ベトナムで使えるフードデリバリーアプリ3選と便利な使い方ガイド【2024年最新版】

ベトナムで使えるフードデリバリーアプリ3選と便利な使い方ガイド【2024年最新版】

ベトナムでの生活をもっと便利にしてくれるフードデリバリーアプリ

この記事では、特におすすめのデリバリーアプリ3つを詳しくご紹介します。

慣れない海外での食事も、これらのアプリを活用すれば簡単でスムーズです。

また、登録支払い方法節約テクニックまで解説しているので、初めて利用する方でも安心して使い始められます。

ぜひ、ベトナムに行く際はフードデリバリーアプリを使ってみてください。

ベトナムのデリバリーアプリ3選

海外に滞在しているとき、ホテルまで食べ物を届けてもらいたいと感じることはありませんか?

特にベトナムは日本より気温が高いため、外に出るのが億劫になりがちです。

さらに、時期によっては雨季で雨が続き、外に出られないこともあります。

そんな時におすすめなのがデリバリーアプリです。

ここからは、現地で特におすすめのアプリ3つをご紹介します。

GrabFood

GrabFoodは、東南アジア全域で利用されている大手配車アプリ「Grab」が提供するフードデリバリーサービスです。

ベトナムでは多くの日本人にとって定番のアプリとなっており、交通手段だけでなく食事の注文にも大いに活用されています。

Grabはフードデリバリーに加え、食材日用品の配達も可能です。

また、万が一注文した商品が届かなかったり内容が違った場合でも、アプリ内のチャット機能を通じてサポートセンターに問い合わせができ、返金再配達の対応をしてもらえます。

このような安心感が多くのユーザーから支持を得ている理由です。

さらに、Grabでは頻繁に割引キャンペーンが実施されており、プロモーションを活用することでお店で食べるよりもお得に食事を楽しめることも少なくありません。

注文する時には、利用可能なクーポンを忘れずに確認してみてください。

ただし、レストランによってはメニューがベトナム語のみで表示される場合があります。

その際は、メニュー写真翻訳ツールを活用しながら注文を進める必要があります。

Capichi

Capichiは、日本人による運営が特徴のフードデリバリーアプリです。

2020年3月にハノイホーチミンでサービスを開始して以来、日本人利用者を中心に人気を集めています。

現在、利用可能な店舗は500を超え、幅広いジャンルの料理を楽しめます。

このアプリ最大の魅力は、日本語対応が完璧に整っている点です。

注文から支払いまで、すべて日本語で完結するため、ベトナム語や英語に不安がある人でも安心して利用できます。

取り扱う店舗は主に日本人経営で、信頼性が高いことも特筆すべきポイントです。

また、利用できる料理の幅広さも大きな魅力で、お弁当日本料理にとどまらず、ベトナム料理中華料理西洋料理、さらにはスムージースイーツまで注文可能です。

Capichiでは、店舗ごとに動画レビューも用意されており、料理のクオリティや雰囲気を事前に確認できます。

日本人が運営しているからこその細やかな配慮があり、安心感と使い勝手の良さが両立したアプリと言えるでしょう。

ShopeeFood

 

ShopeeFoodは、ベトナム国内で人気のグルメアプリ「Foody」と、大手ECサイト「Shopee」が手掛けるデリバリーサービスです。

このアプリは、フードデリバリーに加えて、雑貨ドラッグストアの商品、さらには花束ギフトまで多岐にわたる配達サービスを提供しています。

また、他にもクーポンやタイムセールがよくあり、安く利用できます。

そのため、リーズナブルに楽しみたい人におすすめです。

ただし、ShopeeFoodは日本のApple Storeでは検索できません

iPhoneをお使いの方は、Apple IDの国設定を変更する必要がありますので、ダウンロード時には注意しましょう。

この点をクリアできれば、コストパフォーマンスの高いデリバリーアプリとして活躍してくれます。

ベトナムのフードデリバリーアプリに登録する方法

ベトナムでフードデリバリーアプリを利用するには、まずアプリへの登録が必要です。

初めて利用する方でも迷わず進められるように、登録手順をわかりやすく解説します。

以下の方法に沿って準備すれば、すぐにアプリで便利なデリバリーサービスを楽しめます。

アプリをダウンロード

まずは、利用したいフードデリバリーアプリをスマートフォンにダウンロードしましょう。

iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playストアを開き、検索バーにアプリ名を入力します。

