- 2022.11.04
現地在住者が実感!ベトナム就職のメリット8個【他国との比較も】
ベトナムに転職するメリットは何でしょうか? 日本を出てまで、ベトナムで就職する得られる事はあるのだろうか? 他の国と比べた時の、ベトナム就職のメリットって何だろう? こういった疑問に答えていきます。 HRnaviは、2007年より15年間、「ベトナムで働きたい」と思われる日本人候補者の方へ、ベトナムでのお仕事を紹介して参りました。年々、ベトナムに興味を持たれる方も多く、最近では毎月100名以上の方々と面談を行い、キャリアアップのご支援をしております。 様々な経歴を持つ方々との面談の中で、共通して聞かれることの1つが、「ベトナムで働くメリットは何ですか?」というご質問です。 今回は、そんな候補者の方々が持つ疑問に対して、ベトナム、中国、シンガポールでの就労経験を持つ筆者が、他国との比較も交えながらお答えします。 この記事を読まれた後は、ベトナム就職のメリットについて理解を深め、「ご自身のベトナム就職の目的と得たいもの」を考えるきっかけになりますよ。 「一人で考えるよりも、経験者と話しながら考えたい!」という方は、HRnaviの経験豊富なコンサルタントに声を掛けてみて下さい。 前提として、ベトナム就職のメリットを知る前に、考えておくと良い事があります。 これらは、HRnaviや筆者が、数多くの候補者様との面談から、実感していることです。 具体的には、以下の3つです。 なぜ転職するの? なぜ海外就職するの? なぜベトナムを選ぶの? 上記3つが明確になっている方は、応募企業様からの評価も高く、内定に繋がりやすい傾向があります。 理由は、「どうしてベトナム就職をしたいのか」が明確になり、履歴書を書く時や面接時などに、ご自身の志望動機をはっきり伝えられるためです。具体的な内容は、別な記事で解説していきます。 これら3つを検討した後は、「ベトナムは自分に合うのか」を、より考えやすくなるかと思います。 本題に入る前にお伝えしたいことは、「ベトナム就職」など、「国選びの時に考えるメリット」には、2種類ある、ということです。 努力次第で得られるメリット 行くだけで享受できるメリット 「努力次第で得られるメリット」は、環境として用意されているが、得られるかどうかは自分の行動次第、というメリットです。一方、「行くだけで享受できるメリット」は、渡航すれば多くの人が感じられるメリットです。 海外就職を考える時に、「メリット」という言葉は頻繁に使われる一方、発信する人と受け取る人、それぞれの状況次第で意味が変わる言葉でもあります。 よって、1つの選別方法として「このメリットは、努力次第で得られるのか、それとも行くだけで得られるのか」を考えると、自分に合うかどうかが、考えやすくなるでしょう。 いよいよ次の章から、ベトナム就職のメリットを解説していきます。 ベトナム現地在住の、HRnaviのコンサルタントや筆者の実感を踏まえ、厳選した8つの点をご紹介します。 「努力次第で得られる、ベトナム就職のメリット」は、以下の4つです。 未経験でも「裁量の大きな仕事」や、「幅広い業務」に挑戦できる可能性 完璧な英語を話せなくても、仕事で活躍し、生活できる 日本企業やコミュニティが多く、日本人のつながりを作りやすい 生活費を抑えやすく、貯金や投資にもチャレンジしやすい 順番に見ていきましょう。 1つ目は、「未経験でも『裁量の大きな仕事』や、『幅広い業務』に挑戦できる可能性が高いこと」です。 具体的な内容は、業種や職種によって変わりますが、概して「マネージャーなどの管理職」や「複数業務の兼任」です。 未経験でも、マネージャーや複数業務に挑戦できる理由は、以下のとおりです。 本社から派遣される、日本人駐在員の数は、最小限であるから。 本社や、現地法人長である、日本人の意図を汲み取って仕事ができるから。 現地化が進んでも、「日本人に任せた方が安心」な仕事があるから。 端的に言うと、ライバルが少なく、日本人の意図を理解した仕事ができるため、「責任の大きな仕事や複数業務担当を任せられやすい環境」ということです。 私の人材紹介会社時代の同僚は、新卒でコンサルタントとして採用をされた後、未経験ながら「会社ホームページのSEO対策」も兼務し、約2年でSEO対策を一人で出来るほどのスキルを身に付けていました。 日本であれば、SEO対策の経験を持っていない限り、兼務を任せてくれる会社は、そう多くは無いでしょう。 もちろん、仕事を任されるには、入社前の面接や入社後の査定で、高い評価を得ることが求められます。 会社からの信頼を得られれば、年齢に関係なく、責任の大きな仕事や複数業務を担えることは、ベトナムに就職する魅力の1つです。 2つ目は、「完璧な英語を話せなくても、仕事で活躍し、生活できること」です。 ベトナムの日系企業の場合、社内の共通言語は、英語もしくは日本語のどちらかです。 ただ、例え英語が社内で使用されるとしても、ベトナム人にとっても、英語は外国語です。 よって、英語圏の国と比べると、話される文法や単語は単純で、こちらの話にも耳を傾けてくれようとしてくれる方が多いことは、ベトナム現地に住む多くの日本人が、実感することです。 また、仕事外でも、英語やベトナム語の、単語のつなぎ合わせでだけで、タクシーの乗車から買い物まで可能です。 これは、一度ベトナムに旅行に来られたことのある方なら、共感して頂けることかと思います。 もし中国であれば、一般的に、流暢な英語や中国語会話能力を求められるケースが多く、シンガポールであれば、基本的に英語力は必須となるなど、語学力がなければ応募もできない求人も多く存在します。 このように、ベトナム就職では、求められる語学力のハードルは低め、と言えるでしょう。 もちろん、高い英語力やベトナム語をお持ちであれば、選考で有利になることもあります。そして何より、現地での生活がより楽しめることは、間違い有りません。 よって、語学に興味がある方は、ベトナム渡航後に語学習得を目指しても良いでしょう。 3つ目は、「日本企業やコミュニティが多く、日本人のつながりを作りやすいこと」です。 日本から離れた場所で働き、住む人同士だと、仕事やコミュニティを通じて、様々な世代の日本人と仲良くなりやすいのです。 JETROの公表によると、日本企業数と在留邦人数は以下のとおりです。 日本企業数(日本商工会議所の会員数) 1,973社 在留邦人数 2万2,185人 これらの数は、東南アジアの全9カ国で比較すると、日本企業数は1位、在留邦人数もタイ、シンガポール、マレーシアに次ぐ第4位の数です。 その多くがハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォンの4大都市に位置しており、日本人のコミュニティ活動も盛んです。 生まれた年やスポーツ、趣味などのカテゴリを中心としたサークルがあり、共通のつながりを持った様々な年代の方と繋がることができます。 ご興味のある方は、ハノイ在住日本人向けメディアのVETTER(ベッター)や、ベトナム生活・観光情報ナビで確認してみましょう。 