HRnaviスタッフ

執筆者HRnaviスタッフ

べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。
ベトナム生活情報や飲食店情報などから、在住歴が長い人しかわからないような
コア情報までお届けします。

2022.06

ホーチミン市金融街にある隠れ家バー「419 Bar – Restaurant」

ベトナム生活情報

隠れ家的なお店がひしめくホーチミン市1区にある金融街。ここで人気が出て移転したお店もあるほど、目立つお店よりも隠れ家的なお店が多いエリアになっています。 ステーキを食べたくて、友人から薦められたホーチミン市1区の金融街にあるお店へ訪問したところ、コロナの影響からか既に閉店していました。 昔、タオディエンにあったNomuが金融街に移転しているのは知っていたので、他に見つからなければNomuへ行こうかなと思いつつ散策。 Nomuの近くのヘムに入ったところで怪しい雰囲気のお店を発見。 怪しい雰囲気なのでレストランかバーか。バーであっても、18時台で灯りが付いているのでフードが出るんだろなと思い、入ってみることにしました。 扉のようなものはなく、指紋認証が付けられた棚があるのみ。 会員制なのかなと思いつつも、試しに扉を引いてみると、鍵がかかっておらず。 店内に顔を入れて「大丈夫ですか?」と確認してから入店。 シックな雰囲気に壁には日本の絵が掲げられています。 そしてBGMは80年代の日本のシティポップが流れています。 住所:158/6 Đ. Nguyễn Công Trứ, Phường Nguyễn Thái Bình, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh 700000, Vietnam 店員さんに聞くと、お店はBar & Restaurantになっているのでフードメニューがありました。 聞いてもないのに、餃子がオススメだと言われたので、餃子とエビわさ、枝豆、フライドポテトを注文しました。 店員さんにリコメンドされた餃子は普通に美味しかったです。 個人的にはエビわさとフライドポテトの方が好きな味でした。 ちなみにフライドポテトはお好み焼きっぽい味がして、面白いテイストを楽しめました。 最初に注文したカクテルは、どこかの日本料理屋だと藁焼きの何かが出てくるのですが、ここではカクテルが出てきます。 これは店員さんにリコメンドされたもので、提供される前に「写真は良いですか?」と聞かれました。 2品目は、私の辿々しい英語力で『こんな感じで』と伝えて出て来たものです。 どちらもシグネイチャーカクテルと言っていたのですが、名前を失念してしまいました。 味は、どちらも美味しかったです。

