- 2024.07
ベトナムの教育制度をご紹介!理系に強い理由を徹底解剖★
ベトナムの教育制度は、近年急速な発展を遂げ、高い教育水準を誇るようになっています。 特に読解力・理系教育においてその力を発揮し、多くの優秀な人材を輩出しており、日本を含めた海外でも、理系人材を多く求めるIT業界や建設業界、製造業の設計業務などのポジションで活躍するベトナム人が増えています。 今回は、ベトナムの教育制度全体の概要からベトナムの教育の特色、そして教育における成功の秘訣、今後のベトナムの教育の展望について探っていきます。 2019年改正のベトナム教育法によると、ベトナムでは未就学児(5歳)~中学生(15歳)までの10年間が義務教育となっています。 ベトナムの教育の理念には「マルクス・レーニン主義とホーチミンのイデオロギーを基礎とした、大衆的、国家的、科学的、現代的な社会主義教育を実現すること」が掲げられています。 ホーチミン氏の精神や社会主義教育を実現していくとしている点がベトナムらしいといえますね。 加えて、日本と同様に「教育機関で宗教を広めてはいけないこと」や「インクルーシブ教育」を掲げており、ベトナムではこれらの理念を通じて、国民全体の教育水準向上と社会の発展を目指しています。 インクルーシブ教育とは “特性、能力に適した平等な学習の権利、質の高い教育を確保する。学習者の多様性と違いを尊重し、差別しない。(中略)障害のある学習者に対するインクルーシブ教育の実施を支援する。” (ベトナム教育法第 15 条. インクルーシブ教育より引用) ベトナムの就学前教育は 保育園(Nhà trẻ) 幼児教育を目的とする幼稚園(Trường mẫu giáo) 保育園と幼稚園を一貫して行う保育幼稚園(Trường mầm non) があります。 過去ベトナムでは「家族や近くの親戚に自宅保育してもらう子どもが多く、保育園や幼稚園に通う子どもは少ない」とされてきました。 しかし、労働・戦傷病兵・社会省の国家児童計画により幼稚園に通う 5 歳児の割合は 2001 年時点の 78% から 2010 年時点には 95% に増加しています。 最新の情報では、2016~2017年度に、3~5歳児の就学率は92%以上に達し、5歳児の就学率は98.75%となっています※。 ファム・ミン・チン首相は、幼児教育はベトナムの国家教育制度、人的資源の開発と国民の発展戦略において特に重要な役割を果たしていると述べ、 『人間の形成と発展は、子どもの身体的、知的、美的感覚を包括的に発達させ、人格の最初の要素を形成し、ベトナム人の総合的な発展の基礎を築くため、人生の最初の数年間から基礎を築く必要がある』 として、2030 年までに 3 歳から 5 歳までの就学前児童に対する普遍的な幼児教育を完了するという目標を設定しています※※。 ちなみに日本では、6歳未満の義務教育は行われていませんが、ベトナムでは今後は3歳からの義務教育が予定されており、ベトナムが教育に一層力を入れていこうとしていることが伺えます。 (※参考URL)(※※参考URL) ベトナムの小学生は6歳から入学し、1年生から5 年生までの5年間となっています。 1学年は9月始業の5月修了となり、授業数は1日最大7コマで必修科目以外の授業は選択することができます。授業は1コマあたり35 分となっています。 政府の方針に則り、小学校3年生から英語教育およびコンピューター教育を実施しています。 授業内容や方式には地域差がありますが、ホーチミン市では、小学校1年生から英語教育(週2コマ)を取り入れており、英語強化プログラム(週8コマ)を選択することもできます。 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)が先般発表した「2023年版のユネスコ・グローバル教育モニタリングレポート(2023 Global Education Monitoring Report)」によると、 “ベトナムの小学生は、低中所得国の中で読解力と数学能力が最も高い” とされています。 ベトナムが読解力と数学に強いとされる理由としては 教師の質が高い(子どもの成績が教師の評価として反映される) 語学と算数の授業に多くのコマを割いている 家庭教育が熱心である(共働き世帯が多く、習い事に通わせることが多い) ということが理由として挙げられています。 実際に、ベトナムの2024年の第1四半期の消費者物価指数においては「教育部門」が10.12%で最も上昇しており、ベトナムの家庭で教育に対する関心が一層高まっていることが伺えます。 ...
- 2024.07
ベトナム・ホーチミンの人気カフェ!現地在住者によるエリア別おすすめカフェ紹介
旅行で来た方にも、在住者のお休みの日のお出かけにも、ベトナムでとにかくおすすめしたいのがカフェ巡り。 日本にもたくさん素敵なカフェはありますが、ベトナムのカフェは規模やおしゃれさが異なります! ということで、こちらの記事ではホーチミンでおすすめのカフェをどどんと紹介していきます。 2024年にオープンしたばかりの最新情報も載せているので、旅行に来る予定の方も、在住者の方も、カフェ好きは要チェックです◎ まずカフェを紹介する前に、ベトナムのカフェ文化についてご紹介します。 なんといってもベトナムのカフェ文化を支えているのがコーヒー豆の生産量。実はベトナムは世界でコーヒー豆の生産量は堂々の2位です! コーヒー豆というとブラジルやコロンビアなど南米の印象が強い方も多いのではないでしょうか? 実はベトナムではベトナムコーヒーと呼ばれる苦みや渋みが強いロブスタ種を使用したコーヒーが非常に有名です。 日本ではアラビカ種の豆が主流ですが、ベトナムではロブスタの濃く苦みの強い豆を使用したブラックコーヒーにあま~いコンデンスミルクを入れてまろやかにして飲む独特の飲み方をします◎ ベトナムのローカルカフェに行くと、ほとんどがベトナムコーヒーを置いており、アメリカンやラテなどは置いていないケースが多いです。 一方でおしゃれなカフェに行くと、ベトナムコーヒーとアメリカンやラテなどの両方を置いているカフェが多くあります。 筆者はプラスチックの低い椅子に座ってベトナムコーヒーを飲むことも、おしゃれカフェでゆったりコーヒーを楽しむのも、それぞれ良さがあり大好きで日々カフェ巡りをしています◎ そんなカフェ巡り大好きな筆者おすすめのホーチミンのカフェを紹介していきたいと思います! ホーチミンの中心部であり観光スポットも最も多い1区エリアのお勧めカフェをご紹介◎ 建物の各部屋に異なるカフェが入っているカフェアパートメントがあるのもこのエリア。 カフェアパートメントには世界のおしゃれスポットにある『%』のマークのアラビカも入っており、ロケーションも抜群ですよ! 1区のSheraton HotelやMajestic Hotelなどの五つ星ホテルが多く並ぶ便利なエリアにあるThe Workshop Coffee。 お店は建物の3Fにあり、入り口からは本当にカフェがあるのか不安になるような隠れ家です笑 入口が分かりづらいですが、キョロキョロしていると警備員の方がWorkshop Coffee?と声を掛けてくれることも多いので安心です◎ The Workshop Coffeeは名前の通りコーヒーにこだわったカフェで、ベトナムのコーヒー豆だけでなく海外各地の厳選した豆を置いています。 コーヒーはサイフォン、フレンチプレスなど淹れ方を選ぶことができるのもコーヒー好きにはたまりませんね! そしてコーヒーだけでなくお食事も美味しいのがWorkshop Coffeeの凄いところ。 サラダやエッグベネディクトなどの食事も、スイーツも美味しいのでぜひランチなどにもおすすめしたいカフェです。 