ベトナムでは、「オーダースーツ」が人気です。ベトナムは、世界的な繊維産業の中心地の一つであり、縫製工場が多く立地していることがその人気の理由として挙げられ、比較的低コストでスーツをオーダメイドできます。
今回は、ベトナム在住者だからおすすめできる「オーダースーツ」や「オーダーの際の注意点」「人気のオーダースーツ店」ついて解説していきます。
実際にオーダーしてみた感想もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
オーダースーツの魅力は?

市販のスーツは決まった型から大量生産されるため、個人の体に完全にフィットしたものを選ぶのは困難です。
特にベトナムでのスーツ販売は、ベトナム人の体系に合った形で作られており、ベトナム人は比較的小柄な方が多いです。
それよりも体格がかっちりしている欧米人や日本人や、特に大き目のサイズの方向けには作られていないのでサイズの検討がむずかしいです。
しかし、オーダースーツは体型に対応し、自分の体にしっかりフィットした着心地の良いスーツに仕上げられ生地の擦れが減ることから長持ちすることや、「好みの色柄・個性的な裏地」や「好みのシルエット」など細かいカスタマイズが可能なのが魅力です。
ベトナムのオーダースーツの魅力
最近、日本でも格安でオーダースーツが作れるお店が増えていますが、最低価格では「選べる生地やカスタムが少ない」「縫製工場からの輸送時間がかかる」などのデメリットがあります。
一方、ベトナムでのオーダースーツの魅力は
低価格で沢山の高品質な生地から選ぶことができる
細かいカスタムがサービスの場合が多い
高い縫製技術で納期が比較的早い
などのメリットがあります。
なぜベトナム在住者におすすめ?
ベトナムではオーダメイドの服が旅行者に人気のお土産となっているため「最短1日~」で納品してくれる店舗もあります。
しかし、通常オーダスーツの納期は「3週間~1ヶ月前後」といわれており、注文・仮縫い後の試着・受け取りと店舗に足を運ぶ必要があります。
またサイズ調整等の「お直し」が必要になる場合も多く、その際は修正にさらに1週間程度の期間が必要になるため、オーダスーツは「ベトナム在住者だからこそおすすめできる」といえます。
ベトナム就労を機に「自分好みのスーツやワイシャツをたくさん作っている」という方もいらっしゃいます。
オーダースーツの注意点

①着用するシーンや用途を決めておく
「オーダーメイド」のため、生地からデザインまでゼロから自分好みにカスタマイズすることができます。しかし、着用するシーンや用途がちぐはぐになっていると、仕上がりに不満が出てくることも考えられます。
ビジネス用やフォーマルなイベント用、カジュアルな場面用など、着る場面に合わせてスーツのデザインや生地の素材を選択することが必要です。
また着用時期によっては表地の生地や裏地の付け方が異なるため、着用したい季節感もイメージしておきましょう。
このように、あらかじめ着用するシーンを想像しておくと「生地選び」や「シルエット選び」などがスムーズになります。
ビジネススーツとは?
日本では「ネイビー」や「黒、グレー」など落ち着いた色で柄が派手でないものが一般的です。
また、スーツのシルエットは流行もありますが、ジャケットの裾が短すぎるものや、スラックスが細すぎる、短すぎるものはカジュアル向けだとされることもあり、大切な商談や会議などフォーマルな場では避けられる傾向があります。
②生地の知識を調べておく
ベトナムのテーラーでは、沢山の種類の生地から選ぶことができるため迷ってしまうほどです。好みのデザインの生地から選ぶのも良いですが、できれば生地の特性も知っておきたいものです。
例えば「ポリエステルとウールの混紡生地は強度があるが、ストレッチ性が少ない」など、生地によってメリット・デメリットがあるため、前述したような着用シーンに合わせて、自分に合う生地を選ぶようにしましょう。
また、高級生地として知られる「カシミヤ」やベトナムで有名な「シルク」などの繊細な生地は「裏地が必要」「定期的なお手入れが必要」などの生地の特性もあるため、知っておくと購入後も長く着用できます。
③スーツのデザインを調べておく
既製品のスーツを普段何気なく着ていると、なかなか細かいデザインまで気にならないものですがオーダースーツでは、ジャケットのボタンの付け方から数、「ベント」と言われるジャケットの裾の切れ込みの入れ方まで細かなデザインを選ぶことができます。
また、ジャケットの裏地の付け方も季節感やデザインでカスタマイズすることができ、裏地を華やかな柄や配色にすることで遊び心を足すこともできます。
さらに、スラックスも太め・細めといったシルエットから、ポケットの付け方までカスタマイズできます。
「ゼロから考えるのは大変」という方は、まずは今持っているスーツや既製品のスーツのデザインを確認しておくとお店で尋ねられて焦るということが少なくなるでしょう。
カスタムできるスーツデザインの例
| ジャケットフロント | ジャケット前のボタンの数や「シングル」「ダブル」などの合わせ方 |
| 衿型 | ジャケットの襟の形やステッチ(飾り)の有無 |
| 胸ポケット | 胸部分のポケットの形やデザイン |
| 腰ポケット | 腰部分のポケットの形やデザイン |
| ベント | ジャケットの裾部分の切れ込みのデザイン |
| 袖 | ボタンの数や袖の開きや重ね方 |
| 裏仕立て | 「総裏」や「背抜き」「お台場仕立て」など裏地のデザインや付け方 |
| 内ポケット仕様 | 内ポケットの数やペンケース・ネーム刺繡など |
| パンツタック | タックがあると太めでゆったりとしたデザイン |
| パンツ腰ポケット | 「斜め」や「縦」などポケットのデザイン |
| パンツ後ろポケット | ポケットの数やボタン、フラップの有無など |
| パンツ裾 | 裾部分の折り返しの有無などのデザイン |
※カスタムの種類によって有料になることもあります。
④ローカル店は日本人好みのデザインにならないことも
先述したようにスーツのデザインには流行があるため、国によって良しとされるデザインも少し異なります。
ベトナムのローカル店でオーダースーツを作成する際は、細かく要望を伝えないとベトナムでのファッション感覚で作成されてしまうこともあり「なんとなく日本人の好みには合わない」といったこともあるようです。
このような事態を避けるためにも、ローカル店を選ぶ際は、できるだけ細かく要望を伝える、日本人の対応に慣れている店舗を選ぶようにしましょう。
コミュニケーションが難しい場合は、既製品を持ち込んでそのまま同じものを作成してもらうと比較的失敗が少ないようです。
ベトナムでおすすめのオーダースーツ店
Tailort/ハノイ

