ベトナムはオンラインショッピングが非常に盛んで、どんなものでもオンラインで購入できてしまいます。
ネットショッピング文化は日本よりもはるかに進んでおり、個人ショップであってもオンライン販売を行っているところがほとんどです。
最近ではB to Cのオンラインショッピングだけでなく、C to Cの個人間やりとりとなるフリーマーケットも増えてきています。
そこで、こちらの記事ではベトナムのオンラインショッピング事情を一挙紹介していきます!
ベトナムのオンラインショッピング事情

オンラインショッピングと一言で言っても様々な種類のサービスがあります。
まずはこちらでは、ベトナムのカテゴリー別オンラインショッピングサービスをご紹介していきます。
①即時配達サービス(アプリ:GRABやBeなど)

日本で展開されているUberのようなサービスで、ベトナムでは食べ物の配達を頼むことができる他、バイクや車タクシーとして配車サービスを利用することができます。
日本では配車サービスは地域が限定されておりあまり利用頻度は高くありませんが、ベトナムではGRABやBeを利用しない人はいないと言っても過言ではありません。
移動時はタクシーではなくGRABなどを利用することの方が多く、食べ物のデリバリーサービスも日常的に使われます。
ベトナムではドリンク1つでもデリバリーを利用するほど、生活になくてはならない存在です。
食事やスーパーの配達で最も利用されるのがGRABなどの即時配達サービスですね◎
②オンラインショッピング/B to C(アプリ:LazadaやShopee)
日用品から洋服、電化製品までなんでも購入できるオンラインショッピング。
日本ではAmazonや楽天が有名ですが、ベトナムで最も利用されているのはLazadaやShopeeです!
ちなみにAmazonはベトナムでは展開されていませんので注意してくださいね◎
LazadaやShopeeも毎日のように利用されており、身にまとっているもの全てオンラインショッピングというベトナム人もたくさんいます笑
ベトナムではショッピングセンターなどで購入するよりオンラインで購入する方が、はるかに安いものが多く種類も豊富なことが理由に挙げられます。
③フリーマーケット/C to C(アプリ:Cho TotやFacebook)
日本で主流なフリマアプリといえばメルカリですね。メルカリのような個人間で商品を販売するフリーマーケットアプリがベトナムにもあります。
Cho Totというアプリやwebで利用できるサービス、またFacebookを使用した個人売買も盛んです。
ベトナム在住日本人でもあまり利用経験がない方も多いフリーマーケットのここからは詳しく解説していきます◎
ベトナムのフリーマーケットアプリ
先に紹介した即時配達サービスやオンラインショッピングは、ベトナム在住日本人であればほとんどの方が利用経験があると思います。
しかし、③のフリーマーケットに関してはまだまだ未活用の方も多いのではないでしょうか?
小さなお子さんがいる家庭や本帰国が決まった際に、せっかくだったらもう使わないモノを販売したい、という方も多いのではないでしょうか?
そこで、こちらではおすすめのフリーマーケットアプリ2つをご紹介します!
①Cho Tot

ベトナムのオンラインフリーマーケットサービスCho Totが最もベトナムで知られているフリーマーケットサービスです。
ベトナム語でChoが「市場」、Totが「良い」を表すので、ChoTotは「良い市場」を意味しています。
webもしくはアプリをダウンロードして利用することができますが、どちらも基本的にはベトナム語のみ対応です。
英語利用したい方は、webページから入り、Google翻訳での利用がスムーズでしょう◎
①登録
アカウントの登録にはベトナムの電話番号が必要です。
電話番号とパスワードを設定して、登録をしましょう。右上のAccountの項目からSign upをしてください。
登録が完了したら、出品&購入ができるようになります。
②購入
カタログから欲しいものを探して購入していきます。
ページ上のワード検索でほしいものを検索するか、Explore the catalogでカテゴリーから探すこともできます。

日本のフリーマーケットで見るような家電や家具などから、”JOB”=仕事を探すこともできるのがベトナム流。
また、ホテルやバスのチケット、不動産までこちらのアプリ上であらゆるものを購入することができます。

気になる商品や欲しい商品が見つかったらクリックすると出品者にChatを送ることができます。
商品の状態なども下記に記載があるので確認することができますよ◎
購入が決まったら支払い手続きに移ります。
「支払い保証」機能により、購入者は Cho Tot プラットフォームを通じて商品価格の 10% を預けるか、商品価格の 100% を販売者に直接支払うことができます。
販売者から購入者に商品が届きアプリで”Received”をクリックしたら料金が支払われるシステムが導入されているので、写真と異なるものが届いた場合でも保証があるため安心ですね◎
③販売
Cho Totで自分が商品を出品したい場合は”Dang tin”の箇所から商品情報を入力していきます。