筆者のおすすめはレモンリコッタパンケーキのマンゴー&りんご添えです。 1区のホアルー競技場近くにあるおしゃれな朝食が楽しめるThe Vintage Emporium。 アメリカンスタイルのサラダやパンケーキなどが楽しめるおしゃれカフェです。 メニューはアメリカンブレックファーストのようなメニューが多いですが、カフェの中はおしゃれなベトナムタイルの床なども取り入れられているので観光で来た方にもフォトジェニックでおすすめですよ◎ 朝7時から空いているので、素敵な空間とお食事で朝活をゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか? 筆者のおすすめはエッグベネディクトです。カリッと焼かれたバケットととろ~りとした卵の相性が抜群です! 1区と旧2区の間にあるファンビッチャンエリアや、日本人在住者の多いレジデンス群Vinhomes Golden Riverやサンワパール・Saigon Pearlなどがあるエリアです。 サイゴンパール内にはあの有名なUCCコーヒーが出店しているカフェもあります◎トーストやワッフルなどのスイーツも楽しめますので恋しい方は一度行ってみてくださいね。 観光客の方はあまり訪れないかもしれませんが、ベトナム在住者にとっては住んでいたり頻繁に訪れるエリアではないでしょうか。 このエリアにももちろん素敵なカフェがたくさんありますのでご紹介していきます◎ サイゴンパールのヴィラ群の最も奥、川沿いに位置するおしゃれなコーヒーロースター、Bosgaurus Coffee Roasters。 店員さんが全員バリスタというだけあって、非常にコーヒーのレベルが高いカフェですのでコーヒー好きにおすすめしたい一店。 好きな席を選んで座ると各テーブルにQRコードの読み取りがあるので、そちらから注文をするスタイルのため英語やベトナム語が苦手な方でも安心ですよ◎ ドリンクはコーヒーだけでなくフルーツジュースやクラフトビールも置いています。 食事もアメリカンブレックファーストやサラダ、パスタなどの軽食があるのでランチや軽いディナーにも使えますよ。 お店はスタイリッシュで静かな空間なので、仕事やゆったり読書をしたい方にもおすすめの空間です! テラス席にはたくさんの緑があり、川沿いの車通りが少ないエリアなのでゆったりと過ごすことができるのでとってもおすすめです。 1区からNguyen Huu Canhの大通りを走っていくと右手にLandmark 81、通りの左手にあたるエリアの湖沿いに佇むのが隠れ家カフェFika Cafe。 リゾートのような店内はナチュラルなソファやデザインで、ゆったりと過ごせる素敵な空間です。 湖に面したテラス席もあり、暑くない日にはこちらのテラス席がとてもおすすめ◎ 食事メニューはパスタやラザニアに加えてコムガーなどのベトナム料理メニューも少しあります。 ...
- 2024.07
ハノイの美容室ガイド:日本人におすすめのサロン紹介【2024年7月最新版】
ベトナムに引っ越してくる方からよく聞かれる現地の美容室事情。 言葉も通じなければ、文化や流行りも異なるベトナムでローカルの美容室に通うというのは不安も大きいのではないでしょうか。 日本にいた際に美容室関連の仕事をしていた筆者が、日本とベトナムの美容室の比較や、ベトナムにある日系美容室までベトナムの美容室事情について紹介していきたいと思います。 ハノイで美容室に通えるのかな…?と不安を抱えている方は、こちらの記事を是非確認してみてくださいね◎ まず初めに、ベトナムの美容室の特徴についてお伝えしていきます。 大きく日本と異なることは、ベトナムには日本の様に国家資格として美容師の資格がないということです。 日本では美容師資格を取得するために、専門学校へ行き約2年程かけて資格をとりますよね。 その後、美容室に就職してアシスタントと呼ばれる下積み生活を数年過ごしたうえ、ヘアカットができるスタイリストになるという流れが一般的です。 一方で、ベトナムでは私が『明日から美容師です』と名乗れば美容師になれてしまうのです。 世界でも美容師資格を有する国は日本、アメリカ、ドイツ、韓国などと限られており、資格が存在しない国が大多数となっています。 そのため、青空カットと呼ばれる路上でヘアカットをしている理容師の方が至る所で見られるなど、日本とは異なる光景ですよ◎ また、ベトナム人はとにかく早く独立したい!という人も多く、1年程美容室で働いてすぐに自分のお店をオープンするといったパターンもしばしば見受けられます。 資格がなく、何年もかけて技術を学ぶわけではありませんが、手先が器用ということもあってか技術が上手な方が多いのも特徴的です。 続いて気になるのが価格帯でしょうか。 ベトナムには日本人が経営している日系ヘアサロンと、ベトナム人が経営しているローカルサロンがあります。 ローカルサロンの価格帯は日本と同様いわゆる1,000円カットのようなコスト重視なお店から、ラグジュアリーなお店まで様々です。 あくまでも目安となりますが、ホーチミンやハノイの中心部の価格帯は下記の通りです。 ■青空カット… カット:50,000VND(=300円)程度 ■低価格帯美容室…カット:100,000VND以下(=630円以下) ■中価格帯美容室…カット:150,000~300,000VND(950円~1500円程度) ■高価格帯美容室…カット:350,000~600,000VND(2,200円~3,800円) 高価格帯になってくると、シャンプーやマッサージも込みの料金となっているところが多いです。 日本人男性は中価格帯のローカルサロンに通っている方も結構多いので、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね◎ 日本人女性はカットは日系サロン、ヘアカラーはローカルサロンに行っています、という声を聞くことはありますが、全体的に日系サロンに通っている方が多いですよ。 ハノイには日本人がオーナーのヘアサロンが10軒以上あります。 日本人の方に施術をしてもらえると、言葉が通じるためスタイルのニュアンスが伝えやすいということや、日本のトレンドを抑えてくれているという安心感もありますよね。 選択肢も沢山あるため、自分のお気に入りのお店を見つけられると嬉しいですね◎ またカラー剤やパーマ剤、シャンプー・トリートメントなども日系サロンでは日本でよく使用されているmilbon、NAPLA、アリミノなどの商材が使用されていることが多いです。 海外製のカラー剤などは日本のものよりも強いことが多く、頭皮がヒリヒリするなどの危険性もあるので注意が必要です◎ カットは日系サロンでも日本人によるカットかベトナム人によるカットで価格が分かれていることが多いです。 カラーやパーマは日本人の方+ベトナム人のアシスタントの方で施術するパターンが多いですよ! 日本の薬剤はベトナムで購入することで日本より少し高くなってしまい、カラーやパーマのメニューは少し割高になる印象です。 ■カット:700,000~900000VND(=4,300円~5600円程度) ■カラー:1,200,000~1,500,000VND(=7,500円~9,300円程度) ■パーマ:1,200,000~1,500,000VND(7,500円~9,300円程度) 日本だとホットペッパービューティーで簡単に探せるのにベトナムではどうやって探せばいいんだろう…? そんな方はこちらでハノイにある日系サロンをどどんとご紹介していきますので、必見ですよ! 現在増えている日系サロンに先駆けて、2014年にオープンし今や知らない日本人はいない程の大人気ヘアサロンtetote.。 2021年には2号店となるtetote.+meもオープンし勢いのある2店舗は、日本人スタイリストが常駐しており、日本の薬剤やトリートメントを使用しています。 