ベトナムと日本の違い!現地日本人が身近な日常を徹底解説

ベトナムと日本の違い!現地日本人が身近な日常を徹底解説

「ベトナムは日本人が暮らしやすい国」とされ、日本人在住者の増加と共に毎年多くの日本人観光客が訪れる国です

しかし日本とベトナム、両国の文化には違いがあるので、日常生活における細かな習慣から大きな社会的な違いまで、様々な面で異なる部分はあります。

日本では当たり前・常識とされることが、ベトナムでは非常識だったり、逆に日本では見られない習慣があったりと驚かされることもあります。

この記事では、ベトナム在住の現地日本人が「ベトナムと日本の違い」について解説していきます!

 

食事・レストランでの違い

カフェに食事の持ち込み可

観光中に「バインミーをテイクアウトして食べる」ということがあるかもしれません。「どこで食べよう?」と悩む方も多いのではないでしょうか?

実はベトナムのカフェの多くは「フード持ち込みOK」のところばかりです。

ドリンクを注文すれば、持ち込んだバインミーなどのテイクアウトフードをカフェ店内で食べることができます。※一部持ち込み禁止店もあるため事前に確認しましょう

日本の飲食店では「フード持ち込み禁止」が一般的ですので、寛容なベトナムの文化が素晴らしいと感じますね。

フルーツに塩をつけて食べる

ベトナムでは熟していないマンゴーやパイナップル、グアバなどに唐辛子入りの塩をつけて食べる文化があります。

ダラットでいちごを購入した際も「塩をつけますか?」と聞かれたので驚いてしまいましたが、日本のスイカに塩をつけて食べるのと同じ感覚なのかもしれませんね。

 

お椀は持ち上げない

ベトナムの食事マナーとして、日本と異なるのは主に

お椀に口をつけない

麵をすすらない

という点です。特にフォーなどの麵料理ではお椀に口をつけて汁を飲んだり、麵をすすったりしたくなりますが、テーブルにあるレンゲを使って上手に食べてみてくださいね。

また、高級なレストランなどではよく「ソーサー(お皿)の上にお椀が乗っている」ことがありますが、これはフランス領の名残でお椀とソーサーを重ねたまま使用するのが基本となっています。

しかし、ソーサーを取り皿として使用しても問題ないとされるため、あまり気にする必要はなさそうです。

 

お手拭きは有料

日本ではお手拭は無料ですが、ベトナムのお手拭きは有料です。

お手拭き代はレストランにもよりますが一枚あたり2000~5000VND(約10円~30円)となっています。持参のお手拭きなどがある場合は使わなくても問題ありません。

また、ハーブや調味料類は無料ですが、フォーのお店などでよく見るテーブル上の「細い揚げパン(quẩy)」「バナナの葉につつまれたおかず(Nem chua)」などは有料です。

 

食べ残しを持ち帰れる

ベトナム料理のディナーなどは3~4人前程の大皿で提供されることが多く、少人数では食べきれないということもあります。

しかし、ベトナムでは残してしまっても店員さんに「持ち帰れますか?」と尋ねると、無料でプラ容器に包んでくれる店舗がほとんどです

日本では食べ残しを持ち帰れる店舗が少なくなっているため、無料で持ち帰りができると食べ物が無駄にならず有り難いですよね。

 

テーブル会計が基本

ベトナムではローカルレストランを含めテーブル会計が基本です。食事が終わったら、店員さんを呼ぶと会計明細を持って来てくれます。

ここで注意したいのが「注文内容とレシート・金額が合っているか確認する」ということです。

「注文品が来なかった」「注文していないオーダーが入っている」ということも稀にあります。ベトナム人もレストランで食事をした際は必ず一つ一つの注文が合っているか確認する人がほとんどですので、じっくり確認して恥ずかしいということはありません

また、500VND紙幣の流通量が少ないことから、1000VND(約6円)以下のおつりは省略されることがあります。

 

買い物時の違い

野菜は購入時に計量してもらう

ベトナムのスーパーでたくさん並んでいる野菜やフルーツは基本的に量り売りです。売り場にある袋に詰めて計量コーナーで計ってもらい、レジに行きましょう。

最近では、あらかじめパック詰めされている商品もよく見かけるようになっています

 

牛乳/お茶が甘い

無糖の牛乳やお茶が当たり前の日本とは異なり、ベトナムの牛乳やお茶は甘み(đường=砂糖)を加えて販売されています。

【ベトナム語でのパッケージ表記】

無糖=nguyên chất/không đường

加糖=có đường

微糖=ít đường

近年では砂糖の有無が英語表記されている商品も増えてきています。ちなみに、ヨーグルトも無糖~加糖から選ぶことができます。

無糖の牛乳やお茶はベトナムのスーパーやコンビニなどでも売っています

しかし、適当に手に取ったものが「意図せず砂糖入りだった!」ということもありますので、購入する際はパッケージの確認をお忘れなく!