2022.06

2022年最高の映画「Em Va Trinh」を見て来ました。

ベトナム生活情報

あまり話題になっていない映画「Em Va Trinh」は2022年最高の映画と感じさせてくれるくらい面白かったのでネタバレしない程度に紹介します。 ベトナムにはシネコンと呼ばれるような一つの映画館の中に複数のスクリーンがある映画館が多数存在します。CGV、ロッテシネマ、ギャラクシー、BHD Starが有名なところだと思います。シネコンの特徴や各アプリの話は別の機会にしようと思います。 尚、ベトナムで映画を見るなら、アプリを入れておくと、とっても便利です。 時間や席予約がアプリ上で出来るので非常に便利です。シネコンによっては発券せずにアプリの画面を見せるだけで大丈夫なところもあります。 ベトナム映画は、ベトナムに住んでいて映画を見にいく人たちでも敬遠されがちです。 それはベトナム語がわからないという理由からだと思います。 『ちょっと待ってください』 ベトナム映画は全ての映画に英語字幕が付いているので、下手をしたらベトナム語字幕の英語圏の映画よりもわかりやすいです。 映画「Em Va Trinh」は、ベトナム歌謡界の父とされるTrinh Cong Sonの半生が題材になっており、そのTrinh Cong Sonを取り巻く女性たちにフォーカスを当てた映画になっています。 そして、何と言っても主役級の扱いでベトナム在住の日本人Youtuberとして有名な中谷茜理さんが出ています。それも日本語の演技ではなく、ベトナム語で演技を行なっています。 Trinh Cong Son(チンコンソン、鄭公山)とはベトナム現代音楽の大家と知られ、ベトナム歌謡の父としてベトナム人の間で老若男女問わず最も親しまれている音楽家の一人とされています。また海外からは「ベトナムのボブ・ディラン」とも呼ばれています。 コーヒーの街として有名なダクラク省バンメトート出身で、1958年 サイゴン大学在学中に創作活動を開始し、1967年からベトナムの太陽と言われたハノイの歌手 カインリーと組み人気を誇りました。 ベトナム戦争が1955年から1975年の約20年あり南北に分断されていたとは言え、南北が文化的には交流があったことが大変興味深い。そして1972年には、反戦歌が中心だった彼らの出版物が禁止され、1975年のベトナム戦争終結ともに南ベトナム崩壊を機にカインリーと別れることになりました。1980年にベトナム戦争末期の1972年の南ベトナムを舞台にした映画『無人の野』の音楽を手掛けますが、Trinh Cong Sonの音楽が解禁されたのはドイモイ政策が解禁された1986年からです。 ちなみに日本に来日経験があり、「ngủ đi con」という歌が日本語訳が付けられ、邦題として「坊や大きくならないで」という名前で色々な人が歌っているので知っている人が居るかも知れません。 またカインリーが日本語で歌う「美しい昔」なんかも有名な歌だと思います。 「中谷茜理」さんは、なかたに あかりと読むそうです。技能実習生が多くなる前は日本の中でもベトナム人が一番多くいると言われていた大阪府八尾市出身です。 八尾市のプチ情報として、今でこそ、日本でもベトナム料理屋が多くなっていますが、私がベトナムに来る前は、八尾市のDong Anくらいしかベトナム料理専門店が見つけられませんでした。八尾市出身で国際的な活躍をしているのは、ジミー大西と、この中谷茜理さんくらいです。ちなみに和歌山出身ながら幼少期から八尾市で育った演歌歌手の天童よしみさんは、Trinh Cong Sonの曲でカインリーが歌う「美しい昔」を2004年にカヴァーをしています。 創作活動を始めた頃を重点的に描かれ、カインリーとの出会いと別れ、映画『無人の野』の後くらいまでの描写だと思われます。 少しネタバレを含んでしまいますので、読むのは注意です。 Trinh Cong Sonの中年期を演じるTrần Lựcさんが最高。Trinh Cong Son自身がそうだったかはわかりませんが、Trần Lựcさんが、いかにもスケベそうなおじさんを演じています。中谷茜理さん演じるミチコと会った時からハッピーエンドでは終わらない雰囲気を存分に感じさせます。 時代が転換し、Trinh Cong Sonの若年期に移った時に演じるのはAvin Lu。イケメン俳優なんですが、中年期のTrần Lựcさんの出すスケベそうなおじさん雰囲気を垣間見せる迫真の演技。 Trinh Cong Son自身がそうなのかわからないですが、好きな女の子(Diem)が居候する従姉妹(?)の家に通っていた時、好きな女の子に脈がないと思うと脈ありそうだった、好きな女の子といつも一緒にいた従姉妹(Dao Ánh)に乗り換えるところとか、最高にいい味が出てました。 ネタバレになるので大分端折りますが、映画の終盤、ミチコとTrinh Cong Sonが出会った後に彼らが上手く行っているところに、行き違いで別れることになってしまったDao Ánhが登場するのですが、若年期のHoàng Hàがめちゃくちゃ良かったせいで、中年期のPhạm Quỳnh Anhが浮いてしまい可哀想な感じになっていました。(個人的には鼻が凄く気になってしまった) 序盤に登場する役者がいい味を出しているのでオチが読めてしまうものの、Trinh Cong Sonがどんな人物か知らなくても(知らない方が良いのかも知れない)、映画を最後まで楽しめます。 天童よしみさんと、意外な接点がある中谷茜理さんを知っていて、Trinh Cong Son関連の映画にキャスティングしていたらと想像するだけで、後からでも楽しめる作品でした。 個人的には、ベトナムに来てからベトナム映画を結構な本数見ていますが、過去一に面白くて、今年一番なのは間違いないです。