複数の日本人スタイリストが在籍しており、対応がスムーズで技術力も講師活動をされている方もいらっしゃるほどで安心です◎ また、温かくて楽しいスタッフさん達とナチュラルテイストな雰囲気の空間でゆったりと過ごせるので、おすすめですよ! Hair salon tetote.はこちら↓↓↓ Hair salon tetote.+meはこちら↓↓↓ ハノイのタイホーエリアに位置する老舗サロンHair Salon KUKAI。2012年オープン以来日本人から愛される美容室です◎ 日本人スタイリストが常駐しており、予約対応から施術全てに至るまで日本人対応のため安心ですね! カラー剤やシャンプーなどもスタイリストこだわりの日本製品を扱っており、お店のこだわりでもある『まるで日本にいるかのような空間を作りたい』という想いの通りの空間です。 小顔マッサージや脳洗浄も併設されているので、ヘアーもフェイシャルもまとめてできて一石二鳥ですね◎ タイホーエリアの中華&イタリアンレストラン『ぺぺラプール』の建物内5階にある美容室で、日本人男性スタイリストさん常駐のサロンです。 お店も二席ほどのコンパクトな作りで、アットホームな雰囲気が特徴です。 大きい店舗でたくさんお客さんがいるのが苦手、ゆったりとした時間を過ごしたい、といった方には特におすすめです◎ スタイリストさんも優しい物腰で、悩みなどを伝えるとおすすめのスタイルやメニューを提案してくれますよ! 湖を一望できる素敵な空間で、きれいにしてもらえます! タイホーエリアのTo Ngoc Van通りにある完全予約制のプライベートサロンhair ...
- 2024.07
【ベトナムでの教育ガイド】日本人学校とインターナショナルスクールの選び方・進路のポイント
ベトナムには2023年時点で約2万2千人程の日本人が在留しております。 ほとんどの方がベトナムで仕事をするために在留しており、ベトナム赴任に際して、ご家族・お子様を連れて移住する家族も少なくありません。 食事、医療、治安など、気になる面は多いと思いますが、大人ではなく小さいお子様も一緒に生活を送るとなると、やはり一番気になる教育面ではないでしょうか。 本記事では、そうした方々のために、少しでも参考となれば有難いです。 具体的には、実際にベトナムでお子様と住むことを考える際には、 ベトナムにはどんな学校があるの? 進路や受験はどうなる? 習い事や塾はあるの? といった疑問や不安が浮かびますよね。 今回は、日本人学校とインターナショナルスクールに絞り「ベトナムでの学校選びのポイント」や「ベトナム移住後の進路や受験」について解説していきます。 ベトナムには北部のハノイと南部のホーチミンに日本人学校が1校ずつあります。 小学生から中学生までが日本の学習指導要領に基づいた教育カリキュラムを受けることができ、日本語環境を保ちながら学ぶことができます。 また、ベトナム中部のダナン、南部のホーチミンには「日本人補習校」があります。 インターナショナルスクールもハノイ・ダナン・ホーチミンと各都市に複数校あり、選択肢は豊富です。 国際的なカリキュラムを採用し、多様な言語や文化を尊重しながら教育を行います。 近年では「英語力を高めたい」とインターナショナルスクールを選択するベトナム人の家庭も増えてきているそうです。 日本人補習校とは 現地の学校や国際学校(インターナショナルスクール)等に通学している日本人の子どもに対し、土曜日や放課後などを利用して国内の小学校又は中学校の一部の教科について日本語で授業を行う教育施設です。 (引用) 文部科学省/在外教育施設の概要 海外に住むことで、お子様の選択肢も一気に広がり「どうやって学校を選んだらいいのか…」と悩んでしまいますよね。 ベトナムで学校を選ぶ際には、以下のポイントを参考にされてみてください。 「子どもの年齢・性格や特性」「子ども自身がどうしたいか」「将来どうなっていたいのか」などの家庭の教育方針と学校の特性を照らし合わせて学校を選ぶことが大切です。 「日本人学校とインターナショナルスクールどっちがいいの?」という疑問がよく聞かれますが、以下のようにどちらの学校にも魅力があります。 メリット 日本語で日本のカリキュラムに沿った教育を受けることができ、帰国後も学力の差が生まれにくくなります。 先生も日本の教育観を持ちつつ、世界を視野に入れた教育観を持つ人が多く、日本国内の学校よりも教育への意識が高い場合があります。 デメリット インターナショナルスクールに比べて英語に触れる機会が少なくなります。 また、ベトナムには日本人学校の高校がなく、中学卒業後はインターナショナルスクールに進学するか日本・海外の高校に帰国するといった進路になります。 メリット 英語でのコミュニケーション環境に身を置くことができ、自然な英語を習得できます。 グローバルな視点を持ちやすく、海外の大学へ進学するという人もいます。また、少人数制の場合が多く、先生からのサポートが手厚いということが挙げられます。 デメリット 日本語を学ぶ機会がなく、日本のカリキュラムとは異なる為、帰国後の学力に差が生まれることがあります。また、親と先生のコミュニケーションや子どもの学習のサポートも英語になるため、ある程度親の英語力も求められます。 海外の基準による教育を行う高校に進学する場合は、日本の卒業資格が得られず日本の大学の進路選択が限られることもあります。 子どもの発達段階や成長に合わせて、教育環境を選ぶことも大切です。 ベトナムでの学校選びでは、子どもの発達状況や子どもの言語習得状況、家庭でのフォローが行えるか等を考慮するのが良いでしょう。 「どの国の教育方式を採用しているか」「年齢や生まれ月」によって学校ごとに学年が異なります。 例えばイギリス式の学校では9-8月に学期が始まり、5-6歳がYear1(小学1年生)となります。 学校によっては、子どものレベルに応じて学年のグレードを変更するなどの対応を行ってくれることもあるようです。 子どもの各時期における発達課題 幼児期(未就学児) 運動機能や話し言葉の習得、社会や物事の単純な概念構成、善悪を区別することの学習と良心の発達 小学生~中学生 読み・書き・計算の基礎的能力の習得、身体的技能の習得、良心・道徳性の価値判断の尺度を発達させること、人格の独立性を達成させること 高校生~大学生 男女両性の友人との交流および成熟した人間関係を構築する、職業の選択と準備、経済的独立に関する自信の確立、両親や他の大人から情緒的独立を達成すること ※ハヴィガーストの発達理論より一部引用 以上のような発達段階は研究者によっても諸説あり、子どもの個性によって様々で正確に区切られるものではありません。 ですが、幼少期に母国語の基礎を固めておかないと軸となる言語が働かず、思考能力・学習能力に影響がでてしまうという『セミリンガル(ダブルリミテッド)』が起こる可能性も一部の研究者から指摘されています。 性格が「環境の変化に敏感」といった場合は、日本の教育環境と変わらない日本人学校を選ぶ方が多くなっているようです。 しかし「オープンで自由」といった性格の場合は、日本人学校よりも自由な校風のインターナショナルスクールの方が合うこともあります。 実際に、在住者の中で「小学校高学年からベトナムのインターナショナルスクールに通い、現在は海外の大学に進学している」という方もいます。 海外で教育を受けた場合は、日本帰国後に『帰国子女枠』を利用した編入・進学をすることもできます。 総務省による「帰国子女」の定義 「帰国児童・生徒」とは、海外勤務者等の児童・生徒で、引続き1年を超える期間海外に在留し、前年4月1日から翌年3月31日までの間に帰国した児童・生徒をいいます。 総務省/帰国子女に対する教育の充実 ...