人気のGrabShopeeCapichiなど、ベトナムでよく使われるアプリがいくつかありますので、目的に合ったものを選びます。

アプリを見つけたら「インストール」ボタンをタップし、ダウンロードとインストールを完了させてください。

個人情報を入力

アプリをインストールしたら、起動してアカウント登録を開始します。

ほとんどのフードデリバリーアプリでは、電話番号を使用した登録が必須です。

登録画面で電話番号を入力すると、SMS認証コードが送られてきます。

認証コードをアプリ内の専用画面に入力すれば、本人確認が完了します。

また、名前メールアドレスの入力が求められる場合もあります。

入力した情報は、注文確認やサポートのやり取りで使用されるので正確に入力しましょう。

PINを入力する

個人情報の入力が終わると、セキュリティを強化するためにPINコードの設定が求められる場合があります。

これはアプリにログインする際や、支払い情報を変更する際に必要となる重要なコードです。

他人に知られないよう慎重に設定しましょう。

支払い方法を登録する場合は、クレジットカードやデビットカード情報を入力できます。

フードデリバリーでの支払い方法

ベトナムでフードデリバリーを利用するなら、支払い方法はぜひ押さえておきたいポイントです。

現地に住み始めたばかりの方でも安心して使える仕組みが整っています。

ここからは、代表的な支払い方法をわかりやすくご紹介します。

現金払い

現金払いは、料理が届いたときに配達員へ直接支払うだけなので、事前の登録や特別な準備は必要ありません。

ベトナムでは現金払いが広く受け入れられており、多くのフードデリバリーアプリでこの支払い方法を選べます。

例えば、GrabFoodのような人気アプリでは、支払い画面で「Cash(現金)」を選ぶだけで設定が完了します。

ただし、現金払いにはいくつか注意点があります。

例えば、30,000ドン(約200円)の商品を購入する際に200,000ドン(約1,200円)や500,000ドン(約3,000円)などの高額紙幣を渡したとき、相手がお釣りを用意していない場合もあります。