2022.06

アニメ「ワンピース」だらけのカフェ

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ホーチミン市10区のホーチミン工科大学の近くに出来たカフェ『Trên Boong Concept』は、最近SNSを中心にベトナム人の間で人気になっています。仕事で近くへ訪問する機会があり、足を伸ばしてみました。 『Trên Boong Concept』のある場所は、ホーチミン市10区のホーチミン市工科大学からバイク2分足らずの場所にあります。大学を除くと近くにはVan Hanh Mallと労働許可証取得のために訪れる病院があるくらいで、日本人には馴染みのないエリアです。 ただ大学が近いこともあって、若者に人気のベトナムローカルブランドのアパレルショップが犇き、多くのカフェがあることから昼間でも賑わっているエリアになっています。 お店は、To Hien Thanh通りのヘムの中に位置しています。ちなみに同じヘムには、鳥のお粥屋さんがいくつかあって夜になると、結構な人がいます。(余談ですが、このヘムに1年ほど住んでいたことがあります) 住所:343/5 Tô Hiến Thành, Phường 12, Quận 10, Thành phố Hồ Chí Minh 店内に入ると、海賊王が笑顔で出迎えてくれます。 席に座る前に最初にオーダーします。 メニューは普通のカフェと変わりませんでした。 カウンターの近くにある、これは見る角度によって違う絵が見えるように工夫されていました。 木彫りで出来た罪人のオブジェ。 そして色鮮やかなフィギュアが並んでいました。 こういったコンセプトのカフェに来ておきながら、ワンピースを読んだことがなくて、ルフィ以外のキャラは誰一人として分かりませんでした。しかし、ワンピースが好きな人からすると、凄く楽しいんだろうなと思わせてくれるくらい、訪れている人たちは記念写真を撮りまくっていました。 ちなみに人が多すぎて行けませんでしたが、2階のテラス席は船の甲板のような作りになっています。 大小様々なオブジェは全て手作りなようで、お店のフェイスブックページでは、その工程の写真がいっぱい掲載されていました。

2022.06

有名観光地「ベンタイン市場」でオーダー服を作る

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ホーチミン市1区のベンタイン市場といえば、言わずと知れたホーチミン市の観光名所の一つとして知られています。そのため、ベトナム ホーチミン市で働いている人は、最初にホーチミン市へ訪れた時に必ずといっていいほど訪れているのでは無いでしょうか。ただ働いている人は最初に行ったきりで、それ以降は行ってないという人が大半だと思います。 しかし、観光客に有名な場所とは言っても、市場というだけあって日常的に利用する地元の人たちも多く、長く住んでいても便利な場所です。 かつてはバンメトートまで買い付けに行くというシンガポール人がオーナーのコーヒー豆屋もあって足繁く通っていた時もありましたが、オーナーが変わってから割引がなくなったのもあって、今は不定期的に仕事用のシャツやスラックス、時にはスーツ一式なんかを作る時に行くくらいにはなっています。 観光客でごった返すお土産コーナーをスルーして奥へと進むと服屋があり、そこを抜けると生地屋が並んだ一角があります。 大体どこも似たような値段なのですが、観光客が多い立地のせいか、少し値段を釣り上げて提示するお店が多いです。そのため、最初は値段交渉をする必要がある場合が多いのですが、私が8年以上通っているお店は最初からベンタイン市場の相場価格を提示してきました。 8年以上通っているので、その間、2回ほど値上げを行なっていますが、未だに既製品よりも安い料金設定になっています。最近はスーツ一式を買ってないので、スーツ一一式の値段はわかりませんが、スラックス1着が70万ドン、半袖シャツ1着が65万ドンです。 オーダーで作るので採寸をします。 大阪に住んでいた時は、堀江にある『セレクトオーダーSHOP 新庄』というお店で、誂えてもらっていましたが、その時と同じくらいに細かく採寸をしてくれます。 基本的な納期は1週間なのですが、観光客向けに経営していることから、「1日で」といえばやってくれないこともないです。 一度、友人の結婚式前日にクローゼットからスーツを引っ張り出したら長く着ていないこともあって、カビだらけになっていて、急遽スーツを作ってもらったことがあるのですが、その時で午前中に頼んで翌日の夕方には出来ていました。 納期が1週間待てる場合は、ホーチミン市内中心部であれば無料で配達してくれます。ただ小さいお店で従業員が二人なので、暇を見つけて持って来てくれるため、時間指定は出来ないです。(ベンタイン市場が閉まった後は融通が利くかも知れません) ベンタイン市場は観光地という意味合いではなく日常的に利用が出来るお店があります。 私が利用しているオーダー服のお店は、既製品よりも安い値段で、しっかり採寸し誂えてくれるので非常に安心して利用しています。