- 2024.07
ベトナム家事代行サービスをご紹介!家事・育児をお任せ出来ます
ベトナムに来ている日本人のほとんどは仕事のため、もしくはその帯同でいらっしゃっているのではないでしょうか。 異国の地に住むだけでも様々なハードルがありますが、現地で仕事をされている方や子育てをされている方は忙しい日々を過ごされていることと思います。 そんな時に掃除や料理、育児を外注できればどれだけ生活が豊かになることか… 日本では家事を外注するなんて、夢のまた夢。コストが高くつくので頼まない方がほとんどではないでしょうか。 しかし、ここベトナムでは非常に低コストかつ簡単に依頼することができます。 こちらの記事では家事(ナニーさん、クッカーさん、お掃除さん)などの外注サービスについて丸ごと解説していきます! 検討している方は要チェックですよ◎ ベトナムでは掃除、洗濯、料理(クッカー)、育児(ナニー)など様々なサービスがあり、ベトナム人の方も多く活用しています。 掃除&洗濯サービスに関しては、在住日本人の場合、サービスアパートメントに住んでいる場合はすでに家賃に含まれているケースが多いです。 含まれていないタイプのお部屋でも、自分自身で頼めるため掃除や洗濯サービスを活用することも簡単にできます。 クッカーやナニーさんは基本的には自分で依頼する方を探すこととなります。 クッカーさんであれば、時間単位で依頼し買い物もしてもらい、2時間で3品料理を作ってもらうといった流れが一般的です。 自分達では難しい買物までしてもらえるのはとても助かりますよね◎ そしてなんと、ベトナムには肉じゃがやお浸しなどの日本食をとっても上手に作ってくれるクッカーさんもいますよ! 子供の面倒を見てくれるベビーシッターのことをベトナムでは”ナニーさん”と呼ぶことが多いです。 ナニーさんは乳幼児のお世話をしたり、子供と一緒に遊んだり、宿題を見たりしてくれます。 仕事や用事で預けたい時に一時的にお願いをすることもできますし、契約して毎日決められた時間見てもらうことも可能です。 小さいお子さんがいるお父さん・お母さんには救世主ですよね! ベトナム語のみ対応、英語対応、日本語対応、など様々なナニーさんがいるので、英語やベトナム語を身につけてほしい場合は英語対応のナニーさんなどにお願いすると一石二鳥ですね◎ まれにクッカーやナニーさんに依頼するとトラブルに遭遇することもありますので、事前にトラブルが起きないよう対策をしておくと安心でしょう。 ①金品の盗難や紛失 自宅に招いて料理や掃除をしてもらうため、目の付くところに金品を置いておいたら紛失していた、というケースがまれにあります。 無くなると基本的には戻ってこないと思って、お金などは金庫や目の付かないところに閉まっておくように注意しましょう。 ②お皿や洋服などの破損 お掃除や料理をしてもらうと、悪気はなくても大切にしていたお皿やコップを割ってしまうことがあります。 故意ではなくても大切な食器などが割れてしまうとショックですよね。 絶対に壊れてほしくないものは自分で洗っておくことをおすすめします。 また洋服の洗濯も同様で、大切な洋服が縮んでいたりほつれてしまったりすることもありますので注意してくださいね。 ③子供に食べさせるもの ベトナムと日本では食文化が異なることに加え、食に対する考え方も異なります。 シッターさんが良かれと思って与えた食べものが、親にとっては与えたくなかったということもしばしばあります。 アレルギーや与えないでほしいものは、事前にきちんと伝えておくことが大切です◎ いざナニーやクッカーを頼みたい!となった際に、どのように探せば良いのか分からない…そんな方におすすめの探し方をこちらからご紹介します◎ ベトナムに来て知り合いもいない、紹介してもらうことも難しい、という方がすぐにでもお願いしたい場合にはbTaskeeのアプリを利用することをおすすめします◎ bTaskeeとは東南アジアエリアで使われているお掃除やクッカーを依頼するアプリです。(2024年7月現在ホーチミン・ハノイでは利用可能です。) 主に依頼できるサービスは、お掃除、ナニー、クッカーです。それに加えてエアコン掃除や洗濯機掃除などの依頼も可能です。 お掃除であれば一人暮らしのお部屋の2時間コースで1,500円程度で依頼することができます。週に1度来てもらっても1か月で6,000円、日本で考えると非常にお得ですよね。 お掃除に追加でお料理のサービスをつけて3時間で1,700円というプランを選択することもできます! 食材の下ごしらえだけやってもらったり、ベトナム料理を作ってもらうのもいいですね◎ 支払方法はキャッシュ、カード払い、キャッシュレス決済などから選択することができるので便利ですよ。 ≪bTaskeeの使い方/お掃除をオーダーする場合≫ ①bTaskeeアプリをダウンロード&情報登録 bTaskeeとアプリ検索をするとオレンジの蜂のマークのアプリが出てくるので、ダウンロードしてください。 ※登録時にベトナムの電話番号が必要となりますので、持っていない方は電話番号の取得が必要です。 ②Cleaningから希望内容を記入 写真のCleaningの箇所をクリックします。 on-demandは単発での依頼時、毎週固定で数ヵ月依頼をしたい場合はsubscriptionを選択します。 単発以来の場合は、on-demandをクリックし、Duration=希望時間を選択します。 お料理なども追加で希望の場合は『Add-on service』から『Cooking』をクリックして追加することができます◎ 選択が完了したら、Nextクリックすると時間や住所を入力する項目へと進みます。全て入力したら再びNextを押してBookingすれば完了です◎ アプリはベトナム語か英語が選択でき、予約までの流れも簡単なので、使いやすいですよ! ホーチミンやハノイなどの大都市では、日本人在住者が多いため日本人コミュニティで情報交換や帰国時や不要になったものを安く譲ることを目的としたLINEグループやFacebookグループなどがあります。 LINEグループではすでに在住日本人の方でクッカーやナニーさんをお願いしている方が、帰国時に他の方に紹介することが多いため、情報が流れてくることが多いです。 日本人利用者からの紹介ということもあり、日本語や英語が話せる、日本食が作れる、日本文化を分かっていてお子様を安心して預けることができる、など信頼できる方が多いのが利点ですね! また、自分から探したい場合には条件を入力して条件に合う人がいたらお知らせくださいと入れておくと、グループメンバーの方が紹介してくれるケースもありますよ。 長期的にお願いしたいと思っている方には特に契約も結びやすいのでこちらの方法をおすすめします◎ LINEグループは比較的いつも500名埋まってしまっているため、すでにグループに参加されている方に空いたら入れてもらうようお願いしておくと参加できますよ◎ Facebookグループは”Ho ...