 

スーパーでは荷物を預ける

ベトナムの多くのスーパーでは入店する際に、大きめのバッグや荷物は入口で預けるか結束バンドで開け口を固定してもらいます

スマホショルダーや財布のみ入れられるミニバッグなどはそのまま店内に持ち込むことができます

購入する際は、会計時にレジ付近にいる警備員さんに結束バンドを切ってもらうことができます。

慣れないうちは荷物から予め財布を出しておくとスムーズです。

 

お店を見つけるのが難しいこともある

ベトナムにはおしゃれなカフェや飲食店が多く、SNSで写真映えスポットとして紹介されているところもたくさんあります。

しかし「お店に辿り着くまで大変だった」ということをよく聞きます。例えば

他のお店の中にある階段を登らないといけない

迷路のような路地を通らないといけない

看板が小さすぎてわからない

など、ベトナムに来たばかりの日本人には難しいと感じてしまうところもあります。迷ったら近くの人に地図や住所を見せて教えてもらいましょう。

 

生活での違い

玄関がない

ベトナムには日本の住居のような「玄関」がなく、マンションでも玄関ドアを開けるとすぐリビングルームという構造になっているところがほとんどです。

また、ベトナム人家庭では大人数で食事をするときにはダイニングテーブルを使わず、リビングの床に食事を置いて、ピクニックのように食事を囲むこともあります。

さらに、戸建ての場合はリビングの一角をバイク置場にしている家庭も多く、日本の住居とは異なる部分もあり驚きがありますね。

 

日付の記載が逆

日本では日付を○年○月○日と表記しますが、ベトナムでは○日○月○年と日本とは逆になっています。

賞味期限などの表記もこの日付順になっています。

HSD(消費期限=Hạn Sử Dụng)

NSX(製造日=Ngày Sản Xuất)

商品によってはNSXのみで「賞味期限は製造日から○か月以内」といった記載がある場合があります。

 

数字の書き方が違う

ベトナムの数字の書き方は「1」と「7」が大きく日本人とは異なると言われています。

具体的には「1」には下に棒をつけたり縦線のみで書いたり、「7」には横棒をつけたりと数字が混同しないように書く人が多くなっています。

また、日本では小数点を「.(ドット)」で表しますが、ベトナムでは「,(コンマ)」となっています。

 

医師の処方がなくても薬が買える

日本では抗生物質などの処方箋が必要な薬でも、ベトナムでは薬局で1回分から購入することができます。

薬剤師さんに症状や薬名を伝えると数十円から数百円程度で購入することができ、日本のように診察を受けたり、薬局に行ったりする手間がなく手軽で便利です。

 

軍や警察の写真は撮らない

「軍や警察の写真を撮らない」ということはベトナムに入国する際のタブーとしてよく知られています

この他にも、「ホーチミン氏や政治を批判しない」「グラビア写真集などわいせつ物を持ち込まない」などベトナムならではのルールがあります。

入国する前には、外務省のベトナム入国情報を確認するようにしましょう。

◆ベトナム:安全対策基礎データ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_015.html

 

 

半ズボンで入れない所がある

ベトナム=南国ということで、半ズボンなどの軽装で旅行に来る方も多いでしょう。

しかし、ハノイにある「ホーチミン廟」ではノースリーブ・半ズボンなどでの入場は禁止されています。

ちなみに、役所や警察署などの行政機関に行く際も半ズボンでは「服装が不適切」だとして入場できない場合があります。

 

トイレットペーパーは流さない

ベトナムの都市部にあるデパートや観光客向けのレストラン、ホテルなどではトイレットペーパーを流せる所が増えてきており、日本の商業施設と同様に使うことができます。しかし、

トイレットペーパーを流さないで(KHÔNG XẢ RÁC, GIẤY VÀO BỒN CẦU)と掲示している

大きめのゴミ箱が設置されている

以上のようなトイレは、詰まってしまうためゴミ箱にトイレットペーパーを捨てるようにしましょう。

 

歩行者優先ではない

ベトナムではバス・トラック>車>バイク>自転車>歩行者の順で優先されており、ベトナムに来たばかりの日本人には「道路を渡るのも一苦労」です。

道路を渡る際は急に立ち止まったり、走ったりせずに落ち着いてゆっくり歩くと自然とバイクや車がよけてくれ上手に横断することができますよ!