日本では誰もが知る製造企業の現地社長や、複数の飲食店を経営する方など、個性的なバックグラウンドの方とも知り合えるチャンスがあることは、海外就職やベトナム就職の魅力と言えます。 4つ目は、「生活費を抑えやすく、貯金がしやすいこと」です。 統計上でも実感でも、ベトナムの物価は年々上がっている事を感じますが、固定費の多くを占める食費や家賃は、努力をすれば日本よりも低く抑えることが出来ます。 例えば、家はワンルームタイプ、食事は自炊中心で済ませることで、ハノイやホーチミンでも、1ヶ月5万円以内に抑えることは十分可能です。よって、若手営業職の給与相場である15万円だと、10万円は自由に使うことができるのです。 日本で、10万円を貯めようと思うと、家賃や食費を、かなり切り詰めなければいけないでしょう。 他国の例として、シンガポールを挙げると、家賃相場が高く、日本人が抵抗なく住める住居だと、最低でも20万円はかかるでしょう。 また、食費は抑えたとしても5万円見込むとなれば、月給35万円以上の仕事に就いて初めて、10万円の可処分所得を確保できることになります。 よって、ベトナムでは生活費を抑えやすく、余ったお金を貯金や投資に回すことができます。 投資をお考えなら、基本的にはベトナム在住者限定の証券口座開設や、2015年から解禁となった外国人による不動産購入に挑戦することも、1つの手でしょう。 以上4つが、「努力次第で得られる、ベトナム就職のメリット」です。 次に、「行くだけで享受できる、ベトナム就職のメリット」を解説します。 次に、「行くだけで享受できる、ベトナム就職のメリット」は、以下の4つです。 経済成長の勢いと刺激を受けられる 親日家や日本語話者が多いため、居心地の良さを感じやすい 比較的治安が良い 日本人の口に合うローカルフードが多く、日本食レストランも豊富 順番に解説していきます。 1つ目は、「経済成長の勢いと刺激を受けられる」点です。 2022年第3四半期の実質GDP成長率は、前年同月比13.67%と、新型コロナウイルスの影響を受けた前年を大き成長を見せています。 また、2009年から2020年までの、実質GDP成長率の推移を見ても、2020年の2.6%を除き、一貫して5%以上の成長を続けていることが見て取れます。 この成長ぶりは、統計上だけではなく、現地に居ると肌で感じることでもあります。 筆者がベトナムに住み始めた2013年と比較すると、タワーマンションや乗用車の数は、圧倒的に増えています。周囲の友人の間でも、以前は「どうやったら給与を上げられるか」という話題が中心だった一方、「どんなビジネスをするか」「どんな投資をするか」という話が増えた、と感じています。 街と人から「豊かになりたい」という強いエネルギーと上昇志向を感じられることは、ご自身が働く上で、大きな刺激になるでしょう。 2つ目は、「親日家や日本語話者が多いため、居心地の良さを感じやすい」という点です。 ベトナム経済・ビジネス情報サイトVietBizによると、ベトナムに親日の方が多い理由は、日本企業や製品が多いだけではなく、歴史や政治など、6つの理由が背景にあると分析しています。 また、日本への留学生や日本語学習者の数も増え続けており、日本や日本語に興味を持つベトナム人が増えていることは、統計にも現れています。 加えて、現地に住む中で実感することは、日本や日本人に対して、好印象を持っている人が多いという点です。 筆者の経験だと、家を借りる時、大家さんに「外国人には貸したくないけど、日本人なら安心」と言われたことがあります。理由を問うと、「綺麗に使ってくれる人が多い」とのことでした。 また、ベトナム現地の製造業では、「無理な要求をしない」「約束を守ってくれる」という理由から、外国企業との取引は日本企業のみ、という企業も多く聞きます。 中国だと、歴史的背景や政治的な理由で差別を受ける場合があることを踏まえると、日本に対して好印象を持つ人が多いことは、特に初めて海外居住をする方にとっては、大きな安心材料でしょう。 3つ目は、「比較的治安が良い」ことです。 「治安が良い」の感じ方は人それぞれなのですが、「命を落とす危険のある事態に遭遇しやすいか」と考えると、非常に少ないと感じています。 外務省の海外安全ホームページの情報によると、日本人が遭遇しやすい犯罪はひったくり、すり、置き引きなどの「軽犯罪」です。ただ、このような軽犯罪に遭遇するリスクは、海外はもちろん、日本でも同様と言えるでしょう。 同じ東南アジアのインドネシア・バリ島の治安状況を見てみると、「外国人を狙った誘拐」という文字がありますが、ベトナムではそのような表記は見られません。 もし本当に治安が悪ければ、ハノイやホーチミンの街角でよく見る光景である、夜中に道端のカフェで、女性だけのグループが会話を楽しんでいる、という状況はありえないでしょう。 因みに、海外3カ国に住んだ、筆者個人の経験だと、「現地人の女性がやらないこと」を徹底すれば、犯罪に巻き込まれる心配は少ないと言えると実感しています。 私の友人によると、以下の3つを挙げていました。 午前0時以降に一人で外出しない。 見知らぬ人に話しかけられても反応しない。 道端で携帯電話をいじらない。 現地の人でも気をつけることを守る事で、大きな犯罪に巻き込まれる確率は低くなると言えるでしょう。 常に「ベトナムにおいては、自分は外国人」という意識を持つことは求められますが、比較的治安が良いことは、就職先としてベトナムを選ぶメリットと言えるでしょう。 4つ目は、「日本人の口に合うローカルフードが多く、日本食レストランも豊富」という点です。 ベトナムは、お米が自国で豊富に栽培されていることから、日本人にとって、馴染みのあるお米を活用した多くのメニューがあります。 また、味付けや素材も、日本人に取って親しみのあるもの材料が多く、ローカルフードだけを食べても大丈夫、という現地在住者もいるほどです。 しかも、ハノイやホーチミン、ダナンであれば、日本人が経営する日本食レストランが豊富にあるため、「たまには故郷の味を味わいたい」という方にも安心です。 最近では、前述した親日家が多いという背景から、ベトナム人が経営する日本食レストランも多く目にするようになり、最近では一人当たりの予算約2万円の高級寿司屋も登場もしています。 自炊派の方にとっても快適で、ハノイやホーチミンであれば、日本食材を扱うスーパーに行けば、大抵の日本食材が揃うようになりました。 このように、食事面ではローカルフードと日本食、共に充実していることは、ベトナムを選ぶメリットの1つです。 ここまで、ベトナム就職のメリット8つを解説してきました。「思った以上に住みやすそう」「想像よりもメリットが多い」と思われた方も多いかもしれません。 ただし、注意点は、「日本で就職するよりも、待遇が下がるケースが多い」という点です。待遇とは、給与だけではなく福利厚生面も含めています。 詳しい解説は別の記事にて行いますが、背景は、「現地採用は、駐在員ではコストがまかない切れないが、日本人を採用したい」ポジションであるケースが多いからです。 「駐在員求人に応募をすれば良い」、という考えもあるのですが、駐在員求人はそもそも数が少なく、企業様がより良い待遇を出す分、選考の難易度も高いのが現状です。 よって、「例え待遇が下がっても、ベトナム就職で得たいメリットはあるか?」を考えると、ベトナム就職がご自身にとって、良い選択かどうか、検討できるでしょう。 今回は、「ベトナム就職の8つのメリット」というテーマで解説をしてきました。ご自身の転職理由やベトナムを選ぶ理由を検討される上で、参考になれば幸いです。 もし、「一人だと中々考えがまとまらない!」「現地在住者に、もっと詳しく話を聞いてみたい!」と思われた方は、実際にベトナムに住む、HRnaviのコンサルタントがお手伝い致します。 メリットばかりでデメリットはないのか?そんな疑問にも現地からリアルな声でお答えいたします。 下記記事にもご記載ございますので、気になる方はご一読くださいませ。