- 2024.07
最新情報!急成長するベトナムの物価・賃金の上昇について徹底解説
ベトナムでも近年、経済成長が著しく、多くの外国企業が進出するなどして急速に発展しており、同時に物価や賃金の上昇がみられるようになりました。 ベトナムでの生活や仕事を考える際には、現地でのこれらの変化を理解することが重要です。 そこで、今回は「ベトナムの物価上昇率の現状」「ベトナムの昇給率や収入事情」「ベトナムの金利」などを分かりやすく解説していきます! ベトナムにおける物価上昇率は全体として増加傾向にあると見られます。 2024年の第1四半期は、「教育部門」が10.12%で最も上昇し、サービス部門の中では特に、「公証人手数料・保険およびその他のサービス」が12.59%と増加しています。 また「医薬品および医療」は6.48% 増加し、「食品および外食部門」は 4.05% 増加しています。 これら他にも「住宅・建設資材」「輸送」「飲料およびタバコ」「文化・娯楽・観光」などの部門でも1~6%程度上昇しており、2024年第1四半期の消費者物価指数は2023年の同時期と比べて3.77%上昇しました。 在住していて、それほど大きな値上がりは感じませんが、地元紙では食品の値上がり等が報じられ「物価が上がっている」と言えます。 消費者物価指数(CPI)とは ある時点を100とした比較時の費用を計算し、比率の形(指数)で表したものです。 一般的に物価が上昇しているということは景気が良く、消費者の購買意欲(需要)が高くなっているとされます。 ベトナム政府の見解では「ロシアとウクライナの軍事衝突」や「中東での政治不安」や「世界的なインフレ」を理由としています。 これに対しベトナム政府と首相は、成長の促進及びマクロ経済の安定を維持し、インフレの抑制、また経済の主要なバランスを確保するための多くの解決策を実施するよう、省庁に指示しました。 さらに、政府は「賃金改革と2024年7月からの地域最低賃金の引き上げは、家庭内で消費される商品やサービス価格の上昇につながる」とし、インフレ抑制政策により「消費者心理を安定させ、インフレ期待を安定させる」と発表しました。 参照:TỔNG CỤC THỐNG KÊ/2024 年第 1 四半期の市場価格と 2024 年の消費者物価指数に影響を与える要因の予測 インフレとは 普段買っている日用品やサービスの値段(物価)が上がることです。インフレが良い循環で起きている場合は、商品やサービスの販売価格が上がったことにより企業の利潤が増え、働く社員の給与が上がる傾向にあります。 物価が上がった際、給与も上がらないと生活は厳しくなる一方ですよね。続いては昇給率を見ていきましょう。 ベトナム政府は2024年7月1日から適用される最低賃金を引き上げの規定を発行しました。 最低賃金の額は地域ごとに決められており、各地域の最低賃金は以下のようになりました。 地域 最低月給 (単位:VND/月) 最低時給 (単位:VND/月) 地域Ⅰ ハノイ市・ホーチミン市・ハイフォン市等 4.960.000 23.800 地域Ⅱ ダナン市・バクニン省等 4.410.000 21.200 地域Ⅲ ハナム省等 3.860.000 18.600 地域Ⅳ 地域Ⅰ~Ⅲ以外 3.450.000 16.600 これにより、最低賃金は地域差がありますが改定前より約6%上昇することになります。 日本円に換算すると 時給およそ104円~150円 月給およそ2,1737円~3,1251円 が最低賃金となります。(2024年7月4日現在レート) ベトナムの最低賃金は1年毎に見直しをされていましたが、近年はコロナウィルス等の影響により2021年と2023年は最低賃金の引き上げが行われず、今回の最低賃金引き上げは、2022年7月以来2年ぶりとなりました。 参考:BÁO ĐIỆN TỬ CHÍNH PHỦ/全文: 地域最低賃金を規制する政令 74/2024/ND-CP 国家賃金評議会とは 地域最低賃金の調整と発表について政府に助言するため2013 ...
- 2024.07
ハノイの一押しレストラン『ぺぺラプール』&『ソイぺぺ』の魅力を大公開!