2022.05

ホーチミン在住者がおすすめする夜景スポット

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日本で夜景を見に行くときは、山の上かビルの上など高いところから見るイメージですが、ベトナムだと橋の上や路上というのが一般的です。 また日本だと、夜景を見に行くとなるとロマンチックな雰囲気のデートを想像することが多いですが、ベトナムだと一種の娯楽という意味合いが強く、デートで訪れる人たちだけでなく家族連れや友達同士で出かけるという光景を良く目にします。 ベトナムの夜景スポットには必ずと言っていいほど、屋台が出ていることもあって、ロマンチックというよりかは楽しく会話をしながら夜景を楽しむという目的が多いのだと思います。 ホーチミンの観光情報誌や、ホーチミンのサービス系のウェブサイトで多く使われている『ビテクスコタワー』の写真は、この辺りから撮影されたものが多いです。夕方は夕焼けが綺麗に見え、日が暮れるとビテクスコタワーとその周辺のネオンが綺麗に見えます。 ビテクスコタワーがやや左に見えるものの、ホーチミン市1区のサイゴン川に近い高層ビルが全て見れるスポットです。 ビンホームズ ゴールデンリバー内にある遊歩道を含めた公園。ビンホームズ セントラルパークの建物群が正面に聳えているおり、整備された遊歩道から、ベトナムとは見紛うほどの光景が広がっているので、ビンホームズ ゴールデンリバーが出来た当初はSNSで「ここは、どこ?」と凄い話題になりました。 2022年に完成した旧2区と1区をダイレクトに結ぶ橋。昼間は、最近出来たので綺麗な橋だなと思うくらいですが、夜になると、右はビテクスコタワー、左はビンホームズセントラルパークのランドマーク81、どちらもが綺麗に見えるポイントとなっています。橋の上なのでゆっくり座ってとかは出来ないです。