- 2022.09.29
東京国際映画祭 2022に出展されるベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」
2022年10月末に東京で行われる国際映画祭である東京国際映画祭2022に唯一のベトナム映画として「輝かしき灰(邦題)」(ベトナム語:Tro Tàn Rực Rỡ)が出展されます。ベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」について紹介します。 東京国際映画祭とは、毎年10月下旬頃から東京で開催される国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の国際映画祭です。 公益財団法人ユニジャパンが主催で、経済産業省、国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)、東京都(コンペティション部門)が共催として参加しています。日本で唯一のFIAPF公認のコンペティティブ長編映画祭となっており、アジア最大級の映画祭となっています。 1985年のつくば万博開催を受けて開始され、隔年で開催された時期もありますが、今年で35回目を迎えます。 国際審査員が選出する『東京グランプリ』(優秀作品賞)候補が出展される「コンペティション」、日本国外の映画祭で話題になり日本公開前の作品が出展される「ガラ・セレクション」、アジアにおける新鋭監督(長編映画3作まで)の作品が出展される「アジアの未来」などの部門に分かれており、出展されている映画は期間中に東京都内の映画館で鑑賞することが出来ます。 ちなみにベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」は、「コンペティション」部門に、ベトナム映画として最初の作品として出展されます。 ベトナム映画「輝かしき灰(邦題)」のベトナム語題名は「Tro Tàn Rực Rỡ」で、英語題名は「Glorious Ashes」となります。 この映画は、小説家 Nguyen Ngoc Tu(グエン ゴック トゥ)の二つの短編小説『Tro tàn rực rỡ』と『Củi mục trôi về』から再構成された作品です。ベトナムを代表する監督、ベトナムの人気女優が主演を務め、東南アジア共同制作助成金によって製作された、ベトナム南部の海沿いの村を舞台に3人のヒロインとそれぞれの男性との関係を描いた映画作品で、ベトナム・フランス・シンガポール合作となっています。 2000年のカンヌ映画祭 短編部門で賞を受賞し、また2009年のベネチア国際映画祭ではジャーナリスト賞を受賞したBui Thac Chuyen(ブイ タック チェエン)を迎え、東南アジア共同制作助成金を受けて制作されています。なお、現在 ハノイで後進育成を行なっているブイ タック チェエン監督は、『Lời nguyền huyết ngải(2012年)』以来、約10年ぶりの監督作品となります。 出演者には、Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)、Lê Công Hoàng(レ・コン・ホアン)、Bảo Ngọc Doling(バオ・ゴック・ゾリン), Ngô Quang Tuấn(ゴ・クァン・トゥアン)、Hạnh Thúy(ハン・トゥイ)が名を連ねています。 Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)とHạnh Thúy(ハン・トゥイ)の3人は名前くらいは聞いたことある人がいるかも知れないくらいかなり有名な人だと思います。Lê Công Hoàng(レ・コン・ホアン)はベトナムでは有名だと思いますが、私は知らなかっtです。 ただ、映画紹介でヒロインと書かれていたので、私の知っているHạnh Thúy(ハン・トゥイ)は年配の方なのもあって間違えていると良くないので触れないでおきます。 出演者の中で一番有名な人は、Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)だと思います。 ネットフリックスでも配信されている北海道を舞台にした日越合作映画「目を閉じれば夏が見える(2018年)」(ベトナム語題名:Nhắm mắt thấy mùa hè)で主演を務めていた女優です。日本語のウィキペディアもあるので、日本人でも知っている女優の一人だと思います。 2018年にはハノイ国際映画祭でベストアクトレスを受賞しました。 この映画の注目すべきポイントの一つとして、Singapore Film Commission(シンガポール・フィルム・コミッション)による初の東南アジア共同制作助成金を受け取って制作された映画作品ということです。 Southeast Asia Co-Production Grant(東南アジア共同制作助成金)とは、Singapore Film Commission(シンガポール・フィルム・コミッション)によって創設されたプロジェクトで、最初の助成金対象となった作品は2019年11月に選ばれた8つの作品となっており、ベトナムは「Tro Tàn Rực Rỡ」のみが対象として選出されました。 東南アジア共同制作助成金は、シンガポールと東南アジア地域の映画界の才能を世界に向けて質の高い映画を制作することを奨励しています。シンガポール人のプロデューサーとシンガポール以外の東南アジア人のプロデューサーと共に、シンガポール人以外の東南アジア人の監督によって映画を制作しないといけませんが、制作資金として25万シンガポールドル(2022年9月29日現在のレート、日本円で約2500万円)の助成金が支給されます。 東南アジア共同制作助成金以外にも、2017年釜山映画祭の枠組みの中にあるアジア・プロジェクト・マーケット・プログラムで15,000USドル(2022年9月29日現在のレート、日本円で約220万円)の賞金を獲得しました。 『東京グランプリ』を受賞されたら、結構な人気になりそうな映画なのではと思います。 ベトナムでの公開日は、調べた限り出てきませんでしたが、早く見たくなりました。 *カバー写真はvnexpressより参照
- 2022.09.22
ホーチミン二郎系ラーメンの元祖が待望の復活!?