ハノイには数々のレストランがありますが、ハノイ在住日本人御用達で知らない人はいないといっても過言ではないレストランが『Pe Pe La Poule/ぺぺラプール』。 タイ湖の東側、湖沿いに立つ一棟丸ごとレストランとなっており、日本人在住者は一度は訪れたことがあるのではないでしょうか? すでに行ったことがある方にも、ハノイに来たばかりの方にも、何十回も通っている筆者がPe Pe La Pouleの魅力を大公開したいと思います。 タイ湖沿いにある店舗は、何と言ってもタイ湖を見渡せるルーフトップがおしゃれで最高の雰囲気◎ 春や秋の涼しい時期は特に屋上のルーフトップのお席がおすすめです。ルーフトップ席は人気なため、事前に予約しておくことをおすすめします。 気持ち良い風を浴びてルーフトップの景色を一望しながら、ワインで乾杯🍷すれば最高のひと時を過ごせること間違いなしです! 夏の暑い時期やゆっくりとお客様とお話をしたい、というときには室内が良いでしょう。個室などもあり会食にも安心ですね。 Pepe La Pouleの場所はこちら↓↓↓ パスタなどのイタリアンメニューから春巻きやシュウマイなどの中華メニューまで幅広く備えた無国籍料理が魅力◎ 幅広くメニューがあるってことはもしや本格さに欠ける…?と思われた方、侮ることなかれ。どのメニューも専門店を超える絶品メニューばかりなのです!! お店の方にインタビューしたところ、現在の人気ランキングトップ3はこの通りです! 1位:本気麻婆豆腐✨ 2位:塩カルボナーラ 3位:リブアイステーキ みなさまの予想通りだったでしょうか…?筆者も納得の、堂々の1位は麻婆豆腐。 バランスの良い唐辛子と山椒のスパイシーさと、自家製のオリーブオイルを使用して作られた麻婆豆腐は、見た目よりもあっさりと仕上がっておりおかわりが止まらない一品です◎ そして裏メニューとして大きくメニューに記載されている、『塩カルボナーラ』が堂々の2位です! 筆者も良く頂く塩カルボナーラはクリーミーさの中にピリッとスパイシーさもあり、お酒との相性も抜群。ルーフトップで白ワインと共に頂く塩カルボはたまりませんよ☆ そして3位はリブアイステーキ。抜群の焼き加減に黒豆のコクのあるソースがマッチして、ステーキ屋さんもびっくりのおいしさ◎ 中華にイタリアンにステーキが一度に食べられる贅沢な組み合わせ、訪れる際は1位~3位まで全て制覇してくださいね! 先ほどご紹介したトップ3メニューは人気メニューということもあり、食べたことある方も多いのではないでしょうか? 人気メニューに加えて、お店のお勧めメニューを伺ったところ、筆者の大好きなアレも入っていました… ◆蒸し鶏柚子胡椒ソース 筆者ペペさんにお邪魔すると絶対頼むのが蒸し鶏の柚子胡椒ソースなのですが、こちらがさっぱりヘルシーなのにぱくぱく食べれてあっという間になくなります。 ビールやスパークリングワインと合わせて頂くのがお気に入りです◎ そして、もう一つが… ◆カリカリベーコンとトマトの冷製カッペリーニ あつあつの出来立てパスタは美味しいですが、湿度も高く暑いハノイではさっぱりとした冷製パスタが食べたくなりますよね。 そんな時にはぺぺラプールの一押し、トマトの冷製カッペリーニ!よく冷えた白ワインと合わせて頂く冷製パスタはたまりませんよ◎ ぺぺラバー(笑)の筆者からのお勧めメニューはクリーミーボロネーゼと春巻きです!!! クリーミーボロネーゼは濃厚でなボロネーゼソースがクリームでマイルドになったソースが赤ワインに合う絶品です♡ お子さまでも食べやすいので、ご家族での食事の際にもみんなで食べられておすすめです! クリーミーボロネーゼはランチのセットメニューにも入っているので、お得なランチセットに訪れるのもいいですね。 そして春巻き…!とろとろの餡のような具材がたっぷり入った、ボリューム満点の春巻きはここでしか食べられない唯一無二の一品です◎ 中の餡があつあつなのでやけどには注意してくださいね☆ レストランで食事をする上で欠かせない一つが接客ですが、ベトナムでは接客態度が日本人のスタンダードとは異なることもしばしば… しかしぺぺラプールのスタッフさんは細部にまで目が届く気遣いと素敵な人柄の方たちばかりなのです。 お店に入ると素敵な笑顔で迎えてくれて、フレンドリーにお話してくれるほっとする空間です◎ 広いお店でスタッフの人数も多い中で、どのスタッフさんも素敵な対応なのは、きっとオーナーさんの人柄や教育が反映されているだろうなあとしみじみ感じます。 日本語ができるスタッフさんもいるので、英語やベトナム語が苦手な方も安心ですね。 是非まだぺぺラプールの魅力を知らない方は、一度訪れてみてくださいね◎ 人気レストランPe Pe La Pouleと、伝統製法で豆腐や豆乳を作るSoy Soyさんがタッグを組んで2023年に新たに出したお店が『Soy PePe』です! ハノイに住んでいる日本人はほとんどの方がお世話になっているであろうぺぺラプールとソイソイのコラボとは絶対に間違いない!!! と勇み足でソフトオープンの頃からお邪魔をしている筆者です。(笑) Soy PePeはオーガニックの大豆から作った、豆腐や豆乳を使ったお料理がコンセプトのアジアのフュージョン料理屋さんです。 豆腐料理といってもベジタリアンだけではなく、牛、豚鶏、鴨、魚など、Tofu with をコンセプトしており、ボリュームや満足度も高いのがポイント◎ ...
- 2024.06
【ベトナム大手銀行】主要10行と日系銀行についてご紹介
今回は、「ベトナムの主要銀行」や「ベトナムの銀行導入システムの歴史」「ベトナムの銀行の種類」について解説していきます。 ベトナムは近年、経済成長が著しく、金融業界も急速に発展しています。 その背景には、国内外からの投資や、政府の積極的な政策が影響しており、ベトナムの銀行の国際的な評価では、多くのベトナムの銀行が世界ランキングにランクインしています。 また、日本人が気になるベトナムでの「日系銀行のベトナム進出」についても触れていきますので、最後までご覧ください。 本記事によりベトナムの銀行業界の現状と将来の展望についてよりご理解頂ければ幸いです。 世界有数のブランド評価コンサルティング会社ブランドファイナンスが2024年に発表した『世界トップブランド価値を持つ銀行ランキング500社』では「ベトナムの銀行が15行ランクインした」と発表しました。 このランキングによると、 Vietcombank(133位) BIDV(151位) Vietinbank(157位) Techcombank(160位) AGRIBANK(162位) VPBANK(175位) MB(227位) ACB(243位) また300位以下には、Sacombank(322位)・TPバンク(326位)・HDバンク(366位)・LPバンク(424位)・VIB(425位)・SHB(436位)・MSB(458位)がランクインしたという結果になっています。 (参照) HIỆP HỘI NGÂN HÀNG VIỆT NAM(VIETNAM BANK’S ASSOCIATION) ベトナムの4大国営銀行とは? 主に国の経済政策の実施や国内経済の支援を目的とした銀行で 「Vietcombank」「Agribank」「BIDV」「VietinBank」がベトナム4大国営銀行と言われています。 国内外に 600 以上の支店があり、約 23,000 人の従業員と全国に 2,500 台以上の ATM と 60,000 台以上のカード支払い受付ユニットを備えたオートバンク システムをもっています。 2011年にはみずほ銀行がVietcombankとの資本・業務提携を行い、株式の15%を保有しています。 2022年にThe Banker Magazineが発表したランキングによると、Vietcombankは「世界の大手銀行トップ500においてベトナムの信用機関の中でトップの銀行」でベトナムを代表する銀行の一つとなっています。 本社住所: VCB Tower – 198 Trần Quang Khải, Hoàn Kiếm, Hà Nội. (参照) Vietcombank /ベトコムバンクについて・株式会社みずほフィナンシャルグループ/ベトコンバンクとの資本・業務提携について 1957年「ベトナム建設銀行」として設立され、ベトナム北部の社会主義経済に貢献していき、3 回の改名を経て現在のBIDV となりました。 2022 年末までにカンボジア・ラオス・ロシア・台北など海外駐在事務所を設けています。 2019年には韓国第3位の銀行であるハナ銀行が戦略的協力協定を正式に締結し、ハナ銀行がBIDVの定款資本の15%を保有しています。 本社住所:Tháp BIDV, 194 ...