ちなみに、ベトナムではクラクションを頻繫に鳴らしますが、これは「通りますよ」というサインで使われるケースがほとんどです。

また市内を走るバスは乗客を乗せる際には、お年寄りでない限り完全に停車しませんのでバスが近づいたら手を挙げて乗車の意識を示して小走りで乗り込むようにしましょう。

 

荷物の受け取りに電話必須

ベトナムでは食事から宅配まで「デリバリーサービス」が主流で日本よりも安価で利用しやすいです。

注文したものを受け取る際にほぼ必ずドライバーから「電話」がかかってきます。ドライバーによっては受取人が外国人だとショートメッセージを送ってくれる人もいます。

ベトナムの通信費は日本に比べて安価ですので、通信費も安く抑えることができますよ。

 

預金利息が高い

ベトナムは日本よりも銀行預金利息が高く、具体的に2024年 7月時点でVietcombankの定期預金金利は最大で、60ヶ月4.70%(VND)となっています。また、12ヶ月では4.60%(VND)となっています。

日本の利息がいいとされるインターネットバンクでも利息が0.1~0.2%ですので最大で40倍以上も利息に差があります。

 

5歳から義務教育が始まる

ベトナムの義務教育は就学前の5歳から中学卒業の15歳までです。

日本では就学前の義務教育は行われていませんが、ベトナムは国全体で就学前からの教育に力を入れているという違いがあります。

 

仕事面での違い

公式な場面は青色のペンを使う

ベトナムの公式文書でサインをする場合などは、青色ボールペンを使用することが慣例となっています。

印刷した文字の黒い部分と見間違わないようにするため

万年筆の名残

学生がテストでも使用する

など青色ボールペンを使う理由はいくつかあるようです

(※参考URL)

 

仕事中お昼寝タイムがある

ベトナムの職場ではお昼時間にデスクや床でお昼寝をすることが一般的です。

オフィスワーカー以外も、市場や公園でもお昼寝する姿をよく見かけます。

ベトナムでは早朝から働き始めることや日中が暑いことなどもありお昼寝文化が根付いているようです。

 

遅刻に寛容

日本では「1分でも遅れると遅刻」とされますが、ベトナムでは交通渋滞などもあり「15~30分」ぐらいであれば遅刻をしても大丈夫という感覚の人が多いそうです。

とはいえ、日系企業や海外企業で働くベトナム人は海外文化の理解を深めている人も多くおり、ひとまとめにベトナム人のスタイルを語ることは難しいでしょう。

ただ、ベトナムの大らかで寛容な国民性は日本で閉塞感がある人にとって、居心地がいいと感じる場面も多いはずです。

 

文化の違い

干支に「ネコ年」がある

ベトナムの干支は日本とは少し異なる部分があり、

「牛→水牛」「兎→猫」「羊→山羊」「猪→豚」となっています。

日本では寝ていて干支に入れなかった猫ですが、ベトナムでは「猫年は幸運と順風満帆をもたらす」とされ

稲作文化のベトナムではネズミを狩る猫が重宝された

兎はネズミの仲間とされ重複をさけた

など「猫年」があることに諸説あるそうですベトナム人にとってテト(旧正月)期間は1年で最も大切な行事になっています。

(※参考URL)

 

お年玉は目上の人にも渡す

テト(旧正月)には、リーシーと言われるお年玉を渡します。日本ではお年玉は子どもが貰うものですが、ベトナムでは年齢に関係なく祖父母・親・親戚の子ども・近所の子ども・メイドさん・ドライバーさんなどに渡します。

▼お年玉の相場などテト事情を解説しています。

【ベトナム/旧正月】現地在住者に聞く!テト(旧正月)の習慣・マナー・過ごし方

 

相手の年齢によって人称代名詞が異なる

ベトナム語では自分の年齢と相手の年齢、関係性によって一人称と二人称を変化させます。

例えば

【相手が自分の兄姉ぐらいの年齢の場合】

(私)        Em

(あなた)Anh【兄】 /Chị【姉】

となります。この他にも、相手が子どもぐらい・両親ぐらい・祖父母ぐらい…とパターンがあります。

日本語にはない感覚ですので最初は戸惑いますが、挨拶の際などにこの二人称をつけるとより自然なベトナム語に聞こえるそうですので、覚えておいて損はないでしょう。

年齢を尋ねる人が多い?