事前に適切な金額を準備しておくと、トラブルを避けられて安心です。

電子決済

よりスムーズで便利にフードデリバリーを利用したい方には、電子決済がおすすめです。

GrabFoodなどのアプリでは、クレジットカードデビットカードのほか、GrabPayPayPalといった電子マネーも利用できます。

電子決済を使えば、注文から支払いまでをすべてアプリ内で完結できるため、配達員とのやり取りも最小限で済みます。

電子決済を利用するには、まずアプリ内で支払い方法を登録する必要があります。

GrabFoodの場合は、アプリの「支払い」の設定画面からカード情報や電子マネーを登録できます。

セキュリティコード本人確認が求められることもあるため、案内に従って設定を進めましょう。

安くフードデリバリーを利用する方法

フードデリバリーはとても便利ですが、頻繁に利用していると料金が気になることもあります。

実は、少し工夫をするだけで、デリバリーサービスをもっとお得に楽しめます。

ここでは、節約しながらフードデリバリーを利用するためのアイデアをご紹介します。

クーポンやセールを利用する

フードデリバリーアプリでは、さまざまなクーポンセールが定期的に開催されています。

例えば、GrabFoodではプロモーションと呼ばれる割引キャンペーンがあり、簡単な手順で利用できます。

このプロモーションは、アプリ内で現在利用できる割引情報を確認し、注文時に適用するだけ。

Grabを例にすると、まずアプリを開いて「メッセージ」をチェックしてみましょう。

ここに利用可能なプロモーション情報がまとめられています。

Grabではタクシーのプロモーションが多いですが、Foodのプロモーションコードが届くことがあります。

注文時には「Promotion」ボタンをタップして、プロモーションコードを入力すればOK。

また、検索の絞り込みで「Promotion」をタップすることで、割引されている商品を表示できます。

ただし、これらのプロモーションには有効期限適用条件が設定されている場合がほとんどです。

例えば、「特定のレストランのみ適用」「注文金額が一定額以上」などの条件があるため、細かい点を確認しておくのが大切です。

条件をしっかり理解しておけば、より効率よくクーポンやセールを活用できます。

直接店頭に電話する

もう1つの節約術として、フードデリバリーアプリを使わず、直接店舗に電話して注文する方法があります。

アプリを通じて注文すると便利な反面、手数料が追加されます。

店舗に連絡して注文することで、手数料を払わずに安くなるのです。

ただし、店舗への電話注文には注意点もあります。

多くの場合、ベトナム語での会話が必要になるため、言語に自信がない場合は簡単なフレーズを事前に調べておくか、英語が通じるお店を選ぶのがおすすめです。

少し手間がかかるかもしれませんが、その分お得に利用できるのは嬉しいポイントです。

ベトナムでフードデリバリーをするときの注意点

ベトナムでフードデリバリーを利用するのは、手軽で便利な方法です。

ただ、日本とは少し事情が違う部分もあるため、利用する際には気をつけたいポイントがいくつかあります。

スムーズに使いこなすために、よくある注意点をチェックしておきましょう!

配送先の住所を正しく記載する

デリバリーを頼む際に最も重要なのは、間違いなく「届け先」を正しく設定することです。

アプリで注文を進めるときは、自分の住所が正確に入力されているかをしっかり確認しましょう。

ベトナムでは、同じ名前のホテルや建物が近くに複数存在している場合もあります。

そのため、うっかり別の場所を選んでしまうケースも少なくありません。

また、マンション名部屋番号を記載し忘れると、配達員が迷ってしまい、料理が届かないこともあります。

さらに、地図上のピンの位置が微妙にずれていることも頻繁にあります。

心配なときは、建物名、階数、部屋番号までしっかり入力しましょう。

些細なことに思えるかもしれませんが、この確認を怠ると、大きなトラブルにつながることがあります。

注文を確定する前に、一度じっくりチェックしてみてください。

きれいな状態で届かない場合がある

ベトナムでフードデリバリーを利用すると、日本では経験しないようなちょっとした問題が起きることがあります。

例えば、スープが容器からこぼれていたり、トッピングを追加注文したのに入っていなかったりすることがあります。

ひどい場合には、まったく別の注文が届くことも。

また、袋がしっかり封されていないために、料理がぐちゃぐちゃになっていることも考えられます。

そんなトラブルに遭遇したときは、落ち着いてアプリのサポート機能を利用しましょう。

GrabFoodなどでは、問題があった料理の写真を撮り、サポートセンターに送信することで、返金再配達を迅速に手配してもらえます。

最初は手間に感じるかもしれませんが、アプリの対応は意外とスムーズなので心配いりません。

まとめ

ベトナムでのフードデリバリーは、現地の暮らしを支える大切なツールです。

GrabFoodCapichiShopeeFoodなどのアプリを上手に活用すれば、さまざまな料理を自宅で楽しめます。

住所の記載や中身のチェックなど注意点を押さえながら、プロモーションタイムセール電子決済でお得に利用するコツも忘れずにしましょう。

これらのポイントを意識して、快適で充実したデリバリーを楽しんでください。

HRnavi べとわーく編集部

執筆者HRnavi べとわーく編集部

べとわーくを運営するHRnaviは、創業15年、ベトナムで唯一日系企業に特化したローカル人材会社です。また、べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。ベトナムにおけるお仕事、生活情報など、在住歴が長い人しかわからないようなコアな情報をお届けします。