ホーチミン二郎系ラーメン「ラーメン エノ」が待望の復活!?という噂を聞きつけて訪問してきました。 約8年前、ホーチミン市10区のNgã bảy Lý Thái Tổ(Dien Bien PhuやLy Thai Toのあるラウンドアバウト)の近くで、ローカル向けに二郎系ラーメンを出すラーメン店として創業した『ラーメン エノ』。 ローカル向けに飲食店を出店している日本人は多く聞きますが、『ラーメン エノ』ほどローカルな立地に出してたお店は、後にも先にお店は『ラーメン エノ』くらい。どんなに狭い道路に面していると言っても車一台が通れるような広さのところに出している印象です。『ラーメン エノ』が最初にあった場所は、車は先ず入れない、バイクが三台走れるかどうかの狭い路地の一角にありました。お店に向かう道中は、狭い市場を抜けて、バイク2台通るのがやっとなヘムを通っていかないと行けませんでした。また、一角と言いましたが角地ではなく、いくつかの商店が並んでいるところにありました。 お店の間口も広くはなく、人が二人通れるかどうかというような場所で、いつも路上にテーブルを出して食べていたのを覚えています。 当時のラーメン1杯の価格は3万ドンという安い価格設定と、店主が無料で日本語を教えていたこともあって、いつも学生で賑わっていました。 大繁盛していたのもあって、店舗をホーチミン市10区のSu Van Hanh通りのヘムに移転。この頃は、ラーメン一杯の値段が5万ドンか6万ドンに値上がりしていたものの、それでも学生で賑わっていました。 Su Van Hanh通りのヘムに移ってから行けていなかったのですが、久しぶりに訪れた時に奥さんの実家(Thu Duc市、当時はThu Duc区)の近くに移転するということを告げられました。 曖昧な記憶なのですが、2018年にThu Ducに移転、再オープンしたと記憶しています。 当時はホックモンという、ほぼクチに住んでいたこともあり、バイクで1時間半かけてお店に通っていました。 値段が10万ドンくらいに上がっていたものの、全てにおいて味がグレードアップしていて、日本人駐在員の人たちもホーチミン市中心部からタクシーや社用車で乗り付けるほどで、10区の時は「行っている」というお客様とかの話を聞くことはあっても、お店で会うってことはなかったのですが、Thu Ducのお店では、いつ行っても知っている日本人に会うというようなくらいに繁盛していました。 私のようなホックモン在住だと問題外ですが、他の多くの日本人からすると「美味しいけど、遠い」という声が多かったようで、それに応えるような形で期間限定ながらホーチミン市1区のバー『バーディークラブ』の2階で営業されていました。 『ラーメン エノ』がThu Ducで流行っているという噂が広がり、茹で野菜を乗せただけの何ちゃって二郎系ラーメンを出すお店や、『とみだや』さんのように少し上品な二郎系ラーメンの『麺 GK』というお店が出るくらいに盛り上がり、ホーチミンラーメン界隈に二郎系ブームが到来していました。 コロナで飲食店が自由に営業出来ないときは人気のあったチャーシューを販売していたようですが、コロナロックダウンが明け、ようやく飲食店も自由に営業するようになった頃、「ベトナム人奥さんや子供が日本にいるので、一度日本に戻る」とい噂を聞きました。 「日本に戻る」という噂を聞いてから、約1年。私の周りでは『いつ復活するんだろう?』という話を聞くこともしばしば。 そんな中、友人がFacebookで「ラーメン エノ」と同じ住所にラーメン屋が9月21日にオープンするという情報を見つけたと言ってシェアしてくれました。 21日は午前と午後にホーチミン市1区でアポイントがあったので、22日に訪問しました。 お店の名前は『UOZA RAMEN』に変わっているものの、お店の入り口と厨房の一部に『UOZA RAMEN』と書かれているくらいで、あとは『RAMEN ENO』と一緒でした。 驚いたことに、厨房にいたのは創業当時に働いていた女性。そして、奥さんの姿もありました。 メニューは”小”だけなようで注文は聞かれませんでした。 「ニンニクを入れますか?」とは聞かれますが、それ以外は非対応なのか特に何か言われうことがなく、ラーメンが出てきました。 日本だと、レシピや作り方も変わっていないのに店主が変わって味が変わったという話を聞きますが、それと同じくらいの変わり方くらいに思います。チャーシューは美味しかったし、麺もスープもそこまで変わってないように思いますし、美味しく食べられました。
- 2022.09.15
トゥードゥック市の教育技術都市(学園都市)にある大学
ベトナム南部のトゥードゥック市は、2020年12月9日にホーチミン市東部3区(2区、9区、トゥードゥック区)が合併して成立しました。このトゥードック市は、東部創造都市(Khu đô thị sáng tạo phía Đông)として位置付けられており、6つの重要なエリアが含まれています。 ホーチミン市の省轄市となっているので、住所はホーチミン市 トゥードゥック市となります。 トゥーティエム金融センター(Trung tâm Tài chính quốc tế Thủ Thiêm) ラックチェックスポーツ健康エリア(Khu Thể thao và sức khỏe Rạch Chiếc) サイゴンハイテクパーク(Trung tâm Công nghệ cao Sài Gòn) 教育技術都市[学園都市](Trung tâm Công nghệ giáo dục) タムダーエコテックパーク(Khu Công nghệ sinh thái Tam Đa) チュオントー未来都市(Khu Đô thị tương lai Trường Thọ) トゥードゥック市の教育技術都市(学園都市)は、トゥドゥック市東部のXa Lo Ha Noiの北側を中心としたエリアとなっており、多くの大学や教育機関、研究施設などが集まっています。有能な人材による科学技術を活かし生産性とサービスに適用した質の高い人材育成の拠点となることを目的に計画されています。 ホーチミン市No1の大学として有名で、2022年度版大学ランキングではベトナムで3位になっています。 ホーチミン市工科大学のベトナム語表記はĐại học Bách khoa Tp.HCMで、英語表記はHo Chi Minh City University of Technologyと記載します。 ベトナム語や英語で表記した場合は、あまり間違えないのですが、日本語表記にするとホーチミン市工業大学と混同される方が多いです。 ホーチミン市工科大学とホーチミン市工業大学は全く違う大学になりますので、履歴書などでは記載されている日本語表記だけでなく、ベトナム語や英語表記を確認する方が良いです。 ホーチミン市大学ランキングでは2位に位置している大学です。 トヨタ、パナソニック、オムロンなどの日系企業や多くの企業と連携して技術教育を率先して行っています。 越日就職トレーニングセンター(VJEC)を設置しており、日系企業への就職支援を行っていることから、日系企業での就労者が多いです。 ホーチミン市大学ランキングでは7位に位置している大学です。 ベトナム国家大学の情報技術パーク(Khu Công nghệ Phần mềm – ĐHQG TP.HCM)にある大学です。 ちなみにベトナム国家大学の情報技術パーク内には、図書館や教育センターなどがあります。 ホーチミン市大学ランキングでは9位の大学です。 ベトナムを観光で訪れる人たちに有名なスイティエン公園からXa Lo Ha Noiを挟んで向かい側にあります。 