2022.05

ハイバーチュン通りにある割烹「にし山」へ訪問

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ホーチミン市1区、5つ星ホテルが集まるグエンフエ通りから徒歩でも行ける場所にある割烹「にし山」へ訪問してきました。 割烹「西山」は、ホーチミン市中心部である1区のグエンフエ通りから近い、ハイバーチュン通りにお店があります。そのハイバーチュン通りのヘムの中にあるのですが、住所だけを頭に入れていると見つけにくいかも知れません。 レックスホテルから近い場所にヘムがあるのですが、ヘムの入り口は青く『Pasteur Street Brewing(パスツールストリートブリューイング)』の看板を目印で覚えておくと間違いがないと思います。 ヘムに入ると、ワクワクさせるような明るいポップな感じのデコレーションがされています。 ここを抜けると直ぐ右側に急に日本っぽい店構えのお店が割烹「西山」です。 訪問時にはカウンターに人が居たので店内写真は撮ってませんが、入り口に石の置物がありました。 住所:144/1 Pasteur, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh お店は予約制なので、予約時に200万ドン、250万ドン、350万ドンの3つのコース料金から選択します。 注文したのは200万ドンのコースでした。 日本だとコース料金が分かれていないところもあるので、ある意味良心的だと思います。 この日は仕事終わりで訪れたのでバイク。 そのため、アルコールは飲めず、炭酸水を注文しました。 値段は7万ドンくらいだったと記憶していますが、大瓶に入っていたので最後まで、この1本で足りました。 写真右奥に写っているのは、水で戻すタイプの紙のおしぼりです。 これはオシャレなのでバーとかだと良いのですが、割烹とかだとタオル生地とかのおしぼりの方が嬉しいと感じました。 一緒に訪問した友人が予約した19時から15分遅れてやって来ましたが、それを待ってからスタートです。 日本で割烹だと、スタート時間が決まっていることが多いですが、外国だからか気楽で良いです。 先付けから始まり、刺身、揚げ物、焼き物、椀ものとテンポ良く出てきます。 蓋を開けると ウニいくら、とろと豪華。 茶碗蒸しで一区切り。 そこそこ量があるので、少食の人だと、ここでお腹いっぱいになるかも知れません。 一貫ずつ丁寧に握ってくれる寿司は、刺身で食べたネタもありますが、別物と感じられるくらいに美味。寿司だけを食べてみたくなるほどでした。 サービスで大トロも出て来ましたが、これは写真を撮り忘れました。 寿司が終わると最後に出て来たのは、雪見だいふく(Mochi Sweets)でした。 VATとサービス料が共に10%だったと記憶しており、合計で250万ドン弱だったと思います。 お酒とかを飲むと300万ドンとかになると思うので、たまの贅沢とかで訪れるのは良いなと感じました。