有料職業紹介事業者の登録番号:No. 21862/SLĐTBXH-GP(更新日:2020年8月10日)

ベトナム情報週刊コラム

「ベトナムで自炊すると食費はいくら?」ベトナム在住者による生活費大解剖!
2025.10.09
「ベトナムで自炊すると食費はいくら?」ベトナム...
ベトナムで働いていくことを検討する際、 「日本と同じような食生活ができるのか」 「日本と比べてどれくらい食費を抑えられるのか」 みなさん一度は心配になられるのではないでしょうか?ですが、ご安心ください。結論から言うとベトナムでは「工夫次第で安く、日本と同じような食生活が送れます」   そこで本記事では、 ベトナムの買い物環境について ベトナムの食材の紹介と物価 自炊メインの場合の食費 うまく節約するコツ について紹介していきたいと思います。   筆者は当初 「市場でお買い物するの?」と想像していましたが、心配ご無用。日本と同じように食材から日用品までが一度に揃うスーパーマーケットがたくさんあります。ほかにも 日本食材店や韓国食材店など海外輸入製品を取り扱うミニスーパー ファミリーマートやセブンイレブン、ミニストップなどのコンビニ イオンモールのような大きなショッピングモール ブランド雑貨が揃うデパート があり買い物環境は衛生的で、とても充実しています。   「ベトナムのスーパーでどんな食材が揃うの?」 「物価はどのくらいなの?」 という疑問にお答えすべく、ここから物価の一例としてベトナムの一般的なスーパーにある食材のおおよその価格(10%税込)を挙げて解説していきたいと思います。   品物 VND(おおよその値段) 円(1円=170VND換算) にんじん(中4本) 20000VND 118円 玉ねぎ(大4つ) 28000VND 165円 ジャガイモ(中8つ) 25000 VND 147円 なす(3本) 19000 VND 112円 トマト(中4つ) 27000 VND 159円 ほうれん草(500g) 29000 VND 171円 小松菜(1袋) 20000 VND 118円 空芯菜(1袋) 20000VND 118円 オクラ(10本程度) 5000 VND 29円 キャベツ(1玉) 38000 VND 224円 長ネギ(1本) 6000 VND 35円 白菜(小1玉) 9000 VND ...
【ベトナム/結婚式】日本との文化の違いは!?
2025.10.08
【ベトナム/結婚式】日本との文化の違いは!?
結婚式は新郎新婦にとって、とても大切なイベントです。 結婚式に参加することで、新郎新婦の愛を間近で感じることができ、幸せを祝い、新しい人生を応援することができます。また、普段なかなか会えない友人や新郎新婦の家族との時間を過ごし、新たな思い出を作ることができる参加者にも大切な一日ですね。 そんな、新郎新婦にとっても参加者にとっても人生の一大イベント。せっかくゲストとして招待された場合は、マナーを守って、新郎新婦の門出を祝いたいですよね。 結婚式のマナーは、招待状の返信から当日の振る舞いまで多岐にわたり、参加する場合、筆者は少しドキドキしてしまいます。 海外で参加なんて無縁だと思っていたら、ベトナムで生活していると結構な確率で結婚式に誘われます。結婚式と言ってもベトナムは結婚までの通過儀礼が多く、地域や個人により内容が異なるため、一概には言えませんが、ここでは、特に重要なマナーや日本との違いをいくつかご紹介します。 日本は、かつて仲人が両家を取り持ち、結納品のやりとりをしていましたが、昨今、日本では減少傾向にあります。 結納をされる方は両家が一同に集まって略式的に結納をする方がほどんどになりましたが、ベトナムでは結婚式の重要な儀式の一つです。