今回は子育て環境の生活費や教育、医療など気になる疑問にお答えします。
「念願だった海外で働くチャンスが手に入りそうだけど、子どもがいるので迷っている…」もしくは「もう既に海外で働いているけど、子どものことを考えて日本への帰国も考えている」
男女を問わず結婚されている方や、お子さんがいる方から、こうしたご相談を受けるようことが増えてきました。
結論から言うと、「ベトナムの子育て環境は、日本以上」とも言えます。
とはいえ、発展途上国のベトナムで生活する上で、
「家族のビザはどうなるの?」
「学校は? 教育費は?」
「小さい子どもが病気になったらどうしよう?」
そんな不安もあることでしょう。今回はこうした疑問に答えていきたいと思います。
家族帯同についての諸条件は勤め先とよく交渉を
ベトナムに外国人が長期に滞在する上ためには、ベトナム政府が発効するビザを取得する必要があります。ビザには滞在目的・期間によっていくつもの種類がありますが、帯同家族は「TTビザ」を取ることになります。
取得までの流れ
ベトナムで働く方の家族がTTビザを取るためには、働く方本人が家族の現地での生活を保証する「スポンサー」となります。スポンサーは、日本人などの外国人の場合は、既にベトナムで勤務先があり、労働許可証(ワークパーミット)と一時滞在許可証(テンポラリー・レジデンス・カード)を持っていることが必要です。
労働許可証と一時滞在許可証の取得には2カ月前後かかります。TTビザは、その後に申請することになります。
申請はベトナム国内でもできますが、日本の大使館や領事館でもできます。こうした事情から、家族がベトナムに渡航するのは本人赴任と同時ではなく、本人の労働許可証などが整ってからのタイミングが多いようです。
注意点
TTビザの取得には勤務先の協力が必要になることです。申請時に、事業登録証などの会社のもつ資料の公証コピーが必要になるからです。家族とベトナムで暮らしたいという希望について、入社前に会社側とよく話し合っておいた方がいいでしょう。
駐在員ではなくベトナムでの現地採用の場合、家族の帯同費用を負担しない会社も多いと思います。この点についても、条件を確認した上で家族とも話し合っておきましょう。
またTTビザの保有者がベトナムで就労することは、認められていません。取得後に配偶者である妻、もしくは夫がベトナムで就職することになった場合は、ビザの切り替えが必要になります。
日本人学校からインターまで幅広い選択肢
子どもを持つ親にとって最も気にかかるのがベトナムの教育事情です。
ベトナム人の配偶者がいる方などであれば現地校に通うお子さんもたくさんいますが、日本人家族としてはまずは日本人学校やインターナショナルスクールが選択肢となるでしょう。ハノイやホーチミンには、日本人経営や欧米系などのインターナショナルスクールまで幅広く幼稚園や学校があります。
幼稚園
ハノイやホーチミン市どちらにも日系の幼稚園が複数あり、日本人の保育士さんなどが勤務しております。もちろん保育士さん全員が日本人というわけではないのですが、お子さんは日本流の教育を受けることができ、例えば「ひな祭り」や「こどもの日」といった文化を忘れないでいられるのがメリットでしょう。親にとっては、幼稚園とのコミュニケーションが日本語でできるのも安心ですね。日系の幼稚園の場合、学費は月7~8万円前後のようです。
せっかく海外で子育てをするのだから、幼稚園からインターナショナルスクールに行かせたいという方もいると思います。インターには大きく分けて欧米やシンガポールなどの外資系とベトナム資本があります。
外資系であれば、先生のほとんどが外国人で使用される言語はほぼ全て英語となります。子どもたちは国際色豊かな環境で瞬く間に英語を習得していきますが、学費はかなりのものです。例えば、ホーチミンにある英国系の名門ブリティッシュ・インターナショナル・スクール(BIS)では入学金が約40万円、学費は一番安いコースでも月10万円ほどかかります。
費用を抑えつつインターで学ばせたいというご家庭に人気なのが、ベトナム資本の幼稚園です。外国人だけでなく早いうちから英語を学ばせておきたいというベトナム人富裕層の間でも人気があり、現在急速に増えています。
ベトナム資本の幼稚園はインターナショナルといえども、基本的に使用する言語はベトナム語が多いようです。これからベトナムで長く生活するつもりであれば、お子さんが馴染む上でもベトナム語を学ばない手はありません。
ベトナム随一の財閥ビングループが経営するビンスクールでは、学費は月5万円前後からとリーズナブルです。
小学校・中学校・高校
日本人学校があり、日本と同じ教育を受けることができます。授業料は月6万円前後です。
インターナショナルスクールも同様に小学校以上がありますが、価格は学年が上がるに連れて上昇します。前述のBISであれば、小学校は年間300万円、高校になると450万円!と破格の値段になります。学校により価格の差はありますが、年間数百万円は必要です。