- 2024.06
ベトナムで家族と暮らすための帯同ビザと労働許可証(WP)の取得ガイド
ベトナムは年々、経済成長を遂げ日系企業の進出も活発です。こうした状況から「日本人が働きやすい」といわれています。 しかし、ベトナムで働き、家族と移住するためいくつかの手続きが必要となります。 そこでこの記事では、「ベトナムでの労働許可証の取得から家族の帯同ビザに関する手続き」や「帯同の不安を解消する情報」をお届けします。 ベトナムで家族と暮らすための一般的な流れについて解説していきます。 ベトナムで働き、家族と共にベトナムに移住するためには、 ①労働許可証の取得 ②一時在留許可証の取得 ③家族の居住許可申請 の手続きが必要です。1年を超えるベトナム滞在者には、一時在留許可証(テンポラリーレジデンスカード=TRC)の取得が義務付けられています。 労働許可証(ワークパーミット=WP)とは? 外国人がベトナムで働くために取得する証書です。 3ヶ月以上ベトナムで働く場合は、労働許可証(WP=ワークパーミット Work Permit)を取得する必要があります。 混同されやすい「就労ビザ」は、45日以上ベトナムに滞在する場合に必要となるビザです。 一時在留許可証(テンポラリーレジデンスカード=TRC)とは? ベトナムで労働許可証(ワークパーミット)の手続き後に、ベトナム国内で申請して取得します。 期限は労働許可証の有効期限に準じ、最長で5年間となっています。 労働許可証は誰でも取得ができるものではなく、取得にかかる要件を満たす必要があります。 【管理職の条件】 管理職経験者(社長、部長、マネージャーなど) ※ベトナム現地法人の社長や組織の代表者(駐在事務所長)に限る 【専門家の条件】 大学の学士号以上または学士と同等とみなされる学位を取得しており、ベトナム国内で従事する職務に関する分野での3年以上の同分野の職務経験があること。または、国外の機関、組織または企業により専門家と認定された証明書を持つ者 【技術職の条件】 高卒・専門・短大卒以上(技術に関する訓練を1年間以上)かつ3年以上の実務経験がある、もしくはベトナムでの業務に関連性のある5年以上の実務経験がある者 ※職務経験はベトナム国外での実績のみ有効となります。 ※上記は2023年11月時点の情報です。法改正等がありますので随時最新の情報をご確認ください。 独立行政法人日本貿易振興機構/外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用 在ベトナム日本大使館/労働許可証の取得に係る留意事項 最近の法改正により、ベトナムで働く外国人専門家や技術者の条件が変更されました。 以前は、「教育を受けた専門分野での実務経験」が必要であり、さらに大学の卒業学部とベトナムでの職務内容が一致していることが求められていました。新しい規定ではこの要件の一部が撤廃され、「ベトナムでの職務に適合した実務経験」が重要視されるようになりました。 (緩和された例) 経済学部を卒業し、日本で6年間ITエンジニアの実務経験がある日本人が、ベトナムでITエンジニアとして働く このように、ベトナムでの仕事内容に沿わない学歴を持つ外国人も、自分のスキルや経験を活かしてベトナムで働く機会が広がったと言えます。 「専門家」の場合、以前は日本側の企業からの証明があれば、比較的簡単に労働許可証が取得できていましたが、コロナ禍や法改正により「専門家の労働許可が下りにくくなった」という声も聞かれます。 実際に「ベトナムの日系企業から申請したところ1度目では労働許可が下りず、専門のコンサルタントを通して再度申請し、許可が下りた」という事例もあります。 多くの企業が福利厚生として「労働許可証・レジデンスカードの取得費用は全額会社負担」などのサポートを雇用条件として提示しています。 「家族とベトナムに住む予定」の方は、応募時から「帯同ビザを申請したい」と企業側に伝えておき、申請に関する手順を企業とすり合わせしておくと安心です。 ベトナムの労働許可証を個人で申請する場合は、企業側からの申請が必要なことや、ベトナム語での手続きが必要となることなどから日本人個人による手続きが難しくなっています。 このため、申請手続きは企業内のベトナム人総務スタッフ経由で申請するか、専門のコンサルタント在籍する事務所を通じて手続きするのが一般的となっています。 ジェトロのホームページでは、ビザ取得の流れについて詳しく解説されています。 独立行政法人日本貿易振興機構/ベトナムにおける労働許可書/ビザ(査証)の取得手続き ▼労働許可証の申請方法など詳しくはこちらの記事もご覧ください 【ベトナム/就労ビザ】労働許可証(ワークパーミット)の取得方法を徹底解説! ※2023年12月最新版 労働者がビザを取得した後、家族(配偶者や18歳未満の子ども)が帯同する場合には、家族の居住許可申請を行う必要があります。 期間が1年未満だとビザ、1年以上はカードとして発給されます。 必要書類 就労者と家族のパスポート 戸籍謄本家族全員分の写し 就労者のビザ、就労者の勤め先の企業ライセンス 申請書類(勤め先の代表者の署名・押印) 証明写真 家族の健康診断書は必要? 労働許可証の申請には健康診断書の提出が求められますが、ベトナムの帯同ビザ申請や更新には家族の健康診断書の提出は求められません。 申請からおよそ2週間程度で発給されます。この期間は、パスポートが手元にないため国外への移動やベトナムの国内線であっても飛行機に乗ることができませんので注意が必要です。 また、帯同ビザの申請の前段階である、労働許可証と一時滞在許可証の取得には1カ月~最長で半年と時間がかかることもあるため、これらの手続きが完了してから「家族をベトナムに連れてくる」という人も多いようです。 ...
- 2024.06
【2024年6月最新】人気沸騰中!ホーチミンで人気のうどん屋さん7選!