結納によって、新郎新婦の結婚が正式に認められ、新婦側の両親から新郎側の両親への許しを得ることができます。 日本では形式ばっておらず、自由度も高いため、結納の代わりに顔合わせ食事会が主流になりつつあります。両家が集まり食事をしながら親睦を深め、一般的には本人と両家の親で行います。また、結納のように“結納金や結納品”の取り交わしもほとんど無く、費用が抑えられる点も人気のひとつのようです。 一方、ベトナムでは盛大に行われます。結納(婚姻式)を行う前に新郎の家から新婦の家まで迎えに行く「花嫁を迎える式」のパレードがあり、新郎側の家族が大名行列のようにして新婦の家まで供物を運びます。 パレードでは、街中から注目を浴び、道行く人からもお祝いをうけます。町を挙げてのお祝いがベトナム流です。 結納(婚姻式)後にも披露宴があり、親戚中が集まってお祝いをします。   日本の結婚式は、挙式と披露宴の2部構成で行われるのが一般的ですよね。 ベトナムも基本的には同じなのですが、日本の結婚式は、教会やホテル、レストランなどで行われ、宗教や家族の伝統によって挙式の内容は異なります。 日本の挙式は、大きく分けて4つの種類に分類することができます。 教会式 キリスト教の教義にのっとって執り行われる挙式です。新郎新婦は、神の前で愛を誓います。 神前式 日本の伝統的な挙式です。新郎新婦は、神様に結婚を誓い、玉串を捧げます。 人前式 宗教色のない挙式です。新郎新婦は、ゲストの前で誓い、愛を誓います。 仏前式 仏教の教義にのっとって執り行われる挙式です。新郎新婦は、仏様に結婚を誓い、花束を捧げます。 最近では、ウエディングドレスを着たいという理由や、メディアで見かける結婚式が教会式が多いため結婚式=教会式というイメージが根付き、教会式に憧れを抱く花嫁が増加しました。そのため神前式や、仏前式は減少傾向にあるようです。 ベトナムの結婚式の場合は、結婚式当日に新郎側と新婦側の家族や親戚が集まり、主に自宅で執り行われることが多く両家ともにブライズメイドを用意することが一般的です。 結婚式場やホテル、レストランなどで行われることもありますが伝統に沿うと自宅での式が圧倒的に多いです。また地域によっても流れや内容に違いがありますが、田舎へ行けば行くほどに伝統に沿う傾向があり結納から結婚式、披露宴を数日かけて行うこともあります。 ベトナム人の結婚式に招待された場合は、正装で出席し、新郎と花嫁に祝福の言葉を贈りましょう。華やかな服装やアオザイも好ましいですが、男性はスーツ、女性はドレスを着るのが無難で良いでしょう。ただし、結婚式の場所や時間帯によっては、カジュアルな服装でも問題はありません。 日本のように服の色や素材、靴などの厳しいマナーはありません。ワンピースや普段着で参加する人もいるぐらいのカジュアルな式も多いですが、華やかに着飾ると喜んでもらえることが多いです。 女性は日本の結婚式の2次会くらいのおめかしをしていれば、問題ありません◎ 日本と同じく事前に結婚式の出欠確認カードなどもありますが、面白いことに当日に急に誘われて参加するなんてこともありますので、服装よりも参加する気持ちを重視しているようです。全てが日本よりもラフで気疲れすることのないベトナム流の結婚式は楽しく参加できるはずです。   日本の披露宴は、挙式の後に親戚や友人、会社の同僚などの関係者を招いて行います。目的は、新郎新婦の結婚を祝うこと、新郎新婦の新しい門出を祝福することです。挙式同様の緊張感や重厚な空気感すら感じます。もちろん、招待の返事を早く返し、当日は遅刻もキャンセルも厳禁。 しかし、ベトナムの披露宴は、日本の披露宴とは大きく異なります。ベトナムの披露宴は、非常に豪華で盛大に行われます。