コンピューターサイエンスを専門に学ぶために2006年に設立されました。 ホーチミン市大学ランキングでは12位の大学です。 ホーチミン市 農林大学を英語で表記すると、University of Agriculture and Forestryとなりますが、NLUという略称からも分かるように、ベトナム語表記のTrường Đại học Nông Lâm Thành Phố Hồ Chí Minhの『Nông Lâm(農林)』が取られ、Nong Lam Universityと表記されることがあります。(ちなみに大学ホームページでも、Nong Lam Universityと記載されています) ホーチミン市大学ランキングでは14位に位置している大学です。 トゥードゥック市とビンズン省の境(トゥードゥック市寄り)に位置しています。 1985年に創設された、スポーツと体操を中心に学べる大学で、大学院まで併設されています。 ホーチミン市大学ランキング20位内には入っていませんが、ベトナムの中央銀行傘下の公立大学です。 この大学は、1998年にハノイで経済学や金融学など中心に銀行業界の人材育成のために設立された大学で、ホーチミン市には2004年に創設されました。 ここでは紹介しきれなかった、教育機関や教育施設が、トゥードゥック市の教育技術都市(学園都市)にはあります。 また、トゥードゥック市の他の5つの重要エリアについて、今後紹介していきます。
- 2022.09.08
祝日を利用してバオロク&ダラット旅行
数少ないベトナムの祝日を利用してバイクでバオロク&ダラットを旅行してきましたので、観光スポットなどの見どころを紹介致します。 前回は雲海を見るべくバオロクへ旅行しましたが、今回はあくまでも目的地はダラットだったので雲海はお預けでした。その代わり、バオロクといえば”お茶”が有名なので茶畑を見に行ってきました。 バオロクの茶畑で有名なのは、ダラットへ行く途中に見える山手か、Danbri滝の近くだと思います。 今回は景色も良いと聞いていたDanbri滝の近くへ行ってきました。 日本だと茶畑で有名な場所だと観光スポット化されているかと思いますが、バオロクの茶畑には観光スポット的なものはなく、茶畑が広がっているという感じでした。直売所があれば、お土産にお茶を買おうと思いましたが、そういったものもなく、ただただ広い茶畑がありました。 ちなみに”バオロク産のお茶”は中心部(下記参照)で買うことが出来ます。 住所:452A Trần Phú, Nguyễn Văn Trỗi, Phường 2, Bảo Lộc, Lâm Đồng 住所:498 Trần Phú, QL20, Phường 2, Bảo Lộc, Lâm Đồng *この近くにĐôi Dép直営のカフェがあり、カフェの横にもお店があります。 雲海が見えるバオロクは、早朝の朝靄が凄かったです。 早い時間だと『何事かと!?』と思うくらい視界がありませんでした。 バオロクからダラットへ向かう途中にベトナムでも有数の滝の名所があります。そこは『ポングール滝』という場所で、周りに何もないために観光客が少ないものの、滝が好きではない人でも見応えがあるかと思います。 近くには、養蜂場が無料で見学出来るカフェもあって、穴場的な観光スポットです。 ダラットの空港(実際はダラットの近く)から車で30分程なので、ダラットへ飛行機で行く場合は、往復のどちらかで時間を作って訪れても十分に価値があると思います。 住所:Đức Trọng District, Lam Dong *近隣に目立つ看板がないので、もしバイクで向かう時は滝へと向かう道をGoogle Mapsで探しながらQL20号線を進むのが良いです。ただ、滝へと向かう道に入ってしまえば、ほぼ道なりに進むだけなのでQL20から迷うことはないです。 住所:Phú Hội, Đức Trọng, Lâm Đồng ダラットは言わずと知れたベトナムの人気観光スポットです。花が有名ですが、その他にも多くの野菜や果物(イチゴや柿が有名)が育てられています。 バイクでダラットへ訪れると、見慣れない道路標識が飛び込んできます。 馬車通行禁止の看板です。 『この時代に馬車って』と思うかも知れませんが、湖周辺は馬車に乗って観光が出来るようです。 ダラット中心部より車で30分。バイクだと40分〜50分。ダラットへ行ったことがある人でも、クレイトンネルと名前を聞いてわかる人は少ないものの、ベトナム人の写真スポットとしては超がつくほど有名な観光スポットです。入場料は大人9万ドン。 園内には、土(粘土)で作られた立体構造物が多く見られます。 初めは、写真を撮りまくっていても同じような構造物を見ていると少し飽きてくるかも知れません。 『もう、お腹いっぱい』と感じたところ、終盤でこの有名な写真スポットが現れます。 インスタグラムやフェイスブックをしている人ならば、この写真を見てピンと来る人がいるかも知れません。 この立体物の正面は急接近出来るものの、写真は一組ずつしか取れないので、凄い行列が出来ていました。 住所:Phường 4, Dalat, Lam Dong ダラットのケーブルカー駅に隣接する有名な写真スポット。カフェとレストランが併設されており、カフェやレストランを利用する目的であっても入場料が10万ドン必要です。空いていると誰もが羨む絶景をバックにインスタ映えする写真が撮れるらしいのですが、訪れた時はツアーの観光客が写真スポットを独占していたので入場料10万ドン払っても写真スポットで撮影が出来ませんでした。 仕方なくレストランエリアで写真を撮りました。 ちなみにレストランは少し割高です。 住所:Đà Lạt Telpher- Starting Point, Phường 3, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng ダラットの大自然を一望出来るケーブルカー。ダラットの街とは反対方向に進むので、ダラットの街を眺めることが出来るのは少しだけ、しかし大自然を一望することが出来ます。 住所:Đồi Robin, Phường 3, Lâm Đồng *ケーブルカー駅の周辺には、ダラットの街が一望出来るおしゃれなカフェやレストラン、ホテルやバーが集まっています。 ドラえもんのアニメに出てくるような家や空き地がコンセプトになっている写真スポット。 入場料は5万5千ドンで、飲み物の料金は安いです。飲み物を頼まなくても大丈夫なのですが、ドリンク片手に敷地内の写真スポットをあちこち回るのがおすすめです。ちなみに飲み物を注文して、その場で待たずとも、店員さんが探して持ってきてくれます。 住所:36 Đ. Nam Hồ, Phường 11, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng *この近くには、映画『Em va Trinh』に出てくるような場所があり写真スポットになっていました。 ダラットのナイトマーケットはダラットでも有名なスポットになっているので、夜になると観光客が一斉にこの場所に集まると言っても過言ではないくらい、昼間の各スポットで見かけた人たちを、このナイトマーケットで再び見かけるというくらい。 ダラット市場の建物までの道は歩行者天国になっておらず、周辺にホテルやレストランが多く集まっていることから、バイクや車の往来があるので注意して歩く必要があります。 旅行すると各地のナイトマーケットに行くのですが、ダラットのナイトマーケットは至るところでイチゴを扱った商品が売られていたのが印象的でした。 住所:6b Nguyễn Thị Minh Khai, Phường 1, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng ダラット中心部にあるスァンフォン湖、朝はジョギングやウォーキングスポットになっており、汗を流す多くの人を見ることが出来ます。夜は対岸の夜景が綺麗に見えるので、1周しなくても湖の周りにあるベンチに座って夜景を楽しむのも良いと思います。 住所:Dalat, Lam Dong ダラットには、今回、紹介出来なかった場所以外に多くの観光スポットがあります。そして、ベトナムの観光地は『お土産をどこで買う?』問題がつきまとうのが常ですが、ここダラットにおいては国内外問わず観光客が訪れる場所ということもあって、街の至るところにお土産物屋さんがあります。そのため、お土産物屋さんを探す必要がないくらいでした。