Dang tinをクリックすると、商品の写真やカテゴリー、値段などの詳細情報を入力する項目がありますので記入していきましょう。
全ての入力を終えたら、”POST”ボタンを押すと投稿できるので、購入者が情報を見れるようになります。

基本的な流れは日本のメルカリなどのフリマアプリと同様ですので、ベトナム語さえクリアできれば出品も購入も難しくありませんよ◎
②Facebook market place
Facebookのmarket placeを利用して、フリーマーケットのように個人間での売買をすることができます。
ベトナムで最も利用されているSNSの一つがFacebookですので、Facebookを活用した個人売買も非常に便利です!
販売者の所在地や価格を絞って、商品を検索することができるので自宅近くでほしいものが手に入る場合はとてもお得に購入することができます。
①登録
facebookアカウントを持ってさえいれば追加の登録不要で利用できます◎
こちらは手間をかけずに利用できるので便利ですね!
Fcebookの自身のアカウントのアイコンを押すと、”Marketplace”の項目が出てくるので、そちらをクリックすると様々な商品を見ることができます。
②商品の購入・販売

カテゴリーなどで検索ができるので、欲しいものを探します。

気になるものが見つかったらFacebookのmessengerでチャットをし、場所や価格、質問などのやり取りを行います。
そして売買が成立すると、直接受け渡しをすることがほとんどです。
直接会う日時を決めて手渡しで受け取り、料金を支払う流れをとりますのでシンプルですね!
まとめ
こちらの記事ではベトナムのオンラインショッピング事情について紹介しました。
ベトナム国内ではオンラインショッピングは非常に根付いており、B to Cのオンラインショッピングサービスを使っている人の割合は日本よりも高いと言えるでしょう。
また、C to Cの個人間売買も盛んです。個人間のやりとりはベトナム語に不安がある方も多いかと思いますが、活用できるようになると非常に便利です◎
ベトナム生活を快適に過ごすために、周囲のベトナム人の友人の手を借りながらオンラインショッピングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
こちらの記事がこれからベトナムで生活をされる方々にとって、有益な情報となっていましたら嬉しい限りです!
ベトナム情報週刊コラム
-
- 2025.12.05
- ベトナム在住者必見!今話題の日本発飲食チェーン...
- 近年、ベトナムの主要都市では日本発の飲食チェーンが続々と進出し、現地の人々にも人気を集めています。日本の味を恋しく感じる在住日本人にとっても、これらのお店はまさに“心のオアシス”。 今回は、ホーチミン市やハノイ市を中心に展開している代表的な日本発チェーン6店を、商品の特徴や価格帯、所在地情報などとともにご紹介します。 すき家は、ゼンショーグループが展開する日本最大の牛丼チェーン。ベトナムでは2016年にホーチミンに1号店をオープンし、現在ではハノイやダナンにも複数店舗を構えています。 ● 主なメニューと価格 牛丼(並):約59,000〜69,000ドン(約360円) チーズ牛丼:約85,000ドン(約520円) カレーライス:約89,000ドン(約550円) 日本とほぼ変わらない味を、清潔な店内で気軽に楽しめるのが魅力。味噌汁や生卵などのサイドメニューも充実しており、「夜食」「ランチ」「一人ご飯」に最適です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Vincom Center Dong Khoi内 Hanoi:Lotte Center Hanoi 日本でもおなじみの「ココイチ」は、ベトナムでもカレー文化を広めた先駆者的存在。具材・辛さ・ご飯の量を自由にカスタマイズできる点が人気の理由です。 ● 主なメニューと価格 ポークカレー(並):約120,000ドン(約700円) チキンカツカレー:約155,000ドン(約930円) シーフードカレー:約165,000ドン(約980円) 現地では、日本米を使用しながらもカレーの辛さをややマイルドに調整しており、ベトナム人にも好まれています。 日本同様、トッピングメニューの自由度が高く、在住者の“カレー欲”をしっかり満たしてくれる一軒です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Takashimaya Saigon Centre内 Hanoi:Aeon Mall Long Bien 焼肉と言えば「牛角」。日本国内だけでなくアジア各国で人気を集めており、ベトナムでもホーチミンを中心に展開を拡大しています。 ● 主なメニューと価格 牛カルビセット(ご飯・スープ付き):約220,000ドン(約1,300円) 食べ放題コース:約399,000〜499,000ドン(約2,400〜3,000円) 炭火焼スタイルで肉の質も良く、日本クオリティの焼肉をベトナムで体験できるとして、日本人・現地客の双方に支持されています。 店内は清潔でサービスも丁寧。デートや接待利用にも向くお店です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Le Thanh Ton通り、District 1 Hanoi:Vincom Mega Mall Times City ベトナムのうどんブームを牽引したのが「丸亀製麺」です。現地では2014年にホーチミン1号店がオープン。日本同様にセルフスタイルを採用し、打ち立て・茹でたてのうどんを提供しています。 ● 主なメニューと価格 かけうどん:約59,000ドン(約360円) ぶっかけうどん:約65,000ドン(約400円) 天ぷら各種:1個 約20,000〜35,000ドン(約120〜210円) ...
-
- 2025.11.21
- 現地採用・駐在・フリーランスの違い|ベトナムで...
- 近年、ベトナムは日本人にとって魅力的な就業先として注目を集めています。ホーチミンやハノイなどの都市では、日本企業の進出が進み、現地採用や駐在員、さらにはフリーランスとして働く日本人も増加しています。しかし、これらの働き方にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあり、どの働き方が自分に合っているのかを理解することが重要です。 現地採用とは、ベトナム国内の企業に直接雇用される形態です。日本からの派遣ではなく、現地法人に所属し、現地の労働法や給与体系に従って働きます。 特徴 雇用契約:ベトナムの企業と直接契約 給与:ベトナムの市場水準に基づく 福利厚生:現地の制度に準拠 メリット 現地の文化や生活に密着した働き方ができる 日本からの派遣ではないため、自由度が高い 現地のネットワークを構築しやすい デメリット 給与水準が日本より低い場合が多い 福利厚生が限定的 キャリアパスが限定される可能性がある 駐在員は、日本の企業から派遣され、ベトナムの拠点で勤務する形態です。給与や福利厚生は日本基準で支給されることが一般的です。 特徴 雇用契約:日本の企業と契約 給与:日本の給与水準 福利厚生:日本の制度に準拠 メリット 高い給与水準と手厚い福利厚生 日本の企業文化やキャリアを維持できる 家族帯同が可能な場合もある デメリット 現地の文化や生活に馴染みにくい 日本の企業文化がそのまま持ち込まれることが多い 現地での自由度が低い場合がある フリーランスは、企業に雇用されることなく、個人事業主として契約ベースで仕事を受ける形態です。IT、翻訳、教育などの分野で増加しています。 特徴 契約形態:プロジェクト単位や業務委託契約 給与:契約内容に基づく 福利厚生:自己負担 メリット 自由な働き方ができる 高収入の可能性がある(スキル次第) 複数の案件を掛け持ちできる デメリット 安定した収入が得にくい 社会保険や税務処理などの手続きが自己責任 契約の獲得や更新に手間がかかる 以下の表は、現地採用、駐在員、フリーランスの3つの働き方を年収、待遇、生活環境の観点から比較したものです。 項目 現地採用 駐在員 フリーランス 年収(目安) 2,500〜5,000 USD/月 5,000〜8,000 USD/月 + 手当 2,000〜10,000 USD/月(案件次第) ボーナス なし〜あり(企業による) 年2回(日本基準) なし 住宅手当 なし〜あり(企業による) 会社提供または手当あり なし 保険・医療 現地の社会保険加入 日本基準または現地補助あり 自分で手配 ...
-
- 2025.11.13
- 【ベトナム スマホ事情】海外生活、日本のキャリア...
- 海外移住が決まったら、出発前に日本で諸々の手続きを済ませておかなければいけません。 特に日本で契約している携帯電話をどうするべきか?解約した方がいいのか、継続した方がいいのか、イメージがつかない方も多いのではないでしょうか。 こちらの記事では日本のキャリアを継続した方が良い例、解約した方が良い例などをそれぞれご紹介していきます。 また海外在住の場合におすすめの日本のキャリアもご紹介しますので、海外移住前の方必見です! 現在契約しているキャリアを国際ローミングすれば、そのまま海外で使用することも可能です。 日本の大手キャリアdocomoやau、softbankなどでも簡単に契約内容を変えることができるので、短い出張期間中にSIMを現地のものに変える手間もかからないので良いかもしれません。 ただ、移住や長期滞在となると高額になるためお勧めしません。 ≪メリット≫ ・電話番後をそのまま継続できるので各アプリの携帯番号登録変更が不要かつ番号変更を知らせる必要がない。 ・帰国時にそのまま携帯電話を利用できる。 ≪デメリット≫ ・携帯電話のキャリア次第では、非常に高額となってしまう(大手キャリア(docomo・au・softbank)は特に高額) 日本への一時帰国時に同じ番号を利用したい方は、キャリアの休止という方法もあります。 現在の契約キャリアでメールアドレスや携帯番号をキープしておくことができます。1年だけベトナムに住みその後は戻る計画の方は、番号を残しておくと帰国後の利用再開がスムーズとなりますね。番号の保存期間は5年まで、保管してもらうための料金を支払う必要があります。 ※番号保存期間は契約会社によって異なる可能性がありますのでご確認ください。 ≪メリット≫ ・海外では使用しないが、帰国後同じ携帯番号を利用したい方は低価格で◎ ・一定期間で日本への帰国が確定している方におすすめ。 ≪デメリット≫ ・帰国時期が確定していない場合は、未使用のまま解約の可能性あり。 ・電話番号を維持するために毎月料金がかかる ・休止手続きをする毎に、手数料が数千円かかる ・休止・再開のために店頭まで行かなければならない(docomoはオンライン対応) ◆各社の休止手続き方法 docomo 「長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除より詳細確認 ・手数料:1,000円 ・電話番号保管:400円/月 ・メールアドレス保管:100円/月 ※パソコン、電話、ドコモショップにて手続き可能◎ Softbank 「電話番号・メールアドレスお預かりサービス」より詳細確認 ・事務手数料:3,000円 ・保管:390円/月 ※ソフトバンクショップにて受付。オンライン✕。要本人確認書類。 au 「一時休止・再利用」より詳細確認 ・事務手数料:2,000円 ・情報保管料:372円/月 ※auショップにて受付。オンライン✕。要印鑑・本人確認書類・携帯電話本体。 現在持っている電話番号でなくてもよいが、日本の携帯番号を保持しておきたい方は、低価格で抑えられるキャリアに乗り換える方法があります。 月1000円程で海外で番号を継続しSMSなども使用できるため、アプリや銀行送金等で日本の携帯番号(SMS)を利用する必要のある長期で海外滞在予定の方はこちらがお勧めです! 筆者も大手キャリアから乗り換えて、現在は楽天モバイルを契約しています。日本のサービスに登録する際、アプリを使用する際に以外と必要な日本の番号なので、重宝しています。 ≪メリット≫ ・日本の電話番号を毎月1,000円程で維持することができる。 ・一時帰国時にSIMを入れ替えたら、到着後すぐに使用できる。 →一時帰国を頻繁にする方は毎回SIM購入の手間&料金がかからないのでおすすめ◎ ≪デメリット≫ ・一定期間未使用の場合、解約になるため定期的に海外から利用する必要がある。 日本の携帯番号も必要ない、稀にしか日本へ帰らないという方はキャリアを解約してしまう方がよいでしょう。 格安SIMでも契約をしている場合少なくとも年間12,000円程度はかかります。 年に1回程度しか帰国しない方は、短期間のトラベルSIMを3000円程度で購入できるのでその都度購入することをおすすめします◎ 筆者はベトナム移住時に、一度当時契約していたauの契約を解約しました。 ベトナムに住みながら年に2~3回のペースで一時帰国をしています。また、日本のサービスや携帯アプリを使用しながら、ベトナムで生活をしている現状です。 そのため、解約した当初は特に問題なく、一時帰国時にトラベルSIMを購入することで事足りていました。 しかしその後、銀行の送金をする際にワンタイムパスが必要になったり、日本でローンチしているサービスを使用するためにはSMS受信が必要だったりと、なにかと日本の携帯電話が必要になってくることがあったため、再度契約することにしました。 そして格安SIMを各社検討した結果、現在は楽天モバイルを契約し使用しています。 日本のサービスや銀行送金などが必要な方は、スムーズに手順を踏むためにSMS認証が必要となるため日本の電話番号を持っておくことをお勧めします。 また、トラベルSIMカードは空港で購入すると1回あたり3000円程かかるため、年に4回以上一時帰国をする方は、格安SIMを契約しておいた方が年間でみるとお得になるでしょう◎ 格安SIMとはdocomoやauなどの大手携帯電話会社の回線を借りて、格安でネットや電話などのサービスを提供している会社です。 メリットとデメリットはそれぞれありますが、海外在住の方は一時帰国時の短期間しか利用しない方が多いためデメリットはあまり感じないのではないでしょうか。 メリット デメリット ...