披露宴の参加者は、新郎新婦の親族、友人、会社の同僚、そして近所の人など、数十人規模から数百人、千人を超えることもあります。 また、招待状を送った人の知人や友人も告知なく参加できるので、席が足りないことも多く、会場は人で溢れかえることもあります。 大まかな流れは日本と同じですが、ベトナムの場合、人数も多く、盛大に盛り上がるグループや歌いだす人がいたりと自由度がかなり高いです。ビーサン、短パン、Tシャツのおじさんがいることもあります。 筆者は歩いていたら道端で結婚式を見かけ、『おめでとう~!』と声を掛けたらそのままその式に呼ばれて参加したことさえあります笑 そのまま、あれよあれよと『モッ(1)、ハイ(2)、バー(3)、ヨー(乾杯)!』の掛け声でお酒をたくさん頂き、ほろ酔いで帰りましたが、今でも誰の結婚式だったのか定かではありません。 また、日本と違い、家族への感動的な手紙や感動を促す場面は無く、序盤に催しが終わった後は。カラオケ大会がスタートします。食事さえ済ませてしまえば、帰宅のタイミングは自由なので各々に楽しむことができます。 筆者以外ベトナム人の方の中、筆者がベトナム語でお祝いの歌を披露したこともあります。カラオケが大好きなベトナム人の方には、歌で心を掴むのがとてもおすすめです!一曲ベトナム語の持ち歌を作っておくと、どこに行っても人気者になること間違いなしです◎   主催側もゲスト側も悩みの種なのが「ご祝儀」ではないでしょうか。 日本では、主催側は不透明な予算の中で段取りを組み、安く抑えすぎてご祝儀を予想よりも多めに頂けた場合、ケチだと思われたのではないか、ご祝儀目当てで呼んだと思われそう、だとか。はたまた、ゲスト側は奮発したのに料理や会場が見合ってない、新郎新婦との距離が曖昧でどの程度の金額を払うべきかわからないなど考え出すと悩んでしまいます。 ベトナムではそんな心配も必要なく基本的には500k(約3000円)を名前とお祝いのメッセージを添えた便せんに入れて式場の入り口にあるポストに投函するか受付に渡してください。 日本の相場は以下のとおり。 親族 6.0万円 上司 3.5~4万円 友人 3万円 日本の結婚式のご祝儀は、他の国と比べて高い傾向にあります。 ベトナムとの物価水準の差もありますが、そこを考慮してもベトナムの披露宴は、気軽に参加することができ、多くの方のお祝いを共に分かち合うことができます。 今回はベトナムの結婚式についてまとめました。 日本と似たころもありつつ、ベトナム独自の風習も一部ありますね。ベトナムにて結婚式に招待された際には、是非ご参加ください。 また結婚は、人生の大きな決断です。愛する人と人生を共にすることを誓い、喜びも悲しみも、苦しみもすべてを分かち合い、愛を育んでいかなければなりません。同じ文化を共有していても簡単ではない結婚。国際結婚ともなればハードルは更に上がります。 ですが素敵な出会いはいつどこであるかわかりません。人とのコミュニケーションが盛んなベトナム。気が付いたらベトナム人と結婚なんてこともなくはないと思いますので、本記事が参加者にも当事者にも参考にしてもらえたら嬉しいです。
ハノイ在住の筆者が語るハノイライフPart3「食事編」
2025.10.07
ハノイ在住の筆者が語るハノイライフPart3「食事編」