- 2022.08.25
[価格破壊] ホーチミン日本人街の業務スーパーに行ってきた。
彼女と同棲を始めてから、私自身が料理を作ることがなくなり、日本料理を食べることが減っています。そのため、以前と比べると日本食を食べる機会がほぼないので、日本食スーパーへ行くことはなくなりましたが、彼女が実家に帰っている間のカレーライスや日々の健康のための納豆だけは楽しみの一つとなっています。 先ず、お店の正式名は『RIBETO GYOMU JAPAN』というみたいなのですが、Google Mapsだと『業務スーパー Gyoumu』になっているので最初Google Mapsで『GYOMU』と入力しても出て来ませんでした。 お店の場所は、Thai Van Lung通りにあり、レタントン通りとタイバンルン通りの交差点からリートゥンチョン通り方面へと進むと右側にあります。1階はバイク置き場のようでしたが、扉は閉まっていたため、路上に駐車するしかありませんでした。 住所:16 Thái Văn Lung, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh ちなみに、この場所は、かつて大阪ラーメンが入居しており、深夜遅くまで賑わっていたのが懐かしいです。 お店の前に、このようなポップがあり目を引きます。 ベトナムの日本食スーパーでの納豆の値段相場は8万ドン弱。セブンイレブンだと9万ドン、ミニスポットだと10万ドンにも関わらず、こちらのお店は半額以下の価格破壊。 購入する日本食が『納豆』くらいとなっている私にとっては、とても魅力的。 店内は、それほど大きくはなくコンビニくらいのサイズ感。中央には冷凍庫が配されており、冷凍食品が陳列されています。それを囲むように日用品や食品などが陳列されています。 日本の業務スーパーのような生鮮食品は見当たらないものの、日本食スーパーにあるような商品は大体あるように感じました。 お目当ての納豆は冷凍庫に並べられており、35,000ドンの商品が1種類、40,000ドンの商品が2種類というラインナップでした。 どれも日本で食べたことないメーカーでしたが、日本食スーパーやコンビニで売っているものも日本で食べたことがないものだったので、私にとっては同じ印象です。 ホームページを見て驚いたのがベトナム国内に配送対応していることです。 気が早いかも知れませんが、老後にホーチミンを離れても、納豆に困ることはないと考えると、とても安心しました。 近隣の日本食スーパーと比べても商品ラインナップは変わらず、値段も2割〜3割安い商品が多くて、びっくりしました。
- 2022.08.11
ベトナム有名建築家 ヴォーチョンギアが設計したカフェへ訪問
ビンズン省には、ベトナム有名建築家 ヴォーチョンギアが設計したカフェがあり、VSIPのお客様訪問後に立ち寄りました。 1976年生まれのベトナムを代表する建築家の一人です。 ハノイ建築大学(Trường Đại học Kiến trúc Hà Nội)在学中の1996年から日本政府奨学金(国費留学)を得て日本へ留学し、石川工業高等専門学校を経て、2002年名古屋工業大学社会開発工学科卒業。2004年東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士課程修了。 東京大学大学院で博士課程修了を目指して勉強していたものの、教授の勧めでベトナムに戻り、2006年 Vo Trong Nghia Architectsをホーチミンに設立しました。そして、数々の建物が賞を取得しており、2012年にはベトナム建築家賞を受賞しています。 ボーチョンギアの建物は、自然と建物の融和性のある建物が多いため、管理が大変なようで、管理が行き届いていない建物なんかは時間が経つと少し残念な状態になっています。しかし、管理が行き届いている建物だと、建てられたから何年経っても素人の私が見ても凄さが伝わってきます。 ボーチョンギアを調べていくと、ボーチョンギアに誘われてベトナムにやって来た日本人建築家として西澤俊理さんや丹羽隆志さんが出てきます。この日本人建築家の二人の名前は知らなくても、彼らはPizza 4P’Sの設計に携わっているので知らない間に目にしているかも知れません。(個人的には丹羽さんの建物が好きなので、いずれどこかで紹介します。) 2008年、ビンズン省に広さ270㎡の敷地に造られた庭園風カフェで、建物は竹で作られており、池や噴水が配されています。管理が行き届いているようで、今でもカフェとして営業されています。 ホーチミン市タンビン区にある個人邸。 五つの小さな家(屋根には木が生えている)に分かれており、その小さな家の真ん中には中庭スペースがあります。 *Googleで検索すると写真だけでなく、住所や地図も出て来ますが、個人邸なのでここでは割愛。 ドンナイ省ビエンホアにある幼稚園で、屋上が園庭になっています。東京都立川市の『ふじようちえん』を豪華にしたような雰囲気が感じられる建物で、園内では園児の農業体験が出来る様になっています。 ボーチョンギアが東京大学留学中に、『ふじようちえん』を施工した手塚建築研究所にいたと聞いた記憶があるのですが、これはソースを見つけらませんでした。 ハノイの西にあるホアラックハイテクパーク内にあるハイテク人材育成の場であるFPT大学です。 最近、雨季なのもあって、いつ雨が降るかわからないので、時間に余裕を持って会社を出て目的地のVSIPに着いたのはアポイントの1時間30分前。イオンモールで時間を潰すのも良いのですが、せっかくなのでイオンモールから10分程度しか離れていないベトナム有名建築家 ボーチョンギアが建てたカフェ『Cafe Gió và Nước』へ行くことにしました。 このカフェは店名『Gió(風)』 và(と)『Nước(水)』が示す通り、風と水をコンセプトにしたボーチョンギアの代表的な建物です。以前、訪れたのはベトナムの建築家に送られる賞を受賞されて、一躍有名になった時なので10年近くも前のことです。 お店の前には『Gio va Nuoc』と掲げられた看板があるので、お店は直ぐに見つけられます。 車の駐車場も直ぐにわかるのですが、バイクはどこに停めていいのか少し分かりづらいです。車の駐車場に入って行こうとすると、警備員に呼び止められ気付きました。どうやら人が店内に入る道の途中にバイク置き場があるようです。 店内には池が配されており、それを囲むように席が並んでいます。席の上には竹で造られた屋根があります。また席によっては池を臨むようになっています。 訪問した時間が午前中だったせいか、日が差し込む場所もありましたが、心地よい風が吹いており、アポイントを忘れたことにして、そのままカフェで仕事を続けたくなるほど、居心地の良い空間でした。 夜になると、また違った雰囲気が感じられロマンチックになれそうな気がしました。
