾート地の定番と言えばダナン。
タイのプーケットやフィリピンのセブ島など、東南アジアには有数のリゾート地がありますが、ダナンは近年日本からも観光客が増えている注目のリゾート地です。
ベトナム在住日本人であれば誰もが一度は行ったことのあるほど有名なダナンですが、日本からの旅行だと知らない方もまだまだ多いでしょう。
ダナンは10kmにも及ぶ長いビーチがあり、ビーチ沿いにはおしゃれなカフェや新鮮料理が安く食べられるお店などが立ち並びます。
まだまだ開発の最中であり、おしゃれさと素朴さが入り交じるのどかなビーチです。
そしてダナンから車で40分程行くと、雰囲気ががらっと変わるホイアンという古都があります。
歴史的な建造物とカラフルなランタンがインスタ映えスポットとして注目を浴びています。ホイアン名物の料理も多くあり、ダナンに行った際には是非足を運んでいただきたい場所です!
懐かしいベトナムを感じられて、リゾートも楽しめるダナン・ホイアンは一度に二度お得で筆者も大のおすすめです★
日本では高くてなかなか手が出ない有名な五つ星ホテルも10,000円台で泊まれちゃう…!?というコスパの良さもお勧めの理由。
ダナンは11~3月の間は肌寒くなり海やプールにも入りにくい時期となりますので、美しいビーチが見たい方は4月~10月に行くようにしてくださいね!
⑤ニャチャン/ベトナム中南部
ベトナム南部に位置するリゾート地で長い海岸線が似ていることから、ベトナムのハワイとも言われているニャチャン。
観光地化がまだあまり進んでいないこともあり、ぼったくりなども少なくのんびりと過ごすことができます。
ミネラル成分豊富な泥温泉も有名で、美容好き女子には絶対おすすめ!泥の温泉に浸かってお肌すべすべ、その後はでプールやジャグジーを楽しむことができる施設がありますよ。
また、ダイビングスポットしても有名なニャチャンですが、2022年には台風などの影響でサンゴが白化してしまう現象が起こってしまいましたが、2024年現在では一部ダイビングも再開しており、サンゴや小魚を見て楽しむことができますよ。
ベトナムのリゾート地でも海鮮がトップクラスに美味しいと言われており、ロブスターやイカ焼き、はまぐりなどの海鮮がリーズナブルに楽しめるのも嬉しいポイント。
店先に並ぶ生け簀から好きな海鮮を選んで調理してもらえる、ローカルシーフード屋さんが多くあります!是非行ってみてくださいね◎
⑥ダラット/ベトナム南部・高原
フランス植民地時代に避暑地として開発されたダラット高原地帯はベトナムの軽井沢と言われています。
1年を通して30度前後の気温で推移するエリアが多い中で、ダラットは平均気温20度前後。
教会や駅など様々な建築物がフランス建築でできており、異国の雰囲気を感じることができるエリアです。
イタリアンやフレンチのレストラン、おしゃれなカフェがたくさんあり、ダラット高原で採れる高原野菜がふんだんに使われたお料理を頂くことができます◎
ベトナム国内にいながら、涼しい場所で美しい建築物を見て過ごす、そんな異国情緒漂う雰囲気を感じたい方は、ダラットへ行くことをおすすめします!
ルミエールダラット-光の庭園-/-Light Garden-という光の投影技術とプロジェクションマッピングを融合させたアート美術館が2019年に誕生し、最新技術を用いたアートに触れることもできますよ。
ダラットは5月から10月までが雨季となり、ほぼ毎日午後に雨が降ります。雨が降ってきたらルミエールダラットの室内でアートにも触れるというのはいかがでしょうか?
⑦フォンニャケバン国立公園/ベトナム中部
ベトナム中部にある世界遺産フォンニャケバン国立公園をご存じでしょうか?
4億年以上かけて石灰岩が雨水に侵食されてできたアジア最古のカルスト地形を有する国立公園。
1990年にイギリス人の洞窟探検家ハワード・リムバート氏がベトナム人と共に訪れ、洞窟を探検し数々の洞窟や新ルートが発見されており、今でも多くが未開の地です。
大小合わせると500や1,000を超えるかもしれないと言われている洞窟の数々、多くの動植物が生息していることから探検家に人気のスポットです。
一般の観光としても入れる洞窟もあり、フォンニャ洞窟とティエンソン洞窟は日帰りツアーで訪れることができます。
洞窟内にはボートで入り、その後歩いて探検をしていくスタイルが一般的で、冒険心をくすぐりますよね。
また、テントなどを持参し宿泊を伴いフォンニャケバンの奥地を訪れる冒険スタイルのツアーもあり、欧米人に人気です。
宿泊ツアーは基本的に英語ツアーのみになりますので、興味がある方が一度調べてみてくださいね◎
9月~11月は雨季となり川が増水するため、洞窟に入れない期間もありますので訪れる時期には注意です!
⑧コンダオ島/ベトナム東南部
ベトナム最後の楽園、コンダオ島。
島全体が国立公園に指定されたコンダオ島は手つかずの自然が残るまだ開発前のリゾート地です。
日本から訪れる場合は、ホーチミンもしくはハノイからを経由して訪れることができます。
エメラルドグリーンの美しい海と多種多様な動植物、広大な自然を体中で感じられる島です。
ベストシーズンは2月~6月で、ジュゴンやウミガメにも出会えるかもしれませんよ◎
一方で、植民地時代に最も危険とされる人々をコンダオ島の刑務所に投獄していた過去もあり、2万人が獄死したと言われている悲しい歴史が残る側面もあります。
何と言ってもコンダオ島に行ったのなら宿泊したいのがSix Sensesです。
あの有名なブラッドピッドとアンジェリーナジョリーがプライベートでコンダオ島のSix Sensesに宿泊した超VIPなヴィラなです!一度泊まってみたいですよね。
定番リゾートに飽きてきたにはコンダオ島をおすすめします!
まとめ
こちらの記事ではベトナム国内でおすすめの観光地8選をご紹介しました。
定番のダナンやハロン湾から、少しディープなフォンニャケバンやコンダオ島まで、ベトナムに住む筆者のおすすめを選り抜きましたがいかがでしたか?
ベトナムにはまだまだ知られていない魅力がたくさんあります。
日本からベトナムを訪れる方も、ハノイやホーチミンだけでなく少し足を伸ばしてみるとより素敵な場所が見つけられるかもしれません。
こちらの記事を読んでいる方にとって旅行先の選択肢が増え、素敵な経験ができれば嬉しい限りです◎