ベトナムの食事は、豊富な香辛料と野菜の使い方、その独特の風味と味わいで、世界中の人々を魅了しています。 日本生活では中華料理やイタリアンなどに比べると、馴染みのないベトナム料理ですが、実は「5つの世界一」を誇るとてもすごい料理なんです! 2020年8月29日にワールド・レコード・ユニオン(WorldKings)は、初めてベトナムの食を「5つの世界一」に認定しました。 ベトナムの食を世界一に認定したワールド・レコード・ユニオンは、世界中の記録を認定している団体です。ベトナムの食が世界一に認定されたことは、ベトナムにとって大きな名誉であり、また、ベトナム料理の魅力を世界に広めるための大きな力になるでしょう。 今回はハノイ在住の筆者がお勧めの、一度食べたら忘れられない驚くほど美味しいベトナム料理についてご紹介いたします。   ベトナム料理の特徴は、唐辛子、ニンニク、生姜などの香辛料を多用することです。また、ベトナム料理は野菜をたくさん使うことも特徴です。主食は「米」ですが、野菜は主食と同等かそれ以上に消費されています。そのため、ベトナム料理は非常にヘルシーで栄養価が高いと言われています。 独特の味や風味を出すための調味料がたくさんあります。その中でも、代表的な調味料がこちらです。 ベトナム料理のほとんどの料理で使わているヌクマム。塩漬けしたカタクチイワシを半年~1年ほど発酵させて作ることで、独特な魚の香りと旨味が料理にコクを与えてくれる代表的調味料。タイの「ナンプラー」と似ていますが、ヌクマムの方が発酵期間は長く、魚の風味も強いのが特徴です。 個人的な一押しはこの、エビ風味のチリソルト「Muối ớt tôm(ムオイオトトム)」、いわゆるエビ塩です。ベトナムでは固いマンゴーやグァバといったフルーツにつけて食べることが多いです。調理時に使うことよりも、別皿で提供されるほうが多いので、お好みで使えます。 スーパーの調味料コーナーにありますが類似品も多々あるため、どれを買うかはパッケージで選ぶと楽しいです。日本食にも良く合うので、料理が得意でない方にもオススメできます。価格は格安なので、ばら撒き土産に購入してみてください。 エビ塩より見かけることの多いライム塩コショウ「Muối tiêu chanh(ムイティウチャン)」。ライム味のペッパーソルトで、シンプルな香りと、うま味でどんな料理にも合う万能調味料。値段は1本7.000ドン(約40円)という圧倒的な安さなので、ばら撒き土産にぴったり。また格安なので普段使いにもおすすめな調味料です。日本で使う場合は、グリルした豚バラやシーフードを合わせると絶品です。BBQやキャンプでも大活躍間違いなしなので、ぜひ、Muối ớt tôm(ムオイオトトム)と一緒に買ってみてください。 ヌクチャムは、魚醤、砂糖、レモン汁、ニンニク、唐辛子で作られたベトナム版のスイートチリソース。ヌクマムの次にベトナム料理には欠かせない程に人気な調味料で、生春巻きやバインセオ、などのつけダレとして使われます。また、サラダや炒め物などの料理にも使われます。ヌクチャムの味は、甘酸っぱくて辛く、ベトナム料理の独特の味を引き立てます。 ベトナムで外食していると頻繁にみかけるチリソース。日本で市販されているものより辛みが強いです。筆者もフォーにいれて食べるのがお気に入りです! 東南アジアの料理は、クセが強いイメージがあるかもしれませんが、ベトナムと日本はどちらも「米」が主食なので、味付けや調理法に共通点が多いです。日本人にとって親しみのある食べやすい物が多く、存分に食事を楽しむことができます。   「パクチーが苦手!」という人もいますよね。筆者も苦手です。 レストランに行くと麺類やスープには直接入っていることが多いです。パクチーは料理の付け合せにも使われますので、その場合は別皿で提供されるか、テーブルの上に調味料などと一緒に置いてあるお店もあります。 パクチーはタイでの呼び方なので、ベトナムでは通じません。ベトナムでは地域により呼び方が異なるので覚えておきましょう。 北部(ハノイ)は「rau mùi(ザウ ムイ)」 南部(ホーチミン)は「ngò rí(ンゴーリー)」 ベトナム人でもパクチーが苦手な方もいますし、実際にはパクチーが使用されていない料理も多くあります。 