2022.05

ベトナム初心者必見!おすすめのベトナム語勉強法

ベトナム生活情報

ベトナム社会主義共和国の公用語であるベトナム語は、ベトナムの首都であるハノイなどの北部、ダナンなどの中部、ベトナム最大の商業都市ホーチミンなどの南部の3つの方言に分けられています。発音やイントネーションだけでなく使われている単語も異なっています。ハノイなどの北部方言は標準語とされていますが、ハノイ出身のベトナム人がホーチミンの市場で買い物が出来なかったという話も聞くほど、同じベトナム人であっても通じないことがあるほどです。 ベトナム語は中国語(漢字)を語源とした言葉が多いことから、中には日本語に近い発音をするような言葉があります。 ベトナムへ旅行で訪れたり、ベトナムに住んでいたりすると、ベトナム人とのコミュニケーションを図ろうとしても、発音の難易度が高いベトナム語を扱うのはとても大変です。そんな時に役立つのがベトナム語教材や翻訳アプリです。 これらを使いこなすことでベトナムでの生活がもっと楽しくなります。 20~30代の働く女性に向けに発売されている旅行ガイドブックである『ことりっぷ』から旅先で使えるベトナム語会話集が発売されています。『ことりっぷ』が女性向けの旅行ガイドブックというだけあって、会話集も女性向けに作られているので、男性が使わないような会話とかも書かれていますが、わかりやすいので応用が効きます。 アマゾンとかだと古本になりますが1円とかで売られているので、とっても買いやすいです。 旅の指さし会話帳シリーズは、海外旅行好きな人にとっては有名な本の一冊だと思います。 旅行ガイドブックなどに書かれている旅先での会話集は、発音が難しいベトナム語を文字で書いている通りに話しても通じないことがしばしばあります。 しかし、旅の指さし会話帳シリーズは、日本語だけでなくベトナム語が記載されているので、ページに書かれている言葉を指差しながら、会話をすることが出来ます。 食べ物などは絵が書かれていてわかりやすく、ベトナム語初級レベルの人たちがベトナム語教材として利用している光景を見られるほどです。 本だけでなく、Kindle版が出ているので、スマホやタブレット用に入れておくのもオススメです。 Google翻訳は、言わずと知れた無料翻訳アプリです。インターネットさえ繋がれば、どこででも使えます。 ベトナムに旅行で訪れたのであれば、Google翻訳を使うためだけにベトナム現地のSIMカードを買っても良いほどです。 ベトナムに住んでいると、お店だけでなく役所や警察(公安)の人たちが外国人でベトナム語が通じないとわかると、Google翻訳を使ってコミュニケーションを図ろうとしてくれる場面に多く出くわすくらいメジャーなアプリとなっています。 今ではアプリも進化していてメニューや看板などベトナム語の文字をカメラで撮影するだけでアプリが文字を認識し翻訳してくれる機能があります。 インターネットさえ繋がればと言いましたが、事前に日本語やベトナム語のファイルをスマートフォンにダウンロードしておくと、オフライン環境でも利用することが出来ます。 友人などから送られてきたメールやメッセージは、ベトナム人同士なら通じるような略語を使っていることが多く、Google翻訳で日本語にすると、多くの頻度で誤訳になります。 (参考)ベトナムの友人から送られてきたメッセージ(一部) 〜 mày biết mày mà sống chó tao đập chết mẹ mày đó nha. 前後の文章は別れを惜しむようなメッセージだったので、Google翻訳に入れたときはゾッとしました。 知らない間に傷つけるようなことをしたのかなと色々と考えてもしまいました。 これをGoogle翻訳に入れると、「あなたが生きていれば、お母さんを死ぬまで殴り殺します」と出て来たからです。 せめて、私なら理解出来るのに思いつつ、日本語堪能なベトナム人に見せたところ、『言葉が悪いですけど…』と前置きした上で、「あなたが人生を踏み外せば、私は殴ります」という意味が近いですと教えてくれました。 ベトナムに住んでいるとベトナム語を話して多くのベトナム人の友人や知人とコミュニケーションが取りたいと思う場面に遭遇します。英語や日本語でのコミュニケーションだと上手く伝わらなかったり、好きな人に思いを告げれなかったりと。 ベトナムには外国人向けのベトナム語学校が多くあります。値段やコースが様々となっているので比較的安価に学べる大学が運営しているベトナム語学校を紹介します。 1951年に設立されたハノイ市にある教員養成を目的とした国立大学ですがベトナム語を勉強したい外国人向けにベトナム語学習プログラムが用意されています。 学校形式の授業だけでなくグループレッスンや個人レッスンなども行っています。 ホーチミン市にある国立大学です。ベトナム語を学習したい外国人向けにベトナム語クラスがあり、学校形式の授業で学ぶことが出来ます。 大学が運営するベトナム語学校以外は、値段はピンキリとなっています。多くの学校では英語で授業が行われますが、中には授業料が高くなってしまいますが、日本語で授業を行う学校もあります。

