- ベトナム生活情報
- 2022.04.14
ベトナムの祝日の日数
ベトナムの祝日は、年間11日となっており、日本の16日と比べて少ないです。また祝日はテトに5日間あるため、実質的な祝日は非常に少なく感じられます。
日本で祝日がない月は6月だけですが、ベトナムは3月6月7月8月10月11月12月と祝日がない月が7となっていることもあり、ベトナムで生活していると日本の祝日の多さを羨むことがよくあります。(注:ベトナムの正月は旧暦を採用しているため、毎年日にちが変動することから1月に旧正月がある年もあるので2月が祝日のない月になる年もあります。)
近隣諸国ですと、タイ(20日)、カンボジア(21日)、ミャンマー(25日)と年間20日を越えているので、東南アジアの中でもベトナムの祝日数は少ないです。
ベトナムの祝日
元旦(新暦正月)
ベトナムは中国やシンガポールと同様に旧暦を採用している国ですが、新暦の1月1日に新年をお祝いします。企業によっては大晦日を会社の休業日にしているところもありますが、多くは大晦日が土曜日や日曜日でない限りは通常営業しています。
新暦正月、1月1日に新年を迎えると同時に各所でカウントダウンイベントがあり、花火が打ち上がるので、市街地の中心部などでは身動きが出来ないくらい混雑します。
テト(旧暦正月、旧正月)
ベトナムの祝日の中で、ベトナム国民が最も大切にしているのが旧正月を祝うテト。テトは、旧暦の12月30日(大晦日)と旧暦の1月1日(元旦)から1月3日の3日間を含む前後の五日間です。この五日間や、前後の期間を総称してテトと言われています。
このテト前から、街の至るところでテトの飾り付けが行われ、街中が華やいでいて、一年の中で最も活気が溢れています。しかし、旧暦元旦のカウントダウンが終わると、都市部では観光施設やレストランなどの店舗がしばらくの間 休業することがあるので、テト期間中はいつもとは違う閑散とした街を見ることができます。
この期間中に、リゾート地以外への旅行を考えている場合は注意が必要です。
新暦正月と同様に旧暦元旦には新年を迎えるためのカウントダウンイベントや花火が打ち上がります。
フン王の命日(旧暦 3月10日)
バンラン王国の国王であるフン王を祀る日です。フン王は伝説上の王様といわれており、情報によっては初代国王とされていますが18代続いた王の総称とも言われています。
ベトナムの東北部にあるフート省のフン寺では、毎年旧暦3月10日にはフン王のお祭り(毎年400万人以上参加)が催されており、フン王のお祭りとフン王信仰がユネスコの無形文化遺産になっています。
南部解放記念日
1965年11月以降、北ベトナムと南ベトナムの間で行われていたベトナム戦争の終結を記念した祝日です。1975年4月30日に南ベトナムの首都であるサイゴンが陥落し、南ベトナムの無条件降伏を経てベトナム戦争が終わりました。
新暦元旦や旧暦元旦同様にベトナム各地で花火が打ち上げられます。
メーデー(レイバーデー)
世界各国で労働者の日とされる5月1日はベトナムでも祝日となっています。
1946年ハノイ市で労働者2万人が集まる大規模な集会が行われたことを機にベトナムの祝日になりました。
日本ではメーデーという呼称を用いられることが多いですが、ベトナムでは英語で表記する際はレイバーデーやレイバーズデーとされます。
建国記念日(国慶節)
太平洋戦争時、日本の植民地下にあったベトナムは、日本の終戦後の1945年9月2日に「独立宣言」を発表し、社会主義国家としてベトナム民主共和国が誕生しました。
ベトナムでは建国記念日としている一方、日本からの独立という一面もあります。
また建国記念日は、その年の最後の祝日になっています。
ベトナムの祝日カレンダー2022
ベトナムの祝日は、日本と同様に祝日が休日と重なった場合は振替休日があります。
1月1日 新暦元旦
1月3日 振替休日
1月31日 大晦日
2月1日 旧暦元旦(旧暦1月1日)
2月2日 旧暦正月(旧暦1月2日)
2月3日 旧暦正月(旧暦1月3日)
2月4日 旧暦正月(旧暦1月4日)
4月10日 フン王の命日
4月11日 振替休日
4月30日 南部解放記念日
5月1日 レイバーデー
5月2日 振替休日
5月3日 振替休日
9月1日 建国記念日
9月2日 建国記念日