パクチーが苦手な人でも楽しめる本場のベトナム料理もあるのでご紹介いたします。   2016年頃には、オバマ大統領も食し、絶賛したハノイの名物料理です。ベトナムでは、フォーよりも人気があり、どんぶりで食べるフォーとは違い、米麺の麵をタレに付けて食べます。スープは、甘酸っぱさの中にコショウが効いていて炭火焼の豚肉やつくねやが入っている、日本人にも食べやすい料理です。 つけダレに、パクチーは入っていないのでパクチー 嫌いの人でも安心して食べられます。   揚げ春巻きは、ベトナムの代表的な料理の一つです。豚肉、エビ、野菜などの具材をライスペーパーで包んで揚げたもので、外はカリカリ、中はジューシーで、香ばしい香りが食欲をそそります。 屋台やレストランでよく見かけますが、家庭でもよく作られています。地域により大きさや具材にかなりの違いがあり食べ飽きません。ベトナムの揚げ春巻きは、そのまま食べても美味しいですが、上記で紹介したヌクチャムをつけて食べるのもおすすめです。   バインセオは、ベトナムの南部でよく食べられる料理でが、北部のハノイでも人気のベトナム版お好み焼きです。 米粉、ココナッツミルク、ターメリック、塩、水を混ぜ合わせた生地に、豚肉、海老、もやし、キノコ、タマネギなどの具材を加え、フライパンで焼き上げます。 レストランでも見かけますが、中の食材に決まりはなく家庭では好きなものを入れて楽しんでいるようです。 生地がパリッと香ばしく、具材がたっぷり入っていて食べ応えがありますが、添えられた野菜やソースと一緒に食べることで、さっぱりいただけます。   ベトナムの代表的な麺料理です。どちらも平打ち麺を使ったスープ料理ですが、フォーガーは鶏肉、フォーボーは牛肉がトッピングされています。 フォーガーのスープは、鶏ガラと野菜をじっくりと煮込んだ、あっさりとした味わいです。 フォーボーのスープは、牛骨と野菜を煮込んだ、コクのある味わいです。 どちらのフォーも、ゆでた麺にスープ、鶏肉または牛肉、ネギ、パクチー、がデフォルトですが、筆者は必ずパクチー抜きで注文しています。 朝食、昼食、夕食を問わず食べられる国民食です。店舗により味が違うのでフォー巡りも楽しいですよ。ベトナムを訪れた際には、ぜひフォーを味わってみてください。   バインミーは、ベトナムの代表的なサンドイッチです。フランスパンに、ハム、パテ、野菜、香草などを挟んで作られます。バインミーは、ベトナムの植民地時代の影響で生まれた食べ物なので、フランスとベトナムの食材が融合しているのが分かりますね。 ベトナムではバインミーは朝食や昼食、軽食として食べられています。また、ベトナムを訪れる観光客にも人気がありベトナムに来たら是非、食べていただきたいですが、基本的にはパクチーが入っているので、苦手な場合は、オーダーの際に断りましょう。   ブンボーフエは、ベトナム中部の都市フエ発祥の牛肉麺です。太めの米麺に、牛肉、血のゼリー、香草、野菜などをトッピングして、牛骨と野菜を煮込んだスープをかけた料理です。 スープは、牛骨と野菜をじっくりと煮込んだ、コクのある味わいです。牛肉は、牛の肩肉やモモ肉が使われており、柔らかく煮込まれています。豚足を使ってスープを取るため、コラーゲンたっぷりで、スープに旨味をプラスしていますが決してクドくなく、卓上の唐辛子やライムでスープに爽やかな風味をプラスするとスープまで飲み干せます。 野菜は、モヤシ、空芯菜、ネギなどが使われており、スープに彩りを添えています。 ※パクチーを断る場合はこちらを覚えておくと便利です。 『パクチーを入れないでください』 北部 (ハノイ) Đừng cho rau mùi.(ドゥン チョー ザウ ムイ) 南部 (ホーチミン) Đừng cho ngò rí ...

ブログ一覧へ戻る