- 2022.08.04
ベトナムの鉄道に乗ろう
ベトナムに数少ない長期休暇は、飛行機やドライバー付きレンタカーサービスを利用した旅も良いですが、移動時間をゆっくりと過ごせる情報溢れる列車の旅がおすすめです。ベトナム南北鉄道以外にも、ベトナムには鉄道路線が走っています。そんなベトナム鉄道の路線やチケットの買い方について紹介します。 ベトナムの首都があるハノイのハノイ駅とベトナム最大都市のホーチミンにあるサイゴン駅間を結ぶ長距離路線で、南北鉄道や(南北)統一鉄道と呼ばれています。ベトナムでは最長の路線で、全長約1,726kmとなっています。途中、ベトナム屈指のリゾート地 ニャチャン(ニャチャン駅)や中部最大の都市であるダナン(ダナン駅)、ベトナムの古都フエ(フエ駅)を通ります。 便数は1日4往復の列車が設定されており、ハノイ駅とサイゴン駅間を30時間〜36時間で結んでいます。 ハノイ駅からランソン省のドンダン駅までの区間163kmを結ぶ路線です。 ハノイ駅から2駅目のザーラム駅から中国南寧駅までを結ぶ中越国際列車が出ており、ベトナム国内はハノイ・ドンダン線を通っています。 (ベトナムから陸路で中国へと行く人たちは、南北鉄道一つで行けるような紹介の仕方をされていますが、実際は、ハノイでドンダン線に乗り換え、そしてこのザーラム駅で乗り換えます。) ハノイ駅とハイフォン駅間までの約102kmを結ぶ路線です。 ハノイ駅とラオカイ省のラオカイ駅との約296kmを結ぶ路線です。終点のラオカイ駅からは徒歩で中国国境の街 河口へ行くことが出来ます。 ハノイ駅とタイグエン省のクワンチュウ駅を結ぶ路線です。途中、ノイバイ国際空港の近くを通ることから、将来的には空港連絡鉄道とする計画があります。 ホーチミンのサイゴン駅からビーチリゾートで有名なムイネー・ファンティエットがあるファンティエット駅を結ぶ路線です。途中のビントゥアン駅までは南北線(ハノイ・ホーチミン線)と同じ線となっています。 *これらの路線の他に貨物専用の路線や主要路線の支線、現在運行が中止されている路線があります。 *ホーチミン市のサイゴン駅とカインホア省ニャチャン市のニャチャン駅の区間に走っている「五つ星列車」は南北線(ハノイ・ホーチミン線)を走っています。 ベトナム鉄道のチケットを買う時には必ず身分証(パスポートやベトナム国内の運転免許証など)を携帯しておきましょう。ベトナム人だけでなく外国人も身分証の確認をされます。 一番オーソドックスな方法ですが、英語が出来ないスタッフさんが多いのでベトナム語が話せないとハードルが高めです。気合いで行く場合は、事前に時刻表を確認し、Google翻訳を駆使して臨むのがお勧めです。 ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)のホームページの下部にある『mua vé trực tuyến(Online Ticket)』(リンク:公式オンラインチケット購入ページ)をクリックすると、オンライン予約サイトに行きます。 *Googleなどの検索エンジンで検索をすると旅行会社の予約ページが上に表示されるので注意。公式サイトは英語表示にしても注意書きやバナーなどはベトナム語のままですが、旅行会社のページでは英語表示にすると全て英語に切り替わります。 出発地、目的地、出発日、(往復の場合は)到着日を入力し検索ボタンを押します。 列車の絵が表示されるので、寝台車にするか座席にするかを列車の絵を横にスライドさせます。白い部分が空席です。白い部分をクリックして選択。2席以上買うときは、欲しい分だけ選択します。 座席が決まると、右上の『Your cart』と書かれている部分に車両と出発時間席種が書かれているので問題なければ、『Buy Ticket』をクリックします。 画面に表示されている必要事項を入力後、最後に支払い方法を選択します。 基本的には外国人はインターネット決済が出来ない仕様になっているので最下部にある『Thanh toán trả sau(後払い)』にチェックを入れて『NEXT』ボタンを押します。 すると、予約確認メールが送られてくるので、それを持って書かれている期限までに駅のチケット売り場に行き発券します。
- 2022.07.28
ホーチミン市の人気 バインカンクア「Bánh canh cua Út Lệ」
ホーチミン市10区トーヒエンタン通りにある、いつも多くの人で賑わっている大人気バインカンクアのお店「Bánh canh cua Út Lệ」を紹介致します。 トーヒエンタン通りは、カックマンタンタム通り(8月革命通り)と、ホーチミン市工科大学のあるリートゥンキエット通りを結ぶ通りになります。トーエヒンタン通りの真ん中あたりスーバンハン通りとのT字路にあるBig Cの近くにお店があります。 お店の前に行くと、バイクは一台も止まっていませんが、3軒分の店内、路上、お店横の路地にとプラスティックの机と椅子が並んでおり、夕飯時になるとどのテーブルにもお客さんが座っています。 車の駐車場はありませんが、バイクの駐車場(無料)はお店の近くにある『200 To Hien Thanh』にあります。 数年前に初めて訪れた時は、特に目印もなくて、本当に入って良いものなのかと思いましたが、今では下の写真のような看板が出ているので分かりやすくなっていました。 バイクを置いてお店の前に行くと、『どこが空いているのかな?』と探す必要はなく、お店の前にいる店員さんに人数を告げると、指をさして「あそこに座って下さい。」と教えてくれます。 メニューは見当たらないのですが、確認できるほどのベトナム語力がないのですが、確かメニューは3つあって、『バインカンクア(55.000VND)』、『ブンリェウクア(40.000VND)』、『バインカンシウ(65.000VND)』です。 食べるものが決まっても大声を出して店員さんを呼ばなくても、注文を取りに来るスタッフさんがいるので待っている方が無難です。(来ない時だけ呼びます。) 訪れる大多数のお客さんがバインカンクアを頼むので、何も言わず、人差し指を立てていればバインカンクアが運ばれてきます。(バインカンクアだけ大が注文出来たと思います) 個人的におすすめはバインカンシウです。 おすすめする理由、その①はバインカンクアにシウ(チャーシウ)と骨つき肉とフエッ(豚などの血を固めたもの)がトッピングされているからです。わずか1万ドンの追加でとても具沢山になります。その②は骨つき肉の身がホロホロで手を使わず食べやすくて美味しいところです。 少しだけ残念なのは、『シウ』と言っているのにチャーシウが入ってるかどうかわからない量なとこくらいです。 ちなみに通常のバインカンクアの具は、エビ、うずらの卵、揚げ麩菓子、蒲鉾的なもの、カニ身とネギと、バインカンクアでも他のお店と比べると具が多い方かも知れません。 ホーチミン市10区に住んでいた頃は、週1以上で通っていましたが、ハイテックパークの近くに引っ越してからもバイクで1時間以上かけて月に1回は食べに来るくらい気に入っています。 お店の情報 店名:Bánh canh cua Út Lệ 住所:210 Tô Hiến Thành, Phường 15, Quận 10, Thành phố Hồ Chí Minh 営業時間:午後3時〜午後10時 (年中無休、テト除く)
- 2022.07.21
タオディエンの隠れ家的なバー「S Bar&Lounge」