先ほど紹介したように相手の年齢によって人称代名詞が異なるため、初対面でも年齢を聞くことがあります。

この他にも、家族構成や年収・結婚・恋人の話を話題にするなどかなりオープンな人もいます。

しかし、最近では若者を中心にプライベートな質問を避ける人も増えてきているそうです

(※参考URL)

 

家族を大切にする

「ベトナム人は家族を大切にする」ということがよく言われています。テト(旧正月)中に帰省をすることはもちろん、結婚や出産・引っ越しなど家族の事情に合わせて転職をすることも珍しくはありません。

また、ベトナムでは子ども好きな人が多くレストランやカフェで小さな子どもが騒いでも、日本のように肩身が狭いということはなく、むしろ店員さんが抱っこしたりあやしてくれたりと微笑ましい光景を見ることができます。

 

年に2回女性にプレゼントを贈る

ベトナムでは100年前から「男女平等」が法律で認められており、女性が大切にされてきた文化があります。

ベトナム女性の日の「10月20日」と世界国際女性の日の「3月8日」は職場や家庭、スーパーに至るまで女性の日一色となり、女性への贈り物を欠かしません。

▼ベトナムの女性の日事情について詳しく解説しています

【男性必見!】年2回あるベトナム女性の日を徹底解説

 

お葬式は賑やかにする

ベトナムのお葬式は楽器や歌などで賑やかに執り行い、親族は白い衣装やハチマキを着用します。

一方、結婚式は日本の結婚式のように厳しいマナーはなく、ご祝儀は500.000VND(約3000円)で招待状が入っていた封筒に入れて渡します。

 

まとめ

「ベトナムと日本の違い」についてご紹介しました。みなさんはいくつご存知でしたか?

文化の違いでは「ないもの」や「マイナス面」ばかりがフォーカスされがちですが、文化や習慣にはその国の良さがたくさん詰まっています

また、ベトナムでは日本との共通点も多くあります。ベトナムでの滞在を通じて、たくさんの素敵な発見をしてみてくださいね

この記事が参考になりましたら幸いです!

HRnavi べとわーく編集部

執筆者HRnavi べとわーく編集部

べとわーくを運営するHRnaviは、創業15年、ベトナムで唯一日系企業に特化したローカル人材会社です。また、べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。ベトナムにおけるお仕事、生活情報など、在住歴が長い人しかわからないようなコアな情報をお届けします。

有料職業紹介事業者の登録番号:No. 21862/SLĐTBXH-GP(更新日:2020年8月10日)