2022.04

ベトナムの教育体系

ベトナム生活情報

ベトナム現地でのベトナム人採用はもちろんながら、日本側のお客様からもベトナム出身者を雇用することや採用を検討する機会が増えているようで、ベトナムの教育体系や大学について聞かれることが増えています。 ここでは、ベトナムの教育体系について紹介していきます。 ベトナムの学校は、日本とは違い、9月に入学して、翌5月に卒業します。義務教育は、初等教育(6歳から11歳の5年間)と前期中等教育(11歳から15歳までの4年間)の9年間です。 ベトナム国内における履歴書などでは、義務教育まで修了していると『9/12』と表記されることがあります。”9”は義務教育期間の9年間を意味し、”12”は義務教育期間9年間に、日本の高校にあたる後期中等教育期間3年間を足した合計12年間を意味します。よって、後期中等教育まで修了していると『12/12』になります。 初等教育が行われる前の3歳から5歳までの幼児を対象に、幼稚園や保育園で行われます。 日本の小学校に相当する初等教育は6歳で入学し5年間です。 初等教育は初等学校にて行われます。 中等教育は前期4年間、後期3年間に分かれており、前期中等教育は日本の中学校に相当し、後期中等教育は日本の高校に相当します。 前期中等教育は、下級中等学校で行われ、下級中等学校を修了した者には前期中等教育修了証が授与されます。 後期中等教育は、上級中等学校で行われ、上級中等学校を修了した者には後期中等教育修了証が授与される ベトナムには中等教育レベルの職業教育や訓練機関があります。 これらの中等教育レベルの職業教育や訓練機関には、初等教育修了者を対象とする1から3年の職業訓練学校や、前期中等教育修了者を対象とする3から4年の中等技術職業学校などがあります。 前者の職業訓練学校の修了者には職業教育/訓練修了証授与され、後者の中等技術職業学校の修了者には中等技術教育修了証が授与されます。 尚、中等技術教育修了証を取得している者には、後述する高等教育への進学が許されています。 高等教育は、大学や短大、カレッジなどになり、日本でいう専門学校も高等教育機関に含まれます。 入学資格は、後期中等教育修了証を取得している者か、中等技術教育修了証を取得している者に限られています。 分野によって異なりますが、大学では4年から6年の学士課程、2年の修士課程、2年から3年の博士課程が設置されており、それぞれ、修了者には学士・修士・博士の学位が授与されます。また短大やカレッジでは、2年から3年の準学士課程が設置されており、準学士の学位が授与されます。 カレッジや専門学校で、準学士課程が設置されていない分野では、職業教育分野における2年から3年のディプロマ課程が設置されており、修了者にはカレッジ職業訓練修了ディプロマが授与されます。 ベトナムは社会人になってから、大学に通い新たに学位を取得する人や、仕事で足りない能力(外国語力など)を補うために学校に通うような向学心が高い人が多いです。

2022.04

ドンナイ省のチュアチャン山

ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

ベトナムでは数少ない3連休の中日である4月10日 フンブンの日(リンク:ベトナムの祝日カレンダー)に、彼女と一緒にバイクツーリングを兼ねてドンナイ省のチュアチャン山へ行ってきました。 チュアチャン山は、ドンナイ省スアンロクにある標高837mの山で、登山が趣味のような人には名の知れた山です。但し、登山が趣味ではないと、あまり知られていない山でもあります。 私自身、登山が趣味ではないものの、過去にボーイスカウトをやっていたことがあり、それをふと飲み会で話したことがきっかけで、「ボーイスカウト=山やキャンプ」というイメージがあるようで、何度かお誘いを受けたことがあります。履き物は革靴とクロックスしかないので、そのためにトレッキングシューズを買うのも嫌だなと思い、断ったことがあります。 ちなみにタイニン省のバーデン山は、クロックスで山頂まで登ったことがありますが、これはここだけの話です。 ホーチミン市からチュアチャン山までの道は意外にも簡単でQL1A(国道1号線)をハノイ方面へと進み、左手に大きな山が見えたら、それがチュアチャン山です。 文章にすると2行足らずですが、バイクだとスピードにもよりますが、3時間くらいかかります。 家を出てドンナイ省を気持ち良く走ってた時に、彼女から「湖より山が良い」と言われ、途中で目的地を変更したので、実際は5時間弱かかりました。 彼女から「チュアチャン山に行きたい」と言われた時、互いに軽装だったことから、山を見て終わるというオチを想定していたものの、山の麓についた時に彼女から「(ケーブルカーが)あるはずなんだけど」とケーブルカーの写真を見せられました。 しかし、QL1A(国道1号線)から見える山には、ケーブルカーらしいものはありません。 Google Mapsで地図を確認しても、そこに見える大きな山はチュアチャン 山で間違いありません。また観光地化されているようなところなら看板があるのが普通なのに、それすらもありません。 その時、たまたま通りかかった地元の方と思しきおじさんが話しかけてくれて、QL1A(国道1号線)から見ると逆側にケーブルカーがあることを教えてもらいました。 教えてもらった道をひたすら進んでようやくたどり着きました。 ケーブルカーの山頂駅には庭園とお寺がありました。 案内板には滑り台やスカイダイビングなど自然の景観を生かしたアトラクションの写真が掲示されていたので、それらを目指すことになったのですが、最初のお寺にたどり着くまでが修羅の道。アップダウンが激しく、階段が急でアトラクションのある場所へ行く半分にも満たないところで彼女がギブアップ。 結局は、ケーブルカーの山頂駅に戻り、山頂駅周辺の庭園散策を行って下山しました。 ケーブルカーからカシューナッツの木を多く見たのですが、山頂にも多くのカシューナッツの木があり、実がなっていました。 ちなみにカシューナッツは、実の部分も食べることができて、カシューアップルと呼ばれています。

