海外生活で気になるのは、やはり「食事」ではないでしょうか?
ベトナムは安く美味しいレストランが多くあることが魅力ですが、外食だけでなくご自宅で自炊もしたいと思う方もいるでしょう。
そこで今回は「ベトナムのローカルスーパーで手に入る日本食の自炊に使える調味料は?」「日本食材店でしか購入できないものは?」という疑問にお答えする情報をご紹介します。
ローカルスーパーで手に入る調味料

今回は、ベトナムローカルスーパーの定番「コープマート(Co.op mart)」で食材を調査しました。コープマートはホーチミン市内に複数店舗あり、食材から日用品まで揃い、大型複合施設に併設されているところもあるためお買い物に便利です。
ハノイにも多くあるベトナムローカルスーパーのVinmartでも同じような品揃えになりますのでご参考にご確認ください。
顆粒だし(スープの素)

ベトナムには「AJINOMOTO」が進出しています。 定番商品の「味の素」をはじめとしてベトナムでも定着しているブランドです。
いわゆる「鶏がらスープの素」は、日本で購入するものと変わらない味だと感じます。価格はおよそ98円(16.000VND)ベトナムで購入すると日本よりも安いためお土産に購入する人もいるようです。
この他にも「きのこだしの素」や「豚だしの素」、「コンソメスープの素」などもあります。
ドレッシング・マヨネーズ

「キューピー」も2010年からベトナムに進出しており、ベトナムのローカルスーパーではキューピーのドレッシングやマヨネーズが手に入ります。
また、AJINOMOTO製のマヨネーズやローカルブランド・海外ブラント製のマヨネーズも取り扱っており選択肢は豊富な印象です。
ベトナムでドレッシングといえば「ごまドレッシング」が定番のようです。マヨネーズやごまドレッシングは、野菜のサラダなどさまざまな料理に合いますよね。
ケチャップ

ローカルブランドのケチャップがいくつか取り扱いがあります。価格はおよそ80円(13.000VND)でした。ベトナムのローカルスーパーには、輸入品のハインツケチャップも売っています。
ローカルブラントのケチャップの味は日本の製品よりもわずかに甘味が感じられるかもしれませんが、酢豚やケチャップライス等の調理に使用すると、ほとんど味の違いを感じることはありません。
お酢

AJINOMOTO製やローカルブランドの米酢の取り扱いがあります。米酢以外にも、りんご酢も取り扱いがありました。
暑い時や疲れている時は酸味のある食べ物が欲しくなることがありますよね。そのような時には、酢の物や酢飯など、酸味を活かした料理に活用できます。
オイスターソース

中華系の調味料の代表といえるオイスターソースも販売しています。同じ棚には中華系の醬油の取り扱いもありました。
オイスターソースがあれば、中華系の炒め物や料理のコク出しに活用することができます。
コチュジャン
ベトナムに在留する韓国人は20万人で、在留日本人の10倍になっています。ホーチミンには韓国系のスーパーも多くあり、韓国食材は比較的簡単に手に入れることができます。
調味料以外にも韓国系の冷凍食品やインスタント食品もローカルスーパーで手軽に購入できます。
わさび

意外にもわさびもローカルスーパーで見つけることができました。価格はおよそ470円(78.000VND)
お刺身にはもちろんですが、鶏肉にわさびを塗って和風ソテーにしたり、パスタと和えてピリ辛和風パスタにしたりと活用してみてくださいね。
砂糖

白砂糖、ブラウンシュガー、製菓用の粉糖など砂糖の種類も豊富です。
ベトナムならではなのはココナッツシュガーです。液体のものやブラウンシュガーのような固形のものがあります。在住者の中には、液体のココナッツシュガーをみりんの代用品として使っている方もいます。
上白糖は日本のもの?
日本の家庭で多く使われている砂糖の代表に、柔らかく溶けやすい「上白糖」がありますが、これは日本ならではの砂糖で、世界的にはグラニュー糖等の白砂糖が一般的だそうです。
ベトナムでは結晶が大きいグラニュー糖が主流ですが、日本食材店には上白糖を取り扱うお店もあります。
(参考:カップ印/シュガーラボ)
塩・胡椒