ベトナム情報週刊コラム

2025年版|ベトナム生活はいくらかかる?ハノイ・ホーチミンのリアル生活費を徹底解説
2025.12.19
2025年版|ベトナム生活はいくらかかる?ハノイ・...
海外移住や駐在、現地採用など、日本人にとってベトナムは「住みやすい東南アジアの国」として注目を集めています。 物価が安く、食事もおいしい――そんなイメージがありますが、実際のところ2025年のベトナムでの生活費はいくらくらいかかるのでしょうか? この記事では、ハノイとホーチミンの生活費をリアルな数字と現地の声をもとに徹底解説します。 これからベトナムで生活を始めたい方、駐在・現地採用を検討している方にとって、参考になる内容です。   ここ数年、ベトナムでは経済成長とともに物価が上昇しています。特に2023~2025年にかけて、円安と現地インフレの影響で、日本人にとっては「思ったより安くない」と感じる人も増えています。 とはいえ、東京と比べれば依然として生活コストは約半分〜3分の2程度。 家賃・交通費・外食費などは日本の都市部よりかなり安く、生活スタイルを工夫すれば月10〜15万円程度でも十分に暮らせるのが現実です。   ベトナムの生活費で最も大きな割合を占めるのが「家賃」。 まずは代表的な住宅タイプ別に見てみましょう。 住居タイプ ハノイ家賃相場 ホーチミン家賃相場 備考 ローカルアパート(単身用) 250〜400USD(約4万〜6万円) 300〜500USD(約5万〜8万円) キッチン・家具付きが主流 サービスアパート(外国人向け) 500〜800USD(約8万〜13万円) 600〜1,000USD(約10万〜16万円) クリーニング・光熱費込みもあり ファミリー向けマンション 800〜1,500USD(約13万〜24万円) 1,000〜2,000USD(約16万〜32万円) プール・ジム付き高級物件も人気 ホーチミン市(特に1区・2区・7区)は上昇傾向で、外資企業の進出増加により外国人居住者が増えたことが背景です。 一方、ハノイは比較的安定しており、同じグレードなら1〜2割ほど安く借りられます。 💡 現地在住者の声 「ハノイは通勤ラッシュが大変だけど、郊外なら家賃が抑えられて静か。ホーチミンはカフェや外食が多く、便利さを取るなら断然こちら」(30代男性・現地採用)   ベトナムの食費は、どれだけローカルフードを利用するかで大きく変わります。 ● ローカル中心の場合 ・フォーやバインミーなど:1食 約40,000〜70,000ドン(約250〜450円) ・カフェでのコーヒー:25,000〜50,000ドン(約150〜300円) ・屋台や食堂中心で1日3食:月2〜3万円で生活可能 ● 日本食・欧米レストラン中心の場合 ・日本食定食:150,000〜250,000ドン(約900〜1,500円) ・カフェチェーン(スタバなど):60,000ドン〜(約400円〜) ・週2〜3回外食+自炊:月5〜7万円前後 最近では輸入食品や日系スーパーの価格が上がっており、日本の食材を多用すると日本並みの食費になるケースも。 🥢 現地の感覚 「フォー1杯250円は安いけど、週末にイオンの寿司を買うと日本価格。日本食をどれだけ食べるかで月の支出が全然違う」(40代女性・駐在妻)   公共交通機関がまだ整備途上のベトナムでは、バイク・タクシーアプリ(Grab)が主な移動手段です。 手段 相場(片道) 月あたり目安 備考 バイク通勤(自家用) ガソリン代 約400,000ドン(約2,400円) 月1,000円台〜 駐輪場代別 Grabバイク 20,000〜40,000ドン(約130〜250円) 月3,000〜5,000円 短距離移動に便利 Grabカー(4輪) 50,000〜150,000ドン(約300〜900円) 月5,000〜8,000円 雨の日や荷物が多いときに便利 バス・メトロ 7,000〜15,000ドン(約50〜100円) ...
ベトナム在住者必見!今話題の日本発飲食チェーン最新ガイド(2025年版)
2025.12.05
ベトナム在住者必見!今話題の日本発飲食チェーン...
近年、ベトナムの主要都市では日本発の飲食チェーンが続々と進出し、現地の人々にも人気を集めています。日本の味を恋しく感じる在住日本人にとっても、これらのお店はまさに“心のオアシス”。 今回は、ホーチミン市やハノイ市を中心に展開している代表的な日本発チェーン6店を、商品の特徴や価格帯、所在地情報などとともにご紹介します。   すき家は、ゼンショーグループが展開する日本最大の牛丼チェーン。ベトナムでは2016年にホーチミンに1号店をオープンし、現在ではハノイやダナンにも複数店舗を構えています。 ● 主なメニューと価格 牛丼(並):約59,000〜69,000ドン(約360円) チーズ牛丼:約85,000ドン(約520円) カレーライス:約89,000ドン(約550円) 日本とほぼ変わらない味を、清潔な店内で気軽に楽しめるのが魅力。