http://tailort.com/より引用
ハノイ市ホータイの近くある、日本語対応可能で、丁寧な接客が評判のテーラーです。
豊富なデザインの生地から選ぶことができ、ストレッチ等機能性のある生地も選ぶことができます。
住所:31a Đ. Xuân Diệu, Quảng An, Tây Hồ, Hà Nội, Vietnam
WWork style/ホーチミン

ホーチミン市1区にあり、男性用のスーツやワイシャツを専門に製作してくれ細やかな接客や説明が評判のテーラー。日本人オーナーが接客対応してくれるためもちろん日本語での対応が可能。
住所:12/5c Đ. Nguyễn Thị Minh Khai, Đa Kao, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam
実際にスーツをオーダーしてみた感想

ホーチミン市で人気の「WWork style」でスーツをオーダーしてみました。「WWork style」はホアルー競技場やサイゴン動物園にほど近い「グエンティーミンカイ通り」にあります。
予約せずに入店したところ、接客中だったためあらかじめ来店予約をしておくとスムーズです。店内には、サンプルの製品や様々な種類の生地があり今回は、4,000,000VNDのオーダースーツの作成を依頼しました。
生地によって価格が異なり、

コットンとポリエステルの混紡 3,500,000VND
ウールとポリエステルの混紡 4,000,000VND
ウールとカシミヤの混紡 5,000,000VND~
と様々な種類やデザインの生地から選ぶことができます。
(1回目) 表地選び・採寸
(2回目) 仮縫いの試着・裏地とボタン選び
(3回目) 完成品の受け取り
と完成まで全体を通して約3週間・3回の訪問でした。始めから終わりまで日本人オーナーが丁寧に接客・説明してくれ、初めてのオーダースーツでしたが満足なスーツを受け取ることができました。
「WWork style」で驚きなのが、日本でのオーダースーツではカスタム料金になりがちな「お台場仕立て」や「重ねボタン」「内ポケットのペン入れ」などが無料でカスタムできることです。

カスタムの仕方もオーナーが「こちらとこちらのどっちが良いですか?」と2択で尋ねてくれるため、選びやすいと感じました。また、日本人オーナーのため悩みや迷いを日本語でコミュニケーションできたことに安心感がありました。
今回は、ビジネス用を意識して作成してもらいましたが、裏地は表地と同色の濃紺でワンポイントに小柄のチェックでパイピングしてもらいビジネス用でもオーダーメイド感が味わえるデザインになりました。
もちろん仕上がりも上下共に身体にフィットした作りで、特にスラックスは今までの既製品よりもスタイルが良くみえるデザインになっており、大変満足した仕上がりになりました。

実際にオーダーしてみて感じた注意点は「仮縫いや完成の試着の際に、スーツに合わせるワイシャツや靴で来店すること」です。
スーツの袖から見えるワイシャツの長さや、スラックスと靴とのバランスなどがわかりやすく、仮縫いの時点で細かく修正を伝えられると感じました。
「WWork style」は日本人オーナーということから日本人のお客さんが多く、男性用のスーツやワイシャツのオーダーに特化していることからデザインや縫製の面でも日本人におすすめできるお店です。
まとめ

ベトナムではオーダースーツが人気で、特に納期や修正の期間を含めると時間に余裕のあるベトナム在住者におすすめです。
オーダースーツではジャストサイズのスーツをカスタマイズして作ることができるため、スタイルアップしたり、既製品よりも長持ちしたりと既製品にはないメリットがあります。
おしゃれ好きには堪らない「オーダーメイド」、ベトナムで働く方はぜひベトナムでオーダースーツを作成されてみてくださいね!
ベトナム情報週刊コラム
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