2022.04

ホーチミン近郊のおすすめ観光スポット

ベトナム生活情報、ベトナム観光情報

今回のバオロク旅行の一番の目的は先週のブログでも記載した雲海(詳細はこちら)でした。 そのため、目的以外の情報は調べずに訪れたのですが、調べるとたくさん出て来ました。その中でも訪れて良かったと思った場所について紹介します。 バオロク中心部からだと、QL20をホーチミン方面へと戻ったWind Hillと呼ばれる丘の上に素敵なカフェがありました。 QL20からDoi Gio通りというヘムのような細い道に入ります。 この写真のような車が一台通れるくらいの広さの未舗装を進むと、広い空き地に出ます。 その空き地が駐車場になっていて、見上げると、カフェがあります。 従業員専用の心許ない昇降機がありますが、お客さんは細い階段を登って丘の上に登ります。 バオロクの街が一望出来る場所で、晴れていたら夕焼けが綺麗に見えるようです。 Hẻm 963 Trần Phú, P. Blao, Bảo Lộc, Lâm Đồng, Vietnam 夕焼けを見てお腹が空いて来たところで、バオロクの街に戻ります。 ホーチミン市だと汁なしフーティウのお店はありますが、汁なしフォーのお店はなかなか見つけられません。 バオロクでは、それが名物なのか、専門店がありました。 お店はバオロクの中心部に位置しているので、とてもわかりやすいのですが、交通量が少ないにも関わらず、一方通行の道があって宿泊していたホテルからは、かなり回ることになりました。(帰りは一瞬でしたが) 写真を見てもわかるようにスープが入っていません。 器の底にタレがあるので天地返しをして食べるのがオーソドックスなようで、どこのテーブルを見ても、食事を提供されたら皆が天地返しをしてました。 125 Nguyễn Công Trứ, Phường 2, Bảo Lộc, Lâm Đồng, Vietnam 7年前に訪れた時は、バオロクの中心部の外れ(QL20通り沿い)にある池の周りは公園として整備されており、屋台が多く出店し、人々で賑わっていました。 7年ぶりに訪れた今回は、池の周りにカフェやレストランが出来ており、屋台が少なくなっていたものの、多くの人が集まるのは変わっていませんでした。 地図で見ても、実際に訪れても二つの池があるように思うのですが、どちらも同じ名前「Hồ Đồng Nai」でした。 先述したように池の周りにはカフェやレストランが多く集まっていました。 その中でも訪れたのは、まるでバーのような雰囲気の照明を落としたカフェで、池を臨むテラス席は風が気持ちよく心地良かったです。 Mặt sau, 29 Lý Tự Trọng, Phường 1, Bảo Lộc, Lâm Đồng, Vietnam カフェから徒歩30秒のところにフレンドリーなバーがあります。 店員さんは、ほとんどが英語が話せるようで、終始英語で話しかけられました。 営業時間は、深夜1時までのお店ですが、「翌朝、雲海を見に行くので11時に帰る」と言ったところ、店員さん「お客さんが帰るまで営業しているので、朝まで飲んでも大丈夫」と言ってました。 カクテルもしっかりしていて美味しかったのと、たまたま訪れた日のカウンターにいた人たちが皆ホーチミンで働いている人ばかりで、しかも英語が話せて素敵な出会いがありました。 19 Lý Tự Trọng, mặt sau, Bảo Lộc, ...