味噌汁や生卵などのサイドメニューも充実しており、「夜食」「ランチ」「一人ご飯」に最適です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Vincom Center Dong Khoi内 Hanoi:Lotte Center Hanoi   日本でもおなじみの「ココイチ」は、ベトナムでもカレー文化を広めた先駆者的存在。具材・辛さ・ご飯の量を自由にカスタマイズできる点が人気の理由です。 ● 主なメニューと価格 ポークカレー(並):約120,000ドン(約700円) チキンカツカレー:約155,000ドン(約930円) シーフードカレー:約165,000ドン(約980円) 現地では、日本米を使用しながらもカレーの辛さをややマイルドに調整しており、ベトナム人にも好まれています。 日本同様、トッピングメニューの自由度が高く、在住者の“カレー欲”をしっかり満たしてくれる一軒です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Takashimaya Saigon Centre内 Hanoi:Aeon Mall Long Bien   焼肉と言えば「牛角」。日本国内だけでなくアジア各国で人気を集めており、ベトナムでもホーチミンを中心に展開を拡大しています。 ● 主なメニューと価格 牛カルビセット(ご飯・スープ付き):約220,000ドン(約1,300円) 食べ放題コース:約399,000〜499,000ドン(約2,400〜3,000円) 炭火焼スタイルで肉の質も良く、日本クオリティの焼肉をベトナムで体験できるとして、日本人・現地客の双方に支持されています。 店内は清潔でサービスも丁寧。デートや接待利用にも向くお店です。 📍主な店舗: Ho Chi Minh City:Le Thanh Ton通り、District 1 Hanoi:Vincom Mega Mall Times City   ベトナムのうどんブームを牽引したのが「丸亀製麺」です。現地では2014年にホーチミン1号店がオープン。日本同様にセルフスタイルを採用し、打ち立て・茹でたてのうどんを提供しています。 ● 主なメニューと価格 かけうどん:約59,000ドン(約360円) ぶっかけうどん:約65,000ドン(約400円) 天ぷら各種:1個 約20,000〜35,000ドン(約120〜210円) ...
現地採用・駐在・フリーランスの違い|ベトナムで働く3つの働き方
2025.11.21
現地採用・駐在・フリーランスの違い|ベトナムで...
近年、ベトナムは日本人にとって魅力的な就業先として注目を集めています。ホーチミンやハノイなどの都市では、日本企業の進出が進み、現地採用や駐在員、さらにはフリーランスとして働く日本人も増加しています。しかし、これらの働き方にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあり、どの働き方が自分に合っているのかを理解することが重要です。   現地採用とは、ベトナム国内の企業に直接雇用される形態です。日本からの派遣ではなく、現地法人に所属し、現地の労働法や給与体系に従って働きます。 特徴 雇用契約:ベトナムの企業と直接契約 給与:ベトナムの市場水準に基づく 福利厚生:現地の制度に準拠 メリット 現地の文化や生活に密着した働き方ができる 日本からの派遣ではないため、自由度が高い 現地のネットワークを構築しやすい デメリット 給与水準が日本より低い場合が多い 福利厚生が限定的 キャリアパスが限定される可能性がある   駐在員は、日本の企業から派遣され、ベトナムの拠点で勤務する形態です。給与や福利厚生は日本基準で支給されることが一般的です。 特徴 雇用契約:日本の企業と契約 給与:日本の給与水準 福利厚生:日本の制度に準拠 メリット 高い給与水準と手厚い福利厚生 日本の企業文化やキャリアを維持できる 家族帯同が可能な場合もある デメリット 現地の文化や生活に馴染みにくい 日本の企業文化がそのまま持ち込まれることが多い 現地での自由度が低い場合がある   フリーランスは、企業に雇用されることなく、個人事業主として契約ベースで仕事を受ける形態です。IT、翻訳、教育などの分野で増加しています。 特徴 契約形態:プロジェクト単位や業務委託契約 給与:契約内容に基づく 福利厚生:自己負担 メリット 自由な働き方ができる 高収入の可能性がある(スキル次第) 複数の案件を掛け持ちできる デメリット 安定した収入が得にくい 社会保険や税務処理などの手続きが自己責任 契約の獲得や更新に手間がかかる   以下の表は、現地採用、駐在員、フリーランスの3つの働き方を年収、待遇、生活環境の観点から比較したものです。 項目 現地採用 駐在員 フリーランス 年収(目安) 2,500〜5,000 USD/月 5,000〜8,000 USD/月 + 手当 2,000〜10,000 USD/月(案件次第) ボーナス なし〜あり(企業による) 年2回(日本基準) なし 住宅手当 なし〜あり(企業による) 会社提供または手当あり なし 保険・医療 現地の社会保険加入 日本基準または現地補助あり 自分で手配 ...

ブログ一覧へ戻る