海外に住んでいると、恋しくなるのが日本食…。 ベトナムのホーチミンは世界の中でも日本食激戦区で、食べられない日本食はほとんどないと言っても過言ではないエリアです! 海外に住んでいると、食べ慣れていないスパイスやハーブ、こってりしたものなども多く、日本食の中でも食べたくなるのは染みわたるお出汁、優しいお味ではないでしょうか? そんなホーチミンエリアでは、ここ最近うどん屋さんがたくさん展開されているため、こちらの記事ではおすすめのうどん屋さんをご紹介していきたいと思います。 うどんがベトナムで人気なの…?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 実はベトナムは麺類を非常によく好んで食べる文化があり、代表するものに米粉の麺からできたフォーやブンなどがあります。 それに加えて、ミーと呼ばれる卵中華麺やミエンと呼ばれる春雨など麺類の人気は高いです。 主食の中ではお米やパンを抑えて、麺類を最も食べる文化があるため、ベトナム人の方々にとってもうどんは受け入れやすいもののようです。 実際にベトナム人の友人とうどんやさんに行った際には、温かいかけうどんにかまぼこなどの練り物トッピングがとても人気でした◎ (ベトナム人は練り物も大好き!お鍋に入っていたり、練り物の屋台があったり、そこら中で見かけます。) ベトナム人はあまり濃い味やしょっぱいものがが好きではないため、あっさりしたかけうどんにパクチーなどの野菜を入れて食べるのが現地流のカスタマイズ方法なのです。 ベトナムにも有名うどんチェーン店丸亀製麺があります。 日本ではセルフトッピングがネギ、天かすですが、ベトナムではパクチーが置いてあるのも現地ならではのスタイルですね◎ ホーチミンには様々なコンセプトのうどん屋さんがいくつかあります。 長く愛される安定のうどん屋さんから、最新のうどん屋さん情報まで、こちらから紹介していきます! ホーチミンで一番美味しい!との呼び声も高い一富士製麺所のうどん。 自家製麺にこだわり、ベトナムでは柔らかい麺が多い中、コシのある本場の讃岐うどんが食べられます。 またテーブルに置いてある好きな天ぷらを選べるスタイルで、どこか懐かしさもある天ぷらとうどんのセットがたまりません◎ 筆者も大好きなお店で、うどんのおすすめは釜玉うどんやぶっかけうどんです。 うどんそのものが美味しいので、うどんを楽しめるあっさりした食べ方の方が好みですが、たまに食べる釜玉明太バターうどんもとてもおすすめです! レタントンのヘムの中にあり、場所も便利なのでお子様とランチに来ている日本人の方なども多くいます。 是非一度試してみてくださいね。 うどんも食べられて飲めるお店といえば!うどんと寿司 えびすですね◎ ランチセットはお寿司とうどんのセットがお得に食べられて、様々なうどんのバリエーションがあるのも嬉しいポイント。 夜の時間はおつまみなどの一品料理も美味しく、家族で食事でも、飲み会利用でも、一人でさくっと食事でも様々な使い方ができるので非常に便利です◎ うどんも、お寿司も、一品もクオリティの高い食事が揃っているので、筆者もよくお邪魔するお店です。 がっつり食べたい時のおすすめは、鶏天おろしうどん!自宅では手間のかかる鶏天と冷たい美味しいおうどんが食べられますよ。 明太クリームうどんも絶品で、めんたい好きの方には特にお勧めです!! また、通し営業をしているのでゴルフ終わりの時間などにも利用できます◎ 1区ですが、レタントンからは少し離れた場所にあるKYUSHU UDON HITOYOSHI。 なんといっても価格が魅力!!!かけうどん39,000VND、月見うどん60,000VND、海老天うどん93,000VNDは他のうどん屋さんの半額程度で破格ですね。 うどんと丼のセットでも10万VND以下で食べられるので、節約したいけど日本食をがっつり!というときに重宝しますね笑 九州うどんで少し細めのうどんで、筆者の好みです◎ 朝9時からやっているので朝の時間帯でも食べられるので、フォーの代わりに朝うどんで1日をスタートするのもありですね◎ 日本でも言わずと知れたうどんチェーン店といえば、丸亀製麺。 ベトナムにも多店舗展開をしており、独自の手法でローカライズしたベトナム人にも人気のうどん屋さんです。 うどんは日本のメニューと同じものもあれば、ベトナム人の好みに合わせたベトナム限定メニューもいくつかあります。 スパイシーな海鮮うどんや照り焼きチキンうどんなどもあり、辛いメニューが多いのが特徴です。 日本の丸亀製麺に比べるとうどんにコシが少し物足りなく感じるのもベトナム流かもしれません。 天ぷらも販売しているのは同様で、ベトナムの方にも人気がありますよ◎ うどんのトッピングコーナーにネギはなく(ベトナム人はネギが嫌いな方が多いです!)、代わりにパクチーが置いてあるのもベトナムならではですね。 2024年5月にできたばかりのうどんスナック天満宮は、女性の店員さんとおしゃべりしながら飲んで〆にうどんが食べられるというおもしろいコンセプトのうどん屋さんです。 うどんスナックという名の通り、ボトルのお酒もあり、カウンター席では日本人女性の店主とおしゃべりできるのが嬉しいポイント◎ おつまみメニューは限りがあるので、お酒とうどんがメインになりますが、今後おつまみメニューも増えることに期待ですね! うどんはすだちうどんや、ごまだれうどんが人気メニューです。 4区にあり普段なかなか行く機会がない方も多いかもしれませんが、周辺には沖縄料理屋さんや居酒屋があるので、はしご酒をしながら締めにうどんはいかがでしょうか? 居酒屋メニューが豊富で飲めるうどん屋さん、讃岐食堂。 なんといってもカレーうどんがホーチミンNo.1と言っても過言ではない、一押しメニューのお店です。 和風カレーうどんもチキンカレーうどんの絶品なのですが、がっつり食べたい時には350gの鶏モモ肉が乗ったチキンカレーうどんを是非食べてみてください◎ 週末はランチもやっており、さくっとお昼にうどんを食べたい時にもおすすめです。 サラダや唐揚げ、ポテトフライなどおつまみメニューも沢山あるので、お酒もうどんも…というときには一押しのうどん屋さんです! うどんを中心に、丼物、お寿司、天ぷらなどの和食が食べられるどんのすけ。 コシのあるうどんはメニューバリエーションが豊富でお子様から大人の方まで幅広くおすすめです◎ 日本でいう和食ファミリーレストランのようなお店ですので、お子様もいる家族での食事に使いやすくなっています。 毎月限定メニューが季節に合わせて出てくるので、飽きることなく楽しめるのも嬉しいポイント! うどんメニューのボリュームもあるので、男性でも満足できること間違いなし。 7区にお住まいの方にとっては近場でお手軽に美味しいうどんが食べられて便利ですね。 こちらの記事ではベトナム・ホーチミンのうどん屋さんを紹介しました。 ...