一方でベトナム資本のビンスクールは、高校生でも年間50万円弱に収まります。
選択するときに考慮すべき点
学校選びで気をつけたいのは、子どもの将来や予算だけではありません。住む場所とセットで考える必要がある点です。日本人学校やインターナショナルスクールはスクールバスを巡回させており、別途乗車費用を支払うことで生徒は利用することができますが、バスが停留する場所は生徒が多く住む大型マンションが中心となります。
ベトナムは比較的治安が良好ですが、外国人が多く住むエリアなどを除いて子どもたちが歩いて通学することは一般的ではありません。学齢期のお子さんがいるのであれば、住む場所と学校はセットで考えたほうがいいでしょう。
また、インターナショナルスクールや現地校に通う生徒は、ホーチミン日本人学校にて補習校で毎週土曜日に国語と算数の授業を受けることができます。
また、ハノイやホーチミンには日本式の学習塾が多くあり、日本から派遣された教師らによる指導の下、帰国後の受験に備えることもできます。教育熱心なお国柄だけあり、学習だけでなく、スポーツや楽器、絵、プログラミングなどの習い事の教室も多彩で、英語や日本語で教えてもらえるところもあります。
医療事情も格段に改善
ハノイやホーチミンでは、医療事情はここ10年で格段によくなっています。ホーチミンにはフランス系のFV病院という国際総合病院があるほか、日系やシンガポール系、欧米系の病院や歯科医院がいくつもあります。こうした場所では、日本人医師、もしくは日本語の医療通訳が常駐しているところもあります。日本人以外の医師や看護師などは英語を話します。
ベトナム系でも、ビングループが経営しているビンメックでは、日本語通訳が医師とのやりとりをサポートしてくれるので、日本人の利用が増えています。ビンメックで出産する日本人女性も多いようです。
こういった先進的な私立病院の医療費は、当然高額になります。1回の診療で数万円かかり、入院すれば数十万円以上かかることもあるでしょう。駐在員の帯同家族であれば会社が海外旅行保険を負担してくれますが、現地採用の従業員の家族は対象外とする会社が多いと思います。
外国人が現地で加入できる医療保険もあります。会社の福利厚生を確認した上で、万が一の際に備えることが大切でしょう。
最後に
今回は、ベトナムで家族、特に子どもを帯同するときのポイントを解説しました。
ハノイやホーチミンであれば、学校や病院に困ることはかなり少なくなってきていると言えるでしょう。
また、ベトナムには社会全体で子どもを守る、可愛がるという文化があり、子連れで気軽に外出できるのもメリットです。さらに、月数百ドルでお手伝いさんを雇うこともできるので、家事や育児の負担を減らすこともできます。
「より具体的にベトナム就職後の生活をイメージしたい」という人は、お気軽にHRnaviのコンサルタントへご相談下さい。
参考:
ベトナムのビザ・労働許可証取得の基本情報/注意点(2022年12月時点)
https://www.vietwork.jp/column/visa-work-permit/
Vietnam Dependent TT Visa for Foreigners – How to get it
【2021年】ベトナムの就労ビザ・一時滞在許可証(テンポラリーレジデンスカード)・労働許可証(ワークパーミット)の取得方法・種類について
https://vetterbusiness.com/?p=6061
さくら幼稚園
http://sakura-hoaanhdao.com/guide.html
BIS
https://www.nordangliaeducation.com/bis-hcmc/admissions/tuition-fees
https://www.nordangliaeducation.com/bis-hcmc/-/media/bis-hcmc/admissions/schedule-of-fees-refreshed.pdf?rev=49a03bf962c4400e9e743fd0eb9d434a&hash=B04EFB3CA1B64A8315E03E151C8A1899
ビンスクール
https://vinschool.edu.vn/en/admissions/tuition-fees/
【2021年】ベトナム・ハノイ&ホーチミン市内の学習塾まとめ
https://wkvetter.com/?p=19397
入学金及び授業料
https://jsh.edu.vn/transfer/tuition/
長期ベトナム滞在者向け医療保険
https://www.viet-jo.com/liberty/
ベトナム情報週刊コラム
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