塩水から精製した塩やヒマラヤピンクソルトまで幅広く取り扱っています。
ベトナムでは「ヨード入りの塩」というジャンルがあり、ミネラルが豊富でいい塩という位置付けだそうです。ヨードが添加されていない塩も販売していますので、用途に応じて選ぶことができます。

また、ベトナムには純粋な塩以外にも「レモングラス塩」や「ライム塩」などそのまま食材の味付けとして使える商品も多くあります。
さらに、ベトナムは世界有数の胡椒生産国としても知られています。特に有名なのは「フーコック産の胡椒」でお土産としても定番です。
食用油

ベトナムでは大豆油以外にも、ひまわり油・ココナッツオイルが一般的に販売されています。この他にもオリーブオイルやごま油などを購入できます。
味噌・醬油・料理酒・みりんは売っている?
味噌、料理酒、みりんをコープマートで見つけることはできませんでした。醬油の取り扱いはありましたが、キッコーマンの卓上醬油のみでした。
ですが、ホーチミン市内には日本食材店がたくさんあり、醬油や味噌以外にもお好み焼きソースや焼肉のタレなど日本食材のほとんどを手に入れることができます。
ホーチミンの日本食材店で手に入る調味料

今回はホーチミン市内にある日本食材店「業務スーパー」と「ハチハチ」で購入できるものを調査しました。
「業務スーパー」「ハチハチ」はホーチミン市内に2店舗あります。日本食材を取り扱うお店はこの他にも「Ichibanマーケット」や「アクルヒスーパー」「晴レ屋」「イオンモール」などたくさんの日本食材店があります。
また、ハノイにも日本食材を扱う「富分(TOMIBUN)」「AKURUHI」「ハノイ商店」「SAKUKO」など多くありますのでご安心ください。
和風だしの素

ローカルスーパーでは取り扱っていない和風だしの素は、日本食材店での購入がマストです。セールの時は比較的安価で購入することもできます。
みりん・酒

みりんや酒も日本食材店には必ず販売しています。ベトナム産のみりんや酒の商品もありますが、日本産のものと価格帯は大きく変わらない印象です。
醬油

業務スーパーでは醬油の種類が豊富でした。醬油はどんな料理にも使用するため切らすことのできない食材ですよね。
味噌

味噌は「マルコメ」製のものをよく見かけます。また業務スーパーブラントの味噌もありましたが、選択肢が少ない印象でした。
好きな味噌がある方は、日本からの持参を検討するのも良いでしょう。
鍋の素

日本製の鍋の素も種類が豊富です。ベトナム人も鍋が大好きで、ホーチミン市内には鍋を提供するお店がたくさんあります。
特に「ラウガーラーエー(Lẩu Gà Lá É/ハーブ鶏鍋)」は、きのこやハーブ入りのあっさりした出汁が美味しく、日本人の口にあう味付けでおすすめです。
カレー・シチューの素

日本製のカレーやシチューの素も日本食材店で取り扱っています。
ベトナムでは日本のとろみのあるカレーが好みでない人も多いようです。
変わりに「カリーガー(cà ri gà)」というココナッツミルクを使ったタイカレーのようなカレーや「ボーコー(bò kho)」というベトナム風のビーフシチューがあり、とても美味しいです。
タレ・香辛料

食べるラー油や七味などの香辛料も販売していました。日本食材店では、欲しかった調味料もすぐに見つけることができますね。
▼この他にもベトナムで購入できる食材について詳しく解説しています。
まとめ

日本調味料メーカーの進出によりベトナムのローカルスーパーでも、日本食の調理に使える調味料が揃います。現地生産の調味料を使うことで、食費も節約することができますね。
また、ベトナムならではの調味料を取り入れることで、料理の幅もぐんと広がります。日本の味噌や醤油などの調味料は、日本食材店で手に入りますので、いつでも安心して購入できます。
この記事がベトナムの暮らしの参考になりましたら幸いです。
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