友人からホーチミン市旧2区(現 トゥードゥック市)のタオディエンエリアに雰囲気の良い隠れ家的なバーがあると聞き、訪問しました。 友人からはヒントとして「Xuan Thuy通りに面している」ということだけしか教えてもらえなかったのですが、意外にも簡単に見つけることが出来ました。 チャンナオ通りから、タオディエンを目指し、Xuan Thuy通りに入り、当初 目星をつけていた4pc’s付近へと向かう途中のファミリーマート前にトラックが止まっているせいで、少し渋滞が発生しておりノロノロと走っていた折、見上げると「これ、じゃない?」と思える看板が目につきました。 バイクをお店の入り口横に置き、急な狭い階段を登ります。 ガラスの扉を開けて店内に入ります。 カウンター席の前のボトルなどが置かれている棚が、友人からヒントとして教えてもらったラインに添えられていた写真と同じだったので、思わず「ビンゴ!」と声を出したくなりました。 おしゃれな雰囲気とジャジーな音楽が店内を包んでいたので、バイクで来たことに激しく後悔。しっぽりとカウンター席で飲みたくなるような心地良さがありました。 バイクで来たので飲み物はもちろんノンアルコールのコーラを注文。 平日の早い時間は狙い目なようで、訪問した7時30分から9時までお客さんは私一人だけでした。 17 Xuân Thủy, Thảo Điền, Quận 2, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam
- 2022.07.14
ベトナムでアルファードが流行らない理由
ベトナムの街中では多くの車を目にすることが増えてきました。中でも高級車する機会が、ここ数年で一気に増えた気がします。しかし、日本で流行っているようなミニバンやワンボックスカーが意外と少ないと思いませんか? その理由について紹介します。 ベトナムの街中で見かける車として一番多く見かけるのはTOYOTA INNOVAだと思います。日系企業の駐在員利用している車もINNOVAが多いと思います。他にタクシー会社の7人乗り車両はほとんどがINNOVAです。最近だと4人乗り車両でKIAやTOYOTA VIOSなんかも見る機会が増えています。 ベトナムの芸能人が訪れるような高級感のあるお店の前では、多くの高級車を見かけることがあります。ブランドで言うとマセラティ、レクサス、フェラーリ、BMW、メルセデス・ベンツ…。最近だとメルセデス・マイバッハなんかも見かけます。 街中で走っている車を観察していると、ふと気づくことがあるかと思います。 それは日本でよく見かけるミニバンやワンボックカーをベトナムではほとんど見かけることがありません。たまたま見かけても配送会社のロゴが貼ってある荷物配送用の車両や政府(公安など)の車両ばかりです。 多くの高級車が走っている割には、ワンボックスカーを見かけるのはかなりのレアです。 知り合いのお金持ちのベトナム人に尋ねたことがあります。その知人の車は、メルセデス・ベンツやレクサスなど複数台所有しており、INNOVAのようなSUVタイプの車両だと座席をキャプテンシートに取り替えて、ゆったり座れるように改造しています。ちなみに日本好きです。 私が「改造するくらいなら日本で流行っているアルファードなどのワンボックスカーを買った方が良いんじゃないですか?」と、知人に尋ねたところ、「あんな高い棺桶は要らない」と言われました。 私自身、『アルファードが壊れやすい』という話を聞いたことがなく、高級ブランドのスポーツカーよりは安いし、日本などでは要人の車両としても利用されているくらいメジャーな車種なのにベトナム人は勘違いされているんだろうなと思っていました。 そんな折、車関係のお客様へ仕事で訪問した時に、質問をぶつけてみました。 「知人から『あんな高い棺桶は要らない』と言われたのですが、ベトナムのアルファードって壊れやすいんですか?」と聞いたところ、お客様はベトナムでワンボックスカーが不人気な理由を教えてくれました。 ワンボックスカーの車体がベトナムの棺桶に似ていること ワンボックスカーのタイヤが小さくて都市部以外では道が整備されていないところが多く乗り心地が悪いこと この説明で知人が買わない理由が腑に落ちましたが、一つだけわからないことがあり追加で質問してみました。 「ベトナム人に不人気な理由がわかったのですが、日系企業の社用車でアルファードがあっても良いのに全然ないので、これは何でですか?」 これに対しては、「アルファードなんかだと日本の約5倍の約3000万円するので、本社承認が出ないんだと思います。」「アルファードよりも安いオデッセイでも、1000万円以上ですから」と教えてくれました。 ベトナムでアルファードが流行らない理由は、車体のフォルムがベトナムの棺桶に似ており、都市部以外での移動では乗り心地が悪く移動に適さないことだとわかりました。また値段も日本と比べて遥かに高いのも一つの理由だと知りました。 *記事サムネイルのアルファード画像はTOYOTA Vietnamのホームページより参照
- 2022.07.07
タイヌードル専門店「Hủ Tiếu Thái Lan HiHi」
ホーチミンにあるタイ料理専門店は少しでも人気が出ると、一人では入りづらくなるくらい、カップルや女性グループが増える傾向にあるように思います(レタントンにTukTukuが出来た頃が懐かしい)。そのため、おじさん一人では中々入りづらいと感じてしまいます。 そんな中、ホーチミン市3区にタイヌードル専門店が出来たと聞き、訪問して来ました。 タイヌードル専門店「Hủ Tiếu Thái Lan HiHi」は、Nguyen Din Chieu通りのヘムにあります。ヘムと言っても、通りの名前が付いていても良いくらいに開けたヘムです。この通りは、そこまで混雑しないけども、若者のお店がたびたび登場するような印象の通りです。 日本人の駐在員の方が多く住むSILA Urban Livingからも徒歩圏内の立地です。 ヘムに入ると赤を基調とした店構えなので、目の前を通れば気になるほどです。 駐車場はお店の斜向かいにあるヘムで無料でした。 ちなみに店前に置かれたゴミ収集用の箱まで赤くなっていました。 緑や黄色が主流なのですが、赤は初めて見たかも知れません。 住所:225/7 Nguyễn Đình Chiểu, Phường 5, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh 店内に入ると、いきなり白いカウンターがあり、ここで注文します。 カウンター横の通路(料理している様子が見れます)を奥へと進むと階段があり、2階の客席へと移動します。 店内の壁面も赤を基調としており、かなりオシャレカフェのような雰囲気がありますが、壁に掲げられたタイ国王(?)の肖像画によって一気にタイっぽさを感じさせてくれます。 注文したのはトムヤムヌードルとミルクティーです。 ベトナムでタイミルクティーというと、タピオカミルクティーが流行る少し前に流行っていて、翳りが見えて来た頃に、タピオカミルクティーが出て来ました。そんなこともあったなと懐かしく感じました。 トムヤムヌードルは、辛すぎず酸っぱすぎず良い塩梅で、ラクサレマックを彷彿とさせるような味わいで、最後までスープを飲み干してしまうほどに美味しかったです。 タイ料理好きだけど辛いのが苦手な人にもオススメ出来るようなテイストでした。





![[価格破壊] ホーチミン日本人街の業務スーパーに行ってきた。](https://www.vietwork.jp/wp-content/uploads/2022/08/gyomu01.jpg)







